JP4381006B2 - タレットパンチプレス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、クラッチを入り切りして駆動側の回転を従動軸に伝達するインデックス装置を備えたタレットパンチプレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タレットパンチプレスにおける本体フレームには円盤状の回転可能な上部タレットと円盤状の回転可能な下部タレットが上下に対向して設けられており、上部タレットには複数のパンチが周方向へ適宜に設けられており、下部タレットには前記各パンチに対応して複数のダイが周方向へ適宜に設けられている。
【0003】
上部、下部タレットには、前記複数のパンチとダイのうち、相対向したパンチとダイにそれぞれパンチとダイを回転する回転金型ホルダが設けられ、これらの回転金型ホルダを駆動せしめるためのインデックス装置が備えられている。
【0004】
インデックス装置としては、例えば、上部、下部タレットに装着された複数のパンチ、ダイのうちの一直線上に位置する2つの回転パンチ及び回転ダイが、上部、下部タレットの側方のタレットパンチプレスのフレームに装着されたサーボモータのごとき駆動装置によって回転駆動されるように構成されている。
【0005】
この場合は、前記2つの各回転金型ホルダにはウォームホイールが設けられ、これらのウォームホイールに噛合するウォームシャフトが上部、下部タレットのほぼ中心を通過する一直線上に設けられている。ウォームシャフトの一端側は、駆動装置で駆動される駆動軸にクラッチ機構を備えたインデックス装置を介して連結、離脱自在に設けられている(特許文献1参照)。
【0006】
あるいは、上部、下部タレット内にそれぞれパンチとダイを回転するためのウォームホイールとウォームシャフトが設けられ、それぞれのウォームシャフトを駆動するための各駆動ボックスがインデックスモータによって同期回転される上下の各シャフトに連結して設けられている。上記の駆動ボックスが各回転金型ホルダのウォームシャフトに対して上下方向に変位自在且つウォームシャフトに連結遮断自在に設けられている。この場合、前者よりも多くの例えば3〜4つの回転金型ホルダを設けることができる。インデックスモータを駆動させてから、駆動ボックスをそれぞれ下降、上昇せしめて上部、下部タレットの該当する回転金型ホルダのウォームシャフトに連結し、回転を伝達することによってパンチ、ダイの回転が行われる(特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開昭59−133918号公報
【0008】
【特許文献2】
特開平1−11028号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のタレットパンチプレスにおいては、前者、後者のいずれのインデックス装置が備えられている場合も、ウォームとウォームホイールとからなる減速機構であるためにタレット円周方向のスペースを必要とするので、金型収納数に制約があるという問題点があった。
【0010】
また、減速比が大きく且つ細いウォームシャフトに捩り伝達があるために高速比をとることが困難であるという問題点があった。
【0011】
さらに、対象金型サイズが1.25インチ、2インチ、4.5インチと限定されており、3.5インチ,0.5インチの金型サイズには対応されていない。
【0012】
また、インデックス装置が上部、下部タレットの有限的なスペースの中に複雑に配置されているので、自由度がなく、コスト的にも高く、且つ部品点数が多いために、精度の品質を維持するには負担が大きくなるという問題点があった。
【0013】
各回転金型ホルダが大きなスペースを必要とするために、回転金型ホルダの数を例えば5〜10とするように増加することができないという問題点があった。
【0014】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、インデックス構造をシンプル化することにより、省スペース化を図り、構成部材点数の削減でタレットの金型収納数を増加せしめ、回転金型ホルダの回転の高速化を図り、回転金型ホルダの可能サイズの拡大を図るようにしたタレットパンチプレスを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明のタレットパンチプレスは、複数のパンチを配設すると共に上部フレームに回転自在に支承された上部タレットと、前記パンチと対応する複数のダイを配設すると共に下部フレームに回転自在に支承された下部タレットとを備え、前記上部タレットと下部タレット内の前記複数のパンチとダイのうち、相対向した適数のパンチとダイにそれぞれパンチとダイを回転するための回転金型ホルダを設け、この回転金型ホルダをタイミングベルトと従動プーリを介して回転せしめる従動軸を上部、下部タレットにそれぞれ設け、前記従動軸にクラッチ機構を介して連結する駆動軸を回転駆動するインデックスモータを上部フレームと下部フレームにおけるそれぞれパンチング加工位置の近傍に固定して設けたタレットパンチプレスにして、前記駆動軸の先端部に設けたスプライン軸部にスプライン係合する可動連結軸を連結軸昇降駆動装置により昇降可能に設け、該可動連結軸の先端部にポイント軸を備えたオルダム継手からなる駆動側継手を設け、前記従動軸の先端部に前記駆動側継手のポイント軸に係合するポイント軸穴を備えたオルダム継手からなる従動側継手を設け、前記従動軸に前記タイミングベルトを介して前記従動プーリを回転駆動する駆動プーリを設け、前記連結軸昇降駆動装置と一体的に設けられて昇降作動するブレーキ連動シャフトにより、前記駆動プーリの外周に設けた係合部に係合離脱するブレーキ部材を備えてなることを特徴とするものである
【0016】
したがって、駆動軸を回転駆動する駆動装置が上部、下部フレームにそれぞれパンチング加工位置の近傍に固定されているので、回転金型ホルダが配置される上部、下部タレットの周方向のスペースが確保されることになり、より多くの回転金型を収納することが可能となる。
【0017】
また、上部タレット側の駆動軸と下部タレット側の駆動軸は、それぞれ独立した駆動装置により直接駆動されるように構成すると、構成部材点数の激減が図られ、また中間駆動部のバックラッシュがなくなるので安価となり、微調整による手聞が大幅に削減される。また、各駆動装置の配置スペースが容易となり、省エネも可能となる。さらに、駆動装置であるモータを上部、下部フレームの外側に設けることが可能となるのでメンテナンスを容易に行なうことができる。また、駆動軸を通してモータに伝わる衝撃、振動も抑制することができる
【0020】
また、モータから駆動軸までのプーリ、タイミングベルトなどの構成部品を全て一体で組み立てた状態で上部、下部フレームにドッキングすることができるので組み付けが容易となる。
【0024】
したがって、従来のブレーキに比して、ピンを駆動プーリの係合穴に挿入するので確実にブレーキがかけられる。また連結軸昇降駆動装置と一体的に作動するブレーキ作動部により簡単な構成でブレーキの作動、解除が可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0028】
図2を参照するに、この実施の形態に係るタレットパンチプレス1は、門型形状の本体フレーム3を備えており、この本体フレーム3は下部フレーム5と、この下部ベース5に立設されたサイドフレーム7と、このサイドフレーム7の上部に設けられた上部フレーム9で構成されている。
【0029】
上部フレーム9には回転自在な上部タレット11が支承されていると共に、上部タレット11には複数のパンチPが装着されている。下部フレーム5には前記上部タレット11に対応して回転自在な下部タレット13が支承されていると共に、前記パンチPに対応した位置の下部タレット13の円周上には適宜な間隔で複数のダイDが装着されている。
【0030】
前記上部タレット11および下部タレット13の図2において右側部分に装着されたパンチP,ダイDの位置がパンチング加工位置Kとなっており、この加工位置KにあるパンチPの上における上部フレーム9にはストライカ15が上下動自在に設けられている。このストライカ15は上部フレーム9内に設けられた例えば油圧シリンダ17に例えばラム19を介して連結されている。
【0031】
しかも、ストライカ15はラム19の下面に上部タレット11の上方位置で内周部から外周部の間をほぼ水平方向に往復移動自在に設けられており、ラム19の側面に備えたストライカシフトシリンダ21により例えば上部タレット11の内周部、中央部、外周部のいずれかのパンチPを選択して打圧可能に構成されている。
【0032】
前記上部タレット11と下部タレット13は本体フレーム3内に設けられた回転駆動装置(図示省略)により回転自在に回転されて、ラム19の下方の加工位置Kへ割出し位置決めされたパンチPがストライカ15により打圧される。
【0033】
前記下部フレーム5上の図2において右端には、Y軸方向(図2において左右方向)へ移動自在なキャレッジベース23が設けられており、このキャレッジベース23にはX軸方向(図2において紙面に対して直交する方法)へ移動自在なキャレッジ25が設けられている。このキャレッジ25にはX軸方向へ適宜な間隔でワークWをクランプする複数のワーククランプ27が設けられている。
【0034】
上記構成により、キャレッジベース23をY軸方向へ、キャレッジ25をX軸方向へ移動せしめることにより、キャレッジ25に設けられたワーククランプ27にクランプされたワークWがX軸,Y軸方向へ移動されて、ワークWの所望位置がパンチング加工位置Kに位置決めされることになる。
【0035】
次に、この発明の実施の形態の主要部を構成する金型回転伝達装置としての例えばインデックス装置29U,29Lについて説明する。
【0036】
このインデックス装置29U,29Lは上部タレット11及び下部タレット13側の回転金型ホルダに駆動装置の回転を伝達したり、解除したりする装置である。
【0037】
図1を参照するに、タレットパンチプレス1には、上部タレット11に軸受31Uを介して回転自在に設けられた回転パンチホルダ33と、下部タレット13に軸受31Lを介して回転自在に設けられた回転ダイホルダ35とからなる回転金型ホルダが設けられている。
【0038】
また、上部フレーム9には、上部タレット11に設けられた回転パンチホルダ33を回転するための駆動装置としての例えばインデックスモータ37Uが設けられており、下部フレーム5には下部タレット13に設けられた回転ダイホルダ35を回転するための駆動装置としての例えばインデックスモータ37Lが設けられている。なお、この実施の形態では、インデックスモータ37Uは上部タレット11が回転してパンチング加工位置Kに位置決めされた回転パンチホルダ33の位置より上部タレット11の回転軸側の上方に位置しており、インデックスモータ37Lは下部タレット13のパンチング加工位置Kにある回転ダイホルダ35の位置より下部タレット13の回転軸側の下方に位置して設けられている。また、各インデックスモータ37U,37Lの各駆動軸39U,39Lの先端にはオルダム継手41U,41L(連結継手)が設けられている。
【0039】
なお、基本的にはオルダム継手41U,41Lを設けた駆動軸39U,39Lが前記加工位置Kの回転金型ホルダより上部、下部タレット11,13の回転軸側の上方及び下方に位置していればよいので、他の場所に設けたインデックスモータの回転を回転伝達手段を介して前記駆動軸39U,39Lが回転駆動されるように構成されても構わない。しかし、前記回転伝達手段を用いない方が構成部材点数を減らすという点で好ましい。
【0040】
上部タレット11のインデックス装置29Uと下部タレット13のインデックス装置29Lは同様の構造であるので、より詳細には上部タレット11のインデックス装置29Uについて説明する。
【0041】
図3,図4及び図5を参照するに、先ず、回転パンチホルダ33及び回転パンチPについて説明すると、回転パンチホルダ33の上部には回転伝達手段としての例えばタイミングベルト43Uを掛け回すための従動タイミングプーリ45Uが一体的に取り付けられており、回転パンチホルダ33と従動タイミングプーリ45Uの中央に設けたパンチ装着穴47内にはパンチホルダ49が挿脱可能に設けられている。なお、上記のタイミングベルト43U及び従動タイミングプーリ45Uは回転パンチホルダ33を回転せしめる金型回転伝達装置の一部を構成するものである。
【0042】
パンチ装着穴47内にはキー51が設けられており、このキー51がパンチホルダ49の側面に設けた上下方向に伸びるキー溝53内に嵌入されるので、パンチホルダ49は回転パンチホルダ33から上方へ挿脱可能であるが水平方向の動作が規制されているので、回転パンチホルダ33の回転に伴って一緒に回転されるように構成されている。
【0043】
また、回転パンチホルダ33の上方にはパンチホルダ49の上部外周に備えられたフランジ部55を支持するリングホルダ57が設けられており、このリングホルダ57は上部タレット11の複数箇所に設けたリフタスプリング59に支承されている。
【0044】
なお、パンチホルダ49は筒状体になっており、パンチホルダ49の内部には板状のワークWにパンチング加工を行うパンチ部(図示省略)が上下動自在に設けられている。パンチ部は上部のパンチシャンク部61がパンチホルダ49の上部を挿通して上方へ突出されている。パンチシャンク部61の上端にはフランジ形状のパンチヘッド部63が設けられており、パンチヘッド部63は強力なストリッパスプリング65によりパンチホルダ49に対して上方へ押し上げられている。なお、パンチ部は図示せざるキーにより上下動可能であるが水平方向には回転されないように規制されている。
【0045】
上部タレット11の上面には、回転パンチホルダ33の位置より回転軸側(図3において左方側)に前記インデックスモータ37Uの駆動軸39Uの下方に位置して回転パンチホルダ33の金型回転伝達装置の一部を構成する従動軸67Uが図3において上下方向に延伸された状態で軸承されている。
【0046】
より詳しくは、プレート状の支持体69Uが図4に示されているように3つのボルトBTで上部タレット11の上面に固定されており、上記の従動軸67Uが支持体69Uに軸受部71Uを介して軸承され、従動軸67Uの上部の先端にはオルダム継手41Uの従動側継手73Uが設けられている。従動側継手73Uにはポイント軸穴75Uが設けられている。また、従動軸67Uの下部の外周にはキー77を介して一体的に金型回転伝達装置を構成する駆動タイミングプーリ79Uが設けられている。上記の駆動タイミングプーリ79Uと従動タイミングプーリ45Uには図4に示されているようにタイミングベルト43Uが掛け回され、このタイミングベルト43Uのテンションはアイドラー81Uにより調整されている。
【0047】
また、駆動タイミングプーリ79Uの外周面には同一円周上に複数のブレーキ用穴部83Uがブレーキ用係合部として設けられており、このブレーキ用穴部83Uに嵌脱可能なブレーキ部材としての例えばブレーキ用ピン85Uが支持体69Uの下部のブレーキ用ブラケット87Uに図3及び図4において左右方向に移動自在に設けられている。ブレーキ用ピン85Uはスプリング89Uによりブレーキ用穴部83Uへ嵌合する方向に常時付勢して設けられている。
【0048】
さらに、支持体69Uの下部にはブレーキ用ピン85Uを抜脱する方向に作動せしめるブレーキ作動部としての例えばL字状のブレーキ用リンク91Uが軸承されている。このブレーキ用リンク91Uの一端がブレーキ用ピン85Uに係合し、ブレーキ用リンク91Uの他端が図3において上下方向に回動可能に設けられ且つその先端にボールプランジャ93Uが設けられている。
【0049】
また、支持体69Uの上部にはブレーキ作動部の一部を構成するブレーキ連動シャフト95Uが上記のボールプランジャ93Uの上端を下方へ押し下げ可能にブラケット97Uを介して図3において上下方向に摺動自在に設けられており、ブレーキ連動シャフト95Uはスプリング99Uにより常時上方へ付勢されている。
【0050】
一方、インデックスモータ37Uの駆動軸39Uの先端部にはスプライン軸部101Uが設けられており、このスプライン軸部101Uに噛合するスプライン溝穴103Uを備えた可動連結軸105Uが上下動可能に装着されている。この可動連結軸105Uの先端にはオルダム継手41Uの従動側継手73Uのポイント軸穴75Uに係合するポイント軸107Uを備えた駆動側継手109Uが設けられている。
【0051】
可動連結軸105Uの外周にはベアリングカラー111Uがベアリングを介して可動連結軸105Uとはフリーであるが可動連結軸105Uと共に上下動するように設けられている。このベアリングカラー111Uを昇降駆動せしめる連結軸作動部材113Uが設けられている。この連結軸作動部材113Uは上記の可動連結軸105Uを上下動する連結軸移動手段としての例えば連結軸昇降駆動装置115Uの一部を構成する。
【0052】
なお、連結軸昇降駆動装置115Uは、上部タレット11のインデックス装置29Uでは背面図で説明する関係上、分かりにくいので、下部タレット13のインデックス装置29Lを説明するときに、同様の構造の連結軸昇降駆動装置115Lでその詳細を説明する。
【0053】
また、上記の連結軸作動部材113Uには図3において右側に上記のブレーキ連動シャフト95Uの上端に突き当てて下方へ押し下げるためのブレーキ駆動部としての例えばブレーキ駆動ピン117Uが設けられている。
【0054】
上記構成により、上部タレット11と下部タレット13を同期回転して所望のパンチPとダイDがパンチング加工位置Kに位置決めされると、上部タレット11の場合では所望のパンチPを装着した回転パンチホルダ33を回転駆動する従動軸67Uの従動側継手73Uがインデックスモータ37Uの駆動軸39Uの駆動側継手109Uの直下に対向する位置で停止する。
【0055】
連結軸昇降駆動装置115Uの連結軸作動部材113Uにより可動連結軸105Uが下降すると、図3の二点鎖線で示されているように駆動側継手109Uのポイント軸107Uが従動側継手73Uのポイント軸穴75に嵌合、連結する。これに伴って、ブレーキ駆動ピン117Uがブレーキ連動シャフト95Uの上端に当接しスプリング99Uの付勢力に抗して下方へ押し下げる。
【0056】
ブレーキ連動シャフト95Uの下端はブレーキ用リンク91Uを一端側のボールプランジャ93Uを介して下方へ回動せしめ、ブレーキ用リンク91Uの他端が図3において反時計回り方向へ回動するので、ブレーキ用ピン85Uがスプリング89Uの付勢力に抗してブレーキ用穴部83Uから抜脱する方向へ移動され、駆動タイミングプーリ79Uのブレーキが解除される。
【0057】
インデックスモータ37Uが回転すると、駆動軸39U,オルダム継手41Uを介して従動軸67Uと駆動タイミングプーリ79Uが回転し、駆動タイミングプーリ79Uの回転がタイミングベルト43Uを介して従動タイミングプーリ45Uが回転されるので、回転パンチホルダ33が高速で回転位置決めされる。回転パンチPが所望の位置まで回転された後にインデックスモータ37Uの回転駆動が停止される。
【0058】
インデックス装置29Uのクラッチ入りの状態を解除する場合は、上記のクラッチONする動作の逆である。すなわち、連結軸昇降駆動装置115Uの連結軸作動部材113Uにより可動連結軸105Uが上昇し、駆動側継手109Uが従動側継手73Uから離脱すると共にブレーキ駆動ピン117Uが上昇するのでブレーキ連動シャフト95Uがスプリング99Uの付勢力により上昇する。したがって、ブレーキ用リンク91Uはスプリング89Uの付勢力により図3において時計回り方向へ回動すると共にブレーキ用ピン85Uがブレーキ用穴部83Uへ挿入して係合し、駆動タイミングプーリ79Uにブレーキがかかる。
【0059】
このとき、駆動側継手109Uが従動側継手73Uから離反し、且つブレーキ駆動ピン117Uがブレーキ連動シャフト95Uの上端から離反するので、上部タレット11は別のパンチPを使用するために回転自由である。
【0060】
次に、下部タレット13のインデックス装置29Lについては上述した上部タレット11のインデックス装置29Uとほぼ同様の構造であるので簡単に説明し、特に連結軸昇降駆動装置115Lについて詳しく説明する。
【0061】
図6及び図7を参照するに、先ず、回転ダイホルダ35及び回転ダイDについて説明すると、回転ダイホルダ35の上部にはタイミングベルト43Lを掛け回すための従動タイミングプーリ45Lが一体的に取り付けられており、回転ダイホルダ35の上面にはダイホルダ121が着脱可能にボルトBTで固定され、ダイホルダ121のダイ装着穴119内に回転ダイDが装着される。回転ダイDは回転ダイホルダ35の回転に伴って一緒に回転される。なお、上記の従動タイミングプーリ45Lは回転ダイホルダ35の金型回転伝達装置の一部を構成するものである。
【0062】
下部タレット13の上面には、回転ダイホルダ35より回転軸側(図6において左方側)に前記インデックスモータ37Lの駆動軸39Lの上方に位置して回転ダイホルダ35の金型回転伝達装置の一部を構成する従動軸67Lが図6において上下方向に延伸された状態で軸承されている。
【0063】
より詳しくは、下部タレット13に上下に貫通するインデックス用穴部123が設けられており、プレート状の支持体69Lが前記インデックス用穴部123の上部に位置するように3つのボルトBTで下部タレット13の上面に固定されており、上記の従動軸67Lは支持体69Lに軸受部71Lを介して軸承され、従動軸67Lの下部の先端にはオルダム継手41Lの従動側継手73Lが設けられている。また、従動軸67Lの上部の外周にはキー77を介して一体的に駆動タイミングプーリ79Lが設けられている。金型回転伝達装置の回転伝達手段を構成する上記の駆動タイミングプーリ79Lと従動タイミングプーリ45Lには図7に示されているようにタイミングベルト43Lがそのテンションがアイドラー81Lにより調整される状態で掛け回されている。
【0064】
なお、従動軸67L並びに駆動タイミングプーリ79Lに対するブレーキ構造は、前述したインデックス装置29Uと同様の構造である。
【0065】
以下、図中、同様の構造の部材には同一番号の末尾にLを付している。つまり、インデックス装置29Uとインデックス装置29Lにおいて同一番号の末尾にUとLを付している部材が同一構造部材であり、説明は省略する。
【0066】
次に、下部タレット13の連結軸昇降駆動装置115Lについて詳しく説明する。上部タレット11の連結軸昇降駆動装置115Uは同様の構造である。
【0067】
図6、図8及び図9を参照するに、可動連結軸105Lの外周には図9に示されているようにベアリングカラー111Lがベアリングを介して可動連結軸105Lとはフリーであるが可動連結軸105Lと共に上下動するように設けられている。このベアリングカラー111Lを昇降駆動せしめる連結軸作動部材113Lが設けられており、この連結軸作動部材113Lにより上記の可動連結軸105Lが上下動するように構成されている。
【0068】
図10及び図12を併せて参照するに、連結軸作動部材113Lはインデックスモータ37Lの図10において上部に取り付けた支持プレート125上のブラケット127に上下方向に回動自在に軸支されており、図8において下側(図9及び図10において右側)が可動連結軸105Lを間隔を介して挟むように二股の作動片113Aが備えられており、作動片113Aの先端は連結部材113Bで連結されている。
【0069】
一方、支持プレート125の図10において左側の下面には図12に示されているようにシリンダ支持ブラケット129が取り付けられ、このシリンダ支持ブラケット129のほぼ中央に連結軸昇降駆動手段としての例えばシリンダ131の下端が軸承され、シリンダ131のピストンロッド133が上方に延伸され、その先端が上記の連結軸作動部材113Lの図10において左端に連結されている。
【0070】
また、ベアリングカラー111Lは連結軸作動部材113Lの作動片113Aの図10において上方に位置しており、各作動片113Aの上面には門型の補助作動片113Cがベアリングカラー111Lの上方に位置するように設けられている。図9において下側の作動片113Aには補助作動片113Cが図示されておらず、上側の作動片113Aには補助作動片113Cが図示された状態である。また、各作動片113Aと補助作動片113Cにはベアリングカラー111Lを上下から挟み込むボールプランジャ135が突設されている。
【0071】
上記構成により、シリンダ131にピストンロッド133が図11において下方へ作動すると、連結軸作動部材113Lが反時計回り方向へ回動し、作動片113Aが上昇する。このとき、作動片113Aと補助作動片113Cは図11に示されているように傾斜するが、ボールプランジャ135は先端のボールによりベアリングカラー111Lの上下面をスライドするので、ベアリングカラー111Lは常時上下4つのボールプランジャ135で挟み込まれた状態で上昇する。したがって、可動連結軸105Lがベアリングカラー111Lに伴って上昇し、駆動側継手109Lのポイント軸107Lが従動側継手73Lのポイント軸穴75に嵌合、連結することになる。
【0072】
なお、インデックス装置29Lの全体的な動作は、前述したインデックス装置29Uの場合と同様である。
【0073】
以上のことから、可動連結軸105U,105Lを移動せしめてインデックス装置29U,29Lのクラッチ機構をON、OFFするとき、可動連結軸105U,105Lの移動に伴って従動軸67U,67Lのブレーキの入り切りが容易に行われる。
【0074】
また、駆動軸39U,39Lが回転金型ホルダの位置に対して上部タレット11の回転軸側の上方と下部タレット13の回転軸側の下方に位置して設けられているので、上部、下部タレット11,13の周方向のスペースを確保できることから、より多くの回転パンチPと回転ダイDとからなる回転金型を収納することが可能となる。
【0075】
また、上部タレット11側の駆動軸39Uと下部タレット13側の駆動軸39Uに、それぞれ独立した駆動装置としてのインデックスモータ37U,37Lが直接駆動されているので、構成部材点数の激減が図られ、且つ従来のような中間駆動部のバックラッシュがなくなるのでコスト面や、現場合わせなどの微調整による手間が大幅に削減される。また、上記のインデックスモータ37U,37Lは独立しているのでその配置スペースが容易に確保され、省エネ化も図ることが可能となる。
【0076】
また、この発明の実施の形態の回転金型ホルダの金型回転伝達装置としては、従来のウォームホイールとウォームシャフトの減速比が大きく且つ捩り伝達の場合とは異なり、駆動タイミングプーリ79U,79L、従動タイミングプーリ45U,45L、タイミングベルト43U,43Lからなる回転駆動であるので、高速回転を行うことが可能となる。また、これにより上部、下部タレット11,13内を省スペース化できるので、より多くの回転金型を収納することが可能となる。
【0077】
なお、回転金型ホルダの金型回転伝達装置としては、上記のタイミングベルト43U,43Lなどの回転伝達手段の替わりに、チェーンやギヤなどの他の回転伝達手段であっても構わない。
【0078】
また、前述した実施の形態では、対象金型サイズが大径の場合、例えば1.25インチ、2インチ、3.5インチ、4.5インチの場合について説明したが、0.5インチのように小径の金型サイズの場合について説明する。
【0079】
図13及び図14は2つの0.5インチのパンチPが示されており、図15及び図16は前記パンチPに対応する2つの0.5インチのダイDが示されている。
【0080】
この場合、2つのパンチPのうち一方が回転パンチホルダに装着された回転パンチであり、他方が通常のパンチPである。この実施の形態では上部タレット11の中心軸側、つまり図13及び図14において左側にあるパンチPが回転パンチである。この回転パンチのインデックス装置29Uは前述した図1及び図3と同様の構造であるので、同符号で図示されている。
【0081】
また、2つのダイDのうちの一方が回転ダイホルダに装着された回転ダイであり、他方が通常のダイDである。この実施の形態では下部タレット13の中心軸側、つまり図15及び図16において左側にあるダイDが回転ダイである。この回転ダイのインデックス装置29Lは前述した図1及び図6と同様の構造であるので、同符号で図示されている。
【0082】
図17を参照するに、上部タレット11上に各種径サイズ、例えば、少なくとも1.25インチ、2インチ、3.5インチ、4.5インチ、0.5インチの回転パンチPが配置された状態が示されている。下部タレット13には上部タレット11の各種径サイズのパンチPに相対応する各種径サイズの回転ダイD並びに通常のダイDが配置されている。
【0083】
次に、この発明の他の実施の形態のインデックス装置137U,137Lについて説明する。
【0084】
図18を参照するに、この実施の形態のインデックス装置137U,137Lは、基本的には前述した実施の形態のインデックス装置29U,29Lと同様であり、異なる点は上部タレット11及び下部タレット13の回転外周側に設けられていることである。
【0085】
すなわち、インデックス装置29U,29Lと同様の構造部材は同じ符号で説明すると、上部タレット11側のインデックスモータ37Uは上部タレット11が回転してパンチング加工位置Kに位置決めされた回転パンチホルダ33の位置より上部タレット11の回転外周側の上方に位置しており、下部タレット13側のインデックスモータ37Lは下部タレット13のパンチング加工位置Kにある回転ダイホルダ35の位置より下部タレット13の回転外周側の下方に位置して設けられている。また、各インデックスモータ37U,37Lの各駆動軸39U,39Lの先端にはオルダム継手41U,41L(連結継手)が設けられている。
【0086】
また、各回転金型ホルダの従動軸67U,67Lは、それぞれ上部タレット11及び下部タレット13の外周側面に支持ブラケット139U,139Lを介して上記の各駆動軸39U,39Lに対応する位置に取り付けられている。
【0087】
なお、前述した実施の形態のインデックス装置29U,29Lと同様に、基本的にはオルダム継手41U,41Lを設けた駆動軸39U,39Lが前記加工位置Kの回転金型ホルダより上部、下部タレット11,13の回転外周側の上方及び下方に位置していればよいので、他の場所に設けたインデックスモータの回転を回転伝達手段を介して前記駆動軸39U,39Lが回転駆動されるように構成されても構わない。
【0088】
図19及び図20を参照するに、下部タレット13のインデックス装置141Lが図示されているが、この実施の形態ではインデックスモータ37Lが全体としてブラケット143Lを介して例えばシリンダなどの昇降駆動装置145Lにより上下動自在に設けられており、インデックスモータ37Lの駆動軸39Lにはオルダム継手41Lの駆動側継手109Lを備えた連結軸147Lが固定されている。また、ブラケット143Lの上面にはカム部材149Lが突出している。
【0089】
一方、インデックス装置141Lの従動軸67Lにはブレーキ用係合部としての例えばブレーキ用穴部83Lが設けられており、このブレーキ用穴部83Lに係脱可能なブレーキ部材としての例えばブレーキ用ピン85Lが下部タレット13の外周側面のブラケット151Lに取り付けたブレーキ用支持体153Lに図19において左右方向(図20において右斜め上方向)に移動自在に設けられている。ブレーキ用ピン85Lは図示せざるスプリングによりブレーキ用穴部83Lへ嵌合する方向に常時付勢して設けられており、ブレーキ用ピン85Lには上記のカム部材149Lに係合するカム用ピン155Lが突設されている。
【0090】
他の構造は上述した図18のインデックス装置137U,137Lとほぼ同様である。
【0091】
上記構成により、インデックスモータ37Lが昇降駆動装置145Lにより上昇すると、駆動軸39Lの駆動側継手109Lが従動軸67Lの従動側継手73Lに連結される。これと同時に、インデックスモータ37Lの上昇に伴ってカム部材149Lが図19の二点鎖線に示されているように上昇してカム用ピン155Lに係合し、前記スプリングの付勢力に抗してブレーキ用ピン85Lがブレーキ用穴部83Lから抜脱され、従動軸67Lのブレーキが解除される。なお、オルダム継手41Lが離脱し且つブレーキがかかる動作は、上記の動作の逆である。
【0092】
なお、上部タレット11のインデックス装置141Uは、上記の下部タレットのインデックス装置141Lと同様の構成であるので説明は省略する。
【0093】
図21,22には、図3,6に代る別のインデックス装置157U,157Lが示されている。図21,22において図3,6における部品と同じ部品には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0094】
まず図21においてパンチ側のインデックス装置157Uについて説明すると、上部フレーム9の下部には上部ベース159UがボルトBTで取付けられている。そして、上部ベース159Uの図21において右側下部にはモータベース161UがボルトBTで前記上部フレーム9より右側に突出して固定されている。前記モータベース161Uの突出した部分にはインデックスモータ37Uが設けられている。このインデックスモータ37Uの出力軸163Uには駆動プーリ165Uが装着されている。
【0095】
また、前記上部ベース159Uの下部には例えばL字形状のブラケット167UがボルトBTで取付けられている。前記ブラケット167Uの下部には駆動軸用ブロック169Uが一体化されている。この駆動軸用ブロック169U内には上下方向へ延伸した駆動軸39Uが回転自在に装着されている。この駆動軸39Uの上方へ突出した部分に従動プーリ171Uが装着されている。この従動プーリ171Uと前記駆動プーリ165Uとにはタイミングベルト173Uが巻回されている。
【0096】
前記駆動軸用プログラム169Uの図21において左側にはシリンダ175Uが一体化されている。このシリンダ175Uに装着されたピストンロッド177Uの先端(下端)には支持ブロック179Uを介して前記駆動側継手109Uが一体化されている。この駆動側継手109の下端にはポイント軸107Uが設けられている。それ以外の構成は上述した図3の構成と同じであるから説明を省略する。
【0097】
上記構成により、インデックスモータ37Uを駆動せしめると、出力軸163Uを介して駆動プーリ165Uが回転される。この駆動プーリ165Uの回転によりタイミングベルト173U、従動プーリ171Uを介して駆動軸39Uが回転されることになる。
【0098】
また、シリンダ175Uを作動せしめてピストンロッド177Uを下方へ伸長せしめると、支持ブロック179Uを介して駆動側継手109Uを介してポイント軸107Uが下降しポイント軸穴75Uに嵌まり従動側継手73Uと係合される。この状態で駆動軸39Uの回転が従動軸67Uに伝達されることとなる。
【0099】
同様にして、図22においてダイ側のインデックス装置157Lについて説明すると、下部フレーム5の上部には下部ベース159LがボルトBTで取付けられている。そして、下部ベース159Lの図22において右側上部にはモータベース161LがボルトBTで前記下部フレーム5より右側に突出して固定されている。前記モータベース161Lの突出した部分にはインデックスモータ37Lが設けられている。このインデックスモータ37Lの出力軸163Lには駆動プーリ165Lが装着されている。
【0100】
また、前記下部ベース159Lの上部には例えばL字形状のブラケット167LがボルトBTで取付けられている。前記ブラケット167Lの上部には駆動軸用ブロック169Lが一体化されている。この駆動軸用ブロック169L内には上下方向へ延伸した駆動軸39Lが回転自在に装着されている。この駆動軸39Lの下方へ突出した部分には従動プーリ171Lが装着されている。この従動プーリ171Lと前記駆動プーリ165Lとにはタイミングベルト173Lが巻回されている。
【0101】
前記駆動軸用ブロック169Lの図22において右側にはシリンダ175Lが一体化されている。このシリンダ175Lに装着されたピストンロッド177Lの先端(上端)には支持ブロック179Lを介して前記駆動側継手109Lが一体化されている。この駆動側継手109Lの上端にはポイント軸107Lが設けられている。それ以外の構成は上述した図6の構成と同じであるから説明を省略する。
【0102】
上記構成により、インデックスモータ37Lを駆動せしめると、出力軸163Lを介して駆動プーリ165Lが回転される。この駆動プーリ165Lの回転によりタイミングベルト173L、従動プーリ171Lを介して駆動軸39Lが回転されることになる。
【0103】
また、シリンダ175Lを作動せしめてピストンロッド177Lを上方へ伸長せしめると、支持ブロック179Lを介して駆動側継手109Lを介してポイント軸107Lが上昇しポイント軸穴75Lに嵌まり従動側継手73Lと係合される。この状態で駆動軸39Lの回転が従動軸67Lに伝達されることになる。
【0104】
従って、上述した実施の形態と同様の作用並びに効果を奏する。さらに、インデックスモータ37U,37Lを上部、下部フレーム9,5の外側に設けたことにより、メンテナンスを容易に行うことができる。また、インデックスモータ37U,37Lに対する衝撃、振動を押えることができる。インデックスモータ37U,37Lを組み込んだまま本体にドッキングすることができる。
【0105】
なお、この発明は前述した実施の形態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0106】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、駆動軸を回転駆動する駆動装置が上部、下部フレームにそれぞれパンチング加工位置の近傍に固定されているため、上部、下部タレットの周方向のスペースを確保できるので、より多くの回転金型を収納できる。
【0107】
また、上部タレット側の駆動軸と下部タレット側の駆動軸に、それぞれ独立した駆動装置により直接駆動されるようにできるので、構成部材点数の激減を図ることができる。また、これにより中間駆動部のバックラッシュがなくなるので安価にでき、微調整による手間を大幅に削減できる。また、各駆動装置の配置スペースを容易に確保でき、省エネ化も図ることができる。
【0108】
また、駆動装置であるモータを上部、下部フレームの外側に設けることが可能となりメンテナンスを容易に行なうことができ、モータから駆動軸までのプーリ、タイミングベルトなどの構成部品を全て一体で組み立てた状態で上部、下部フレームにドッキングすることができるので組み付けが容易となる。また、駆動軸を通してモータに伝わる衝撃、振動を抑制することができる。
【0109】
また、モータ自体の上下動に比べて、モータ自体を駆動する大シリンダを不要にし、駆動軸が連結昇降駆動装置により直接連結され回転力を伝達するので、部品点数を減らすことができ、簡単な構成で正確に駆動を伝えることができる。
【0110】
また、従来のブレーキに比して、ピンを駆動プーリの係合穴に挿入するので確実にブレーキをかけることができる。また簡単な構成でブレーキの作動、解除が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係わるインデックス装置の概略説明図である。
【図2】この発明の実施の形態に係わるタレットパンチプレスの側面図である。
【図3】図1における上部タレット側のインデックス装置の拡大図である。
【図4】図3の矢視IV−IV線の平面図である。
【図5】図3の矢視V−V線の断面図である。
【図6】図1における下部タレット側のインデックス装置の拡大図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】図6の矢視VIII−VIII線の断面図である。
【図9】図8における連結軸昇降駆動装置の要部断面を含む拡大平面図である。
【図10】図9の矢視X−X線の断面図である。
【図11】図10における連結軸昇降駆動装置の動作状態説明図である。
【図12】図10における連結軸昇降駆動装置の部分的な左側面図である。
【図13】この発明の他の実施の形態に係わるインデックス装置の上部タレット側の平面図である。
【図14】図13の矢視XIV−XIV線の断面図である。
【図15】図13に対応する下部タレット側のインデックス装置の平面図である。
【図16】図15の矢視XVI−XVI線の断面図である。
【図17】この発明の実施の形態に係わる上部又は下部タレット上の各種回転金型を配置した平面図である。
【図18】この発明の他の実施の形態に係わるインデックス装置の概略説明図である。
【図19】この発明の別の実施の形態に係わるインデックス装置の下部タレット側の概略説明図である。
【図20】図19の平面図である。
【図21】図3に代る別の上部タレット側のインデックス装置の拡大図である。
【図22】図6に代る別の下部タレット側のインデックス装置の拡大図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
3 本体フレーム
5 下部ベース
9 上部フレーム
11 上部タレット
13 下部タレット
29U,29L インデックス装置(金型回転伝達装置)
33 回転パンチホルダ(回転金型ホルダ)
35 回転ダイホルダ(回転金型ホルダ)
37U,37L インデックスモータ(駆動装置)
39U,39L 駆動軸
41U,41L オルダム継手(連結継手)
43U,43L タイミングベルト(金型回転伝達装置)
45U,45L 従動タイミングプーリ(従動プーリ;金型回転伝達装置)
67U,67L 従動軸(金型回転伝達装置)
73U,73L 従動側継手
79U,79L 駆動タイミングプーリ(駆動プーリ;金型回転伝達装置)
83U,83L ブレーキ用穴部(ブレーキ用係合部)
85U,85L ブレーキ用ピン(ブレーキ部材)
91U,91L ブレーキ用リンク(ブレーキ作動部)
95U,95L ブレーキ連動シャフト(ブレーキ作動部)
105U,105L 可動連結軸
109U,109L 駆動側継手
111U,111L ベアリングカラー
113U,113L 連結軸作動部材
115U,115L 連結軸昇降駆動装置(連結軸移動手段)
117U,117L ブレーキ駆動ピン(ブレーキ駆動部)
131 シリンダ(連結軸昇降駆動手段)
137U,137L インデックス装置(他の実施の形態の)
141U,141L インデックス装置(別の実施の形態の)
149U,149L カム部材
155U,155L カム用ピン
P パンチ
D ダイ
K パンチング加工位置

Claims (1)

  1. 複数のパンチを配設すると共に上部フレームに回転自在に支承された上部タレットと、前記パンチと対応する複数のダイを配設すると共に下部フレームに回転自在に支承された下部タレットとを備え、前記上部タレットと下部タレット内の前記複数のパンチとダイのうち、相対向した適数のパンチとダイにそれぞれパンチとダイを回転するための回転金型ホルダを設け、この回転金型ホルダをタイミングベルトと従動プーリを介して回転せしめる従動軸を上部、下部タレットにそれぞれ設け、前記従動軸にクラッチ機構を介して連結する駆動軸を回転駆動するインデックスモータを上部フレームと下部フレームにおけるそれぞれパンチング加工位置の近傍に固定して設けたタレットパンチプレスにして、前記駆動軸の先端部に設けたスプライン軸部にスプライン係合する可動連結軸を連結軸昇降駆動装置により昇降可能に設け、該可動連結軸の先端部にポイント軸を備えたオルダム継手からなる駆動側継手を設け、前記従動軸の先端部に前記駆動側継手のポイント軸に係合するポイント軸穴を備えたオルダム継手からなる従動側継手を設け、前記従動軸に前記タイミングベルトを介して前記従動プーリを回転駆動する駆動プーリを設け、前記連結軸昇降駆動装置と一体的に設けられて昇降作動するブレーキ連動シャフトにより、前記駆動プーリの外周に設けた係合部に係合離脱するブレーキ部材を備えてなることを特徴とするタレットパンチプレス
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