JP4385359B2 - 天然薬用植物およびその前処理物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤 - Google Patents

天然薬用植物およびその前処理物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤 Download PDF

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Description

【0001】
発明の分野
本発明は、天然薬用植物およびその前処理に関し、特に、天然薬用植物およびその前処理物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤に関する。
【0002】
技術の背景
中国チベットの粗薬物により製造されると共に、リウマチ性関節炎、関節リウマチ、乾癬、産褥痙攣、筋萎縮症、たこ、半身不随および高血圧などの一連の困難で複雑な症例を治療するためのチベットの薬用入浴剤液(TMBL)を用いることで、ほぼ一千年にも及ぶ歴史が刻まれて来た。その治療効果は、明らかな中毒作用も副作用も全く伴うことなく優れている。チベットの薬物源は豊富である。これらのすべては、チベットの医学的治療における困難で複雑な症例の治療のための顕著な特徴および特殊性から成る。
【0003】
前述した疾病の特徴は、その疾病を伴ったより長い過程である。ありきたりの中国式伝統的治療および西洋医学は、前記疾病の治療のための長い治療過程を必要とするのみでなく、治療効果もそれほど理想的なものではない。しかし、1〜3の治療コースを通してチベット式薬用入浴剤液でこれらの疾病が治療されるならば、すべての疾病は、より良好な治療効果を得る。最近、多くの「TMBL派(section)」が、チベット、新彊、内モンゴル、甘粛、青海湖、四川および河南における多くの場所で設立されてきた。しかし、これらの病院はチベット薬物源と関連があり、殆どの病院は、遠い山岳地域および交通が不便な郡部の町に設立され、患者に対して多大の不便をかけている。これに反して、薬物入浴剤治療は、患者が春と秋には風を避けると共に熱を保った状態で治療されることを必要とする一方で、これらの疾病をもつ殆どの患者が一般に先端神経症(acronymic)および運動不能症をわずらっている。これらの理由により、患者が在宅あるいは近くの病院または診療所で医師の指示の下で治療および看護を受けることが可能となるならば、患者のあらゆる困難および出費の軽減において治療および診療に対して積極的な意味をもつであろう。上述した事実を考慮して、TMBLの投薬形態は、MBL療法を大多数の患者に提供すると共に患者に奉仕するために、その工業化された薬剤製造を実現するように改善するべきである。
【0004】
「Chinese Journal of Folk Medicine」1997,Vol.3,No.3,p.18におけるジュウキシジャブ(Jiuxi Jabu)の論文「リウマチ様疾患50症例におけるチベットの薬用入浴剤液の治療効果の観察(Observation of Therapeutic Effects of Tibetan Medicated Bath Liquor in 50 Cases of Rheumatoid Disease)」は、5種類の伝統的な薬物、すなわち、ビャクシンClavaum L.、ロドデンドロン、ミリカリアジャーマニカ(L.)、Desv.中国マオク属(Chinese Ephedra)およびアルテミジア(ニカヨモギ)を用いていわゆる「五つの香りを持つ甘露浴」の伝統的な薬剤を含有する入浴剤液を製造したことを報告している。その特定の製造方法は以下の通りである。
【0005】
上述した5種類の中国伝統の薬物を集める。それらを薄片に切断し乾燥した後に、酒造家の酵母菌を醗酵のために添加し、再び、空気により乾燥する。そしてまた、患者の疾病の状態および重大度によって、他の数種の伝統的薬物も添加する。上で得られた混合物を白布袋の中に入れ、一晩水に浸漬し、煎じ出す。ポット中の内容物を半分の体積に濃縮した後、煎じ出された薬物液をバットに注ぎ、薬物袋を元の2/3の体積に再び煎じ出す。その後、煎じ出された薬物液混合物を再びバットに注ぐ。煎じ出しを1/3の体積まで別の時間繰り返す。3回の煎じ出しからの薬物液の全量を混合すると共に、高地オオムギと均質に混合する。このようにして使用準備が整う。
【0006】
こうした種類のMBLを工業生産によって得ることができる場合でさえ、薬剤使用に対する薬物液量が多く、生産のための時間が長く且つ薬物液の体積が大きすぎるという理由で、それを購入し在宅使用する患者にはなお困難がある。従って、患者を入院診療によってのみ治療する必要がある。この理由により、薬用入浴剤液(MLB)の投薬形態は、数名の研究者によって研究されてきた。
【0007】
「中国チベット薬剤および自然開発戦略に関する第1回セミナー(First Colloquium on Chinese Tibetan Drugs and Their Naturally Developing Strategy)」(Papers Collection,pp.23〜31)において、リフーイン(LiFu-Yin)らは、TMBLの調製方法を報告しており、製剤によると、伝統的な粗薬物を選択し、洗浄し、薄片(5〜10mm)に切断し、それを多機能抽出ジャーに入れる。粗薬物全量に対して10倍の量の水を添加する。それを加熱下で1時間抽出する。揮発油および揮発油を含有する留出液の両方を濾過して第1の抽出物を得る。粗薬物の全量に対して6倍の量の水を薬物残留物に添加する。そして再び、それを加熱下でさらに1時間抽出し、濾過して第2の抽出物を得る。その後、粗薬物の全量に対して4倍の量の水を薬物残留物に添加する。それを加熱下で0.5時間抽出し、濾過して第3の抽出物を得る。抽出物の三部分を混合し、減圧下で濃縮してペースト抽出物を形成する。ペースト抽出物を揮発性油および揮発性油を含有する留出液と均質に混合し、この混合物を適する安定剤および補助入浴剤液と合わせて添加する。こうして、2g粗薬物/mlを含有する軟膏を得る。使用時にこの軟膏を希釈してMBLを形成することができる。軟膏の形態を取ったこの薬物の利点は、体積の減少であるけれども、こうした軟膏の含水率はなお60%より高い。体積がなお大きいため、輸送および利用が不便である。加えて、ある量の安定剤を添加すると、結果として幾つかの化学成分が増加し、よって製品は容易にかび臭くなり、保存が悪いと劣化する。上述した欠点は、TMBL治療の開発および用途を限定するであろう。
【0008】
MBLの液体形態およびMBLの軟膏形態における欠点のゆえに、数名の研究者は、それらの投薬形態に関するいっそうの研究をしようとしている。「Chinese Journal of National Medicine」1997,Vol.3,No.1,p.29におけるオツカンキモ(Otkan Qimo)らの論文「モンゴルの薬用入浴剤の調製方法の応用と改良に関する調査(An Exploration for Application and Improvement of Preparative Method of Mongolian Medicated Bath)」には、薬物入浴剤粉末の調製方法が提供されている。先ず第一に、芳香性薬物、鉱物薬物および動物薬物などの、抽出に適していない多くの粗薬物を選択し、粉砕する。ビャクシンClavaum L.、アルテミジア(ニカヨモギ)、中国産マオウ属(Chinese Ephedra)、ミリカリアジャーマニカ(L.)、Desv.ロドデンドロンanthopogonoidesの葉などの一連の植物性薬物を煎じ出しすことにより使用準備が整う。詳細な方法:最初に粗薬物を2時間煎じ出す(薬剤:水=重量で1:5)。濾過液を集め、再び、残留物を6時間煎じ出す。濾過および煎じ出しを薬物液が無色および無味を示すまで4〜5回反復して行う必要がある。薬物液の数バッチを混合し、加熱により濃縮する。ペーストを生成し、冷却のために放置する。水とともに煮るために適さない粉砕済み粗薬物を中に添加する。その後、撹拌、加熱乾燥および粉砕の後に、粉末状材料を形成する。もちろん、異なる種類の疾病に応じて多くの種類の薬物入浴剤粉末を調製することが可能である。薬物入浴剤粉末の利用方法:特定の疾病に応じて、適する薬物入浴剤粉末150〜250g(一服用量/人)を水と混合し、均質に攪拌し煮る。その後、適する温水量を含む浴槽に入れ、均質に撹拌する。こうして入浴が可能となる。この薬物入浴剤粉末の利点は、薬物入浴剤製剤の重量および体積が大幅に減少し、運搬に便利になることである。しかし、欠点としては、有効な成分が加熱乾燥中に破壊しうると共に、有効な揮発性成分がある程度揮発して、多少のロスを生じることである。さらに、使用中の煮沸のみが粗薬物の元の粉末を処理し、よって薬物は、十分にその有効性を発揮できないので無駄が生じる。
【0009】
発明の開示
本発明の目的は、MBLの上述した液体形態およびMBLのペースト形態において存在する欠点、すなわち、重い重量および大きい体積、運搬の不便さ、加熱乾燥中の薬物入浴剤粉末の有効成分の破壊、添加された粗薬物の十分な有効性を発揮せずに多少の無駄を生じること、を克服することである。本発明は、天然薬用植物およびその前処理物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤を提供することであり、その粉末入浴用製剤は、(直接に水に溶解するために)便利に運搬することを可能にし、かつ、便利に利用することを可能にする。要するに、治療効果は高く、無駄が全くない。
【0010】
発明の好ましい実施の形態
本発明は、天然薬用植物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤を調製するための以下の工程を有する調製方法を提供した。すなわち、前処理済み天然植物を抽出容器内に入れる。天然植物からの粗薬物の全量に対して5〜15倍の量の水を添加する。加熱(70℃〜沸点)下で0.5〜24時間の第1の抽出を行って、揮発油および揮発油を含有する留出液を得て、濾過後、第1の抽出物および第1の薬物残留物を得る。その後、天然植物からの粗薬物の全量に対して3〜10倍の量の水を第1の残留物に添加し、加熱(70℃〜沸点)下で0.5〜5時間の第2の抽出を行い、濾過後、第2の抽出物および第2の残留物を得る。その後、天然植物からの粗薬物の全量に対して3〜10倍の量の水を第2の残留物に添加する。加熱(70℃〜沸点)下で0.5〜5時間の第3の抽出を行い、濾過後、第3の抽出物および第3の残留物を得る。三つの抽出物のすべてを合わせて混合する。特徴は、以下の通りである。混合抽出物を真空下で濃縮して、濃縮薬用液を形成し、さらに真空下で濃縮薬用液を凍結乾燥により処理して、固形薬物を形成する。固形薬物を粉砕して薬物粉末を形成するか、あるいは濃縮薬物液を噴霧により乾燥して薬物粉末を形成する。その後、油水分離を通して揮発油を含有する上述した留出液から揮発油を単離する。当初に調製された揮発油と混合した後、混合物を均質混合により粉末状薬物に添加することにより、粉末状製剤が仕上げられる。添加される揮発油の量は少ないので、最終製品は、なお粉末状薬物である。
【0011】
本発明は、天然薬用植物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤を調製するための以下の工程を有する調製方法をさらに提供した。すなわち、粗薬物の全量に対して3〜10倍の量の水を再び第3の残留物に添加する。加熱(70℃〜沸点)下で0.5〜5時間の第4の抽出を行い、濾過後、第4の抽出物を得る。抽出物の四部分を混合し、真空下で濃縮して、濃縮薬用液を形成する。さらに濃縮薬用液を真空下で凍結乾燥により処理して、固形薬物を形成する。固形薬物を粉砕して薬物粉末を形成するか、あるいは濃縮薬物液を噴霧で乾燥して薬物粉末を形成する。その後、油水分離を通して揮発油を含有する上述した留出液から揮発油を単離する。当初に調製された揮発油と混合した後、混合物を均質混合により粉末状薬物に添加することにより、粉末状製剤は仕上げられる。
【0012】
最初に、原料の5〜10倍の量の水を前処理済み原料(天然植物の粗薬物)に添加する。70℃〜沸点の加熱下で1.5〜6時間、第1の抽出を行う。結果は最善である。
【0013】
混合抽出物を濃縮する前記の圧力は、0.01〜0.09MPaであり、0.01〜0.06MPaは好ましい。真空下で混合抽出物を濃縮する温度は60℃〜90℃である。
【0014】
抽出物を混合抽出物体積に対して1/10〜1/2倍の体積になるように濃縮して、濃縮薬用液を形成する。
【0015】
濃縮薬用液を噴霧により乾燥して粉末状薬物を形成する。水蒸気を噴霧気体とし、噴霧気体の圧力は0.1〜1.0MPaであり、乾燥温度は60℃〜500℃である。
【0016】
濃縮薬物液に対する凍結乾燥を10〜800Paの圧力下で行って、凍結乾燥温度は−5℃〜−50℃である。
【0017】
調製された粉末状薬物中の含水率は、粉末状薬物の全量に対して5〜10%である。
【0018】
乾燥粉末状薬物を形成するために、濃縮薬物液に対して噴霧乾燥中に、濃縮薬物液が遠心噴霧により熱空気チャンバ中に噴霧され、60℃〜400℃の熱空気が乾燥媒体として使用される。瞬間熱交換に続く乾燥により、粉末状薬物が形成する。噴霧乾燥温度は200℃〜400℃である。
【0019】
天然植物からの原料の前記の前処理は、以下の通りである。天然植物からの粗薬物は適正特性を有する原料が選択される。粗薬物を水で洗浄し、空気中で乾燥し、5〜20mmのサイズ(5〜10mmのサイズが好ましい)の薄片に切断する。幾つかの粗薬物を高温抽出の前に再び浸漬しなければならない。そのために加熱下で抽出する時に薬物を溶解することが有利である。浸漬時間は、粗薬物の特性に応じて決まる。例えば、30〜40分浸漬すれば十分である原料もあり、12〜24時間浸漬する原料もあることは当業者に対して知られている知識である。場合によっては、浸漬後の水を最初に添加した水の一部として利用できる。薄片状粗薬物を洗浄し、空気中で乾燥してからしばらくした後、酵母菌で醗酵を行い空気中で再び乾燥する必要がある。一般に、MBLは、使用前に酵母菌による発酵を必要とする。発酵させるとリウマチ疾患、分娩後痙攣、卒中後遺症および皮膚炎の治療効果がより良好になる。特定の調製方法は以下の通りである。薄片状粗薬物を蒸し器に添加して30〜60分煮る。蒸し器内の内容物を取り出し、空気中で30〜40℃に冷却する。酵母菌をそれと混合した後、アルコール臭が出るまで、30℃〜40℃(30℃〜40℃に保持)で48〜72時間、混合物を放置する。リウマチ性関節炎を治療するための例えば、ロドデンドロン anthopogonoides、ミリカリアジャーマニカ(L.)Desv.、ビャクシンClavaum L.、中国産マオウ属(Chinese Ephedra)、アルテミジアの一種、Yanthoceras sorbifolia Bungeなどの六つの粗薬物を酵母菌で3日間醗酵させる(「チベット薬用入浴剤の治療による慢性関節リウマチの223症例の臨床観察(Clinical Observation on 223 Cases of Pheumatoid arthritis by Treatment with Tibetan Drug Bath)」,「Chinese Journal of National Medicine」1997,Vol.3,No.2,p.15」を参照すること)。上述した前処理方法は当業者に知られている。前処理用の水としては、水道水と井戸水または蒸留水およびイオン交換水を使用可能である。後者の二つの水は、人工的な方法で処理されたより純粋な水である。
【0020】
幾つかの植物性粗材料から活性成分の抽出が難しいので、第3の薬物残留物に水を添加することが必要である。水の量は、天然植物からの粗材料の全量に対して3〜10倍である。70℃〜沸点の加熱下で0.5〜5時間の第4の抽出を行う。濾過後、第4の抽出物および第4の薬物残留物を得る。場合によって、第5、第6および第7の抽出を行う必要があり、抽出の回数は、特定の状況に応じて決まり、最後に、薬物残留物を捨てる。第1、第2、第3および第4の抽出物あるいは第1、第2、第3、第4、第5・・・の抽出物を混合すると共に、減圧下で濃縮した後、凍結乾燥および粉砕または噴霧乾燥を行って粉末状薬物を形成する。最後に、揮発油を粉末状薬物に添加する。天然植物からの粗材料のすべては、異なる含有率の揮発油を含有しているが、低含有率の粗材料は抽出する価値がない。その場合には、抽出中に揮発油を集め、その後、揮発油を粉末状薬物に添加する手順を省きうる。
【0021】
幾つかの植物性粗材料の活性成分に応じて、第1の抽出のみあるいは第1および第2の抽出を行うことにより、水により容易に抽出されうる。抽出時間は植物性粗薬物の特性に依存する。
【0022】
天然植物からの前処理済み粗材料に先ず水を添加する時、天然植物からの粗材料の全量に対して5〜15倍、好ましくは5〜10倍の量の水を添加する。第1の抽出は70℃〜沸点の加熱下で1.5〜6時間が好ましい。減圧下での濃縮する圧力は0.01〜0.09MPa、好ましくは0.01〜0.06MPaである。減圧下での濃縮温度は60℃〜90℃である。減圧下での濃縮液体積は、抽出物体積の1/10〜1/2倍である。減圧下での濃縮抽出液の凍結乾燥圧力は10〜800Paである。凍結乾燥温度は−5℃〜−50℃である。粉末状薬物の含水率は5〜10%である。濃縮抽出液に対する噴霧乾燥中、水蒸気を噴霧用の噴霧気体とし、噴霧の圧力は0.1〜1.0MPaである。乾燥温度は60℃〜500℃、好ましくは200℃〜400℃である。加えて、噴霧乾燥する時、濃縮抽出液を遠心噴霧により熱空気チャンバ中に噴霧し、60℃〜400℃の熱空気を乾燥媒体とする。瞬間の熱交換に続き、粉末状薬物が形成される。揮発油を薬物粉末に添加する。
【0023】
抽出用の容器は、煎出ポット、多機能抽出ポットである。その両方は水凝縮器を有する。水での第1の抽出中、揮発油および水は凝縮液として凝縮する。油水分離器で揮発油を分離し、使用のために瓶に入れる。最後に、揮発油を粉砕された粉末状薬物に添加する。凍結乾燥後、粉末状製品が形成される。
【0024】
本発明の方法および異なる疾病の症例により、異なる植物性粗材料の組成物から製造される粉末状薬物を様々な疾病のために用いる。
【0025】
本発明の方法により調製された粉末状薬物において、粉末状薬物の各グラムは、粗材料の10gに等しい活性成分を含有する。活性種の量は、知られている方法によって製造される製剤中の粗材料からの活性成分の含有量を大幅に上回った。
【0026】
本発明によって提供される方法の利点は以下の通りである。
1.本発明の方法は、知られている方法より安定であり、得られた薬物粉末は、より品質が高いと共に、品質を制御することができる。これらの要素は治療効果を保証するために好適である。検出標準を品質検査のために設定することができる(上述した三つの方法は標準品質(astoquality)をもたない)。薬物および活性成分の含有率は、製品、すなわち、TMBLの粉末状薬物の品質を保証するために測定することができる。
2.本発明の方法が真空下での凍結および噴霧乾燥の近代的な技術を用いるため、薬物のより良好な治療効果および長い貯蔵期間をもたらす天然植物からの活性成分を効果的に保存できるのみでなく、粗材料の比率も大幅に高められる。従って、この薬物は家庭用に便利である。
3.本発明の方法により調製される粉末状薬物の製品に一切の化学的合成安定剤を添加することは不要である。従って、用いる時にのみ温水を添加するので薬物は安全で便利である。本発明の投薬形態の改善は、TMBLの製造における工業化を実現するように推進する。
【0027】
本発明をさらに説明するために以下の実施例を用いるが、実施例は本発明に対する一切の限定を生じさせようとするものではない。
実施例1:関節痛症候群の治療のための薬用入浴剤粉末の調製
本処方箋調剤中の天然植物からの粗材料は、ウコギ(Acanthpanax bark)20g、Piper Kadsura(shoisy)Ohwi 20g、Tou Feng Cao(ハーブの一種)20g、アンゼリカ(Angelica)10g、グリーンタンジェリンピール(green tangerine peel)10g、パパイヤ10g、ヒゲノカズラL.10gを含む。
【0028】
先ず、上述した植物性粗材料を以下のような方法で前処理する。
【0029】
適格な粗材料を選択し、水で洗浄し、空気中で乾燥し、6mmのサイズの薄片に切断し、12時間水に浸漬する。上述し前処理した粗材料を多機能抽出ポットに入れる。最初に水を添加する。添加される水は、粗材料の全重量の9倍、5倍、3倍または10倍の量の飲料用井戸水である。
【0030】
70℃〜沸点の加熱下で3時間、0.5時間、または5時間の第1の抽出を行って、その後、揮発油および揮発油を含有する留出液を得る。揮発油を含有する留出液を油水分離によって処理し、得られた揮発油を上述した揮発油と混合し、使用のために瓶に入れる。濾過後、第1の抽出物および第1の薬物残留物を得る。粗材料の全重量の3倍、10倍または5倍の量の水を第1の薬物残留物に添加する。
【0031】
70℃〜沸点の加熱下で1.5時間、0.5時間または5時間の第2の抽出を行う。濾過後、第2の抽出物および第2の薬物残留物を得る。粗薬物の全重量の3倍、10倍または5倍の量の水を第2の残留物に添加する。
【0032】
70℃〜沸点の加熱下で1時間、0.5時間または5時間の第3の抽出を行う。濾過後、第3の抽出物および第3の薬物残留物を得る。もちろん、具体的な条件により、粗薬物の全重量の3倍、10倍または5倍の量の水を第3の残留物に添加することができる。
【0033】
70℃〜沸点の加熱下で水による第4の抽出を行う。最後に残留物を捨て、第1、第2および第3の抽出物、あるいは第1、第2、第3および第4の抽出物を混合し、0.05MPaまたは0.01MPa、あるいは0.06MPaまたは0.09MPaにおける減圧下で濃縮する。減圧下での濃縮温度は70±10℃または90℃である。抽出物の元の体積の1/5、1/10または1/2に薬物液を濃縮する。真空下での凍結乾燥を実施して固形物を形成する。真空下での凍結乾燥圧力は、30Pa、10Paまたは800Paであり、真空下での凍結乾燥温度は、−10℃、−5℃または−50℃である。こうして形成された固形薬物の含水率は、固形薬物の全重量の6.1%、5%または10%である。次に、真空下で凍結乾燥により形成された固形薬物を粉砕して粉末を形成する。上述した揮発油は薬物粉末に均質に混合される。このようにして関節痛症候群の治療用の薬用入浴剤粉末を製造する。
実施例2:リウマチ、リウマチ性関節炎および皮膚病の治療用の薬物入浴剤粉末を調製するための本発明により提供される調製方法の使用。
【0034】
この実施例は、リウマチ、リウマチ疾病および皮膚病を治療するためにチベット人医師によって用いられた薬用入浴剤の混合処方箋調剤を示している。この処方箋調剤において、天然植物からの原料は、ロドデンドロン 100g、アルテミジア Sieversiana Exhart ex Willd 100g、中国産マオウ属(Chinese Ephedra) 100g、Juniperus Clavaum L. 100gおよびミリカリアジャーマニカ(L.)Desv. 100gを含む。
【0035】
先ず、上述した植物性原料を以下のような方法で前処理する。適正な原料を選択し、水で洗浄し、空気中で乾燥し、6mm程度のサイズの薄片に切断する。その後、それを蒸し器に入れて40分煮る。原料を蒸し器から取り出し、空気中で35℃に冷却し、その後、適する量の酵母菌と混合し攪拌する。得られた混合物をアルコール臭が出るまで60時間、35℃に維持する。
【0036】
残りの手順は実施例1の手順と基本的に同じである。違いはMBL中の原料の処方箋調剤、治療すべき病気および粉末形成の方法にある。
【0037】
実施例1における加熱抽出の方法によって、上述した前処理済み原料を加熱下で三回抽出し、抽出物の三部分を混合し、65℃±5℃、0.03MPaの減圧下で濃縮する。薬物液を混合抽出物の体積の(約)1/3倍の体積に濃縮した後、噴霧乾燥を行って固形薬剤を形成する。その条件は以下の通りである。0.4MPa、0.1MPaまたは1.0MPaの圧力下水流がで霧状気体として利用される。噴霧乾燥温度は、400℃、60℃、500℃または200℃である。その後、乾燥済み固形薬物を薬物粉末に粉砕する。もう一つの方法は次の通りである。濃縮薬物液を噴霧乾燥して粉末状薬物を形成する。薬物液を遠心噴霧により熱空気チャンバ中に噴霧し、60℃〜400℃の熱空気を乾燥媒体として用い、瞬間の熱交換が生じて、濃縮液を乾燥して粉末状薬物を形成する。揮発油をそれに添加する。このようにしてリウマチ、リウマチ性関節炎および皮膚病の治療用の薬用入浴剤粉末が形成される。
実施例3:皮膚病の治療用の薬用入浴剤粉末の調製
調製および操作手順は実施例1の手順と基本的に同じである。違いは薬物成分および治療すべき疾病にある。この実施例は、皮膚病を治療するためにチベット人医師によって用いられた薬用入浴剤の混合処方箋調剤を示している。この処方箋調剤において、天然植物からの粗薬物は、ナンキンハゼ(L.)Roxb 60g、新鮮なクスノキ(L.)Presl 60g、松の葉 60g、ショウキョウ 60gを含む。
【0038】
先ず、上述した植物性粗薬物を以下のような方法で前処理する。良好な品質の上述した粗薬物を水で洗浄し、空気中で乾燥し、9mm程度の薄片に切断すれば使用可能である。
【0039】
天然植物からの前処理された粗薬物を多機能ポットに入れ、粗薬物の全重量の10倍の量の水を添加する。沸点に加熱して6時間の第1の抽出を行って、揮発油および留出物を得る。揮発油を含有する留出物を油水分離によって処理する。留出物から揮発油を得て、上述した揮発油と混合し、瓶に入れる。濾過後、第1の抽出物および第1の残留物を得る。粗薬物の全量に対して7倍の量の水を第1の残留物に添加する。沸点に加熱して1.5時間の第2の抽出を行う。濾過後、第2の抽出物および第2の残留物を得る。粗薬物の全量に対して4倍の量の水を第2の残留物に添加する。沸点に加熱して0.7時間の第3の抽出を行う。濾過後、第3の抽出物および第3の残留物を得て、第3の残留物を捨てる。第1、第2および第3の抽出物を混合し、減圧下で濃縮する。減圧下での濃縮圧力が0.07MPaである一方で、減圧下での濃縮温度は70℃±5℃である。混合抽出物の体積の0.15倍の体積に薬物液を濃縮後、真空下で凍結乾燥を行って固形薬物を形成する。真空下での凍結乾燥圧力は50Paであり、凍結乾燥温度は−25℃である。形成した固形薬物粉末の含水率は7%である。そして再び、真空下での凍結乾燥によって形成された固形薬物を粉砕して薬物粉末を形成する。最後に、上述した瓶中の揮発油を薬物粉末に添加し、製品を均質に混合する。このようにして皮膚病の治療用の実施例の薬物入浴剤粉末は、形成される。

Claims (12)

  1. ウコギ、フトウカズラ、トウフェンカオ(Tou Feng Cao)、アンゼリカ、グリーンタンジェリンピール、パパイヤ、およびヒゲノカズラの混合物、ロドデンドロン、アルテミシア、中国産マオウ、ミヤマビャクシン、およびミリカリアジャーマニカの混合物、または、ナンキンハゼ、新鮮なクスノキ、松の葉、およびショウキョウの混合物からなる混合物群から選択された天然植物であって、前処理済みの前記天然植物を抽出するために容器に入れ、前記天然植物からの粗薬物の全量に対して5〜15倍の量の水を添加し、加熱(70℃〜沸点)下で0.5時間〜24時間の第1の抽出を行って、揮発油および揮発油を含有する留出液を得て、濾過後に、第1の抽出物および第1の薬物残留物を得て、
    その後、前記天然植物からの粗薬物全量に対して3〜10倍の量の水を前記第1の薬物残留物に添加し、加熱(70℃〜沸点)下で0.5時間〜5時間の第2の抽出を行って、濾過後に、第2の抽出物および第2の残留物を得て、
    その後、前記天然植物からの粗薬物の全量に対して3〜10倍の量の水を前記第2の残留物に添加し、加熱(70℃〜沸点)下で0.5時間〜5時間の第3の抽出を行って、濾過後に、第3の抽出物および第3の残留物を得て、
    三つの抽出物のすべてを合わせて混合し、混合抽出物を真空下で濃縮して濃縮薬用液を形成し、さらに真空下で凍結乾燥により前記濃縮薬用液を処理して固形薬物を形成し、固形薬物を粉砕して薬物粉末を形成するかあるいは前記濃縮薬用液を噴霧で乾燥して薬物粉末を形成し、
    その後、揮発油を含有する上述した留出液から水分離を介して油を単離し、得られた油を使用準備が整っている当初に調製された揮発油と混合し、この混合された揮発油が粉末状の前記薬物に均一に添加されることにより、粉末状の前記薬物が仕上げられることを特徴とする天然薬用植物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤の調製方法。
  2. 前記粗薬剤の全量に対して3〜10倍の量の水を前記第3の残留物に再び添加し、加熱(70℃〜沸点)下で0.5時間〜5時間の第4の抽出を行って、濾過後に、第4の抽出物を得て、
    その後、抽出物の四部分(第1、第2、第3および第4)を混合し、真空下で濃縮して濃縮薬用液を形成し、さらに真空下で凍結乾燥により前記濃縮薬用液を処理して固形薬物を形成し、固形薬物を粉砕して薬物粉末を形成するかあるいは前記濃縮薬物液を噴霧で乾燥して薬物粉末を形成し、
    その後、揮発油を含有する上述した留出物から水分離を介して油を単離し、得られた油を使用準備が整っている当初に調製された揮発油と混合し、この混合された揮発油が粉末状の前記薬物に均一に添加されることにより、粉末状の前記薬物が仕上げられることを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  3. 前記天然植物からの粗薬物の全量に対して5〜15倍の量の水を前記天然植物の粗薬物に先ず添加し、加熱(70℃〜沸点)下で1.5〜6時間前記第1の抽出を行うことを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  4. 前記混合抽出物を濃縮する減圧下での圧力が0.01〜0.09MPaであり、温度が60℃〜90℃であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調製方法。
  5. 前記混合抽出物を濃縮する減圧下での圧力が0.01〜0.06MPaであることを特徴とする請求項4に記載の調製方法。
  6. 前記濃縮薬物液は、前記濃縮薬物液の体積が前記混合抽出物に対して1/10〜1/2の体積となるように形成されることを特徴とする請求項4に記載の調製方法。
  7. 噴霧気体として水蒸気を噴霧することにより粉末状の前記薬物を形成するために前記濃縮薬用液を乾燥する時の乾燥圧力が0.1〜1.0MPaであり、温度が60℃〜500℃であることを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  8. 前記濃縮薬用液を凍結乾燥する前記真空下での圧力が10〜800Paであり、温度が−5℃〜−50℃であることを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  9. 形成された粉末状の前記薬物中の含水率が粉末状の前記薬物の全重量に対して5〜10%であることを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  10. 前記濃縮薬物液を噴霧乾燥して粉末状の前記薬物を形成する時に、前記濃縮薬物液を遠心噴霧器で熱空気チャンバに向け噴霧し、60℃〜400℃の熱空気が乾燥媒体として使用され、瞬間の熱交換が生じ、粉末状の前記薬物を乾燥により形成することを特徴とする請求項1に記載の調製方法。
  11. 噴霧で前記濃縮薬物液を乾燥し粉末状の前記薬物を形成するための温度が200℃〜400℃であることを特徴とする請求項7に記載の調製方法。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の調製方法によって調製されることを特徴とする天然薬用植物からの活性成分を有する粉末入浴用製剤。
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