JP4387071B2 - 斜張橋の主塔構築方法 - Google Patents

斜張橋の主塔構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4387071B2
JP4387071B2 JP2001158075A JP2001158075A JP4387071B2 JP 4387071 B2 JP4387071 B2 JP 4387071B2 JP 2001158075 A JP2001158075 A JP 2001158075A JP 2001158075 A JP2001158075 A JP 2001158075A JP 4387071 B2 JP4387071 B2 JP 4387071B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel shell
main tower
cable
bridge
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001158075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002348813A (ja
Inventor
字朗 飯田
裕昭 中山
昭夫 春日
克彦 水野
昌晴 桑野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Sumitomo Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP2001158075A priority Critical patent/JP4387071B2/ja
Publication of JP2002348813A publication Critical patent/JP2002348813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4387071B2 publication Critical patent/JP4387071B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、斜張橋の主塔構築方法に関するものであり、特に主塔側斜材定着部の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に斜張橋は、主塔の橋軸方向両側に複数対の斜材が上下複数段にわたって張設された構成となっており、その主塔側斜材定着部は、上記複数対の斜材を定着するための複数対の定着構造を有する鋼殻部にコンクリートが巻き立てられた構成となっている。
【0003】
ただし従来の斜張橋においては、コンクリート部に引張荷重が作用しないようにするため、主塔構築時における斜材張力の導入を、鋼殻部にコンクリートが巻き立てられる前の状態で行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように斜材張力の導入をコンクリート巻き立て前の状態で行うようにした場合には、斜材張力を鋼殻部ですべて受け持つ必要があるので、その強度を確保するために鋼殻部の重量が必然的に大きなものとなってしまい、これにより架橋機材コストが高くついてしまう、という問題がある。
【0005】
また、斜材張力を鋼殻部ですべて受け持つことから、コンクリート部における鋼殻部の下端部分に応力集中が発生しやすくなる、という問題もある。
【0006】
さらに、鋼殻部の重量が大きなものとなってしまうことから、架設・運搬に重量制限のあるような場所においては施工が困難となる、という問題もある。
【0007】
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、主塔の鋼殻部を軽量化するとともに、そのコンクリート部における鋼殻部の下端部分に応力集中が発生するのを防止し、かつ主塔構築の際の施工性向上を図ることができる斜張橋の主塔構築方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、鋼殻部に対してある程度コンクリートを巻き立てた状態で斜材張力の導入を行うようにすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
【0009】
すなわち、本願発明に係る斜張橋の主塔構築方法は、
主塔の橋軸方向両側に複数対の斜材が上下複数段にわたって張設されてなる斜張橋の主塔構築方法であって、
上記斜張橋の主塔構築部分に、上記複数対の斜材を定着するための複数対の定着構造を有する鋼殻部を設置した後、
この鋼殻部に対して、該鋼殻部の橋軸方向中央部分を残すようにしてコンクリートを巻き立て、
その後、上記各定着構造に定着された上記各斜材に張力を導入し、
最後に、上記鋼殻部の橋軸方向中央部分にコンクリートを打設する、ことを特徴とするものである。
【0010】
上記「斜張橋」は、主塔の橋軸方向両側に複数対の斜材が上下複数段にわたって張設されたものであれば、その種類は特に限定されるものではなく、通常の斜張橋であってもよいし、主塔側斜材定着部が主塔上部に集中的に配置された比較的主塔高さの低いエクストラドーズド橋等の斜張橋であってもよい。
【0011】
また、上記「鋼殻部」は、複数対の斜材を定着するための複数対の定着構造を有するものであれば、その具体的構成は特に限定されるものではない。
【0012】
【発明の作用効果】
上記構成に示すように、本願発明に係る斜張橋の主塔構築方法は、斜張橋の主塔構築部分に、複数対の斜材を定着するための複数対の定着構造を有する鋼殻部を設置した後、この鋼殻部に対してその橋軸方向中央部分を残すようにしてコンクリートを巻き立て、その後、各定着構造に定着された各斜材に張力を導入し、最後に、鋼殻部の橋軸方向中央部分にコンクリートを打設するようになっているので、次のような作用効果を得ることができる。
【0013】
すなわち、鋼殻部に対してその橋軸方向中央部分を残すようにしてコンクリートを巻き立てた後に斜材張力の導入を行うことにより、斜材張力の水平成分(引張力)については鋼殻部のみで受け持つ一方、斜材張力の鉛直成分(圧縮力)については鋼殻部とコンクリート部との合成断面で受け持つようにすることができる。
【0014】
このため、従来のように斜材張力を鋼殻部ですべて受け持つ構造に比して、鋼殻部の負荷を軽減することができ、その分だけ鋼殻部を軽量化することができる。しかもその際、コンクリート部には引張荷重が作用しないようにすることができる。
【0015】
また、圧縮力として作用する斜材張力の鉛直成分を、鋼殻部とコンクリート部との合成断面で受け持つことにより、鋼殻部下端に位置するコンクリート部分に応力集中が発生してしまうのを未然に防止することができる。
【0016】
さらに、鋼殻部の軽量化を図ることができることから、架橋機材のコスト低減を図ることができ、また、架設・運搬に重量制限のあるような場所での施工も行いやすくなる。
【0017】
このように本願発明に係る斜張橋の主塔構築方法を採用することにより、主塔の鋼殻部を軽量化することができるとともに、そのコンクリート部における鋼殻部の下端部分に応力集中が発生するのを防止することができ、かつ主塔構築の際の施工性向上を図ることができる。
【0018】
上記「鋼殻部」の具体的構成が特に限定されないことは上述したとおりであるが、この鋼殻部の設置を、各対の定着構造毎に分割形成された複数の鋼殻ユニットを積み重ねることにより行う構成とすれば、架設・運搬を重量が十分に小さい鋼殻ユニットの単位で行うことができるので、架設・運搬に重量制限のあるような場所での施工を極めて容易に行うことができる。
【0019】
この場合において、各鋼殻ユニットの積み重ねを、橋軸方向および橋軸直交方向いずれの方向に関しても山切りカット面に設定された積層面を介して行う構成とすれば、積み上げ時の施工誤差を最小限に抑えることができ、これにより施工性を一層向上させることができる。
【0020】
その際、予め工場等での表面加工により積層面の面精度を高めておくようにすれば、各鋼殻ユニットをメタルタッチ(高精度な面接触状態)で積み重ねることが可能となるので、現場での溶接作業を不要とすることができ、これにより大幅な施工性向上を図ることができる。
【0021】
また、各鋼殻ユニットとして、その外周面に複数のスタッドジベルが設けられたものを用いるようにすれば、鋼殻部に圧縮力として作用する斜材張力の鉛直成分を、各鋼殻ユニットのスタッドジベルを介してコンクリート部へ効率よく伝達することができるので、鋼殻部とコンクリート部との合成断面での圧縮力負担を一層効果的に行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
【0023】
図1は、本願発明の一実施形態に係る主塔構築方法の対象となる斜張橋10の要部を、橋軸直交方向から見て示す側面図であり、図2は、そのII-II 線矢視図である。また、図3は、図1のIII 部詳細図であり、図4は、図3のIV-IV 線断面詳細図である。
【0024】
これらの図に示すように、この斜張橋10は、主塔高さが比較的低い(16m程度の)エクストラドーズド橋であって、主塔12の橋軸方向両側に10対の斜材14が上下10段にわたって張設されてなっている。これら各斜材14は、主塔12の上部に配置された主塔側斜材定着部12Aと、主桁50における主塔12の橋軸方向両側に配置された主桁側斜材定着部(図示せず)との間に斜めに張設されている。その際、これら各斜材14は、下段に位置するものほど大きな傾斜角で張設されるようになっている。
【0025】
主塔側斜材定着部12Aは、上記10対の斜材14の各々を、定着具16を介して定着するための10対の定着構造18を有する鋼殻部20と、この鋼殻部18に巻き立てられたコンクリート部22とからなっている。
【0026】
鋼殻部20は、各対の定着構造18毎に分割形成された10個の鋼殻ユニット24が積み重ねられてなっている(これについては後述する)。
【0027】
一方、コンクリート部22は、先打ちコンクリート部22Aと、後打ちコンクリート部22Bとからなっている。
【0028】
先打ちコンクリート部22Aは、鋼殻部20の橋軸方向中央部分および橋軸直交方向中央部分を各々帯状に残すようにしてコンクリートを巻き立てることにより形成されている。また、後打ちコンクリート部22Bは、鋼殻部20の橋軸方向中央部分の両側に帯状に残された凹部空間に、コンクリートを打設することにより形成されている。これら各後打ちコンクリート部22Bの表面は、先打ちコンクリート部22Aの表面に対して一段奥まった位置に形成されている。
【0029】
図5は、鋼殻部20を示す側面図であり、図6は、この鋼殻部20を構成する10個の鋼殻ユニット24のうち、上から2段目の鋼殻ユニット24を例にとって単品で示す側面図である。また、図7は、これら鋼殻ユニット24を積み重ねる工程を示す斜視図である。
【0030】
これらの図に示すように、各鋼殻ユニット24は、橋軸方向に延びる長尺の矩形枠26内に上記1対の定着構造18が設けられてなっている。
【0031】
矩形枠26は、1対の長尺壁面板28と、これら長尺壁面板28の橋軸方向両端面に溶接固定された1対の短尺壁面板30とからなっている。
【0032】
各長尺壁面板28は、その上端面28aおよび下端面28bが、いずれも山切りカット面として形成されている。すなわち、これら上端面28aおよび下端面28bの中央部は水平面として形成されているが、その橋軸方向両端部は、斜め下方へ傾斜した傾斜面として形成されている。
【0033】
また、各短尺壁面板30も、その上端面30aおよび下端面30bが、いずれも山切りカット面として形成されている。すなわち、これら上端面30aおよび下端面30bは山形に形成されており、その橋軸直交方向両端部が各長尺壁面板28の板厚分だけ水平面として形成されている。これら各短尺壁面板30の略中心位置には、斜材14を挿通させるための斜材挿通孔30cが形成されている。
【0034】
矩形枠26の外周面には、多数のスタッドジベル32が設けられている。これらスタッドジベル32は、各長尺壁面板28における橋軸方向中央部以外の部分および各短尺壁面板30における斜材挿通孔30cの両側部分に、その全域にわたって所定配置で設けられている。
【0035】
各定着構造18は、定着具16を受ける定着用プレート34が、コ字状に配置された3枚の支持プレート36、38、40を介して矩形枠26に固定支持されてなっている。
【0036】
定着用プレート34は、支持プレート36における矩形枠26の中心寄りの表面中央部に溶接されている。この支持プレート36は、長尺壁面板28の上端面28aおよび下端面28bの傾斜角と直交する傾斜平面に沿って配置されており、その両側端面が両側の長尺壁面板28に溶接されている。上下1対のプレート38、40は、長尺壁面板28の上端面28aおよび下端面28bと略平行に配置されており、矩形枠26の中心寄りの端面が支持プレート36に溶接されるとともに、その両側端面が両側の長尺壁面板28に溶接されている。定着用プレート34および支持プレート36には、定着具固定孔34a、36aが形成されている。
【0037】
図5に示すように、各鋼殻ユニット24における長尺壁面板28の上端面28aおよび下端面28bの橋軸方向両端部の下方傾斜角は、該鋼殻ユニット24に定着される斜材14の張設角度と同じ角度に設定されている。このため、下段に位置する鋼殻ユニット24ほど下方傾斜角が大きい値に設定されている。
【0038】
これら各鋼殻ユニット24における長尺壁面板28の上下両端面28a、28bおよび各短尺壁面板30の上下両端面30a、30bは高精度に仕上げられており、これにより各鋼殻ユニット24相互間の積層面20aはメタルタッチ(高精度な面接触状態)となっている。
【0039】
なお、最上段に位置する鋼殻ユニット24における長尺壁面板28および各短尺壁面板30の上端面28a、30a、ならびに最下段に位置する鋼殻ユニット24における長尺壁面板28および各短尺壁面板30の下端面28b、30bは、水平面に沿って形成されている。そして、最下段に位置する鋼殻ユニット24の下端面28bには、ベースプレート42が溶接固定されている。
【0040】
次に、本実施形態の主塔構築工程(より具体的には、主塔12における主塔側斜材定着部12Aの構築工程)について説明する。
【0041】
まず、各鋼殻ユニット24を予め工場等で製作しておく。その際、各鋼殻ユニット24の長尺壁面板28および各短尺壁面板30の上下両端面28a、28bおよび30a、30bに表面加工を施して、その面精度を十分に高めておく。
【0042】
次に、斜張橋10の主塔構築部分に10個の鋼殻ユニット24を図7に示すように順次積み重ねて鋼殻部20を設置した後、この鋼殻部20に対して、図8および9に示すように、その橋軸方向中央部分および橋軸直交方向中央部分を各々帯状に残すようにしてコンクリートを巻き立て、先打ちコンクリート部22Aを形成する。
【0043】
その後、各鋼殻ユニット24の各定着構造18に定着具16を介して斜材14を定着した後、これら各斜材14に張力T(図中矢印で示す)を導入する。
【0044】
そして最後に、鋼殻部20の橋軸方向中央部分にコンクリートを打設し、図8および9に示すような後打ちコンクリート部22Bを形成する。
【0045】
この主塔構築工程において、鋼殻部20の橋軸方向中央部分には先打ちコンクリート部22Aが形成されないので、斜材張力Tの水平成分(引張力)は鋼殻部20のみで受け持つこととなり、一方、斜材張力Tの鉛直成分(圧縮力)は鋼殻部20と先打ちコンクリート部22Aとの合成断面で受け持つこととなる。
【0046】
このため、従来のように斜材張力Tを鋼殻部20ですべて受け持つ構造に比して、鋼殻部20の負荷を軽減することができる。そして、その分だけ鋼殻部20を軽量化することができ、これにより架橋機材のコスト低減を図ることができる。また、このように鋼殻部20の軽量化を図ることができることから、架設・運搬に重量制限のあるような場所での施工も行いやすくなる。
【0047】
さらに、圧縮力として作用する斜材張力Tの鉛直成分を、鋼殻部20と先打ちコンクリート部22Aとの合成断面で受け持つことにより、鋼殻部20下端に位置するコンクリート部分に応力集中が発生してしまうのを未然に防止することができる。
【0048】
また上記主塔構築工程において、斜材張力Tの導入により各鋼殻ユニット24には橋軸方向に多少の伸びが生じるが、この伸びが生じた後に後打ちコンクリート部22Bが形成されるので、コンクリート部22には引張荷重が作用しないようにすることができる。
【0049】
このように本実施形態に係る斜張橋の主塔構築方法を採用することにより、主塔12の鋼殻部20を軽量化することができるとともに、そのコンクリート部22における鋼殻部20の下端部分に応力集中が発生するのを防止することができ、かつ主塔構築の際の施工性向上を図ることができる。
【0050】
特に本実施形態においては、鋼殻部20の設置を、各対の定着構造18毎に分割形成された複数の鋼殻ユニット24を積み重ねることにより行う構成となっているので、架設・運搬を重量が十分に小さい鋼殻ユニット24の単位(5tf程度以下の単位)で行うことができ、これにより架設・運搬に重量制限のあるような場所での施工を極めて容易に行うことができる。
【0051】
さらに本実施形態においては、各鋼殻ユニット24の積み重ねを、橋軸方向および橋軸直交方向いずれの方向に関しても山切りカット面に設定された積層面20aを介して行う構成となっているので、積み上げ時の施工誤差を最小限に抑えることができ、これにより施工性を一層向上させることができる。
【0052】
しかも本実施形態においては、積層面20aを構成する各鋼殻ユニット24の上端面28a、30aおよび下端面28b、30bの面精度を、予め工場等での表面加工により十分に高めておき、各鋼殻ユニット24をメタルタッチで積み重ねるようになっているので、現場での各鋼殻ユニット24相互間の溶接作業を不要とすることができ、これにより大幅な施工性向上を図ることができる。
【0053】
また本実施形態においては、各鋼殻ユニット24として、その外周面に複数のスタッドジベル32が設けられたものを用いるようになっているので、鋼殻部20に圧縮力として作用する斜材張力Tの鉛直成分を、各鋼殻ユニット24のスタッドジベル32を介して先打ちコンクリート部22Aへ効率よく伝達することができるので、鋼殻部20と先打ちコンクリート部22Aとの合成断面での圧縮力負担を一層効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態に係る主塔構築方法の対象となる斜張橋の要部を、橋軸直交方向から見て示す側面図
【図2】図1のII-II 線矢視図
【図3】図1のIII 部詳細図
【図4】図3のIV-IV 線断面詳細図
【図5】上記斜張橋における主塔の鋼殻部を示す側面図
【図6】上記鋼殻部を構成する10個の鋼殻ユニットのうち、上から2段目の鋼殻ユニットを例にとって単品で示す側面図
【図7】上記各鋼殻ユニットを積み重ねる工程を示す斜視図
【図8】上記主塔構築方法における斜材張力導入の様子を示す、図3と同様の図
【図9】上記斜材張力導入の様子を示す、図4と同様の図
【符号の説明】
10 斜張橋(エクストラドーズド橋)
12 主塔
12A 主塔側斜材定着部
14 斜材
16 定着具
18 定着構造
20 鋼殻部
20a 積層面
22 コンクリート部
22A 先打ちコンクリート部
22B 後打ちコンクリート部
24 鋼殻ユニット
26 矩形枠
28 長尺壁面板
30 短尺壁面板
28a、30a 上端面
28b、30b 下端面
30c 斜材挿通孔
32 スタッドジベル
34 定着用プレート
34a、36a 定着具固定孔
36、38、40 支持プレート
42 ベースプレート
50 主桁
T 斜材張力

Claims (4)

  1. 主塔の橋軸方向両側に複数対の斜材が上下複数段にわたって張設されてなる斜張橋の主塔構築方法であって、
    上記斜張橋の主塔構築部分に、上記複数対の斜材を定着するための複数対の定着構造を有する鋼殻部を設置した後、
    この鋼殻部に対して、該鋼殻部の橋軸方向中央部分を残すようにしてコンクリートを巻き立て、
    その後、上記各定着構造に定着された上記各斜材に張力を導入し、
    最後に、上記鋼殻部の橋軸方向中央部分にコンクリートを打設する、ことを特徴とする斜張橋の主塔構築方法。
  2. 上記鋼殻部の設置を、上記各対の定着構造毎に分割形成された複数の鋼殻ユニットを積み重ねることにより行う、ことを特徴とする請求項記載の斜張橋の主塔構築方法。
  3. 上記各鋼殻ユニットを、橋軸方向に延びる長尺の矩形枠を備えた構成としておき、
    この矩形枠の上端面および下端面を、橋軸方向に関して、中央部が水平面で形成されるとともに両端部が斜め下方へ傾斜した傾斜面で形成された山切りカット面とし、かつ、橋軸直交方向に関して、山形に形成された山切りカット面とし、
    上記各鋼殻ユニットの積み重ねを、上記各矩形枠の上端面および下端面を積層面として行う、ことを特徴とする請求項2記載の斜張橋の主塔構築方法。
  4. 上記各鋼殻ユニットとして、該鋼殻ユニットの外周面に複数のスタッドジベルが設けられたものを用いる、ことを特徴とする請求項2または3記載の斜張橋の主塔構築方法。
JP2001158075A 2001-05-28 2001-05-28 斜張橋の主塔構築方法 Expired - Lifetime JP4387071B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158075A JP4387071B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 斜張橋の主塔構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001158075A JP4387071B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 斜張橋の主塔構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002348813A JP2002348813A (ja) 2002-12-04
JP4387071B2 true JP4387071B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=19001848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001158075A Expired - Lifetime JP4387071B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 斜張橋の主塔構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4387071B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100614455B1 (ko) 2004-08-30 2006-08-21 주식회사 진화기술공사 엑스트라도즈드교 및 이의 시공방법
KR100779766B1 (ko) 2006-07-11 2007-11-27 삼성물산 주식회사 교량 주탑의 시공방법
KR100988670B1 (ko) 2008-05-28 2010-10-18 주식회사 휴먼브릿지 주케이블을 주탑 좌우로 분리시공하는 보도 현수교
JP5894039B2 (ja) * 2012-08-30 2016-03-23 三井住友建設株式会社 斜ケーブルの定着構造
JP6346847B2 (ja) * 2014-11-11 2018-06-20 三井住友建設株式会社 斜ケーブルの定着構造
CN104727222B (zh) * 2015-04-07 2017-01-18 林同棪国际工程咨询(中国)有限公司 分离式钢混组合索塔锚固区结构
JP6491030B2 (ja) * 2015-04-23 2019-03-27 三井住友建設株式会社 斜ケーブルの定着構造
CN105369736B (zh) * 2015-12-15 2017-05-10 安徽省交通控股集团有限公司 斜拉桥索塔体外锚固结构
CN108103949A (zh) * 2017-12-29 2018-06-01 南通华凯重工有限公司 一种斜拉桥主塔多层钢锚梁整体拼装工艺
CN108374323B (zh) * 2018-04-04 2023-09-12 中铁第四勘察设计院集团有限公司 一种用于拱承斜拉桥的索塔集束锚固结构
CN109702387B (zh) * 2018-09-28 2020-11-20 江苏中铁山桥重工有限公司 一种斜拉桥塔柱内衬钢结构制作方法
CN109267489B (zh) * 2018-10-17 2021-04-06 中铁大桥局集团有限公司 一种斜拉桥索塔锚固区施工方法
CN110184898B (zh) * 2019-06-14 2021-04-27 中铁大桥局集团有限公司 斜拉桥主塔锚固区的钢骨架节段及塔柱施工方法
CN111119056A (zh) * 2019-09-12 2020-05-08 中电建路桥集团有限公司 一种斜塔尖钢混结合段施工方法
CN111005302B (zh) * 2019-12-30 2021-07-30 中交路桥华南工程有限公司 钢锚梁安装方法
CN113215985A (zh) * 2021-05-28 2021-08-06 中铁二十局集团第三工程有限公司 悬索桥索塔柱锚箱安装结构及方法
CN113445433B (zh) * 2021-08-13 2022-10-25 北京城建集团有限责任公司 桥塔施工方法
CN113737661B (zh) * 2021-10-11 2023-01-31 中铁二局集团有限公司 一种斜拉桥塔座钢混结合段施工方法
CN114239342B (zh) * 2021-11-25 2024-09-13 四川省公路规划勘察设计研究院有限公司 悬索桥重力锚碇的优化设计方法
CN114684624B (zh) * 2022-03-29 2024-01-19 山东电力工程咨询院有限公司 一种少柱分段式穿烟囱运煤栈桥系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002348813A (ja) 2002-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4387071B2 (ja) 斜張橋の主塔構築方法
JP4078367B2 (ja) 斜張ケーブルの定着構造
JP6749673B1 (ja) コンクリート製柱と鉄骨梁との接合構造
US11035114B2 (en) Pillar fixing metal fitting
KR20120011043A (ko) 하프 프리캐스트 플로어판 및 그것을 사용한 슬래브 구축 방법
JP5575561B2 (ja) 建物の耐震構造
JP2007224581A (ja) 中空プレキャスト柱
JP3165246B2 (ja) 充填形鋼管コンクリート柱とpc梁との接合部構造及びそれらの接合方法
JP4607785B2 (ja) 連続高架橋
JP2018150692A (ja) 鉄骨柱の露出型柱脚構造及びその施工方法
JP4379703B2 (ja) 合成床版及び合成床版の構築方法
CN109476453B (zh) 电梯和电梯的更新方法
JP4372642B2 (ja) 柱状構造物の構築方法
JP4024449B2 (ja) 既存建物の免震化工法
JP2003129417A (ja) 複合主塔及びその施工方法
JP2020165174A (ja) 木造建物の床パネル
WO2022053534A1 (fr) Procédé de construction de toitures monocoques en béton armé
JP5042615B2 (ja) 建物ユニット及びこれを用いたユニット建物
JP7228337B2 (ja) 梁床構造
JP4551279B2 (ja) 床構造
JPH08245113A (ja) エレベータ用昇降路の基礎工事方法
JP2007247276A (ja) プレキャストコンクリート梁と柱の圧着接合構造および圧着接合構法
JP2021110132A (ja) 建造物の基礎構造、プレキャスト部材、および、建造物の基礎構造の製造方法
JP2003041514A (ja) 弾性支承の与変形装置
JP2024519114A (ja) かみ合わせ可能な壁補強パネル、壁補強アセンブリ、及び壁補強のための方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090709

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090930

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4387071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151009

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term