JP4388946B2 - 水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムと、イソプレン・イソブチレンゴム又はエチレン・プロピレン・ジエンゴムから選ばれる1種類または2種類の混合物よりなる架橋可能なゴム組成物およびその組成物を架橋して得られる架橋ゴム製品。 - Google Patents
水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムと、イソプレン・イソブチレンゴム又はエチレン・プロピレン・ジエンゴムから選ばれる1種類または2種類の混合物よりなる架橋可能なゴム組成物およびその組成物を架橋して得られる架橋ゴム製品。 Download PDFInfo
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ることである。
日本ゴム協会誌、第70巻(1997)、ページ666、ページ681 日本ゴム協会誌、第75巻(2002)ページ207や第79巻(2006)、ページ33 ゴム工業便覧(第4版)302頁(平成6年1月20日 社団法人日本ゴム協会発行) 日本ゴム協会編「ゴム工業便覧(第四版)」ページ69
載する場合もある)又はエチレン・プロピレン・ジエンゴム(以下EPDMと記載する場合もある)から選ばれる1種類または2種類の混合物のハロゲン化合物を使用しないアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂による新規な架橋可能な組成物と架橋方法を提供することである。
ンゴムから選ばれる1種類または2種類の混合物が、ハロゲンを含有しないアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂とデカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドによって良好に架橋できることは、全く予期されないことである。
水素化ニトリルゴム60重量部と、ブチルゴム28重量部と、EPDM12重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂16重量部と、2重量部のデカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド(以下DCSHと略称する場合もある)を添加し、1次架橋を伝熱プレスで200℃で10分、2次架橋を真空オープンで180℃で3時間実施した。
(1)日本ゼオン株式会社製の水素化ニトリルゴムであるゼットポール2020を使用した。
(2)日本ブチル株式会社製のブチルゴムであるブチル268を使用した。
(3)JSR株式会社製のエチレン・プロピレン・ジエンゴムであるEP33を使用した。
(4)、(5)旭カーボン株式会社製のカーボンブラックである旭#60および旭#50を使用した。
(6)バーゲスピグメント社製の焼成クレーであるアイスバーグを使用した。
(7)浅田製粉株式会社製のタルクであるJET−Sを使用した。
(8)正同化学工業株式会社製の亜鉛華を使用した。
(9)信越化学工業株式会社製のKBM−803を使用した。
(10)田岡化学工業株式会社製のアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂であるタッキロール201を使用した。
(11)株式会社ADEKA製のデカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジドであるアデカスタブCDA−6を使用した。
(12)、(16) (実施例の硬度)−(比較例の硬度)を示す。
(13)、(17) (実施例のモジュラス)−(比較例のモジュラス)を示す。
(14)、(18) (実施例の引張強さ)−(比較例の引張強さ)を示す。
(15)、(19) (実施例の伸び%)−(比較例の伸び%)を示す。
水素化ニトリルゴム25重量部と、ブチルゴム53重量部と、EPDM22重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂16重量部と、2重量部のDCSHを添加し、実施例1と同じ条件で架橋した。
水素化ニトリルゴム30重量部と、ブチルゴム70重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂20部と、0.5重量部のDCSHを添加し、実施例1と同じ条件で架橋した。
水素化ニトリルゴム70重量部と、ブチルゴム30重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂14部と、3重量部のDCSHを添加し、200℃で10分架橋した物性を実施例4として表4に示す。比較のため、DCSHを添加しない組成で架橋して得られた架橋ゴムの物性を表4の比較例4に示す。
デカメチレンジカルボン酸ジサロチロイルヒドラジドは、水素化ニトリルゴムとブチルゴム又はEPDMの1種類または2種類のゴムの混合物のアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂架橋の架橋促進剤として、優れた効果を示す。
Claims (8)
- 水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムの5重量部〜95重量部と、イソプレン・イソブチレンゴム又はエチレン・プロピレン・ジエンゴムから選ばれる1種類または2種類のゴム95重量部〜5重量部のゴムの計100重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂5重量部〜25重量部と、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド0.3重量部〜10重量部が含有されてなることを特徴とする架橋可能なゴム組成物。
- 水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムの5重量部〜95重量部と、イソプレン・イソブチレンゴムの95重量部〜5重量部と、エチレン・プロピレンゴムの0重量部〜30重量部の計100重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂5重量部〜25重量部と、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド0.3重量部〜10重量部が含有されてなることを特徴とする架橋可能なゴム組成物。
- 水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムの5重量部〜95重量部と、イソプレン・イソブチレンゴム又はエチレン・プロピレン・ジエンゴムから選ばれる1種類または2種類のゴム95重量部〜5重量部のゴムの計100重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂5重量部〜25重量部と、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド0.3重量部〜10重量部を添加することを特徴とするゴム組成物を架橋する方法。
- 水素化アクリロニトリル・ブタジエンゴムの5重量部〜95重量部と、イソプレン・イソブチレンゴムの95重量部〜5重量部と、エチレン・プロピレンゴムの0重量部〜30重量部の計100重量部に、アルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂5重量部〜25重量部と、デカメチレンジカルボン酸ジサリチロイルヒドラジド0.3重量部〜10重量部を添加することを特徴とするゴム組成物を架橋する方法。
- 請求項3〜請求項4のいずれか1項の架橋方法によって得られる架橋ゴム製品。
- 請求項3〜請求項4のいずれか1項の架橋方法によって得られるアルミ電解コンデンサに使用する封口ゴム製品。
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