JP4387771B2 - ゴム積層体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、例えば橋梁を支持するゴム支承や建築構造物の免震装置等に用いられるゴム積層体の製造方法に関するものである。
従来、ゴム材料と補強板とを積層してなるゴム積層体を製造する場合には、予め所定形状に形成された複数の予備成形ゴムを補強板と交互に重ね合わせて加硫することによって製造される。この場合、原料ゴムとなるコンパウンドを圧延加工によって所定厚のシート状に形成した後、これを所定の大きさに切断することにより予備成形ゴムを成形している。また、予備成形ゴムを射出成形によって成形するようにしたものも知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−48298号公報
しかしながら、シート状に圧延した原料ゴムを切断することによって予備成形ゴムを成形する場合、切り落とされた不要の原料ゴムは、再度圧延すると物性が変化するため再利用することが難しく、原料ゴムを必要以上に消費するという問題点があった。
また、予備成形ゴムを射出成形によって成形する場合は、圧延した原料ゴムを切断する場合のように切り落とされた不要な原料ゴムが発生することはないが、金型内に予め補強板を配置した状態で射出成形すると、原料ゴムが補強板の下面側に流れ込むなど、金型内に射出された原料ゴムによって補強板が位置ずれを生じ易いという問題点があった。
更に、積層した予備成形ゴムを加硫する場合は常温から加熱されるため、加硫に長時間を要するとともに、加硫時間が長い分だけ表面側と中心部側との温度差が大きくなり、加硫が不均一になって所望の特性(バネ定数)が得られなくなるという問題点もあった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、原料ゴムを予備成形ゴムの成形に必要な量だけ使用することができるとともに、予備成形ゴムを補強板と一体になるように成形する場合でも補強板の位置ずれを生ずることのないゴム積層体の製造方法を提供することにある。また、本発明の他の目的とするところは、前記目的に加え、加硫時間の短縮により加硫の均一性を高めることのできるゴム積層体の製造方法を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、原料ゴムを予め所定形状に成形してなる予備成形ゴムと補強板とを交互に積層して加硫することによりゴム積層体を成形するゴム積層体の製造方法において、前記原料ゴムを押出成形することによって所定量のブロック状の原料成形ゴムを成形し、複数の原料成形ゴムを所定個数ずつ金型によって加圧成型することにより予備成形ゴムを成形するようにしている。これにより、予備成形ゴムが複数の原料成形ゴムを所定個数ずつ用いて成形されることから、予備成形ゴムの成形に必要な量だけ原料ゴムを使用することができる。この場合、原料成形ゴムが押出成形によって成形されるので、圧延加工のように原料ゴムの物性が変化することがない。また、原料成形ゴムが金型によって加圧成型されることから、予備成形ゴムを補強板と一体になるように成形する場合でも、射出成形のように原料ゴムが補強板の下面側に流れ込むことがない。
また、本発明は、前記方法において、予め所定温度まで加熱された原料ゴムを用いて予備成形ゴムを成形するようにしている。これにより、前記作用に加え、予備成形ゴムの成形に用いられる原料ゴムが予め所定温度まで加熱されることから、加硫開始後の予備成形ゴムの温度が所定の加硫温度まで速やかに上昇し、加硫時間が短縮される。
本発明によれば、予備成形ゴムの成形に必要な量だけ原料ゴムを使用することができるので、材料コストの低減を図ることができるとともに、予備成形ゴムを補強板と一体になるように成形する場合でも、補強板の位置ずれを確実に防止することができる。この場合、圧延加工のように原料ゴムの物性が変化することがないので、原料成形ゴムの再利用が可能となる。
また、本発明によれば、前記効果に加え、加硫開始後の予備成形ゴムの温度を所定の加硫温度まで速やかに上昇させることができるので、加硫時間の短縮を図ることができる。この場合、加硫時間の短縮により予備成形ゴムの表面側と中心側との温度差を小さくすることができるので、加硫の均一性を高めることができ、所望の特性(バネ定数)を確実に得ることができる。
図1乃至図7は本発明の一実施形態を示すもので、図1は押出成形機の側面断面図、図2は押出成形機及び原料ゴムの概略側面図、図3は原料成形ゴムの斜視図、図4は予備成形用金型の側面断面図、図5は予備成形工程を示す側面断面図、図6及び図7は加硫工程を示す側面断面図である。
本実施形態におけるゴム積層体の製造方法は、原料ゴム1を予め所定形状に形成した複数の予備成形ゴム2を金属板からなる補強板3と交互に重ね合わせて加硫することにより、予備成形ゴム2と補強板3とを積層してなるゴム積層体を成形するものである。また、同図に示す押出成形機10は本実施形態におけるゴム積層体の製造方法に用いるものであり、予備成形ゴム2の材料となる原料成形ゴム1aを成形するためのものである。
押出成形機10は、原料ゴム1を押し出す押出シリンダ11と、押出シリンダ11内に原料ゴム1を供給する原料供給シリンダ12と、押出シリンダ11内の原料ゴム1を加熱するヒータ13とからなり、押出シリンダ11から押し出された原料ゴム1は一対の切断刃14によって切断されるようになっている。
押出シリンダ11は一端に原料ゴム1の押出口11aを有し、押出口11aは略長方形に開口している。押出シリンダ11内には原料ゴム1を押し出すピストン11bが設けられ、ピストン11bは油圧シリンダ11cによって押出シリンダ11内を往復動するようになっている。
原料供給シリンダ12は一端を押出シリンダ11の側面に連通するように設けられ、その他端側には原料ゴム1の投入口12aが設けられている。原料供給シリンダ12内には原料ゴム1を押出シリンダ11内に送り込むスクリュー12bが設けられ、スクリュー12bは図示しないモータによって回転するようになっている。
ヒータ13は、例えば押出シリンダ11の外周面に接触する電熱線からなり、押出シリンダ11内の原料ゴム1を所定温度(例えば75℃)まで加熱するようになっている。
各切断刃14は押出シリンダ11の押出口11aから押し出された原料ゴム1を図中上下方向から切断するように互いに対向して配置され、図示しない駆動手段によって駆動されるようになっている。
ここで、本実施形態のゴム積層体の製造方法について説明する。まず、図2に示すように原料ゴム1(混練工程を経て板状に形成されたコンパウンド)を押出成形機10の投入口12aに投入し、押出成形機10のヒータ13によって加熱された原料ゴム1を押出シリンダ11の押出口11aから押し出すとともに、各切断刃14によって切断することにより、図3に示すようにブロック状の原料成形ゴム1aを成形する。その際、押出シリンダ11から押し出された原料ゴム1は常に所定量で切断されるようになっており、所定個数の(例えば3個)の原料成形ゴム1aは予備成形ゴム2の1個分の量となる。
次に、図4に示すように加圧台20上に載置された予備成形用金型21内に所定形状(例えば四角形状)の補強板3を配置し、補強板3の上に所定個数の原料成形ゴム1aを載置する。この場合、金型21の内形は補強板3の外形よりも若干大きく形成され、金型21の内周と補強板3の外周との間に所定幅の隙間が確保されるようになっている。
続いて、図5(a) に示すように金型21内の原料成形ゴム1aを加圧板22によって加圧し、図5(b) に示すように金型21内で予備成形ゴム2を加圧成型する。その際、加圧方向に対する各原料成形ゴム1aの面積は、金型20の成型面積(予備成形ゴム2の上面の面積)に対して70%から80%の大きさになるようにする。また、加圧成型された予備成形ゴム2は、補強板3の上面及び外周を原料ゴム1によって覆われ、原料ゴム1と補強板3が一体となった板状に成形される。
前述のようにして成形された予備成形ゴム2は、図6に示すように加圧台30上に載置された加硫用の下金型31内に上下方向に複数個積み重ねられ、図7に示すように下金型31に上金型32を載置して加圧板33により金型31,32内の各予備成形ゴム2加圧し、所定温度(例えば110°〜120℃)で所定時間加熱することにより加硫する。
このように、本実施形態によれば、所定量の原料ゴム1から成形した所定個数の原料成形ゴム1aを用いて予備成形ゴム2を成形するようにしたので、予備成形ゴム2の成形に必要な量だけ原料ゴム1を使用することができ、材料コストの低減を図ることができる。
この場合、原料成形ゴム1aを押出成形によって成形するようにしたので、圧延加工のように原料ゴム1の物性が変化することがなく、原料成形ゴム1aの再利用が可能となる。
また、原料成形ゴム1aを予備成形用金型21で加圧成型することにより予備成形ゴム2を成形するようにしたので、予備成形ゴム2を補強板3と一体に成形する場合でも、射出成形のように原料ゴム1が補強板3の下面側に流れ込むことがなく、補強板3の位置ずれを確実に防止することができる。
この場合、原料成形ゴム1aの加圧量が大きいと物性が変化して加硫に影響を与え易くなり、加圧量が少ないと成型不良を生じ易くなるが、本実施形態では各原料成形ゴム1aの加圧面積を金型20の成型面積に対して70%から80%の大きさにして加圧成型するようにしたので、常に物性変化や成型不良を生ずることのない加圧量で成型することができる。
また、押出成形機10のヒータ13によって所定温度まで加熱した原料成形ゴム1aによって予備成形ゴム2を成形するようにしたので、加硫開始後の予備成形ゴム2の温度を所定の加硫温度まで速やかに上昇させることができ、加硫時間の短縮を図ることができる。また、加硫時間の短縮により予備成形ゴム2の表面側と中心側との温度差を小さくすることができるので、加硫の均一性を高めることができ、所望の特性(バネ定数)を確実に得ることができる。
本発明の一実施形態を示す押出成形機の側面断面図 押出成形機及び原料ゴムの概略側面図 原料成形ゴムの斜視図 予備成形用金型の側面断面図 予備成形工程を示す側面断面図 加硫工程を示す側面断面図 加硫工程を示す側面断面図
符号の説明
1…原料ゴム、1a…原料成形ゴム、2…予備成形ゴム、3…補強板、21…予備成形用金型。

Claims (3)

  1. 原料ゴムを予め所定形状に成形してなる予備成形ゴムと補強板とを交互に積層して加硫することによりゴム積層体を成形するゴム積層体の製造方法において、
    前記原料ゴムを押出成形することによって所定量のブロック状の原料成形ゴムを成形し、
    複数の原料成形ゴムを所定個数ずつ金型によって加圧成型することにより予備成形ゴムを成形する
    ことを特徴とするゴム積層体の製造方法。
  2. 予め所定温度まで加熱された原料ゴムを用いて予備成形ゴムを成形する
    ことを特徴とする請求項1記載のゴム積層体の製造方法。
  3. 前記予備成形ゴムの成形に用いる原料成形ゴムの加圧面積を前記金型の成型面積に対して70%から80%の大きさになるようにして加圧成型する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のゴム積層体の製造方法。
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