JP4385390B2 - ウェーハ面取り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウェーハ面取り装置に係り、特に加工前、加工中及び加工後のウェーハ並びにチャックテーブルをブラシ洗浄するウェーハ面取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インゴットの状態からワイヤソー等の切断機でスライスされたウェーハは、その割れや欠けを防止するためウェーハ面取り装置によって面取り加工される。このウェーハ面取り装置は、高速回転する砥石にウェーハの周縁を押し当てることによりウェーハを面取り加工する。
【0003】
ところで、上記のウェーハ面取り装置において、ウェーハはチャックテーブルに吸着保持されて回転するが、このチャックテーブルで保持するウェーハに汚れが付着していると(スライス後の洗浄が不十分な場合や、搬送過程でゴミが付着して汚れる場合がある。)、チャックテーブルが吸着不良を起こし、加工精度が低下するという不具合が生じる。チャックテーブルに汚れが付着している場合も同様であり、吸着不良を起こし加工精度が低下するという不具合が生じる。
【0004】
また、加工中のウェーハに汚れが付着すると、そのウェーハを次工程に搬送する搬送装置が汚れ、故障の原因となったり、メンテナンスが面倒になったりするという問題がある。
また、ウェーハ面取り装置には、加工後のウェーハを洗浄する洗浄装置が組み込まれたタイプものがあるが、従来の洗浄装置は単に回転するウェーハに洗浄液をかけて洗浄しているだけであるため(いわゆるスピン洗浄)、ウェーハに付着した汚れが十分に落としきれない場合があった。
【0005】
一方、ウェーハは洗浄装置で洗浄された後、搬送装置によって測定装置に搬送され、後測定(直径やノッチ深さ、面取り幅等の測定)されることがあるが、前記洗浄が不十分であると搬送装置や測定装置が汚れ、故障の原因になるという問題がある。
さらに、汚れたままのウェーハを回収し、次のラッピング装置に供給すると、そのラッピング装置が故障してしまうという欠点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のウェーハ面取り装置においては、上記の各問題点については何ら対応がなされていなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、加工前、加工中、加工後のウェーハ及びチャックテーブルを効果的に洗浄することができるウェーハ面取り装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、回転する砥石と、チャックテーブルに保持されて回転するウェーハとを相対的に近づけて、前記ウェーハの周縁を面取り加工するウェーハ面取り装置において、面取り加工するウェーハの表面を保持した状態で前記チャックテーブルの上方に移動し、所定距離下降して前記チャックテーブル上に前記ウェーハを受け渡すウェーハ搬送手段と、前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面と平行に配設されたウェーハ裏面洗浄ブラシと、前記ウェーハ裏面洗浄ブラシを前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面に沿って移動させるブラシ移動手段と、前記チャックテーブルの上部を遮蔽する開閉自在なカバーと、前記カバーに設けられたウェーハ表面洗浄ブラシと、を備え、前記ブラシ移動手段によって前記ウェーハ裏面洗浄ブラシを移動させることにより、前記ウェーハ搬送手段によって前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面を前記ウェーハ裏面洗浄ブラシでブラシ洗浄し、前記カバーを開閉すると、前記ウェーハ表面洗浄ブラシが前記チャックテーブルの上面を摺動して、該チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されたウェーハの表面をブラシ洗浄することを特徴とするウェーハ面取り装置を提供する。
【0009】
本発明によれば、ブラシ移動手段によってウェーハ裏面洗浄ブラシを移動させると、当該ウェーハ裏面洗浄ブラシがチャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面を摺動してウェーハの裏面をブラシ洗浄する。これにより、加工前のウェーハに付着した汚れがチャックテーブルに着き、吸着不良等を防止することができる
【0010】
本発明によれば、回転する砥石と回転するウェーハとを相対的に近づけて加工を行なうと、その加工中のウェーハの表面にブラシが当接してウェーハの表面をブラシ洗浄する
【0011】
本発明によれば、カバーを開閉すると、そのカバーに設けられたブラシがチャックテーブルの上面を摺動して該チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されているウェーハの表面をブラシ洗浄する。これにより、チャックテーブルに汚れが堆積するのを防止することができる
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るウェーハ面取り装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、ウェーハ面取り装置10の全体構成を示す平面図であり、図2は、その斜視図である。同図に示すように、ウェーハ面取り装置10は、供給回収部12、測定搬送部14、測定部16、加工部18、洗浄部20及び加工搬送部22から構成されている。
【0016】
まず、供給回収部12の構成について説明する。供給回収部12では、面取り加工するウェーハWをウェーハカセット30から供給するとともに、面取り加工されたウェーハWをウェーハカセット30に回収する。この供給回収部12は、図1に示すように、4台のカセットテーブル32、32、…と、1台の供給回収ロボット34を有している。
【0017】
4台のカセットテーブル32、32、…は、装置本体の左端に直列して配置されており、このカセットテーブル32、32、…上にウェーハカセット30、30、…がセットされる。ウェーハカセット30、30、…には、面取り加工するウェーハWが多数枚収納されている。
供給回収ロボット34は、カセットテーブル32、32、…にセットされた各ウェーハカセット30からウェーハWを1枚ずつ取り出して測定搬送部14に供給するとともに、面取り加工されたウェーハWを測定搬送部14からウェーハカセット30に収納する。この供給回収ロボット34は搬送アーム36を備えており、該搬送アーム36は、その上面部に図示しない吸着パッドを備えている。搬送アーム36は、この吸着パッドでウェーハWの裏面を真空吸着してウェーハWを保持する。また、この供給回収ロボット34の搬送アーム36は、ターンテーブル38上を前後移動するとともに、ターンテーブル38が回転することにより旋回し、ターンテーブル38が上下動することにより昇降移動する。そして、ターンテーブル38が図中Y方向にスライド移動することにより4台のカセットテーブル32、32、…に沿ってスライド移動する。すなわち、この供給回収ロボット34の搬送アーム36は、ウェーハWを保持した状態で前後、左右、昇降移動及び旋回することができ、この動作を組み合わせることによりウェーハWの搬送を行う。
【0018】
次に、測定搬送部14の構成について説明する。測定搬送部14は、供給回収部12と測定部16との間におけるウェーハWの搬送を行うとともに、加工搬送部22と供給回収部12との間におけるウェーハWの搬送を行う。この測定搬送部14は測定搬送ロボット40を有している。
測定搬送ロボット40は、上下一対からなる搬送アーム42A、42Bを備えており、各搬送アーム42A、42Bは、それぞれその上面部に図示しない吸着パッドを有している。各搬送アーム42A、42Bは、この吸着パッドでウェーハWの裏面部を真空吸着して保持する。また、この測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、ターンテーブル44上を前後移動するとともに、ターンテーブル44が回転することにより旋回し、ターンテーブル44が上下動することにより昇降移動する。すなわち、この測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、ウェーハWを保持した状態で前後移動、昇降移動及び旋回することができ、この動作を組み合わせることによりウェーハWの搬送を行う。なお、以下の説明では、必要に応じて上側の搬送アーム42Aを『第1搬送アーム42A』と呼び、下側の搬送アーム42Bを『第2搬送アーム42B』と呼ぶ。
【0019】
次に、測定部16の構成について説明する。測定部16は面取り加工するウェーハWの前測定を行う。この測定部16は前測定装置46を備えており、該前測定装置46は、図1及び図2に示すように、測定テーブル50、プリセンタリングセンサ52、厚さセンサ54、プリアライメントセンサ56及びファインアライメントセンサ58から構成されている。
【0020】
測定テーブル50は、回転及び上下動自在に構成されており、ウェーハWの裏面部を吸着保持して回転させる。プリセンタリングセンサ52は、測定搬送ロボット40によって測定テーブル50に搬送されるウェーハWの概略中心位置を測定する。厚さセンサ54は、ウェーハWの厚さを測定する。プリアライメントセンサ56は、ウェーハWの外周に形成されているノッチ又はオリフラの概略位置を検出する。ファインアライメントセンサ58は、ノッチ付きウェーハWに対しては、ウェーハWの直径、中心位置、ノッチ位置及びノッチ深さを測定する。また、オリフラ付きウェーハWに対しては、ウェーハWのA直径、B直径、中心位置及びオリフラ位置を測定する。
【0021】
以上のように構成された前測定装置46では、次のようにしてウェーハWの前測定を行う。
測定搬送部14の測定搬送ロボット40は、供給回収部12からウェーハWを受け取ると、そのウェーハWを厚さセンサ54に向けて搬送する。この搬送過程でウェーハWがプリセンタリングセンサ52を通過し、これにより、ウェーハWの概略中心位置が測定される。そして、その測定された概略中心位置情報に基づいて搬送アーム42A、42Bの移動が制御され、ウェーハWの中心が厚さセンサ54の測定位置に位置すると、搬送アーム42A、42Bの移動が停止する。厚さセンサ54は、そのウェーハWの中心部の厚さを測定する。
【0022】
中心厚さの測定が終了すると、搬送アーム42A、42Bが所定距離後退する。この結果、ウェーハWの中心が測定テーブル50の中心と略一致する。搬送アーム42A、42Bは、測定テーブル50にウェーハWを受け渡したのち、所定距離後退して測定テーブル50上から退避する。
ウェーハWを受け取った測定テーブル50は、ウェーハWを所定の回転速度で回転させる。回転が安定すると、プリアライメントセンサ56が、そのウェーハWのノッチの概略位置を測定する(オリフラ付きウェーハWの場合は、オリフラの概略位置を測定する。)。また、これと同時にファインアライメントセンサ58が、ウェーハWの直径を測定してウェーハWの中心位置を正確に求める(オリフラ付きウェーハWの場合は、A直径を測定してウェーハWの中心位置を正確に求める。)。さらに、測定テーブル50に保持されたウェーハWは、その外周部が厚さセンサ54の測定位置に位置するので、厚さセンサ54が、そのウェーハWの外周部の厚さを測定する。
【0023】
以上の各測定が終了すると、測定テーブル50の回転が停止する。そして、プリアライメントセンサ56の測定結果に基づいて、測定テーブル50が所定量回転して、ノッチが所定のノッチ測定位置に移動する(オリフラ付きウェーハWの場合は、オリフラが所定のオリフラ測定位置に移動する。)。
ノッチがノッチ測定位置に位置すると、測定テーブル50がゆっくりとウェーハWを回転させる。そして、その回転するウェーハWに対して、ファインアライメントセンサ58がノッチ位置とノッチ深さを正確に測定する(オリフラ付きウェーハWの場合は、オリフラ位置とB直径を正確に測定する。)。
【0024】
以上一連の工程を経ることにより、前測定装置46によるウェーハWの前測定が終了する。
次に、加工部18の構成について説明する。加工部18はウェーハWの面取り加工を行なう。この加工部18は、図1〜図4に示すように、面取り装置60とテーブル洗浄装置62とから構成されている。
【0025】
まず、面取り装置60の構成について説明する。面取り装置60は、ウェーハWの面取り加工を行う。この面取り装置60は、ウェーハ送り装置70、外周研削装置72及びノッチ研削装置74から構成されており、オイルパン75内に設置されている。
ウェーハ送り装置70は、ウェーハWを吸着保持するチャックテーブル76を有している。このチャックテーブル76は、図示しない駆動手段に駆動されることにより前後方向(Y軸方向)、左右方向(X軸方向)及び上下方向(Z軸方向)の各方向に移動するとともに、チャックテーブル駆動モータ77に駆動されることにより中心軸(θ軸)回りに回転する。
【0026】
外周研削装置72は、外周モータ78に駆動されて回転する外周スピンドル80を有しており、この外周スピンドル80にウェーハWの外周を面取り加工する外周研削砥石82が装着される。外周研削砥石82の外周面には、ウェーハWに要求される面取り形状に対応した形状の溝が形成されており(総形砥石)、この溝にウェーハWの外周を押し当てることにより面取り加工される。
【0027】
ノッチ研削装置74は、ノッチモータ84に駆動されて回転するノッチスピンドル86を有しており、このノッチスピンドル86にウェーハWのノッチを面取り加工するノッチ研削砥石88が装着される。ノッチ研削砥石88は、その外周面にノッチに要求される面取り形状に対応した溝が形成されており(総形砥石)、この溝にウェーハWのノッチを押し当てることにより、ノッチが面取り加工される。
【0028】
前記のごとく構成された面取り装置60では、次のようにしてウェーハWを面取り加工する。なお、ウェーハWは、その外周部(円形の部分)と、オリフラ部又はノッチ部を加工する場合では、それぞれ加工方法が異なるので、それぞれの場合に分けて説明する。
始めに、ウェーハWの外周を面取り加工する場合について説明する。まず、チャックテーブル76上にウェーハWを載置し、その載置されたウェーハWをチャックテーブル76で吸着保持する。次に、外周モータ78を駆動して外周研削砥石82を高速回転させる。次に、チャックテーブル76を外周研削砥石82に向けて移動させる。チャックテーブル76が所定距離移動することにより、ウェーハWの外周が外周研削砥石82の溝に当接するので、その位置でチャックテーブル76の移動を停止する。次に、チャックテーブル駆動モータ77を駆動してチャックテーブル76を回転させる。この結果、ウェーハWの外周が外周研削砥石82に研削されて面取り加工される。
【0029】
次に、ウェーハWのオリフラOFを面取り加工する場合について説明する。まず、外周モータ78を駆動して外周研削砥石82を高速回転させる。次に、チャックテーブル76を外周研削砥石82に向けて移動させる。これにより、オリフラの部分が外周研削砥石82の溝に当接するので、その位置でチャックテーブル76の移動を停止する。次に、チャックテーブル76をオリフラに沿って移動させる。これにより、ウェーハWのオリフラが外周研削砥石82に研削されて面取り加工される。
【0030】
次に、ウェーハWのノッチを面取り加工する場合について説明する。まず、ノッチモータ84を駆動してノッチ研削砥石88を高速回転させる。次に、チャックテーブル76をノッチ研削砥石88に向けて移動させる。これにより、ノッチの部分がノッチ研削砥石88の溝に当接するので、その位置でチャックテーブル76の移動を停止する。次に、チャックテーブル76をノッチの形状に沿って移動させる。すなわち、ノッチは通常V字状に形成されているので、V字を描くようにチャックテーブル76を移動させる。これにより、ウェーハWのノッチがノッチ研削砥石88に研削されて面取り加工される。
【0031】
なお、上記の各加工に際して、砥石とウェーハの接触部には図示しないクーラント供給ノズルからクーラントが供給される。そして、その供給されたクーラントは加工に寄与したのち、落下してオイルパン75で回収される。
次に、テーブル洗浄装置62の構成について説明する。テーブル洗浄装置62は、前記チャックテーブル76の上面を洗浄するとともに、該チャックテーブル76に吸着保持されるウェーハWの裏面を洗浄する。このテーブル洗浄装置62は、図5及び図6に示すようにテーブル洗浄ユニット90を備えており、該テーブル洗浄ユニット90は、洗浄液ノズル92、エアノズル94及び洗浄ブラシ96から構成されている。
【0032】
洗浄液ノズル92は、前記チャックテーブル76の上面と平行に設けられている。この洗浄液ノズル92の下部及び斜め上方の位置には多数の噴射孔が軸線に沿って設けられており、この噴射孔から真下の方向及び斜め上方に向けて洗浄液が噴射される。噴射された洗浄液はチャックテーブル76の上面に当たるとともに、後述する供給用トランスファーアーム148に保持されたウェーハWの裏面に当たり、チャックテーブル76とウェーハWをリンス洗浄する。
【0033】
エアノズル94は、前記洗浄液ノズル92と平行に設けられており、該洗浄液ノズル92の上方位置に配設されている。このエアノズル94の上部及び斜め下方の位置には多数の噴射孔が軸線に沿って設けられており、この噴射孔から真上の方向及び斜め下向に向けて圧縮エアが噴射される。噴射された圧縮エアは、チャックテーブル76の上面に当たるとともに、前記ウェーハWの裏面に当たり、チャックテーブル76とウェーハWを乾燥させる。
【0034】
前記洗浄ブラシ96は、前記チャックテーブル76の上面に平行に設置されており、ウェーハ裏面洗浄ブラシ96Aとチャックテーブル洗浄ブラシ96Bとから構成されている。ウェーハ裏面洗浄ブラシ96Aは、真上の方向に向けて配設されており、ウェーハWの裏面に当接して該ウェーハWの裏面をブラシ洗浄する。一方、チャックテーブル洗浄ブラシ96Bは、真下の方向に向けて配設されており、チャックテーブル76の上面に当接して該チャックテーブル76の上面をブラシ洗浄する。
【0035】
前記洗浄液ノズル92、エアノズル94及び洗浄ブラシ96の一方端は、それぞれ支持プレート98Aに支持されており、該支持プレート98Aは、リニアガイド100を介してガイドレール102にスライド自在に支持されている。このガイドレール102はウェーハWの送り方向、すなわち、図中Y方向に沿って配設されている。一方、前記洗浄液ノズル92、エアノズル94及び洗浄ブラシ96の他方端は、それぞれ支持プレート98Bに支持されており、該支持プレート98Bはロッドレスシリンダ104のキャリッジ104Aに連結されている。テーブル洗浄ユニット90は、このロッドレスシリンダ104を駆動することにより、図中Y方向に沿ってスライドする。
【0036】
前記のごとく構成されたテーブル洗浄装置62において、供給用トランスファーアーム148に保持されたウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面は、次のように洗浄される。
供給用トランスファーアーム148によってチャックテーブル76の上方位置に搬送されてきたウェーハWは、所定距離下降して所定の『裏面洗浄位置』に位置する。一方、チャックテーブル76は所定距離下降して所定の『テーブル洗浄位置』に位置する。
【0037】
ウェーハWとチャックテーブル76が、それぞれ所定位置に位置すると、洗浄液ノズル92から下方及び斜め上方に向けて洗浄液が噴射される。これと同時にロッドレスシリンダ104が駆動されてテーブル洗浄ユニット90がチャックテーブル76の上面に沿って往復移動を開始する。そして、このテーブル洗浄ユニット90がチャックテーブル76の上面に沿って往復移動することにより、洗浄液ノズル92から噴射された洗浄液がウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面に当たり、ウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面がリンス洗浄される。また、これと同時にウェーハ裏面洗浄ブラシ96Aとチャックテーブル洗浄ブラシ96Bが、それぞれウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面に当接し、これによりウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面がブラシ洗浄される。
【0038】
前記テーブル洗浄ユニット90が所定回数往復動すると洗浄液の噴射が停止する。これにより洗浄工程が終了し、続いてエアノズル94から圧縮エアが上方及び斜め下方に向けて噴射される。エアノズル94から噴射された圧縮エアは、それぞれウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面に当たり、これにより、ウェーハWの裏面及びチャックテーブル76が乾燥される。
【0039】
テーブル洗浄ユニット90が1往復すると(複数回往復させてもよい)、圧縮エアの噴射が停止するとともに、テーブル洗浄ユニット90の移動が停止し(初期位置、すなわち、図5に示す位置に戻り停止する。)、これにより洗浄工程が終了する。
以上によりウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面の洗浄・乾燥が終了し、その洗浄・乾燥されたウェーハWがチャックテーブル76上に受け渡され、保持される。
【0040】
次に、洗浄部20の構成について説明する。洗浄部20は加工部18で面取り加工されたウェーハWの洗浄を行う。この洗浄部20は、図1及び図2に示すように、スピン洗浄装置110、ブラシ洗浄装置111、プレ洗浄装置112及びウェーハ昇降装置113から構成されている。
スピン洗浄装置110は、図7及び図8に示すように、円形状の洗浄槽114を有している。洗浄槽114の中央部には洗浄テーブル116が設置されている。ウェーハWは、この洗浄テーブル116によって裏面中央部を真空吸着されて保持される。また、この洗浄テーブル116の下部には図示しないモータのスピンドルが連結されており、洗浄テーブル116は、このモータに駆動されることにより低速及び高速回転する。
【0041】
洗浄槽114の内周面には、表面洗浄用ノズル118A、表面乾燥用エアノズル120A、裏面洗浄用ノズル118B、裏面乾燥用エアノズル120B及び裏面中央乾燥用エアノズル120Cが設置されている。表面洗浄用ノズル118Aと裏面洗浄用ノズル118Bは、それぞれ洗浄テーブル116に保持されて回転するウェーハWの表面と裏面に洗浄液を噴射してウェーハWを洗浄する。また、表面乾燥用エアノズル120Aと裏面乾燥用エアノズル120Bは、それぞれ洗浄テーブル116に保持されて回転するウェーハWの表面、裏面に圧縮エアを噴射してウェーハWを乾燥させる。また、裏面中央乾燥用エアノズル120Cは、回収用トランスファーアーム164によって洗浄テーブル116に搬送されるウェーハWの裏面中央部に圧縮エアを噴射して、そのウェーハWの裏面中央部を乾燥させる。
【0042】
ブラシ洗浄装置111は、図7に示すように洗浄ブラシ122を有している。この洗浄ブラシ122は、表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bとから構成されており、該表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bは、所定間隔をもって互いに対向するように配置されている。
また、図7及び図8に示すように、洗浄ブラシ122は揺動アーム124の先端部に設けられており、該揺動アーム124はロータリーアクチュエータ126の出力軸に固定されている。洗浄ブラシ122は、このロータリーアクチュエータ126に駆動されることにより、所定の待機位置(図8に二点破線で示す位置)とブラシ洗浄位置(図8に実線で示す位置)との間を揺動する。そして、洗浄ブラシ122がブラシ洗浄位置に位置すると、前記洗浄テーブル116に保持されたウェーハWの表面と裏面にそれぞれ表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bが当接する(表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bとの間にウェーハWが挟まれる形になる。)。
【0043】
なお、裏面洗浄ブラシ122Bは、ブラシ洗浄位置に位置したときに洗浄テーブル116と接触しないように、表面洗浄ブラシ122Aよりも短く形成されている。
プレ洗浄装置112は、裏面洗浄用ノズル130と洗浄ブラシ132を有しており、共に前記洗浄槽114を囲うように配設されたドレンパン128内に設置されている。
【0044】
裏面洗浄用ノズル130は、後述するウェーハWの搬送経路(加工部−洗浄部間)に対して直交するように配置されており、上方に向けて洗浄液を噴射する。一方、洗浄ブラシ132は、裏面洗浄用ノズル130と平行に配設されており、上向きに設置されている。
加工部18で面取り加工されたウェーハWは、後述する回収用トランスファーアーム164によって前記洗浄テーブル116上に搬送される過程で、その裏面部に前記裏面洗浄用ノズル130から噴射された洗浄液が当たりリンス洗浄されるとともに、前記洗浄ブラシ132が当接してブラシ洗浄される。
【0045】
ウェーハ昇降装置113は、先端部に吸着パッド134を備えた昇降アーム136を有している。この昇降アーム136は図示しない昇降駆動機構に駆動されて昇降自在に設けられており、前記スピン洗浄装置110で洗浄されたウェーハWを前記吸着パッド134で吸着保持して所定の回収待機位置まで搬送する。
前記のごとく構成された洗浄部20では、次のようにしてウェーハWを洗浄する。
【0046】
後述する回収用トランスファーアーム164によって加工部18から洗浄部20に搬送されてきたウェーハWは、まずプレ洗浄装置112によってプレ洗浄される。すなわち、前記回収用トランスファーアーム164によって搬送されたウェーハWが前記洗浄用ノズル130の設置位置手前に到達すると、該洗浄用ノズル130から上方に向けて洗浄液が噴射される。そして、その噴射された洗浄液が回収用トランスファーアーム164によって搬送されたウェーハWの裏面に当たり、ウェーハWの裏面がリンス洗浄される。リンス洗浄されたウェーハWは、続いてその裏面に洗浄ブラシ132が当接してブラシ洗浄される。
【0047】
プレ洗浄装置112を通過した回収用トランスファーアーム164は、洗浄テーブル116の上方に位置すると停止する。そして、この回収用トランスファーアーム164の移動が停止すると、裏面中央乾燥用エアノズル120Cが駆動され圧縮エアが噴射される。噴射された圧縮エアは回収用トランスファーアーム164に保持されたウェーハWの裏面中央部に当たり、これにより洗浄テーブル116に吸着保持されるウェーハWの裏面中央部が乾燥される。
【0048】
なお、この裏面中央乾燥用エアノズル120Cによる圧縮エアの噴射と同時に洗浄テーブル116が高速回転し、その吸着穴から吸着真空破壊用のエアを噴射する。これは裏面中央乾燥用エアノズル120Cで吹き飛ばした水滴が洗浄テーブル116に付着しないようにするためである。
裏面中央乾燥用エアノズル120Cによる圧縮エアの噴射は所定時間継続して行われる。そして、所定時間経過後、圧縮エアの噴射が停止されるとともに、洗浄テーブル116の回転及びエアの噴射が停止する。この後、回収用トランスファーアーム164が所定距離下降してウェーハWを洗浄テーブル116に受け渡す。ウェーハWが受け渡された洗浄テーブル116は、そのウェーハWの裏面を吸着保持する。一方、回収用トランスファーアーム164は上方に退避する。
【0049】
洗浄テーブル116がウェーハWを吸着保持すると、図示しないモータが駆動されて洗浄テーブル116が低速回転を開始する。これにより、洗浄テーブル116に保持されたウェーハWが低速回転する。次いで、この低速回転するウェーハWの表面と裏面に向けて、表面洗浄用ノズル118Aと裏面洗浄用ノズル118Bから洗浄液が噴射され、ウェーハWがスピン洗浄される。また、これと同時にロータリーアクチュエータ126が駆動されて待機位置に位置していた洗浄ブラシ122がブラシ洗浄位置に移動する。この結果、ウェーハWの表面と裏面にそれぞれ表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bが当接して、ウェーハWがブラシ洗浄される。
【0050】
スピン洗浄及びブラシ洗浄は所定時間継続して行なわれ、所定時間経過すると洗浄液の噴射が停止される。また、これと同時にロータリーアクチュエータ126が駆動されて洗浄ブラシ122がブラシ洗浄位置から待機位置に退避する。これにより、洗浄工程が終了する。
洗浄液の噴射停止後にウェーハWは高速回転され、この高速回転するウェーハWの表面及び裏面に表面乾燥用エアノズル120Aと裏面乾燥用エアノズル120Bから圧縮エアが噴射されて、ウェーハWがスピン乾燥される。所定時間経過後、圧縮エアの噴射が停止されるとともに、ウェーハWの回転が停止され、これにより乾燥工程が終了する。そして、ウェーハWの回転が完全に停止すると、所定の回収待機位置に待機していたウェーハ昇降装置113の昇降アーム136が所定距離下降してウェーハWを回収し、前記回収待機位置まで搬送する。
【0051】
次に、加工搬送部22の構成について説明する。加工搬送部22は、測定部16と加工部18との間、加工部18と洗浄部20との間、及び、洗浄部20と測定搬送部14との間におけるウェーハWの搬送を行う。この加工搬送部22は、図1及び図2に示すように、供給用トランスファー140と回収用トランスファー142とから構成されている。
【0052】
供給用トランスファー140は、測定部16の前測定装置46で前測定されたウェーハWを加工部18のチャックテーブル76上に搬送する。この供給用トランスファー140は、図1及び図9に示すように、水平ガイド144に沿ってスライドする供給用水平スライドブロック146と、その供給用水平スライドブロック146上に設置された旋回及び上下動自在な供給用トランスファーアーム148とから構成されている。
【0053】
供給用トランスファーアーム148は、その先端下部に一対の吸着パッド150、150を備えており、この吸着パッド150、150でウェーハWの表面を真空吸着して保持する。また、この供給用トランスファーアーム148の基端部は、アーム旋回用モータ152の出力軸に固定されており、このアーム旋回用モータ152を駆動することにより供給用トランスファーアーム148が旋回する。さらに、このアーム旋回用モータ152が設けられた供給用垂直スライドブロック154は、前記供給用水平スライドブロック146上に立設された垂直ガイド158上を摺動自在に設けられており、この供給用垂直スライドブロック158を図示しない昇降駆動手段によって上下動させることにより、供給用トランスファーアーム148が上下動する。
【0054】
一方、回収用トランスファー142は、加工部18で面取り加工されたウェーハWを洗浄部20の洗浄テーブル116上に搬送するとともに、洗浄部20で洗浄・乾燥されたウェーハWを測定搬送部14の測定搬送ロボット40に搬送する。この回収用トランスファー142は、図1及び図10に示すように、前記水平ガイド144に沿って移動する回収用水平スライドブロック162と、その回収用水平スライドブロック162上に設置された上下動自在な回収用トランスファーアーム164とから構成されている。
【0055】
回収用トランスファーアーム164は、先端下部に第1吸着パッド166を有するとともに、先端上部に一対の第2吸着パッド168、168を有している。加工部18で面取り加工されたウェーハWは、その上面部を第1吸着パッド166に吸着保持されて洗浄部20の洗浄テーブル116上に搬送される。また、洗浄部20で洗浄・乾燥されたウェーハW(ウェーハ昇降装置113によって回収待機位置に待機しているウェーハW)は、その下面部を第2吸着パッド168に吸着保持されて測定搬送部14の測定搬送ロボット40に搬送される。また、この回収用トランスファーアーム164の基端部は、回収用垂直スライドブロック170に固定されており、該回収用垂直スライドブロック170は前記回収用水平スライドブロック162上に立設された垂直ガイド172上を摺動自在に設けられている。そして、この回収用垂直スライドブロック170を図示しない昇降駆動手段によって上下動させることにより、回収用トランスファーアーム164が上下動する。
【0056】
なお、回収用トランスファーアーム164と供給用トランスファーアーム148とは、互いに抵触しないように上下方向に所定の間隔をもって配設されている。したがって、回収用トランスファーアーム164の第1吸着パッド166と第2吸着パッド168は、供給用トランスファーアーム148の吸着パッド150の真下に位置することができる。
【0057】
以上のように構成された加工搬送部22では、その供給用トランスファーアーム148と回収用トランスファーアーム164が、図11に示すように、『ウェーハ受取位置』、『加工部受渡位置』、『待機位置』及び『洗浄部受渡位置』の間を移動してウェーハWの搬送を行う。
前記のごとく構成された本実施の形態のウェーハ面取り装置10の作用は次の通りである。
【0058】
図1に示すように、まず、供給回収ロボット34が1台のウェーハカセット30から1枚のウェーハWを取り出す。そして、その取り出したウェーハWを測定搬送ロボット40の第2搬送アーム42Bに受け渡す。なお、このウェーハWの受け渡しは、次のように行われる。
初期状態において、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、所定の待機位置(図1に示す位置)に位置して待機している。供給回収ロボット34の搬送アーム36は、ウェーハカセット30からウェーハWを取り出すと、所定のウェーハ受渡位置(図1に示す位置)に移動する。
【0059】
供給回収ロボット34の搬送アーム36がウェーハ受渡位置に移動すると、この供給回収ロボット34の搬送アーム36に対向するように測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bが所定量旋回する。そして、この旋回した測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bに対して供給回収ロボット34の搬送アーム36が所定距離前進し、測定搬送ロボット40の第2搬送アーム42BにウェーハWを受け渡す。
【0060】
ウェーハWを受け渡した供給回収ロボット34の搬送アーム36は所定距離後退する。一方、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは所定量旋回して、元の待機位置に復帰する。これにより、ウェーハWの受け取りが完了する。この状態において、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、前測定装置46の厚さ測定センサ54と対向するように位置する。
【0061】
ウェーハWを受け取った測定搬送ロボット40は、搬送アーム42A、42Bを前進させて、ウェーハWを前測定装置46に搬送する。そして、この搬送過程でプリセンタリングセンサ52を通過することにより、ウェーハWの概略中心位置が測定される。
前測定装置46に搬送されたウェーハWは、まず、厚さセンサ54によって中心部の厚さが測定される。そして、その測定後、測定テーブル50に受け渡される。ウェーハWを受け渡した測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは後退して測定テーブル50上から退避する。
【0062】
一方、ウェーハWが受け渡された測定テーブル50は、ウェーハWを回転させ、この回転するウェーハWに対して、プリアライメントセンサ56がノッチの概略位置を測定するとともに、ファインアライメントセンサ58がウェーハWの直径を測定し、ウェーハ中心位置を正確に求める。また、これと同時に厚さセンサ54がウェーハWの外周部の厚さを測定する。
【0063】
以上の各測定が終了すると、測定テーブル50が回転を一時停止する。そして、プリアライメントセンサ56の測定結果に基づいて所定量回転し、ノッチを所定のノッチ測定位置に位置させる。
ノッチがノッチ測定位置に位置すると、測定テーブル50がゆっくりとウェーハWを回転させる。そして、その回転するウェーハWに対してファインアライメントセンサ58がノッチ位置を正確に測定する。また、これと同時にノッチ深さを測定する。測定終了後、測定テーブル50は回転を停止する。
【0064】
以上により、ウェーハWの前測定が終了する。そして、この測定結果に基づいてウェーハWの位置決めが行われる。位置決めは、次のようにして行われる。
まず、測定テーブル50を所定量回転させてノッチを所定方向に向ける。なお、ノッチの位置は前測定の結果から知ることができるので、測定テーブル50の回転量は、この前測定の測定結果に基づいて決定する。
【0065】
次に、チャックテーブル76を所定の原点位置からX−Y方向に所定距離移動させる。これは、次述する供給用トランスファーアーム148によってウェーハWを測定テーブル50からチャックテーブル76に搬送した際に、チャックテーブル76の中心とウェーハWの中心が一致するようにするためである。
ここで、原点位置は次のように設定されている。すなわち、中心が測定テーブル50の中心と一致しているウェーハWを供給用トランスファーアーム148によってチャックテーブル76に搬送した場合に、チャックテーブル76の中心とウェーハWの中心とが一致する位置にチャックテーブル76の原点位置は設定されている。
【0066】
なお、ウェーハWの中心位置は、前測定の結果から知ることができるので、チャックテーブル76の移動量は、この前測定の測定結果に基づいて決定する。
以上によりウェーハWの位置決めが終了する。そして、この位置決め終了後、測定テーブル50からチャックテーブル76にウェーハWが搬送される。搬送は、次のように行われる。
【0067】
上記の位置決め中、供給用トランスファーアーム148は、図11に示す『ウェーハ受取位置』に位置して待機している。一方、回収用トランスファーアーム164は待機位置で待機している。
位置決めが終了すると、供給用トランスファーアーム148が時計回りの方向に90°旋回する。これにより、図11に2点破線で示すように、供給用トランスファーアーム148の吸着パッド150が、測定テーブル50の上方に位置する。供給用トランスファーアーム148は所定距離下降して測定テーブル50上のウェーハWを受け取り、その後、再び所定距離上昇する。そして、反時計回りの方向に90°旋回して『ウェーハ受取位置』に復帰する。『ウェーハ受取位置』に復帰した供給用トランスファーアーム148は、水平ガイド144に沿ってスライド移動することにより、図11に示す『加工部受渡位置』に移動する。
【0068】
ここで、『加工部受渡位置』には前記のごとく所定位置に位置決めされたチャックテーブル76が所定高さの位置(以下、『ウェーハ受取基準位置』という。)で待機している。供給用トランスファーアーム148が『加工部受渡位置』に移動すると、チャックテーブル76が所定距離下降して『テーブル洗浄位置』に移動する。一方、『加工部受渡位置』に移動した供給用トランスファーアーム148も所定距離下降して『裏面洗浄位置』に移動する。
【0069】
ウェーハWとチャックテーブル76が、それぞれ所定位置に位置すると、テーブル洗浄装置62が駆動され、該テーブル洗浄装置62によってウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面が洗浄される。具体的には次のようにして洗浄される。
まず、洗浄液ノズル92から下方及び斜め上方に向けて洗浄液が噴射される。これと同時にロッドレスシリンダ104が駆動されてテーブル洗浄ユニット90がチャックテーブル76の上面に沿って往復移動を開始する。これにより、洗浄液ノズル92から噴射された洗浄液がウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面に当たり、ウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面がリンス洗浄される。また、これと同時にウェーハ裏面洗浄ブラシ96Aとチャックテーブル洗浄ブラシ96Bが、それぞれウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面に当接し、これによりウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面がブラシ洗浄される。
【0070】
前記テーブル洗浄ユニット90が所定回数往復動すると洗浄液の噴射が停止する。続いてエアノズル94から圧縮エアが上方及び斜め下方に向けて噴射される。エアノズル94から噴射された圧縮エアは、それぞれウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面に当たり、これにより、ウェーハWの裏面及びチャックテーブル76が乾燥される。
【0071】
テーブル洗浄ユニット90が1往復するとテーブル洗浄ユニット90の移動が停止し、これと同時に圧縮エアの噴射が停止する。これによりウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面の洗浄・乾燥が終了する。
このように、ウェーハWをチャックテーブル76で受け取る前に予めウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面を洗浄しておくことにより、チャックテーブル76の上面に汚れが堆積するのを防止することができる。これにより、チャックテーブル76が吸着不良を起こすのを防止することができる。
【0072】
洗浄が終了すると、チャックテーブル76は再び所定距離上昇して元の『ウェーハ受取基準位置』に位置する。ここで、チャックテーブル76が『ウェーハ受取基準位置』に位置すると、前記供給用トランスファーアーム148に保持されていたウェーハWがチャックテーブル76上に載置される。チャックテーブル76は、そのウェーハWを吸着保持する。一方、供給用トランスファーアーム148はウェーハWの吸着を解除し、これにより、ウェーハWの受け渡しが行われる。ウェーハWを受け渡した供給用トランスファーアーム148は、所定距離上昇して『搬送位置』(供給用トランスファーアーム148がウェーハWを搬送するときに位置する高さ方向の位置)に移動し、その後、水平ガイド144に沿ってスライド移動することにより、再び『ウェーハ受取位置』に移動する。
【0073】
一方、チャックテーブル76に保持されたウェーハWは、上述した位置決め操作によって、その中心がチャックテーブル76の中心と一致した状態で保持されるとともに、ノッチが所定方向に位置した状態で保持される。したがって、改めて位置決めする必要がなく、そのまま加工を開始することができる。加工部18の面取り装置60は、チャックテーブル76でウェーハWを吸着保持したのち、そのウェーハWの面取り加工を開始する。
【0074】
ここで、加工部18がウェーハWの面取り加工を行っているうちに、測定部16の前測定装置46では、次に加工部18で面取り加工するウェーハWの前測定をあらかじめ行っておく。また、これと同時に回収用トランスファーアーム164が『加工部受渡位置』に移動して待機している。
加工部18で一連の面取り加工(外周とノッチの面取り加工)が終了すると、チャックテーブル76は『加工部受渡位置』に移動する。一方、この『加工部受渡位置』には、すでに回収用トランスファーアーム164が待機しており、チャックテーブル76が『加工部受渡位置』に移動すると所定距離下降して、チャックテーブル76からウェーハWを受け取り、再び所定距離上昇する。回収用トランスファーアーム164は、この後、水平ガイド144に沿ってスライド移動することにより、図11に示す『洗浄部受渡位置』に移動する。
【0075】
ところで、前記のごとく『洗浄部受渡位置』に移動した回収用トランスファーアーム164は、そこで所定距離下降して、スピン洗浄装置110の洗浄テーブル116にウェーハWを受け渡すが、この洗浄テーブル116に受け渡されるウェーハWは、加工部18から前記『洗浄部受渡位置』に搬送されてくる過程で裏面がプレ洗浄される。
【0076】
すなわち、回収用トランスファーアーム164によって加工部18のチャックテーブル76から洗浄部20の洗浄テーブル116に搬送されるウェーハWは、その搬送過程でプレ洗浄装置112を通過し、この際、裏面がプレ洗浄される。具体的には次のように洗浄される。
回収用トランスファーアーム164によってチャックテーブル76から搬送されたウェーハWが、プレ洗浄装置112の設置位置手前に到達すると、該プレ洗浄装置112の洗浄用ノズル130から上方に向けて洗浄液が噴射される。噴射された洗浄液は、回収用トランスファーアーム164によって搬送されてきたウェーハWの裏面に当たり、これによりウェーハWの裏面がリンス洗浄される。またリンス洗浄されたウェーハWは、続いてその裏面に洗浄ブラシ132が当接し、これによりブラシ洗浄される。
【0077】
このように、ウェーハWは、加工部18から『洗浄部受渡位置』に搬送されてくる過程で裏面がプレ洗浄され、これにより、加工時に付着したスラッジやクーラント等の汚れが概略除去される。そして、このように予めウェーハWの裏面を洗浄しておくことにより、スピン洗浄装置110の洗浄テーブル116に汚れが付着して吸着不良を起こすのを防止することができる。
【0078】
回収用トランスファーアーム164が『洗浄部受渡位置』に移動すると、裏面中央乾燥用エアノズル120Cが駆動され圧縮エアが噴射される。また、この裏面中央乾燥用エアノズル120Cによる圧縮エアの噴射と同時に洗浄テーブル116が高速回転し、その吸着穴から吸着真空破壊用のエアを噴射する。裏面中央乾燥用エアノズル120Cから噴射された圧縮エアは回収用トランスファーアーム164に保持されたウェーハWの裏面中央部に当たり、これによりウェーハWの裏面中央部が乾燥される。
【0079】
裏面中央乾燥用エアノズル120Cによる圧縮エアの噴射は所定時間継続して行われる。そして、所定時間経過後、圧縮エアの噴射が停止されるとともに、洗浄テーブル116の回転及びエアの噴射が停止する。この後、回収用トランスファーアーム164が所定距離下降してウェーハWを洗浄テーブル116に受け渡す。ウェーハWが受け渡された洗浄テーブル116は、そのウェーハWの裏面を吸着保持する。一方、ウェーハWを受け渡した回収用トランスファーアーム164は再び所定距離上昇し、その後、水平ガイド144に沿ってスライド移動することにより、図11に示す『待機位置』に移動する。
【0080】
ウェーハWを受け取ったスピン洗浄装置110は、回収用トランスファーアーム164の上昇後、そのウェーハWの洗浄を開始する。この洗浄方法は次の通りである。
洗浄テーブル116がウェーハWを吸着保持すると、図示しないモータが駆動されて洗浄テーブル116が低速回転を開始し、その洗浄テーブル116に保持されたウェーハWを低速回転させる。次いで、この低速回転するウェーハWの表面と裏面に向けて、表面洗浄用ノズル118Aと裏面洗浄用ノズル118Bから洗浄液が噴射される。噴射された洗浄液はウェーハWの表面と裏面に当たり、これによりウェーハWがスピン洗浄される。また、これと同時にロータリーアクチュエータ126が駆動され、待機位置に位置していた洗浄ブラシ122がブラシ洗浄位置に移動する。この結果、ウェーハWの表面と裏面にそれぞれ表面洗浄ブラシ122Aと裏面洗浄ブラシ122Bが当接し、これによりウェーハWの表面と裏面がブラシ洗浄される。
【0081】
スピン洗浄及びブラシ洗浄は所定時間継続して行なわれ、所定時間経過すると洗浄液の噴射が停止される。また、これと同時にロータリーアクチュエータ126が駆動されて洗浄ブラシ122がブラシ洗浄位置から待機位置に移動する。
洗浄液の噴射停止後にウェーハWは高速回転され、この高速回転するウェーハWの表面及び裏面に表面乾燥用エアノズル120Aと裏面乾燥用エアノズル120Bから圧縮エアが噴射される。噴射された圧縮エアはウェーハWの表面及び裏面に当たり、これによりウェーハWがスピン乾燥される。
【0082】
圧縮エアの供給開始から所定時間経過すると、圧縮エアの噴射が停止され、また、これと同時にウェーハWの回転が停止される。そして、これにより洗浄部20におけるウェーハWの洗浄・乾燥工程が終了する。
一方、前記のごとく洗浄部20でウェーハWが洗浄・乾燥されている間、加工部18には次に面取り加工するウェーハWが供給され、すでに加工が開始されている。
【0083】
スピン洗浄装置110でウェーハWの洗浄・乾燥が終了すると、ウェーハ昇降装置113の昇降アーム136が所定距離下降して、洗浄テーブル116からウェーハWを受け取る。ウェーハWを受け取った昇降アーム136は、ウェーハWを保持したまま所定距離上昇して元の『回収待機位置』に復帰する。
一方、加工部18で次のウェーハWの面取り加工が終了すると、上記同様の手順によって回収用トランスファーアーム164が、そのウェーハWをチャックテーブル76から受け取り、洗浄テーブル116に搬送する。
【0084】
ここで、この洗浄テーブル116の上方には、先にスピン洗浄装置110で洗浄・乾燥されたウェーハWが、ウェーハ昇降装置113の昇降アーム136に保持された状態で待機しているので、回収用トランスファーアーム164は、加工部18から搬送したウェーハWをスピン洗浄装置110に受け渡したのち、所定距離上昇して、そのウェーハWを昇降アーム136から受け取る。この際、回収用トランスファーアーム164は、その先端上部に設けられている吸着パッド168、168でウェーハWの裏面を吸着保持して受け取る。ウェーハWを受け取った回収用トランスファーアーム164は、所定距離下降して『待機位置』に移動する。
【0085】
ここで、上記のように加工部18で面取り加工されたウェーハWが回収用トランスファーアーム164によって洗浄部20に搬送されると、加工部18では、次に面取り加工するウェーハWのアライメントが行われる。そして、そのアライメントが終了すると、供給用トランスファーアーム148が測定部16から加工部18にウェーハWを搬送する。加工部18では、テーブル洗浄装置62によってウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面を洗浄・乾燥したのち、チャックテーブル76でウェーハWを受け取り、ウェーハWの面取り加工を開始する。
【0086】
一方、ウェーハWをチャックテーブル76に搬送した供給用トランスファーアーム148は『ウェーハ受取位置』に移動する。これと同時に『待機位置』に位置していた回収用トランスファーアーム164が『ウェーハ受取位置』に移動する。供給用トランスファーアーム148と回収用トランスファーアーム164が『ウェーハ受取位置』に移動すると、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bが時計回りの方向に90°旋回する。この結果、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bが回収用トランスファーアーム164に保持されたウェーハWと対向するように位置する。測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、この後、回収用トランスファーアーム164に保持されたウェーハWに向かって所定距離前進する。そして、第1搬送アーム42Aで、その回収用トランスファーアーム164に保持されたウェーハWを受け取り、再び後退する。搬送アーム42A、42Bは、この後、反時計回りの方向に90°旋回して元の位置に復帰する。
【0087】
一方、ウェーハWを受け渡した回収用トランスファーアーム164は、水平ガイド144に沿ってスライド移動することにより『加工部受渡位置』に移動し、加工が終了するまで待機している。
また、前測定装置46の測定テーブル50上には、次に面取り加工するウェーハWが待機しており(位置決め処理された状態で待機している。)、供給用トランスファーアーム148は、この測定テーブル50からウェーハWを受け取る。そして、回収用トランスファーアーム164が加工の終了したウェーハWを回収した後、供給用トランスファーアーム148が、その受け取ったウェーハWを加工部18に搬送する。加工部18では、テーブル洗浄装置62によってウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面を洗浄・乾燥したのち、チャックテーブル76でウェーハWを受け取り、ウェーハWの面取り加工を開始する。
【0088】
さらに、供給回収部12では、供給回収ロボット34が次に面取り加工するウェーハWをウェーハカセット30から取り出し、所定のウェーハ受渡位置で待機している。供給用トランスファーアーム148が測定部16から加工部18にウェーハWを搬送すると、測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、この供給回収ロボット34の搬送アーム36に対向するように所定量旋回する。そして、この旋回した測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bに対して供給回収ロボット34の搬送アーム36が所定距離前進し、測定搬送ロボット40の第2搬送アーム42BにウェーハWを受け渡す。
【0089】
第2搬送アーム42BにウェーハWを受け渡した供給回収ロボット34の搬送アーム36は、一度所定距離後退したのち所定距離上昇する。そして、再び所定距離前進して測定搬送ロボット40の第1搬送アーム42Aに保持されている面取り加工済のウェーハWを受け取る。
面取り加工済のウェーハWを受け取った供給回収ロボット34の搬送アーム36は、所定距離後退したのち所定量旋回する。そして、そのウェーハWを取り出した時と同じウェーハカセット30の前に移動して、取り出したときと同じ位置にウェーハWを収納する。
【0090】
一方、新たに加工するウェーハWを受け取った測定搬送ロボット40の搬送アーム42A、42Bは、所定量旋回したのち所定距離前進して前測定装置46にウェーハWを搬送する。
ウェーハWの処理は以上の通りであり、上記の工程を繰り返し実施することにより、ウェーハカセット30内に収納されているウェーハWを順次処理してゆくことができる。
【0091】
以上説明したように本実施の形態のウェーハ面取り装置10では、チャックテーブル76でウェーハWを保持する前に、あらかじめウェーハWの裏面及びチャックテーブル76の上面を洗浄してから保持するようにしている。このため、たとえウェーハに汚れが付着していたとしても、チャックテーブル76で保持する段階では取り除かれるため、その汚れがチャックテーブル76に付着して吸着不良を起こしたり、故障したりするようなことはない。また、これにより加工精度を常に安定させることができる。また、メンテナンス性も向上する。
【0092】
また、本実施の形態のウェーハ面取り装置10では、面取り加工されたウェーハWを洗浄テーブル116で保持する前に、あらかじめウェーハWの裏面を洗浄してから保持するようにしている。これにより洗浄テーブル116が吸着不良を起こしたり、故障したりするのを有効に防止することができる。
さらに、洗浄時には通常のスピン洗浄に加えブラシ洗浄を行うようにしているため洗浄度が向上する。これにより、洗浄が不十分なために生じる回収用トランスファー142の故障や、後測定を実施した場合における後測定装置の故障を有効に防止することができる。また、そのまま次のラッピング装置に供給しても、そのラッピング装置が故障するようなこともない。
【0093】
なお、上記の実施の形態のテーブル洗浄装置62とプレ洗浄装置112では、リンス洗浄とブラシ洗浄を同時に行うようにしているが、ブラシ洗浄のみを実施するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、テーブル洗浄装置62は加工前におけるチャックテーブル76の上面とウェーハWの裏面を洗浄する場合にのみ用いているが、このテーブル洗浄装置62を用いて加工後のウェーハWの表面の洗浄も行うことができる。この場合の洗浄方法は次の通りである。
【0094】
まず、面取り加工が終了し『加工部受渡位置』に復帰したチャックテーブル76を所定距離下降させて所定の『表面洗浄位置』に位置させる。次いで、洗浄液ノズル92から洗浄液を噴射させる。これと同時にロッドレスシリンダ69を駆動してテーブル洗浄ユニット90を往復移動させる。これにより、洗浄液ノズル63から噴射された洗浄液がウェーハWの表面に当たり、ウェーハWの表面がリンス洗浄される。また、これと同時にチャックテーブル洗浄ブラシ65BがウェーハWの表面に当接し、これによりウェーハWの表面がブラシ洗浄される。テーブル洗浄ユニット90を所定回数往復動させたのち、チャックテーブル76の場合と同様に、洗浄液の噴射を停止し、続いてエアノズル64から圧縮エアを噴射させてウェーハWの表面を乾燥させる。
【0095】
このように、本実施の形態のテーブル洗浄装置62を用いて加工後のウェーハWの表面を洗浄することができる。そして、これにより加工で汚れたウェーハWを保持することにより生じる回収用トランスファー142の故障や、搬送ラインの汚れを防止することができる。
次に、本発明に係るウェーハ面取り装置の第2の実施の形態について説明する。
【0096】
図12に示すように、加工部18に設置されたオイルパン75は、その上部がカバー200で覆われており、必要に応じて外周研削砥石82の上部とチャックテーブル76の上部が開閉するように構成されている。すなわち、前記カバー200には揺動自在な砥石カバー202と、スライド自在なシャッタ204が設置されており、砥石カバー202を開けることにより外周研削砥石82の上部が開口し、シャッタ204を開けることにより、チャックテーブル76の上部が開口するように構成されている。
【0097】
第2の実施の形態のウェーハ面取り装置は、前記シャッタ204にウェーハ表面洗浄装置206が設置されている点で上述した第1の実施の形態のウェーハ面取り装置と相違している。このウェーハ表面洗浄装置206は、加工直前及び加工直後におけるウェーハWの表面を洗浄する。以下、このウェーハ表面洗浄装置206の構成について説明する。
【0098】
図13及び図14に示すように、前記シャッタ204はジャバラ状に形成されており、チャックテーブル76の送り方向と直交する方向、すなわち図中X方向に開閉自在に設けられている。シャッタ204の近傍にはロッドレスシリンダ208が設置されており、該ロッドレスシリンダ208のキャリッジ208Aはシャッタ204の先端部に連結されている。シャッタ204は、このロッドレスシリンダ208を駆動することにより開閉する。
【0099】
前記ウェーハ表面洗浄装置206は、前記シャッタ204の先端部に設けられている。このウェーハ表面洗浄装置206は、洗浄液ノズル210、エアノズル212及びウェーハ表面洗浄ブラシ214から構成されている。
洗浄液ノズル210は、前記チャックテーブル76の上面と平行に設けられている。この洗浄液ノズル210の斜め下方の位置には多数の噴射孔が軸線に沿って設けられており、この噴射孔から斜め下方に向けて洗浄液が噴射される。噴射された洗浄液はチャックテーブル76に保持されたウェーハWの表面に当たり、該ウェーハWの表面をリンス洗浄する。
【0100】
エアノズル212は、前記洗浄液ノズル210と平行に設けられており、該洗浄液ノズル210の上方位置に配設されている。このエアノズル212の斜め下方の位置には多数の噴射孔が軸線に沿って設けられており、この噴射孔から斜め下向に向けて圧縮エアが噴射される。噴射された圧縮エアは、チャックテーブル76に保持されたウェーハWの表面に当たり、該ウェーハWを乾燥させる。
【0101】
前記ウェーハ表面洗浄ブラシ214は、真下の方向に向けて配設されており、チャックテーブル76に保持されたウェーハWの表面に当接して該ウェーハWの表面をブラシ洗浄する。
前記のごとく構成されたウェーハ表面洗浄装置206の作用は、次の通りである。なお、加工部18にウェーハWを受け渡す工程及び加工部18からウェーハWを受け取る工程以外は、上述した第1の実施の形態と同じなので、ここでは、上記の受渡工程及び受取工程のみ説明する。
【0102】
ウェーハWを保持した供給用トランスファーアーム148が図11に示す『加工部受渡位置』に移動すると、ロッドレスシリンダ208が駆動されてシャッタ204が開く。
シャッタ204が開くと、供給用トランスファーアーム148が所定距離下降して『裏面洗浄位置』に位置する。一方、チャックテーブル76は所定距離下降して所定の『テーブル洗浄位置』に位置する。そして、上述したようにテーブル洗浄装置62によってウェーハWの裏面とチャックテーブル76の上面が洗浄される。洗浄が終了すると、チャックテーブル76は再び所定距離上昇して元の『ウェーハ受取基準位置』に位置する。そして、供給用トランスファーアーム148からウェーハWを受け取る。ウェーハWを受け渡した供給用トランスファーアーム148は、再び『ウェーハ受取位置』に移動する。
【0103】
前記供給用トランスファーアーム148が『ウェーハ受取位置』に移動すると、洗浄液ノズル210から斜め下方に向けて洗浄液が噴射される。次いで、ロッドレスシリンダ208が駆動されてシャッタ204が閉じる。このシャッタ204が閉じることにより、ウェーハ表面洗浄装置206がチャックテーブル76に保持されたウェーハWの表面に沿って移動する。そして、この結果、洗浄液ノズル210から噴射された洗浄液がウェーハWの表面に当たりウェーハWの表面がリンス洗浄される。また、これと同時にウェーハ表面洗浄ブラシ214がウェーハWの表面に当接し、これによりウェーハWの表面がブラシ洗浄される。
【0104】
シャッタ204が完全に閉まると、洗浄液の噴射が停止し、これにより、加工前におけるウェーハWの表面の洗浄が終了する。面取り装置60は、この後ウェーハWの面取り加工を開始する。
面取り加工が終了し、チャックテーブル76が『加工部受渡位置』に移動すると、エアノズル212から斜め下方に向けて圧縮エアが噴射される。次いで、ロッドレスシリンダ208が駆動されてシャッタ204が開く。このシャッタ204が開くことにより、ウェーハ表面洗浄装置206がチャックテーブル76に保持されたウェーハWの表面に沿って移動する。そして、この結果、エアノズル210から噴射された圧縮エアが加工後のウェーハWの表面に当たりウェーハWが乾燥される。これと同時にウェーハ表面洗浄ブラシ214がウェーハWの表面に当接し、これによりウェーハWの表面がブラシ洗浄される。
【0105】
シャッタ204が完全に開くと、圧縮エアの噴射が停止し、これにより、加工後におけるウェーハWの表面の洗浄が終了する。上述したように、『加工部受渡位置』には、すでに回収用トランスファーアーム164が待機しているので、回収用トランスファーアーム164は、この洗浄・乾燥されたウェーハWをチャックテーブル76から受け取り『洗浄部受渡位置』に移動する。
【0106】
このように、第2の実施の形態のウェーハ面取り装置では、シャッタ204の開閉動作により加工直前及び加工直後のウェーハWの表面を洗浄することができる。これにより、汚れが付着したウェーハWを加工することにより生じる加工不良を予め防止することができるとともに、加工で汚れたウェーハWを保持することにより生じる回収用トランスファー142の故障や、搬送ラインの汚れを防止することができる。
【0107】
なお、本実施の形態では、ウェーハ表面洗浄装置206はウェーハWの表面を洗浄する場合にのみ使用しているが、このウェーハ表面洗浄装置206を使用してチャックテーブル76の上面を洗浄するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、シャッタ204の開閉動作は1回のみであるが、シャッタ204を複数回開閉させてウェーハWを洗浄するようにしてもよい。
【0108】
次に、本発明に係るウェーハ面取り装置の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態のウェーハ面取り装置では、加工中にウェーハWの表面を洗浄できるように構成されている。なお、この点以外は上述した第1又は第2の実施の形態のウェーハ面取り装置と同じなので、ここでは、この加工中におけるウェーハWの洗浄機構についてのみ説明する。
【0109】
図15及び図16に示すように、外周研削砥石82の手前位置には洗浄ブラシ220が真下の方向に向けて設置されている。この洗浄ブラシ220は、チャックテーブル76の上面と平行に設置されており、該チャックテーブル76の送り方向と直交する方向、すなわち図中X方向に沿って配設されている。洗浄ブラシ220の上部にはシリンダ222のロッドが連結されており、該シリンダ222は図示しないフレームによって固定されている。洗浄ブラシ220は、このシリンダ222を駆動することにより上下方向に進退移動する。
【0110】
前記のごとく構成された第3の実施の形態のウェーハ面取り装置の作用は次の通りである。なお、加工工程以外の作用は、上述した第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同じなので、ここではウェーハWの加工工程についてのみ説明する。
チャックテーブル76が、供給用トランスファーアーム148から供給されたウェーハWを吸着保持すると、シリンダ222が駆動されて洗浄ブラシ220が所定距離下降する。
【0111】
次に、外周モータ78が駆動され、外周研削砥石82が高速回転する。次に、チャックテーブル76が外周研削砥石82に向けて所定距離送られる。この結果、ウェーハWの外周が外周研削砥石82の溝に当接する。ウェーハWの外周が外周研削砥石82の溝に当接すると、チャックテーブル駆動モータ77が駆動され、チャックテーブル76が回転する。この結果、ウェーハWの外周が外周研削砥石82に研削されて面取り加工される。
【0112】
ところで、前記ウェーハWが外周研削砥石82に向けて送られ、外周研削砥石82の溝に当接すると、そのウェーハWの表面に洗浄ブラシ220が当接する。ウェーハWは、この洗浄ブラシ220が表面に当接した状態で回転し、この結果、ウェーハWの表面がブラシ洗浄される。なお、加工に際しては図示しないクーラント供給ノズルからクーラントが供給されるので、このクーラントが洗浄液の代わりになる。
【0113】
面取り加工が終了し、チャックテーブル76が『加工部受渡位置』に移動すると、シリンダ222が駆動されて洗浄ブラシ220が所定距離上昇する。
このように、第3の実施の形態のウェーハ面取り装置では、加工中にウェーハWの表面を洗浄することができるので、ウェーハWの表面に順次汚れが堆積してゆくのを防止することができる。これにより、後に行われる洗浄を簡単なものに済ませることができるとともに、汚れが落ちにくくなるのを防止することができる。
【0114】
なお、本実施の形態では洗浄ブラシ220を外周研削砥石82の手前に設置しているが、洗浄ブラシ220の設置位置は、これに限定されるものではない。ただし、本実施の形態のように洗浄ブラシ220を外周研削砥石82の手前側に設置することにより、クーラントやスラッジの飛散を有効に防止することができる。また、ウェーハWとチャックテーブル76の隙間からクーラント等が吸い込まれるのを防止することができる。
【0115】
なお、上述した一連の実施の形態において、ブラシには駆動機構が設けられていないが、ブラシを円柱状に形成し、モータ等で回転させながらウェーハWの表面又はチャックテーブル76の上面をブラシ洗浄するようにしてもよい。また、ブラシ以外にゴム等のスクレーパ(ワイパー)を使用してもよい。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るウェーハ面取り装置によれば、ウェーハの加工前、加工中、加工後のウェーハ又はチャックテーブルを効果的に洗浄することができる。これにより、精度が安定した加工を行うことができるとともに、装置に故障が生じるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウェーハ面取り装置の構成を示す平面図
【図2】ウェーハ面取り装置の構成を示す斜視図
【図3】加工部及び加工搬送部の構成を示す側面図
【図4】加工部の構成を示す斜視図
【図5】テーブル洗浄装置の構成を示す側面図
【図6】テーブル洗浄装置の構成を示す平面図
【図7】洗浄部の構成を示す正面断面図
【図8】洗浄部の構成を示す平面図
【図9】供給用トランスファーの構成を示す側面図
【図10】回収用トランスファーの構成を示す側面図
【図11】加工搬送部の搬送経路を示す平面図
【図12】第2の実施の形態のウェーハ面取り装置の要部の構成を示す側面断面図
【図13】ウェーハ表面洗浄装置の構成を示す正面断面図
【図14】ウェーハ表面洗浄装置の構成を示す平面図
【図15】第3の実施の形態のウェーハ面取り装置の要部の構成を示す側面図
【図16】第3の実施の形態のウェーハ面取り装置の要部の構成を示す平面図
【符号の説明】
10…ウェーハ面取り装置
12…供給回収部
14…測定搬送部
16…測定部
18…加工部
20…洗浄部
22…加工搬送部
76…チャックテーブル
82…外周研削砥石
88…ノッチ研削砥石
90…テーブル洗浄ユニット
110…スピン洗浄装置
111…ブラシ洗浄装置
112…プレ洗浄装置
148…供給用トランスファーアーム
164…回収用トランスファーアーム
204…シャッタ
206…ウェーハ表面洗浄装置
220…洗浄ブラシ
W…ウェーハ

Claims (7)

  1. 回転する砥石と、チャックテーブルに保持されて回転するウェーハとを相対的に近づけて、前記ウェーハの周縁を面取り加工するウェーハ面取り装置において、
    面取り加工するウェーハの表面を保持した状態で前記チャックテーブルの上方に移動し、所定距離下降して前記チャックテーブル上に前記ウェーハを受け渡すウェーハ搬送手段と、
    前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面と平行に配設されたウェーハ裏面洗浄ブラシと、
    前記ウェーハ裏面洗浄ブラシを前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面に沿って移動させるブラシ移動手段と、
    前記チャックテーブルの上部を遮蔽する開閉自在なカバーと、
    前記カバーに設けられたウェーハ表面洗浄ブラシと、
    を備え、前記ブラシ移動手段によって前記ウェーハ裏面洗浄ブラシを移動させることにより、前記ウェーハ搬送手段によって前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面を前記ウェーハ裏面洗浄ブラシでブラシ洗浄し、前記カバーを開閉すると、前記ウェーハ表面洗浄ブラシが前記チャックテーブルの上面を摺動して、該チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されたウェーハの表面をブラシ洗浄することを特徴とするウェーハ面取り装置。
  2. 前記ブラシ移動手段には、前記チャックテーブルの上面と平行にチャックテーブル洗浄ブラシが設けられ、前記ブラシ移動手段によって前記ウェーハ裏面洗浄ブラシ及び前記チャックテーブル洗浄ブラシを移動させると、前記ウェーハ搬送手段によって前記チャックテーブルの上方に搬送されたウェーハの裏面が前記ウェーハ裏面洗浄ブラシでブラシ洗浄されるとともに、前記チャックテーブルの上面が、前記チャックテーブル洗浄ブラシでブラシ洗浄されることを特徴とする請求項1に記載のウェーハ面取り装置。
  3. 前記ブラシ移動手段に備えられ、前記ウェーハの裏面及び前記チャックテーブルの上面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段を備えたことを特徴とする請求項2記載のウェーハ面取り装置。
  4. 前記ブラシ移動手段に備えられ、前記ウェーハの裏面及び前記チャックテーブルの上面に圧縮エアを噴射して、前記ウェーハの裏面及び前記チャックテーブルの上面を乾燥させるエア噴射手段を備えたことを特徴とする請求項2又は3記載のウェーハ面取り装置。
  5. 前記ウェーハ表面洗浄ブラシに備えられ、前記チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されたウェーハの表面に洗浄液を供給する洗浄液供給手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のウェーハ面取り装置。
  6. 前記ウェーハ表面洗浄ブラシに備えられ、前記チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されたウェーハの表面に圧縮エアを噴射して、該チャックテーブル又は該チャックテーブルに保持されたウェーハの表面を乾燥させるエア噴射手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のウェーハ面取り装置。
  7. 前記砥石の近傍に設置され、該砥石に当接されるウェーハの表面に当接して該ウェーハの表面をブラシ洗浄するブラシを備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のウェーハ面取り装置。
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