JP4380243B2 - 薄膜トランジスタパネルの製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は薄膜トランジスタパネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の薄膜トランジスタパネルの製造方法には、基板上に下地絶縁膜を成膜し、その上にソース・ドレイン電極形成用のシリサイド化可能な金属膜を成膜し、その上のソース・ドレイン電極形成領域に対応する領域にレジスト膜をパターン形成し、レジスト膜をマスクとして金属膜および下地絶縁膜を連続してエッチングして、ソース電極およびドレイン電極を形成するとともに、これらの電極下に下地絶縁膜を残存させ、次いで、レジスト膜を剥離した後に、ソース電極上、ドレイン電極上およびその間の基板上に半導体薄膜をパターン形成している。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−151459号公報
【0004】
上記従来の薄膜トランジスタパネルの製造方法では、金属膜をエッチングしてソース電極およびドレイン電極を形成する際に、ソース電極とドレイン電極との間における下地絶縁膜上に金属膜の一部が残存しても、その後に、ソース電極とドレイン電極との間における下地絶縁膜をエッチングして除去しているため、ソース電極とドレイン電極との間における下地絶縁膜上に残存した金属膜を完全に除去することができる。
【0005】
したがって、ソース電極上、ドレイン電極上およびその間の基板上に半導体薄膜をパターン形成しても、ソース電極とドレイン電極との間における基板上に不要な金属シリサイド層が形成されることがなく、ひいてはソース電極とドレイン電極との間に大きなリーク電流が発生することがなく、トランジスタ特性を向上することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の薄膜トランジスタパネルの製造方法では、ソース電極上およびドレイン電極上に形成された半導体薄膜上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成することにより、トップゲート型の薄膜トランジスタを形成している。一方、薄膜トランジスタにはボトムゲート型のものもある。ボトムゲート型の薄膜トランジスタの場合には、ゲート電極上にゲート絶縁膜を介して形成された半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成するため、上記従来の製造方法を適用することができず、ソース電極とドレイン電極との間に不要な金属シリサイド層が形成されてしまう。
【0007】
そこで、この発明は、ボトムゲート型の薄膜トランジスタであっても、ソース電極とドレイン電極との間に形成された不要な金属シリサイド層を容易に且つ確実に除去することができる薄膜トランジスタパネルの製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、半導体薄膜上に形成されたオーミックコンタクト層形成用層上にシリサイド反応を抑制するための有機物からなるバリア層を形成する工程と、前記バリア層上にソース電極およびドレイン電極形成用のシリサイド化可能な金属膜を成膜する工程と、を有し、前記バリア層を形成する工程は、前記オーミックコンタクト層形成用層の上面を水酸化テトラメチルアンモニウムに曝すことにより前記バリア層を形成することを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記半導体薄膜は真性アモルファスシリコンからなり、前記オーミックコンタクト層形成用層はn型アモルファスシリコンからなることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記金属膜のパターニングをウェットエッチングにより行なう工程と、前記金属膜と前記バリア層との間に形成される金属シリサイド層、前記バリア層、及び前記オーミックコンタクト層形成用層のパターニングをドライエッチングにより行なう工程と、を有することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ウェットエッチングと前記ドライエッチングは同一のレジスト膜を用いて行なうことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、前記半導体薄膜の上面側を前記ドライエッチングによりハーフエッチングして除去することを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れかに記載の発明において、前記水酸化テトラメチルアンモニウムは水溶液であることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6の何れかに記載の発明において、前記金属膜はクロムであることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルの要部の断面図を示す。この場合、図1において、左側は薄膜トランジスタ14等形成領域であり、その右側はデータライン21形成領域であり、その右側は静電気対策用の短絡配線22、23接続領域である。また、薄膜トランジスタ14は、ボトムゲート型でチャネル保護膜型である。
【0010】
まず、薄膜トランジスタ14等形成領域について説明する。ガラス基板1の上面の所定の箇所にはクロムからなるゲート電極2が設けられている。ゲート電極2を含むガラス基板1の上面には窒化シリコンからなるゲート絶縁膜3が設けられている。ゲート電極2上におけるゲート絶縁膜3の上面の所定の箇所には真性アモルファスシリコンからなる半導体薄膜4が設けられている。半導体薄膜4の上面ほぼ中央部には窒化シリコンからなるチャネル保護膜5が設けられている。
【0011】
チャネル保護膜5の上面両側およびその両側における半導体薄膜4の上面にはn型アモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト層6、7が設けられている。オーミックコンタクト層6、7の各上面には有機物からなる極めて薄いバリア層8、9、極めて薄いクロムシリサイド層10、11、クロムからなるソース電極12およびドレイン電極13が設けられている。この場合、バリア層8、9は、後述の如く、シリサイド反応を抑制するためのものである。
【0012】
そして、ゲート電極2、ゲート絶縁膜3、半導体薄膜4、チャネル保護膜5、オーミックコンタクト層6、7、バリア層8、9、クロムシリサイド層10、11、ソース電極12およびドレイン電極13により、ボトムゲート型でチャネル保護膜型の薄膜トランジスタ14が構成されている。
【0013】
ゲート絶縁膜3の上面の所定の箇所にはITOからなる画素電極15がソース電極12に接続されて設けられている。画素電極15および薄膜トランジスタ14を含むゲート絶縁膜3の上面には窒化シリコンからなるオーバーコート膜16が設けられている。この場合、オーバーコート膜16の画素電極15の大部分に対応する領域には開口部17が設けられている。
【0014】
次に、データライン21形成領域について説明する。データライン21は、ゲート絶縁膜3の上面の所定の箇所に設けられ、オーバーコート膜16によって覆われている。この場合、データライン21は、下から順に、真性アモルファスシリコン層21a、n型アモルファスシリコン層21b、バリア層21c、クロムシリサイド層21d、クロム膜21eの5層構造となっている。
【0015】
そして、真性アモルファスシリコン層21a、n型アモルファスシリコン層21b、バリア層21c、クロムシリサイド層21dおよびクロム膜21eは、ドレイン電極13形成領域における半導体薄膜4、オーミックコンタクト層7、バリア層9、クロムシリサイド層11およびドレイン電極13にそれぞれ接続されている。
【0016】
次に、静電気対策用の短絡配線22、23接続領域について説明する。この場合、ガラス基板1上の薄膜トランジスタ14および画素電極15が設けられた画素回路部形成領域の外側にはリング状の短絡配線が設けられている。この短絡配線は、ガラス基板1の上面にゲート電極2の形成と同時に形成された第1の短絡配線22と、ゲート絶縁膜3の上面にデータライン21(21a、21b、21c、21d、21e)の形成と同時に形成された第2の短絡配線23(23a、23b、23c、23d、23e)とを備えている。第2の短絡配線23はオーバーコート膜16によって覆われている。
【0017】
そして、短絡配線をリング状とするために、第2の短絡配線23の最上層のクロム層23e所定の部分は、その下のクロムシリサイド層23d、バリア層23c、n型アモルファスシリコン層23b、真性アモルファスシリコン層23aおよびゲート絶縁膜3に設けられたコンタクトホール24を介して第1の短絡配線22の所定の部分に接続されている。また、図示していないが、薄膜トランジスタ14のゲート電極2に接続された走査ラインと第1の短絡配線22との間には静電保護素子が設けられ、データライン21と第2の短絡配線23との間には静電保護素子が設けられている。
【0018】
次に、静電気対策について簡単に説明する。外部から静電気が帯電すると、静電保護素子が導通し、リング状の第1、第2の短絡配線22、23、全ての走査ラインおよび全てのデータライン21が同電位となり、これにより薄膜トランジスタ14の特性変化や破壊等が防止される。
【0019】
次に、この薄膜トランジスタパネルの製造方法について説明する。まず、図2に示すように、ガラス基板1の上面の各所定の個所に、スパッタ法により成膜されたクロム膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極2を含む走査ライン(図示せず)および第1の短絡配線22を形成する。
【0020】
次に、ゲート電極2等を含むガラス基板1の上面にCVD法により窒化シリコンからなるゲート絶縁膜3、真性アモルファスシリコン層31および窒化シリコン層32を連続して成膜する。次に、窒化シリコン層32をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極2上における真性アモルファスシリコン層31の上面の所定の箇所にチャネル保護膜5を形成する。この場合、チャネル保護膜5下以外の領域における真性アモルファスシリコン層31の上面が露出されるため、この露出された上面に自然酸化膜(図示せず)が形成される。そこで、次に、この自然酸化膜をNH4F(フッ化アンモニウム溶液)を用いて除去する。
【0021】
次に、図3に示すように、チャネル保護膜5を含む真性アモルファスシリコン層31の上面にCVD法によりn型アモルファスシリコン層33を成膜する。次に、n型アモルファスシリコン層33の上面に、現像液(TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)+水)に30秒〜数分曝すことにより、シリサイド反応を抑制するための、有機物からなる極めて薄いバリア層34を形成する。
【0022】
次に、図4に示すように、第1の短絡配線22の所定の部分上におけるバリア層34、n型アモルファスシリコン層33、真性アモルファスシリコン層31およびゲート絶縁膜3にフォトリソグラフィ法によりコンタクトホール24を形成する。
【0023】
次に、図5に示すように、コンタクトホール24を介して露出された第1の短絡配線22の上面を含むバリア層34の上面にスパッタ法によりシリサイド化可能なクロム膜35を成膜する。ここで、バリア層34が無い場合には、クロム膜35とn型アモルファスシリコン層33との間に比較的厚いクロムシリサイド層が形成される。これに対し、バリア層34が有る場合には、シリサイド反応が抑制され、クロム膜35とバリア層34との間に極めて薄いクロムシリサイド層36が形成される。
【0024】
次に、図6に示すように、クロム膜35の上面の各所定の箇所にレジスト膜37a〜37dをパターン形成する。この場合、レジスト膜37aはソース電極12等を形成するためのものであり、レジスト膜37bはドレイン電極13等を形成するためのものであり、レジスト膜37cはデータライン21を形成するためのものであり、レジスト膜37dは第2の短絡配線23を形成するためのものである。
【0025】
次に、レジスト膜37a〜37dをマスクとしてクロム膜35をウェットエッチングすると、図7に示すように、レジスト膜37a下にソース電極12が形成され、レジスト膜37b下にドレイン電極13が形成され、レジスト膜37c下にデータラインの最上層であるクロム膜21eが形成され、レジスト膜37d下に第2の短絡配線の最上層部あるクロム膜23eが形成される。この場合、クロムシリサイド層36はエッチングされず、そのまま残存される。
【0026】
次に、同じレジスト膜37a〜37dをマスクとしてクロムシリサイド層36、バリア層34、n型アモルファスシリコン層33および真性アモルファスシリコン層31をドライエッチングすると、図8に示すようになる。すなわち、レジスト膜37a下のソース電極12下にクロムシリサイド層10、バリア層8およびオーミックコンタクト層6が残存される。また、レジスト膜37b下のドレイン電極13下にクロムシリサイド層11、バリア層9およびオーミックコンタクト層7が残存される。また、両オーミックコンタクト層6、7下およびチャネル保護膜5下に半導体薄膜4が残存される。
【0027】
また、レジスト膜37c下のクロム膜21e下にクロムシリサイド層21d、バリア層21c、n型アモルファスシリコン層21bおよび真性アモルファスシリコン層21aが残存される。さらに、レジスト膜37d下のクロム膜23e下にクロムシリサイド層23d、バリア層23c、n型アモルファスシリコン層23bおよび真性アモルファスシリコン層23aが残存される。
【0028】
そして、この状態では、クロム膜21e、クロムシリサイド層21d、バリア層21c、n型アモルファスシリコン層21bおよび真性アモルファスシリコン層21aにより、データライン21が形成されている。また、クロム膜23e、クロムシリサイド層23d、バリア層23c、n型アモルファスシリコン層23bおよび真性アモルファスシリコン層23aにより、第2の短絡配線23が形成されている。
【0029】
ここで、図7を参照して説明すると、クロムシリサイド層36はその下のバリア層34の存在により極めて薄く形成されているため、ドライエッチング時のエッチングマスクとして機能せず、レジスト膜37a〜37d下以外の領域におけるクロムシリサイド層36がドライエッチングにより容易に且つ確実に除去される。したがって、レジスト膜37a〜37d下以外の領域におけるクロムシリサイド層36が完全に除去され、その下のバリア層34、n型アモルファスシリコン層33および真性アモルファスシリコン層31も完全に除去される。この後、レジスト膜37a〜37dを剥離する。
【0030】
次に、図1に示すように、ゲート絶縁膜3の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたITO膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、画素電極15をソース電極12に接続させて形成する。次に、薄膜トランジスタ14等を含むゲート絶縁膜3の上面にCVD法により窒化シリコンからなるオーバーコート膜16を成膜する。次に、オーバーコート膜16の画素電極15の大部分に対応する領域にフォトリソグラフィ法により開口部17を形成する。かくして、図1に示す薄膜トランジスタパネルが得られる。
【0031】
以上のように、この薄膜トランジスタパネルの製造方法では、図5に示すように、成膜された真性アモルファスシリコン層(半導体薄膜)31上に成膜されたn型アモルファスシリコン層(オーミックコンタクト層形成用層)33上にシリサイド反応を抑制するためのバリア層34を形成しているので、バリア層34上にソース電極およびドレイン電極形成用のシリサイド化可能なクロム膜(金属膜)35を成膜しても、バリア層34とクロム膜35との間に形成されるクロム(金属)シリサイド層36の厚さをバリア層34が無い場合と比較して極めて薄くすることができる。
【0032】
この結果、特に、ソース電極12とドレイン電極13との間に形成されたクロムシリサイド層36、バリア層34およびn型アモルファスシリコン層33をドライエッチングにより完全に除去することができ、ひいてはソース電極12とドレイン電極13との間に大きなリーク電流が発生することがなく、トランジスタ特性を向上することができる。
【0033】
また、上記製造方法では、図7に示すように、レジスト膜37a〜37dを用いてクロム膜35をウェットエッチングによりパターニングし、次いで、図8に示すように、同じレジスト膜37a〜37dを用いてクロムシリサイド層36、バリア層34、n型アモルファスシリコン層33、真性アモルファスシリコン層31をドライエッチングによりパターニングしている。この結果、上記ウェットエッチングと上記ドライエッチングとを異なるレジスト膜を用いて行なう場合と比較して、レジスト膜の形成を1回だけ少なくすることができ、その分だけ製造工程数を少なくすることができる。
【0034】
ちなみに、上記製造方法の場合には、フォトリソグラフィ工程は、図2に示すゲート電極2等形成工程、同じく図2に示すチャネル保護膜5形成工程、図4に示すコンタクトホール24形成工程、図6に示すレジスト膜37a〜37d形成工程、図1に示す画素電極15形成工程、同じく図1に示す開口部17形成工程の合計6回である。
【0035】
なお、バリア層34の形成は、n型アモルファスシリコン層33を成膜した後でクロム膜35を成膜する前であればいつでもよく、したがってコンタクトホール24を形成した後であってもよい。また、バリア層34形成のための処理は、複数回行なってもよい。
【0036】
ところで、上記製造方法により得られた薄膜トランジスタ14では、オーミックコンタクト層6、7とクロムシリサイド層10、11との間に有機物からなるバリア層8、9が介在されているが、このバリア層8、9の厚さが極めて薄いため、次に説明する実験結果から明らかなように、オン電流特性に悪影響を与えることはない。
【0037】
次に、薄膜トランジスタのオン電流特性についての実験結果について説明する。この場合、n型アモルファスシリコン層の表面状態を定量的に評価する方法として、同表面に形成されたクロムシリサイド層のシート抵抗を測定することとした。そして、まず、ガラス基板の上面にn型アモルファスシリコン層を膜厚250Å程度に成膜し、このn型アモルファスシリコン層の上面にバリア層を形成し、このバリア層の上面にクロム膜を膜厚1000Å程度に成膜し、このクロム膜全体に対してウェットエッチングを40秒行なった。
【0038】
この場合、バリア層の形成は、30秒のNH4F処理、60秒のO2プラズマ処理、180秒×1、2、3回のN33C処理、30秒、60秒、90秒の現像液処理、30秒、96秒のAlエッチング液(HCl+H3PO4+HNO3+水)処理、30秒、150秒のITOエッチング液(HCl+HNO3+水)処理を行なった。また、バリア層を形成しないもの(処理無し)も用意した。
【0039】
そして、ガラス基板上のクロムシリサイド層のシート抵抗を測定したところ、図9に示す結果が得られた。図9において、処理時間0におけるシート抵抗は処理無しの場合である。そして、図9から明らかなように、シート抵抗の大きさに対応するクロムシリサイド形成抑制効果は、[O2プラズマ処理(白四角で示す)]>[Alエッチング液処理(黒四角で示す)]>[ITOエッチング液処理(白三角で示す)]>[現像液処理(黒三角で示す)]≒[N33C処理(白丸で示す)]>[処理無し]>[NH4F処理(黒丸で示す)]の順となる。
【0040】
ただし、O2プラズマ処理の場合には、クロム膜とn型アモルファスシリコン層との間のコンタクト抵抗が比較的高くなり、薄膜トランジスタのオン電流が比較的小さくなるため、好ましくない。また、Alエッチング液処理およびITOエッチング液処理の場合には、薄膜トランジスタのオン電流特性は良好であるが、クロム膜とn型アモルファスシリコン層との間の密着性が悪くなり、ガラス基板の周辺部でクロム膜の剥がれが発生し、好ましくない。さらに、処理無しおよびNH4F処理の場合には、シート抵抗が比較的小さく、クロムシリサイド形成抑制効果が比較的小さいため、形成されたクロムシリサイド層の厚さが比較的厚くなり、この比較的厚めのクロムシリサイド層のドライエッチングによる除去が困難であり、好ましくない。
【0041】
一方、現像液処理およびN33C処理の場合には、処理無しの場合と比較して、シート抵抗が大きく、クロムシリサイド形成抑制効果が大きいため、形成されたクロムシリサイド層の厚さが極めて薄く、この極めて薄いクロムシリサイド層をドライエッチングにより容易に且つ確実に除去することができ、この結果、薄膜トランジスタのオン電流特性に悪影響を与えることがなく、また、クロム膜とn型アモルファスシリコン層との間の密着性も良く、好ましい。
【0042】
(第2実施形態)
図10はこの発明の第2実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルの要部の断面図を示す。この場合も、図10において、左側は薄膜トランジスタ54等形成領域であり、その右側はデータライン61形成領域であり、その右側は静電気対策用の短絡配線62、63接続領域である。ただし、薄膜トランジスタ54は、ボトムゲート型でチャネルエッチ型である。
【0043】
まず、薄膜トランジスタ54等形成領域について説明する。ガラス基板41の上面の所定の箇所にはクロムからなるゲート電極42が設けられている。ゲート電極42を含むガラス基板41の上面には窒化シリコンからなるゲート絶縁膜3が設けられている。ゲート電極42上におけるゲート絶縁膜43の上面の所定の箇所には真性アモルファスシリコンからなる半導体薄膜44が設けられている。半導体薄膜44の上面ほぼ中央部には凹部45が設けられている。
【0044】
半導体薄膜44の凹部45の両側における上面にはn型アモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト層46、47が設けられている。オーミックコンタクト層46、47の各上面には有機物からなる極めて薄いバリア層48、49、極めて薄いクロムシリサイド層50、51、クロムからなるソース電極52およびドレイン電極53が設けられている。
【0045】
そして、ゲート電極42、ゲート絶縁膜43、凹部45を有する半導体薄膜44、オーミックコンタクト層46、47、バリア層48、49、クロムシリサイド層50、51、ソース電極52およびドレイン電極53により、ボトムゲート型でチャネルエッチ型の薄膜トランジスタ54が構成されている。
【0046】
ゲート絶縁膜43の上面の所定の箇所にはITOからなる画素電極55がソース電極52に接続されて設けられている。画素電極55および薄膜トランジスタ54を含むゲート絶縁膜43の上面には窒化シリコンからなるオーバーコート膜56が設けられている。この場合、オーバーコート膜56の画素電極55の大部分に対応する領域には開口部57が設けられている。
【0047】
次に、データライン61形成領域について説明する。データライン61は、ゲート絶縁膜43の上面の所定の箇所に設けられ、オーバーコート膜56によって覆われている。この場合、データライン61は、クロム膜のみによって形成され、ドレイン電極53に接続されている。
【0048】
次に、静電気対策用の短絡配線62、63接続領域について説明する。ガラス基板41の上面の所定の箇所にはクロムからなる第1の短絡配線62が設けられている。ゲート絶縁膜43の上面の所定の箇所には第2の短絡配線63が設けられ、オーバーコート膜56によって覆われている。この場合、第2の短絡配線63は、クロム膜のみによって形成され、ゲート絶縁膜43の所定の箇所に設けられたコンタクトホール64を介して第1の短絡配線62に接続されている。
【0049】
次に、この薄膜トランジスタパネルの製造方法について説明する。まず、図11に示すように、ガラス基板41の上面の各所定の個所に、スパッタ法により成膜されたクロム膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極42を含む走査ライン(図示せず)および第1の短絡配線62を形成する。
【0050】
次に、ゲート電極42等を含むガラス基板41の上面にCVD法により窒化シリコンからなるゲート絶縁膜43、真性アモルファスシリコン層71およびn型アモルファスシリコン層72を連続して成膜する。次に、n型アモルファスシリコン層72の上面に、現像液に30秒〜数分曝すことにより、有機物からなる極めて薄いバリア層73を形成する。
【0051】
次に、ゲート電極42上におけるバリア層73の上面の所定の箇所にレジスト膜74を形成する。次に、レジスト膜74をマスクとしてバリア層73、n型アモルファスシリコン層72および真性アモルファスシリコン層71を連続してエッチングすると、図12に示すように、レジスト膜74下にバリア層73、n型アモルファスシリコン層72および真性アモルファスシリコン層71が島状に残存される。次に、レジスト膜74を剥離する。
【0052】
次に、図13に示すように、第1の短絡配線62の所定の部分上におけるゲート絶縁膜43にフォトリソグラフィ法によりコンタクトホール64を形成する。次に、図14に示すように、コンタクトホール64を介して露出された第1の短絡配線62の上面およびバリア層73の上面を含むゲート絶縁膜43の上面にスパッタ法によりシリサイド化可能なクロム膜75を成膜する。この場合も、バリア層73の存在によりシリサイド反応が抑制され、クロム膜75とバリア層73との間に極めて薄いクロムシリサイド層76が形成される。
【0053】
次に、図15に示すように、クロム膜75の上面の各所定の箇所にレジスト膜77a〜77dをパターン形成する。この場合、レジスト膜77aはソース電極52等を形成するためのものであり、レジスト膜77bはドレイン電極53等を形成するためのものであり、レジスト膜77cはデータライン61を形成するためのものであり、レジスト膜77dは第2の短絡配線63を形成するためのものである。
【0054】
次に、レジスト膜77a〜77dをマスクとしてクロム膜75をウェットエッチングすると、図16に示すように、レジスト膜77a下にソース電極52が形成され、レジスト膜77b下にドレイン電極53が形成され、レジスト膜77c下にデータライン21が形成され、レジスト膜77d下に第2の短絡配線23が形成される。この場合も、クロムシリサイド層76はエッチングされず、そのまま残存される。
【0055】
次に、同じレジスト膜77a〜77dをマスクとしてクロムシリサイド層76、バリア層73、n型アモルファスシリコン層72をドライエッチングし、続いて、真性アモルファスシリコン層71をドライエッチングによりハーフエッチングすると、図17に示すようになる。すなわち、レジスト膜77a下のソース電極52下にクロムシリサイド層50、バリア層48およびオーミックコンタクト層46が残存される。また、レジスト膜77b下のドレイン電極53下にクロムシリサイド層51、バリア層49およびオーミックコンタクト層47が残存される。さらに、両オーミックコンタクト層46、47下に凹部45を有する半導体薄膜44が残存される。
【0056】
この場合も、図16を参照して説明すると、クロムシリサイド層76はその下のバリア層73の存在により極めて薄く形成されているため、ドライエッチング時のエッチングマスクとして機能せず、レジスト膜77a、77b下以外の領域におけるクロムシリサイド層76がドライエッチング容易に且つ確実に除去される。したがって、ソース電極52とドレイン電極53との間におけるクロムシリサイド層76が完全に除去され、その下のバリア層73およびn型アモルファスシリコン層72も完全に除去される。この後、レジスト膜77a〜77dを剥離する。
【0057】
次に、図10に示すように、ゲート絶縁膜43の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたITO膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、画素電極55をソース電極52に接続させて形成する。次に、薄膜トランジスタ54等を含むゲート絶縁膜43の上面にCVD法により窒化シリコンからなるオーバーコート膜56を成膜する。次に、オーバーコート膜56の画素電極55の大部分に対応する領域にフォトリソグラフィ法により開口部57を形成する。かくして、図10に示す薄膜トランジスタパネルが得られる。
【0058】
以上のように、この薄膜トランジスタパネルの製造方法では、図14に示すように、パターン形成された真性アモルファスシリコン層(半導体薄膜)71上にパターン形成されたn型アモルファスシリコン層(オーミックコンタクト層形成用層)72上にシリサイド反応を抑制するためのバリア層73を形成しているので、バリア層73上にソース電極およびドレイン電極形成用のシリサイド化可能なクロム膜(金属膜)75を成膜しても、バリア層73とクロム膜75との間に形成されるクロム(金属)シリサイド層76の厚さをバリア層73が無い場合と比較して極めて薄くすることができる。
【0059】
この結果、ソース電極52とドレイン電極53との間に形成されたクロムシリサイド層76をドライエッチングにより完全に除去することができ、ひいてはソース電極52とドレイン電極53との間に大きなリーク電流が発生することがなく、トランジスタ特性を向上することができる。
【0060】
また、上記製造方法では、図16に示すように、レジスト膜77a〜77dを用いてクロム膜75をウェットエッチングによりパターニングし、次いで、図17に示すように、同じレジスト膜77a〜77dを用いてクロムシリサイド層76、バリア層73、n型アモルファスシリコン層72をドライエッチングによりパターニングし、続いて、真性アモルファスシリコン層71をドライエッチングによりハーフエッチングしている。この結果、上記ウェットエッチングと上記ドライエッチングとを異なるレジスト膜を用いて行なう場合と比較して、レジスト膜の形成を1回だけ少なくすることができ、その分だけ製造工程数を少なくすることができる。
【0061】
ちなみに、上記製造方法の場合には、フォトリソグラフィ工程は、図11に示すゲート電極42等形成工程、同じく図11に示すレジスト膜74形成工程、図13に示すコンタクトホール64形成工程、図15に示すレジスト膜77a〜77d形成工程、図10に示す画素電極55形成工程、同じく図10に示す開口部57形成工程の合計6回である。
【0062】
なお、バリア層73の形成は、n型アモルファスシリコン層72を成膜した後でクロム膜75を成膜する前であればいつでもよく、したがってレジスト膜74を剥離した後であってもよく、またコンタクトホール64を形成した後であってもよい。また、バリア層73形成のための処理は、複数回行なってもよい。
【0063】
(第3実施形態)
なお、例えば、図1に示すように、画素電極15をオーバーコート膜16下に形成しているが、これに限定されるものではない。例えば、図18に示すこの発明の第3実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルのように、オーバーコート膜16の上面の所定の箇所に画素電極15を形成するようにしてもよい。この場合、画素電極15は、オーバーコート膜16の所定の箇所に形成されたコンタクトホール18を介してソース電極12に接続されている。なお、この場合のフォトリソグラフィ工程も合計6回である。
【0064】
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、バリア層形成の処理として、現像液処理を行なった場合について説明したが、これに限らず、剥離液(アルカノールアミン+水+グライコールエーテル+添加剤)処理、硝酸液処理、硝酸を含む混合液処理、これらの組み合わせによる処理であってもよい。また、ソース電極やドレイン電極等を形成するための金属は、クロムに限らず、シリサイド化可能な金属であればよく、他の高融点金属(Ti、W、Mo、それらの合金等)であってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、この本発明によれば、ソース電極とドレイン電極との間に形成された金属シリサイド層を容易に且つ確実に除去することができ、ひいてはトランジスタ特性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。
【図2】図1に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、当初の工程の断面図。
【図3】図2に続く工程の断面図。
【図4】図3に続く工程の断面図。
【図5】図4に続く工程の断面図。
【図6】図5に続く工程の断面図。
【図7】図6に続く工程の断面図。
【図8】図7に続く工程の断面図。
【図9】バリア層形成のための各処理とクロムシリサイド層のシート抵抗との関係を示す図。
【図10】この発明の第2実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。
【図11】図10に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、当初の工程の断面図。
【図12】図11に続く工程の断面図。
【図13】図12に続く工程の断面図。
【図14】図13に続く工程の断面図。
【図15】図14に続く工程の断面図。
【図16】図15に続く工程の断面図。
【図17】図16に続く工程の断面図。
【図18】この発明の第3実施形態としての製造方法により製造された薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。
【符号の説明】
1 ガラス基板
2 ゲート電極
3 ゲート絶縁膜
4 半導体薄膜
5 チャネル保護膜
6、7 オーミックコンタクト層
8、9 バリア層
10、11 クロムシリサイド層
12 ソース電極
13 ドレイン電極
14 薄膜トランジスタ
15 画素電極
16 オーバーコート膜
17 開口部
21 データライン
22 第1の短絡配線
23 第2の短絡配線
24 コンタクトホール
31 真性アモルファスシリコン層
32 窒化シリコン層
33 n型アモルファスシリコン層
34 バリア層
35 クロム膜
36 クロムシリサイド層
37a〜37d レジスト膜

Claims (7)

  1. 半導体薄膜上に形成されたオーミックコンタクト層形成用層上にシリサイド反応を抑制するための有機物からなるバリア層を形成する工程と、
    前記バリア層上にソース電極およびドレイン電極形成用のシリサイド化可能な金属膜を成膜する工程と、を有し、
    前記バリア層を形成する工程は、前記オーミックコンタクト層形成用層の上面を水酸化テトラメチルアンモニウムに曝すことにより前記バリア層を形成することを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の発明において、
    前記半導体薄膜は真性アモルファスシリコンからなり、前記オーミックコンタクト層形成用層はn型アモルファスシリコンからなることを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載の発明において、
    前記金属膜のパターニングをウェットエッチングにより行なう工程と、
    前記金属膜と前記バリア層との間に形成される金属シリサイド層、前記バリア層、及び前記オーミックコンタクト層形成用層のパターニングをドライエッチングにより行なう工程と、
    を有することを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  4. 請求項に記載の発明において、
    前記ウェットエッチングと前記ドライエッチングは同一のレジスト膜を用いて行なうことを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  5. 請求項3または4に記載の発明において、
    前記半導体薄膜の上面側を前記ドライエッチングによりハーフエッチングして除去することを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  6. 請求項1から5の何れかに記載の発明において、
    前記水酸化テトラメチルアンモニウムは水溶液であることを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の発明において、
    前記金属膜はクロムであることを特徴とする薄膜トランジスタパネルの製造方法。
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