JP4387316B2 - 帳票印字装置 - Google Patents

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Description

本発明は帳票類の印字調整に係り、特に基準帳票を用いての印字位置自動調整が可能な帳票印字装置に関する。
金融機関で使用される通帳や帳票に印字する帳票印字装置において、従来から基準パターンの適正位置に印字した帳票の読取結果を適正位置記憶手段に記憶させ、その装置で印字した基準パターンの読取結果を印字位置記憶手段に記憶する。これらの記憶された基準パターンを比較し、両者の差に基づいて補正値を設定するものがある(例えば、特許文献1)。また、印字位置補正マークを付した調整用用紙を用紙供給口にセットし搬送する。続いてイメージリーダにより印字位置補正マークを読み取る毎に所定間隔で調整用用紙上に特定マークを印刷するとともに、そのときのライン数をカウント値として保持する。この印刷した調整用用紙を再び用紙供給口にセットし、印刷された特定マークを読み取り、そのライン数をカウントし、保持されているカウント値との差を算出して組立誤差補正テーブル値とするものがある(例えば、特許文献2)。
特開平4−220369号(第2頁、段落0007) 特開平9−270882号(第8〜9頁、段落0054〜0055)
上記従来技術では、基準パターンの適正位置に印字した帳票や印字位置補正マークを付した調整用用紙を準備し、加えて印字調整を行うための帳票も必要であるため2種類の帳票を準備することになる。更に、調整作業を行う作業者には帳票のセット換えを行うために煩わしさが生じる。
本発明の目的は、この印字位置調整において所望の印字位置に1度の操作で自動調整作業を終了できる帳票印字装置を提供することである。
印字すべき帳票を取り込み印字位置まで搬送する搬送部と、該搬送部により搬送された帳票に印字処理を行う印字部と、予め印字すべき位置を示すスケールマークを有する帳票と、該帳票から印字情報の読取可能なイメージセンサを搬送部に設けた帳票印字装置において、搬送部に取り込まれた帳票が印字部に搬送され印字処理が施されると、当該帳票からスケールマークと印字結果をイメージセンサにより読取り、それぞれの位置を解析し、その解析値に応じて印字位置調整を行う。
調整作業を行う作業者は、調整作業のメニュー選択したあとは帳票を装置にセットするのみで、自動的に印字位置補正の設定(登録)が行われるので、調整作業が容易となるという効果がある。
本発明の実施例を図面に従って説明する。
図2は本発明の帳票印字装置の概要図で、図3は本発明の帳票印字装置の制御ブロック図である。
1は帳票印字装置であり、2が印字処理される帳票である。3はプレッシャローラであり対向して配置されているフィードローラ4と共に上側ガイド5a及び下側ガイド5bに設けられた穴部から搬送路5に外周部が突出して構成され、互いに圧接しており帳票2を挟持可能になっている。本実施例では上側ガイド5a側にプレッシャローラ3を配し、そのプレッシャローラ3はシャフトにより支持されるアームにより回転自在に軸支されている。更に、プレッシャローラ3は図示しないスプリングによりフィードローラ4に所定の圧力を常時与えている。よって、帳票2が進入するときにはそのスプリング圧に抗して上方に回動させられる構造である。6はプラテンであり帳票2対して印字を行うための印字ヘッド70に対向配置されている。なお、印字ヘッド70は後述するガイド部材により印字桁方向に滑動させる手段等により後述する印字部7が構成されている。
5cは搬送路5の始端部である帳票挿入口であり、ここから印字処理すべき帳票2を作業者が手挿入することになる。9は帳票2に設けられた帳票ID情報などの読取処理などを行うイメージセンサであり、帳票2の横幅全域に渡る光学ラインセンサである。アンプ回路や解析回路等により帳票ID情報の解析が可能となる。8は搬送用モータ(以後、LFモータとする。LF:ラインフィード)であり、歯付ベルト9等により結合した前述フィードローラ4軸を回転駆動させるための動力源である。このLFモータ8の種別はステッピングモータであり、例えば単位ステップ当たり1/240インチの搬送量とする。フィードローラ4はフィードシャフト4aに固着され同心度や外径寸度が厳密に製造、管理されておりLFモータ8の回転量(ステップ数)を制御することにより挟持した帳票2の搬送量を管理できる。なお、搬送系については図4を用いて詳述する。
10はプラテン6の上下動作用のUDモータ(UP・DOWN)であって、前記印字ヘッド70に向かって平行状態を維持したまま接近、離反が可能になっている。このUDモータ10により後述する機構を駆動して、プラテン6まで搬送された帳票2と印字ヘッド70との間に適正な印字ギャップを確保するものである。そして適正な印字ギャップを確保したのち印字が行われる。これらの印字ヘッドギャップ自動調整機構は公知の技術であるので説明を省略する。
11はドライバ回路であり、前述した印字ヘッド70や各モータ8,10などの駆動回路である。12はアンプ回路であり、後述する光学検出器(SE1〜SE3)やイメージセンサ9の増幅回路であり、制御部13が各信号を検出することにより制御部13からドライバ回路11等に駆動指示が出力されるようにプログラムされている。
13aはカウンタ回路であり、LFモータ8の回転ステップ数などの計測を行うもので、制御部13により制御される。このカウンタ回路13aによる計測値(ステップ数)に単位ステップ当たりの搬送量を乗算すれば帳票2の移動量が演算でき、例えば挿入検出センサSE1のONからOFFまでのステップ数に単位ステップ当たりの搬送量(1/240インチ=0.10583mm)を乗算すれば帳票2の縦長さを計測することができる。
14は各種の動作制御プログラムや帳票毎に付与されている帳票ID情報に対応させた印字位置調整情報が格納されたROMやCD−ROM、及び動作情報などを一時的に格納するRAMなどで構成された記憶部である。14aは補正値格納部であり、調整後の印字位置情報が格納される(詳細は後述する)。
15は操作表示部であり、処理入力するための各種キースイッチやLCDにより構成される。
SE1は挿入検出センサであり、発光ダイオードと受光トランジスタを対向配置し構成された光学検出器で搬送路5を遮断する方向に光軸を透過させてある。この光軸を帳票2が遮断することにより生じる受光トランジスタの出力変動を利用してON/OFF信号を得ることができる。SE2は印字部7の近傍に配置した印字位置出しセンサであり、前述した挿入検出センサSE1と同様な構成である。
次に、搬送系について、図4の本発明の帳票印字装置の搬送系要部構成を示す側面図を用いて説明する。
帳票2はプレッシャローラ3とフィードローラ4とに挟時された状態で、LFモータ8の回転が歯付ベルト9によりフィードローラ軸4aに伝達されることにより矢印A又はB方向に搬送される。上側ガイド5aのプラテン6に掛かる部分は開口状態であり、この開口部5dを印字ヘッド70が移動しながら印字される。印字位置出しセンサSE2は帳票2の先端2aが通過すると、これを検出し、その後のLFモータ8の回転量(Lt相当)を制御することにより帳票2の先端2aから印字開始位置(例えば、Y1で示す距離)を制御できる。なお、印字位置出しセンサSE2と印字中心70aとの距離(L0)は適宜決定される設計値である。
次に、印字系について、図5の本発明の帳票印字装置の印字系要部構成を示す斜視図を用いて説明する。
印字ヘッド70はスペーシングモータ(以後、SPモータ)71によりプラテン6と平行に移動される。印字ヘッド70はキャリッジ72に取り付けられ、ドライブシャフト73とガイドシャフト74により支持され、且つ、矢印C又はD方向に往復移動される。本実施例ではドライブシャフト73に所定リードで溝を設け、この溝にキャリッジ72に設けられた突起部を嵌合させる。この状態でSPモータ71を回転させると、モータギヤ75を介してドライブギヤ76が回転し、同軸上のドライブシャフト73を回転させることによりキャリッジ72が移動することになる。SE3は印字ヘッドホームポジションセンサ(以後、印字ヘッドHPセンサとする)であり、キャリッジ72の原点位置を検出するための光学センサであって図示しないフレームに固定されており、キャリッジ72が接近し、光軸を遮断することにより原点位置を決定制御する。また、本図ではインクリボンなどは省略してあるが、印字ヘッド70はインパクト式に限定されるものではなく、インク噴射式や熱転写方式でも良いことは言うまでもない。
次に本発明にて使用する帳票について説明する。
図6は帳票例を示す平面図であり、帳票2にはスケールマーク21が印刷されている。このスケールマーク21は帳票印字装置1の仕様として設定される印字間隔(例えば、2.54mm毎)と改行間隔(例えば、5.08mm毎)と等しく、または整数倍の間隔で事前印刷される。本実施例では菱形形状のスケールマークとしている。22は上端部に設けた挿入方向マークであって、作業者が装置にセットする際の挿入方向を示すものである。23は帳票ID情報であり、本帳票2を特定できる番号等が付与され事前に印刷されている。
なお、スケールマーク21および帳票ID情報23はイメージセンサ9により光学的に読み取り可能な印刷色で印刷されている。
更に、挿入方向マーク22は下端側や裏面にも設けることができる。本帳票は所定の印刷精度を要求する基準帳票であるので、価格面を考慮して上下逆挿入として2回の使用、加えて、表裏に印刷を施せば表裏逆挿入の4回使用を可能とすることもできる。
本発明の実施例1における動作説明を行う。図1は本発明の実施例1の動作フローチャートであり、図7に示す印字系制御の概念図および図8の印字結果を示す要部拡大図により説明する。なお、Sは動作ステップを示す。
S1.作業者は操作表示部15に表示される帳票印字装置1の調整作業メニュー画面の中から印字調整を指定する。制御部13は記憶部14から調整印字のフォーマット情報を読み出す。このフォーマット情報には帳票ID情報23を始め帳票2の先端2aから第1印字開始行までの寸法(図7に示すY0)、帳票2の左端2cから第1字目までの寸法(図7、図8に示すX0)、印字文字種(図8では○字)、および1行の印字文字数と印字行数を読み出すことになる。
S2.制御部13は、前述したフォーマット情報の読み出しが終了すると、操作表示部15に帳票2を挿入するよう促す表示を行う。作業者は帳票挿入口5cから挿入方向マーク22に注意して、帳票2の左端2cを図示しない挿入ガイド体5eに沿って挿入する。
S3.挿入検知センサSE1がこれを検知すると、プレッシャローラ3により帳票2を挟時する。続いて、制御部13はLFモータ8を回転駆動させて、印字部7に向かって帳票2を搬送する。矢印A方向への搬送が続くと、帳票2の先端2aが印字位置出しセンサSE2を通過する。
S4.印字位置出しセンサSE2が先端2aを検出すると、制御部13はカウンタ回路13aをリセットし、カウント「0(ゼロ)」をセットする。なお、先端アドレス「0」として、以後は先端位置で所在位置管理する。
S5.制御部13はフォーマット情報の中で、先端2aから第1印字開始行までの距離(Y0)になるまで搬送してLFモータ8を停止させる。この時には、前記カウント回路13aによるLFモータ8の回転ステップ数が距離(Y0)と同一になるまでとすることは言うまでもない。
S6.制御部13は、SPモータ71を駆動させてキャリッジ72をホームポジション側、例えば図5における左方向(矢印D方向)に移動させて、印字ヘッドHPセンサSE3の検出を待つ。印字ヘッドHPセンサSE3が検出したら、所定の動作量でSPモータ71を停止させる。なお、キャリッジ72のホームポジションへの移動は必須事項ではなく、制御部13がキャリッジ72の停止位置(アドレス)を記憶管理していれば、その位置情報を用いての印字制御でもよい。
S7.制御部13は帳票2に対して印字動作を開始する。この時には、SPモータ71をステップS6とは逆に回転させることになる。図7に示すように印字ヘッド70のホームポジションから帳票2の左端2cまでの距離Mに帳票フォーマットから決定される左端2c面から第1字目までの距離(X0)を加えた距離をSPモータ71の単位ステップ当たりの移動量で除算する。この算出値に相当するステップ数をSPモータ71に命令することによりホームポジションから第1字目までが制御される。また、移動ステップ数はカウンタ回路13aがカウントする。なお、図からも理解できるように印字ヘッド70がドット構成文字の場合には距離X0に達する前にドッド駆動を開始する必要があるが、説明の都合上、文字中心で説明する。
制御部13は第1行目の印字が終了すると、LFモータ8を回転させて帳票2を改行する。この改行量を例えば、5.08mmとする場合には、単位ステップ当たりの搬送量(1/240インチ=0.10583mm)を除算すると、48ステップとなる。そして、キャリッジ72を矢印D方向に移動させながら復印字を行う。
S8.制御部13は、1行印字と改行動作を繰り返し、帳票2の最終行まで印字を行う。印字最終行の判定は印字位置出しセンサSE2により行われ、帳票2の後端2bが通過すると、光軸の遮断がなくなるので識別できる。これにより所定量以上の印字改行動作を繰り返すと、帳票上からはみ出しての印字になるので、予め定めた印字改行数で終了させる。
なお、調整用のプログラムに最大印字改行数を設定しておくことも可能であることは言うまでもない。
S9.制御部13は全行印字が終了すると、帳票2をイメージセンサ9の読取開始位置まで搬送する。この読取開始位置は、帳票2の先端2aからのイメージデータを取得できる位置であればよく、例えば図4に示す挿入検出センサSE1が帳票なしを検出する位置まで排出方向(矢印B方向)に搬送しても良いし、帳票2の先端位置管理情報に基づいての搬送でも良い。
S10.イメージセンサ9の読取開始位置まで帳票2の搬送が終了すると、再度吸入方向(矢印A方向)に搬送を開始すると共にイメージセンサ9の読取を開始する。
S11.制御部13はLFモータ8の駆動に同期した読取を開始すると同時に取得したイメージデータを記憶部14に格納する。
S12.全行の印字面をイメージセンサ9で走査すると、スケールマーク21と印字結果としての印字文字(例えば、○字)24の画素データとして順次取り込み、帳票2の後端2bがイメージセンサ9の中心9aを通過したら、搬送を停止する。なお、後端2bの通過は帳票2の縦長さを吸入時に把握し、当該縦長さ情報により管理すればよい。
S13.制御部13は帳票2のイメージデータの読取および格納が終了したら、スケールマーク21と印字文字24の位置情報の解析を行う。この解析はスケールマーク21と印字文字24の各画素を二値化して、その画素から中心座標を算出することになる。
S14.二値化した画素からスケールマーク21と印字文字24の各中心座標からその差異、即ち、横方向(αX)と縦方向(αY)を算出する。この値が補正すべき量である。
S15.制御部13は補正量(αX,αY)が算出されると、この横方向の補正値(αX)についてはSPモータ71の分解能(1/180インチ=0.1411mm)で除算し、四捨五入して整数値化する。この除算結果が第1桁目印字開始位置の補正値となり、記憶部14内の補正値格納部14aに格納する。また、縦方向の補正値(αY)についてはLFモータ8の分解能(1/240インチ=0.10583mm)で除算し、四捨五入して整数値化する。この除算結果が第1行目印字開始位置の補正値となり、記憶部14内の補正値格納部14aに格納する。なお、すでに補正値が格納されている場合には上書保存することになる。
ステップS14における中心座標の差異が大幅な値である場合がある。このような時にはイメージセンサ9側の取り付け、搬送系の調整不良、帳票2のセット不良などが想定されるので、制御部13は画素データの再採取を行い、その解析結果にても中心座標の差異が大幅な値であるときには、補正不可(エラー)として操作表示部15に報知すると共に、帳票2を排出して終了させることもできる。
S16.制御部13は帳票2を排出し、操作表示部15に印字調整が終了した旨を報知して自動調整作業を終了する。次回以降の印字動作では補正値格納部14aに格納した第1桁目印字開始位置と第1行目印字開始位置の補正値が読み出されて、各印字位置補正が施されて印字が行われる。なお、上記の説明では帳票2を挿入ガイド体5eに沿って挿入するとしたが、作業者により斜め挿入などが発生する場合がある。このような場合を想定して挿入ガイド体5e(搬送基準面)に沿わせることができる自動整位機構を配置して、印字動作やイメージ読取動作前に作動させてもよい。更には、イメージセンサの視野が帳票幅の全域を一度に走査できない小型なものを採用し、移動手段を付加しての読取走査動作を行っても良い。
以上説明したように、スケールマーク21と印字文字24を同時に読み取り、それぞれの座標位置解析から補正量を算出して、自動設定するので作業者は1度帳票2を挿入すれば、帳票2が排出されるのを待てばよいので煩わしさから開放される。
実施例1で説明したように補正値の自動設定が行われる。しかしながら、補正値として設定登録される数値がゼロになることは少ない。即ち、ドライブシャフトとキャリッジ間また歯付ベルトとプーリ間のバックラッシュなどの要因から予め想定した数値との誤差が生じ、補正値の設定範囲が偏ることがある。このような場合を想定して、実験的に偏る値を測定してデホルト値を変更しておくことがある。
本実施例2ではこのような場合について考慮したもので、補正値を自動設定する前に確認印字を行うこと、および補正値が設定された後の結果確認を単独テストとして提供する。
図9は本発明の実施例2の動作フローチャートである。なお、構成等は実施例1と同様であるので、同じ符号を付して説明する。
S21.作業者は操作表示部15に表示される帳票印字装置1の調整作業メニュー画面の中から印字確認テストを指定する。制御部13は記憶部14から確認印字のフォーマット情報を読み出すと同時に帳票2を挿入するよう促す表示を行う。
S22.帳票2の左端2cが図示しない挿入ガイド体5eに沿って挿入されると、挿入検知され帳票2の先端2aから第1印字開始行までの距離(Y0)になるまで搬送してLFモータ8を停止させる。この時には、前記カウント回路13aによるLFモータ8の回転ステップ数が距離(Y0)と同一になるまでとすることは前述した通りであり、補正値格納部14aに格納されている各補正値も加味されている。
S23.制御部13は帳票2に対して印字動作を開始し、第1行目の印字が終了すると、LFモータ8を回転させて帳票2を改行する。制御部13は1行印字と改行動作を繰り返し、帳票2の最終行まで印字を行うように各部を制御する。
S24.制御部13は印字最終行の判定が印字位置出しセンサSE2により行われ、全行印字が終了すると、帳票2をイメージセンサ9の読取開始位置まで搬送する。
S25.イメージセンサ9の読取開始位置まで帳票2の搬送が終了すると、再度吸入方向(矢印A方向)に搬送を開始すると共にイメージセンサ9の読取を開始する。制御部13はLFモータ8の駆動に同期した読取を開始すると同時に取得したイメージデータを記憶部14に格納する。
S26.印字面の全行をイメージセンサ9で走査すると、スケールマーク21と印字結果としての印字文字24(例えば、○字)の画素データとして順次取り込み、帳票2の後端2dがイメージセンサ9の中心9aを通過したら、搬送を停止する。制御部13は帳票2のイメージデータの読取および格納が終了したら、スケールマーク21と印字文字24の位置情報の解析を行い、その画素から中心座標を算出する。次にその各中心座標間の差異、即ち、横方向(αX)と縦方向(αY)の距離を算出する。
S27.ステップS26で算出した、距離値が補正すべき量であり、記憶部14に格納されている誤差規格値(例えば、0.5mm以内)との比較が行われる。
S28.制御部13は補正量(αX,αY)が規格値内であると判定された場合には、補正不要として帳票2の排出を行い、操作表示部15に印字確認が終了した旨を報知して確認テストを終了する。
S29.ステップS27において、規格外と判断された場合には、印字位置調整作業要として帳票2の排出を行い、操作表示部15に自動補正作業への誘導表示等をして確認テストを終了する。
なお、ここで実施例1にて説明したように自動設定も可能であるが、搬送系や印字系の調整不備が想定される場合にも自動補正が作用すると、原因の究明が困難になる場合があるので、調整作業メニューとして分離させているが、帳票排出後に印字位置調整作業メニューを自動的に表示させてもよい。
以上説明したように、印字位置補正等を行う前後において印字位置確認ができるので帳票2に汚れ等が存在している場合などでも、最終的に誤った補正値が格納されることを防止することができる。また、単独での印字確認テストであるので印字文字を工夫(文字種や数を指定可能とする)すれば、帳票2の再利用(複数回印字)も可能となる。
本実施例3では、実施例1における印字位置調整を実行したあとに、帳票の排出前に補正を加えての確認印字を行うもので先の帳票上に重ねて印字してから排出するものである。図10は実施例3の動作フローチャートであり、図11の最終印字結果を示す説明図を用いて説明する。
実施例1で説明したステップS1〜ステップS12までの動作を行い、スケールマークと印字文字の中心座標を算出する。但し、本実施例3では全印字行に対して少なくとも左端の第1印字目の座標を求めることになり、図8に併記した印字結果を示すように第1行目の補正量(αY)、第2行目の補正量(αY2)から印字最終行の補正量(αYn)までを算出する。
このようにして全印字行に対して算出した補正量をLFモータ8の単位ステップ当りの搬送量で除算し、その除算結果が整数値になるように四捨五入して、補正値格納部14aに格納する補正値が決定される。よって、フィードローラ4の製造誤差や帳票2に対する挟持するプレッシャローラ3の数等により改行量に変動があっても補正できる。
S31.このようにして、少なくとも帳票2の縦長さ全域(全行)に対する補正量が設定(登録)される。なお、すでに補正値が格納されている場合には上書保存することになる。S32.制御部13はLFモータ8を制御して、帳票2を第1行印字位置まで搬送する。なお、この搬送時には前述した第1行目位置補正が加味されていることは言うまでもない。
S33.制御部13は帳票2に重ね印字を行う。
この重ね印字は先の印字文字24とは異なる確認文字25として、例えば、□字を印字する。この確認文字25の印字位置は補正が作用しているので、基本的には図11(a)に示すようにスケールマーク21と重なって印字される。
このようにして、印字最終行を検出するまで全行の印字と改行を行うことになる。
S34.第1印字行の印字が終了すると、LFモータ8を改行する。このときの改行量についても補正が加味される。例えば、単位ステップ当りの改行量が0.10583mmであればその整数倍が加減算されることになる。このようにして全行の印字改行が行なわれるが、現実的には製造誤差は少なく管理できるので、各行に補正が作用することは少ない。
S35.全行の印字改行が行なわれると、帳票2は印字部7から帳票挿入口5cに向かって搬送路5を搬送される。
作業者は帳票2を取り出して重ね印字した結果を目視確認するのみでよいので、煩わしさがなくなる。更に調整結果を記録として保存することもできる。
図11(a)に示すように、スケールマーク21と確認印字25の印字中心が一致していれば良い。本実施例3ではスケールマーク21と確認文字25の選択に誤差許容値を考慮する。即ち、確認文字25の大きさは印字ヘッド70による印字可能な最大サイズとして正方形の一辺を3.8mmとし、スケールマーク21の大きさを長寸2.8mmとする。すると、上下に0.5mmずつ隙間があく。結果としては図11(b)のように中心位置ずれが診られるが確認文字25内にスケールマーク21があるので、調整規格値以内と判断することもできる。また、図11(c)のように確認文字25からスケールマーク21がはみ出ている場合には調整不良と判断できる。なお、調整不良の場合とは、補正値として最大値がセットされている場合があるので、装置の各部点検が必要となる。
確認文字25(例えば、□文字)は先の印字文字24(例えば、○文字)やスケールマーク21(例えば、菱形文字 )と異なる文字種にすることに限定されない。即ち、重ね印字を行った場合に違いが目視確認ができればよいので、多色印刷が可能な帳票印字装置として、図11(d)に示すように印字文字色(図では網目表示)を変えての印字でもよい。また、補正値を帳票上に印字することや、調整不良の場合には図11(d)に示すよう文言印字「点検要!」26などを施してもよいことは言うまでもない。
以上の説明は第1印字行の第1字目について説明したが、第1行目の最終文字(右端)に対する補正(αX1,αY1)、印字ピッチ(P)に対してのSPモータ8の補正制御、更には、印字改行時の斜行に対する補正を行うことも可能である。
なお、第1印字行の補正量(αY)と最終印字行の補正量(αYn)のみに注目して、その補正値が同一になるように、LFモータ8の補正量を+−(プラスマイナス)1ステップ固定として改行量による補正周期を変える補正を行ってもよい。
以上の説明は金融機関で使用される通帳や帳票に印字する帳票印字装置における実施例としたがこれに限定されない。即ち、スケールマークを付与した媒体からそれらのスケールマークに指示される位置に情報記録する場合、例えば、マークシートの記入済マークを読取る際の読取有効範囲を設定する場合などの光学情報収集装置などに応用できる。
本発明の帳票印字装置の動作フローチャートである。 本発明の帳票印字装置を示す概要図である。 本発明の帳票印字装置の制御ブロック図である。 本発明の帳票印字装置の搬送系要部構成を示す側面図である。 本発明の帳票印字装置の印字系要部構成を示す斜視図である。 本発明の帳票印字装置で使用される帳票例を示す平面図である。 本発明の帳票印字装置の印字系制御の概念図である。 本発明の印字結果を示す要部拡大図である。 本発明の実施例2の動作フローチャートである。 本発明の実施例3の動作フローチャートである。 本発明の実施例3の確認印字結果を示す説明図である。
符号の説明
1 帳票印字装置
2 帳票
7 印字部
8 ラインフィードモータ(LFモータ)
9 イメージセンサ
13 制御部
14a 補正値格納部
21 スケールマーク
70 印字ヘッド
71 スペーシングモータ(SPモータ)
SE2 印字位置出しセンサ
SE3 印字ヘッドホームポジションセンサ(印字ヘッドHPセンサ)

Claims (3)

  1. 予め印字すべき位置を示すスケールマークを有する帳票を取り込み
    印字位置まで搬送する搬送部と、
    該搬送部により搬送された前記帳票に印字処理を行う印字部と
    前記帳票から印字情報の読取可能なイメージセンサを前記搬送部に設けた帳票印字装置において、
    前記搬送部に取り込まれた前記帳票が印字部に搬送され印字処理が施されると、当該帳票から前記スケールマークと印字結果を前記イメージセンサにより読取り、それぞれの位置を解析し、その解析値に応じて印字位置調整を行い、前記帳票に対し、最初の印字と視覚的に異なる字体により調整値設定後の重ね印字を施してから排出することを特徴とする帳票印字装置。
  2. 予め印字すべき位置を示すスケールマークを有する帳票を取り込み
    印字位置まで搬送する搬送部と、
    該搬送部により搬送された前記帳票に印字処理を行う、少なくとも2色以上で印字可能な印字部と、
    前記帳票から印字情報の読取可能なイメージセンサを前記搬送部に設けた帳票印字装置において、
    前記搬送部に取り込まれた前記帳票が印字部に搬送され印字処理が施されると、当該帳票から前記スケールマークと印字結果を前記イメージセンサにより読取り、それぞれの位置を解析し、その解析値に応じて印字位置調整を行い、前記帳票に対し、最初の印字と異なる印字色により調整値設定後の重ね印字を施してから排出する帳票印字装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の帳票印字装置において、
    前記重ね印字は前記スケールマークに重ねて、又は近傍に印字され、調整許容誤差を視覚的に判断できる帳票印字装置。
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