JP3461061B2 - カメラの光量調整装置 - Google Patents

カメラの光量調整装置

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JP3461061B2 JP18833595A JP18833595A JP3461061B2 JP 3461061 B2 JP3461061 B2 JP 3461061B2 JP 18833595 A JP18833595 A JP 18833595A JP 18833595 A JP18833595 A JP 18833595A JP 3461061 B2 JP3461061 B2 JP 3461061B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの光量調整装置
に係り、特に開口効率の低下による周辺光量の低下によ
る影響を補正するためのカメラの光量調整装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、カメラレンズ等の撮影レンズ
により結像される画像は、画面中心の照度(すなわち画
面中心の像面露光量)Eo と、周辺の画面照度(すなわ
ち周辺の像面露光量)Eとに、差を有している。そし
て、その周辺の画面照度Eは、中心照度Eo とレンズの
画角θとを用いて、次式であらわすことができる。
【0003】 E=Eo ・AE・cos4θ …………………(1) ここで、AEは開口効率である。一般に絞り開放では、
絞り面以外の鏡胴等の部分で光束が制限されるため、開
口効率AEは小さく、絞りを絞れば、光束が制限を受け
にくくなるので、開口効率AEは大きくなる。実際に写
真をとった場合には、(1) 式が示すように、レンズの画
角θが大きくなればなるほど周辺画面照度Eの値が小さ
くなるため、中心部と周辺部とでの画面照度の違いが目
立つようになる。
【0004】最近では、広角系の撮影レンズを搭載し
た、いわゆるコンパクトカメラが普及している。このよ
うな、広角系の撮影レンズ付きのコンパクトカメラで
は、大きな画角で且つカメラの小型化を達成するため
に、イメージサークルを画面の対角線のぎりぎりのとこ
ろまで小さくしている。従って、このようなカメラで
は、写真の中心部分と周辺部分との光量差が一層目立つ
ようになってきた。
【0005】そこで、写真の中心部分と周辺部分との照
度の差をできるだけ減らすことにより、自然に見えて見
栄えがする写真を撮影するための技術を提供することが
望まれている。そのため、従来より、写真の中心部分と
周辺部分との照度の差を減らすための技術が提案されて
いる。例えば、実開平3−35531号公報には、絞り
機構と、該絞り機構の開口部を覆うことによりレンズを
透過する光量を制限する中性濃度フィルタ(ニュートラ
ルデンシティフィルタ。以下「NDフィルタ」と称す
る)とを具備するカメラ用レンズ系が示されている。
【0006】この実開平3−35531号公報に示され
た構成では、前記NDフィルタが半楕円形状をなし、そ
の半楕円形状の中心位置に対して、ほぼ同心円状に低濃
度の外周部領域と高濃度の内周部領域とが形成されてお
り、該NDフィルタが前記絞り機構の開口部の大きさの
減少に対応して、該開口部の放射方向に沿い、その半楕
円形状の長軸方向に移動する。すなわち、実開平3−3
5531号公報には、外周部が低濃度で中心部に近づく
ほど高濃度となる濃度分布を有する半楕円形状のNDフ
ィルタからなる光量制限フィルタを、絞り値の変化に連
動して移動させ、絞り開口部が小さくなるほど、絞り開
口部に深く進入させるカメラ用レンズ系の構成が示され
ている。
【0007】この実開平3−35531号公報に示され
た構成は、絞り制御の不充分な点を光量制限フィルタを
挿入することにより補うものであると考えられるが、こ
の構成は、写真の中心部分と周辺部分との照度の差の低
減に効果があると思われる。すなわち、この構成は、開
口効率による周辺光量の低下に加えて、cos4θによる周
辺光量の低下にも改善効果を期待することができ、中心
から対角方向の最も周辺に至るまで光量落ちのない写真
を提供することができると思われる。また、特開平5−
40294号公報には、透過率の異なる複数のフィルタ
と、該フィルタをカメラの露出データによって、鏡筒、
すなわち鏡胴内に選択交換して挿入する駆動機構とを有
するレンズ鏡筒が示されている。
【0008】また、特開昭63−262633号公報に
は、濃度可変の可変NDフィルターを有するカメラが示
されている。これら特開平5−40294号公報および
特開昭63−262633号公報に示された技術は、い
ずれも開口効率と絞りの大きさとの関係を考慮しておら
ず、単にNDフィルタの濃度制御を行うことが示されて
いるにすぎない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従
来、開口効率と絞りの大きさとの関係を考慮している技
術はなく、次のような問題を生じている。 (1) 実開平3−35531号公報の構成では、絞りを絞
り込んだときに、絞り開口が小さいほど、高濃度の光量
制限フィルタが挿入されるので、光量制限フィルタを透
過してくる光量が開放時よりも少なくなり、折角の光線
にロスを生じる。
【0010】現行のレンズにおいて、例えばいわゆるラ
イカ版のカメラにおける焦点距離がf=28mm程度のレン
ズの場合、像高9割での像面露光量Eは、中心部分のほ
ぼ25%である。この値は、中心部分に対して、少なくと
もAV値で2段アンダーに相当する。従って、光量制限フ
ィルタを用いて、アンダー部分に中心部分の光量を合わ
せると、AV値で2段という光量のロスはかなり大きい。
【0011】(2) 特に、かなり絞って絞り面以外の部分
での光線のロスがなくなった場合、すなわち開口効率が
100 %のときに、高濃度の光量制限フィルタが挿入され
ると、光量制限フィルタによる像面露光量のロスが大き
く、像面露光量が非常に低下することになる。本発明
は、上述の事情に鑑みてなされたもので、開口効率と絞
りの大きさとの関係を考慮しつつ周辺光量の低下を防止
して、写真の中心部分と周辺部分の照度の差を低減し、
自然に見えて見栄えのする写真を得ることを可能とする
カメラの光量調整装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラの光
量調整装置は、上述した目的を達成するために、撮影レ
ンズ系の絞り値を制御するための絞り制御手段と、前記
撮影レンズ系に設けられ、イメージサークルの中心部近
傍に作用する濃度を可変制御し得る補正フィルタと、前
記絞り制御手段に連動して開放絞り近傍での開口効率の
低下による周辺光量の低下を補正すべく前記補正フィル
タを制御するフィルタ制御手段と、を具備することを特
徴としている。
【0013】前記補正フィルタは、イメージサークルの
中心部近傍の所定領域について均一の濃度分布にて濃度
が制御されるフィルタであってもよく、その場合、望ま
しくは、前記補正フィルタの濃度制御領域は、イメージ
サークルの中心部近傍のイメージサークル径の5割程度
の領域とする。前記補正フィルタは、イメージサークル
の中心部に近いほど高濃度となるような濃度分布にて濃
度が制御されるフィルタであってもよい。その場合、望
ましくは、補正フィルタの濃度制御領域は、イメージサ
ークルの中心部近傍のイメージサークル径の5割程度の
第1の領域と該領域より高濃度となるイメージサークル
径の1割程度の第2の領域を設ける。
【0014】前記補正フィルタは、中性濃度フィルタで
あってもよい。前記フィルタ制御手段は、開口効率が低
下するほど補正量が大きくなるように補正フィルタを制
御する手段であってもよい。前記フィルタ制御手段は、
開口効率による周辺光量の低下に対応して、絞り開放時
には、所定の補正量に補正フィルタを制御し、2段以上
の絞り時には、実質的に無補正状態に制御する手段であ
ってもよい。
【0015】前記フィルタ制御手段は、開口効率による
周辺光量の低下に対応して、絞り開放時には、第1の補
正量に補正フィルタを制御し、1段絞り時には、前記第
1の補正量よりも少ない第2の補正量に補正フィルタを
制御し、2段以上の絞り時には、実質的に無補正状態に
制御する手段であってもよい。前記フィルタ制御手段
は、開口効率が100 %未満となる絞り値においては、開
口効率による周辺光量の低下に基づく補正量に補正フィ
ルタを制御し、開口効率が100 %以上となる絞り値にお
いては、実質的に無補正状態に制御する手段であっても
よい。前記絞り制御手段は、マニュアル操作により絞り
値の制御を行う手段であってもよい。
【0016】本発明によるカメラの光量調整装置は、被
写体の明るさを測光する測光手段をさらに具備し、且つ
前記絞り制御手段は、前記測光手段に連動し、該測光手
段の測光結果に応じて絞り値を制御する手段であっても
よい。本発明によるカメラの光量調整装置は、前記フィ
ルタ制御手段による補正フィルタの濃度に応じてシャッ
タの開放秒時をシフトする露光時間調整手段をさらに具
備していてもよい。本発明によるカメラの光量調整装置
は、前記フィルタ制御手段の補正動作をオン/オフ制御
する手段をさらに具備していてもよい。
【0017】
【作用】上述のように構成された本発明のカメラの光量
調整装置は、前記(1) 式における開口効率AEの影響を
改善し、像面露光量のロスをも軽減する。ここで、例え
ば、画面中心の像面露光量Eo を100 %とする。f=28
mmでのcos4θは、約0.6 である。
【0018】(1) 式より、 E=100 ・AE・0.6 であるので、周辺の像面露光量Eを仮に25%としたら、
開口効率AEは、0.41、すなわち41%である。従って、
イメージサークル中心近傍の41%の部分に対して、像高
9割においては、像面露光量が1.29EV程度低下する。
【0019】この41%の部分に対してNDフィルタのよ
うなフィルタをかけて、1.29EV程度の像面露光量の補正
を行えば、像高9割における周辺光量の画面中心に対す
る差を0.74EV程度まで改善することができる(つまりco
s4θの法則による落ちにとどめることができる)。な
お、この1.29EVの像面露光量の低下は、最も条件の悪い
絞り開放時の値であり、絞りを絞った状態で撮影した場
合は、光束が制限を受けにくくなるので、画面の中心と
周辺との像面露光量の差は減少し、所定の絞り値を超え
れば0となる。
【0020】従って、絞り開放時は、イメージサークル
中心近傍の部分に対しては、所定の光量補正を行い、開
口効率が100 %となる絞り値では、実質的に光量補正を
行わないというフィルタの制御を行うことにより、周辺
光量の低下を、cos4θの法則による周辺光量の低下程度
にとどめることができる。また、開口効率が100 %以上
となる絞り値、例えば+2AV以上絞り込んだ場合は、実
質的にフィルタを作用させないため不要な光量のロスが
ない。
【0021】
【実施例】まず、本発明のカメラの光量調整装置の原理
について詳細に説明する。本発明では、(1) 式、すなわ
ち E=Eo ・AE・cos4θ のうちの開口効率AEによる影響を適切に改善し、像面
露光量のロスをも軽減することを考慮した。
【0022】例えば、先に述べたように、この場合、画
面中心の像面露光量Eo を100%とすれば、f=28mmでの
cos4θは、約0.6 であり、(1) 式より E=100 ・AE・0.6 でEを仮に25(%)とした場合、開口効率は0.41、すな
わち41%である。
【0023】そこで、この41%の部分に対して、フィル
タにより光量を補正すれば、アンダー量1.29EV程度の像
面露光量のロスで、像高9割の周辺光量は中心に対し0.
74EVの差まで改善することができ、cos4θの法則による
光量低下のみにとどめることができる。この場合の1.29
EVの像面光量の低下は、最も開口効率の悪い絞り開放時
の値であり、絞りを絞った状態では、光束が制限を受け
にくくなるので、画面中心と周辺との像面露光量の差は
減少し、所定の絞り値を超えれば0となる。f=28mm;
E=25%の場合の具体的な例について説明する。
【0024】
【表1】 すなわち、単純な光学系の場合、絞り時の開口効率は、
次式で表すことができる。
【0025】 絞り時の開口効率 ={開放時の絞り面積−(開放時の面積/絞り時の面積) ×〔(絞り時の面積/開放時の面積)−開放時の開口効率〕} ×100 ………………(2) 〈開放時の場合〉絞り開放では、絞り面積は(開放時に
対して)100 %であり、この絞り開放時の開口効率は41
%であるが、ちなみに(2) 式からこれを求めても次のよ
うになる。
【0026】{1−(1/1)×〔(1/1)−0.4
1〕}×100 =41(%) 像高9割での像面露光量は、中心を基準として、−1.29
EV、すなわち1.29EVのロス(アンダー)となる( 1/2
x =0.41より、x=1.29(EV))。 〈+1AVの場合〉1段絞りでは、絞り面積は開放時に対
して50%であり、絞り開放時の開口効率は上記の通り41
%であるので、1段絞り時の開口効率は、(2) 式より次
のように求められる。 {1−(100 /50)×〔(50/100 )−0.41〕}×100
=82(%) 像高9割での像面露光量は、中心を基準として−0.28EV
である。
【0027】〈+2AVの場合〉2段絞りでは、絞り面積
は開放時に対して25%であり、絞り開放時の開口効率は
41%であるので、2段絞り時の開口効率は、開口効率が
100 %を超えることはないので100 %となり、像高9割
での像面露光量は、中心とほぼ同様であり、中心との差
は0%であるとしてよい。従って、開放時は、開口効率
が41%で、中心に対する像高9割のアンダ量は1.29EV、
1段絞り(+1AV)の時は、開口効率が絞り面積の82%
で、中心に対する像高9割のアンダ量は0.28EV、2段絞
り(+2AV)以上の時は、開口効率が絞り面積の100 %
で、中心に対する像高9割でのアンダ量は0EVとなる。
【0028】すなわち、開放時は、イメージサークルの
中心部に対して1.29EV、1段絞り時は、中心部に対して
0.28EVに相当するフィルタを入れて光量を制限し、2段
絞り以上では、フィルタを入れない、というフィルタの
制御を行えば、cos4θの法則による周辺光量の低下のみ
とすることができ、最も周辺光量の低下が目立つ場合で
もf=28mm程度のレンズで、中心と周辺で0.74EV程度の
明るさの違いにとどめることができる。また、このよう
にすれば、開口効率が100 %(以上)となる+2AV絞り
より絞り込む場合は、フィルタを作用させないため、光
量のロスが全くない。
【0029】以下、このような原理に基づく、本発明を
実施例に基づいて説明する。以下、一実施例に基づき、
本発明のカメラの光量調整装置を図面を参照して詳細に
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係るカメラ
の光量調整装置の構成を示す図である。図1のカメラの
光量調整装置は、補正フィルタ1、絞り2、絞り切換レ
バー3、測光部4、シャッタ5およびプログラム制御部
6を具備する。
【0030】図1には、この光量調整装置に関連するカ
メラの撮影レンズ系7およびフィルム8も示されてい
る。補正フィルタ1は、例えば中性濃度の液晶ドットフ
ィルタのように、濃度制御可能なNDフィルタである。
この場合、補正フィルタ1は、図2に示すように、イメ
ージサークルの中心から像高1割程度までに相当する第
1の領域としての第1の部分1aと、その第1の部分の
外側のイメージサークルの中心から像高の5割程度まで
に相当する第2の領域としての第2の部分1bと、さら
にその第2の部分1bの外側の第3の領域としての第3
の部分1cとで異なる濃度制御が行われる。
【0031】すなわち、補正フィルタ1は、原則的に中
心部ほど高い濃度を有しており、第3の部分1cは、実
質的に常に透明であり、第2の部分1bは第3の部分1
cと第1の部分1aとの中間の濃度に制御され、第1の
部分1aは第2の部分1bより高い濃度に制御される。
例えば、第1の制御状態では、第1および第2の部分1
aおよび1bを−1.29EVに相当する濃度として、イメー
ジサークルの中心から像高5割程度までに相当する部分
の光量を制限する。
【0032】第2の制御状態では、第1の部分1aのみ
を−0.28EVに相当する濃度として、イメージサークルの
中心から像高1割程度までに相当する部分の光量を制限
し、第2の部分1bは第3の部分と同様に光量補正を0
として、実質的に透明となるように制御する。そして、
第3の制御状態では、補正フィルタ1の全体の光量補正
を0として、実質的に透明となるように制御する。絞り
2は、例えば絞り羽根等を備え、撮影レンズ系7のイメ
ージサークルを絞り込む。絞り切換レバー3は、絞り2
の作動部に結合されて絞り2から突設され、回動操作さ
れることにより絞り2の絞り値を制御する。
【0033】測光手段としての測光部4は、被写体光量
を測光し、測光結果をプログラム制御部6に与えて、絞
り値およびシャッタ速度等の制御に供する。シャッタ5
は、設定されたシャッタ速度に基づいて開閉動作し、フ
ィルム8の露光時間を制御する。プログラム制御部6
は、測光部4より得られる被写体の測光結果に基づき、
適切な絞り値およびシャッタ速度を求めて、絞り切換レ
バー3を介して絞り2を所要の絞り値に作動させるとと
もに、シャッタ5を所要の秒時にて作動させて、適切な
露光量にて撮影を行わせる。
【0034】次に、図3、図4および図5を参照して、
撮影時の詳細な動作について説明する。図3〜図5に
は、図1にも示した補正フィルタ1、絞り2および絞り
切換レバー3に加えて、これら補正フィルタ1、絞り2
および絞り切換レバー3に関連して設けられているフィ
ルタ制御手段としてのフィルタ制御部9および絞り制御
手段としての絞り制御リング10が詳細に示されてい
る。
【0035】フィルタ制御部9は、絞り2の制御に連動
して補正フィルタ1の濃度制御を行う。絞り制御リング
10は、この場合プログラム制御部6により回動し、絞
り切換レバー3を操作して絞り値を制御する。従って、
撮影時には、まず、測光部4により被写体の照度を測光
し、プログラム制御部6は、その測光データに基づい
て、シャッタ秒時TVおよび絞り値AVの値を選定し、絞り
制御リング10とシャッタ5を制御する(これは、すで
によく知られているので、むしろ、本発明の理解を容易
にするために詳細な説明は省略する)。
【0036】補正フィルタ1は、この場合、絞り2の近
傍に配置されている。測光部4による測光の結果、撮影
時に絞り開放となる場合には、図3に示すように、絞り
切換レバー3による絞り制御に連動するフィルタ制御部
9により、絞り開放に見合うように、補正フィルタ1
を、先に述べた第1の制御状態、すなわち第1および第
2の部分1aおよび1bを−1.29EVに相当する濃度とし
て、イメージサークルの中心から像高5割程度までに相
当する部分の光量を制限する。
【0037】測光部4による測光の結果、撮影時に+1
AV(1段絞り)となる場合には、図4に示すように、絞
り制御と連動するフィルタ制御部9により、+1AVに見
合うように、補正フィルタ1を、先に述べた第2の制御
状態、すなわち第1の部分1aを−O.28EVに相当する濃
度として、イメージサークルの中心から像高1割程度ま
でに相当する部分の光量を制限し、第2の部分1bは第
3の部分1cと同様に光量補正を0として、実質的に透
明となるように制御する。
【0038】測光部4による測光の結果、撮影時に+2
AV(2段絞り)以上となる場合には、開口効率100 %と
なるので、図5に示すように、絞り制御と連動するフィ
ルタ制御部9により、+2AVに見合うように、補正フィ
ルタ1を、先に述べた第3の制御状態、補正フィルタ1
の全体(1a,1b,1c)の光量補正を0として、実
質的に透明となるように制御する。
【0039】本発明の大きなねらいは、撮影された写真
を観察したときの中心と周辺との濃度の差をできるだけ
目立たせないようにして、しかもフィルム面に到達する
光線の量、つまり像面露光量のロスをできるだけ防ぐこ
とにある。先に述べたように、f=28mm開放の場合の像
高9割における像面露光量は、中心を100 %とすれば25
%しかない。それをcos4θの法則による光量ダウンのみ
にとどめることができるので、最大60%まで上げること
ができる。
【0040】上述の構成によれば、自動絞り制御やプロ
グラムAE(automatic exposure:自動露光制御)の機
能を持つカメラにおいて、周辺光量を相対的に上げるた
めに補正フィルタ1を使用するが、その補正フィルタ1
を開口効率(口径食)による光束の制限のない部分にだ
け対応させることにより、全体としての像面露光量のロ
スをできるだけ防ぐようにしている。従って、上述のよ
うに、光量が少なくなる絞りにおいては、開口効率100
%となるので、補正フィルタ1を作用させず、シャッタ
秒時を遅くしなくてもよい。このため、手ぶれの防止、
暗い(低輝度の)被写体の撮影、あるいは動く被写体の
被写体ぶれ防止にも効果を発揮する。
【0041】なお、上述では、自動絞り制御やプログラ
ムAE(automatic exposure:自動露光制御)の機能を
持つカメラに対して、光量調整を行う場合について説明
したが、露光制御操作をユーザーがマニュアル操作で行
うタイプのカメラにおいても、上述とほぼ同様にして、
有効な光量調整を行うことができる。これが本発明の第
2の実施例であり、図6に、その第2の実施例に係るカ
メラの光量調整装置の構成を示す。
【0042】図6のカメラの光量調整装置において、図
1と同様の部分には、同符号を付して示している。図6
に示すカメラの光量調整装置は、補正フィルタ1、絞り
2、絞り切換レバー3およびシャッタ5を具備する。も
ちろん、図6には、この光量調整装置に関連するカメラ
の撮影レンズ系7およびフィルム8も示されている。す
なわち、図6に示すカメラの光量調整装置は、図1の構
成から測光部4およびプログラム制御部6を除いた構成
となっている。
【0043】補正フィルタ1は、濃度制御可能なNDフ
ィルタであり、この場合も、補正フィルタ1は、図2の
ように、イメージサークルの中心から像高1割程度まで
に相当する第1の部分1aと、その第1の部分の外側の
イメージサークルの中心から像高の5割程度までに相当
する第2の部分1bと、さらにその第2の部分1bの外
側の第3の部分1cとで異なる濃度制御が行われる。
【0044】すなわち、第1の制御状態では、第1およ
び第2の部分1aおよび1bを−1.29EVに相当する濃度
として、イメージサークルの中心から像高5割程度まで
に相当する部分の光量を制限する。第2の制御状態で
は、第1の部分1aのみを−0.28EVに相当する濃度とし
て、イメージサークルの中心から像高1割程度までに相
当する部分の光量を制限し、第2の部分1bは、第3の
部分と同様に光量補正を0として、実質的に透明となる
ように制御する。そして、第3の制御状態では、補正フ
ィルタ1の全体の光量補正を0として、実質的に透明と
なるように制御する。
【0045】絞り2は、撮影レンズ系7のイメージサー
クルを絞り込む。絞り切換レバー3は、絞り2の作動部
に結合されて絞り2から突設され、手動により回動操作
されることにより絞り2の絞り値を制御する。シャッタ
5は、設定されたシャッタ速度に基づいて開閉動作し、
フィルム8の露光時間を制御する。ユーザーは、被写体
の明るさに応じて、適切な絞り値およびシャッタ速度を
判断して、マニュアル操作により、絞り切換レバー3を
介して絞り2を所要の絞り値に設定するとともに、シャ
ッタ5を手動設定または自動設定により所要の秒時にて
作動させるように設定して、適切な露光量にて撮影を行
う。
【0046】次に、図7、図8および図9を参照して、
撮影時の詳細な動作について説明する。図7〜図9に
は、図6にも示した補正フィルタ1、絞り2および絞り
切換レバー3に加えて、これら補正フィルタ1、絞り2
および絞り切換レバー3に関連して設けられているフィ
ルタ制御部9が示されている。なお、この構成は、マニ
ュアル操作によるシステムであるので、図3〜図5に示
された自動絞り制御のための絞り制御リング10は存在
しない。
【0047】フィルタ制御部9は、絞り2の制御に連動
して補正フィルタ1の濃度制御を行う。従って、撮影時
には、まず、ユーザーの絞り調整操作により、絞り切換
レバー3が所要の絞り値に設定され、またユーザーのシ
ャッタ速度設定操作により、所要のシャッタ秒時が設定
される。
【0048】ユーザーが絞り値を開放絞りに設定した場
合には、図7に示すように、絞り切換レバー3による絞
り制御に連動するフィルタ制御部9により、絞り開放に
見合うように、補正フィルタ1を、先に述べた第1の制
御状態、すなわち第1および第2の部分1aおよび1b
を−1.29EVに相当する濃度として、イメージサークルの
中心から像高5割程度までに相当する部分の光量を制限
する。
【0049】また、ユーザーが絞り値を+1AV(1段絞
り)に設定した場合には、図8に示すように、絞り制御
と連動するフィルタ制御部9により、+1AVに見合うよ
うに、補正フィルタ1を、先に述べた第2の制御状態、
すなわち第1の部分1aを−O.28EVに相当する濃度とし
て、イメージサークルの中心から像高1割程度までに相
当する第1の部分1aの光量を制限し、第2の部分1b
は第3の部分と同様に光量補正を0として、実質的に透
明となるように制御する。
【0050】さらにまた、ユーザーが絞り値を+2AV
(2段絞り)以上に設定した場合には、開口効率100 %
となるので、図9に示すように、絞り制御と連動するフ
ィルタ制御部9により、+2AVに見合うように、補正フ
ィルタ1を、先に述べた第3の制御状態、補正フィルタ
1の全体(1a,1b,1c)の光量補正を0として、
実質的に透明となるように制御する。
【0051】上述の構成によれば、ユーザーがマニュア
ル操作により絞り値およびシャッタ速度を設定するカメ
ラにおいても、周辺光量を上げるために補正フィルタ1
を使用し、その補正フィルタ1を開口効率(口径食)に
よる光束の制限のない部分にだけ対応させることによ
り、全体としての像面露光量のロスをできるだけ防ぐよ
うにしている。従って、上述のように、光量が少なくな
る絞りにおいては、開口効率100 %となるので、補正フ
ィルタ1を作用させず、シャッタ秒時を遅くしなくても
よい。このため、手ぶれの防止、暗い(低輝度の)被写
体の撮影、あるいは動く被写体の被写体ぶれ防止にも効
果を発揮する。
【0052】図10に本発明の第3の実施例に係るカメ
ラの光量調整装置の主要部の構成を示す。図10の構成
では、図3に示した補正フィルタ1、絞り2、絞り切換
レバー3、フィルタ制御部9および絞り制御リング10
に加えて、フィルタ制御部9と補正フィルタ1との間
に、切換スイッチ11を挿入している。切換スイッチ1
1は、オン状態では、図1〜図5の場合と同様となるよ
うに設定されるが、この切換スイッチ11をオフとする
ことにより、フィルタ制御部9の制御状態に関わらず、
補正フィルタ1を、フィルタ制御部9から強制的に切り
離し、上述した第3の状態すなわち実質的に透明の状態
にする。
【0053】このようにすると、自動露光制御を行う場
合の図1〜図5の構成における本発明の制御が全て無効
となり、周辺光量の低下はあるが、フィルタによる光量
カットが全く生じない撮影を行うことができる。この構
成は、本発明を適用した自動露光制御のカメラで、動態
撮影等のような高速シャッタを用いたい撮影、夕暮れの
被写体の撮影、あるいは夜間や室内における低照明下の
被写体の撮影を行う際のように、光量をできるだけロス
したくない場合に対応し得る。
【0054】図11に本発明の第4の実施例に係るカメ
ラの光量調整装置の主要部の構成を示す。図11の構成
では、図7に示した補正フィルタ1、絞り2、絞り切換
レバー3およびフィルタ制御部9に加えて、フィルタ制
御部9と補正フィルタ1との間に、切換スイッチ11を
挿入している。切換スイッチ11は、オン状態では、図
6〜図9の場合と同様となるように設定されるが、この
切換スイッチ11をオフとすることにより、フィルタ制
御部9の制御状態に関わらず、補正フィルタ1を、フィ
ルタ制御部9から強制的に切り離し、上述した第3の状
態すなわち実質的に透明の状態にする。
【0055】このようにすると、マニュアル操作の場合
の図6〜図9の構成における本発明の制御が全て無効と
なり、周辺光量の低下はあるが、フィルタによる光量カ
ットが全く生じない撮影を行うことができる。この構成
は、本発明を適用したマニュアル操作用のカメラで、動
態撮影等のような高速シャッタを用いたい撮影、夕暮れ
の被写体の撮影、あるいは夜間や室内における低照明下
の被写体の撮影を行う際のように、光量をできるだけロ
スしたくない場合に対応し得る。なお、図10および図
11の構成における切換スイッチ11は、フィルタ制御
部9内に組み込む構成としてもよい。
【0056】図12は、本発明の第5の実施例に係るカ
メラの光量調整装置の構成を示す図である。図12のカ
メラの光量調整装置は、補正フィルタ1、絞り2、絞り
切換レバー3、測光部4、シャッタ5およびプログラム
制御部12を具備する。図12には、この光量調整装置
に関連するカメラの撮影レンズ系7およびフィルム8も
示されている。図12の構成において、図1と相違する
ところは、プログラム制御部12の機能であり、その他
は図1の場合と全く同様であるので、ここではその詳細
な動作については説明しない。
【0057】プログラム制御部12は、測光部4より得
られる被写体の測光結果に基づき、適切な絞り値および
シャッタ速度を求めて、絞り切換レバー3を介して絞り
2を所要の絞り値に作動させるとともに、シャッタ5を
所要の秒時にて作動させて、適切な露光量にて撮影を行
わせる。このとき、プログラム制御部12は、予め撮影
レンズ系7の設計条件と、補正フィルタ1の透過率およ
び面積に基づき、絞り値に対応する露出倍数を例えばプ
ログラム制御条件の一部などとしてメモリに記憶してお
く。
【0058】従って、測光結果に基づいて決定されるTV
およびAV等の露出条件が補正フィルタ1による光量制限
が行われる条件に該当する場合に、補正フィルタ1の光
量制限による光量ロス分をシャッタ秒時で補うような制
御をさせる。このような構成とすれば、補正フィルタ1
による補正の影響を補正して常に最適な露光制御を行う
ことが可能となる。
【0059】また、図示してはいないが、測光部を備え
たいわゆる絞り優先型の自動露光制御を行うカメラにお
いて、マニュアル操作により絞り値を設定し、補正フィ
ルタ1を透過した光線を直接測光する構成として、その
測光結果に基づいてシャッタを制御するようにすること
もできる。さらに、図2に示した補正フィルタ1に代え
て、図13に示すような補正フィルタ13としてもよ
い。
【0060】図13の補正フィルタ13は、フィルタを
同心円状に分割し、中心付近だけを高濃度としつつ濃度
制御が行えるようにしたものであり、ストライプ状の液
晶フィルタを用い、中央の(像高1割に相当する)第1
の部分13aとその外周の(像高5割に相当する)第2
の部分13bとで前記ストライプのピッチを異ならせ、
中央の第1の部分13aの濃度をその外周の第2の部分
13bよりも高濃度となるように構成して、これら各部
分の濃度を制御するようにする。なお、最外周の第3の
部分13cは透明とすることは図2の場合と同様であ
る。もちろん、補正フィルタは、より多段に濃度分割す
るようにしてもよいし、濃度が連続的なグラデーション
となるように構成してもよい。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、イ
メージサークルの中心部近傍に作用する濃度を可変制御
し得る補正フィルタを設け、撮影レンズ系の絞り値の制
御に連動して開放絞り近傍での開口効率の低下による周
辺光量の低下を補正すべく前記補正フィルタを制御する
ようにすることにより、開口効率と絞りの大きさとの関
係を考慮しつつ周辺光量の低下を防止して、写真の中心
部分と周辺部分の照度の差を低減し、自然に見えて見栄
えのする写真を得ることを可能とするカメラの光量調整
装置を提供することができる。
【0062】上述の構成によれば、カメラにおいて、周
辺光量を上げるために補正フィルタを使用するが、その
補正フィルタを開口効率による光束の制限のない部分に
だけ対応させることにより、全体としての像面露光量の
ロスをできるだけ防ぐようにしている。従って、光量が
少なくなる絞りにおいては、開口効率100 %となるの
で、補正フィルタを作用させず、シャッタ秒時を遅くし
なくてもよい。このため、手ぶれの防止、暗い被写体の
撮影、あるいは動く被写体の被写体ぶれ防止にも効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るカメラの光量調整
装置の構成を模式的に示す側面図である。
【図2】図1の構成に用いられる補正フィルタの構成を
説明するための模式図である。
【図3】図1の構成の補正フィルタの第1の制御状態と
絞り(開放絞り)の状態とを説明するための模式図であ
る。
【図4】図1の構成の補正フィルタの第2の制御状態と
絞り(+1AV絞り)の状態とを説明するための模式図で
ある。
【図5】図1の構成の補正フィルタの第3の制御状態と
絞り(+2AV絞り)の状態とを説明するための模式図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例に係るカメラの光量調整
装置の構成を模式的に示す側面図である。
【図7】図6の構成の補正フィルタの第1の制御状態と
絞り(開放絞り)の状態とを説明するための模式図であ
る。
【図8】図6の構成の補正フィルタの第2の制御状態と
絞り(+1AV絞り)の状態とを説明するための模式図で
ある。
【図9】図6の構成の補正フィルタの第3の制御状態と
絞り(+2AV絞り)の状態とを説明するための模式図で
ある。
【図10】本発明の第3の実施例に係るカメラの光量調
整装置の構成を説明するための模式図である。
【図11】本発明の第4の実施例に係るカメラの光量調
整装置の構成を説明するための模式図である。
【図12】本発明の第5の実施例に係るカメラの光量調
整装置の構成を模式的に示す側面図である。
【図13】本発明に用いられる補正フィルタの他の構成
例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1,13 補正フィルタ 2 絞り 3 絞り切換レバー 4 測光部 5 シャッタ 6,12 プログラム制御部 7 撮影レンズ系 8 フィルム 9 フィルタ制御部 10 絞り制御リング 11 切換スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−316802(JP,A) 特開 昭56−116010(JP,A) 特開 平5−127219(JP,A) 特開 昭62−229114(JP,A) 特開 昭54−141122(JP,A) 実開 平4−75301(JP,U) 実開 昭61−143131(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 11/00 G03B 7/18 G03B 9/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズ系の絞り値を制御するための
    絞り制御手段と、 前記撮影レンズ系に設けられ、イメージサークルの中心
    部近傍に作用する濃度を可変制御し得る補正フィルタ
    と、 前記絞り制御手段に連動して開放絞り近傍での開口効率
    の低下による周辺光量の低下を補正すべく前記補正フィ
    ルタを制御するフィルタ制御手段と、を具備することを
    特徴とするカメラの光量調整装置。
  2. 【請求項2】 フィルタ制御手段は、開口効率による周
    辺光量の低下に対応して、絞り開放時には、第1の補正
    量に補正フィルタを制御し、1段絞り時には、前記第1
    の補正量よりも少ない第2の補正量に補正フィルタを制
    御し、2段以上の絞り時には、実質的に無補正状態に制
    御する手段であることを特徴とする請求項1に記載のカ
    メラの光量調整装置。
  3. 【請求項3】 絞り制御手段は、マニュアル操作により
    絞り値の制御を行う手段であることを特徴とする請求項
    1または2に記載のカメラの光量調整装置。
  4. 【請求項4】 被写体の明るさを測光する測光手段をさ
    らに具備し、且つ絞り制御手段は、前記測光手段に連動
    し、該測光手段の測光結果に応じて絞り値を制御する手
    段であることを特徴とする請求項1または2に記載のカ
    メラの光量調整装置。
  5. 【請求項5】 フィルタ制御手段による補正フィルタの
    濃度に応じてシャッタの開放秒時をシフトする露光時間
    調整手段をさらに具備することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項に記載のカメラの光量調整装置。
  6. 【請求項6】 フィルタ制御手段の補正動作をオン/オ
    フ制御する手段をさらに具備することを特徴とする請求
    項1〜5項のいずれか1項に記載のカメラの光量調整装
    置。
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