JP4385670B2 - 燃料電池用セパレータの製造方法 - Google Patents

燃料電池用セパレータの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4385670B2
JP4385670B2 JP2003198392A JP2003198392A JP4385670B2 JP 4385670 B2 JP4385670 B2 JP 4385670B2 JP 2003198392 A JP2003198392 A JP 2003198392A JP 2003198392 A JP2003198392 A JP 2003198392A JP 4385670 B2 JP4385670 B2 JP 4385670B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
fuel cell
resin
mold
molten mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003198392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005038663A (ja
Inventor
齊 井筒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
DIC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DIC Corp filed Critical DIC Corp
Priority to JP2003198392A priority Critical patent/JP4385670B2/ja
Publication of JP2005038663A publication Critical patent/JP2005038663A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4385670B2 publication Critical patent/JP4385670B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気自動車用電源、ポータブル電源、非常用電源等に用いる燐酸型燃料電池、固体高分子型燃料電池等の各種燃料電池用セパレータの製造方法および燃料電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料と酸化剤との電気化学反応を利用して、電気及び熱エネルギーを取り出す所謂燃料電池は、電気自動車等種々の用途に使用されつつある。この燃料電池の基本構造は、一般的には、電解質を介してその両側に設けた2つの電極を、水素ガスなどの燃料及び酸素ガス又は空気などの酸化剤を供給するための供給路を設けた2つのセパレータで挟持する、所謂単セルから構成される。実用的な高出力を必要とする場合には、単セルを直列に複数、積層したスタック構造とし、スタックの両端に設けた集電板で集電する。
【0003】
燃料電池は、電解質、燃料、酸化剤などの種類により各種の型があり、中でも、電解質に固体高分子電解質膜、燃料に水素ガス、酸化剤に空気を用いる固体高分子型燃料電池や、燃料電池内部で直接メタノールから水素を取り出し燃料とするメタノール直接型燃料電池は、発電時の作動温度が200℃以下の比較的低温で効率的発電が可能である。
【0004】
これらの燃料電池に用いられるセパレータには、燃料と酸化剤ガスを分離した状態で安定的に電極に供給するためのガス不透過性、発電効率を高めるための導電性、更には燃料電池の作動環境下での耐久性などの性能が必要とされる。また、近年電気自動車を始めとした用途では燃料電池の小型化が要求され、それに伴いセパレータの薄肉化も必要である。更に、経済的な面から、高い生産性で低コストの製造方法が求められている。
【0005】
このような性能が要求される燃料電池用セパレータとして、例えば、炭素質粉末に結合材を加え加熱混練した後、成形し、焼成黒鉛化して得られた黒鉛材を切削加工してセパレータ形状とする方法がある。しかしながら、この方法は、焼成黒鉛化工程で揮発物が発生するために多孔質となり、セパレータのガス不透過性に問題があった。
【0006】
そこで、該焼成黒鉛材の問題点を解決する方法として、黒鉛材の細孔に熱硬化性樹脂を含浸させ、硬化させてセパレータ基材を得る方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、黒鉛化工程、成形工程、樹脂を含浸硬化する工程、更にセパレータ形状への機械加工の工程等を要するため、工程が複雑で量産性、経済性に問題がある。
【0007】
また、特定粒度の黒鉛粉末と熱硬化性樹脂との混練物を成形硬化してセパレータを作製する方法が提案されている(例えば特許文献2及び特許文献3参照)。しかしこの方法で使用する汎用フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた場合には、反応時に発生する縮合水やガスが原因で、成形物の内部や表面に気泡や空孔が発生して不均質な成形品となり、反りや膨れ等の欠陥を生じ、燃料電池用セパレータとして使用するには問題を有する。更に、熱硬化性樹脂であることからセパレータを作製する成形サイクルが長く、経済性の面でも不利であった。
【0008】
他方、熱可塑性樹脂を用いて導電性粉粒体あるいは繊維を加熱混練し、該混練物を射出成形する試みもなされている(例えば特許文献4及び特許文献5参照)。しかしながら、射出成形法はセパレータを作製する工程の大幅な短縮が可能である一方で、セパレータの導電性を満足するには多量の導電性粉粒体あるいは繊維を加熱混練する必要があり、その場合には、溶融粘度が非常に高くなり、閉じられた金型に溶融物を充填するため、溶融物の金型内流動性が低下し、特に薄肉の成形品では射出成形が困難になる。一方、溶融粘度を硬化前の熱硬化性樹脂並に低くすることが求められるが、一般的に、熱可塑性樹脂では樹脂の分子量を下げて溶融粘度を低めようとすると、耐久性や機械的性質の低下が大きく抜本的解決とならないのが現状である。
【0009】
一方、射出成形でない加工方法として、非炭素質熱可塑性樹脂と導電材とを含む樹脂組成物で形成されたシートを、スタンピング成形してセパレータを製造する方法が提案されている(例えば特許文献6参照)。この方法では、非炭素質熱可塑性樹脂であるポリフェニレンスルフィド系樹脂と黒鉛化品又は人造黒鉛粉の粉末混合物を、ロールプレス成形してスタンパブルシートを得、該シート裁断物をプレヒートし、次いで200℃の金型で30秒間加圧して成形している。セパレータの耐久性や機械的性質等を考慮すると、高分子量のポリフェニレンスルフィド系樹脂が適しているが、溶融粘度が高くなり、黒鉛粉のような導電性材料粉粒体と熱可塑性樹脂との緊密な接触が困難となり、必ずしも強度が高くならないのが現状である。
【0010】
また予め熱可塑性樹脂の融点以上の温度に加熱された金型に、黒鉛粒子と熱可塑性樹脂との混合物を充填し、冷却して成形するセパレータの製法が提案されている(例えば特許文献7及び特許文献8参照)。しかしこの方法では金型自体を高温に加熱した後冷却するため、一般の射出成形に比較して成形サイクルが長くなり、多くの金型を用意して順次移送して成形せざるを得ず、工程が複雑かつ高コストとなる欠点を有する。
【0011】
【特許文献1】
特開平8−222241号公報
【特許文献2】
特開昭64−340号公報
【特許文献3】
特開平10−334927号公報
【特許文献4】
特開平8−1663号公報
【特許文献5】
特開2003−100313号公報
【特許文献6】
特開2001−122677号公報
【特許文献7】
特開2003−36861号公報
【特許文献8】
特開2003−109622号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする目的は、これらの問題に鑑み、ガス不透過性(ガスシール性)、導電性及び耐久性が優れると共に、機械的性質が優れ、薄肉化が可能な燃料電池用セパレータが得られ、かつ従来品よりも格段に工程上の煩雑さが少なく生産性に優れた燃料電池用セパレータの製造方法及び該セパレータを用いてなる燃料電池を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、導電性粉粒体と低溶融粘度のポリアリーレンスルフィド樹脂との溶融混合物を開放状態の金型に押出あるいは射出してから、金型を閉じて溶融混合物を圧縮し冷却することにより、生産性に優れ低コストでかつ導電性、ガスシール性、特に機械的性質を満足する燃料電池用セパレータが得られること、さらにこれを用いることにより省スペース化に適合し、かつ自動車搭載、持ち運びに耐えうる小型燃料電池を提供できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0014】
即ち、本発明は、導電性粉粒体と300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂とを用いて下記の工程(1)、工程(2)及び工程(3)を順次経ることを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法を提供するものである。
工程(1);導電性粉粒体と300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂とを重量割合が、90/10〜50/50となるよう溶融混合する工程、工程(2);工程(1)で得られた溶融混合物を開放状態の金型に充填する工程、工程(3);前記金型を閉じることにより前記溶融混合物を圧縮して成形する工程
【0015】
【発明の実施の形態】
以下本発明をさらに詳しく説明する。
【0016】
本発明の燃料電池用セパレータを製造するには、主原料として導電性粉粒体及び300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂を用いる。
本発明に使用する導電性粉粒体としては、例えば炭素材料、金属、金属化合物などの粉粒体等を挙げることができ、これらの導電性粉粒体の1種あるいは2種以上を組み合わせて使用できる。
【0017】
かかる炭素材料としては、例えば人造黒鉛、天然黒鉛、ガラス状カーボン、カーボンブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。粒子状、粉末状物を単独で、もしくは併用して用いることができる。これらの粒子、粉末の形状に特に制限はなく粒子状、箔状、鱗片状、板状、針状、球状、無定形等の何れであってもよい。また、黒鉛を化学処理して得られる膨張黒鉛も使用できる。導電性を考慮すれば、より少量で高度の導電性を有するセパレータが得られるという点で、人造黒鉛、天然黒鉛、膨張黒鉛が好ましい。
【0018】
また、前記の金属、金属化合物としては、例えば、アルミニウム、亜鉛、鉄、銅、金、ステンレス、パラジウム、チタンなど、更には、チタン、ジルコニウム、ハフニウム等のホウ化物などが挙げられる。これらの金属、金属化合物を単独で、もしくは2種以上組み合わせて用いることができる。これらの粒子、粉末の形状に特に制限はなく、粒子状、箔状、鱗片状、板状、針状、球状、無定形等の何れであってもよい。更に、これらの金属、金属化合物が非導電性あるいは半導電性材料の粉粒体表面に被覆されたものも使用可能である。
【0019】
非導電性材料としては、例えば炭酸カルシウム、シライカ、カオリン、クレー、タルク、マイカ、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ハイドロタルサイト、ウオラストナイト等の無機フィラが挙げられ、更に、半導電性材料としては、例えば酸化亜鉛、酸化錫、酸化チタン等が挙げられる。
【0020】
前記導電性粉粒体の大きさは、10〜2000μmの範囲のものであれは使用できるが、導電性と加熱加圧して賦形する際の流動性、及び機械的性質の点から、重量平均粒子径で20〜800μmの範囲のものが好ましく、特に30〜600μmの範囲のものが好ましい。
【0021】
また本発明の目的を逸脱しない範囲で、前記導電性粉粒体に導電性繊維を併用することができる。かかる導電性繊維としては、例えばステンレスなどの各種金属繊維、アクリル繊維を原料とするPAN系炭素繊維、石炭や石油ピッチ、もしくはナフタレン系ピッチを原料とするピッチ系炭素繊維、フェノール樹脂を原料とする炭素繊維、レーヨン系炭素繊維、気相成長法炭素繊維などの各種炭素繊維、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリアセンなどの各種導電性高分子の繊維、無機繊維または有機繊維に金属を蒸着またはメッキした繊維などを挙げることができる。これらの繊維を単独で、又は併用して用いることができる。これらのなかでも特に耐食性の点から炭素繊維が好ましく、導電性に優れる点からピッチ系炭素繊維が特に好ましい。
【0022】
また、本発明の目的を逸脱しない範囲内で、該導電性粉粒体に非導電性粉粒体あるいは半導電性の粉粒体を混合して使用してもよい。
かかる非導電性粉粒体、半導電性粉粒体としては、前記の非導電性材料、半導電性材料の粉粒体として掲載したものが挙げられる。
【0023】
また本発明に使用するポリアリーレンスルフィド樹脂は、300℃で30Pa.s以下の溶融粘度(フローテスター、荷重2MPa、L/D=10)を有するものである。このうち溶融粘度が300℃で25Pa・s以下のものが好ましい。
【0024】
かかる溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂を、溶融状態で導電性粉粒体に接触せしめることにより、燃料電池用セパレータ中に、導電性粉粒体を高濃度に均一にかつ緊密に分散させることができる。ポリアリーレンスルフィド樹脂の溶融粘度が300℃で30Pa.sを越えると、ポリアリーレンスルフィド樹脂の導電性粉粒体表面への濡れが不十分となり、ボイドが発生するなどによりセパレータのガスシール性や機械的性質の低下を招くことになる。またこの場合でも強い剪断力で長時間、両者を混合すれば導電性粉粒体の表面への濡れを良好にすることはできるが、強い剪断力のため、却って導電性粉粒体の破砕を伴い、成形時の溶融物の流動性が悪化し、かつセパレータの導電性の低下をもたらすことになる。
【0025】
かかるポリアリーレンスルフィド樹脂は、(−Ar−S−)(Arはアリーレン基である)で表される構造単位を含む重合体である。アリーレン基は、例えばP−フェニレン基、m−フェニレン基、o−フェニレン基、2,6−ナフタレン基、4,4’−ビフェニレン基などが挙げられ、かかるアリーレン基はアルキル基、ニトロ基、フェニル基、カルボキシル基、カルボン酸の金属塩基、アルコキシ基、アミノ基等の置換基を有していてもよい。さらに、前記重合体には、例えばカルボニル結合、オキシエーテル結合、スルフォン結合、ビフェニル結合、メチレン結合、イソプロピリデン結合等の結合、更には3官能の結合を含むことができる。またこのポリアリーレンスルフィド樹脂は、単独重合体であっても、ランダム共重合体であってもよく、また線状でも、分岐状であってもよい。
【0026】
これらのポリアリーレンスルフィド樹脂としては、例えばポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィドケトン、ポリフェニレンスルフィドスルフォン、ポリフェニレンスルフィドケトンスルフォンなどが挙げられるが、特にポリフェニレンスルフィド及びその共重合体が好ましい。かかる共重合体は、ポリフェニレンスルフィド単位が70モル%以上であるものが好ましい。
【0027】
またポリアリーレンスルフィド樹脂は、300℃で30Pa.s以下の溶融粘度を有するものであれば、酸化性物質又は熱で一部が分岐した架橋構造を有するものであってもよい。ポリフェニレンスルフィド樹脂の重量平均分子量は溶融粘度の低いものが得られる点で、4万以下であるものが好ましい。
【0028】
前記ポリアリーレンスルフィド樹脂に、これ以外の樹脂を併用することができる。
ポリアリーレンスルフィド樹脂以外の樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、シクロオレフィンポリマー、ポリスチレン、シンジオタクティックポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ABS樹脂、ポリアミド6,ポリアミド66、ポリアミド11、ポリアミド12,ポリアミド46,変性ポリアミド6T、ポリアミド9T、ポリアミドMXD6、ポリフタルアミドなどのポリアミド樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンテレフタレート、ポリチオエーテルケトン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、各種液晶ポリマー類、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライドなどのフッ素樹脂及びその共重合体、全芳香族ポリエステル、半芳香族ポリエステル、フェノキシ樹脂、ポリ乳酸、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、フェノール樹脂、DAP樹脂、ビニルエステル樹脂などの各種の熱可塑性あるいは熱硬化性樹脂が挙げられる。
【0029】
前記導電性粉粒体と前記ポリアリーレンスルフィド樹脂との重量割合は、90/10〜50/50の範囲であることが好ましい。導電性粉粒体の量が該範囲より多いと、セパレータの機械的性質が低下し、ガス透過性が増加し、他方該範囲より少ないと導電性が低下する。
【0030】
本発明で得られる燃料電池用セパレータは、前記導電性粉粒体と前記ポリアリーレンスルフィド樹脂とを主原料として用いて工程(1)、工程(2)及び工程(3)を順次経て、製造されるものである。
工程(1)は、前記導電性粉粒体と前記300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂とを溶融混合する工程である。
かかる溶融混合の方法としては、例えば導電性粉粒体と300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂の混合物を、溶融機構を有する装置により加熱、溶融させる方法が挙げられる。溶融機構を有する装置としては、スクリュータイプ、プランジャータイプ、ロールタイプ等のタイプの押出機や射出成形機や、ロールミル、バンバリーミキサー、加圧型ニーダーが挙げられる。これらのうち、導電性粉粒体とポリアリーレンスルフィド樹脂とを連続的に溶融混合することができる押出機が好ましい。
【0031】
また前記混合物には、耐衝撃性改質樹脂を含むことが好ましい。本発明に使用するポリアリーレンスルフィドが低分子量であり、かつ高濃度の導電性粉粒体を配合するため、得られるセパレータの機械的性質が低下するが、耐衝撃性改質樹脂を配合することにより、セパレータの機械的性質は、燃料電池スタックの組み立て時や熱衝撃時の耐クラック性等の耐衝撃強度面で大幅に改善することができる。耐衝撃性改質樹脂の添加量は、前記混合物に対し0.1〜10重量%であり、特に0.5〜5重量%が好ましい。0.1重量%未満であると、耐衝撃性の改善効果が小さく、10重量%を越えるとポリアリーレンスルフィド樹脂の性質が減じるので好ましくない。
【0032】
耐衝撃性改質樹脂としては、例えばカルボキシル基又はエポキシ基含有ビニル系重合体、カルボキシル基又はエポキシ基含有ゴム質重合体等が挙げられる。これらを添加することにより、セパレータは機械的衝撃あるいは熱衝撃に対する耐クラック性に優れるものとなる。これらのうち、耐薬品性の点からは前者が好ましい。
【0033】
ここで、カルボキシル基又はエポキシ基含有ビニル系重合体としては、例えば、カルボキシル基若しくはエポキシ基含有α−ポリオレフィン、又はカルボキシル基若しくはエポキシ基含有α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル重合体等が挙げられる。
【0034】
ここで、カルボキシル基若しくはエポキシ基含有α−ポリオレフィンとしては、例えばα−オレフィンとα,β−不飽和カルボン酸若しくはその無水物との共重合体、α−オレフィンとα,β−不飽和カルボン酸若しくはその無水物とα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルとの共重合体、α−オレフィンとα,β−不飽和カルボン酸グリシジルエステルとの共重合体、α−オレフィンとα,β−不飽和カルボン酸グリシジルエステルとα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルとの共重合体が挙げられる。
【0035】
次に、カルボキシル基又はエポキシ基含有α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル重合体は、α,β−不飽和カルボン酸アルキルエステル重合体にカルボキシル基またはエポキシ基を導入した構造を有するものであり、例えばα,β−不飽和カルボン酸アルキルエステルとα,β−不飽和カルボン酸もしくはその無水物又はα,β−不飽和カルボン酸グリシジルエステルとの共重合体等が挙げられる。
【0036】
次に、耐衝撃性改質樹脂として用いるカルボキシル基又はエポキシ基含有ゴム質重合体としては、例えばカルボキシル基若しくはエポキシ基を含有する、共役ジエンと芳香族ビニル系単量体との共重合体の水添物が挙げられる。具体的には、共役ジエンと芳香族ビニル系単量体との水添共重合体に、α,β−不飽和カルボン酸若しくはその無水物又はα,β−不飽和カルボン酸グリシジルエステルをグラフト共重合した構造を有するものが挙げられる。
【0037】
ここで、共役ジエンと芳香族ビニル炭化水素の水添共重合体とは、共役ジエンと芳香族ビニル炭化水素とのブロック共重合体またはランダム共重合体である。
【0038】
本発明に使用する耐衝撃性改質樹脂としては、前記のカルボキシル基又はエポキシ基含有ビニル系重合体、及びカルボキシル基又はエポキシ基含有ゴム質重合体以外に、該カルボキシル基又はエポキシ基を有しないあるいは他の官能基を有する同重合体を含むことができる。更に、その他、ポリエステル・ポリエステルエラストマー、ポリエステル・ポリエーテルエラストマー等の各種エラストマー類も含むことができる。
【0039】
次ぎに本発明の工程(2)は、前記工程(1)で得られた溶融混合物を開放状態の金型に充填する工程である。
溶融混合物を金型に充填する方法としては、例えば1)押出機あるいは場合により射出成形機を用いて直接金型の片面に押出すか、押出された溶融物を運んで、完全に開放された金型の片面に充填する方法、2)射出圧縮成形機を用いて開放状態の金型に射出する方法等が挙げられる。これらの方法のうち、導電性粉粒体を含む流動性に乏しい材料を圧力をかけることもなく効率よく成形することができる点で、1)の溶融物を完全に開放された金型の片面に充填する方法が好ましい。
【0040】
前記方法1)において、押出機を用いる場合は、一般的には押出機の先端に設置したアキュムレーター機構を介して1ショット所定量を計量することが好ましい。次いで押出溶融混合物を金型の片面に充填するには、ロボットシステムで金型内に移送する方法やアキュムレーター機構の前部に設置した移動可能な射出用ノズルを経て押出溶融混合物をCPU制御で金型内に分配する方法等の方法を採ることができる。
【0041】
射出成形機を用いる場合は、スクリュ−タイプでは低速で射出するか、計量工程を利用して溶融混合物を開放状態の金型の片面に押出し、充填することができる。またプランジャータイプでは通常の射出圧力ではなく、低圧力で溶融混合物を開放状態の金型の片面に押出して充填することができる。
【0042】
前記押出機あるいは射出成形機等により、加熱、溶融混合する際の温度はポリアリーレンスルフィド樹脂等の融点〜(融点+120℃)の範囲であり、好ましくは(融点+10℃)〜(融点+100℃)である。
【0043】
前記のいずれの方法も、溶融混合物を充填する工程では、金型を開放状態として行うため、通常の射出成形のように高い圧力を必要としないので、成形に適さないような高溶融粘度の組成物にも容易に適用することができる。
押出あるいは射出に要する圧力は、溶融混合物の溶融体が一定の形状を保てる程度の圧力であれば特に限定されないが、通常押出で5〜30MPaの範囲、射出成形では20〜200MPaの範囲である。
【0044】
次ぎに本発明に使用する工程(3)は、前記溶融混合物を圧縮して成形する工程である。
圧縮の方法は、押出し機あるいは射出成形機を用いて、溶融混合物を開放状態の金型の片面に充填する前記の方法1)の場合には、通常のプレス成形と同様であり、型締圧力は、前記押出に要する圧力の2倍程度で圧縮すればよい。このときの圧力は通常10〜100MPaの範囲であるが、必ずしもこの範囲に限るものではない。
圧縮時の金型の温度は、融点以下の任意の温度まで自然に冷却される。冷却後の温度は(融点−30℃)以下、好ましくは(融点−50℃)以下であるのが、成形品の冷却、取り出しの点から好ましい。この場合1サイクル30〜60秒が可能となる。
【0045】
本発明で得られる燃料電池用セパレータは、電気抵抗が200mΩ・cm以下であることが好ましい。電気抵抗が200mΩ・cmを超える場合は導電性能に劣り燃料電池配設に好ましくない。またガスシール性は、セパレータの厚さが厚いほど有利となるが、一方電池の小型化からは、薄肉のものが要求される。ゆえに、本発明で得られる燃料電池用セパレータの厚さは0.02〜5.0mmが好ましく、特に0.1〜3.0mmの範囲が好ましい。更に、本発明で得られる燃料電池用セパレータは、ガス透過率が10−3cm/sec・cm・atm以下なる範囲が好ましい。
【0046】
この様にして得られる燃料電池用セパレータは、燃料電池の基本構成単位、即ち単セルのみから構成される燃料電池に使用できるのは勿論であるが、以下に詳述する本発明の燃料電池として極めて有用である。即ち、本発明の電池は、電解質が電極で挟持され、更にその外側に、前記セパレータが配設された単セルを複数積層してなることを特徴とする燃料電池である。
【0047】
ここで、燃料電池は、燃料を改質して得られた水素を主燃料として、この水素が酸素と反応した時の化学エネルギーを電力として取り出す発電方式を利用するものであり、本発明における燃料電池は、この発電を生ぜしめる単セルを単一あるいは直列に複数重ねたスタック構造とし、スタックの両端に設けた集電板で集電することにより形成されるものである。
【0048】
本発明の燃料電池用セパレータの形状は、特に制限はなく、例えば図1に示すような、ガス又は液体の供給路を両面に有する形状のものを使用することができる。また、固体高分子型燃料電池セルの構造の一例を図2に示す。燃料電池の基本構成単位である単セル2は固体高分子電解質膜3,燃料極4、酸化剤極5からなる電解質膜電極接合体6の両面をセパレータ1で挟んだ構造を持つ。セパレータの表面に形成された流路7は燃料や酸化剤を電極に安定的に供給するのに好適である。また、酸化剤極5側に設置したセパレータの酸化剤極5の反対面に熱媒として、水を導入することにより燃料電池から熱を取り出すことができる。このように構成された単セル2を複数、直列に積層したセルスタック(燃料電池スタック)の一例を図3に示す。
【0049】
また、本発明の燃料電池用セパレータは、具体的には、ヒドラジン型、直接メタノール型、アルカリ型、固体高分子型、リン酸型等、種々の形式の燃料電池用セパレータとして使用できる。
【0050】
以上、詳述した本発明の燃料電池は、衝撃に対して強くかつ小型化が可能であるため、例えば電気自動車用電源、ポータブル電源、非常用電源等の他、人工衛星、飛行機、宇宙船等各種の移動体用電源として使用できる。
【0051】
【実施例】
以下、本発明を実施例で説明する。尚、実施例中の通気性試験、導電性評価試験、衝撃試験は以下の通りにして行った。
【0052】
[通気性試験]後記実施例で得られた平板状成形品を試験片として、JIS K−7126に準拠してガス透過率を測定した。
【0053】
[導電性評価試験] 後記実施例で得られた平板状成形品から幅1cm、厚さ3mm、長さ20cmの試験片を切り出し、JIS C−2525に準拠して体積抵抗率を測定した。
【0054】
[衝撃試験]後記実施例で得られた平板状成形品から幅1cm、厚さ3mm、長さ8cmの試験片を切り出し、JIS K−7110に準拠してノッチ無しアイゾット衝撃強さを測定した。
【0055】
実施例1
導電性材料粉粒体として人造黒鉛(重量平均粒子径300μm)を80重量部、直鎖状構造を有するポリフェニレンスルフィド樹脂(300℃での溶融粘度が20Pa・s)20重量部を、2軸押出機中で320℃、滞留時間3分で溶融混合し、直径が5.4cmの棒状物を押出した。該押出物を約5.4cmの長さにて切り取り、溶融状態を維持しながら、セパレータ形状及び平板状のキャビティを有する、140℃に加熱した開放状態の金型に供給した。次いで、プレス成形機にて40MPaで該溶融物を圧縮することにより賦形し冷却固化させ、幅20cm、厚み3mm、長さ20cmのセパレータ成形品(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を得た。該平板状成形品のガス透過率は10−5cm/sec・cm・atm、体積抵抗率は5mΩ・cm、衝撃強さは60J/mであった。
【0056】
実施例2
実施例1と同様の人造黒鉛を80重量部、直鎖状構造を有するポリフェニレンスルフィド樹脂(300℃での溶融粘度が10Pa・s)を20重量部混合し、2軸押出機中で320℃、滞留時間3分で溶融混合し、溶融ストランドをカッティングしてペレット冷却物を得た。該ペレットを射出圧縮成形機により320℃の溶融状態とし、少し開放したセパレータ形状及び平板状のキャビティを有する、140℃に加熱した金型に射出した。次いで、400MPaで型締めし圧縮することにより賦形し冷却固化させ、幅20cm、厚み3mm、長さ20cmのセパレータ成形品(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を得た。成形サイクルは45秒であった。該平板状成形品のガス透過率は10−5cm/sec・cm・atm、体積抵抗率は10mΩ・cm、衝撃強さは55J/mであった。
【0057】
実施例3
実施例1と同様の人造黒鉛80重量部のうち10重量部分をピッチ系炭素繊維に置換し、実施例1と同様に操作を行い、セパレータ(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を作成した。該平板状成形品のガス透過率は10−5cm/sec・cm・atm、体積抵抗率は6mΩ・cm、衝撃強さは75J/mであった。
【0058】
実施例4
実施例1と同様のポリフェニレンスルフィド樹脂20重量部のうち4重量部分をエチレン/エチルアクリレート/グリシジルメタクリレート(組成比は順に68/24/8)からなるエポキシ基含有ビニル系3元共重合体に置換し、実施例1と同様に操作を行い、セパレータ(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を作成した。該平板状成形品のガス透過率は10−5cm/sec・cm・atm、体積抵抗率は6mΩ・cm、衝撃強さは85J/mであった。
【0059】
実施例5
実施例2で使用のポリフェニレンスルフィド樹脂20重量部のうち3重量部分を無水マレイン酸/エチレン/プロピレン(組成比は順に2/58/40)からな酸基含有ビニル系共重合体に置換し、実施例2と同様に操作を行い、セパレータ(両面にガス流路溝設置)及び平板状成形品を作成した。該平板状成形品のガス透過率は10−5cm/sec・cm・atm、体積抵抗率は9mΩ・cm、衝撃強さは70J/mであった。
【0060】
比較例1
実施例1で得られる棒状物を冷却し、粉砕した粒状物を、射出成形機にて溶融させ、120MPaの射出圧力で、型締めされ閉じられたセパレータ形状及び平板状のキャビティを有する、140℃に加熱した金型に射出した。該セパレータ成形品(両面にガス流路溝設置)の一部は充填せず満足な成形品を得ることができなかった。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ガスシール性と導電性とに優れると共に、従来になく薄肉化が可能で、更には耐衝撃性に優れる燃料電池用セパレータを高い生産性で経済的に製造でき、該セパレータを用いてなる燃料電池を提供することができる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態に係わる、燃料電池用セパレータを示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態に係わる、燃料電池セル構造を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の一実施形態に係わる、燃料電池スタック構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・セパレータ
2 ・・・・・単セル
3 ・・・・・固体高分子電解質膜
4 ・・・・・燃料極
5 ・・・・・酸化剤極
6 ・・・・・電解質膜電極接合体
7 ・・・・・流路

Claims (5)

  1. 導電性粉粒体と300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂とを用いて下記の工程(1)、工程(2)及び工程(3)を順次経ることを特徴とする燃料電池用セパレータの製造方法。
    工程(1);導電性粉粒体と300℃で30Pa・s以下の溶融粘度を有するポリアリーレンスルフィド樹脂とを重量割合が、90/10〜50/50となるよう溶融混合する工程、工程(2);工程(1)で得られた溶融混合物を開放状態の金型に充填する工程、工程(3);前記金型を閉じることにより前記溶融混合物を圧縮して成形する工程
  2. 前記溶融混合物を開放状態の金型の片面に充填する請求項1記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  3. 前記溶融混合物が、さらに導電性繊維を含む請求項1又は2記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  4. 前記溶融混合物が0.1〜10重量%の耐衝撃性改質樹脂を含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
  5. 前記導電性粉粒体の重量平均粒子径が、30〜600μmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータの製造方法。
JP2003198392A 2003-07-17 2003-07-17 燃料電池用セパレータの製造方法 Expired - Fee Related JP4385670B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003198392A JP4385670B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 燃料電池用セパレータの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003198392A JP4385670B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 燃料電池用セパレータの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005038663A JP2005038663A (ja) 2005-02-10
JP4385670B2 true JP4385670B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=34208190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003198392A Expired - Fee Related JP4385670B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 燃料電池用セパレータの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4385670B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006179207A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Izuru Izeki 燃料電池用セパレーターおよびその製造方法
JP2008078023A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Shin Etsu Polymer Co Ltd 燃料電池用セパレータの製造方法及び燃料電池用セパレータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005038663A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2413146C (en) Conductive composition for solid polymer type fuel cell separator, solid polymer type fuel cell separator, solid polymer type fuel cell and solid polymer type fuel cell system using the separator
JP4388278B2 (ja) 固体高分子型燃料電池用セパレータ及びその製造方法
CN1326598A (zh) 燃料电池集流板的混合和模制工艺
US20090197140A1 (en) Fuel cell bipolar plate, process for producing the same, and fuel cell including the bipolar plate
JP2000182630A (ja) 燃料電池セパレータ、その製造方法及び当該燃料電池セパレータを使用した固体高分子型燃料電池
WO1999005737A1 (fr) Separateur pour piles a combustible
JP3978429B2 (ja) 導電性樹脂成形体
JP2001126744A (ja) 燃料電池用セパレータおよびその製造方法
JP2002025571A (ja) 燃料電池セパレータ、その製造方法及び固体高分子型燃料電池
JP2006332035A (ja) 燃料電池用セパレータ、その製造方法及びそれを用いた燃料電池
US20030027030A1 (en) Fuel-cell separator, production of the same, and fuel cell
US20050042496A1 (en) Method for manufacturing fuel cell separator plates under low shear strain
KR100834057B1 (ko) 연료전지 분리판 사출성형용 소재, 그로부터 제조된연료전지 분리판 및 연료전지
JP2001122677A (ja) 燃料電池用セパレータの製造方法
Madheswaran et al. Polymer based flow field plates for polymer electrolyte membrane fuel cell and the scope of additive manufacturing: A techno‐economic review
JP4385670B2 (ja) 燃料電池用セパレータの製造方法
JP4733008B2 (ja) 導電性樹脂成形体およびその製造方法
KR100660144B1 (ko) 연료전지 분리판 사출성형을 위한 열가소성 소재
JP4332781B2 (ja) 燃料電池用セパレータ及び燃料電池
JP2005005094A (ja) 燃料電池用セパレータ、その製造方法及び燃料電池
JP2003257446A (ja) 燃料電池セパレータ成形用複合材及びその製造方法、並びに該複合材を用いた燃料電池セパレータ
KR101959998B1 (ko) 고함량 고분자-탄소소재 마스터배치 제조방법 및 이를 이용한 연료전지용 분리판 제조방법
US7413685B2 (en) Composition and method for making fuel cell collector plates with improved properties
WO2004025761A2 (en) Compositions and method for making fuel cell collector plates
JP2004356091A (ja) 燃料電池用セパレータの製造方法及び燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050826

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080728

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090611

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090908

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121009

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131009

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees