JP4386013B2 - 接点開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体金属のような導電性流体を介して接点を開閉する接点開閉装置に関するものである。
従来、液体金属のような導電性流体を介して接点を開閉する接点開閉装置が種々提案されている。例えば、特許文献1には、所定の体積を持ち、その内部の空気を加熱するヒータが設置されている能動貯蔵庫と、能動貯蔵庫と所定の間隔に離隔されてその内部にヒータが設置されている、同一な体積を持つ受動貯蔵庫と、能動貯蔵庫と受動貯蔵庫の間の空間に延長されて液体金属の移動路としての役割を果すチャンネルと、互いに離隔されてチャンネルの所定の領域で各々チャンネルの内部に一端が挿入され外部に伸びる第1信号電極と、第1信号電極と一定の間隔に離隔されて同一な形状で形成された第2信号電極と、チャンネルの内部に実装されて第1信号電極と第2信号電極の接点としての役割を果す液体金属と、半導体基板の上、下側面に接合された上、下部ガラス基板とを備え、ヒータに通電して能動貯蔵庫又は受動貯蔵庫内の空気を加熱して膨張させることでチャンネル内部の液体金属を移動させ、第1信号電極と第2信号電極とを液体金属を介して導通させるオン状態と導通させないオフ状態とを切り換えるようにした熱駆動型のマイクロリレーが開示されている。
特開平9−161640号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている従来例は、能動貯蔵庫並びに受動貯蔵庫内の空気をヒータで加熱して膨張させた空気によってチャンネル内部の液体金属を移動させているので、ヒータの通電開始から液体金属が移動してオン・オフが切り換わるまでの時間(動作時間)が比較的に長くなって応答性が低いという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、熱駆動型のものに比較して接点を開閉する動作時間が短縮できる接点開閉装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、導電性を有する流体を移動自在に収納する収納部が設けられた半導体基板と、収納部内に露出する複数の接点が設けられて半導体基板の表面に接合される絶縁基板と、半導体基板を部分的に変形させて収納部内で導電性流体を移動させるアクチュエータとを備え、半導体基板においてアクチュエータにより変形させられる部分がダイアフラム状に形成されるとともに当該ダイアフラム状の部分から突出してアクチュエータに当接する突部が半導体基板に設けられるとともに、アクチュエータによる半導体基板の部分的な変形の変形量を規制する規制手段が半導体基板又は絶縁基板に設けられた接点開閉装置であって、当該規制手段は、アクチュエータと対向する半導体基板の一面に設けられ、変形量が所定量を超える前にアクチュエータに当接する当接部からなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、突部は、各角部が面取りされた略角柱形に形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、突部は、アクチュエータに当接する先端部分が先細りとなる角錐台形又は円錐台形に形成されたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、半導体基板の表面に設けられた凹所にアクチュエータの一部を嵌合してなることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、アクチュエータは、突部を挟んで対向する両端部が半導体基板に固定された両持ち梁構造を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、アクチュエータは、突部を挟んで対向する一方の端部が半導体基板に固定された片持ち梁構造を有することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、アクチュエータは、弾性材料からなる板状のシムと該シムの片面に取着される板状の圧電素子を有する圧電振動体からなることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1〜の何れかの発明において、アクチュエータは、弾性材料からなる板状のシムと該シムの両面に取着される板状の一対の圧電素子を有する圧電振動体からなることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項の発明において、圧電素子並びにシムの端部を半導体基板の外側にはみ出させたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、アクチュエータで半導体基板を部分的に変形させることにより収納部内で導電性流体を移動させるため、空気の熱膨張によって液体金属を移動させる熱駆動型の従来例に比較して接点を開閉する動作時間が短縮できる。また、半導体基板においてアクチュエータにより変形させられる部分がダイアフラム状に形成されているので、半導体基板の変形させられる部分の剛性を低下させてアクチュエータに必要な駆動力が低減できる。さらに、ダイアフラム状の部分から突出してアクチュエータに当接する突部が半導体基板に設けられているから、突部のない場合に比較してダイアフラム状の部分に対するアクチュエータの押し位置が安定する。しかも、ダイアフラム状の部分が過度に変形するのを防ぐとともに変形量を略一定にすることができる。
請求項2の発明によれば、各角部が面取りされた略角柱形に突部を形成することにより、角部への応力集中を抑えて角部の欠け等の発生を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、アクチュエータに当接する先端部分が先細りとなる角錐台形又は円錐台形に突部を形成することにより、突部の先端部分に均等に力が加えられて突部の破損等の発生を防ぐことができる。
請求項の発明によれば、凹所にアクチュエータの一部を嵌合することで半導体基板に対するアクチュエータの位置決めが行える。
請求項の発明によれば、アクチュエータを両持ち梁構造としたことにより、突部の角部分にアクチュエータが片当たりすることがないから突部の破損等の発生を防ぐことができる。
請求項の発明によれば、アクチュエータを片持ち梁構造としたことにより、両持ち梁構造の場合に比較して全体の小型化が図れる。
請求項の発明によれば、ユニモルフ型の圧電振動体でアクチュエータを構成することにより、電圧駆動型の接点開閉装置が実現できる。
請求項の発明によれば、バイモルフ型の圧電振動体でアクチュエータを構成することにより、ユニモルフ型の圧電振動体で構成する場合に比較してアクチュエータの駆動力が大きくなって動作時間がさらに短縮できる。
請求項の発明によれば、アクチュエータを構成する圧電素子並びにシムの端部を半導体基板の外側にはみ出させているので、はみ出させた部分に電圧印加用の配線を接続することができる。
(実施形態1)
本実施形態の接点開閉装置は、図1に示すように導電性を有する流体3を移動自在に収納する収納部2が設けられた半導体基板1と、収納部2内に露出する複数の接点4が設けられて半導体基板1の表面に接合される絶縁基板5と、半導体基板1の絶縁基板5との接合面と反対側の面に形成され半導体基板1を部分的に変形させて収納部2内で導電性流体3を移動させるアクチュエータ6とを備える。
半導体基板1は単結晶のシリコン基板からなり、表面(図1(c)における上面)には矩形溝状の凹部1aが設けられ、裏面(図1(c)における下面)には収納部2を形成するための凹所が設けられており、凹部1aの底部分が薄膜状のダイアフラム部1bとなっている。また、ダイアフラム部1bの中心には角錐台形の突部10が突出させてある。なお、詳しい説明は省略するが、凹部1aや凹所並びに突部10はエッチング等の周知の半導体製造プロセスを利用して形成可能である。
絶縁基板5は例えばガラス基板からなり、外形寸法が半導体基板1とほぼ同一であって半導体基板1の裏面に陽極接合によって接合されている。すなわち、絶縁基板5を半導体基板1の裏面に接合して凹所の開口を閉塞することにより、導電性流体3を収納する収納部2が形成されるのである。
収納部2は、図1(b)に示すようにアクチュエータ6によるダイアフラム部1bの変形(撓み)に伴って容積が減少する空洞部2aと、導電性流体3の移動方向に直交する断面の面積が空洞部2aよりも狭く且つ一端側で空洞部2aに連結するとともに他端側に複数の接点4が露出する溝部2bと、導電性流体3の移動方向に直交する断面の面積が空洞部2aよりも狭く且つ一端側で空洞部2aに連結するとともに他端側に導電性流体3を収納部2内に注入するための注入口2dが設けられた注入用溝部2cとを有する。空洞部2aは、平面視略菱形に形成されて半導体基板1の厚み方向(図1(c)における上下方向)においてダイアフラム部1bの直下に配置されている。溝部2bは、平面視略鈎形の幅細い形状に形成され、注入用溝部2cは、平面視略矩形の溝部2bよりも若干幅の広い形状に形成されている。なお、注入用溝部2cの先端部に設けられる注入口2dは、半導体基板1を厚み方向に貫通する形で注入用溝部2cに連通する円錐台形状に形成されており、導電性流体3が注入された後、ガラスにより短冊状に形成された蓋7で閉塞される。但し、注入口2dの形状の円錐台形状に限定されるものではなく、例えば円筒形状や角錐台形状等の他の形状でも構わない。
収納部2内に収納される導電性流体3は、常温常圧(25℃、1気圧)で液体の金属(例えば、水銀)からなり、溝部2bの先端側に空気を閉じ込めるようにして注入口2dから注入用溝部2cを通して収納部2内に注入される。ここで、絶縁基板5には厚み方向に貫通する複数の貫通孔(スルーホール)5aが溝部2bの先端側の部分に連通するようにして列設され、その内周面と底面(図1(d)における上面)並びに開口端の周囲には半田めっき層が形成されており、溝部2b内に露出する底面の半田めっき層が接点4を構成している。但し、半田の代わりに他の金属によってめっき層を形成しても構わない。また、図1(b)に示すように絶縁基板5の裏面には一対の電極パッド81,82と、一方の電極パッド81と何れか2つの貫通孔5aの半田めっき層とを接続する配線パターン91と、他方の電極パッド82と何れか残り2つの貫通孔5aの半田めっき層とを接続する配線パターン92とが形成されている。ここで、溝部2bの先端側において導電性流体3の先端が停止する位置を高い精度で制御することは非常に困難であるので、本実施形態においては、2つの電極パッド81,82に接続される接点4を溝部2bに沿って交互に並べ、導電性流体3の停止位置に応じて不要な接点4に接続されている配線パターン91又は92の一部をレーザ等で切断するようにしている。このように導電性流体3の溝部2b内における停止位置に応じて、配線パターン91又は92の一部をレーザ等で切断することで不要な接点4を電極パッド81又は82から切り離せば、導電性流体3の注入時に溝部2b内における停止位置を高い精度で制御する必要がなくなるのである。なお、図2に示すように溝部2bを蛇行した形状(例えば、略S字形状)に形成すれば、半導体基板1の寸法を大型化せずに接点4同士の間隔(溝部2bに沿った距離)を伸ばすことができて導電性流体3の停止位置の管理がさらに容易になる。
アクチュエータ6は扁平な棒状に形成された圧電振動子からなり、先端部を凹部1aと対向させると同時に突部10の先端に当接させる形で半導体基板1の表面に接合された片持ち梁構造を有している。すなわち、アクチュエータ6の厚み方向に電圧を印加すれば、固定されていないアクチュエータ6の先端部がダイアフラム部1bに近づく向きに撓んで突部10を押圧し、半導体基板1のダイアフラム部1bを空洞部2a側へ変形させる(撓ませる)。そして、電圧の印加を停止すればアクチュエータ6が突部10を押圧しなくなってダイアフラム部1bが元の形に復帰する。
次に、本実施形態の接点開閉装置の動作について説明する。まず、電圧が印加されていない状態では、アクチュエータ6がダイアフラム部1bを変形させず、導電性流体3が初期位置で停止しているために電極パッド81,82と接続されている接点4が開成されている(オフ状態)。このオフ状態から電圧を印加してアクチュエータ6を駆動すると、アクチュエータ6の先端部が突部10を押圧してダイアフラム部1bを変形させて空洞部2aの容積が減少することにより、導電性流体3が溝部2bの先端側に移動して電極パッド81,82と接続されている接点4が導電性流体3を介して閉成される(オン状態)。このオン状態から電圧の印加を停止すれば、アクチュエータ6によって変形させられていたダイアフラム部1bが元の状態に復帰して空洞部2aの容積が元に戻るから、溝部2bの先端部分に密封されている空気の圧力によって導電性流体3が空洞部2aの方へ移動し、電極パッド81,82と接続されている接点4が開成される(オフ状態)。
而して、従来例のものはヒータの通電開始から液体金属が移動してオン・オフが切り換わるまでの時間(動作時間)が比較的に長くなるという欠点を有していたが、本実施形態の接点開閉装置では、電圧の印加/停止時点から導電性流体3が移動して接点4が開閉されるまでの動作時間を従来例よりも十分に短くすることができて応答性の向上が図れるものである。また、半導体基板1においてアクチュエータ6により変形させられる部分をダイアフラム状に形成しているので、半導体基板1の変形させられる部分(ダイアフラム部1b)の剛性を低下させてアクチュエータ6に必要な駆動力が低減でき、さらに、ダイアフラム部1bから突出してアクチュエータ6に当接する突部10が半導体基板1に設けられているから、突部10のない場合に比較してダイアフラム部1bに対するアクチュエータ6の押し位置が安定するという利点がある。
ここで、突部10の先端面の形状を多角形(例えば、四角形)とした場合、アクチュエータ6で押圧されたときに角部に応力が集中して角部の欠け等が発生する可能性があるので、かかる角部を面取りして角部への応力集中を抑えることが望ましい。また、突部10を角錐台形に形成していることにより、突部10の先端部分の面積をできるだけ小さくしてアクチュエータ6の押圧力を均等に受けることが可能となって突部10の破損等の発生を防ぐことができる。なお、突部10を円錐台形に形成しても同様の作用効果が得られる。また、半導体基板1を異方性エッチングすれば、角錐台形又は円錐台形の突部10が形成可能である。
ところで、何らかの理由でアクチュエータ6に必要以上に高い電圧が印加されたような場合、アクチュエータ6の先端部並びにダイアフラム部1bの撓み量が過大になってダイアフラム部1bが破損する可能性がある。そこで、図3(a)に示すようにダイアフラム部1bから空洞部2a内へ突出する突起11を設け、アクチュエータ6並びにダイアフラム部1bの変形量が所定量を超える前に突起11を絶縁基板5に当接させるか、あるいは図3(b)に示すように絶縁基板5から空洞部2a内へ突出する突起12を設け、アクチュエータ6並びにダイアフラム部1bの変形量が所定量を超える前に突起12をダイアフラム部1bに当接させ、アクチュエータ6並びにダイアフラム部1bの変形量を規制すれば、アクチュエータ6やダイアフラム部1bが過度に変形するのを防ぐことができるとともにアクチュエータ6及びダイアフラム部1bの変形量を略一定にすることができる。但し、突起11,12を設ける代わりに、アクチュエータ6と対向する凹部1aの側面から突出し、アクチュエータ6及びダイアフラム部1bの変形量が所定量を超える前にアクチュエータ6に当接する当接部13を設け、この当接部13によってアクチュエータ6並びにダイアフラム部1bの変形量を規制しても構わない。
また、図4に示すように半導体基板1の表面における凹部1aと隣り合う部位に凹所14を設け、この凹所14に一部を嵌合する形でアクチュエータ6を半導体基板1に接合すれば、半導体基板1に対するアクチュエータ6の位置決めが行える。さらに、本実施形態ではアクチュエータ6を片持ち梁構造としているが、図5に示すように幅方向における両端部を半導体基板1に接合することでアクチュエータ6を両持ち梁構造としても構わない。つまり、片持ち梁構造のアクチュエータ6では突部10の角部分に片当たりして突部10の破損等が発生する可能性があるが、両持ち梁構造のアクチュエータ6では上記片当たりを防ぐことができる。但し、アクチュエータ6を片持ち梁構造とした方が、両持ち梁構造の場合に比較して全体の小型化が図れるという利点がある。
ところで、本実施形態では圧電振動子でアクチュエータ6を構成しているが、例えば、図6(a)に示すように金属のような弾性材料からなる板状のシム6aと、シム6aの片面に取着される板状の圧電素子6bを有するユニモルフ型の圧電振動体でアクチュエータ6を構成したり、あるいは、図6(b)に示すようにシム6aの両面にそれぞれ圧電素子6bを取着してなるバイモルフ型の圧電振動体でアクチュエータ6を構成しても構わない。特に、バイモルフ型の圧電振動体でアクチュエータ6を構成した場合、ユニモルフ型の圧電振動体で構成する場合に比較してアクチュエータ6の駆動力が大きくなって動作時間がさらに短縮できるという利点がある。
(実施形態2)
本実施形態は、図7に示すようにシム6aの片面に圧電素子6bを取着してなるユニモルフ型の圧電振動体でアクチュエータ6を構成するとともに、圧電素子6b並びにシム6aの端部を半導体基板1の外側にはみ出させた点に特徴がある。但し、他の構成並びに動作については実施形態1と共通するので、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
圧電素子6bは矩形板状に形成されて凹部1aと対向する先端部と反対の後端部が半導体基板1の外にはみ出している。また、シム6aは凹部1aの反対側における端部が圧電素子6bよりも幅広に形成されており、当該端部が半導体基板1の外にはみ出している。
そして、図7(b)に示すように半導体基板1の外にはみ出している圧電素子6bの後端部並びにシム6aの端部にアクチュエータ6への電圧印加用の電線15が接続される。ここで、電線15はボンディングワイヤによって形成されるが、上述のようにアクチュエータ6を構成するシム6a並びに圧電素子6bの端部を半導体基板1の外にはみ出させているので、はみ出した端部へのワイヤボンディングが行い易いという利点がある。
本発明の実施形態1を示し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は同図(b)におけるA−B線断面矢視図、(d)は同図(b)におけるC−D線断面矢視図、(e)は同図(b)におけるE−F線断面矢視図である。 同上の他の構成を示す背面図である。 同上の他の構成を示し、(a)は半導体基板に突起を設けたものの断面図、(b)は絶縁基板に突起を設けたものの断面図、(c)は凹部の側面に当接部を設けたものの断面図である。 同上のさらに他の構成を示す断面図である。 同上のさらにまた他の構成を示す断面図である。 同上の他の構成のアクチュエータを備えたものを示し、(a)はユニモルフ型の圧電振動体からなるアクチュエータを備えたものの断面図、(b)はバイモルフ型の圧電振動体からなるアクチュエータを備えたものの断面図である。 本発明の実施形態2を示し、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は同図(b)におけるA−B線断面矢視図である。
符号の説明
1 半導体基板
1b ダイアフラム部
2 収納部
2a 空洞部
2b 溝部
3 導電性流体
4 接点
5 絶縁基板
5a 貫通孔
6 アクチュエータ
10 突部

Claims (9)

  1. 導電性を有する流体を移動自在に収納する収納部が設けられた半導体基板と、収納部内に露出する複数の接点が設けられて半導体基板の表面に接合される絶縁基板と、半導体基板を部分的に変形させて収納部内で導電性流体を移動させるアクチュエータとを備え、半導体基板においてアクチュエータにより変形させられる部分がダイアフラム状に形成されるとともに当該ダイアフラム状の部分から突出してアクチュエータに当接する突部が半導体基板に設けられるとともに、アクチュエータによる半導体基板の部分的な変形の変形量を規制する規制手段が半導体基板又は絶縁基板に設けられた接点開閉装置であって、当該規制手段は、アクチュエータと対向する半導体基板の一面に設けられ、変形量が所定量を超える前にアクチュエータに当接する当接部からなることを特徴とする接点開閉装置。
  2. 突部は、各角部が面取りされた略角柱形に形成されたことを特徴とする請求項1記載の接点開閉装置。
  3. 突部は、アクチュエータに当接する先端部分が先細りとなる角錐台形又は円錐台形に形成されたことを特徴とする請求項2記載の接点開閉装置。
  4. 半導体基板の表面に設けられた凹所にアクチュエータの一部を嵌合してなることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の接点開閉装置。
  5. アクチュエータは、突部を挟んで対向する両端部が半導体基板に固定された両持ち梁構造を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の接点開閉装置。
  6. アクチュエータは、突部を挟んで対向する一方の端部が半導体基板に固定された片持ち梁構造を有することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の接点開閉装置。
  7. アクチュエータは、弾性材料からなる板状のシムと該シムの片面に取着される板状の圧電素子を有する圧電振動体からなることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の接点開閉装置。
  8. アクチュエータは、弾性材料からなる板状のシムと該シムの両面に取着される板状の一対の圧電素子を有する圧電振動体からなることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の接点開閉装置。
  9. 圧電素子並びにシムの端部を半導体基板の外側にはみ出させたことを特徴とする請求項記載の接点開閉装置
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