JP4385847B2 - オフセット補正機能を備えた電圧検出装置 - Google Patents

オフセット補正機能を備えた電圧検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4385847B2
JP4385847B2 JP2004138187A JP2004138187A JP4385847B2 JP 4385847 B2 JP4385847 B2 JP 4385847B2 JP 2004138187 A JP2004138187 A JP 2004138187A JP 2004138187 A JP2004138187 A JP 2004138187A JP 4385847 B2 JP4385847 B2 JP 4385847B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
offset
voltage detection
value
correction function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004138187A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005321251A (ja
Inventor
篤史 川瀬
剛 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004138187A priority Critical patent/JP4385847B2/ja
Publication of JP2005321251A publication Critical patent/JP2005321251A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4385847B2 publication Critical patent/JP4385847B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

本発明は、オフセット誤差を補正する機能を備えた電圧検出装置に関する。
従来、バッテリのSOCが99.9%以上であり、かつ、所定時間内のバッテリの温度変化が所定範囲内の状態におけるバッテリ電圧を検出して、電圧センサのオフセット誤差を求め、求めたオフセット誤差に基づいて、電圧センサにより検出された電圧値を補正する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−356669号公報
しかしながら、従来の技術では、ハイブリッド自動車に搭載されるバッテリのように、SOCが99.9%以上になりにくいシステムでは、オフセット誤差を求める機会が無いため、オフセット誤差を補正することができなくなるという問題があった。
本発明によるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置は、バッテリと、バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、電圧検出手段と並列に接続される負荷と、バッテリと、電圧検出手段および負荷との間に設けられ、バッテリと、電圧検出手段および負荷との間を接続/遮断する接続/遮断手段と、接続/遮断手段が遮断状態となってから経過した時間を計測する時間計測手段と、時間計測手段により計測された時間が第1の所定時間を経過しているか否かを判定する判定手段と、接続/遮断手段が遮断状態で、かつ、判定手段によって第1の所定時間が経過したと判定された後に、電圧検出手段によって検出された電圧値をオフセット電圧として取得するオフセット電圧取得手段と、オフセット電圧に基づいて、電圧検出手段により検出されたバッテリ電圧を補正する電圧補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置によれば、バッテリのSOCが99.9%以上になりにくいシステムにおいても、電圧検出手段のオフセット電圧を求めて、電圧検出手段により検出された電圧値を補正することができる。
図1は、本発明によるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置(以下では単に、電圧検出装置と呼ぶ)の一実施の形態における構成を示す図である。以下では、一実施の形態における電圧検出装置をハイブリッド自動車に搭載した例について説明する。この一実施の形態における電圧検出装置では、複数のセルS1〜Sn(nは2以上の自然数)を直列に接続して構成される組電池1の電圧を検出する。組電池1は、例えば、リチウムイオンバッテリである。
一実施の形態における電圧検出装置は、強電リレー2と、電圧センサ3と、強電負荷4と、マイコン5と、インジケータ6と、タイマ10とを備える。強電リレー2は、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間に設けられて、マイコン5からの指令に基づいて、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間を接続/遮断する。強電負荷4は、例えば、ハイブリッド自動車の駆動源であるモータである。
電圧センサ3は、強電リレー2がオンされている時は組電池1の電圧を検出し、強電リレー2がオフされている時は、強電負荷4の電圧を検出して、マイコン5に出力する。マイコン5は、CPU5aおよびメモリ5bを備え、電圧センサ3の電源のオン/オフを制御する。また、マイコン5は、電圧センサ3のオフセット誤差を算出するとともに、電圧センサ3の故障診断を行う。ここでのオフセット誤差とは、組電池1の実際の電圧値と、電圧センサ3により検出される組電池1の電圧値との差のことである。オフセット誤差の算出方法、および、電圧センサ3の故障診断の方法については、後述する。なお、マイコン5には、図示しないイグニッションスイッチがオフされた後も、図示しない補助電源(例えば、12Vバッテリ)から電力が供給される。
インジケータ6は、マイコン5によって電圧センサ3の故障が検出された時に、マイコン5の指令に基づいて点灯し、電圧センサ3に故障が発生していることをドライバに報知する。
タイマ10は、タイマ用電源11と、スイッチ12と、抵抗R1およびR2と、コンデンサC1とを備える。抵抗R1の一端は、スイッチ12を介して、タイマ用電源11の正極端子と接続されており、他端はマイコン5と接続されている。コンデンサC1および抵抗R2は、それぞれ一端が接地されており、他端は抵抗R1の一端(マイコン5と接続されている側)に接続されている。
なお、車両起動中は、強電リレー2、および、タイマ10内に設けられているスイッチ12はオンされている。また、電圧センサ3の電源もオンされている。
図2は、マイコン5により行われるオフセット誤差の算出処理の内容を示すフローチャートである。ステップS10では、図示しないイグニッションスイッチがオンからオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオンのままであると判定するとステップS10で待機し、オフされたと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、イグニッションスイッチがオフされる直前の電圧センサオフセット値をメモリ5bに記憶して、ステップS30に進む。ステップS30では、強電リレー2を遮断して、ステップS40に進む。ステップS40では、電圧センサ3の電源をオフして、ステップS50に進む。ステップS50では、タイマ10内に設けられているスイッチ12をオフして、ステップS60に進む。
図3は、図示しないイグニッションスイッチのオン/オフ状態、マイコン5のタイマ出力認識値、強電負荷4の電圧値、電圧センサ3の出力値、および、タイマ10の出力値の関係を示す図である。タイマ10の出力値とは、タイマ10とマイコン5との間の接続線上(例えば、図1に示すK点)の電圧値のことである。また、マイコン5のタイマ出力認識値とは、タイマ10の出力値に基づいて決定される値であり、HiおよびLoの2値で表される。
図3に示す時刻T1のタイミングでイグニッションスイッチがオフされると、上述したように、強電リレー2が遮断されるとともに、電圧センサ3の電源がオフされるので、強電負荷4の電圧値は低下していく。従って、電圧センサ3により検出されてマイコン5に入力される電圧値も、時間の経過とともに低下していく。
また、イグニッションスイッチがオフされると、スイッチ12もオフされるので、タイマ10の出力値は徐々に低下する。すなわち、スイッチ12がオフされると、コンデンサC1および抵抗R2により構成されるRC回路の時定数τ(=C1・R2)にて、K点の電圧は低下していく。
マイコン5は、タイマ10の出力値、すなわち、K点の電圧値が所定のしきい値V4より高い状態では、タイマ出力認識値をHiに設定し、K点の電圧値が所定のしきい値V4以下に低下すると、タイマ出力認識値をHiからLoに設定する。図3では、時刻T2において、K点の電圧値が所定のしきい値V4以下となり、この時点でタイマ出力認識値をLoに設定している。
なお、所定のしきい値V4は、強電リレー2の遮断後に、強電負荷4の電圧が0(V)に達した時のK点の電圧値に基づいて、予め定めておく。すなわち、強電負荷4の電圧が0(V)に達した後に、タイマ出力認識値がHiからLoに変わるように、しきい値V4を定めておく。
ステップS60では、イグニッションスイッチがオンされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオンされていないと判定するとステップS60で待機し、オンされたと判定すると、ステップS70に進む。ステップS70では、電圧センサ3の電源をオンにして、ステップS80に進む。
ステップS80では、マイコンのタイマ出力認識値がLoであるか否かを判定する。図3では、時刻T3においてイグニッションスイッチがオンされており、この時のタイマ出力認識値は、Loとなっている。一方、時刻T5でイグニッションスイッチがオフされた後に、時刻T6でイグニッションスイッチがオンされた時には、タイマ出力認識値はHiのままとなっている。タイマ出力認識値がLoであると判定するとステップS140に進み、Hiであると判定すると、ステップS90に進む。
ステップS140では、強電リレー2がオフされてから、強電負荷4の電圧値が0(V)に達するまでの十分な時間が経過したと判定して、電圧センサ3のオフセット値を検出する。すなわち、強電リレー2が遮断されている状態において、電圧センサ3により検出される電圧値をオフセット値として検出する。なお、電圧センサ3にオフセット誤差が生じていない場合には、この時に電圧センサ3により検出される電圧値は0(V)となっている。オフセット値を検出すると、ステップS150に進む。
ステップS150では、車両起動時における電圧センサ3の故障診断を行う。この故障診断処理は、図4に示すフローチャートを用いて後述する。電圧センサ3の故障診断を行うと、ステップS160に進む。ステップS160では、ステップS150において行われた故障診断の結果に基づいて、電圧センサ3が故障しているか否かを判定する。電圧センサ3が故障していると判定するとステップS170に進み、故障していないと判定すると、ステップS110に進む。
一方、ステップS90では、強電リレー2がオフされてから、強電負荷4の電圧値が0(V)に達するまでの十分な時間が経過していないと判定して、電圧センサ3のオフセット値を検出せずに、強電リレー2をオンする。すなわち、この状態では、強電負荷4の電圧が0(V)になっていない可能性があるため、電圧センサ3にオフセット誤差が生じていない場合でも電圧検出値が0(V)にならず、正確なオフセット値を求めることができない。従って、電圧センサ3により検出される電圧値をオフセット値に基づいて補正する際には、ステップS20で保存したオフセット値を用いる。強電リレー2をオンすると、ステップS100に進む。
ステップS100では、スイッチ12をオンする。スイッチ12をオンすることにより、タイマ10の出力値(K点の電圧値)が徐々に上昇する。すなわち、コンデンサC1および抵抗R1により構成されるRC回路の時定数τ(=C1・R1)にて、K点の電圧が上昇していく。スイッチ12をオンするとステップS110に進む。ステップS110では、電圧センサ3の通常時故障診断を行う。この故障診断は、車両が起動している間に繰り返し行われるものであり、図5に示すフローチャートを用いて後述する。
電圧センサ3の故障診断を行うと、ステップS120に進む。ステップS120では、ステップS110において行われた故障診断の結果に基づいて、電圧センサ3が故障しているか否かを判定する。電圧センサ3が故障していると判定するとステップS170に進み、故障していないと判定すると、ステップS130に進む。ステップS130では、イグニッションスイッチがオフされたか否かを判定する。イグニッションスイッチがオフされていないと判定すると、ステップS110に戻り、電圧センサ3の故障診断を再び行う。一方、イグニッションスイッチがオフされたと判定すると、ステップS10に戻る。
電圧センサ3が故障していると判定された後に進むステップS170では、インジケータ6を点灯させて、電圧センサ3に故障が発生していることをドライバに報知する。この場合、イグニッションスイッチがオンされているが、車両を起動させる処理は行わない。
なお、ステップS80の判定を肯定した場合には、ステップS10の処理に戻った後のステップS20において、ステップS140で検出したオフセット値をメモリ5bに保存する。すなわち、ステップS140で新たにオフセット値を求めた場合には、電圧センサ3により検出された電圧値を補正する際に、新たに求められたオフセット値が用いられる。ただし、ステップS160またはステップS120において、電圧センサ3に故障が発生していると判定された場合には、ステップS140で新たにオフセット値が求められた場合でも、新たに求められたオフセット値はメモリ5bに保存しない。
続いて、図4に示すフローチャートを用いて、車両起動時における電圧センサ3の故障
診断処理(図2に示すフローチャートのステップS150の処理)について説明する。ス
テップS200から始まる処理は、マイコン5により行われる。ステップS200では、
図2に示すフローチャートのステップS140において電圧センサ3により検出された電
圧値が所定の上限値V1以上であるか否かを判定する。電圧検出値が所定の上限値V1以
上であると判定すると、ステップS20に進み、上限値V1より小さいと判定すると、
ステップS210に進む。
ステップS210では、強電リレー2をオンして、ステップS220に進む。ステップS220では、スイッチ12をオンして、ステップS230に進む。ステップS230では、タイマ出力認識値がHiであるか否かを判定する。上述したように、スイッチ12をオンすると、タイマ10の出力値、すなわち、K点の電圧が上昇する。
マイコン5は、K点の電圧値が上昇して、所定のしきい値V3以上になると、タイマ出力認識値をLoからHiに設定する。図3では、時刻T3においてイグニッションスイッチがオンされた後、時刻T4において、K点の電圧値が所定のしきい値V3以上となっており、この時点でタイマ出力認識値をHiに設定している。なお、所定のしきい値V3は、強電リレー2をオンした後に、強電負荷4の電圧が立ち上がって定常値に達した時のK点の電圧値に基づいて、予め定めておく。すなわち、強電負荷4の電圧が定常値に到達した後に、タイマ出力認識値がLoからHiに変わるように、しきい値V3を定める。
ステップS230において、タイマ出力認識値がHiではないと判定すると、LoからHiに変わるまで待ち、タイマ出力認識値がHiであると判定すると、ステップS240に進む。ステップS240では、電圧センサ3によって検出される電圧値を取得して、ステップS250に進む。ステップS250では、ステップS240において電圧センサ3により検出された電圧値が所定の下限値V2以下であるか否かを判定する。電圧検出値が所定の下限値V2以下であると判定すると、ステップS270に進み、下限値V2より大きいと判定すると、ステップS260に進む。
ステップS260では、電圧センサ3は正常であると判定して、図2に示すフローチャートのステップS160に進む。一方、ステップS270では、電圧センサ3に故障が発生していると判定する。すなわち、ステップS200において、強電リレー2をオンする前に検出された電圧検出値が所定の上限値V1以上の場合には、電圧センサ3の検出値が上限に張り付いている故障が発生していると判断する。また、ステップS250において、強電リレー2をオンしてから十分な時間が経過しているにも関わらず、電圧検出値が所定の下限値V2以下である場合には、電圧センサ3の検出値が下限に張り付いている故障が発生していると判断する。ステップS270において、電圧センサ3に故障が発生していると判定すると、図2に示すフローチャートのステップS160に進む。
続いて、図5に示すフローチャートを用いて、電圧センサ3の通常時故障診断の処理(図2に示すフローチャートのステップS110の処理)について説明する。ステップS300から始まる処理は、マイコン5により行われる。ステップS300では、タイマ出力認識値がHiであるか否かを判定する。タイマ出力認識値がHiではないと判定すると、LoからHiに変わるまで待ち、タイマ出力認識値がHiであると判定すると、ステップS310に進む。
ステップS310では、電圧センサ3によって検出される電圧値を取得して、ステップS320に進む。ステップS320では、ステップS310において電圧センサ3により検出された電圧値が所定の上限値V1以上であるか否かを判定する。電圧検出値が所定の上限値V1以上であると判定すると、ステップS350に進み、上限値V1より小さいと判定すると、ステップS330に進む。ステップS330では、ステップS310において電圧センサ3により検出された電圧値が所定の下限値V2以下であるか否かを判定する。電圧検出値が所定の下限値V2以下であると判定すると、ステップS350に進み、下限値V2より大きいと判定すると、ステップS340に進む。
ステップS340では、電圧センサ3は正常であると判定して、図2に示すフローチャートのステップS120に進む。一方、ステップS350では、電圧センサ3に故障が発生していると判定して、図2に示すフローチャートのステップS120に進む。
一実施の形態におけるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置によれば、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間が遮断されてから所定の時間が経過しており、かつ、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間が遮断されている状態で検出された電圧値をオフセット電圧として取得して、電圧センサ3により検出される電圧値を補正する。これにより、ハイブリッド自動車に搭載される組電池のように、SOCが99.9%以上になりにくいシステムでも、電圧センサ3のオフセット誤差を求めることができる。
また、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間が遮断されてから、電圧センサ3と並列に接続されている強電負荷4の電圧が0(V)になっているか否かを簡易な構成のタイマ10により計測される時間に基づいて判断するので、装置全体の小型化・低コスト化を実現することができる。
さらに、車両起動時、すなわち、イグニッションスイッチがオンされた後に所定の条件が満たされた場合(図に示すフローチャートのステップS80の判定を肯定)には、毎回、電圧センサ3のオフセット値を求めるので、電圧センサ3の使用によって、オフセット値がずれた場合でも、毎回、正しいオフセット値を求めることができる。
一実施の形態におけるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置によれば、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間が遮断されてから第1の所定の時間が経過していない場合には、メモリ5bに格納されているオフセット電圧に基づいて、電圧センサ3により検出される電圧を補正するので、正確な電圧を求めることができる。すなわち、組電池1と、電圧センサ3および強電負荷4との間が遮断されてから所定の時間が経過していない場合には、強電負荷4の電圧が0(V)になっていないため、強電負荷4と並列に接続されている電圧センサ3のオフセット電圧を正確に求めることができない。
一実施の形態におけるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置によれば、強電リレー2をオンして、オフセット電圧を求めた時に電圧センサ3の故障診断を行い、電圧センサ3に故障が発生していることが検出されると、検出したオフセット電圧をメモリ5bに格納しないようにしたので、故障している電圧センサ3によって検出されたオフセット電圧に基づいて、オフセット誤差を補正してしまうことを防ぐことができる。
また、一実施の形態におけるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置によれば、電圧センサ3によって検出される電圧値が上限値V1以上の場合に、電圧センサ3に故障が発生していると判断する。また、強電リレー2をオンしてから、第2の所定時間を経過した後に電圧センサ3によって検出される電圧値が下限値V2以下の場合に、電圧センサ3に故障が発生していると判断する。これにより、他のセンサを用いることなく、電圧センサ3によって検出される電圧値に基づいて、電圧センサ3の故障診断を行うことができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、上述した説明では、本発明によるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置をハイブリッド自動車に適用した例を挙げたが、電気自動車に適用することもできるし、車両以外の他のシステムに適用することもできる。
図2に示すフローチャートのステップS80では、強電リレー2を遮断してから第1の所定時間が経過したか否かを判定しているが、強電リレー2の遮断と同時に電圧センサ3の電源をオフするシステムにおいては、電圧センサ3の電源をオフしてから第1の所定時間が経過したか否かを判定しているとも言える。また、図3に示すように、図示しないイグニッションスイッチをオフすると同時に強電リレー2を遮断している場合には、イグニッションスイッチをオフしてから第1の所定時間が経過しているか否かを判定しているとも言える。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、電圧センサ3が電圧検出手段を、強電リレー2が接続/遮断手段を、タイマ10が時間計測手段を、マイコン5が判定手段および電圧補正手段を、電圧センサ3およびマイコン5がオフセット電圧取得手段を、メモリ5bが記憶手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明によるオフセット補正機能を備えた電圧検出装置の一実施の形態における構成を示す図 オフセット誤差の算出処理の内容を示すフローチャート 図示しないイグニッションスイッチのオン/オフ状態、マイコンのタイマ出力認識値、強電負荷の電圧値、電圧センサの出力値、および、タイマの出力値の関係を示す図 車両起動時における電圧センサの故障診断処理の内容を示すフローチャート 電圧センサの通常時故障診断の処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1…組電池
2…強電リレー
3…電圧センサ
4…強電負荷
5…マイコン
5a…CPU
5b…メモリ
6…インジケータ
10…タイマ
11…タイマ用電源
12…スイッチ
R1,R2…抵抗
C1…コンデンサ
S1〜Sn…セル

Claims (6)

  1. バッテリと、
    前記バッテリの電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段と並列に接続される負荷と、
    前記バッテリと、前記電圧検出手段および前記負荷との間に設けられ、前記バッテリと、前記電圧検出手段および前記負荷との間を接続/遮断する接続/遮断手段と、
    前記接続/遮断手段が遮断状態となってから経過した時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された時間が第1の所定時間を経過しているか否かを判定
    する判定手段と、
    前記接続/遮断手段が遮断状態で、かつ、前記判定手段によって前記第1の所定時間が経過したと判定された後に、前記電圧検出手段によって検出された電圧値をオフセット電圧として取得するオフセット電圧取得手段と、
    前記オフセット電圧に基づいて、前記電圧検出手段により検出されたバッテリ電圧を補
    正する電圧補正手段とを備えることを特徴とするオフセット補正機能を備えた電圧検出装
    置。
  2. 請求項1に記載のオフセット補正機能を備えた電圧検出装置において、
    前記オフセット電圧取得手段によって、オフセット電圧が新たに取得される毎に、新た
    に取得されたオフセット電圧を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記電圧補正手段は、前記時間計測手段により計測された時間が前記第1の所定時間を
    経過していないと判定されると、前記記憶手段に記憶されているオフセット電圧に基づい
    て、前記電圧検出手段により検出されたバッテリ電圧を補正することを特徴とするオフセ
    ット補正機能を備えた電圧検出装置。
  3. 請求項1または2に記載のオフセット補正機能を備えた電圧検出装置において、
    前記第1の所定時間を、前記接続/遮断手段が遮断状態となってから、前記負荷の電圧が0になるまでの時間に基づいて定めることを特徴とするオフセット補正機能を備えた電圧検出装置。
  4. 請求項2または3に記載のオフセット補正機能を備えた電圧検出装置において、
    前記オフセット電圧取得手段によって、オフセット電圧が取得された場合に、前記電圧検出手段により検出された電圧値が所定の上限値以上であると、前記電圧検出手段故障していると診断する故障診断手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記故障診断手段によって前記電圧検出手段の故障が検出された場合
    には、前記オフセット電圧取得手段によって取得されたオフセット電圧を記憶しないこと
    を特徴とするオフセット補正機能を備えた電圧検出装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載のオフセット補正機能を備えた電圧検出装置において、
    前記オフセット電圧取得手段によって、オフセット電圧が取得された場合に、前記接続/遮断手段が接続状態となってから第2の所定時間経過後であって、かつ前記電圧検出手段により検出された電圧値が所定の下限値以下であると、前記電圧検出手段が故障していると診断する故障診断手段をさらに備え、
    前記記憶手段は、前記故障診断手段によって前記電圧検出手段の故障が検出された場合
    には、前記オフセット電圧取得手段によって取得されたオフセット電圧を記憶しないこと
    を特徴とするオフセット補正機能を備えた電圧検出装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載のオフセット補正機能を備えた電圧検出装置において、
    前記接続/遮断手段が接続状態となってから第2の所定時間経過後であって、前記接続状態が維持されている間に、前記電圧検出手段により検出された電圧値が所定の上限値以上または所定の下限値以下であると、前記電圧検出手段が故障していると診断する通常故障診断手段をさらに備えることを特徴とするオフセット補正機能を備えた電圧検出装置。
JP2004138187A 2004-05-07 2004-05-07 オフセット補正機能を備えた電圧検出装置 Expired - Fee Related JP4385847B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004138187A JP4385847B2 (ja) 2004-05-07 2004-05-07 オフセット補正機能を備えた電圧検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004138187A JP4385847B2 (ja) 2004-05-07 2004-05-07 オフセット補正機能を備えた電圧検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005321251A JP2005321251A (ja) 2005-11-17
JP4385847B2 true JP4385847B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=35468661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004138187A Expired - Fee Related JP4385847B2 (ja) 2004-05-07 2004-05-07 オフセット補正機能を備えた電圧検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4385847B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4918895B2 (ja) * 2007-08-09 2012-04-18 日産自動車株式会社 電動車両システム
JP5782866B2 (ja) * 2011-06-29 2015-09-24 トヨタ自動車株式会社 駆動装置および車両
JP7035353B2 (ja) * 2017-07-18 2022-03-15 日産自動車株式会社 情報管理方法及び情報管理装置
KR102422458B1 (ko) * 2018-11-02 2022-07-19 주식회사 엘지에너지솔루션 전류 센서 진단 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005321251A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7746031B2 (en) Monitoring device for power supply system
JP5109304B2 (ja) 電池の残存容量検出装置
JP4749190B2 (ja) 車両用の電源装置とこの電源装置のコンタクターの溶着を判別する溶着検出方法
JP4506606B2 (ja) 組電池の電圧検出装置
JP4387391B2 (ja) 蓄電装置
JP2009042071A (ja) 電圧センサ診断装置および組電池の制御装置
CN103085733A (zh) 用于车辆的控制单元
JP2012208067A (ja) 電池電圧検出装置
JP7302765B2 (ja) バッテリー診断装置及び方法
US11936226B2 (en) Battery control device, method, program, and vehicle
JP2008289270A (ja) 蓄電装置
JP6904226B2 (ja) 電源制御システムおよび方法
JP4385847B2 (ja) オフセット補正機能を備えた電圧検出装置
JP2007020336A (ja) 電池異常検出回路の故障検出装置
JP2008164469A (ja) サーミスタの短絡故障検出装置
JP5127512B2 (ja) 電池電圧検出装置の故障診断方法
JP2005322456A (ja) 異常セル検出装置
JP6045984B2 (ja) 二次電池状態検知装置
JP4670301B2 (ja) バックアップ電源システム
JP2020051863A (ja) 電流センサの故障判定装置
JP4534604B2 (ja) 燃料電池車用地絡検知装置
JP7342759B2 (ja) バッテリ診断装置、方法、プログラムおよび車両
JP4622500B2 (ja) 車両用電圧センサのオフセット補正装置
JP2007170953A (ja) 二次電池の劣化判定装置
JP2010190707A (ja) 蓄電装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070402

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080624

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080605

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090703

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4385847

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees