JP4385405B2 - スタイルデータ試聴システムおよび試聴機能付き演奏装置 - Google Patents

スタイルデータ試聴システムおよび試聴機能付き演奏装置 Download PDF

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この発明は、電子楽器などにおいて、自動伴奏用のスタイルデータをネットワーク経由で購入などする場合に、そのスタイルデータを試聴できるようにしたスタイルデータ試聴システムに関する。
近年、ネットワーク経由で各種の音楽データを販売・購入することが多く行われている。販売・購入する音楽データとしては、自動演奏を行うための曲(ソング)データ、自動伴奏を行うためのスタイルデータ、楽音の音色を規定する音色データなどがある。このようなネットワーク経由での各種音楽データのダウンロード販売においては、販売する音楽データをユーザに試聴させる機能を持つシステムがある。通常、試聴用にクライアントにダウンロードされたデータは、当該クライアントのテンポラリメモリに一時的に記憶されて試聴のためにのみ使用され、ハードディスクなどへの恒久的な記憶はできないようになっている。
下記特許文献1には、ネットワークを介して伴奏データを購入する際に、その伴奏データを試聴させる技術が開示されている。このシステムでは、試聴選択画面(特許文献1の図27)を端末に表示させ、ユーザに「同一コード/エレメント」「プリセットコード/エレメント」または「ユーザー指定コード/エレメント」を選択させる。「エレメント」とは、序奏であるイントロ、繰り返し再生されるノーマル、一時的に再生されるフィルイン、およびエンディングなどの伴奏の構成要素である。「同一コード/エレメント」を選択すると、ユーザがコード/エレメント入力画面(図28)で指定したコードとエレメントに応じた伴奏音が試聴できる。「プリセットコード/エレメント」を選択すると、予めプリセットされているコード進行/エレメント進行データに応じた伴奏音が試聴できる。「ユーザー指定コード/エレメント」を選択すると、ユーザが随時指定したコード及びエレメントに応じた伴奏音が試聴できる。この場合、ユーザがリアルタイムに鍵盤上の鍵を押鍵すると、その音高情報を含むMIDIデータが端末経由でサーバに送信され、サーバは、その音高情報に応じて(かつ選択されているエレメント進行データに応じて)伴奏音のMIDIデータを生成して、端末に送り返す。端末に送られたMIDIデータは、端末から電子楽器に送られ、伴奏音として発音され、これにより試聴ができる。
特開2003-186468
ところで、自動伴奏用のスタイルデータ(伴奏データ)は、例えばユーザが自動伴奏をオンにして伴奏鍵を押鍵すると、選択されているスタイルデータに基づいて押鍵で指定されたコードが音高変換され、かつそのスタイルデータに基づく発音パターンで、伴奏音が生成・発音されるものである。従って、ユーザがスタイルデータを試聴する際には、実際にどのようなコードを押さえるとどのような伴奏が為されるのかを知りたい場合が多いと考えられる。
しかし、上記特許文献1の記載のシステムにおける「プリセットコード/エレメント」での試聴では、予めプリセットされているコード進行/エレメント進行データに応じた伴奏音が試聴できるのみであり、ユーザは、種々のコードでどのような伴奏音が発音されるのかを知ることができない。また、「同一コード/エレメント」での試聴は、種々のコードを指定することができるが、そのコードの指定はコード/エレメント入力画面(図28)で行うため、コードの切り換えが煩雑・面倒である。第1のコードでの伴奏から第2のコードでの伴奏に連続的に移行するときの伴奏音の流れを試聴したい場合も、コードの切り換えのためにコード/エレメント入力画面での入力を行わなければならないので、連続的な伴奏の流れを確認できない。
上記特許文献1のシステムで「ユーザー指定コード/エレメント」を選択すれば、ユーザがリアルタイムに鍵盤上で指定したコードに基づく伴奏音の試聴が行える。しかし、この従来技術では、ユーザの押鍵情報をサーバに送信し、サーバで伴奏音のMIDIデータを作成し、そのMIDIデータをサーバから端末経由で電子楽器に送って伴奏音を発音する。従って、サーバとの間での送受信があるため、ユーザが押鍵してから伴奏音が発音されるまでのタイミングのずれが生じることがあり、聴きづらいという不都合がある。
また、スタイルデータに基づいて伴奏音を生成する際には、そのスタイルデータに基づく変換パターンを利用して、指定されたコードから一連の伴奏音を生成する処理を行うが、同じ名称のスタイルデータであっても、例えば電子楽器の機種の相違などに応じて変換パターンが異なる場合がある。従って、試聴の際にも、同じ名称のスタイルデータ(特許文献1のものでは「エレメント」)であるのに、端末側の電子楽器が持つ変換パターンと、サーバ側が持つ変換パターンとが、微妙に異なることがある。その場合、試聴したときの感じとそのスタイルデータを購入して自分の電子楽器で使用したときの感じが、変換パターンの違いに基づき微妙に違う場合があった。
これは、音色についても同様である。すなわち、同じ名称のスタイルデータであっても、そのスタイルデータで利用している音色が、電子楽器側とサーバ側とで微妙に異なることにより、試聴したときの感じと、購入後に自分の電子楽器で使用したときの感じが、微妙に異なる場合がある。
この発明は、スタイルデータの試聴において、ユーザが実際に電子楽器で自動伴奏を行うのと同様の演奏操作で種々のコードを連続的に指定して伴奏音を確認できるようにするとともに、サーバとの送受信を無くし、できる限り本来の演奏時と同様の環境で試聴ができるようにすることを目的とする。さらに、この発明は、変換パターンや音色の相違により、試聴した感じと実際に購入後に自分の電子楽器で演奏したときの感じとが異なることが無いようにすることを目的とする。
この目的を達成するため、この発明は、クライアントからサーバにスタイルデータの試聴要求を行い、サーバから送られてきた試聴用スタイルデータをクライアントで一時記憶し、一時記憶された試聴用スタイルデータと、演奏操作子から出力される演奏情報に基づいて、自動伴奏音の音高と発音タイミングを決定して発音することを特徴とする
この発明によれば、スタイルデータの試聴を行う際に、クライアント(ユーザ)における演奏情報(例えば、コード指定情報など)に応じた伴奏音の試聴ができるため、ユーザが実際に電子楽器で自動伴奏を行うのと同様の演奏操作で種々のコードを連続的に指定して伴奏音を確認することができる。これにより、そのスタイルデータを購入するかしないかを適正に判断することができるような試聴が行える。また、試聴用スタイルデータをクライアントに送信する態様によれば、試聴の実行時にサーバと送受信することがないので、本来の演奏時と同様の環境で試聴ができる。この場合、変換テーブルや音色がサーバ側とクライアント側とで異なることに起因する聞こえ方の違いが発生することが無く、購入したものが試聴した通りのものとなる。
以下、図面を用いてこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態であるスタイルデータ試聴システムのシステム説明図を示す。本システムは、大きくは、スタイルデータを提供するサーバ100と、サーバ100からスタイルデータを提供されるクライアント140からなる。ネットワーク110はインターネットなどのネットワークであり、プロバイダー120とモデム130はクライアント140がネットワーク110に接続するための機器・システムを示す。
サーバ100は、中央処理装置(CPU)101、タイマー102、ランダムアクセスメモリ(RAM)103、リードオンリメモリ(ROM)104、ネットワークインターフェース(IF)105、各種操作子106、表示機107、記憶装置108、およびバスライン109を備える。
CPU101は、このサーバ全体の動作を制御する処理装置である。タイマー102は、プログラムの実行中の時間を計測するためのものである。RAM103は、CPU101が実行するプログラムをロードしたり各種バッファ領域を確保する揮発性メモリである。ROM104は、電源投入時のスタートアップルーチンや低レベルI/O処理を司るBIOS(Basic Input/Output System)などを格納する不揮発性メモリである。ネットワークIF105は、ネットワーク110と接続して、クライアント140との間の送受信の処理を行う。各種操作子106は、サーバ100の各種の設定・操作を行うための指示入力操作子である。表示機107は、サーバ100における設定状態や処理状態などを表示する表示装置である。記憶装置108は、クライアントのユーザ情報のほか、ユーザに送信する各種のデータ(自動伴奏用のスタイルデータなど)などを格納するハードディスクなどである。バスライン109は、これら各部を相互接続する。
クライアント140は、CPU141、タイマー142、RAM143、ROM144、記憶入出力装置145、内蔵記憶装置146、演奏操作子147、設定操作子148、表示機149、ネットワークIF150、音源151、サウンドシステム152、およびバスライン153を備える。このクライアント140は、ネットワークへの接続機能を備えた電子楽器でもよいし、パソコンに音源ボードなどを接続したものでもよい。ここでは、クライアント140は、鍵盤を備えた電子楽器として説明する。
CPU141は、このクライアント140の全体の動作を制御する処理装置である。タイマー142は、プログラムの実行中の時間を計測するタイマーである。RAM143は、CPU141が実行するプログラムをロードしたり各種バッファ領域を確保する揮発性メモリである。後述する試聴用のスタイルデータを一時記憶するテンポラリメモリは、このRAM143上に設けられる。テンポラリメモリに記憶されたデータは、電源を落としたときに消える。ROM144は、電源投入時のスタートアップルーチンや低レベルI/O処理を司るBIOSなどを格納する不揮発性メモリである。電子楽器として動作するための各種のプログラムやデータはROM144に格納されている。記憶入出力装置145は、メモリカード、フレキシブルディスク、或いはCDROMなどの着脱可能な記憶装置である。内蔵記憶装置146は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの恒久的な記憶装置である。試聴した後、ユーザが正規に購入したスタイルデータは、内蔵記憶装置146に格納される。なお、試聴データは、上述したテンポラリメモリにのみ格納され、記憶入出力装置145や内蔵記憶装置146に記憶させることはできない。
演奏操作子147は、楽器演奏の操作子であり、ここでは鍵盤とする。鍵盤147を操作することで、楽音の発音や停止を行うことができる。また、後述する設定操作子148により鍵域分割が指示されると、鍵盤147の左鍵域はコード指定用の鍵域となり、この左鍵域で自動伴奏のためのコードの指定を行うことができる。設定操作子148は、パネル上に設けられた操作子であって、電子楽器の種々の設定を行ったり、またネットワーク110を介してサーバ100へ接続したり、サーバ100とやり取りする指示が行える。表示機149は、パネル上に設けられた表示装置であって、クライアント140の設定状態や設定メニューを表示させたり、ネットワーク110を介してサーバ100に接続した際に送信されてくる画面描画データを表示させることができる。また、演奏時には楽譜や演奏ガイドなどの演奏関連データを表示させることができる。ネットワークIF150は、サーバ100と接続してデータの送受信を行うインターフェースである。音源151は、CPU141からの指示に従い楽音信号を生成する。サウンドシステム152は、音源151が出力した楽音信号を実際の楽音として放音する。バスライン153は、これら各部を相互接続する。
図2は、サーバ100の記憶装置108(ハードディスク)の記憶内容を示す。記憶内容200は、ユーザ情報201、自動演奏データ202および管理データ203からなるコンテンツデータ、並びにその他データ204などからなる。ユーザ情報201は、このシステムでスタイルデータなどを試聴し購入するユーザに関する各種の情報である。1人のユーザA210に関し、ユーザIDやパスワードなど、ユーザ認証やユーザ個別対応のために使われる情報が格納されている。
自動演奏データ202は、試聴あるいは販売のためのデータであり、1曲分の自動演奏のためのソングデータや、自動伴奏のためのスタイルデータを含む。管理データ203は、それらの自動演奏データ202に関する各種の管理データである。例えば、自動演奏データ202中からユーザがスタイルデータA220を試聴することを要求したとする。スタイルデータA220は、楽曲情報(書誌データや管理データ)221および演奏情報222からなる。演奏情報222は、このスタイルで自動伴奏をするときの伴奏パターンなどのデータである。スタイルデータA220に対して、管理データA230が付加される。管理データA230は、スタイルデータA220を使用する場合の機器設定情報231や使用制限情報232である。機器設定情報231は、スタイルデータA220により自動伴奏をするときに、例えば自動伴奏モードをオンの状態にする、鍵域分割をする、などの電子楽器における試聴の際に必要な機器設定を示すデータである。使用制限情報232は、例えば当該スタイルデータをテンポラリメモリ上に置いておく時間の制限などのデータである。電子楽器は、試聴用スタイルデータのダウンロードが完了してからタイマで経過時間のカウントを行い、使用制限情報に示された時間に達したとき、ダウンロードした試聴用スタイルデータを削除する。また再生回数制限が含まれているものであれば、再生を行う度に回数のカウントを行って、その使用制限情報の回数に達したときにテンポラリメモリにあるこの試聴用スタイルデータを削除させる。
以上のようなデータから試聴用スタイルデータ250が構成され、ユーザのクライアント140に送られて試聴することができる。
以下、本実施形態の試聴システムの動作の手順を詳しく説明する。なお、ここではスタイルデータの試聴に注目しているため、サーバ100およびクライアント140の動作のうち試聴を実現する部分を中心に説明する。本来は、サーバ100およびクライアント140は試聴以外の機能も有するものであるが、ここでは説明を省略する。
図3は、サーバ100側の処理の手順を示すフローチャートである。まず、サーバ100の電源投入、所定プログラムの実行、および本処理ソフトの立ち上げが実行されると、ステップ301で初期化処理を行う。これは、RAM103の内容をクリアーしたり、ネットワーク110に対するネゴシエーションなどの初期設定処理を実行するものである。次にステップ302で、ネットワーク110を介してユーザが接続してくる状態を監視する。新たなユーザから接続要求がある場合は、ステップ303で、そのユーザとの間で接続処理を行う。次にステップ304で、ユーザから送信されてくるユーザIDやパスワードなどのユーザ情報の入力を受け付ける。ステップ305では、当該ユーザの認証を行い、正規ユーザであることを確認する。なお、ここで正規ユーザであると認証されなかった場合は、以降の処理は実行されず、エラーメッセージを当該ユーザ(クライアント)に送信してステップ302に戻るものとする。
正規ユーザであると認証された場合、ステップ306で、当該ユーザに対応するサービスメニュー画面を送信する。ステップ307で、当該ユーザが行ったメニューの選択を受け付ける。ステップ308で、受け付けたメニューに対応するサービスを当該ユーザに提供する。ステップ309で、ユーザから終了の信号を受信したり、ユーザからの反応がなかったりしたら、当該ユーザとの接続を終了して、ステップ302に戻る。終了でなければ、ステップ306に戻って、当該ユーザとのやりとりを繰り返す。
サーバ100は、ステップ306〜308で、ネットワーク経由でアクセスしてくるユーザのクライアント140に対して各種のサービスを提供する。このサービスには、例えばスタイルデータを含む自動演奏データのネット販売や試聴が含まれる。その場合は、ステップ306で当該ユーザの機器に応じて購入や試聴可能なソングやスタイルデータのタイトルの一覧を送って表示させ、ステップ307でユーザがその中から1つを選択して購入や試聴を指示すると、ステップ308でそのサービスが実行される。
ここで、スタイルデータの試聴における3つのモードについて説明しておく。ユーザは、スタイルデータを選択して試聴を指示する際に、モードA,B,Cの中から1つのモードを指定するものとする。なお、サーバ100が、例えばクライアント140の機種に応じて自動的にモードを決定してもよい。また、ユーザが試聴用に選択したスタイルデータに応じたモードにしたい場合は、そのスタイルデータの機器設定情報(図2の231)としてどのモードに設定するかを示す情報をサーバ100からクライアント140に送信し、クライアント140の試聴のモードとして自動設定してもよい。
モードAでは、ユーザが試聴を望んだスタイルデータをサーバ100からクライアント140に送信し、クライアント140では受信したスタイルデータを一時的にテンポラリメモリに記憶する。そして、そのスタイルデータで自動伴奏を実行することにより試聴を行う。この場合、ユーザが鍵盤の伴奏鍵域で種々のコードを押鍵すると、クライアント140では、そのコードから所定の変換テーブル(変換パターン)を用いて音高を決定し、決定した音高で、かつ当該スタイルデータの発音パターンのタイミングで、伴奏音を発音する。モードAでは、変換テーブル、および楽音(オーディオデータ)を生成する音源は、クライアント140上のものを用いて試聴している。従って、購入した後も同じ環境で自動伴奏が実行されるので、試聴したときの伴奏音と購入後の伴奏音とは全く同じであり、変換テーブルや音源(音色)の相違から自動伴奏が微妙に異なるということがない。
モードBでは、ユーザが試聴を望んだスタイルデータはクライアント140に送信されない。その代わりに、ユーザが鍵盤の伴奏鍵域で種々のコードを押鍵すると、そのコード指定情報がクライアント140からサーバ100に送信され、サーバ100は、そのコードから所定の変換テーブルを用いて音高を決定し、決定した音高かつ当該スタイルデータの発音パターンのタイミングで発音することを示すMIDIまたはSMF(Standard MIDI Files)データをクライアント140に送信する。クライアント140は、そのMIDIまたはSMFデータを受信し、それに従って発音することにより、選択したスタイルデータを試聴する。モードBでは、変換テーブルはサーバ100上のものを用い、楽音(オーディオデータ)を生成する音源はクライアント140上のものを用いて、試聴している。従って、クライアント140とサーバ100とで変換テーブルが異なることに起因する試聴したときの伴奏音と購入後の伴奏音との相違がある場合がある。また、サーバで伴奏音のMIDIまたはSMFデータを生成するとき、当該スタイルデータに応じた音色で伴奏音を発音するように設定するが、サーバ側とクライアント側とでそれぞれ保有している音色セットが異なることがあるから、サーバ側で設定した伴奏音の音色がクライアント側の音色と微妙に異なる場合はある。なお、スタイルデータを試聴させる際に、クライアントの機種などから音色が微妙に異なることが予め分かっている場合は、サーバからクライアントに対して当該音色の購入を推奨する旨を知らせてもよい。
モードCも、モードBと同様に、クライアント140からサーバ100にコード指定情報を送り、サーバ100で伴奏音を作成してクライアント140に送り、発音させる。ただし、モードBではサーバ100からクライアント140にMIDIまたはSMFで送信しているが、モードCでは、コードから所定の変換テーブルを用いて音高を決定し、決定した音高かつ当該スタイルデータの発音パターンのタイミングで発音すべきオーディオデータを生成して、クライアント140に送信する。オーディオデータの形式は任意である(例えば、MP3等に圧縮してもよい)。モードCでは、変換テーブルはサーバ100上のものを用い、楽音(オーディオデータ)を生成する音源もサーバ100上のものを用いている。従って、変換テーブルが異なることに起因する試聴したときの伴奏音と購入後の伴奏音との相違がある場合がある。また、サーバ側とクライアント側とで音源(音色や波形データ)が異なる場合があるから、サーバ側で設定した伴奏音の音色がクライアント側の音色と微妙に異なる場合はある。この場合、サーバからクライアントに対して当該音色や波形データの購入を推奨する旨を知らせてもよい。
なお、上述の図2のデータ内容の試聴用スタイルデータ250は、モードAの場合の構成例を示すものである。モードB,Cの場合は、スタイルデータの本体部分(特に演奏情報222など)はクライアント側に送られることはない。
図4は、ユーザ側のクライアント140における処理手順を示すフローチャートである。クライアント140の電源がオンされると、まずステップ401で初期化を行う。ステップ402で、パネル入力があるか否か判定する。これは、ユーザがパネル上の設定操作子148などの操作を行ったとき、それを検知する処理である。パネル入力があるときはステップ403に、ないときはステップ408に、それぞれ進む。ステップ403では、ネットサービス関連の操作であるか判定し、そうであるときはステップ404でネットサービス処理(図5)を行う。これは、ネットワーク110への接続開始処理、サーバ100に送信するデータの選択および入力受付の処理、並びにサーバ100への送信指示などの入力および実行の処理などを行うものである。なお、モードBまたはCが選択されている状態で伴奏鍵域での鍵盤の押鍵があったときは、ステップ404のネットサービスでコード指定情報をサーバ100に送るため、ステップ402はyes、ステップ403はyesと判別するものとする。
ステップ403でネットサービス関連の操作でなければ、ステップ405で、自動伴奏に関する設定操作か判定する。そうであれば、ステップ406で自動伴奏設定処理(図6(a))を実行する。これは、自動伴奏用のスタイルデータ(プリセットまたは購入済みで内蔵記憶装置146に格納されているもの)の選択、自動伴奏の開始終了の指示などの処理を行うものである。自動伴奏の設定操作でなければ、ステップ407で、その他の入力操作に応じた処理を実行する。ステップ404,406,407の後は、ステップ408へ進む。
ステップ408では、ネットワーク110経由で外部からデータが送信されてきているか判別し、その場合はデータ受信して、ステップ409のデータ受信処理(図7)を実行する。ステップ410で、スタイルデータに基づく自動伴奏が実行中か(すなわち、自動伴奏フラグがオンか)判定する。自動伴奏実行中であれば、ステップ411で自動伴奏処理(図6(b))を実行する。ステップ412で、演奏操作子147の入力があるか判定する。これは、鍵盤やペダル、ホイールなどの演奏操作子147の操作を検出する処理である。演奏操作子147の操作があれば、ステップ413で、その操作に応じて楽音を生成して発音する。なお、自動伴奏実行中の伴奏鍵域での押鍵は、伴奏用のコード指定情報であるので、ステップ412ではnoに進むものとする。
図5は、ネットサービス処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザがネットワーク処理に関係するような入力をしたとき、ステップ404で実行される。まず、ステップ501で、ユーザの指示が「サーバ接続」か判定する。そうであれば、ステップ502でサーバ100に対する接続処理を行う。
次に、ステップ504で、現在既にネット接続中かを判定する。接続中でなければ、そのままリターンする。接続中なら、ステップ505でユーザによる選択指示または入力指示があるか判定し、あればステップ506でその選択または入力の処理を行う。これは、画面に表示されたメニューから何かを選択したときに当該選択したものが選択状態にあることを示すような表示に変更したり、入力領域に文字を入力したときにその文字を表示する、などの処理である。ステップ507で、ユーザが入力したものが実行指示であれば(例えば、実行ボタンのクリックやエンターキーの操作など)、ステップ508で、選択または入力済みのデータをサーバ100へ送信する。
ステップ509では、鍵盤入力(ここでは伴奏鍵域のみ)であるか判定し、そうである場合は、ステップ510で、現在設定されているモードを判定する。モードAの場合はそのままリターンする。モードBまたはCの場合は、ステップ511に進み、伴奏鍵域での押鍵でコードが成立しているか判定する。成立していたら、ステップ512で、当該コードを示すコード指定情報をサーバ100へ送信してリターンする。ステップ511でコードが不成立なら、そのままリターンする。なお、ステップ510で、現在試聴が行われていない場合はそのままリターンするものとする。
図6(a)は、自動伴奏設定処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザが自動伴奏に関する設定操作を行ったときステップ406で実行される。まず、ステップ601で、自動伴奏の設定に関するユーザの指示を受付ける。ステップ602で、自動伴奏の対象データ、すなわち自動伴奏に使用するスタイルデータの指定(これは記憶入出力装置145や内蔵記憶装置146上に格納されているスタイルデータの指定である)であるか判定する。そうである場合は、ステップ603で、指定されたスタイルデータを自動伴奏の対象としてRAM143上のテンポラリメモリに設定し、リターンする。スタイルデータの指定でない場合は、ステップ604で、自動伴奏開始の指示(自動伴奏のスタートスイッチのオン)であるか判定し、そうであるときは、ステップ605で自動伴奏フラグをオンして、リターンする。自動伴奏開始の指示でないときは、ステップ606で、指示に応じたその他の処理を実行し、リターンする。なお、自動伴奏の終了が指示されたときは、ステップ606の中で自動伴奏フラグをオフするものとする。
図6(b)は、自動伴奏処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、自動伴奏中、すなわち自動伴奏フラグがオンされている間、ステップ411で呼び出される処理である。まず、ステップ611で、テンポラリメモリに設定されている自動伴奏用のスタイルデータをチェックする。ステップ612で、そのスタイルデータに基づき現タイミングで発音処理すべき伴奏音があるかを判断し、あればステップ613で、現在設定されているモードを確認する。ステップ612で現タイミングで発音すべき伴奏音がなければ、そのままリターンする。
ステップ613でモードAであるときは、ステップ614でコード指定情報を取得する。コード指定情報は、ユーザの伴奏鍵域(左鍵域)での押鍵に応じてどのようなコードが指定されているかを示す情報である。1度指定すると、離鍵されても、次にコード指定が成立するまで保持されるものとする。次に、ステップ615で、変換テーブルを用いて上記コード指定情報に応じて現タイミングで発音すべき楽音の音高(ノートナンバ)を決定する。ステップ616では、決定された音高の楽音データを生成し、その発音指示を発行する。
なお、モードAにおけるステップ616では、ステップ615で決定された音高で音源151に発音指示が為されて伴奏音の発音が行われる。この場合、伴奏音の音色は、スタイルデータがテンポラリメモリに読み込まれたときに、そのスタイルデータに応じた音色が音源151に指示されているものとする。また、試聴ではなく、記憶装置145,146に格納されているスタイルデータを選択して通常の自動伴奏を実行する場合は、ステップ613から614に進むものとする。
モードBでの試聴の場合は、コード指定情報が図5のステップ512でサーバ100に送信され、サーバ100から、試聴するものとして選択されているスタイルデータおよびそのコード指定情報に応じた伴奏音のMIDIまたはSMFデータが送られてくる。従って、ステップ616では、送られてきたMIDIまたはSMFデータに基づいて発音処理を行うものとする。モードCの場合も同様に、サーバ100から伴奏音のオーディオデータが送られてくるので、そのオーディオデータを音声化して発音処理を行うものとする。
図7は、データ受信処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザがクライアント140からネットワーク110経由でサーバ100に接続し、実際にサービスの提供をうける場合に、図4のステップ409で呼び出されるものである。
まず、ステップ701でネットワーク110を介してサーバ100から送信されてくるデータを判別し、それがスタイルデータであれば、ステップ702でスタイルデータの送信終了を示すデータであるかを判別する。終了でなければ、ステップ703で、送信されてきたスタイルデータをテンポラリメモリに記憶して、リターンする。スタイルデータの終了のときは、ステップ704で試聴用のデータであるか判別し、試聴用でなければ、ステップ705でテンポラリメモリに記憶したスタイルデータを恒久的な記憶装置(図1の記憶入出力装置145または内蔵記憶装置146)に記憶する。ステップ704で試聴用であったとき、またはステップ705の後、ステップ706で受信完了処理を行って、リターンする。受信完了処理は、演奏ができる状態にするものである。
受信したデータがスタイルデータでないときは、ステップ707で表示データかを判別し、表示データであるときは、ステップ708で、受信した表示データを表示機149に画面表示してリターンする。表示データでないときは、ステップ709で、その他受信データに応じた処理を実行してリターンする。
なお、モードAの場合、図2で説明したように試聴用のスタイルデータには機器設定情報231が含まれているので、受信完了時にはこの機器設定情報231もテンポラリメモリに記憶されている。そこで、ステップ706の受信完了処理では、テンポラリメモリ内の機器設定情報231に基づいて、自動伴奏を実行するために必要な各種の設定を自動的に行うようにしている。この設定とは、アカンプ(自動伴奏)モードをオンにする、鍵域分割をオンにして左鍵域を伴奏鍵域に設定する、などである。モードB,Cの場合、試聴用スタイルデータには演奏情報222が含まれないが、機器設定情報231は含まれているので、モードAの場合と同様にして、ステップ706の受信完了処理でテンポラリメモリ内の機器設定情報231に基づく機器設定を行う。なお、モードB,Cの場合の機器設定情報231としては、左鍵域を伴奏鍵域に設定する「鍵盤分割オン」や、鍵盤操作やセクションスイッチの操作を送信することを指定する「鍵盤操作セクションスイッチ操作送信モードオン」を行うものとする。モードB,Cの場合、アカンプモードオンは不要である。
さらに、何れのモードの場合も、ステップ706の受信完了処理で自動伴奏フラグをオンに設定し、受信完了とともに発音が開始できる状態になるようにしてもよい。
図8を参照して、上記のシステムでモードAで試聴する場合の処理の流れを説明する。サーバ100ではステップ801で接続処理を行い、クライアント140ではステップ811で接続処理を行う。これによりサーバ100とクライアント140とが接続されると、クライアント140は、ステップ812で、試聴用のスタイルデータを要求する。サーバ100は、その要求に応じて、ステップ802で試聴データ(スタイルデータの本体とも言うべき演奏情報222の部分)と機器設定データを確定し、ステップ803で試聴用スタイルデータとしてクライアント140に送信する。
クライアント140は、ステップ813で、送られてきたデータをテンポラリメモリに記憶する。またステップ814で、試聴するために必要な設定を行うため、機器設定データに従い機器設定を行う。ステップ815で自動伴奏のスタートSW(スイッチ)を操作すると自動伴奏が開始し、ステップ816で鍵盤操作やセクションSWの操作を受け付けると、ステップ817でそれらの操作に応じてスタイルデータに基づく伴奏音が発音される。なお、セクションSWとは、例えばイントロSW、フィルインSW、エンディングSWなどであり、それらのSWをオンすることにより伴奏がイントロ、フィルイン、エンディングに移行するようなSWである。ステップ818で自動伴奏のストップSWを操作すると、自動伴奏が停止する。
次に、クライアント140のユーザは、ステップ819で、試聴したスタイルデータを購入するかしないかを指示する。購入しない場合は、そのまま処理を終了する。購入する場合は、ステップ820でダウンロード要求をサーバ100に送信する。サーバ100は、該ダウンロード要求に応じて、ステップ804で課金処理を行い、ステップ805で正規のスタイルデータを送信する。そのデータを受信したクライアント140は、ステップ821で不揮発性メモリへ保存する。なお、ステップ819で購入する/しないの指示をした後、機器設定情報231による設定を元に戻すとよい。
図9を参照して、上記のシステムでモードBまたはCで試聴する場合の処理の流れを説明する。図8のサーバ100のステップ801〜803およびクライアント140のステップ811〜815は、モードB,Cでも同じであるので、図9では省略した。ただし、モードAではステップ803でサーバ100からクライアント140に送信するデータは、試聴データと機器設定データの両方であったが、図9のモードB,Cの場合は試聴データは送信する必要がなく、機器設定データのみサーバ100からクライアント140に送信する。
自動伴奏のスタートSWが操作されると自動伴奏が開始し、クライアント140では、ステップ911で鍵盤操作やセクションSWの操作を受け付ける。それらの操作情報は、ステップ912でサーバ100に送信される。サーバ100は、ステップ901で、送られてきた操作情報に対応した伴奏音を、試聴用として選択されているスタイルデータに基づいて、生成する。ステップ902では、伴奏音のデータ、すなわちモードBならMIDIデータ、モードCならオーディオデータを、クライアント140に送信する。クライアント140は、ステップ913で、受信したデータを発音する。自動伴奏のストップSWが操作されるまでステップ911〜914を繰り返し、これにより試聴を行う。ストップSWが操作されたら、ステップ915に進む。
サーバ100のステップ903,904とクライアント140のステップ915〜917の処理は、図8のステップ804,805とステップ819〜821と同じであるので、説明を省略する。なお、ステップ915で購入する/しないの指示をした後、機器設定情報231による設定を元に戻すとよい。
この発明の一実施形態であるスタイルデータ試聴システムのシステム説明図 サーバの記憶装置の記憶内容を示す図 サーバ側の処理の手順を示すフローチャート図 ユーザ側のクライアントにおける処理手順を示すフローチャート図 ネットサービス処理の手順を示すフローチャート図 自動伴奏設定処理および自動伴奏処理の手順を示すフローチャート図 データ受信処理の手順を示すフローチャート図 モードAで試聴する場合の処理の流れの説明図 モードB,Cで試聴する場合の処理の流れの説明図
符号の説明
100…サーバ、101…中央処理装置(CPU)、102…タイマー、103…ランダムアクセスメモリ(RAM)、104…リードオンリメモリ(ROM)、105…ネットワークインターフェース(IF)、106…各種操作子、107…表示機、108…記憶装置、109…バスライン、110…ネットワーク、120…プロバイダー、130…モデム、140…クライアント、141…CPU、142…タイマー、143…RAM、144…ROM、145…記憶入出力装置、146…内蔵記憶装置、147…演奏操作子、148…設定操作子、149…表示機、150…ネットワークIF、151…音源、152…サウンドシステム、153…バスライン。

Claims (2)

  1. ネットワークにより接続されたサーバとクライアントを備え、サーバからクライアントに自動伴奏用のスタイルデータを送ってクライアントで試聴させるスタイルデータ試聴システムであって、
    前記クライアントは、
    ユーザの演奏操作に応じて演奏情報を出力する鍵盤と、
    自動伴奏モードの指定を行う自動伴奏モード指定手段と、
    自動伴奏に利用するスタイルデータを少なくとも1つ記憶したスタイルデータ記憶手段と、
    前記スタイルデータ記憶手段に記憶されたスタイルデータのうち自動伴奏に利用するスタイルデータを指定するスタイルデータ指定手段と、
    前記鍵盤を、前記自動伴奏モードにおいてコード指定に利用するコード指定鍵域と通常の演奏操作に用いる通常鍵域とに分割する鍵域分割手段と、
    前記自動伴奏モードが指定されていない場合における全鍵域または前記自動伴奏モードが指定されている場合における前記通常鍵域へのユーザによる演奏操作に応じて、当該演奏操作に応じた楽音の発音処理を行う演奏発音処理手段と、
    前記自動伴奏モードが指定された場合に、前記鍵域分割手段により鍵域分割された前記コード指定鍵域へのユーザによるコード指定操作により指定されたコードと前記指定されたスタイルデータとに基づいて、自動伴奏音の音高と発音タイミングを決定する伴奏音生成手段と、
    前記伴奏音生成手段で決定された音高および発音タイミングの自動伴奏音の発音処理を行う伴奏発音処理手段と、
    前記サーバに対して、該サーバが有する自動伴奏用のスタイルデータを試聴するための試聴要求を行う試聴要求手段と、
    前記試聴要求に応じて前記サーバから送信された機器設定データを受信し、該受信した機器設定データに基づいて、前記自動伴奏モード指定手段による前記自動伴奏モード指定の有無、前記鍵域分割手段による鍵域分割実行の有無を自動的に設定し、当該クライアントを前記試聴要求を行った試聴用スタイルデータの試聴を行うための動作状態に設定する試聴動作設定手段と、
    前記試聴要求に応じて前記サーバから送信された試聴用スタイルデータを一時記憶するとともに、該一時記憶した試聴用スタイルデータを前記自動伴奏に利用するスタイルデータとして指定する、試聴用スタイルデータ受信手段と
    を備え、
    前記サーバは、
    前記試聴要求が発行されたとき、その試聴を前記クライアントで実行するために必要な機器設定データを前記クライアントに送信する機器設定データ送信手段と、
    前記試聴要求で指示された試聴用スタイルデータを読み出して前記クライアントに送信するスタイルデータ読み出し送信手段と
    を備えることを特徴とするスタイルデータ試聴システム。
  2. ーザの演奏操作に応じて演奏情報を出力する鍵盤と、
    自動伴奏モードの指定を行う自動伴奏モード指定手段と、
    自動伴奏に利用するスタイルデータを少なくとも1つ記憶したスタイルデータ記憶手段と、
    前記スタイルデータ記憶手段に記憶されたスタイルデータのうち自動伴奏に利用するスタイルデータを指定するスタイルデータ指定手段と、
    前記鍵盤を、前記自動伴奏モードにおいてコード指定に利用するコード指定鍵域と通常の演奏操作に用いる通常鍵域とに分割する鍵域分割手段と、
    前記自動伴奏モードが指定されていない場合における全鍵域または前記自動伴奏モードが指定されている場合における前記通常鍵域へのユーザによる演奏操作に応じて、当該演奏操作に応じた楽音の発音処理を行う演奏発音処理手段と、
    前記自動伴奏モードが指定された場合に、前記鍵域分割手段により鍵域分割された前記コード指定鍵域へのユーザによるコード指定操作により指定されたコードと前記指定されたスタイルデータとに基づいて、自動伴奏音の音高と発音タイミングを決定する伴奏音生成手段と、
    前記伴奏音生成手段で決定された音高および発音タイミングの自動伴奏音の発音処理を行う伴奏発音処理手段と
    ネットワークを介してサーバが有する自動伴奏用のスタイルデータを試聴するための試聴要求を行う試聴要求手段と、
    前記試聴要求に応じて前記サーバから送信された機器設定データを受信し、該受信した機器設定データに基づいて、前記自動伴奏モード指定手段による前記自動伴奏モード指定の有無、前記鍵域分割手段による鍵域分割実行の有無を自動的に設定し、当該演奏装置を前記試聴要求を行った試聴用スタイルデータの試聴を行うための動作状態に設定する試聴動作設定手段と、
    前記試聴要求に応じて前記サーバから送信された試聴用スタイルデータを一時記憶するとともに、該一時記憶した試聴用スタイルデータを前記自動伴奏に利用するスタイルデータとして指定する、試聴用スタイルデータ受信手段と
    を備えることを特徴とする試聴機能付き演奏装置。
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