JP4385526B2 - 液滴のセンタリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体の滴を、固体表面のあらかじめ定められた位置に維持すること、ならびに、より正確には、滴のセンタリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
様々な理由により、表面にある滴を、あらかじめ定められた軸を正確に中心にして維持することが望まれている。既にある方法としては、滴に関する表面のぬれ度を、軸のまわりで修正するものがある。
【0003】
図1は、表面4上にある滴2を、断面図により示したものである。表面4は、軸0を中心とする円形のエリアC1の中で処理される。エリアC1の処理は、滴2に関するぬれ度が強くなるように行われる。この結果、滴は毛管現象により軸0を中心にして維持される。
【0004】
ここでは示されていない、上記のような表面処理の改良形は、軸0のまわりにいくつかの同心円のエリアを形成するものである。該エリアの処理は、軸0にそのエリアが近ければ近いほど、液滴2に関するぬれ度がより強くなるというものである。このような改良形により、異なる接触角での滴2のセンタリングが実現している。この改良形は、例えば、電圧による手段など、該角度を変える方法がある際にとりわけ有利である。このような表面処理は、しかしながら、実施が難しく、またコストも高い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、表面上にある滴を、表面のぬれ度を修正する方法を用いることなく、センタリングすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本目的の達成のため、本発明は表面上の所定の位置に液滴をセンタリングする方法を提供する。この方法は、滴とくぼみの接触する境界のポイントにおいて、かかるくぼみが、該表面の該ポイントならびに対称ポイントでくぼみの表面にタンジェント円の曲率よりも小さい、もしくは反対の曲率を持つフレア状のくぼみを、該位置に形成するものである。
【0007】
本発明の実施形態によれば、フレア状のくぼみは、該表面に対し垂直の軸を持つ円錐台の形状をしている。
【0008】
本発明の実施形態によれば、フレア状のくぼみは、該表面に対し垂直の軸を持つトーラスの上部中央部分の形状をしている。
【0009】
本発明の実施形態によれば、凸表面の外側の表面に滴をセンタリングする方法が提供される。この場合は、該表面が、滴との接触の境界のポイントにおいて、該表面に該ポイントならびに対称ポイントで接するタンジェント円よりも大きい曲率を持つ形状を備えるようにする。
【0010】
本発明の実施形態によれば、凸表面は、かかるタンジェント円よりも小さい半径を備えた円の弧を該軸に対し回転させることにより形成される。
【0011】
本発明は、上記の方法を導入した可変焦点レンズをも提供する。該レンズは、絶縁体で作られた壁、壁の第1の表面のエリア上に配置される第1の絶縁性液体の滴、第1の表面ならびに滴をカバーする第2の導電性液体、(第1の液体と第2の液体には混和性がなく、異なる光学インデックスを持ち、実質的に同密度である)、導電性液体と該壁の第2の表面上に配置された電極の間に電圧をかける手段、ならびに壁のフレア状のくぼみの中にある滴より成る。
【0012】
本発明の実施形態によれば、電極は金属板であり、フレア状のくぼみは、該金属板をエンボス加工することにより形成された円錐台であり、第1の表面に対し垂直な軸を中心としており、同金属板の下部には中心を通る穴が開けられており、絶縁体の壁は、電極ならびにくぼみの壁に張りついた透明なプラスチックのフィルムであり、かかる穴をカバーしている。
【0013】
本発明の実施形態によれば、電極は金属板であり、フレア状のくぼみは、該金属板を機械加工することにより形成された円錐台であり、第1の表面に対し垂直な軸を中心としており、同金属板の下部には中心を通る穴が開けられており、絶縁体の壁は、電極ならびにくぼみの壁に張りついた透明なプラスチックのフィルムであり、かかる穴をカバーしている。
【0014】
以上の、本発明の目的、特徴ならびに有効性は、付随する図面に関する以下の限定的でない具体的な実施形態の中で、詳しく述べる。
【0015】
同一の要素は、以下の図面において、同一の参照番号で示される。とりわけ、参照番号2は、表面における位置を必然的に毛管現象(表面張力)により決定される寸法の小さい液滴を指す。参照番号4は、表面を指し、ぬれ度は液滴2に関して一定である。
【0016】
【発明の実施の形態】
図2は、表面に対し垂直な軸0により切断された平らな表面4を示している。滴が軸0を中心とする位置Aに配置されることが望まれるときに、例えば、滴把持ロッドからおろされた場合、位置Aに正確に配置される精度は低く、例えば位置Bのところなど、滴があった位置にとどまる。
【0017】
図3に示されるように、滴2を軸0に関しセンタリングを行うことの問題を解決するため、本発明の発明者は、最初、滴2を表面4内に形成されたくぼみに置くことを考えついた。このくぼみは、軸0に関し対称な球形キャップの形状をしている。しかしながら、くぼみ6の中の滴のあらゆる配置が、安定的配置とみなされてしまう。結果、平らな表面4の場合、滴が軸0を中心とする位置Aに配置されることが望まれるときには、例えば位置Bのところなど、滴があった位置にとどまるので、位置Aに正確に配置される精度は低い。
【0018】
当初、本発明の発明者は、くぼみによる滴のセンタリングのアイデアを断念した。結果、本出願人により出されたフランス国における特許出願番号97/12781は、図1に関連して記述のある手段により、軸を中心にして固体の表面に配置された滴により形成された可変焦点レンズについて説明している。同出願においては、滴を軸中心に維持しつつ変形する、電磁的手段についての説明も行っている。
【0019】
一方、本出願では、チューブの中にあり、毛管現象によりチューブの軸を中心として維持されている滴により形成される可変焦点液体レンズについて説明している。ここでは、滴2を、軸を中心とする表面4の円筒状のくぼみの中に置くことにより、軸0を中心として配置することが可能なようにみえる。しかしながら、滴の形状を保ちながら、泡を作らないように、滴をこのような円筒状のくぼみに置くことは困難である。
【0020】
本発明の発明者は、軸0を中心とするくぼみのうち、どのような形状のものが、この軸上での滴の容易なセンタリングを実現するかについて、体系的に調査した。
【0021】
図4〜7はそれぞれ、軸0を中心として表面4上に形成されたフレア状のくぼみ6の中に位置する、滴2の断面図を表している。軸0を中心とする滴2の位置Aについて、CP1は、滴2とくぼみ6の表面の接触の境界のポイントを指す。中心を軸0上にとる円は、ポイントCP1ならびに対称ポイントであるCP2の両方において、くぼみの表面に接しており、タンジェント円TCと呼ばれる。
【0022】
図4は、前出の円TCの半径よりも小さい半径を持つ円の弧を、軸0のまわりに回転させることによって形成されたくぼみ6の中に位置する滴2を示している。くぼみの表面と滴の接触の境界のポイントCP1において、くぼみの表面の曲率は、円TCの曲率よりも大きい。
【0023】
図5は、セグメントを軸0のまわりに回転させることによって形成されたくぼみ6の中に位置する滴2を示している。くぼみ6は円錐台である。結果として、滴との接触の境界のポイントCP1において、くぼみ6の表面の曲率は0であり、タンジェント円TCの曲率よりも小さい。
【0024】
図6は、前出の円TCの弧よりも大きい円の弧を軸0のまわりに回転させることによって形成されたくぼみ6の中に位置する滴2を示している。結果として、滴との境界のポイントCP1において、くぼみの表面の曲率は、タンジェント円TCの曲率よりも小さい。
【0025】
図7は、タンジェント円TCと反対の曲率を持つ円の弧を、軸0のまわりに回転させて形成されたくぼみ6の中に位置する滴2を示している。くぼみ6は、トーラスの上部中央部分に一致する。滴との接触の境界のポイントCP1において、くぼみ6の表面の曲率は、タンジェント円TCの曲率と反対である。
【0026】
軸0を中心とするフレア状のくぼみ6の中に位置する滴2については、滴との接触の境界のポイントCP1におけるくぼみ6表面の曲率が、軸0を中心とする滴の位置Aが均衡点であるか否かを決定することを、本発明の発明者は示している。
【0027】
結果として、図5、6、7にあるように、ポイントCP1における曲率は、タンジェント円TCの曲率よりも小さい、もしくはそれと逆であり、そのようなくぼみに位置する滴は、自然に軸0を中心とする位置Aをとる。
【0028】
反対に、図4にあるように、ポイントCP1における曲率が、タンジェント円TCの曲率よりも大きいとき、軸0を中心とする滴の位置Aは、極めて不安定であり、維持することが不可能である。そのようなくぼみに位置する滴は、自然と、軸0に関して中心からずれた位置Bをとる。
【0029】
最後に、図3にあるように、ポイントCP1における曲率が、タンジェント円TCの曲率と等しいとき、滴のあらゆる位置が安定的であり、そのようなくぼみの中で中心からずれた位置Bに位置する滴は、その位置を保ち続ける。
【0030】
結果として、本発明は、滴との接触の境界のポイントCP1において、タンジェント円TCの曲率よりも小さい、もしくはそれと反対の曲率を持つフレア状のくぼみを表面の所定の位置に形成し、該位置に滴をセンタリングする方法を提供する。
【0031】
重要なのは、滴とくぼみの表面の接触の境界だけであることに注意しなければならない。くぼみの形は全く重要ではなく、平らでも、凸面でも、凹面でもよい。
【0032】
本発明のもうひとつの側面によると、軸0を中心とする均一なぬれ度の凸面の表面が検討されており、かかる凸面の上には滴があり、滴は軸0を中心とする位置Aにある。前述のポイントCP1ならびにタンジェント円TCは再び検討される。
【0033】
図8〜10は、軸0を中心とする凸面の表面16上に位置する滴14の断面図である。
【0034】
図8は、凸面の表面が球体である場合の図である。滴14との接触の境界のポイントCP1における球体16の表面は、常にタンジェント円TCと交わる。
【0035】
図9におけるケースでは、凸面の表面は円錐形である。滴14との接触の境界のポイントCP1における円錐形の表面16の「曲率」は常に、タンジェント円TCの曲率よりも小さい。
【0036】
図10におけるケースでは、凸面の表面は、タンジェント円TCの半径よりも小さい半径を持つ円の弧を、軸0のまわりに回転させることによって形成される。滴14との接触の境界のポイントCP1における表面の曲率は常に、タンジェント円TCの曲率よりも大きい。
【0037】
軸0を中心とする凸面の表面16上に位置する滴14については、滴との接触の境界のポイントCP1における曲率が、軸0を中心とする滴の位置Aが均衡点であるか否かを決定することを、本発明の発明者は示している。
【0038】
結果として、図10にあるように、ポイントCP1における曲率がタンジェント円TCの曲率より大きいとき、そのような表面に位置する滴は、自然に軸0を中心とする位置Aをとる。
【0039】
しかしながら、図9にあるように、ポイントCP1における曲率がタンジェント円TCの曲率よりも小さいとき、軸0を中心とする滴の位置Aは不安定である。そのような表面に位置する滴は、自然と、軸0に関して中心からずれた位置Bをとる。
【0040】
最後に、図8にあるように、ポイントCP1における曲率がタンジェント円TCの曲率に等しいとき、滴のあらゆる位置が安定的であり、中心からずれた位置Bに位置する滴は、その位置を保ち続ける。
【0041】
結果として、本発明は、滴との接触の境界のポイントCP1において、タンジェント円TCの曲率よりも大きい曲率を凸面の表面にもたせることにより成る、滴をセンタリングする方法を提案する。
【0042】
本方法の応用によれば、凸面の表面16は、滴14を把持するためのロッド18の先端を形成している。事実、化学的あるいは生物学的取り扱い操作のためには、正確に、そして確実に滴を取り扱うことを可能にする滴把持ロッドを備えることが望まれる。滴把持ロッドは、先端が本発明に従って形成されており、確実に滴を中心に運ぶことを可能にする。
【0043】
光学レンズとして用いる滴をセンタリングする手段を形成する、本発明の応用について、以下に述べる。
【0044】
図11は、導電性液体8を満たした誘電性格納装置の中に形成された可変焦点液体レンズを簡略的に示した断面図である。誘電体4は、導電性液体8に関し、自然に低いぬれ度を持つ。格納装置4の壁の表面は、下部にくぼみ6を備えており、この壁に垂直な軸0を中心としている。本発明によれば、くぼみ6は、例えば図5に示されているように円錐台である。絶縁性液体2の滴は、くぼみ6の中に位置する。ここまで見てきたように、絶縁体液体の滴2は、自然に、軸0を中心とした位置Aをとる。絶縁性液体2ならびに導電性液体8は、ともに透明で、混和性がなく、異なる光学インデックスを持ち、実質的に同密度である。液体8と液体2の間に形成されるジオプトリは液体レンズの表面を形成し、その光学的軸は軸0であり、もうひとつの表面は、滴とくぼみの下部の間の接点に一致する。電極10は、軸0の近くの穴11を含み、誘電格納装置4の外側の表面に位置している。電極12は、導電性液体8に接している。電極12は、液体8の中に沈み、あるいは格納装置4の内壁に設けられる導電付着となる。電圧源(図示なし)により、電極10ならびに電極12の間に電圧Vをかけることが可能になる。
【0045】
電圧Vは、0ボルトから、最高電圧まで増加させることができ、それは、用いられる素材による。電圧を増加させると、絶縁性液体の滴2は限界位置(参照番号Bで示す)に到達するように変形する。滴2が位置Aから位置Bに変形するのに伴い、液体レンズの焦点が変化する。
【0046】
絶縁性液体である滴2には、電圧Vが高いとき、周辺でマイクロドロップは起こらず、逆に、滴が導電性液体であるときには、マイクロドロップが起こる。
【0047】
くぼみ6は、どのような形状の滴2を含もうと、滴の限界と表面の接触の境界のポイントCP1におけるくぼみの表面の曲率が、このポイントを通るタンジェント円TCの曲率よりも小さくなる円錐形である。結果として、本発明の側面によれば、くぼみ6はそのようなものであるため、位置Aから位置Bへの変形の間中、滴2は、軸0を中心に取り続ける。正確に固定された光学的軸ならびに電圧に伴い変化する焦点を備えた液体レンズは、このようにして実現される。
【0048】
本発明に従ったくぼみ6は、滴2の継続したセンタリングを確保し、比較的導入が簡単で、前述のフランス国特許出願で説明されている電磁気的センタリング手段あるいは表面処理によるセンタリング手段に有効に取って代わるものであるということに注意しなければならない。
【0049】
表面に滴2が存在する素材4の厚さの両端の電気的負荷の蓄積を避けるために、電圧Vには、好ましくはAC電源が利用される。
【0050】
例として、塩(ミネラルあるいはその他)を注がれた水、または、その他の有機あるいは無機の液体には導電性があり、あるいはイオン成分の追加によって導電性液体8として使用することが可能になる。絶縁性液体2には、可能であればハロゲン化したアルカリ性あるいはアルカリ性混合の油または、導電性液体8と混和性のない他の絶縁性液体を使用することができる。誘電壁4は、ガラス板もしくはフッ化ポリマー、エポキシ樹脂、ポリエチレンの重ね合わせでよい。電極10は、金属の付着でよい。
【0051】
図12は、図11の可変焦点液体レンズの代替的な実施形態を簡略的に示した断面図である。図11ならびに図12において、同一の要素は同一の参照番号で示される。この実施形態では、電極10は金属板であり、中で、くぼみ6がエンボス加工により形成されている。電極10はまた、中で、くぼみ6が機械加工により形成され、その後研磨される金属板である場合もある。壁4は、例えば、電極10に張りついた薄い、透明のプラスチックフィルムであり、穴11をカバーしている。該プラスチックフィルムは、例えば、熱成形によりくっつけられる。
【0052】
図12の応用例では、滴2の直径は約1〜5mmである。導電性液体8と、絶縁性液体の滴2は実質的に同密度であり、滴2は、球形キャップの形状をしている。アイドリング状態(位置A)のとき、滴2の縁の角度は、くぼみが45度の傾きを持った円錐であった場合、くぼみ6の表面に対して、約45度となる。限界位置(位置B)において、滴2の縁の角度は、格納装置4の表面に対して約90度となる。光学インデックス1.35の食塩水を導電性液体8として、光学インデックス1.45の油を滴2の絶縁性液体として用いた前述の装置により、250Vの電圧の印加ならびに数mWの電力の放散によって約30ジオプトリの焦点のバリエーションが実現する。この場合、AC電圧の周波数は約100〜10,000Hzであり、その周期は、システムの応答時間である1/200〜1/300秒よりもはるかに小さい。
【0053】
本発明に基づいた可変焦点レンズは数百μm〜数十mmのサイズであり、とりわけ、光電子、内視鏡検査、画像ならびにビジョンシステムに応用できる。
【0054】
もちろん、本発明は技術の進歩に伴う様々な変形ならびに改良形を有する。とりわけ、本発明は、円が交差する、つまりは、軸0のまわりの回転によって形成されたくぼみに関連してなされたものである。しかしながら、例えば、みぞ形の細長いくぼみなども提供される。この場合、図5〜7は、みぞ形の断面を描いたものと考えられ、軸0は、みぞ形の対称面を表す。
【0055】
反対に、図11においては、底が平らなくぼみ6が示されている。それは、平凸レンズとなる。くぼみ6の底の形状は、滴2のセンタリングの状態に影響を及ぼさないことがわかる。結果として、くぼみ6の底の曲率を修正することによって、両凸あるいはメニスカスレンズを容易に形成することができる。
【0056】
反対に、図5のような円錐形のくぼみを用いた可変焦点レンズの実施形態が図11ならびに図12に示されている。しかし、本発明は、本発明に基づく別の形のくぼみを用いた可変焦点レンズにも容易に適用することができる。
【0057】
最後に、例えば全て一緒に、または別々に操作され、単一の白色光の源から来る光を通す、あるいは遮断する、別々に制御される3つの可変焦点レンズ、赤のレンズ、緑のレンズ、青のレンズ、のグループにより形成されるネットワークを備えた装置が形成され、巨大な照明カラースクリーンを低コストで形成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 前述の、従来の技術に基づく、滴センタリング手段の断面図を示したものである。
【図2】 平らな表面にある滴の断面図である。
【図3】 表面のフレア状のくぼみに位置する滴の断面図である。
【図4】 表面のフレア状のくぼみに位置する滴の断面図である。
【図5】 表面のフレア状のくぼみに位置する滴の断面図である。
【図6】 表面のフレア状のくぼみに位置する滴の断面図である。
【図7】 表面のフレア状のくぼみに位置する滴の断面図である。
【図8】 滴把持ロッドの一端にある滴の断面図である。
【図9】 滴把持ロッドの一端にある滴の断面図である。
【図10】 滴把持ロッドの一端にある滴の断面図である。
【図11】 本発明を、レンズとして用いる透明の滴のセンタリングに応用したものの断面図である。
【図12】 図11の変形を断面図として示したものである。
【符号の説明】
0 軸
2 滴(絶縁性液体)
4 表面
6 くぼみ
8 導電性液体
10 電極
11 穴
12 電極
14 滴
16 凸表面
18 滴把持ロッド
A 位置A
B 位置B
C1 円形エリア
CP1 滴とくぼみの接触の境界のポイント
CP2 CP1の対称ポイント
TC タンジェント円
Claims (4)
- 絶縁材料で形成された壁(4)と、
前記壁の第1の表面のエリア上に配置された第1の絶縁性液体の液滴(2)と、
前記第1の表面及び前記液滴をカバーする第2の導電性液体(8)と、
前記第2の導電性液体と前記壁の第2の表面上に配置された電極(10)との間に電圧(V)を印加する手段(12)とを備えており、
前記第1の絶縁性液体と前記第2の導電性液体とは混和性がなく、異なる光学インデックスを持ち、実質的に同密度であり、
前記液滴が前記壁のフレア状のくぼみ(6)に配置されており、該フレア状のくぼみが表面を有するように形成されており、前記液滴と前記表面との接触の境界における任意のポイント(CP1)において、該ポイント及び前記ポイントと対称である、前記表面のポイント(CP2)で前記表面が該表面に接している円(TC)の曲率よりも小さい曲率又は該円の曲率と逆の曲率を備えていることを特徴とする可変焦点レンズ。 - 前記電極(10)が金属板であり、
前記フレア状のくぼみ(6)が、該金属板をエンボス加工することにより形成された円錐台であると共に前記第1の表面に対し垂直な軸(0)を中心としており、前記金属板の下部には中心を通る穴(11)が開けられており、
前記壁(4)が、前記電極及び前記フレア状のくぼみに張りついた透明なプラスチックのフィルムであり、前記穴をカバーしていることを特徴とする請求項1記載の可変焦点レンズ。 - 前記電極(10)が金属板であり、
前記フレア状のくぼみ(6)が、該金属板を機械加工することにより形成された円錐台であると共に前記第1の表面に対し垂直な軸(0)を中心としており、前記金属板の下部には中心を通る穴(11)が開けられており、
前記壁(4)が、前記電極及び前記フレア状のくぼみに張りついた透明なプラスチックのフィルムであり、前記穴をカバーしていることを特徴とする請求項1記載の可変焦点レンズ。 - 前記フレア状のくぼみ(6)が、円錐台であると共に前記第1の表面に垂直な軸(0)を中心としており、前記電極(10)の下部には中心を通る穴(11)が開けられており、
前記壁(4)が透明であり、前記穴をカバーしていることを特徴とする請求項1記載の可変焦点レンズ。
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