JP4384586B2 - 液圧式アクチュエータ及び車両用サスペンション装置 - Google Patents
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Description
この場合、液圧機構内の液圧を増加させる際には液圧ポンプから液圧を供給し、液圧機構内の液圧を減少させる際にはその余剰液圧をオイルタンク内に放出することが考えられる。またこのとき、液圧ポンプと各液圧機構との間にはそれぞれ逆止弁が設けられると共に、各液圧機構にはそれぞれアキュムレータ及び減衰器等が接続されることが一般的である。
しかしながら、上述のような構成では、液圧放出によるロスが多く、かつ液圧回路の構成部品増による損失及び重量増もあることから、このような点の改善が要望されている。
そこでこの発明は、車高調整制御と車両姿勢制御とを両立させつつ液圧回路の簡素化を図ることができる液圧式アクチュエータ及びこれを用いた車両用サスペンション装置を提供する。
液圧式アクチュエータにおけるピストンが移動すると、一方の液室及びこれに接続された主液圧式シリンダの主液室内の液圧が増加すると共に、他方の液圧及びこれに接続された主液圧式シリンダの主液圧室内の液圧が減少する。また、ピストンの軸方向長さが増減すれば、各主液圧式シリンダの初期液圧、換言すれば初期作動位置が増減する。
また、この発明によれば、単一の液圧式アクチュエータを用いて、各クッションユニットの主液圧式シリンダ間で液圧を供給し合って車両の姿勢をロスなく制御できると共に、液圧式アクチュエータのピストン長を増減させ各主液圧式シリンダの初期作動位置を増減させて車高を調整できる。すなわち、車両姿勢制御と車高調整制御とを両立させつつ液圧回路の簡素化を図ることができる。
ピストンロッド8の上部には、コイルスプリング6の上端部を支持するアッパスプリングシート11が固定される。一方、シリンダ7の中間部には、コイルスプリング6の下端部を支持するロアスプリングシート12が、後に詳述する油圧式ジャッキ(主液圧式シリンダ)13を介して固定される。これら各スプリングシートに挟み込まれるようにしてコイルスプリング6が保持されることで、該コイルスプリング6がダンパー5と共に伸縮可能とされる。
ジャッキベース14Aの上部は、第一シリンダ15内にその下部開口から入り込んで該第一シリンダ15にオイルシール等を介して内接する第一ピストン14とされ、該第一ピストン14が第一シリンダ15内に入り込むことで、第一シリンダ15内に環状の第一油室(主液室)16が形成される。また、ジャッキベース14Aの下部には、第一油室16内への第一油圧流出入ポート18が設けられる。
アクチュエータ20は複動シリンダとしての様相をなすもので、円筒状の第二シリンダ21内にその軸方向に摺動可能な第二ピストンユニット(ピストン)22を配置し、該第二ピストンユニット22の両端側には右及び左の第二油室25,26がそれぞれ形成されると共に、第二シリンダ21の両端部には各第二油室25,26内への第二油圧流出入ポート27がそれぞれ設けられる。以下、アクチュエータ20(第二シリンダ21)の軸方向が図示の如く左右方向に沿うものとして説明する。
ラック部31は、モータ32により駆動されるピニオンギヤ33に噛み合うラック本体34を構成しており、モータ32が正逆回転駆動することで、該ラック部31と共に第二ピストンユニット22全体が第二シリンダ21の軸方向に沿って移動する。なお、モータ32は、不図示のECU(エレクトロニックコントロールユニット)により駆動制御されている。
右側の第二ピストン本体23及びピストンロッド23a内には、第三油室37内に連通する油路38が形成されており、該ピストンロッド32aの先端部には、外部の油圧供給回路41から延びる油圧配管42を接続するためのアダプタ39が設けられる。
油圧ポンプ43は、モータ45により駆動される電動式のもので、その駆動は前記ECUにより制御される。
まず、ステアリング操作角及び車速等の情報に基づいて車両の旋回状態の測定が行われると共に(ステップS1)、車体の左右方向での傾きすなわちロール量の予測がなされる(ステップS2)。
まず、車速情報等に基づいて車両が停止しているか否かの判定がなされ(ステップS11)、車両が停止している(Yes)と判定された場合には、各クッションユニット2,3に設けたセンサ等からの信号に基づいて該各クッションユニット2,3のストローク量を測定すると共に(ステップS12)、該ストローク量が基準範囲内にあるか否かの判定がなされる(ステップS13)。なお、ステップS1において、車両が走行中である(No)と判定された場合には、一旦処理を終了して再度ステップS1から処理を開始する。
ここで、油圧式アクチュエータ20は、第二ピストンユニット22の軸方向長さを変更する長さ変更手段として、油圧式シリンダとしてのラック部31を備えるものである。
この実施例におけるサスペンション装置51は、前記第一実施例におけるサスペンション装置1に対して、油圧式シリンダとしてのラック部31を備えたアクチュエータ20に代わり、ボールネジ機構を用いたラック部81を備えたアクチュエータ70が採用される点でのみ異なるもので、前記実施例の構成と同様の部分には同一符号を付してその説明を省略する。
各クラッチ98,99は電動式のもので、例えば通電時(ON時)には動力伝達を可能とし、非通電時(OFF時)には動力伝達を遮断する。このような各クラッチ98,99の作動は、前記ECUにより制御されている。
この構成においても、上記第一実施例と同様に、車両姿勢制御と車高調整制御とを両立させつつ油圧回路54の簡素化を図ることができるという効果がある。
また、アッパスプリングシート12を油圧式ジャッキにより移動可能な前記伸縮スプリングシートとした構成としてもよい。
さらに、ダンパーとコイルスプリングとが別体とされたサスペンション装置であってもよい。
そして、上記実施例における構成は一例であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
2,3 クッションユニット
6 コイルスプリング
13 油圧式ジャッキ(主液圧式シリンダ)
16 第一油室(主液室)
20,70 油圧式アクチュエータ(液圧式アクチュエータ)
21 第二シリンダ(シリンダ)
22,72 第二ピストンユニット(ピストン)
25,26 第二油室(液室)
31,81 ラック部(長さ変更手段)
Claims (2)
- シリンダ内のピストンを軸方向に移動させることにより、該ピストン両端側にそれぞれ設けられた液室の一方を加圧すると共に他方を減圧する液圧式アクチュエータにおいて、
前記ピストンの軸方向長さを変更する長さ変更手段を設け、前記長さ変更手段が液圧式シリンダとして構成されることを特徴とする液圧式アクチュエータ。 - 請求項1に記載の液圧式アクチュエータ及び一対のクッションユニットを備える車両用サスペンション装置において、
前記各クッションユニットにおけるコイルスプリングの一端側に、その軸方向に伸縮可能な主液圧式シリンダをそれぞれ配置し、該各主液圧式シリンダの主液室と前記液圧式アクチュエータの両液室とをそれぞれ連通させたことを特徴とする車両用サスペンション装置。
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JP2004325117A JP4384586B2 (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 液圧式アクチュエータ及び車両用サスペンション装置 |
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JP2004325117A JP4384586B2 (ja) | 2004-11-09 | 2004-11-09 | 液圧式アクチュエータ及び車両用サスペンション装置 |
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