JP4387969B2 - インクジェット記録シートの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、銀塩写真用印画紙並の写像性を有し、インク吸収性に優れると共に、高い印字濃度及び耐水性が得られるインクジェット記録シートの製造方法に関するものである。
インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の作動原理により飛翔させ紙等の記録シートに付着させて、画像・文字等の記録を行うものである。該記録方式は、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大きい、現像及び定着が不要等の特徴があり、各種文字図形およびカラー画像等の印刷装置として、種々の用途において急速に普及している。さらに、多色インクジェット印刷によれば、銀塩カラー写真方式による印画と比較しても遜色のない印刷物を得ることが可能であり、また印刷に必要な設備装置も小型でかつ安価で済むことから、インクジェット記録方式は、フルカラー画像印刷分野にまで広く応用されるようになっている。これに伴い、従来のマット調から、高い表面光沢を備えたインクジェット記録シートが強く要望される様になってきている。
インクジェット記録媒体に表面光沢を付与する方法として、スーパーカレンダー、グロスカレンダー等のカレンダー装置を用い、圧力や温度をかけたロール間に通紙することで塗被層表面を平滑化する方法が一般的である。しかしながら、インクジェット記録媒体に表面光沢を付与する目的で、高線圧下でカレンダー処理を行うと、表面光沢は向上するが、塗被層中の空隙が減少し、インク吸収性の悪化を招くことになる。故に、カレンダー処理により、表面光沢とインク吸収性の相反する特性を同時に満たすことは、現状では困難である。
カレンダー処理によらない表面光沢付与の方法として、一般にキャストコート紙と呼ばれる印刷用強光沢塗工シートの製造方法(以下キャスト処理法と略す)が知られている。このキャスト処理法としては、湿潤状態にある塗工層を加熱された鏡面ロールに圧接する直接法、湿潤状態の塗工層を一旦乾燥した後、再湿潤により可塑化して鏡面ロールに圧接する再湿潤法、湿潤状態の塗工層を凝固状態にして鏡面仕上げ面に圧接する凝固法が知られており、キャスト処理法によるインクジェット記録シートの製造方法も既に提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
これら、キャスト処理法の中でも直接法は、湿潤塗工層が鏡面ロールに圧接された際、塗料中の水分が急激に沸騰して塗被層を破壊してしまうため、鏡面ロールの温度を高温にすることができず低速操業を余儀なくされる等の問題がある。また、再湿潤法も、一旦乾燥された塗工層を再湿潤するために可塑化の度合が他の方法に比べて低く、故に、再湿潤された塗工層が鏡面ロールに均一に密着することができず、塗工面の均質性に劣る等の問題があり、これらの問題を解決するために、鏡面ロール表面とのプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成させるインクジェットキャストコート紙の製造方法が提案されている(特許文献4参照)。
一方、凝固法は、再湿潤法のように塗工層を一旦乾燥、固化することなく、可塑性のある凝固状態で鏡面仕上げ面に圧接、乾燥させるため、塗工層が鏡面ロールに均一に密着することができる。また、鏡面ロールの温度を高温にしても塗工層が破壊されることもない。更に、嵩高く、ポーラスな塗工層を形成することが出来るため、キャスト処理法の中ではインクジェット記録シートの製造方法として適している。
凝固法を用いて、表面光沢に優れるインクジェット記録シートを得るために、各種提案がなされている。例えば、塗工層中の樹脂と、それを凝固しうる凝固剤の組み合わせ(例えば、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8参照)、また、凝固液中に光沢発現物質を含有させる(例えば、特許文献9参照)等を挙げることができる。
キャスト処理法により、表面光沢はそれなりに得られるものの、光沢性の美観要素を決定づけているのは、表面光沢だけではなく写像性といわれる指標である。写像性とは、光沢表面に物体が映った時、その像がどの程度鮮明に、また歪みなく映るかの指標である。同じ表面光沢を持つ面でも、歪みが無いほど高い光沢度が知覚され美感要素は高いと言え、表面光沢度の測定のみでは、視感と相関する評価ができない。従来の技術では満足のいく写像性が得られるとは言い難い。
近年、印字濃度がより高い光沢インクジェット記録シートが求められるようになっている。写像性が高く、かつ印字濃度の高いインクジェット記録シートを得るために、キャスト塗工液の顔料として、1次粒子径が小さく透明性の高いアルミナ粒子を用いることが知られているが、それでもまだ十分な印字濃度が得られているとは言い難い。インクジェット記録シートの印字濃度を高めるためには、一般的にカチオン性物質を塗工層中に導入することにより、塗層の表面近傍でインクジェットのインク定着させる方法が知られている。しかしながら、顔料としてアルミナを使用したキャスト塗工液において、カチオン性の物質はアルミナとの混和性が乏しく増粘や凝集を起こしてしまうため、均一な光沢面を得るのが困難である。
特公平6−94229号公報 特許第2750534号公報 特公平8−1038号公報 特開平8−300804号公報 特開平9−59897号公報 特開2002−266282号公報 特開2002−283697号公報 特開2002−293004号公報 特開2002−166645号公報
本発明の課題は、非常に高い印字濃度や耐水性を有し、インクの吸収性に優れ、かつ、銀塩写真用印画紙並の写像性が得られるインクジェット記録シートの製造方法を提供することにある。
透気性の支持体上に、少なくとも一層からなるインク吸収層を設け、インク吸収層の上に酸化アルミニウムまたはアルミナ水和物を含有する光沢発現層を設けた後、光沢発現層を凝固液を用いて凝固処理し、湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ロールに圧接、乾燥して仕上げるインクジェット記録シートの製造方法において、光沢発現層を設けた後に、光沢発現層を凝固液によって凝固処理し、ゲル化した光沢発現層上にさらにニップ水を付与して鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成し、かつ、光沢発現層を設けてから鏡面ロールに圧接するまでの間に、光沢発現層上に水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を付与することによって達成された。
本発明においては、前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を凝固処理の際に凝固液として付与する、または、ニップ水として付与することが好ましい。
本発明により、非常に高い印字濃度を有し、インクの吸収性に優れ、かつ、銀塩写真用印画紙並の写像性を有するインクジェット記録シートの製造方法を提供することができる。
以下に本発明のインクジェット記録シートの製造方法について、詳細に説明する。本発明において、光沢発現層は凝固法処理される。凝固法は、インク吸収層上に塗工された光沢発現層が、流動性を有する状態の時に凝固液によって処理されてゲル化される処理方法であり、ゲル化された光沢発現層は、加熱された鏡面ロールに圧接されて乾燥される。
本発明において、ニップ水を前記ゲル化された光沢発現層上に付与し、鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成する。ニップ水とは、凝固処理によりゲル化した光沢発現層と鏡面ロールの密着性を上げるために付与される液体である。該ニップ水は特に限定されず、例えば水単独、または水に各種薬品を添加した物を用いて良い。
該ニップ水の付与方法は、光沢発現層上に付与できる限り特に制限されず公知の方法(例えばロール方式、スプレー方式、カーテン方式等)の中から適宜選択して用いることができる。
本発明の光沢発現層は、無機微粒子として酸化アルミニウム(気相法アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、γ−アルミナ)、アルミナ水和物(ベーマイト、擬ベーマイト)のうち少なくとも1種類を含有する。特に、擬ベーマイト構造のアルミナ水和物は平均粒子径が極めて小さく高い写像性が得られるとともに、光沢発現層の透明性が向上し印字濃度が高くなるため好ましい。
本発明で言う写像性とは、光沢表面に物体が映った時、その像がどの程度鮮明に、また歪み無く映し出されるかの尺度であり、JIS H8686で規定される光学的装置を使用し、光学くしを通して得られた光量の波形から像鮮明度(C)として求める。光学くしは暗部明部の比が1:1で、その幅は0.125、0.5、1.0及び2.0mmの各種のものがある。測定は光学くしを移動させ、記録紙上の最高波形(M)及び最低波形(m)を読み取り、C=(M−m)/(M+m)×100として像鮮明度を求める。像鮮明度Cは値が大きければ写像性がよく、小さければ「ボケ」または「歪み」を持っていることを示す指標である。この「ボケ」または「歪み」が少なければ、光沢計での光沢値が同じ場合であっても、目視による光沢感が向上することが分かっている。
また、本発明の光沢発現層においては、適宜、従来から使用されている顔料を併用してもよい。例えば、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、水酸化アルミニウム等の無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、尿素樹脂、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられる。
本発明の光沢発現層には結着剤を含有することが好ましい。かかる結着剤としては、例えば、カゼイン、ゼラチン、大豆タンパク等の天然樹脂、エーテル化澱粉、リン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、カルボキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、及び各種ケン化度のポリビニルアルコール又はそのシラノール変性体、カルボキシル変性体、カチオン変性体、アセトアセチル変性体等の各種誘導体、メラミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化合成樹脂等の水溶性接着剤、ポリエチレングリコール、ポリアクリルアミド等の水溶性樹脂、並びにスチレン−アクリル系、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル系、ポリウレタン系の水溶性樹脂あるいは合成樹脂エマルジョン等が挙げられる。これらの少なくとも1種以上を選択して用いることが出来る。
光沢発現層における結着剤の含有量は、顔料成分に対し、5〜40質量%であると良好な塗層強度およびインク吸収性が得られ、好ましい。より好ましくは、10〜30質量%である。
更に、添加剤として、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、粘度安定剤、pH調整剤、界面活性剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリング剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤などを本発明の目的を害しない範囲で適宜添加することもできる。
光沢発現層の塗布には、例えば、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、バーコーター、ロッドブレードコーター、コンマコーター、リップコーター、カーテンコーター、ショートドウェルコーター、サイズプレス等の各種装置を用いることができる。
光沢発現層の乾燥塗工量は、5〜30g/m2であると、高い写像性およびインク吸収性が得られ、好ましい。より好ましくは5〜20g/m2である。
本発明においては、前記光沢発現層を設けてから鏡面ロールに圧接するまでの間に、該光沢発現層上に水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を付与する。これにより、光沢発現層表面に水溶性カチオン性物質が偏在するため、光沢発現層表面で効果的にインクジェットのインクを定着することができ印字濃度が高くなる。
該水溶性カチオン性物質を含有する水性液体の付与方法は、光沢発現層上に付与できる限り特に制限されず公知の方法(例えばロール方式、スプレー方式、カーテン方式等)の中から適宜選択して用いることができる。
前記水溶性カチオン性物質としては、モノマー、オリゴマー、ポリマーのいずれも適用でき、ポリマーとしては、ポリアルキレンポリアミド、ポリアルキレンポリ尿素、ポリアミドポリ尿素、ポリアミノエポキシ樹脂、或いはこれらとアルデヒドとの反応生成物やアルキル化剤との反応生成物、エチレンイミンの開環重合物、カチオン性ビニルポリマーの単独重合物或いは他の重合性モノマーとの共重合物、N−ビニルアミド系モノマーの単独重合物或いは他の重合性モノマーとの共重合物、活性水素を有するポリマーに、アンモニア、1級アミン、2級アミンとホルムアルデヒドを反応させたマンニッヒ反応物、活性水素を有するポリマーとカチオン化剤との反応物、活性水素を有するポリマーとアンモニア、アミン類、エピハロヒドリンとの反応物、キチンを加水分解したキトサン、活性水素を有するポリマーと上述のポリマーのいずれかを、アルデヒド、エピハロヒドリン、ポリイソシアネート等の架橋剤を用いて反応させた共重合物、無機系の含アルミニウムカチオンポリマーである塩基性ポリ水酸化アルミニウム化合物等が例示できる。これら水溶性カチオン性物質は単独または二種以上を組み合わせて用いても良い。また、これら水溶性カチオン性物質において、光沢発現層中の酸化アルミニウムまたは、アルミニウム水和物と凝集を起こすものは前記凝固液中の凝固剤として用いても良い。
水溶性カチオン性物質を含有する水性液体の水溶性カチオン性物質の含有量は、1〜5質量%であると好ましい。1質量%未満だと印字濃度を高める効果が充分に発揮されないことがあり、5質量%よりも多くなるとインク吸収性の低下や、加熱された鏡面ロールからの離型性の悪化が起こることがある。
前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体は、凝固処理の際に使用する凝固液として付与すると好ましい。また、前記光沢発現層を凝固処理した後に、前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を前記ニップ水として付与しても良い。凝固液およびニップ水の付与方法としては、ロール方式、スプレー方式、カーテン方式等があげられるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明においては、前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を凝固液として付与する際に、前記水溶性カチオン性物質のみでは光沢発現層に対する凝固力が足りない場合には、前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体は凝固剤を併用しても良い。併用する凝固剤として、蟻酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、塩酸、硝酸、リン酸、リンゴ酸、アクリル酸等のカルシウム、亜鉛、バリウム、鉛、マグネシウム、カドミウム、アルミニウム等との各種金属塩やアンモニウム塩、及び硼酸、硼酸塩、硼砂等が挙げられ、前記水溶性カチオン性物質と凝集や沈殿物を発生させない物として、蟻酸カルシウムやホウ酸が好ましい。併用する凝固剤の濃度は、水溶性カチオン性物質を含有する水性液体中の水溶性カチオン性物質の濃度により異なるが、無水物換算で凝固液の0.5〜6質量%の範囲が好ましく、より好ましくは1〜5質量%である。
本発明において、前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体をニップ水として付与する場合には、前記光沢発現層は凝固液により凝固処理される。凝固液は凝固剤を含有し、蟻酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、乳酸、塩酸、硝酸、リン酸、リンゴ酸、アクリル酸等のカルシウム、亜鉛、バリウム、鉛、マグネシウム、カドミウム、アルミニウム等との各種金属塩やアンモニウム塩、及び硼酸、硼酸塩、硼砂等が挙げられ、1種または2種以上選択して使用することが出来る。凝固液中における凝固剤の濃度は、無水物換算で0.5〜6質量%の範囲が好ましく、より好ましくは1〜5質量%である。
前記凝固液には、添加剤として、例えば、染料定着剤(各種カチオン性物質)、離型剤、保水剤、増粘剤、消泡剤、防腐剤、着色剤、耐水化剤、湿潤剤、可塑剤、蛍光染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤等の公知の助剤を適宜添加することができる。
本発明における前記インク吸収層は顔料を含有することが好ましい。例えば、合成非晶質シリカ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料、スチレン系プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグメント、ポリエチレン、マイクロカプセル、メラミン樹脂等の有機顔料等が挙げられ、特に細孔容積の多い合成非晶質シリカが好ましい。このような合成非晶質シリカとは、珪酸のゲル化により、SiO2の三次元構造を形成させた、多孔性、不定形微粒子であり、細孔径1〜200nm程度を有する。
このような合成非晶質シリカは、市販のものを好適に用いることができ、例えば、ミズカシルP−526、ミズカシルP−801、ミズカシルNP−8、ミズカシルP−802、ミズカシルP−802Y、ミズカシルC−212、ミズカシルP−73、ミズカシルP−78A、ミズカシルP−78D、ミズカシルP−78F、ミズカシルP−87、ミズカシルP−705、ミズカシルP−707、ミズカシルP−707D、ミズカシルP−709、ミズカシルC−402、ミズカシルC−484(以上、水澤化学工業製)、トクシールU、トクシールUR、トクシールGU、トクシールAL−1、トクシールGU−N、トクシールN、トクシールNR、トクシールPR、ソーレックス、ファインシールE−50、ファインシールT−32、ファインシールX−37、ファインシールX−37B、ファインシールX−60、ファインシールX−70、ファインシールRX−70、ファインシールA、ファインシールB(以上、トクヤマ製)、カープレックスFPS−101、カープレックスCS−7、カープレックス80、カープレックスXR、カープレックス67(以上、塩野義製薬製)、ニップジェルAY−420、ニップジェルAY−601、ニップジェルAY−603、ニップジェルAZ−600、ニップジェルBY−400、ニップジェルBY−001、ニップジェルG−0123、ニップジェルG−0124、ニップシルVN3、ニップシルLP、ニップシルER、ニップシルNA、ニップシルE−200A(以上、東ソー・シリカ製)、サイリシア770、サイリシア740、サイリシア730、サイリシア440、サイリシア431、サイリシア450、サイリシア470、サイリシア250、サイリシア310、サイリシア350、サイリシア320(以上、富士シリシア化学製)、サイロイドAL−1、サイロイドAL−1B、サイロイドCP4、サイロイド72W、サイロイドED3、サイロイド74、サイロイド74X6500、サイロイド74X5500、サイロイド74X4500、サイロイド622、サイロジェットP405、サイロジェットP407、サイロジェットP409、サイロジェットP412、サイロジェットP416、サイロジェットP616(以上、グレース製)などが挙げられる。
前記インク吸収層には、バインダーを含有するのが好ましい。かかるバインダーとしては、例えば、ポリビニルアルコール又はそのシラノール変性物、カルボキシル化物、カチオン化物、アセトアセチル化物等の各種誘導体、スチレン−ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス、或はこれら各種重合体のカルボキシ基等の官能基含有単量体による官能基変性重合体ラテックス、ポリウレタン樹脂系ラテックス等が挙げられる。これらの中で好ましいのは、シラノール変性のポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックスであり、これらの少なくとも1種以上を選択して用いることが出来る。
インク吸収層におけるバインダー含有量は、顔料に対し、5〜70質量%であると良好な塗層強度およびインク吸収性が得られ、好ましい。より好ましくは、10〜60質量%である。
更に、インク吸収層には、添加剤として、染料定着剤(各種カチオン性物質)、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、サイズ剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、湿潤強度増強剤、乾燥強度増強剤等を適宜配合することもできる。
インク吸収層の乾燥塗工量は、5〜25g/m2であると、良好なインク吸収性および面質が得られ、好ましい。より好ましくは、5〜20g/m2である。又、インク吸収層はある一定の塗工量を数回に分けて塗布することも可能である。
インク吸収層を塗工する方法は、各種ブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコーター、コンマコーター、バーコーター、ロッドブレードコーター、カーテンコーター、ショートドウェルコーター、サイズプレス等の各種装置をオンマシン或いはオフマシンで用いることができる。塗工ムラが無く均一な厚さの塗工層が得られるカーテンコーターによる塗工が特に好ましい。
このインク吸収層の塗工後に、裏面に加湿空気、加湿蒸気を吹き付けてカール矯正を行ってもよく、更にマシンカレンダー、TGカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等を用いたカレンダー処理を行ってもよい。
本発明に用いられる支持体は、透気性の支持体であり、公知の紙支持体を適宜選択して使用することが出来る。例えば、LBKP、NBKP等の化学パルプ、GP、PGW、RMP、TMP、CTMP、CMP、CGP等の機械パルプ、DIP等の古紙パルプ、等の木材パルプと従来公知の顔料を主成分として、バインダー及びサイズ剤や定着剤、歩留まり向上剤、カチオン化剤、紙力増強剤等の各種添加剤を1種以上用いて混合し、長網抄紙機、円網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機等の各種装置で製造された原紙、更に該原紙に、澱粉、ポリビニルアルコール等でのサイズプレスやアンカーコート層を設けた原紙が挙げられる。前記支持体の坪量としては、通常40〜300g/m2であるが、特に制限されるものではない。
以下に、本発明の実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また、実施例、及び比較例において「部」及び「%」は、特に明示しない限り質量部及び質量%を示す。なお、配合において示す部数は実質成分の数量である。また、実施例、及び比較例において示す粒子径は、動的光散乱法により求めた平均粒子径である。キャストコーターの操業は、光沢ムラが発生しない最大速度で操業した。
広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP、白色度90%)50部と針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP、白色度90%)50部の混合物をカナディアン スタンダード フリーネスで350mlになるまで叩解し、パルプスラリーを調製した。これに填料としてタルク6部、サイズ剤としてアルキルケテンダイマー0.5部、乾燥紙力増強剤としてポリアクリルアミド1.0部、カチオン化澱粉2.0部添加し、水で希釈して1%スラリーとした。このスラリーを長網抄紙機で坪量150g/m2になるように抄造し、支持体を作製した。この支持体の一方の面に、インク吸収層として塗工液aをエアナイフコーターにより乾燥後の塗工量が10g/m2となるように塗工、乾燥した。こうして得たインク吸収層上に、光沢発現層の塗工液bをエアナイフコーターを用いて、乾燥後の塗工量が10g/m2となるように塗工し、塗工面が流動性を有する内に凝固液cをスプレー方式で付与し凝固処理した後、ゲル化した塗工面上にニップ水dをスプレー方式で付与し、鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成させながら、100℃に加熱された鏡面ロールに圧接し乾燥する凝固法によりキャスト処理して、本発明のインクジェット記録シートを得た。
<インク吸収層塗工液a>
合成非晶質シリカ(サイロイドED5;吸油量300ml/100g、グレース社製)100部、シラノール変性ポリビニルアルコール(R−1130、クラレ社製)20部、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターDS226、大日本インキ化学工業社製)10部、カチオン性染料定着剤(スミレーズレジン1001、住友化学工業社製)10部を水に配合し、均一分散して固形分濃度18%のインク吸収層塗工液aを調製した。
<光沢発現層塗工液b>
カチオン化処理されたコロイダルシリカ(スノーテックス−AK、日産化学工業社製)30部、擬ベーマイト構造で平均粒子径50nmのアルミナ水和物を70部、カチオン性アクリル樹脂エマルジョン(ガラス転移温度60℃)10部、ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ社製)10部、離型剤(ノニオン性オレイン酸乳化物)3部を混合し、均一分散して固形分濃度20%の光沢発現層塗工液bを調製した。
<凝固液cの調製>
凝固剤(蟻酸カルシウム(無水物換算))を固形分濃度4%、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)を固形分濃度2%含有する凝固液cを調製した。
<ニップ水d>
ニップ水は水を使用した。
凝固液cにおいて、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)を水溶性カチオン性物質(スミレーズレジン1001、住友化学工業社製)固形分濃度2%に変更した以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
凝固液cにおいて、凝固剤(蟻酸カルシウム)を添加せず、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)固形分濃度4%とした以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
凝固液cにおいて、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)を添加せず、ニップ水dとして、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)固形分濃度1%とした以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
ニップ水dとして水溶性カチオン性物質(スミレーズレジン1001、住友化学工業社製)固形分濃度1%とした以外は、実施例4と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
ニップ水dとして水溶性カチオン性物質(ピュラケムWT、理研グリーン社製)を固形分濃度1%とした以外は、実施例4と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
ニップ水dとして水溶性カチオン性物質(スミレーズレジン1001、住友化学工業社製)固形分濃度1%とした以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
ニップ水dとして水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)固形分濃度1%とした以外は、実施例2と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
凝固液cにおいて、凝固剤(硼酸(無水物換算))固形分濃度3%、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)固形分濃度2%とした以外は、実施例1と同様にして本発明のインクジェット記録シートを得た。
(比較例1)
凝固液cにおいて、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)を添加しなかった以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを得た。
(比較例2)
凝固液cにおいて、水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)を添加しなかった以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録シートを得た。
(比較例3)
ニップ水dを付与せず、鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成させなかった以外は、実施例1と同様にしてインクジェット記録シートを得た。
(比較例4)
ニップ水dを付与せず、鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成させなかった以外は、実施例9と同様にしてインクジェット記録シートを得た。
(比較例5)
比較例1と同様にしてインクジェット記録シートを作製した後、該インクジェット記録シートの光沢面の表面に水溶性カチオン性物質(ハイマックスSC−700、ハイモ社製)水溶液(固形分濃度2%)をエアナイフコーターにより乾燥後の塗工量が0.5g/m2となるように塗工、乾燥してインクジェット記録シートを得た。
以上、実施例及び比較例で作製したインクジェット記録シートについて、下記の評価方法により評価し、その結果をまとめて表1に示す。
<写像性>
JIS H8686で規定される像鮮明度(C)として求めた。写像性測定装置(スガ試験機製ICM−1DP)を用いて、光学くしの幅は2.0mmのものを用い、反射角度60度で最高波形(M)及び最低波形(m)を読み取り、C=(M−m)/(M+m)×100として像鮮明度を求めた。写像性の像鮮明度として、65%以上は見た目の光沢感が高く、印画紙ライクな美観要素に優れていることを示す。
<インク吸収性>
インクジェット記録装置(BJ F900、キヤノン社製)を用いて、シアンインク、マゼンタインクからなる混色ベタパターン中に白線(非印字部)の格子パターンを作成し、格子へのインクの滲み出しについて、目視にて評価した。
◎:格子が完全にクリアーである。
○:格子のほんの一部にインクの滲み出しが見られる。
△:格子が狭くなり、インクの滲み出しが全般的に見られる。
×:インクの滲み出しにより、格子が欠如している。
<印字濃度>
前記のインクジェット記録装置を用いて、ブラックインクでベタパターンを印字し、印字部をマクベスRD−918型により、光学反射濃度を測定した。印字濃度が1.90以上得られていれば満足できるインクジェット記録シートである。
<操業性>
キャスト処理時において、塗工層の鏡面ロールからの離型性にて評価した。
○:塗工層は鏡面ロールから問題なく離型する。
△:塗工層は鏡面ロールにわずかに付着しており、やや離型しにくい。
×:鏡面ロールに塗工層の貼り付きが発生する。
Figure 0004387969
表1より、本発明のインクジェット記録シートの製造方法により製造された実施例1〜9のインクジェット記録シートは、非常に高い印字濃度を有し、インクの吸収性に優れ、かつ、銀塩写真用印画紙並の写像性を有する。
一方、比較例1、2のように、前記光沢発現層を設けてから鏡面ロールに圧接するまでの間に、該光沢発現層上に水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を付与しない場合は、十分な印字濃度が得られない。また、比較例3,4のように、ニップ水を付与せず、鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成しない場合には、光沢発現層と鏡面ロールの密着性が悪く均質な光沢面が得られないため、十分な写像性が得られない。さらに、光沢面が不均質であるため印字濃度も十分ではない。また、比較例5のように凝固法でキャスト処理を行った後で水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を付与した場合には、印字濃度は高いものの写像性が大きく低下してしまい、いずれの場合にも満足できる品質を得ることはできなかった。

Claims (3)

  1. 透気性の支持体上に、少なくとも一層からなるインク吸収層を設け、インク吸収層の上に酸化アルミニウムまたはアルミナ水和物を含有する光沢発現層を設けた後、光沢発現層を凝固液を用いて凝固処理し、湿潤状態にある間に、加熱された鏡面ロールに圧接、乾燥して仕上げるインクジェット記録シートの製造方法において、光沢発現層を設けた後に、光沢発現層を凝固液によって凝固処理し、ゲル化した光沢発現層上にさらにニップ水を付与して鏡面ロールに圧接するプレスニップ部においてニップ水の液溜まりを形成し、かつ、光沢発現層を設けてから鏡面ロールに圧接するまでの間に、光沢発現層上に水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を付与することを特徴とするインクジェット記録シートの製造方法。
  2. 前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体を凝固処理の際の凝固液として付与することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録シートの製造方法。
  3. 前記水溶性カチオン性物質を含有する水性液体をニップ水として付与することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録シートの製造方法。
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