JP4382371B2 - テレビ放送信号伝送システム及び受信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝送線を介して伝送されてきた複数チャンネルのテレビ放送信号を複数の受信端末に無線にて伝送するテレビ放送信号伝送システム、及び、このシステムを構築するのに好適な受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、衛星放送や地上波放送などのテレビ放送を受信する放送受信アンテナからの受信信号(複数チャンネルのテレビ放送信号)を複数の受信端末に伝送するシステムの一つとして、放送受信アンテナにて受信された放送信号をミリ波帯の周波数にアップコンバートして送信アンテナから送信する送信装置と、この送信装置からの送信電波を受信アンテナにて受信し、その受信信号をダウンコンバートすることにより、放送受信アンテナから出力された元の受信信号(複数チャンネルのテレビ放送信号)を復元して受信端末側に出力する複数の受信装置と、を備えたテレビ放送信号伝送システムが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−18563号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のテレビ放送信号伝送システムを、例えば、マンション等の集合住宅に設置する際には、受信装置は、システムに加入している加入者宅のベランダ等に設置し、その受信装置から加入者宅内の受信端末までテレビ放送信号を伝送することになるが、この場合、受信装置の設置場所を加入者宅に限定するようにすると、例えば、集合住宅の各部屋への入居者の変動に応じて受信装置を設置したり、受信装置を取り外したりしなければならず、そのメンテナンスが面倒になるという問題が生じる。
【0005】
かといって、集合住宅の全ての部屋に受信装置を設置しておくと、システムに加入しない者(つまりシステムの運用に必要な経費を徴収できない者)であっても、受信装置にテレビチューナ等の受信端末を接続することによりシステムから配信されるテレビ放送を視聴できるようになってしまい、正規の加入者から苦情が出ることになる。
【0006】
また、こうした問題を解決するには、一般的なCATVシステムのように、テレビ放送信号にスクランブルをかけて伝送し、システムの加入者に対しては、テレビ放送受信・復調用のセットトップボックスを配ることも考えられるが、このようなセットトップボックスは、受信端末毎に設置しなければならず、受信端末を複数所有する加入者にとっては、セットトップボックスの賃貸料を支払うための金銭的な負担が大きくなるという問題が発生し、システムの管理者にとっては、セットトップボックスの貸し出し、回収等を行わなければならず、集合住宅の各部屋への入居者の変動に応じて受信装置の設置・取り外しを行う場合と同様、システムの管理が面倒になってしまうとか、テレビ放送信号にスクランブルをかけるための設備が必要になるという問題が発生する。
【0007】
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、テレビ放送信号を複数の受信端末に無線にて伝送するテレビ放送信号伝送システムにおいて、テレビ放送信号の無線伝送に用いる受信装置の動作を送信装置側から制御できるようにすることで、受信装置を設置した状態でテレビ放送の視聴管理を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載のテレビ放送信号伝送システムは、伝送線を介して外部から入力された複数チャンネルのテレビ放送信号を、送信側局発信号を用いて、元のテレビ放送信号よりも周波数の高い所定周波数帯にアップコンバートし、そのアップコンバート後の信号を送信アンテナから放射する送信装置と、送信アンテナからの送信電波を受信アンテナにて受信し、その受信信号を受信側局発信号を用いてダウンコンバートすることにより、テレビ放送信号を復元して受信端末側に出力する複数の受信装置とを備える。
【0009】
そして、送信装置は、複数の受信装置の中で予め受信許可された受信装置の識別情報を、テレビ放送信号と略同じ周波数帯でテレビ放送信号とは異なる周波数の制御信号に変換し、その変換後の制御信号をテレビ放送信号と共にアップコンバートして、送信アンテナから放射する。
また、各受信装置は、ダウンコンバート後の制御信号から受信許可された受信装置の識別情報を復元し、その復元した識別情報に自己の識別情報が含まれている場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できるように受信側局発信号の周波数を設定し、復元した識別情報に自己の識別情報が含まれていない場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できないように受信側局発信号の周波数を設定する。
【0010】
つまり、本発明のテレビ放送信号伝送システムにおいては、送信装置側から受信許可された受信装置の識別情報を送信し、受信装置側では、その識別情報から受信装置自身が受信許可されているか否かを判断して、受信許可されていなければ、受信端末側に出力するテレビ放送信号の周波数を、受信端末側でテレビ放送信号を復調できない周波数に設定するのである。
【0011】
従って、本発明のテレビ放送信号伝送システムによれば、例えば、マンション等の集合住宅において、全ての家に受信装置を設置しておき、システムに加入した加入者宅の受信装置からは、受信端末で復調可能なテレビ放送信号を出力させ、システムに加入していない家の受信装置については、受信端末で復調可能なテレビ放送信号の出力を禁止させる、といったことができるようになる。
【0012】
よって、本発明のテレビ放送信号伝送システムによれば、一般的なCATVシステムのように、システムの加入者毎にテレビ放送信号を受信・復調するためのセットトップボックスを配ることなく、受信装置を設置した状態でテレビ放送の視聴管理を行うことができるようになる。
【0013】
また、この視聴管理は、送信装置に対して受信許可された受信装置の識別情報を設定しておくだけで極めて簡単に行うことができ、受信装置の設置・取り外し、あるいは、セットトップボックスの貸し出し・回収、といった面倒な作業を行う必要がないので、システムの管理に要する経費を抑え、加入者の金銭的負担を軽減することができる。
【0014】
ここで、送信装置が送信する識別情報の送信周波数は、送信装置側でテレビ放送信号と一緒にアップコンバートできるように、テレビ放送信号と略同じ周波数帯で、テレビ放送信号と異なる(換言すればテレビ放送信号と重複しない)周波数であればよいが、例えば、送信装置がアップコンバートするテレビ放送信号に、VHF及びUHF帯の地上波テレビ放送信号と、人工衛星からの衛星信号を衛星受信アンテナにて受信した衛星受信信号(所謂BS−IF信号、CS−IF信号等の衛星中間周波信号)とが含まれる場合には、請求項2に記載のように、送信装置が、識別情報を、地上波テレビ放送信号の周波数帯域と衛星受信信号の周波数帯域との間の周波数帯で一定周波数の制御信号に変換するようにすればよい。
【0015】
次に、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のテレビ放送信号伝送システムで用いられ、前記送信装置からの送信電波を受信アンテナにて受信し、該受信信号をダウンコンバートすることにより、テレビ放送信号及び制御信号を復元し、該復元したテレビ放送信号を受信端末側に出力する、受信装置に関する発明である。
【0016】
そして、本発明の受信装置においては、受信側周波数変換手段が、受信信号を受信側局発信号を用いてダウンコンバートし、受信側出力手段が、受信側周波数変換手段にてダウンコンバートされたテレビ放送信号を前記受信端末側に出力し、復調手段が、受信側周波数変換手段にてダウンコンバートされた制御信号から、受信許可された受信装置の識別情報を復元する。
【0017】
また、本発明の受信装置においては、信号出力制御手段が、復調手段にて復元された識別情報に自己の識別情報が含まれているか否かを判断して、復元された識別情報に自己の識別情報が含まれている場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できるように受信側局発信号の周波数を設定し、復元された識別情報に自己の識別情報が含まれていない場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できないように受信側局発信号の周波数を設定する。
【0018】
従って、この請求項3に記載の受信装置によれば、本発明(請求項1又は請求項2)のテレビ放送信号伝送システムを構築できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された実施例のテレビ放送信号伝送システムの構成及びこのシステムで伝送される伝送信号及び無線信号の周波数を説明する説明図である。
【0024】
図1に示すように、本実施例のテレビ放送信号伝送システムは、CATVシステムのヘッドエンド装置2から増幅器4や分岐増幅器5等を介して伝送されてきた複数チャンネルのテレビ放送信号からなる伝送信号を、集合住宅の各家に設けられた1又は複数の受信端末8まで伝送するシステムであり、例えば分岐増幅器5の一つの分岐端子に接続された伝送信号配信用の送信装置10と、集合住宅の各家のベランダ等に設置された複数の受信装置50とを備える。
【0025】
ここで、CATVシステムのヘッドエンド装置2から伝送線を介して端末側に伝送される伝送信号は、VHF帯及びUHF帯の地上波テレビ放送信号を含むCATV放送信号(例えば、周波数:70MHz〜770MHzのCATV放送信号)と、人工衛星(本実施例では放送衛星:BS)からの衛星テレビ放送信号を衛星受信アンテナ(本実施例ではBSアンテナ)にて受信した衛星受信信号(例えば、周波数:1035MHz〜1522MHzのBS−IF信号)とで構成されている。
【0026】
そして、送信装置10は、分岐増幅器5の分岐端子から伝送線(例えば、同軸ケーブル)を介して伝送されてきた伝送信号を、例えば周波数f2が25.25GHzの送信側局発信号を用いて、準ミリ波である26MHz帯の無線信号(詳しくは、例えば、周波数:25.32GHz〜26.02GHz、26.285GHz〜26.772GHzの信号)に変換して、送信アンテナ12から放射する。
【0027】
また、各受信装置50は、送信装置10の送信アンテナ12からの送信電波を受信アンテナ52にて受信し、その受信信号を、送信側局発信号と同一周波数f2の受信側局発信号(例えば、周波数:25.25GHz)を用いてダウンコンバートすることにより、送信装置10でアップコンバートする前の元の伝送信号を復元し、その復元した伝送信号を、伝送線や伝送機器(分配器6、分岐器7等)を介して、各家の受信端末8に出力する。
【0028】
また更に、送信装置10は、CATV放送信号の周波数帯域(70MHz〜770MHz)とBS−IF信号の周波数帯域(1035MHz〜1522MHz)の間の周波数である一定周波数f1(例えば、900MHz)の搬送波を、予め受信許可されている受信装置50の識別情報(本実施例では受信装置50毎に付与されたアドレスを表す所定ビット長のシリアルデータ)で変調(例えば、ASK変調)することにより、各受信装置50に対する制御信号を生成し、その制御信号を他の伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)と一緒にアップコンバートすることで、制御信号を各受信装置50に送信し、各受信装置50は、ダウンコンバート後の制御信号から受信許可された受信装置50のアドレス情報を復調して、その復調したアドレス情報に自己のアドレスが含まれている場合にのみ、ダウンコンバートした伝送信号を受信端末8側に出力するようにされている。
【0029】
なお、受信許可された受信装置50とは、送信装置10からの送信電波をダウンコンバートすることにより伝送信号を復元して受信端末8側に出力することが許可された受信装置50のことであり、本実施例では、その受信装置50のアドレス情報は、ヘッドエンド装置2側から送信装置10に登録できるようになっている。つまり、ヘッドエンド装置2は、システム管理用の管理信号の一つとして、送信装置10に、受信許可された受信装置50のアドレス情報を送信できるようになっており、送信装置10は、ヘッドエンド装置2から自己に対して送信されてきた管理信号からアドレス情報を復調して記憶する。また、ヘッドエンド装置2が端末側に出力する管理信号は、CATV放送信号よりも低い周波数に設定されている。
【0030】
以下、このように動作する送信装置10及び受信装置50の構成並びに各装置10,50で実行される制御処理を図2及び図3を用いて説明する。
まず図2は、送信装置10及び受信装置50の構成を表すブロック図である。
図2に示すように、送信装置10には、CATVシステムの伝送線から伝送信号を取り込むための入力端子T1と、入力端子T1を介して入力された伝送信号の内、CATV放送信号の周波数以上の信号(つまり、CATV放送信号及びBS−IF信号)を通過させるハイパスフィルタ(以下、HPFという)14と、入力端子T1を介して入力された伝送信号の内、ヘッドエンド装置2から送信された管理信号を通過させるローパスフィルタ(以下、LPFという)32とが備えられている。
【0031】
そして、HPF14を通過した伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)は、増幅回路18にて所定レベルまで増幅された後、アップコンバート用のミキサ20に入力される。また、送信装置10には、電圧制御型の可変発振回路(以下、VCOという)40が備えられており、このVCO40から出力される高周波信号の周波数を逓倍回路42にて所定逓倍(例えば、5逓倍)することにより、伝送信号を上述した26GHz帯にアップコンバートするのに必要な所定周波数f2の送信側局発信号を生成するようにされている。
【0032】
そして、この生成された送信側局発信号は、増幅回路18からの出力(CATV放送信号及びBS−IF信号)と共にミキサ20に入力され、このミキサ20にてこれら各信号が混合されることにより、伝送信号が上述した26GHz帯にアップコンバートされる。
【0033】
また、アップコンバート後の伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)は、その信号のみを選択的に通過させるバンドパスフィルタ(以下、BPFという)21を介して、増幅回路22に入力され、この増幅回路22にて所定レベルまで増幅された後、出力端子T2から送信アンテナ12に出力され、送信アンテナ12から無線信号として放射される。
【0034】
なお、VCO40からの出力信号の一部は、分周回路43にて所定分周(例えば、1/2分周)された後、PLL回路46に入力され、PLL回路46は、例えば、発振周波数が10MHzの基準発振回路44からの出力と分周回路43からの出力とを夫々所定分周(例えば、基準発振回路44からの出力を1/20分周、分周回路43からの出力を1/5050分周)することにより取り込み、その取り込んだ各信号の位相が一致するようにVCO40の発振周波数を所定周波数(例えば、5.05GHz)に制御することで、送信側局発信号の周波数f2を一定周波数(例えば、25.25GHz)に制御する。
【0035】
一方、LPF32を通過した管理信号は、復調回路34で復調された後、マイクロコンピュータ等からなる制御回路30に入力される。
制御回路30は、後述の制御信号送信処理(図3(a)参照)を実行することにより、通常時には、メモリ28に予め記憶されたアドレス情報の中から受信許可する各受信装置50毎のアドレス(所定ビット長のシリアルデータ)を順次読み込み、これを変調回路26に出力することにより、変調回路26に、局部発振回路24から出力された一定周波数f2(例えば900MHz)の搬送波を受信許可された各受信装置50のアドレスにて変調(ASK変調)させ、復調回路34でヘッドエンド装置2から当該送信装置10に対して送信されてきたアドレス情報が復調されると、このアドレス情報を最新のアドレス情報としてメモリ28に保存されたアドレス情報を更新する。
【0036】
そして、変調回路26にて変調(ASK変調)された信号は、制御信号として、HPF14と増幅回路18との間の伝送信号の経路上に設けられた方向性結合器16に出力され、この方向性結合器16を介して、伝送信号に重畳される。
この結果、送信装置10においては、CATVシステムの伝送線を介して入力されたCATV放送信号及びBS−IF信号と、変調回路26にて生成された制御信号とが、ミキサ20にて同時にアップコンバートされ、そのアップコンバート後の信号が、送信アンテナ12から無線信号として放射されることになる。
【0037】
一方、受信装置50には、受信アンテナ52からの受信信号を装置内に取り込むための入力端子T3と、この入力端子T3を介して入力された受信信号の中から送信装置10からの送信信号のみを選択的に取り込むためのBPF54と、BPF54を通過した受信信号を増幅する増幅回路56と、VCO60と、VCO60から出力される高周波信号の周波数を所定逓倍(例えば5逓倍)することにより、受信信号をダウンコンバートするのに必要な受信側局発信号を生成する逓倍回路62と、この逓倍回路62から出力される受信側局発信号と増幅回路56で増幅された受信信号とを混合することにより受信信号をダウンコンバートするミキサ58とが備えられている。
【0038】
なお、逓倍回路62は、送信装置10の逓倍回路42と同一構成にされており、VCO60から逓倍回路62に入力される高周波信号は、送信装置側の分周回路43、基準発振回路44、及びPLL回路46と全く同様に構成された、分周回路63、基準発振回路64、及びPLL回路66の動作によって、送信装置10側の逓倍回路42に入力される高周波信号と同一周波数に制御される。
【0039】
従って、ミキサ58に入力される受信側局発信号の周波数は、送信側局発信号と同一周波数f2(例えば、25.25GHz)となり、送信装置10から送信されたアップコンバート後の伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)と制御信号とは、ミキサ58にて、送信装置10側でアップコンバートされる前の元の信号に復元されることになる。
【0040】
また、ミキサ58にてダウンコンバートされた受信信号は、ダウンコンバート後の信号(CATV放送信号、BS−IF信号、及び制御信号)のみを選択的に通過させるBPF68を介して、増幅回路70に出力され、この増幅回路70にて所定レベルまで増幅される。そして、その増幅後の信号は、制御信号を選択的に通過させるためのBPF78と、制御信号の通過を阻止するバンドエリミネータ(BEF)72とにより、制御信号とCATVシステムでの伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)とに分離される。
【0041】
そして、BEF72を通過した伝送信号(CATV放送信号及びBS−IF信号)は、伝送信号の通過経路を導通・遮断する切り換える高周波スイッチ74を介して、増幅回路76に入力され、増幅回路76にて所定レベルまで増幅された後、出力端子T4から受信端末8側へと出力される。
【0042】
また、BPF78を通過した制御信号は、復調回路82でアドレス情報に復調され、その復調後のアドレス情報は、マイクロコンピュータ等からなる制御回路80に入力される。
そして、制御回路80は、後述の制御信号受信処理(図3(b)参照)を実行することにより、復調回路82を介して入力されるアドレス情報の中に、メモリ84に予め登録された当該受信装置50のアドレス(自己アドレス)が含まれているか否かを判断し、自己アドレスが含まれている場合には、高周波スイッチ74をオンすることにより、BEF72から増幅回路76に至る伝送信号の通過経路を導通させ、自己アドレスが含まれていない場合は、高周波スイッチ74をオフすることにより、BEF72から増幅回路76に至る伝送信号の通過経路を遮断して、ダウンコンバート後の伝送信号が出力端子T4から受信端末8へと出力されるのを禁止する。
【0043】
次に、送信装置10の制御回路30にて実行される制御信号送信処理、及び、受信装置50の制御回路80にて実行される制御信号受信処理を、図3(a)及び図3(b)に示すフローチャートに沿って夫々説明する。
まず、図3(a)に示す制御信号送信処理は、送信装置10の制御回路30にて所定時間毎に実行される処理であり、処理が開始されると、まず、S110(Sはステップを表す)にて、ヘッドエンド装置2が当該送信装置10に対して送信したアドレス情報が復調回路34で復調されたか否かを判断することにより、アドレス情報を受信したか否かを判断し、アドレス情報を受信したと判断すると、S120にて、今回受信したアドレス情報を。受信許可された受信装置50を表す最新のアドレス情報であるとして、メモリ28に保存されたアドレス情報を更新する。
【0044】
また、S120にてアドレス情報を更新するか、あるいは、S110にてアドレス情報は受信していないと判断すると、S130にて、メモリ28に保存されたアドレス情報の中から、受信許可された受信装置50の一つを表すアドレス(所定ビット長のシリアルデータ)を読み出し、このアドレスを変調回路26に出力することにより、変調回路26に、そのシリアルデータを一定周波数f2(例えば900MHz)の制御信号に変換させる。
【0045】
この結果、上記のように、受信許可された受信装置50の一つを表すアドレスは、制御信号に変換されて、ミキサ20にて伝送信号と共に26GHz帯にアップコンバートされ、そのアップコンバート後の制御信号は、アップコンバート後の伝送信号と共に、送信アンテナ12から無線にて送信されることになる。
【0046】
そして、このように、S140にて、受信許可された受信装置50の一つを表すアドレスから制御信号を生成して送信アンテナ12から送信させると、S150に移行し、当該処理を開始した後、S130の処理によってメモリ28に保存されたアドレス情報の中から全てアドレスを読み出したか否か(換言すれば、受信許可されている全ての受信装置50に対する制御信号の送信が完了したか否か)を判断する。
【0047】
そして、S150にて、S130の処理によって全アドレスを読み出していないと判断されると、再度S130に移行して、メモリ28に保存されたアドレス情報の中から未送信のアドレスを読み出し、S140にて、そのアドレスを制御信号として送信させ、逆に、S150にて、S130の処理によって既に全アドレスを読み出しており、受信許可されている全ての受信装置50に対する制御信号の送信が完了していると判断されると、当該制御信号送信処理を一旦終了する。
【0048】
次に、図3(b)に示す制御信号受信処理は、受信装置50の制御回路80にて繰り返し実行される処理であり、処理が開始されると、まず、S210にて、送信装置10から送信された制御信号を受信したか否か(詳しくは復調回路82にて受信許可された受信装置50のアドレスが復調されたか否か)を判断する。
【0049】
そして、S210にて、制御信号を受信したと判断されると、続くS220にて、今回受信した制御信号が表すアドレスは、当該受信装置50に付与され、メモリ84に記憶された自己アドレスであるか否かを判断し、受信したアドレスが自己アドレスであれば、S230に移行して、現在、高周波スイッチ(図2ではSWと記載)74はオフ状態であるか否かを判断する。
【0050】
次に、S230にて、高周波スイッチ74がオフ状態であると判断されると、S240にて高周波スイッチ74をオンすることにより、ダウンコンバート後の伝送信号がBEF72から高周波スイッチ74を介して増幅回路76に出力されるようにした後、S250に移行し、逆に、高周波スイッチ74が既にオン状態であれば、そのままS250に移行する。
【0051】
そして、S250では、自己アドレスを表す制御信号を受信してからの経過時間を計時するためのタイマ(所謂ソフトウェアタイマ等)を初期化し、制御信号受信処理を一旦終了する。
一方、S210にて、制御信号を受信していないと判断されるか、あるいは、S220にて、今回受信した制御信号が表すアドレスは自己アドレスではないと判断されると、S260に移行して、S250で初期化したタイマによる計時時間を読み込み、その計時時間から、前回自己アドレスを表す制御信号を受信してから予め設定された受信許可時間が経過しているか否かを判断する。
【0052】
なお、この受信許可時間は、送信装置10が制御信号送信処理を開始する時間間隔と略同じかそれよりも長い時間に設定されている。これは、受信装置50が受信許可されているにもかかわらず、誤って高周波スイッチ74をオフしてしまうのを防止するためである。
【0053】
次に、S260にて、前回自己アドレスを表す制御信号を受信してから受信許可時間が経過していないと判断された場合には、当該制御信号受信処理を一旦終了し、逆に、S260にて、前回自己アドレスを表す制御信号を受信してから受信許可時間が経過していると判断された場合には、S270に移行して、現在、高周波スイッチ74はオン状態であるか否かを判断する。
【0054】
そして、S270にて、高周波スイッチ74が既にオフ状態であると判断されると、当該制御信号受信処理を一旦終了し、逆に、S270にて、高周波スイッチ74がオン状態であると判断されると、S280にて高周波スイッチ74をオフすることにより、ダウンコンバート後の伝送信号がBEF72から高周波スイッチ74を介して増幅回路76に出力されるのを禁止した後、当該制御信号受信処理を一旦終了する。
【0055】
以上説明したように、本実施例のテレビ放送信号伝送システムにおいては、CATVシステムの伝送線を介して伝送されてきた複数チャンネルのテレビ放送信号からなる伝送信号を、送信装置10側で元の伝送信号よりも周波数の高い26GHz帯の信号にアップコンバートとして、無線にて送信し、受信装置50側では、その無線送信された信号を受信し、その受信信号から、アップコンバート前の元の伝送信号を復元して、受信端末8側に出力するようにされている。
【0056】
そして、送信装置10は、送信装置10からの送信電波が届く範囲に設置された受信装置50の内、受信が許可された各受信装置50のアドレス(換言すれば識別情報)を表すアドレス情報に基づき、受信が許可されたアドレスの受信装置50に対して、そのアドレスに基づき生成した制御信号を送信し、受信装置50側では、その制御信号からアドレスを復元して、送信装置10から自己アドレスが送信されてきたか否かを判断し、送信装置10から自己アドレスが送信されてこない場合には、高周波スイッチ74をオフして、ダウンコンバート後の伝送信号を受信端末8側へ出力するのを禁止するようにされている。
【0057】
従って、本実施例のテレビ放送信号伝送システムによれば、マンション等の集合住宅において、全ての家に受信装置を設置しておき、当該システムに加入した加入者宅の受信装置50からは、受信端末8で復調可能なテレビ放送信号を出力させ、システムに加入していない家の受信装置50については、受信端末8で復調可能なテレビ放送信号の出力を禁止させる、といったことができるようになり、一般的なCATVシステムのように、システムの加入者毎にテレビ放送信号を受信・復調するためのセットトップボックスを配ることなく、受信装置50を設置した状態でテレビ放送の視聴管理を行うことができるようになる。
【0058】
また、この視聴管理は、CATVシステムのヘッドエンド装置2側から、送信装置10に対して、受信許可された受信装置50のアドレスを登録するだけで極めて簡単に行うことができることから、視聴管理に要する経費を抑え、加入者の金銭的負担を軽減することができる。
【0059】
また、本実施例のテレビ放送伝送システムにおいては、送信装置10側から視聴管理のために送信する制御信号の周波数は、送信装置10側から無線送信されるテレビ放送信号の内、CATV放送信号の周波数帯とBS−IF信号の周波数帯との間で放送信号が伝送されない周波数帯内に設定されているため、制御信号を送信することによって、受信端末8側でテレビ放送信号を復調する動作に悪影響を及ぼすことはようなことはなく、しかも、制御信号を、各放送チャンネルのテレビ放送信号と一緒に確実にアップコンバートして、受信装置50側に送信することができる。
【0060】
尚、本実施例の送信装置10において、メモリ28は本発明の記憶手段に相当し、変調回路26は本発明の変調手段に相当し、ミキサ20及びBPF21は本発明の送信側周波数変換手段に相当し、増幅回路22及び出力端子T2は本発明の送信側出力手段に相当する。また、受信装置50において、ミキサ58及びBPF68は本発明の受信側周波数変換手段に相当し、BEF72、高周波スイッチ74、増幅回路76及び出力端子T4は本発明の受信側出力手段に相当し、復調回路82は本発明の復調手段に相当し、制御回路80は本発明の信号出力制御手段に相当する。
【0061】
ここで、上記実施例の説明では、受信装置50において、ダウンコンバート後の伝送信号の出力を禁止できるようにするために、BEF72と増幅回路76との間の伝送信号の経路上に高周波スイッチ74を設け、制御回路80は、この高周波スイッチ74をオン・オフすることによって、伝送信号の出力・停止を切り換えるものとして説明した。
【0063】
しかし、本発明では、上記のようにBEF72と増幅回路76との間の伝送信号の経路上に高周波スイッチ74を設けて、受信装置50からの伝送信号の出力・停止を切り換えるのではなく、伝送信号に含まれる各テレビ放送信号の周波数を、受信端末側で復調できない程度に、正規の周波数からずらすことで、受信端末8側でテレビ放送信号を復調できないようにする。
【0064】
そして、このために、本発明では、例えば、図4に示すように、受信装置50において受信側局発信号の周波数を制御するPLL66の動作を制御回路80側から切り換えることによって、受信側局発信号の周波数を、正規の周波数であるf2から、これとは異なる周波数f3に変更する。
【0065】
つまり、例えば、PLL回路66が、基準発振回路64からの出力を1/20分周し、且つ、分周回路63からの出力を1/5050分周することにより、各信号を取り込み、その取り込んだ各信号の位相が一致するようにVCO40の発振周波数を制御することで、受信側局発信号の周波数を、送信側局発信号と同じ周波数f2(25.25GHz)に制御するようにされている場合、制御回路80側から、PLL回路66が分周回路からの出力を取り込む際の分周値を、1/5053に変更することによって、受信側局発信号の周波数を、送信側局発信号と同じ周波数f2から、この周波数f2よりも15MHz高い周波数f3(25.265GHz)に切り換える。この結果、受信端末8側では、周波数f3の受信側局発信号を用いてダウンコンバートされたテレビ放送信号を復調することができなくなる。
【0066】
尚、このように、受信側局発信号の周波数を送信側局発信号の周波数と異なる周波数f3に切り換える場合、その周波数f3と正規の周波数f2との周波数のずれは、伝送信号に含まれるテレビ放送信号1チャンネルの帯域幅を整数倍した周波数にすると、受信端末8側で、正規のチャンネル数とは異なるチャンネルでテレビ放送信号を復調できることになるので、テレビ放送信号1チャンネルの帯域幅の略半分の周波数を奇数倍した周波数に設定することが望ましい。
【0067】
つまり、上記説明では、周波数f2と周波数f3とのずれは15MHzとしているが、これは、現在、地上波テレビ放送信号の1チャンネルの帯域幅が6MHzで、BS−IF信号の1チャンネルの帯域幅が約30MHzであるため、各信号の帯域幅の略半分の周波数となる3MHzと15MHzに基づき、3MHzの5倍、15MHzの1倍となる周波数である15MHzを、周波数f2と周波数f3とのずれとして設定したためである。
【0068】
また、図4に示す受信装置50において、制御回路80が受信側局発信号の周波数を制御する際の動作としては、図3(b)に示した制御信号受信処理のS230、S240、S270、S280での処理を、図5に示す如く変更すればよい。
【0069】
つまり、S230では、現在、受信側局発信号の周波数をf2に設定しているか否かを判断し、受信側局発信号の周波数がf2でなければ、S240にて、PLL回路66の分周値を受信側局発信号の周波数がf2になるように制御するようにし、S270では、現在、受信側局発信号の周波数をf3に設定しているか否かを判断し、受信側局発信号の周波数がf3でなければ、S280にて、PLL回路66の分周値を受信側局発信号の周波数がf3になるように制御するようにすればよい。
【0070】
また、図4に示す受信装置50の場合、受信側局発信号の周波数をf2からf3に切り換えると、制御信号の周波数も変化するので、BPF78の信号通過帯域幅及びBEF72の信号阻止帯域幅は、制御信号の周波数が変化しても制御信号を通過或いは阻止できるように広く設定しておく必要がある。
【0071】
そして、このようにBPF78の信号通過帯域幅を広く設定しておけば、受信側局発信号の周波数が変化しても、受信側局発信号を復調回路82に入力でき、復調回路82側では、入力信号の振幅から制御信号を変調する前のアドレスを正確に復元することができるようになる。
【0072】
一方、上記実施例では、送信装置10には、CATVシステムのヘッドエンド装置2から伝送されてきた複数のテレビ放送信号(つまり伝送信号)が入力され、送信装置10は、この伝送信号をアップコンバートして送信アンテナ12から送信するものとして説明したが、例えば、送信装置10には、VHFアンテナ、UHFアンテナ、BSアンテナ、或いはCSアンテナ等からの受信信号を伝送線を介して直接入力し、送信装置10が、その入力された各受信信号(テレビ放送信号)をアップコンバートして送信アンテナ12から送信するようにしたテレビ放送信号伝送システムであっても、本発明を適用して、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0073】
また、上記実施例では、送信装置10は、入力端子T1に入力されたテレビ放送信号を26GHz帯の信号にアップコンバートするものとして説明したが、例えば、60GHz帯のミリ波信号にアップコンバートし、受信装置50側ではその60GHz帯のミリ波信号をダウンコンバートするようにしたテレビ放送信号伝送システムであっても、本発明を適用して、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のテレビ放送信号伝送システムの構成及びこのシステムで伝送される伝送信号及び無線信号の周波数を説明する説明図である。
【図2】 実施例のテレビ放送信号伝送システムを構成する送信装置及び受信装置の構成を表すブロック図である。
【図3】 送信装置及び受信装置の制御回路で実行される制御信号送信処理及び制御信号受信処理を表すフローチャートである。
【図4】 受信装置の他の構成例を表すブロック図である。
【図5】 図4に示した受信装置の制御回路で実行される制御信号受信処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
2…ヘッドエンド装置、4…増幅器、5…分岐増幅器、6…分配器、7…分岐器、8…受信端末、10…送信装置、12…送信アンテナ、14…HPF、16…方向性結合器、18…増幅回路、20…ミキサ、21…BPF、22…増幅回路、24…局部発振回路、26…変調回路、28…メモリ、30…制御回路、32…LPF、34…復調回路、40…VCO、42…逓倍回路、43…分周回路、44…基準発振回路、46…AGC回路、46…PLL回路、50…受信装置、52…受信アンテナ、54…BPF、56…増幅回路、58…ミキサ、60…VCO、62…逓倍回路、63…分周回路、64…基準発振回路、66…PLL回路、68…BPF、70…増幅回路、72…BEF、74…高周波スイッチ、76…増幅回路、78…BPF、80…制御回路、82…復調回路、84…メモリ。
Claims (3)
- 伝送線を介して外部から入力された複数チャンネルのテレビ放送信号を、送信側局発信号を用いて、該テレビ放送信号よりも周波数の高い所定周波数帯にアップコンバートし、該アップコンバート後の信号を送信アンテナから放射する送信装置と、
前記送信アンテナからの送信電波を受信アンテナにて受信し、該受信信号を受信側局発信号を用いてダウンコンバートすることにより、前記テレビ放送信号を復元して受信端末側に出力する複数の受信装置と、
を備えたテレビ放送信号伝送システムであって、
前記送信装置は、前記複数の受信装置の中で予め受信許可された受信装置の識別情報を、前記テレビ放送信号と略同じ周波数帯で前記テレビ放送信号とは異なる周波数の制御信号に変換し、該変換後の制御信号を前記テレビ放送信号と共にアップコンバートして、前記送信アンテナから放射するよう構成され、
前記各受信装置は、前記ダウンコンバート後の制御信号から受信許可された受信装置の識別情報を復元し、該復元した識別情報に自己の識別情報が含まれている場合には、前記受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できるように前記受信側局発信号の周波数を設定し、前記復元した識別情報に自己の識別情報が含まれていない場合には、前記受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できないように前記受信側局発信号の周波数を設定するよう構成されたことを特徴とするテレビ放送信号伝送システム。 - 前記送信装置に入力されるテレビ放送信号は、VHF帯及びUHF帯の地上波テレビ放送信号と、人工衛星からの衛星信号を衛星受信アンテナにて受信した衛星受信信号とを含み、
前記送信装置は、前記識別情報を、前記地上波テレビ放送信号の周波数帯域と前記衛星受信信号の周波数帯域との間の周波数帯で一定周波数の制御信号に変換することを特徴とする請求項1記載のテレビ放送信号伝送システム。 - 請求項1又は請求項2に記載のテレビ放送信号伝送システムで用いられ、前記送信装置からの送信電波を受信アンテナにて受信し、該受信信号をダウンコンバートすることにより、テレビ放送信号及び制御信号を復元し、該復元したテレビ放送信号を受信端末側に出力する受信装置であって、
前記受信信号を受信側局発信号を用いてダウンコンバートする受信側周波数変換手段と、
該受信側周波数変換手段にてダウンコンバートされたテレビ放送信号を前記受信端末側に出力する受信側出力手段と、
前記受信側周波数変換手段にてダウンコンバートされた制御信号から、受信許可された受信装置の識別情報を復元する復調手段と、
該復調手段にて復元された識別情報に自己の識別情報が含まれているか否かを判断して、復元された識別情報に自己の識別情報が含まれている場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できるように前記受信側局発信号の周波数を設定し、復元された識別情報に自己の識別情報が含まれていない場合には、受信端末側でダウンコンバート後のテレビ放送信号を復調できないように前記受信側局発信号の周波数を設定する信号出力制御手段と、
を備えたことを特徴とする受信装置。
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