JP4388325B2 - 錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、錠装置に関するものである。
室内側から施解錠操作部を操作して施錠部を錠受け部に係脱させることにより施解錠させるタイプの錠装置は、解錠キー等を使用することなく室内側から簡単に施解錠操作を行うことができるために、使い勝手が良好であるという利点がある。
一方、室内側の施解錠操作が完全に自由なこの種施錠装置を、扉あるいはその周辺部材がガラス等の比較的破壊の容易な材質で形成されている部位に装着する場合には、扉等の一部を破壊して開口を形成した後、この開口から手、あるいは工具を挿入して施解錠操作部を直接操作し、施錠状態を解除することが可能となり、防犯性能が低下するという問題がある。
そして、かかる問題を解決するために、例えば、特許文献1に記載されたものが提案されている。
この従来例はクレセント錠であり、施錠部となるクレセント片が一端に形成されたレバーと、レバーを拘束して該レバーを操作不能にするストッパと、ストッパをレバー拘束位置に保持するための押釦式錠機構とを有する。押釦式錠機構の施錠状態においてストッパへの操作が不能となるために、レバーへの操作が不可能となり、ガラス窓の一部が破壊されて室外からレバーを操作しようとしても、クレセント片を解錠位置に退避させることはできない。
特開2000-265723号公報
しかし、上述した従来例には以下の欠点がある。すなわち、上述した従来例において、高い防犯性能を発揮させるためには、施錠操作のたびにストッパの施錠位置への移動操作と、押釦式錠機構のセット作業が必要となる上に、窓を開放する際には、上記操作と逆の操作が必要となり、使い勝手が極めて悪い。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、使い勝手が良好で、かつ、高い防犯性能を発揮させることのできる錠装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
施解錠対象扉1を施錠する施錠部2を室内側から施解錠操作する施解錠操作部3を備える錠装置であって、
前記施解錠対象扉1またはその周辺部材4への破壊操作を検知するセンサ部5と、
センサ部5が破壊操作を検知した際に施解錠操作部3による施錠部2の解錠操作を不能にする操作制御部6とを有し、
前記センサ部5は、施錠状態において錠受け部7に圧接する錠受け部検知部材12と、錠受け部7近傍に圧接する破壊検知部材13とからなり、
これら錠受け部検知部材12と破壊検知部材13との相対位置が変動した際に操作制御部6が作動する錠装置を提供することにより達成される。
錠装置Aは、施解錠対象扉1と、その周辺部材4のいずれか一方に固定されて使用され、他方には錠装置Aの施錠部2が係脱する錠受け部7が固定される。ここで、施解錠対象扉1の「周辺部材4」とは、施解錠対象扉1の扉枠、あるいは引き違い戸における他の引き戸等のように、錠装置Aにより施解錠対象扉1を施錠した状態で該施解錠対象扉1に加えられた開放操作力に対する反力を発生させて施解錠対象扉1を拘束する部材をいう。
操作制御部6は、通常の使用状態においては、施解錠操作部3による施錠部2の操作を許容する状態に保持され、後述するセンサ部5が施解錠対象扉1等の破壊を検出した際には、施解錠操作部3による施錠部2の操作を禁止する。
施解錠操作部3による施錠部2の操作禁止には、種々の周知の機構を使用することが可能であり、図6(a)、(b)に示すように、操作制御部6により施解錠操作部3を拘束して施解錠操作部3を操作することができないようにしたり、あるいは、図6(c)、(d)に示すように、施解錠操作部3と図外の施錠部を備えた錠ユニット14との連結を断接するクラッチとして構成し、禁止状態では施解錠操作部3が空振り状態となるように構成することも可能である。
すなわち、図6(a)、(b)において、錠装置Aは施解錠対象扉1に固定され、施解錠操作部3に回転操作を加えることにより杆状の施錠部2を周辺部材4に進退させて施解錠操作が行われ、操作制御部6を施解錠操作部3の係合凹部3aに係合させることにより、施解錠操作部3をロックして解錠操作が禁止される。
また、図6(c)、(d)において、錠ユニット14は操作軸14aを回転させることにより施解錠操作され、操作軸14aとノブ状の施施解錠操作部3とは、施解錠操作部3に対して上下摺動自在で、かつ、回転方向に連結されるクラッチ部材15を介して連結される。付勢手段15aにより操作軸14aとの係合方向に付勢されるクラッチ部材15は、操作軸14aとの係合状態で回転方向に連結されて施施解錠操作部3への回転操作力を施錠部2に伝達でき、図6(b)に示すように、操作制御部6が動作すると、上方に引き上げられて操作軸14aとの係合が解除される。
センサ部5は、施錠対象扉、あるいはその周辺部材4に対する破壊操作を検知できれば、機械式、光学式、電気式のいずれも使用することができ、盗難時の施錠対象扉等の破壊モードを考慮して適宜決定される。センサ部5に光学式、あるいは電気式のものを使用する場合には、操作制御部6は適宜のアクチュエータにより駆動され、例えば、図6(a)、(b)においては、先端に操作制御部6を固定した電磁ソレノイド16がアクチュエータとして利用される。
センサ部5は、望ましくは、通常の使用において動作することなく、破壊等が行われた際にのみ動作するように構成され、例えば、図6(c)、(d)においてセンサ部5は所定面積を有する板材であり、通常時には付勢手段15aにより施解錠対象扉1等の表面に押し付けられている。施解錠対象扉1が室外側からドリル17等で孔を明けられた際には、ドリル17先端でセンサ部5が傾き、ケース8に外嵌されるリング状の操作制御部6が上方に引き上げられ、該操作制御部6にピン18で連結されるクラッチ部材15が引き上げられる。
また、センサ部5は、図6(c)、(d)に示すように、施解錠操作部3等を保持するケース8に一体的に装着してもよく、さらには、図6(a)、(b)に示すように、ケース8に対して別体で構成することもできる。
したがってこの発明において、使用者は通常の使用状態においては、操作制御部6の存在を意識することなく、施解錠操作部3を操作して施解錠操作を行うことができる。この状態から、例えば、窓ガラス等の一部が割られ、センサ部5がこれを検知すると、操作制御部6が動作して施解錠操作部3を操作して施錠部2を解錠することができなくなるため、防犯性能も向上する。
操作制御部6は、一旦、施解錠操作部3による施錠部2への直接操作が困難になると、自動的に初期状態(施錠部2への操作可能な状態)に復帰することなく、特別の操作なしには、その状態を維持することができれば足りるが、図6に示すように、ケース8内に収容される等して室内側の通常操作によって操作不能にすることによって、侵入者による初期状態への復帰操作が完全に不可能になるために、より防犯性能が向上する。
初期状態への復帰機構を設けておくことは、錠装置Aの再利用にとって有効であるが、この場合、ケース8内への小孔からの操作が必要である等、復帰機構の操作性を悪くすることにより、防犯性能の低下を防止できる。
例えば、図6(c)、(d)においては、操作制御部6は、圧縮スプリング19により外方に付勢されてケース8内に保持されるクリックボール20が操作制御部6の嵌合凹部6aに嵌合することにより操作軸14aとの連結解除状態が維持され、復帰機構を構成する操作制御部6の水平貫通孔6bから楊枝等を入れてクリックボール20を押し込みながら操作制御部6を下方に移動させることにより初期状態に復帰できる。
上述したように、センサ部5による検出には、検知対象の変形、破壊等による変位を利用することができるが、施錠状態において錠受け部7に圧接する錠受け部検知部材12と、錠受け部7近傍に圧接する破壊検知部材13とから構成し、錠受け部検知部材12と破壊検知部材13との相対位置変化を検出するようにすると、簡単な構成で施錠状態にあることが操作制御部6の動作条件とすることができる。
さらに、以上においては、施錠部2を備えた錠装置Aとして構成する場合を示したが、図6(c)、(d)に示すように、錠ユニット14を操作するための錠操作装置Bとして構成することも可能であり、この場合、錠操作装置Bと錠ユニット14で錠装置Aが構成される。
本発明によれば、通常の使用状態においては、施解錠操作部3のみの操作によって施解錠操作を行うことができ、破壊状態が発生した場合にのみ操作制御部6が動作するために、使い勝手が良好で、かつ、高い防犯性能を発揮させることができる。
図1ないし4にクレセント錠として構成された本発明の実施の形態を示す。クレセント錠(錠装置A)は、矩形の扉枠内にガラス21を固定した引き違い戸に使用され、一方の引き戸(施解錠対象扉1)の扉枠には、ガラス21面に沿って中央部に延びるフック部7aを備えた錠受け部7が扉枠の室内側に面する面に固定される。
クレセント錠Aは、他方の引き戸の扉枠(周辺部材4)の奥行き方向壁面に固定され、ケース8に回転自在に連結される操作レバー9を有する。操作レバー9は、杆状の施解錠操作部3の一端からケース8に対する回転軸部9aを突設させて形成され、回転軸部9aの基端には、該回転軸部9aを囲む円弧形状の係止壁2aを備えた施錠部2とから構成される。この操作レバー9の回転軸部9aは、ガラス21面に対して平行面内に配置される。
また、図1(c)に示すように、操作レバー9は、該操作レバー9の下端に固定されるストッパ片22により抜け止めされるとともに、ストッパ片22とケース8に両端が固定される引張スプリング23により図示の状態が保持される。ストッパ片22には、後述するロックスライダ24による被ブロック辺22aが形成される。
したがってこの実施の形態において、引き違い戸を閉塞状態とした後、図1に示す解錠位置から引張スプリング23の付勢力に抗して操作レバー9を図1(a)において反時計回りに180°回転操作すると、図3(a)に示すように、係止壁2aが錠受け部7のフック部7aに係止し、双方のガラス21面に対して平行方向への相対移動が規制される(施錠状態)。
上記ケース8の上面にはセンサ部5を構成する破壊検知部材13と錠受け部検知部材12とが操作レバー9の回転軸周りに回転可能に装着される。破壊検知部材13は、ケース8の上面に積層状に配置され、図2(d)に示すように、一側縁部に切り欠き部13aを備える。ケース8の上面には、破壊検知部材13と錠受け部検知部材12の貫通穴12b、13bが外嵌される軸形成突部8aが突設される。また、破壊検知部材13には後述する検知部材駆動用トーションスプリング(付勢手段10)の折り曲げ端10aを差し込むためのスプリング装着孔13cと、駆動ボール保持孔13dが設けられる。駆動ボール保持孔13dはケース8上面に形成される操作レバー9の回転中心を中心とする円弧状のボール収容溝8bと同一円周(半径R)上に形成される。
錠受け部検知部材12の裏面には、上記破壊検知部材13の表面に形成される厚肉部13eを収容する凹部12cが設けられ、厚肉部辺縁13fと凹部辺縁12dが当接することにより、破壊検知部材13は、錠受け部検知部材12に対して施錠方向にのみ相対回転が可能なように規制される。また、錠受け部検知部材12には、上記破壊検知部材13から突設されるストッパ突起13gとの干渉を防止するためのストローク規制切欠部12eが設けられ、切欠部端縁12fが破壊検知部材13との相対回転ストロークを規制するストッパとして利用される。
さらに、錠受け部検知部材12の中央部には上記検知部材駆動用トーションスプリング10の折り曲げ端10aが挿通する回転中心と同心の円弧状開口12gが設けられ、錠受け部検知部材12の裏面、すなわち、破壊検知部材13との摺接面には、図2(b)に示すように、中央部に行くに従って漸次深さが浅くなる平面視卵形状のボール収容部12hが凹設される。このボール収容部12hは、ケース8側のボール収容溝8b及び破壊検知部材13の駆動ボール保持孔13dと同一円周上に形成される。
上記操作レバー9、錠受け部検知部材12及び破壊検知部材13の取付関係を図2(a)に示す。まず、操作レバー9は、回転軸部9aの基端部から下方に突設されるストローク規制ストッパ9bを有しており、このストローク規制ストッパ9bをケース8上面に形成される可動域規制凹部8c内に挿入することによって施解錠位置間の回転範囲(180°)が規制される。また、操作レバー9の回転軸部9a周りに、上記ストローク規制ストッパ9bの施錠位置における当接面に一方の脚部10bを係止させて検知部材駆動用トーションスプリング10が巻装される。上述したように、この検知部材駆動用トーションスプリング10の一方の脚部はケース8側に折り曲げられ、その折り曲げ端10aが錠受け部検知部材12の円弧状開口12gを貫通して破壊検知部材13のスプリング装着孔13cに差し込まれる。この状態において、破壊検知部材13、錠受け部検知部材12には施錠方向、すなわち、ガラス21面側に向かう初期トルクが与えられ、ストッパ突起13gが操作レバー9に圧接して初期位置に保持される。
さらに、図2に示す解錠状態において、破壊検知部材13の駆動ボール保持孔13dと錠受け部検知部材12のボール収容部12hの最深部12jが正対しており、これら双方の境界を閉塞するようにして球体からなる駆動ボール25が収容されて、破壊検知部材13と錠受け部検知部材12の相対回転が禁止される。
したがってこの実施の形態において、上述した解錠状態から、操作レバー9を施錠位置側に回転操作すると、操作レバー9のストローク規制ストッパ9bの移動に伴って検知部材駆動用トーションスプリング10は撓み角増加方向に捻られる。検知部材駆動用トーションスプリング10への撓み方向への負荷により、破壊検知部材13は施錠位置側に回転移動し、それに伴って駆動ボール25を介して連結されている錠受け部検知部材12も追随動する。
操作レバー9の施錠位置側への回転角度が所定角度に達すると、錠受け部検知部材12は錠受け部7に衝接して回転移動が規制されるとともに、これに前後して破壊検知部材13もガラス21面に衝接する。この状態において、破壊検知部材13の駆動ボール保持孔13dと錠受け部検知部材12のボール収容部12hの最深部12jは、ケース8上面のボール収容溝8bの傾斜状開始端8dに合致し、以後、操作レバー9への回転操作によって、錠受け部検知部材12と破壊検知部材13が回転動作することはなく、検知部材駆動用トーションスプリング10のみが撓み角増加方向に撓み、操作レバー9を施錠位置まで回転した状態において、撓み角が最大となる(図4参照)。
また、図1(c)に示すように、ケース8内には、ロックレバー26とロックスライダ24とから構成される操作制御部6が配置される。ロックスライダ24は、ケース8外部からの操作が困難なように、ケース8内に収容され、図1(c)に示す操作レバー9下端のストッパ片22の回転領域から完全に退避する拘束解除位置と、図5(c)に示すように、ストッパ片22の被ブロック辺22aに正対し、操作レバー9への回転操作をブロックする拘束位置との間を並進移動可能に装着される。このロックスライダ24は、圧縮スプリング27により拘束位置側に付勢され、被係止突起24aがロックレバー26に係止されることにより拘束解除位置に保持される。
ロックレバー26は、ケース8裏面に突設されるレバー回転軸8e周りに回転自在であり、トーションスプリング28により上記ロックスライダ24との係止回転位置側に付勢される。図2(c)に示すように、ケース8には、ロックレバー26が軸支されるレバー回転軸8eを中心とし、ボール収容溝8bに交差する円弧状開口8fが開設され、ロックレバー26の上面に突設される作動突起26aが挿通される(図1(c)参照)。
次に、操作制御部6の動作について説明する。上述したように、操作レバー9が施錠位置に達した状態において、駆動ボール25はケース8上面の傾斜状開始端8dに位置し(図4(b)参照)、さらに、破壊検知部材13は検知部材駆動用トーションスプリング10の復元力によりガラス21面に圧接している(図4(a)参照。この状態から、ガラス21面が破壊されると、図5に示すように、支えを失った破壊検知部材13は、検知部材駆動用トーションスプリング10の復元力により錠受け部検知部材12に対して相対回転する。破壊検知部材13の回転とともに、駆動ボール保持孔13dに拘束されている駆動ボール25は、錠受け部検知部材12のボール収容部12hの最深部12jから脱出し、ボール収容部12hの底壁に押さえられるようにしてケース8側に移動する。
一方、破壊検知部材13の回転により、駆動ボール保持孔13dはケース8側のボール保持溝8bの傾斜状開始端8dを離脱し、一般部に達する。傾斜状開始端8d及びボール収容部12hの最深部12jからの傾斜角、さらに、ボール保持溝8bの一般部の深さは、駆動ボール25の破壊検知部材13に追随した移動に伴って、漸次破壊検知部材13と錠受け部検知部材12との境界面から退避し、破壊検知部材13の相対回転が保証されるように設定される。
以上のようにして破壊検知部材13に追随してボール保持溝8b上を移動する駆動ボール25は、やがてボール保持溝8bに交差する円弧状開口8fから突出するロックレバー26の作動突起26aに衝接し、該作動突起に押圧力を負荷する。
図5(c)に示すように、作動突起26aへの負荷によりロックレバー26はトーションスプリング28の付勢力に抗して回転中心周りに回転する。この回転方向は、ロックスライダ24との係止解除方向に一致しており、係止解除されたロックスライダ24は圧縮スプリング27の復元力により拘束位置に移動し、以後、操作レバー9を回転操作することができない。
したがってこの実施の形態において、施錠状態から、ガラス21を割って外部から室内に手を入れ、操作レバー9を操作しようとしても、操作レバー9はロックされているために、解錠操作を行うことができない。これに対し、通常の施解錠操作、あるいは引き違い戸を開放した状態での施錠操作によっては、破壊検知部材13と錠受け部検知部材12とが相対移動することはないために、操作制御部6が作動することはない。
さらに、この実施の形態は、操作制御部6が作動した後の初期状態への復帰機構を備える。復帰機構は、ケース8側壁に開設された小孔29と、ロックスライダ24に形成した小孔29に正対する被押圧面30とから構成される。操作制御部6が作動し、ロックスライダ24が拘束位置に移動した状態で、破壊検知部材13と錠受け部検知部材12とを初期位置に復帰させると、ロックレバー26は係止位置側に移動し、次いで、小孔29から楊枝等を挿入して被押圧面30を押し込むと、ロックスライダ24は拘束解除位置側に移動する。ロックスライダ24の拘束解除位置側への移動に伴って、ロックレバー26は、フック部26b先端の傾斜面がロックスライダ24の被係止突起24aに押し付けられることから、一旦係止解除位置側に回転した後、トーションスプリング28の復元力により原位置(係止位置)に復帰し、被係止突起24aを係止してロックスライダ24を拘束解除位置に保持する。
本発明を示す図で、(a)は引き違い戸の奥行き面を正面から見たクレセント錠の取付状態を示す図、(b)は(a)の1B方向矢視図、(c)はクレセント錠の裏面図である。 解錠状態を示す図で、(a)は操作レバーを取り外して示す正面図、(b)は駆動ボール装着位置を回転軌跡方向に切断した断面図、(c)はケースの正面図、(d)は破壊検知部材の正面図、(e)は錠受け部検知部材の正面図である。 施錠状態を示す図で、(a)は図1(a)に対応する図、(b)は図1(c)に対応する図である。 施錠状態におけるセンサ部を示す図で、(a)は図2(a)に対応する図、(b)は図2(b)に対応する図である。 ガラスが割れたときのセンサ部の動作を示す図で、(a)は図4(a)に対応する図、(b)は図3(b)に対応する図、(c)は図4(b)に対応する図である。 本発明の原理を説明図である。
符号の説明
1 施解錠対象扉
2 施錠部
3 施解錠操作部
4 周辺部材
5 センサ部
6 操作制御部
7 錠受け部
8 ケース
9 操作レバー
10 付勢手段
11 検知部
12 錠受け部検知部材
13 破壊検知部材
14 錠ユニット
A 錠装置
B 錠操作装置

Claims (3)

  1. 施解錠対象扉を施錠する施錠部を室内側から施解錠操作する施解錠操作部を備える錠装置であって、
    前記施解錠対象扉またはその周辺部材への破壊操作を検知するセンサ部と、
    センサ部が破壊操作を検知した際に施解錠操作部による施錠部の解錠操作を不能にする操作制御部とを有し、
    前記センサ部は、施錠状態において錠受け部に圧接する錠受け部検知部材と、錠受け部近傍に圧接する破壊検知部材とからなり、
    これら錠受け部検知部材と破壊検知部材との相対位置が変動した際に操作制御部が作動する錠装置。
  2. 施解錠対象扉とその周辺部材の一方に固定され、他方の錠受け部に施錠部を係脱させて施解錠対象扉を施解錠する錠装置であって、
    前記施錠部と施解錠操作部とを一体に備えてケースに回転操作可能に軸支される操作レバーと、
    操作レバーの拘束位置と拘束解除位置との間を移動可能な操作制御部と、
    ケースに装着され、付勢手段により検知部が施解錠対象扉、または周辺部材に圧接、支承されてセット位置に保持され、支承状態解除状態において前記操作制御部を拘束位置に移動させるセンサ部とを有し、
    前記センサ部は、施錠状態において錠受け部に圧接する錠受け部検知部材と、錠受け部近傍に圧接する破壊検知部材とからなり、
    これら錠受け部検知部材と破壊検知部材との相対位置が変動した際に操作制御部が作動する錠装置。
  3. 施解錠対象扉を施錠する錠ユニットを室内側から操作する錠操作装置であって、
    施解錠操作部と、
    前記施解錠対象扉またはその周辺部材への破壊操作を検知するセンサ部と、
    センサ部が破壊操作を検知した際に施解錠操作部による錠ユニットの解錠操作を不能にする操作制御部とを有し、
    前記センサ部は、施錠状態において錠受け部に圧接する錠受け部検知部材と、錠受け部近傍に圧接する破壊検知部材とからなり、
    これら錠受け部検知部材と破壊検知部材との相対位置が変動した際に操作制御部が作動する錠操作装置。
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