JP4381803B2 - 磁気抵抗記憶装置(mram)の電流供給部および排出部の構成 - Google Patents

磁気抵抗記憶装置(mram)の電流供給部および排出部の構成 Download PDF

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Description

本特許は、アメリカ仮特許明細書番号60/263、909(2001年1月24日)の特典を主張するものであり、その内容を含むものである。
【0001】
(技術分野)
本発明は、概して、半導体装置に関するものであり、特に磁気抵抗ランダムアクセスメモリー(MRAM)装置の製造に関するものである。
【0002】
(発明の背景)
半導体は、ラジオ、テレビ、および、パーソナルコンピュータ機器などの、電子応用機器用の集積回路に用いられている。半導体装置の1形態として、情報を記憶するために電荷を用いたダイナミックランダムアクセスメモリー(DRAM)およびフラッシュメモリーのような、半導体記憶装置が挙げられる。
【0003】
記憶装置の最近の開発は、半導体技術と磁気学とを組み合わせたスピン電子工学を含んでいる。電子のスピンは、電荷よりもむしろ、「1」または「0」の存在を示すために用いられる。このようなスピン電子装置は、異なる金属層において、互いに直交する導電線を含み、その導電線が磁気積層体(magnetic stack)を間に挟んでいる、磁気抵抗ランダムアクセスメモリー(MRAM)である。導電線が重なる地点は、交差点(cross point)と呼ばれている。導電線の1つを介して流れる電流は、導電線の周りに磁界を引き起こし、磁気極性を、ワイヤ、すなわち導電線に沿った特定の方向に方向づける。他方の導電線を介して流れる電流もまた、磁界を引き起こし、磁気極性の向きを部分的に変えることができる。「0」または「1」で示されたデジタル情報を、磁気モーメントの配列の中に記憶できる。磁気成分の抵抗は、モーメントの配列に応じて変化する。記憶された状態は、成分の抵抗状態を検出することによって素子から読み出される。記憶セル(memory cell)は、行および列を有するマトリクスあるいはアレイ(array)構造で導電線および交差点を配置することによって、構成してもよい。
【0004】
DRAMのような従来の半導体記憶装置と比較して、MRAMの利点は、MRAMが小型に製造されることができ、不揮発性であるという点にある。例えば、MRAMを利用したパーソナルコンピュータ(PC)の「起動」時間は、DRAMを利用した従来のPCのように長くはない。MRAMは、DRAMまたはフラッシュメモリーよりも、集積回路(chip)上の記憶ビット(memory bit)を多く有する記憶装置を備えることができる。つまり、MRAMは、書き換えられる(be refreshed)必要がなく、記憶されたデータを「思い出す」機能を有している。
【0005】
MRAMは、従来の記憶装置とは異なるように機能するので、設計および製造の課題をもたらす。
【0006】
(発明の概要)
本発明は、アレイ内の各記憶セルに対して、抵抗値がほぼ同じである書き込み経路(write path)を備えたMRAM装置を提供する。電流/電圧制御(CVC)回路は、MRAMアレイ内の各記憶セルへの書き込み経路がほぼ同じ長さであり、したがって、書き込み経路の抵抗値がほぼ同じであるように、配置される。
【0007】
以下を含む記憶装置の好ましい実施形態が、開示されている。つまり、この記憶装置には、アレイ内に配置された複数の記憶セル、記憶セルの下に配置され、第1方向に位置づけられた複数の第1導電線、第1および第2導電線の交差点に位置する記憶セルの上に配置され、第2方向に位置づけられた複数の第2導電線、および、電流供給部および電流排出部を含んだ複数のCVC回路が含まれている。CVC回路は、第1および第2導電線の各端部に接続されている。また、記憶セルを、CVC回路のうちの1つから、第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって、アドレス指定できる(addressable)。このCVC回路は、各電流供給部と排出部との間の第1および第2導電線の長さが、アドレス指定される(addressed)各記憶セルについてはほぼ同じであるように、配置されている。
【0008】
また、複数の第1および第2導電線に接続されている記憶セルのアレイを有する記憶装置の好ましい実施形態が、開示されている。この記憶装置には、第1および第2導電線の各端部に接続された少なくとも1つの電流/電圧制御(CVC)回路が含まれている。また、各CVC回路には、電流供給部および電流排出部が含まれている。これらのCVC回路は、CVC回路のうちの1つから、第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって用いられている。また、CVC回路は、対向するCVC回路間の第1および第2導電線の長さが、書き込まれる各記憶セルについてはほぼ同じであるように構成されている。
【0009】
さらに、記憶装置の製造方法の好ましい実施形態が、開示されている。この製造方法には、アレイ内に複数の記憶セルを備える工程と、記憶セルの下に複数の第1導電線を配置する工程と、記憶セルの上に複数の第2導電線を配置する工程と、第1および第2導電線の各端部に、電流供給部および電流排出部を含んだ複数のCVC回路を接続する工程とが含まれている。第1導電線は第1方向に位置づけられ、第2導電線は第2方向に位置づけられ、記憶セルは第1および第2導電線の交差点に位置している。また、この記憶セルを、CVC回路のうちの1つから第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって、アドレス指定できる。また、CVC回路は、各電流供給部と排出部との間の第1および第2導電線の抵抗が、アドレス指定される各記憶セルについてはほぼ同じであるように、配置されている。
【0010】
また、記憶セルのプログラミング方法の好ましい実施形態も、開示されている。このプログラミング方法には、第1電流が、第1導電線によって、記憶セルのアレイを含んだ半導体記憶装置の第1記憶セルを通して流される工程と、第2電流が、第2導電線によって、第2記憶セルを通して流される工程とが含まれている。また、第1および第2導電線の抵抗は、ほぼ同じである。
【0011】
本発明の好ましい実施形態の利点は、MRAMアレイ内の各記憶セルのワード線および/またはビット線に沿った導電書き込み経路の長さがほぼ同じであるように、MRAMにおけるCVC回路を構成している点にある。したがって、アレイ内の記憶セル用の書き込み経路抵抗および書き込み電流は、選択されたワード線またはビット線の位置とは無関係に、ほぼ同じである。このことは、特定の記憶セルに書き込むときに、隣接する記憶セルを妨害しないので、有効である。この妨害は、非常に高い書き込み電流が記憶セルへの書き込みに用いられる際に発生してしまうものである。本発明の実施形態によれば、書き込み経路の長さおよび抵抗値がほぼ同じであるため、書き込み余地(write margin)または選択性が増大する。本発明の好ましい実施形態は、書き込み電流が全てのワード線およびビット線に対してほぼ一定であり、電流経路間の抵抗値が極めて均一なMRAMアレイを提供する。CVC回路は、主ワード線(master wordline)までの抵抗または距離がアレイ内の全記憶セルについて同じであるように、配置されている。本発明の実施形態によれば、少量の電流を必要とするCVC回路を利用できる。
【0012】
(図面の簡単な説明)
本発明の上記特徴は、添付図面との関連において、以下の説明を考慮することによってより明瞭に理解される。図1は、記憶セルを呼び出す(accessing)ために各記憶セルの上下に配置されたワード線およびビット線を用いてアレイ内に配置された磁気積層体記憶セルを有する従来のMRAM装置を示す、透視図である。図2は、長さの異なる様々な記憶セルへの書き込み経路を用いて、アレイの各縁部(edge)にCVC回路を備えたMRAMアレイを示す図である。図3は、アレイの各角部(corner)にCVC回路を備えた結果、異なる記憶セルに対する書き込み経路がほぼ同じ長さとなる、本発明の実施形態を示す図である。図4は、記憶セルアレイ、および、セルアレイ(cell array)の縁部の周りに配置される複数のCVC回路を備えた結果、アレイ内の記憶セルに対して異なる長さの書き込み経路となる、MRAM装置の構成を示す図である。図5は、図4に示したアレイの一側面に位置するCVC回路と、アレイの反対側に位置する他のCVC回路との間の書き込み経路に沿った抵抗を示す回路図である。図6は、アレイの角部にCVC回路を備えた本発明の実施形態を示す図である。図7は、アレイの角部に位置し、対向するCVC回路間の距離を最小にするように配置されたCVC回路を備えた、本発明の他の実施形態を示す図である。図8は、記憶素子アレイ(memory array)の水平縁部(horizontal edge)および垂直縁部(vertical edge)に沿って配置されており、対向するCVC回路間の距離を最小にするように配置されたCVC回路を備えた、本発明の実施形態に基づくMRAM装置の構成を示す図である。
【0013】
異なる図において一致する数字および記号は、別に示す場合を除いて、一致する箇所を指している。これらの図は、好ましい実施形態に関連する様相を明確に示すために描かれており、必ずしも縮尺どおりに示したものではない。
【0014】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
MRAM装置構造の潜在的問題、および、本発明の好ましい実施形態の説明について論じた後、本発明の実施形態の利点についていくつか論じる。
【0015】
MRAM装置を製造するために、通常、磁気金属積層体が集積回路(IC)の製造中の配線工程(back-end-of-line、BEOL)において組み込まれる。磁気積層体は、その間に誘電体薄膜を有する、多くの異なる金属層を含んでいる。磁気積層体全体の厚さは、例えば、数十ナノメートルであってもよい。交差点のMRAM構造として、磁気積層体は、通常、2つの金属配線平面の交点(例えば、互いにある角度で異なる方向に伸びる、金属2(M2)層と金属3(M3)層との交点)に、配置されている。通常、磁気積層体の上端はM2配線層導電線に、下端はM3配線層導電線にそれぞれ接触している。
【0016】
図1に、例えばアルミニウムまたは銅のような導電材料からなる第1および第2方向に伸びる導電線12・22を備えた、従来のMRAM装置10を示す。通常、単結晶シリコンのシリコン上にシリコン酸化物を含んだ、加工中の製品が備えられている(図示せず)。この製品は、他の導電層または他の半導体素子(例えば、トランジスタ、ダイオード等)を含んでいてもよい。例えば、GaAs、InP、Si/Ge、および、SiCのような化合物半導体がシリコンの代わりに用いられてもよい。
【0017】
第1中間面誘電層(first inter-level dielectric layer)(図示せず)が、加工中の製品の上に堆積される。この中間面誘電層は、例えば酸化シリコンを含んでいてもよい。中間面誘電層は、例えばビア(vias)用にパターン化され、エッチングされる。ビアは、例えば、銅、タングステンのような金属、または、他の金属によって充填されてもよい。
【0018】
次に、金属被覆層(例えばM2層)が形成される。導電線12用に銅を用いる場合、通常、導電線12を形成するためにダマシン(damascene)工程が用いられる。誘電体がパターン化され、エッチングされる。そして、M2層内に導電線12を形成するために、溝(trenches)が導体材料によって充填される。
【0019】
次に、磁気積層体14が、導電線12の上に形成される。磁気積層体14は、通常、例えばPtMn、CoFe、Ru、および、NiFeのような材料からなる複数の層を含んだ、第1磁気層20を含んでいる。この第1磁気層20は、硬層と呼ばれることも多い。また、磁気積層体14は誘電層18を含んでおり、この誘電層は、例えばAl23を含み、第1磁気層20の上に堆積されている。誘電層18は、トンネル層と呼ばれることも多い。また、磁気積層体14は、第1磁気層20と同様の材料を有する多層構造を含んだ第2磁気層16、を含んでいる。第2磁気層16は、軟層と呼ばれることも多い。磁気積層体14を形成するために、第1磁気層20、誘電層18、および、第2磁気層16がパターン化される。
【0020】
磁気積層体14の上に、導電線12とは異なる方向に伸びる、例えばM3層内の導電線22が形成される。導電線22が銅を含んでいる場合、通常は再び、ダマシン工程を用いる。誘電層(図示せず)は、磁気積層体14および導電線22の上に堆積される。この誘電層を、導電線22を形成するために導電材料によって充填される溝にパターン化し、エッチングする。あるいは、ダマシン工程以外の工程を、導電線12・22を形成するために用いてもよい。導電線12・22は、記憶素子アレイ10のワード線およびビット線として機能する。
【0021】
磁気積層体14層の順序は逆でもよい。例えば、硬層20を絶縁層18の上に、軟層16をその下に配置してもよい。同様に、ワード線12およびビット線22は、磁気積層体14の上下どちらに配置してもよい。
【0022】
MRAMにおいて、情報は、磁気積層体14の軟磁気層16に蓄積される。情報を蓄積するためには、磁界が必要である。この磁界は、導電線12・22に通電されるワード線電流およびビット線電流によって供給される。CVC回路は、記憶素子アレイ内の各ワード線およびビット線に書き込み電流を供給するために用いられる。CVC回路は大量のシリコン領域を占めている。そして、通常、1つまたはそれ以上のCVC回路が、アレイの各側面に配置される。
【0023】
図2および図3は、アレイの各側面にCVC回路を1つだけ有するMRAMアレイを用いて、本発明の実施形態の概念を示している。図2は、MRAMアレイ10の好ましくない実施形態を示している。このMRAMアレイは、記憶セルアレイ11の端部の中心領域に位置するCVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4によってワード線電流およびビット線電流が供給される。各CVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4は、電流供給部および電流排出部を含んでいる。また、CVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4は、シリコン領域を保護するワード線およびビット線によって共有されている。例えばワード線電流がアレイ11の左側から右側に流れる場合、活性化された左CVC回路CVC4の電流供給部が用いられ、活性化された右CVC回路CVC2の電流排出部が用いられる。
【0024】
書き込み経路の抵抗値は、書き込み経路15A/15Bの長さの関数である。例えば、経路が長い場合、抵抗値は高くなる。また、書き込み経路の長さ/抵抗値は、記憶セル14A/14Bに書き込むために、CVC回路CVC4/CVC2によって供給される書き込み電流量に影響を与える。例えば、書き込み経路15A/15Bが長い場合、書き込み経路15A/15Bに沿った電圧降下が高くなる。これによって、CVC回路CVC4/CVC2の動作点(operation point)が異なってしまう。
【0025】
図2に示したMRAM10構成の好ましくない実施形態の問題点は、アレイ11の個々の記憶セル14A/14Bの書き込み経路15A/15Bの長さが異なっている点にある。例えば、記憶セル14A用の書き込み経路15Aは、記憶セル14B用の書き込み経路15Bよりも長い。書き込み経路15A中の主ワード線(master word line、MWL)23の部分は、書き込み経路15B中のMWL23の部分よりも長い。したがって、書き込み経路15Aの抵抗値は、書き込み経路15Bの抵抗値よりも高い。そして、論理状態を記憶セル14Bに書き込むためよりも高い書き込み電流が、論理状態を記憶セル14Aに書き込むために、対応するCVC回路によって供給される。したがって、アレイ11の個々のMRAM記憶セル14A/14B用の書き込み電流は、均一ではない。なぜなら、書き込み経路の長さが異なることによって、選択されたアレイ11内の記憶セル14A/14Bの位置によって異なる書き込み経路抵抗値を引き起こすからである。
【0026】
本発明の実施形態の目的は、選択された記憶セル14A/14Bの位置に関係なく、MRAMアレイ10の各記憶セル14A/14B用の書き込み電流を均一にすることにある。記憶セル14Aに書き込むために、高すぎる書き込み電流を用いる必要がある場合、隣接する記憶セル14Cに、意図せずに書き込んでしまい、装置10を損傷させ、蓄積された情報を喪失し、および/または、記憶セル14A/14B/14Cに誤った情報を記憶してしまう。
【0027】
本発明の実施形態は、アレイ内の各記憶セルに対して長さおよび抵抗値がほぼ同じである書き込み経路を備えたMRAMの構成を提供することによって、技術的利点を達成する。本発明の実施形態によって、MRAMアレイの記憶セルの書き込み余地または選択性は、書き込み経路の長さおよび抵抗がほぼ同じであるため、増大する。
【0028】
図3に、ワード線およびビット線117/123によってCVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4に接続された記憶セルからなるアレイ111を含んだMRAM装置100を備えた、本発明の好ましい実施形態を示す。CVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4は、アレイ111の角に位置しており、アレイ111の各記憶セル114に対する書き込み経路117の長さおよび抵抗値は、ほぼ同じである。例えば、記憶セル114Aおよび114Bに対する書き込み経路117Aおよび117Bの長さおよび抵抗値は、ほぼ同じである。書き込み経路117Aに関して、アレイ111の左側に位置するMWL123は、アレイ111の右側に位置するMWLよりも長いが、各書き込み経路117の有効な長さは、アレイ111の各記憶セル114についてほぼ同じである。なぜなら、各書き込み経路117に対する垂直方向の距離の総計は、ほぼ同じだからである。したがって、書き込み経路117A/117Bの抵抗値および長さは、書き込まれる記憶セル114A/114Bの位置とは無関係である。
それは、アレイ111の記憶セル114に関して、CVC回路CVC1・CVC2・CVC3・CVC4が斬新に(特にアレイ111の角部に)配置されたからである。
【0029】
図4および図6〜図8は、MRAMアレイの各縁部に位置する1つよりも多いCVC回路を有するMRAMを例証する、本発明の実施形態を示している。図4は、本発明の好ましくない実施形態として、MRAMセルアレイ111の各縁部A・B・C・Dに沿って位置する、いくつかのCVC回路CVC0・CVC1・CVC2・CVC3(CVC0A・CVC0B等として示している)を有するアレイ111を備えた、MRAM200に関する構成を例証している。図4の構成のようにCVC回路を配置することによって、図2に示したMRAMの回路構成と同じ問題が明らかになる。つまり、アレイ211内の記憶セルの書き込み経路の長さが同じではなく、そのために、抵抗値が同じではないという問題がある。
【0030】
MRAM200は、ビット線復号器213およびワード線復号器215を含んでいる。これらの復号器は、書き込まれる記憶セルに対するワード線およびビット線を選択するために用いられるトランジスタX1およびX2に接続されている。通常、ここで説明する本発明の実施形態では、ワード線復号器およびビット線復号器は記憶装置設計(memory design)に含まれているが、各図に必ずしも含まれているわけではない。トランジスタX1は、示されているように、主ビット線(MBLの)MBL0A・MBL1A・MBL2A・MBL3Aに接続されている。同様に、トランジスタX2は、MWLのMWL0A・MWL1A・MWL2A・MWL3Aに接続されている。
【0031】
記憶セル(図示せず)までの書き込み経路の全抵抗は、一定のワード線またはビット線導電線抵抗、および、MWL導電線の使用部分の抵抗を含む。例えば、ワード線WL<127>に対する書き込み経路214Aは、CVC3Dから主ワード線MWL3D(Rvar1)まで、および、MWL3DからWL<127>まで、および、WL<127>(RWL)に沿って継続する水平な導電線212、および、WL<127>からMWL3B(Rvar2)までの水平な導電線を含んでいる。しかし、ワード線WL<124>に対する書き込み経路214Bは、CVC0Dから主ワード線MWL0D(Rvar1)まで、および、MWL0DからWL<124>まで、および、WL<124>(RWL)に沿って継続する部分、そして、WL<124>からMWL0Bまで、および、MWL0Bの長さに沿ってCVC0B(Rvar2)にかけて、の水平な導電線を含んでいる。WL<124>の書き込み経路は、MRAM200の構成におけるWL<127>の書き込み経路よりも長い。なぜなら、経路214Aと214Bとの抵抗Rvar2が、異なっている(例えば、経路214Bの抵抗Rvar2は、経路214Bの抵抗Rvar2よりも大きい。)からである。したがって、異なるワード線214A・214B(およびビット線)の全書き込み経路抵抗は、選択されたワード線またはビット線の位置に応じて異なっている。例えば、WL<124>の書き込み経路214Aの全抵抗は、MWL<0>に対応する関連部分(relevant part)を含んでおり、WL<127>の書き込み経路124Aの全抵抗よりもはるかに高い。
したがって、WL<127>に供給される書き込み電流は、WL<124>に供給される書き込み電流と同じではない。増大する抵抗値によって生じた電圧降下は、電流供給部の電流に影響を与える。
【0032】
図5は、図4に示したアレイ211内の記憶セルの書き込み経路214における抵抗を示す概略図230である。示されているように、電流供給部またはCVC0DのようなCVC回路は、通常、トランジスタX4に接続されるトランジスタX5を含んでいる。基準電圧(reference voltage)Vrefは、トランジスタX5のゲート(gate)に印加され、トランジスタX5のソース(source)は接地されている。トランジスタX4のソースは電圧供給部Vddに接続されている。また、この電圧供給源(voltage source)Vddは、トランジスタX3に接続されている。CVC回路CVC0D用の概略図は典型例であり、本発明の実施形態のCVC回路CVCXY(X=0,1,2,または3、および、Y=A,B,C,またはD。Yは、アレイ211の縁部を示す。)は、他の概略図および構成を代替的に含んでいてもよい。
【0033】
CVC回路CVC0Dは、アレイ211の左側に位置するCVC0Dと、セルアレイ内に描かれた線(etch line)との間の導電性を描いた線(conductive etch line)を表す抵抗Rvar1によって表される水平な導電線に接続されている。
抵抗Rvar1は、概略図に示していないワード線復号器(図4の215)に接続されているWL−SEL−Dトランジスタ(図4のX2)に接続されている。WL−SEL−Dトランジスタは、書き込まれる記憶セルのワード線を選択するために、備えられている。抵抗RWLは、セルアレイ211内の水平な導電ワード線の抵抗を表している。
【0034】
WL−SEL−Bトランジスタは、書き込まれる記憶セルのワード線を選択するために、備えられている。WL−SEL−Bトランジスタは、抵抗Rvar2を有するアレイ211の右側面Bに位置するMWL0Bに接続されている。MWL0Bは、アレイ211の右側に位置するCVC回路CVC0Bの排出部に接続されている。
【0035】
var1の両端の電圧降下はVvar1であり、RWLの両端の電圧降下はVWLであり、Rvar2の両端の電圧降下はVvar2である。
【0036】
図5に示した概略図から明らかな、図4に示した構成の問題点は、アレイ211の異なる記憶セルに対する抵抗Rvar1およびRvar2の値が異なっているという点にある。なぜなら、選択された各記憶セル用の、CVC回路とセルアレイ211との間の導電線の長さが、異なっているからである。このことを、次の方程式で表す。
【0037】
WL=f(VDS=VDD−(Vvar1+Vvar2+VWL+・・・))
各ワード線のワード線書込み電流を同じにできるように、記憶アレイ211の異なるワード線の電圧降下は一定であることが望ましい。
【0038】
var1+Vvar2=const → IWL≒const
電圧降下Vvar1およびVvar2は、図4に示したMRAM200構成では異なっているので、異なる量の書き込み電流IWLが、セルアレイ211の各記憶セルに書き込むために供給される。
【0039】
本発明の実施形態によって、データを指定位置に入れられるワード線の位置とは無関係に書き込み電流を同じにするためには、アレイ211内の各記憶セルに対する書き込み経路の抵抗値がほぼ同じである必要がある、ということが、好適に理解できる。
【0040】
図6は、本発明の好ましい実施形態に関するMRAM装置300の構成を示している。セルアレイ311は、複数の記憶セル(図示せず)を含んでいる。これらの記憶セルを、セルアレイ311のワード線およびビット線312に沿って電流を流すことによってアドレス指定でき、および、書き込みができる、MRAM用の磁気積層体を含んだ記憶セルである。図4に示した構成と同様に、CVC回路CVC0D・CVC1D・CVC2D・CVC3D・CVC0B・CVC1B・CVC2B・CVC3Bは、セルアレイ311の縁に沿ってBおよびDに配置されるのではなく、セルアレイ311の角に配置されている。この構成は、アドレス指定される各記憶セルに対する書き込み経路内の導電線に沿った距離をほぼ同じにすることによって、各記憶セルへの書き込み経路の抵抗をより均一にしている。例えば、CVC回路CVC2DとCVC2Bとの間の書き込み経路332は、CVC0DとCVC0Bとの間の書き込み経路334とほぼ同じ長さである。書き込み経路332・334の両方は、全ワード線およびビット線312の長さを長くする。なぜなら、CVC回路は、セルアレイ311の角に位置しているからである。
【0041】
図6では、アレイ311の角に位置するワード線用のCVC回路を示しているが、本発明の実施形態に従って、CVC回路は、ワード線用またはビット線用、または両方用に、アレイ311の角に配置されていてもよい。
【0042】
本発明の好ましい実施形態に従って、図6に示したMRAM300構成をさらに改良してもよい。注目すべきは、CVC回路からワード線までの距離が、用いられるCVC回路に応じて変化するということである。例えば、CVC回路CVC2D・CVC2Bは、それぞれ、アレイ311から距離336D・336Bの位置に配置されている。距離336D・336Bは、アレイ311からCVC1D・CVC1Bの距離338D・338Bよりも大きい。したがって、書き込み経路332/334の長さの差は、図4に示した構成からかなり改良された設計であるとはいえ、示されているMRAM300の構成に依然として存在している。
【0043】
図7は、図6と同様に、MRAM装置400の角部にCVC回路を有する、本発明の好ましい実施形態を示している。しかしながら、図7では、アレイ内の全記憶セルに対する書き込み経路が等しいことをさらに確実にするために、CVC回路の順序が、1つの角部において逆になっている。
【0044】
図6・図7に示したMRAM300/400構成の他の新たな特徴は、アレイ311/411の上端縁部(top edge)Cに沿ったCVC回路CVC0C・CVC1C・CVC2C・CVC3Cの順序が、アレイ311/411の下端縁部(bottom edge)Aに沿ったCVC回路CVC3A・CVC2A・CVC1A・CVC0Aに対して逆になっていることにある。CVC回路順序を逆にすることによって、アレイ311/411の全記憶セルに対する書き込み経路の長さを等しくすることに有益である。
【0045】
図8は、記憶セルの書き込み経路の抵抗値の差を最小にする、本発明の他の好ましい実施形態を示している。MRAM500の構成は、図6・図7のようにアレイの角部に配置されるのではなく、セルアレイ511の左縁部(left edge)、右縁部(right edge)、上端縁部(top)、および、下端縁部(bottom)に沿って配置されたCVC回路を含んでいる。4つのCVC回路が各縁部に沿って示されているが、2つまたは3つのCVC回路が、本発明の実施形態に従って、各縁部に沿って配置されていることが好ましい。例えば、CVC回路CVC3D・CVC2D・CVC1D・CVC0Dが、上端から下端までセルアレイ511の左垂直側面(left vertical side)Dに沿って配置され、CVC回路CVC0B・CVC1B・CVC2B・CVC3Bが、上端から下端までセルアレイ511の右垂直側面(right vertical side)Bに沿って配置される。同様に、CVC回路CVC3C・CVC2C・CVC1C・CVC0Cは、左から右へ、セルアレイ511の上端側面(top side)Cに沿って配置されており、CVC回路CVC0A・CVC1A・CVC2A・CVC3Aは、上端から下端へ、セルアレイ511の下端側面(bottom side)Aに沿って配置されている。反対側のCVC回路の順序を逆にすることは、アレイ511内の記憶セルへ書き込みための経路の抵抗値がより均一になるので、有効である。なぜなら、例えば、アレイの左側に位置するCVC回路と、アレイの右側に位置するCVC回路との間の距離が、より均一になっているからである。注目すべきは、主ワード線(MWL)および主ビット線(MBL)が、ワード線復号器515またはビット線に対してはビット線復号器513を用いて、アレイ211の様々なワード線(WL0・WL2・WL124・WL127)をアドレス指定するために用いられる。
【0046】
ここで、本発明の実施形態をMRAM装置の応用に関して記載してきたが、本発明の実施形態は、半導体記憶装置の他の形態、特に、記憶セルへの書き込みが例えば電圧を印加するよりもむしろ、電流を流すことによって成し遂げられるような形態にも、有効である。本発明の実施形態は、トランジスタアレイ(transistor array)構造を有するMRAMのように、非交差点(non-cross-point)MRAM装置においても有効である。また、本発明の実施形態は、例えば、複数の積層された(stacked)記憶セルを有するMRAMアレイにおいても有効である。
【0047】
本明細書のいくつかの図では、記憶素子アレイの両方の側面あるいは角に4つのCVC回路が示されている。しかし、1つまたはそれ以上(例えば、4、8、16、または、それ以上)のCVC回路が、本発明の実施形態に従って利用されてもよい。
【0048】
図6および図7では、CVC回路が、ワード線に関してのみ、アレイの角部において示されている。しかし、ワード線、ビット線、または両方のためのCVC回路を、本発明の実施形態に従って、アレイの角部に配置してもよい。
【0049】
本発明の実施形態は、アレイ内の全ての記憶セルに対する書き込み電流がほぼ均一であることを保証する、MRAM装置のCVC回路用の構成であるという技術的利点がある。本発明の実施形態の利点は、MRAMのCVC回路を、各記憶セルに対する書き込み経路がほぼ同じ抵抗値になるように配置する方法を提供する点にある。これによって、各記憶セルに対する書き込み経路の電流は、選択されるワード線および/またはビット線の位置とは無関係に、ほぼ同じになる。このことは、特定の記憶セルに書き込むときに、隣接する記憶セルを妨害しないことを保証するのに有効である。その結果、記憶装置の論理状態をより正確に記憶できるようになる。本発明の実施形態によって、書き込み余地または選択性は、書き込み経路の長さおよび抵抗値がほぼ同じであるので、増大する。本発明の実施形態は、書き込み電流が全てのワード線およびビット線に関してほぼ一定であり、電流経路の長さおよび抵抗値が非常に均一である、MRAMアレイを提供する。このCVC回路は、主ワード線までの抵抗値または距離は最小になるように構成されている。本発明の実施形態によって、少量の電流を必要とするCVC回路を利用することができる。
【0050】
本発明を、例証となる実施形態を参照しながら記載してきたが、この明細書は、限定的な意味で解釈されることを意図していない。本発明の他の実施形態と同様に、例証となる実施形態と組み合わせた様々な変型例が、この明細書を参照することによって、当業者には明らかであろう。さらに、製造工程の順序を、当業者が再構成してもよいし、なおも本発明の実施形態の範囲内であってもよい。したがって、特許請求の範囲は、そのようなすべての変型例または実施形態を含んでいる。さらには、本出願の範囲は、明細書に記載した工程、機械、製造、合成物、手段、方法、および、処理の特別な実施形態に限定したものではない。結果的に、特許請求の範囲は、そのような工程、機械、製造、合成物、手段、方法、または処理の範囲に含むことを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 記憶セルに呼び出すために各記憶セルの上下に配置されたワード線およびビット線を用いてアレイ内に配置された磁気積層体記憶セルを有する従来のMRAM装置を示す、透視図である。
【図2】 長さの異なる様々な記憶セルへの書き込み経路を用いて、アレイの各縁部にCVC回路を備えたMRAMアレイを示す図である。
【図3】 アレイの各角部にCVC回路を備えた結果、様々な記憶セルに対する書き込み経路がほぼ同じ長さとなる、本発明の実施形態を示す図である。
【図4】 記憶セルアレイ、および、セルアレイの縁部の周りに配置される複数のCVC回路を備えた結果、アレイ内の記憶セルに対して異なる長さの書き込み経路となる、MRAM装置の構成を示す図である。
【図5】 図4に示したアレイの一側面に位置するCVC回路と、アレイの反対側に位置する他のCVC回路との間の書き込み経路に沿った抵抗を示す回路図である。
【図6】 アレイの角部にCVC回路を備えた本発明の実施形態を示す図である。
【図7】 アレイの角部に位置し、対向するCVC回路間の距離を最小にするように配置されたCVC回路を備えた、本発明の他の実施形態を示す図である。
【図8】 記憶素子アレイの水平縁部および垂直縁部に沿って配置されており、対向するCVC回路間の距離を最小にするように配置されたCVC回路を備えた、本発明の実施形態に基づくMRAM装置の構成を示す図である。

Claims (20)

  1. アレイ内に配置された複数の記憶セルと、
    上記記憶セルの下に配置され、第1方向に位置づけられた複数の第1導電線と、
    上記記憶セルの上に配置され、第2方向に位置づけられた複数の第2導電線と、
    電流供給部および電流排出部を含んだ複数の電流/電圧制御(CVC)回路とを含み、
    上記記憶セルが、第1および第2導電線の交差点に配置され、
    上記CVC回路が、第1および第2導電線の各端部に接続され、
    上記記憶セルを、上記CVC回路のうちの1つから、第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって、アドレス指定できる記憶装置において、
    上記アレイが、左垂直縁部、右垂直縁部、下端水平縁部、および、上端水平縁部を含み、
    上記複数のCVC回路の一部が、アレイの左右の垂直縁部に沿って配置され、かつ、左垂直縁部のCVC回路の順序が、右垂直縁部のCVC回路の順序と逆になって配置され、
    上記複数のCVC回路の一部が、アレイの上下端の水平縁部に沿って配置され、かつ、
    下端水平縁部のCVC回路の順序が、上端水平縁部のCVC回路の順序と逆になって配置され、
    上記CVC回路は、各電流供給部と排出部との間の第1および第2導電線の長さが、アドレス指定される各記憶セルについて同じであるように配置されていることを特徴とする記憶装置。
  2. 上記アレイが、上端右角部、下端右角部、上端左角部、および、下端左角部を含み、
    上記複数のCVC回路の一部が、上端右角部および下端左角部に配置されており、
    上記複数のCVC回路の一部が、上端左角部および下端右角部に配置されている、請求項1に記載の記憶装置。
  3. 上記上端右角部のCVC回路の順序が、上記下端左角部のCVC回路の順序と逆になっている、請求項2に記載の記憶装置。
  4. 上記上端左角部のCVC回路の順序が、上記下端右角部のCVC回路の順序と逆になっている、請求項2に記載の記憶装置。
  5. 上記第1および第2導電線を通して書き込み電流を流すことにより、各記憶セルにプログラミングできる、請求項1に記載の記憶装置。
  6. 各記憶セルが磁気積層体を含んでいる、請求項5に記載の記憶装置。
  7. 上記装置が、磁気抵抗ランダムアクセスメモリー(MRAM)を含んでいる、請求項6に記載の記憶装置。
  8. 複数の第1および第2導電線に接続される記憶セルアレイを有する記憶装置であって、
    上記記憶装置が、
    上記第1および第2導電線の各端部に接続される少なくとも1つの電流/電圧制御(CVC)回路を含み、
    上記各CVC回路が、電流供給部および電流排出部を含み、
    上記CVC回路が、記憶セルに情報を書き込むために、CVC回路のうちの1つから、第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって用いられる記憶装置において、
    上記アレイが、左垂直縁部、右垂直縁部、下端水平縁部、上端水平縁部を含み、
    上記複数のCVC回路の一部が、アレイの左右の垂直縁部に沿って配置され、かつ、左垂直縁部のCVC回路の順序が、右垂直縁部のCVC回路の順序と逆になって配置され、
    上記複数のCVC回路の一部が、アレイの上下端の水平縁部に沿って配置され、かつ、下端水平縁部のCVC回路の順序が、上端水平縁部のCVC回路の順序と逆になって配置され、
    上記CVC回路は、対向するCVC回路間の第1および第2導電線の長さが、書き込まれる各記憶セルについては同じであるように構成されていることを特徴とする記憶装置。
  9. 上記アレイが、上端右角部、下端右角部、上端左角部、および、下端左角部を含み、
    上記複数のCVC回路の一部が、上端右角部および下端左角部に配置されており、
    上記複数のCVC回路の一部が、上端左角部および下端右角部に配置されている、請求項8に記載の記憶装置。
  10. 上記上端右角部のCVC回路の順序が、上記下端左角部のCVC回路の順序と逆になっており、
    上記上端左角部のCVC回路の順序が、上記下端右角部のCVC回路の順序と逆になっている、請求項9に記載の記憶装置。
  11. 各記憶セルが磁気積層体を含んでいる、請求項8に記載の記憶装置。
  12. 上記記憶装置が、磁気抵抗ランダムアクセスメモリー(MRAM)を含んでいる、請求項11に記載の記憶装置。
  13. 上記記憶装置がトランジスタアレイMRAMを含んでいる、請求項12に記載の記憶装置。
  14. 上記記憶装置がトランジスタアレイMRAMを含んでいる、請求項8に記載の記憶装置。
  15. 上記記憶装置がトランジスタアレイMRAMを含んでいる、請求項10に記載の記憶装置。
  16. アレイ内に複数の記憶セルを生成する工程と、
    上記記憶セルの下に、第1方向に位置づけられた複数の第1導電線を配置する工程と、
    上記記憶セルの上に、複数の第2導電線を、当該第2導電線が第2方向に位置づけられ、上記記憶セルが第1および当該第2導電線の交差点に位置するように配置する工程と、
    上記第1および第2導電線の各端部に、電流供給部および電流排出部を含んだ複数の電流/電圧制御(CVC)回路を接続する工程とを含み、
    上記記憶セルを、CVC回路のうちの1つから第1および第2導電線の反対側の端部に位置するCVC回路に電流を流すことによって、アドレス指定することができ、さらに、
    上記アレイが、左垂直縁部、右垂直縁部、下端水平縁部、および、上端水平縁部を含み、
    上記CVC回路を接続する工程が、上記CVC回路のうちのいくつかを、上記アレイの左右の垂直縁部に沿って配置する工程と、
    上記左垂直縁部のCVC回路の順序を、上記右垂直縁部のCVC回路の順序と逆にする工程と、
    上記CVC回路のうちのいくつかを、上記アレイの上下端の水平縁部に沿って配置する工程と、
    上記下端水平縁部のCVC回路の順序を、上記上端水平縁部のCVC回路の順序と逆にする工程とを含み、
    上記CVC回路は、各電流供給部と排出部との間の第1および第2導電線の抵抗値がアドレス指定される各記憶セルについて、同じであるように配置されることを特徴とする記憶装置の製造方法。
  17. 上記アレイが、上端右角部、下端右角部、上端左角部、および、下端左角部を含み、
    上記CVC回路を接続する工程が、上記CVC回路のうちのいくつかを上記上端右角部および下端左角部に配置する工程と、上記CVC回路のうちのいくつかを上記上端左角部および下端右角部に配置する工程とを含む、請求項16に記載の方法。
  18. さらに、
    上記上端右角部のCVC回路の順序を、上記下端左角部のCVC回路の順序と逆にする工程と、
    上記上端左角部のCVC回路の順序を、上記下端右角部のCVC回路の順序と逆にする工程とを含む、請求項17に記載の方法。
  19. 各記憶セルは、第1および第2導電線を通して電流を流すことによってプログラミングできる、請求項16に記載の方法。
  20. 上記記憶装置が、磁気抵抗ランダムアクセスメモリー(MRAM)を含んでいる、請求項19に記載の方法。
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