JP7228337B2 - 梁床構造 - Google Patents
梁床構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7228337B2 JP7228337B2 JP2018093768A JP2018093768A JP7228337B2 JP 7228337 B2 JP7228337 B2 JP 7228337B2 JP 2018093768 A JP2018093768 A JP 2018093768A JP 2018093768 A JP2018093768 A JP 2018093768A JP 7228337 B2 JP7228337 B2 JP 7228337B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor slab
- steel
- shaped steel
- floor
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
そして、形鋼は、梁が延びる方向と直交する方向に延びる向きに配置され、長さ方向の中間部が梁の直上に配置されていることにより、曲げモーメントが最大となる梁の上側に形鋼の長さ方向の中間部が配置されるため、梁の上側に作用する応力を形鋼が負担することができる。
また、複数の形鋼は、平行に配列されていることにより、合成床版が一方向版となり、形鋼が延びる方向の梁を省略することができる。
また、形鋼は、ハーフPC床版の上部に載置された構成であるため、形鋼とハーフPC床版とを接合するための溶接やボルト接合が不要となり、品質管理および工程管理を容易に行うことができる。
このような構成とすることにより、ハーフPC床版に対する形鋼の位置決めを容易に行うことができるため、品質管理および工程管理を容易に行うことができる。
また、ハーフPC床版の上面が平坦面である場合と比べて、ハーフPC床版とトッピングコンクリートとの定着面を大きくすることができる。
図1に示すように、本実施形態による合成床版1は、構造物11の鉄骨梁(梁)12の上側に設けられている。
鉄骨梁12は、構造物11の梁間方向(図1の紙面に直交する方向)に延びる向きで、構造物11の桁行方向(図1の左右方向)に間隔をあけて複数設けられている。
ハーフPC床版2は、構造物11の桁行方向および梁間方向に複数配列され、それぞれ桁行方向に隣り合う鉄骨梁12の間に架けられている。ハーフPC床版2は、桁行方向の一方側の端部2aが桁行方向に隣り合う鉄骨梁12のうちの桁行方向の一方側の鉄骨梁12の上部に接合され、桁行方向の他方側の端部2bが桁行方向に隣り合う鉄骨梁12のうちの桁行方向の他方側の鉄骨梁12の上部に接合されている。
ハーフPC床版2の下面は、平坦面に形成されている。ハーフPC床版2の上面は、桁行方向に延びて上側に開口する溝部22が梁間方向に間隔をあけて複数形成されている。溝部22には、形鋼4の下部側が挿入されるように構成されている。溝部22の幅寸法は、形鋼4の幅寸法よりもやや大きく形成されている。溝部22の底部221は、平坦面に形成されている。
形鋼4は、下部側が溝部22に挿入され、溝部22の底部221に載置されている。形鋼4の底面(下フランジの下面)41と、溝部22の底部221とは面接触している。形鋼4は複数設けられ、それぞれ溝部22の底面に載置されている。
形鋼4は、ハーフPC床版2の上部に載置されているだけで、ハーフPC床版2とは溶接やボルト接合されていない。
形鋼4の長さ寸法は、桁行方向に隣り合う梁の間隔よりも短く設定されている。形鋼4は、長さ方向の中間部4aが鉄骨梁12の直上に配置され、長さ方向の両端部4b,4cが桁行方向に隣り合う鉄骨梁12の間に配置されている。
形鋼4は、桁行方向にも配列されていて、桁行方向に隣り合う形鋼4,4は、桁行方向に対向する端部4b,4cどうしが離間している。桁行方向に隣り合う形鋼4の間の部分は、ハーフPC床版2の桁行方向の中間部2cの上方となり、ハーフPC床版2の桁行方向の中間部2cの上方には、形鋼4が配置されていない。
トッピングコンクリート3は、ひび割れ防止用の鉄筋を設ける程度で、配筋を行わなくてもよい。
上述した本実施形態による合成床版1では、ハーフPC床版2の上側のトッピングコンクリート3に複数の形鋼4が埋設されていることにより、合成床版1を下部側ではハーフPC床版2が応力を負担し、上部側では形鋼4が応力を負担する高耐力な構造とすることができる。
また、複数の形鋼4は、平行に配列されていることにより、合成床版1が一方向版となり、桁行方向に延びる鉄骨梁を省略することができる。これにより、室内の天井高を高く確保することができる。
また、形鋼4は、ハーフPC床版2の上部に載置された構成であるため、形鋼4とハーフPC床版2とを接合するための溶接やボルト接合が不要となり、品質管理および工程管理を容易に行うことができる。
本実施形態による梁床構造では、上方からの荷重よって生じるモーメントが、上側では鉄骨梁12の鉛直方向上側の領域(内端上端)、下側では桁行方向に隣り合う鉄骨梁12の中間部の鉛直方向上側の領域(中央下端)で最大となる。
本実施形態では、曲げモーメントが最大となる鉄骨梁12の上側に形鋼4の長さ方向の中間部4aが配置されるため、鉄骨梁12の上側に作用する応力を形鋼4が負担することができる。
例えば、上記の実施形態では、ハーフPC床版2の上部には、形鋼4の下部側が挿入される溝部22が形成されているが、溝部22が形成されていなくてもよい。また、ハーフPC床版2の上部に溝部22が形成される場合は、溝部22の形状は適宜設定されてよい。溝部22には、形鋼4の下部側のみでなく上部側も挿入されるように構成されていてもよい。
また、上記の実施形態では、トッピングコンクリート3は、ハーフPC床版2の上部全体に打設され、上端面が形鋼4の上端面と同じ高さとなるように設けられているが、トッピングコンクリート3の上端面が形鋼4の上端面よりも上側となっていてもよい。
また、形鋼4には、トッピングコンクリート3と定着するためのスタッドなどが適宜設けられていてもよい。
2 ハーフPC床版
3 トッピングコンクリート
4 形鋼
4a 中間部
12 鉄骨梁(梁)
22 溝部
Claims (2)
- 梁と、
前記梁の上部に設けられたハーフPC床版と、
前記ハーフPC床版の上側に打設されたトッピングコンクリートと、を有する梁床構造において、
前記ハーフPC床版の上側に互いに平行となるように載置され、前記トッピングコンクリートに埋設された複数の形鋼を有し、
前記形鋼は、上下に配置されるフランジを備え、前記形鋼の上側フランジの上端面が前記トッピングコンクリートの上端面と面一となるように設けられるとともに、前記梁が延びる方向と直交する方向に延びる向きに配置され、長さ方向の中間部が前記梁の直上に配置されていることを特徴とする梁床構造。 - 前記ハーフPC床版には、前記形鋼の少なくとも下部側が挿入される溝部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梁床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018093768A JP7228337B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 梁床構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018093768A JP7228337B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 梁床構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019199714A JP2019199714A (ja) | 2019-11-21 |
JP7228337B2 true JP7228337B2 (ja) | 2023-02-24 |
Family
ID=68612948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018093768A Active JP7228337B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 梁床構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7228337B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000248678A (ja) | 1999-02-25 | 2000-09-12 | Fujita Corp | せん断補強部材、ハーフpc部材、およびそれを用いた床スラブと壁体の施工方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559974A (en) * | 1978-07-08 | 1980-01-24 | Takenaka Komuten Co | Timberinggfree method of floor |
JPS6198843A (ja) * | 1984-10-22 | 1986-05-17 | 株式会社 構建設計研究所 | 複合床 |
JPH0424349A (ja) * | 1990-05-21 | 1992-01-28 | P S Co Ltd | 半pc部材及びその施工方法 |
JP3185103B2 (ja) * | 1998-06-11 | 2001-07-09 | 大成建設株式会社 | 板部材の取り付け構造 |
-
2018
- 2018-05-15 JP JP2018093768A patent/JP7228337B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000248678A (ja) | 1999-02-25 | 2000-09-12 | Fujita Corp | せん断補強部材、ハーフpc部材、およびそれを用いた床スラブと壁体の施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019199714A (ja) | 2019-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9518401B2 (en) | Open web composite shear connector construction | |
KR101178876B1 (ko) | 프리스트레스트 강합성 라멘교 시공방법 | |
JP2014095256A (ja) | リブ付きプレキャストコンクリート板と、それを用いた合成床スラブと梁のコンクリート打ち分け方法 | |
KR101897495B1 (ko) | 벤딩빔을 이용한 장스팬 구조 | |
KR101650431B1 (ko) | 공장제작형 프리스트레스 콘크리트와 강재를 결합한 와이드 합성보 | |
KR100796216B1 (ko) | 건축물의 콘크리트 복합보 | |
JP7228337B2 (ja) | 梁床構造 | |
JP2002266317A (ja) | 橋梁用連続桁 | |
KR101825580B1 (ko) | 철골-프리캐스트 콘크리트 합성보 | |
KR101329372B1 (ko) | 해체 가능한 텐던을 적용한 슬림플로어 공법의 데크플레이트 처짐 제어구조 및 그의 시공 방법 | |
KR101752285B1 (ko) | 광폭 psc 하부플랜지와 단면확대용 상부플랜지를 갖는 하이브리드 보 및 이를 이용한 구조물 | |
JP5439016B2 (ja) | 埋設型枠 | |
KR101541454B1 (ko) | 장스팬 바닥판 시스템 | |
JP6985022B2 (ja) | 鋼コンクリート複合構造のせん断補強鋼材の接合構造および鋼コンクリート複合構造のせん断補強鋼材の接合方法 | |
JP4264900B2 (ja) | 梁と床板の接合構造 | |
JP2019011675A (ja) | 複合構造 | |
JP5738111B2 (ja) | 橋桁 | |
JP7137978B2 (ja) | 柱用板状部材 | |
JP6864991B2 (ja) | スラブ構造 | |
KR102183688B1 (ko) | 강판을 활용한 증축 내진 코어 | |
JP2008190319A (ja) | 立体駐車場の床構造 | |
KR20110046708A (ko) | 래티스형 철선을 이용한 슬래브-기둥 접합부의 펀칭전단 보강구조 | |
CN109469239B (zh) | 附有抗剪力板的格子板 | |
KR20180070097A (ko) | 시공단계에서 연속화 공법이 가능한 프리스트레스트 하이브리드 와이드 플랜지 보 구조시스템 | |
JP6961408B2 (ja) | プレキャストコンクリート板、およびコンクリート構造スラブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210423 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220325 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230131 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7228337 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |