JP4379129B2 - 画像処理方法、および画像処理装置、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

画像処理方法、および画像処理装置、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B37/00Permutation or combination locks; Puzzle locks

Description

本発明は、画像処理方法、および画像処理装置、並びにコンピュータ・プログラムに関する。さらに詳細には、フラッシュ光を発光して撮影した画像と、発光させずに撮影した画像とを用いた画素値補正処理を実行するとともに最適なフラッシュ強度を推定し、推定結果に基づいた補正を行なうことで高品質な画像の生成を可能とした画像処理方法、および画像処理装置、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
フラッシュ(electrical flash,strobe)は、カメラ撮影時に補助光源として用いられる。近年DSC(Digital Still Camera)が急速に普及しているが、DSCにおいても、しばしば、フラッシュ撮影が行われる。フラッシュを使うことにより、フィルインライト(人物の顔に影がきつく出過ぎるときなどに影を弱める技法)、逆光補正(太陽を背にした人物を撮る場合などに顔が黒くつぶれるのを防ぐ技法)、キャッチライト(眼の瞳にきらりと光る「光の点」を入れ、瞳を美しく撮影する技法)、あるいは日中シンクロ(デイライトシンクロ、昼間や夕方に補助光線として使うテクニック)等、様々な写真撮影を行うことができる。一方で、フラッシュ撮影を行うと、色バランスが崩れたり、白飛びが生じたりする場合がある。本発明は、このようなフラッシュ撮影で生じる良くない現象を補正可能な適切な手段を提供することを1つの目的とする。
一般的に、デジタルカメラでは、白い被写体が白く撮影されるようにホワイトバランス(WB)調整が行われる。例えば自然光、照明光、フラッシュ(ストロボ)等の被写体に対して照射される光の色温度が高くブルー(B)の光が強い光成分環境で撮影する場合は、ブルーの光に対する感度を抑制し、レッド(R)の光に対する感度を相対的に高くし、逆に被写体に対して照射される光の色温度が低くレッド(R)の光が強い光成分環境で撮影する場合は、レッドの光に対する感度を抑制し、ブルー(B)の光に対する感度を相対的に高くするなどのホワイトバランス調整が行われる。
ホワイトバランス調整は、通常、撮影時に用いる光源に応じた調整パラメータを設定した調整処理が実行される。例えばフラッシュ撮影を行う場合は、適用するフラッシュ光の持つ光成分に応じたパラメータに従ってホワイトバランス調整が行われる。
しかし、フラッシュ光以外の外光がある状態で、フラッシュ撮影を行うと、フラッシュ光、外光の2種類の光が被写体に照射されてその反射光がカメラの撮像素子に到達し、撮影が行われることになる。このような撮影が行われる場合、ホワイトバランス調整をフラッシュ光に合わせて実施すると、フラッシュ光が多く当たっている被写体部分は自然な色に調整されるが、フラッシュ光が届かず外光のみの反射光として撮影される領域、例えば背景画像領域などは、フラッシュ光の光成分に合わせたパラメータ設定に従ったホワイトバランス調整を行ってしまうと、適切なホワイトバランス調整が実行されず不自然な色を持つ領域として出力されることになる。
逆に、背景部分にあわせたホワイトバランス調整、すなわち外光のみによって撮影されたものとして、撮影画像全体のホワイトバランス調整を実行するとフラッシュ光の多くあたった部分が不自然な色に調整されることになる。
このような問題に対処するための構成がいくつか提案されている。例えば特許文献1は、フラッシュを発光せず撮影した画像と、フラッシュを発光させた撮影画像を取得し、この撮影された2つの画像をブロックに分割し、各ブロック毎に輝度値の比較を行い、輝度値の比較結果に基づいて、フラッシュを発光して撮影した画像について各ブロック毎に異なるホワイトバランス調整を行う構成を示している。
ホワイトバランス調整は、各ブロック毎にフラッシュ光に合わせたホワイトバランス調整、またはフラッシュ光と外光の中間にあわせたホワイトバランス調整、または外光にあわせたホワイトバランス調整のいづれかを選択して実行する。しかし、このような構成では、処理をブロック単位で行うことが必要となり、ブロック歪みを生ずる問題や被写体が動いた場合などには正しい処理ができない問題などがある。
また、特許文献2には、以下の処理構成を開示している。すなわち、まず絞りを開放し露出時間を短くした上でフラッシュを発光させて撮影し、その後、本来意図した露光条件でフラッシュを発光せずに撮影を行う。ここで、前者を第1画像、後者を第2画像とする。さらに第1画像において所定のレベル以上の画素を主要被写体領域、それ以外を背景領域として登録する。その後、第1画像をフラッシュに合わせてホワイトバランス調整、第2画像を外光に合わせてホワイトバランス調整し、第1画像の主要被写体領域と第2画像の背景領域を組み合わせて最終的な記録画像とする構成である。
しかし、本構成では、外光とフラッシュ光の両方が当たった被写体のホワイトバランス調整は正しく行うことができない。
また、特許文献3は、上述の特許文献2の構成に加えて、像ぶれ検出手段を付加した構成を開示している。ぶれがあると判断された場合は、前述の第1画像をそのまま記録画像とし、第1画像と第2画像の組み合わせ処理を実行しない構成としている。従ってぶれが検出された場合は、フラッシュ光と外光の色温度の違いに起因する不自然さが解消されないことになる。
さらに、特許文献4は、フラッシュを発光させて撮影した画像と、フラッシュ発光なしで撮影した画像の対応画素の輝度値を割り算し、フラッシュ光の寄与率を求め、この寄与率に基づき、フラッシュを発光させて撮影した画像に対してホワイトバランス調整を行う構成を開示している。
しかし、本構成では、フラッシュ光、外光からの反射光が混合され撮像された画像に対し、フラッシュの寄与率に基づきフラッシュ光と外光用のホワイトバランスパラメータを、単純に補間し、最終的な画像を生成する。しかし、物理的な光の反射モデルを考慮した場合、フラッシュ光による成分と外光による成分は独立に処理されるべきであり、フラッシュ光、外光からの反射光が混合され撮像された画像を処理するだけでは、最適な結果画像を生成することは出来ない。
特開平8−51632号公報 特開2000−308068号公報 特開2000−307940号公報 特開平8−340542号公報
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、外光とフラッシュ光が混在する環境下で撮影した画像の最適なホワイトバランス調整を可能とし、また、フラッシュ光の強度が強すぎたり、あるいは弱すぎたりといった場合に最適なフラッシュ光の強度を推定して、推定した最適なフラッシュ光強度に対応した調整画像に基づく補正を行なうことで、高品質な画像を生成することを可能とした画像処理方法、および画像処理装置、並びにコンピュータ・プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、
フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出ステップと、
前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出ステップと、
前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出ステップと、
前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成ステップを有し、
前記強度調整値算出ステップは、
フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成するフラッシュマスク生成ステップと、
下記算出式、
g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
maxは、最大出力画素値、
kは、予め定めたスカラー値
avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
によって強度調整値としてのゲインgを算出するステップと、
を有することを特徴とする画像処理方法にある。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記フラッシュ成分画像算出ステップは、前記第1の画像と第2の画像との差分画像データを算出するステップと、前記差分画像データに対して、フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行するステップとを含み、前記強度調整値算出ステップは、前記ホワイトバランス調整処理のなされたフラッシュ成分画像の強度調整値を算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記最終調整画像生成ステップは、
(a)前記第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したホワイトバランス調整済みの第1の画像と、
(b)フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像に対して強度調整を実行した強度調整フラッシュ成分画像と、
上記(a)および(b)の2画像に基づいて最終調整画像の生成処理を実行するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記強度調整値算出ステップは、外光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行した前記第1の画像と、フラッシュ光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像との合成画像に基づいて生成する非線形変換処理画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記非線形変換処理は、ガンマ補正であり、前記強度調整値算出ステップは、ガンマ補正画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出することを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理方法の一実施態様において、前記強度調整フラッシュ成分画像算出ステップは、強度調整値として、前記ゲインgを適用して、強度調整フラッシュ成分画像F"を、下記式、
F"=gF'
によって算出し、
前記最終調整画像生成ステップは、
最終調整画像Rを、下記式、
R=I+F"
に従って算出するステップであることを特徴とする。
さらに、本発明の第の側面は、
画像処理装置であり、
フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出部と、
前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出部と、
前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出部を有し、
前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成部と、
前記強度調整値算出部は、
フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成し、
下記算出式、
g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
maxは、最大出力画素値、
kは、予め定めたスカラー値
avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
によって強度調整値としてのゲインgを算出する構成を有することを特徴とする画像処理装置にある。
さらに、本発明の第2の側面は、
画像処理装置であり、
フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出部と、
前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出部と、
前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出部と、
前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成部と、
を有することを特徴とする画像処理装置にある。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記フラッシュ成分画像算出部は、前記第1の画像と第2の画像との差分画像データを算出する差分画像算出部と、前記差分画像データに対して、フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行するホワイトバランス調整部とを含み、前記強度調整値算出部は、前記ホワイトバランス調整処理のなされたフラッシュ成分画像の強度調整値を算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記最終調整画像生成部は、
(a)前記第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したホワイトバランス調整済みの第1の画像と、
(b)フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像に対して強度調整を実行した強度調整フラッシュ成分画像と、
上記(a)および(b)の2画像に基づいて最終調整画像の生成処理を実行する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記強度調整値算出部は、外光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行した前記第1の画像と、フラッシュ光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像との合成画像に基づいて生成する非線形変換処理画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記非線形変換処理は、ガンマ補正であり、前記強度調整値算出部は、ガンマ補正画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記強度調整フラッシュ成分画像算出部は、強度調整値として、前記ゲインgを適用して、強度調整フラッシュ成分画像F"を、下記式、
F"=gF'
によって算出し、
前記最終調整画像生成部は、
最終調整画像Rを、下記式、
R=I+F"
に従って算出する構成であることを特徴とする。
さらに、本発明の画像処理装置の一実施態様において、前記画像処理装置は、さらに、フラッシュの発光を制御して、前記第1の画像と、前記第2の画像を含む複数画像の撮影を実行する撮像部を有することを特徴とする。
さらに、本発明の第の側面は、
画像処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出ステップと、
前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出ステップと、
前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出ステップと、
前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成ステップを有し、
前記強度調整値算出ステップは、
フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成するフラッシュマスク生成ステップと、
下記算出式、
g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
maxは、最大出力画素値、
kは、予め定めたスカラー値
avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
によって強度調整値としてのゲインgを算出するステップと、
を有することを特徴とするコンピュータ・プログラムにある。
なお、本発明のコンピュータ・プログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な汎用コンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体、例えば、CDやFD、MOなどの記憶媒体、あるいは、ネットワークなどの通信媒体によって提供可能なコンピュータ・プログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、コンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づく、より詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の構成によれば、フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出し、該フラッシュ成分画像の強度調整を実行して生成した強度調整フラッシュ成分画像を適用して最終調整画像を生成する構成としたので、出力画像を生成する際に実行されるガンマ補正などの非線形変換処理後の画像における飽和画素値を持つ画素、すなわち白とびを削減した高品質な画像を生成することが可能となる。
さらに、本発明の構成によれば、フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行してホワイトバランス調整済みの第1の画像を生成し、さらに、フラッシュ成分画像に対してフラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像を強度調整して、これらの画像に基づいて、最終調整画像を生成する構成としたので、個々の画像に対応するパラメータを用いた最適なホワイトバランス調整が実行される。
以下、図面を参照しながら、本発明の詳細について説明する。図1は、本発明に係る画像処理装置の一構成例を示すものであり、撮像部を備えた画像処理装置例を示している。
図1に示す画像処理装置は、レンズ101、絞り102、固体撮像素子103、相関2重サンプリング回路104、A/Dコンバータ105、DSPブロック106、タイミングジェネレータ107、D/Aコンバータ108、ビデオエンコーダ109、ビデオモニタ110、コーデック(CODEC)111、メモリ112、CPU113、入力デバイス114、フラッシュ制御装置115、フラッシュ発光装置116から構成される。
入力デバイス114はカメラ本体にある録画ボタンなどの操作ボタン類を含む。また、DSPブロック106は信号処理用プロセッサと画像用RAMを持つブロックで、信号処理用プロセッサが画像用RAMに格納された画像データに対してあらかじめプログラムされた画像処理をおこなうことができるようになっている。以下DSPブロックを単にDSPと呼ぶ。
本実施例の全体的な動作を以下に説明する。
光学系を通過して固体撮像素子103に到達した入射光は、まず撮像面上の各受光素子に到達し、受光素子での光電変換によって電気信号に変換され、相関2重サンプリング回路104によってノイズ除去され、A/Dコンバータ105によってデジタル信号に変換された後、デジタル信号処理部(DSP)106中の画像メモリに一時格納される。なお、必要があれば、撮影の際に、フラッシュ制御装置115を介して、フラッシュ発光装置116を発光させることができる。
撮像中の状態においては、一定のフレームレートによる画像取り込みを維持するようにタイミングジェネレータ107が信号処理系を制御する。デジタル信号処理部(DSP)106へも一定のレートで画素のストリームが送られ、そこで適切な画像処理がおこなわれた後、画像データはD/Aコンバータ108もしくはコーデック(CODEC)111あるいはその両方に送られる。D/Aコンバータ108はデジタル信号処理部(DSP)106から送られる画像データをアナログ信号に変換し、それをビデオエンコーダ109がビデオ信号に変換し、そのビデオ信号をビデオモニタ110でモニタできるようになっていて、このビデオモニタ110は本実施例においてカメラのファインダの役割を担っている。また、コーデック(CODEC)111はデジタル信号処理部(DSP)106から送られる画像データに対する符号化をおこない、符号化された画像データはメモリ112に記録される。ここで、メモリ112は半導体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、光記録媒体などを用いた記録装置などであってよい。
以上が本実施例のデジタルビデオカメラのシステム全体の説明である。撮影画像の画像補正処理は、主にデジタル信号処理部(DSP)106において実行される。以下、この画像処理の詳細について説明する。
画像処理は、デジタル信号処理部(DSP)106に入力された画像信号ストリームに対して、所定のプログラムコードに記述された処理を順次実行することで行なわれる。以降の説明では、プログラム中の各処理の実行シーケンスについて、フローチャートを参照して説明する。なお、本発明は以下において説明するプログラム処理形態に限らず、以下に説明する処理シーケンスを実行する機能を持つハードウェア構成によって実現することも可能である。
図2はデジタル信号処理部(DSP)106内部において、入力された画像信号のストリームに対して実行するホワイトバランス(WB)調整処理を含む画素値補正処理の手順を説明するフローチャートである。
ステップS101では、事前に設定された絞り、シャッタースピードを用いて、フラッシュ発光なしで撮影し、ステップS102でこのフラッシュ発光なし撮影画像を画像データIとしてメモリに格納する。ステップS103では、ステップS101と同様に事前に設定された絞り、シャッタースピードを用いて、フラッシュ発光を行って撮影し、ステップS104でこのフラッシュ発光あり撮影画像を画像データIとしてメモリに格納する。
次にステップS105では、ステップS101と同様に事前に設定された絞り、シャッタースピードを用いて、フラッシュ発光なしで、再度撮影し、ステップS106でこのフラッシュ発光なし撮影画像を画像データIとしてメモリに格納する。
なお、ステップS101,S103,S105の撮影は、連続した撮影、例えば約1/100秒間隔の連続撮影として実行される。それぞれの撮影ステップから得られた複数の画像を用いて、ホワイトバランス(WB)の調整処理等の画素値補正を行い、最終的な画素値補正画像としての最終調整画像を生成する。
また、ステップS102、S104、S106においてメモリに格納される画像データI、I、Iは手ぶれ補正が行われた画像とする。すなわち、3枚の画像I、I、Iの撮影時に手ぶれがおきている場合には、それらをあらかじめ補正してからメモリに格納する。すなわち、撮影画像が手ぶれの発生画像である場合には、ステップS101とS102の間、ステップS103とS104の間、およびステップS105とS106の間において、手ぶれの補正を実行し補正後の画像をメモリに格納する。したがってメモリに格納される画像データI、I、Iは三脚にカメラを固定した状態で連続撮影したかのような画像となる。
なお手ぶれの補正処理は、従来から知られた処理が適用可能である。例えば、加速度センサを用いてずれを検出し、レンズをずらす方法、または目的の解像度より大きい解像度の画像を撮像素子を用いて撮影してずれが生じないように適切な部分を読み出す方法、さらにはセンサを用いず画像処理だけで手ぶれを補正する方法など、従来から広く用いられている方法が適用される。
次にステップS107において、ステップS101、S103、S105の3枚の画像の撮影の間に、被写体自体の動きに起因する像ぶれがあったか否かを検出する。この被写体自体の動きに起因する像ぶれがあったか否かの検出処理は、3枚の画像から2つの画像を比較して行われる。たとえば、画像Iと画像Iを用いて、動き部分を検出することができる。一例として、画像Iと画像Iの各画素に関して差分をとり、ある閾値以上である場合は、動きがあった部分として登録するという方法がある。被写体自体の動きに起因する像ぶれがなかったと判定した場合(ステップS108:No)は、ステップS112に進む。動きが検出された場合(ステップS108:Yes)は、ステップS109に進む。
ステップS109において、ステップS107で検出された動き部分に関して、適切なホワイトバランス(WB)調整を行うための補正処理が可能かどうか判定を行う。この判定処理はたとえば、ステップS107において動き部分として登録された画素数の画像全体の画素数に対する比率に基づいて行う方法が適用される。例えば、動き部分として登録された画素数の画像全体の画素数に対する比率[ratioA]が、予め定めたある一定の閾値[Threshold]以上である場合には補正が不可能と判定し、閾値未満である場合には補正可能と判定する。
ステップS109で、補正不可能であると判定された場合、ステップS113に進み、補正可能であると判定された場合は、ステップS110に進む。
ステップS113においては、フラッシュ発光ありの撮影画像データIに対して、ホワイトバランス(WB)調整を行い、出力画像Rを生成し、処理を終了する。ホワイトバランス調整に使用するパラメータ値としては、外光成分にあわせて設定されたパラメータ、フラッシュ光成分にあわせて設定されたパラメータ、または、外光とフラッシュ光の中間成分に基づいて設定されるパラメータのいずれかであり、これらのパラメータを設定したホワイトバランス(WB)調整を実行する。なお、このホワイトバランス調整法は、従来から行われている方法であり、その詳細説明は省略する。なお、適用するパラメータは、3×3行列によって示されるパラメータであり、各画素の色を構成する色成分の変換に適用する行列である。3×3行列は、対角成分以外を0として設定した行列が適用される。
ステップS110では、複数画像データに基づくホワイトバランス調整処理を含む画素値補正が実行される。なお、ステップS110では、ステップS107の動き部分検出処理において検出された動き部分を除く画素の画素値の補正のみが実行され、動き部分の画素値補正処理は、ステップS111において実行する。あるいは、ステップS110ですべての画素についてホワイトバランス調整処理を含む画素値補正を実行し、ステップS111において、動き部分画素についてのみ、再度補正を実行してもよい。
なお、ステップS111において実行する動き部分の画素値補正処理は、例えば、放射規定関数(Radial Basis Function)を適用した処理や、平滑化フィルタを適用した処理などによって実行される。なお、これらの処理の詳細については、本発明と同一出願人の特許出願である特願2003−312630に記載されている。
次に、ステップS110およびステップS112における複数画像データに基づくホワイトバランス(WB)調整処理について説明する。ステップS110およびステップS112における処理は、同一の処理である。すなわち、ステップS112では、ステップS107の動き部分検出処理において動きが検出されなかった場合に画像すべてに対して画素値補正が実行され、ステップS110では、ステップS107の動き部分検出処理において検出された動き部分を除く画素の画素値補正、あるいはすべての画素に対する画素値補正が同一の処理シーケンスによって実行される。この処理の詳細について、図3を参照して説明する。
ステップS201おいて、フラッシュ光あり撮影画像データIの成分とフラッシュ光なし撮影画像Iの画素の各色成分(例えばRGB各チャンネル毎)の差をとり、差分画像F=I−Iを、フラッシュ成分画像として生成してメモリに格納する。フラッシュ光なしの撮影を行ったステップS101とフラッシュ光ありの撮影を行ったステップS103の間に、被写体が動かなかったとすれば、差分画像F=I−Iは、外光がまったく無い状態でフラッシュ光のみを照射しフラッシュ光のみが被写体に反射して、カメラの固体撮像素子に入射し撮像される画像、すなわちフラッシュ成分画像と等価なものとなる。
次にステップS202において、差分画像Fに対して、フラッシュ光の色温度にあわせたホワイトバランス(WB)調整を実行する。すなわち、フラッシュ成分画像である差分画像データFをフラッシュ光成分に合わせて設定したパラメータに基づいてホワイトバランス(WB)調整を実行する。さらにフラッシュ光が明るすぎるまたは暗すぎる場合に、画像の明るさが最適になるようにレベル調整し、補正されたフラッシュ成分画像としての補正差分画像F'を生成する。
次にステップS203において、フラッシュ光なし撮影画像データIに対して、外光に合わせたホワイトバランス(WB)調整を実行する。すなわち、フラッシュ光なし撮影画像データIを外光成分に対応するパラメータに基づいてホワイトバランス(WB)調整を実行し、補正画像I'を生成する。
これは、従来から広く知られているホワイトバランス(WB)調整によって実行される。例えば、特開2001−78202に述べられている技術を適用可能である。特開2001−78202では、フラッシュ発光ありで撮影した画像Iとフラッシュなしで撮影した画像Iの差分画像Fと既知のフラッシュの分光特性から、物体色成分データおよび外光の分光分布を照明成分データとして求める。この照明成分データを用いて、フラッシュ光なし撮影画像Iのホワイトバランス(WB)調整を実行して、補正画像I'を生成する。
次にステップS204において、さらにフラッシュ光が明るすぎるまたは暗すぎる場合に、最終の結果画像の明るさを最適にするように補正されたフラッシュ成分画像である補正差分画像F'の強度(ゲイン)を調整し、ゲイン調整差分画像としての強度調整フラッシュ成分画像F"を生成する。
強度調整フラッシュ成分画像F"の生成処理の概要は、以下の通りである。すなわち、補正差分画像F'と補正画像I'とこれらの画像の画素値に基づくヒストグラムなどの統計量と、合成画像[F'+I']にガンマ補正など非線形変換を施した画像に関する統計量を用いて、補正差分画像F'の最適なゲインを求め、明るさを調節したゲイン調整差分画像としての強度調整フラッシュ成分画像F"を生成するものである。
以下、ステップS204において実行する強度調整フラッシュ成分画像F"(ゲイン調整差分画像)の生成処理の詳細について、図4に示すフローを参照して説明する。
まず、ステップS301において、ホワイトバランス調整のなされたフラッシュ成分画像である補正差分画像F'に基づいて、ある程度の光量のフラッシュ光が当たっている物体が撮像されていると考えられる画像中の部分を表すフラッシュマスクMを求める。フラッシュマスクMを求める具体的方法の一例を、以下に説明する。
まず、補正差分画像F'について、輝度があらかじめ定めたある閾値(Th1)以上である画素を検出する。閾値(Th1)以上の輝度値を持つ抽出画素の輝度の平均値を算出する。補正差分画像F'を構成する画素各々の輝度が、算出した平均値以上である場合は、フラッシュ光が比較的大きく、外光とフラッシュ光を合成した最終画像への影響が大きい部分であると言える。
なお、図2を参照して説明したステップS107において検出した被写体自体の動き部分に相当する画素に関しては、動きがフラッシュ成分として現れている可能性があるので、フラッシュマスク設定対象画素からは除外する。動き部分の画素値補正処理は、図の処理フローにおけるステップS111において実行する。
すなわち、
(a)補正差分画像F'について、輝度があらかじめ定めたある閾値以上である画素
(b)被写体自体の動き部分に相当しない画素
(a),(b)の2つの条件に該当する画素領域によって構成されるマスクをフラッシュマスクMとして生成する。
ステップS302以下では、上記(a),(b)両条件を満足する画素から構成されるフラッシュマスクM部分の画像の解析処理を実行し、最適な補正差分画像F'のゲインgを算出して、ゲイン調整差分画像としての、
F"=gF'
を求める。
ステップS302以下の処理について、図5、図6、および図7を参照して説明する。ステップS302では、補正差分画像F'と、補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度平均値を算出する。
図5(1)は、補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の度数分布図としてのヒストグラムを示している。横軸が画素値、縦軸が度数を示している。画素値は、例えば0(min)〜255(max)の輝度値を示している。なお、ここでは説明を簡潔にするため、1つのヒストグラムを適用して説明するが、RGBカラー画像の場合は、各画素の各チャンネル、例えばRGB各チャンネルのヒストグラムをそれぞれ生成して、各チャネル毎に以下に説明する処理を実行する。
補正画像I'のフラッシュマスクM部分を構成する画素の輝度(画素値)は、最小値(min)、例えば画素値=0から最大値(max)、例えば画素値=255の間に分布しており、補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avgと呼ぶ)を平均値(avg)として示している画素値である。
図5(2)は、補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の度数分布図としてのヒストグラムを示している。補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分を構成する画素の輝度(画素値)は補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avgと呼ぶ)は、平均値(avg)として示している画素値となる。
図4に示すフローのステップS302においては、図5(1)と(2)に示すヒストグラムを生成して、それぞれのヒストグラムにおける平均値、すなわち、
補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の平均値[avg
補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の平均値[avg
を算出する。
次にステップS303において、補正画像I'と、補正差分画像F'の合成画像Rtmp=I'+F'を生成する。これは、補正画像I'の各画素の画素値に対して補正差分画像F'の対応画素の画素値を加算して生成する。
図5(3)に示すヒストグラムは、補正画像I'と、補正差分画像F'の合成画像Rtmp=I'+F'のフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の度数分布図としてのヒストグラムを示している。合成画像Rtmp=I'+F'のフラッシュマスクM部分を構成する画素の輝度(画素値)は全体的に最大画素値(max)側にずれたヒストグラムとして設定され、合成画像Rtmp=I'+F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値は、平均値(avg1+F)として示している画素値となる。
固体撮像素子から出力される画像を構成する各画素の輝度は、固体撮像素子に入射する光の量と線形の関係にある。一方、一般的なデジタルスチルカメラなどが最終画像として出力する画像は、固体撮像素子から出力される画像に対し、ガンマ補正などの非線形変換を施したものである。ガンマ補正は、画像の明るさや色の彩度を正しく表示するための補正処理であり、デジタルスチルカメラが撮像して得た画素値を、そのまま出力すると、人の目によって観察された場合に、不自然になる場合がある。これを解決するため、入力画素値と出力画素値とを所定のγ曲線を用いて非線形変換処理を施す、これをガンマ補正とよぶ。
ここでは、この非線形変換をTと標記する。ステップS304において、補正画像I'と、補正差分画像F'の合成画像Rtmp=I'+F'について、非線形変換Tを施した画像を、
非線形変換画像Rtmp'=T(F'+I')
を生成する。
ここで、非線形変換画像Rtmp'=T(F'+I')は、合成画像Rtmp=(F'+I')の各画素の各チャンネル、例えばRGB各チャンネルの画素値に対しそれぞれ非線形変換Tを施して得られる非線形変換画像をあらわす。
図6は、図5(3)に示す補正画像I'と、補正差分画像F'の合成画像(F'+I')の各画素の各チャンネルの画素値に対しそれぞれ非線形変換Tを施して得られる非線形変換画像T(F'+I')についてのフラッシュマスクM部分の輝度(画素値)の度数分布図としてのヒストグラムを示している。線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の輝度(画素値)は全体的に最大画素値(max)側にずれたヒストグラムとして設定される。
ステップS305において、図6に示すヒストグラムから標準偏差を算出する。線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値平均値は、図6に示すように、[avgrslt]である。また、標準偏差は[stdrslt]として求められる。
図6に示すように、線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値によって構成されるヒストグラムは、最大値(max)、例えば画素値=255付近に多くの画素が分布しており、白とびが起きていることが分かる。白とび画素は、図6に示す白とび部分201に存在すべき画素である。すなわち、ガンマ補正によって多くの画素の画素値が最大値(最大輝度値)に設定、すなわち飽和画素値に設定されてしまっている。この状態は、本来の画素レベルの差異を表現できないいわゆる白とびと呼ばれる。
理想的な画像は、十分に明るく、かつ白とびが起きていない画像である。ガンマ補正によって、図6に示すような飽和画素値を多く持つ画像は、理想的な画像としての特徴を備えていないものである。
従って、本発明においては、外光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行した補正画像I'と、フラッシュ光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像である補正差分画像F'との合成画像に基づいて生成する非線形変換処理画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として強度調整値、すなわちゲイン(g)を算出し、このゲインを適用して、補正差分画像F'を補正して強度調整フラッシュ成分画像を生成する。
このように、本発明においては、補正差分画像F'のゲイン(gと呼ぶ)を調節することにより仮想的にフラッシュ光の強度を調節した上で、最終的な結果画像(最終調整画像)を生成する。
ステップS306において、明るくかつ白とびが起きていない画像を最終調整画像として生成するため、
図5(1)に示す補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avg)、
図5(2)に示す補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avg)、さらに、
図6に示す線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差[stdrslt
などを用いて、最適な補正差分画像F'のゲインgを算出し、ステップS307において、ゲインgを補正差分画像F'の各画素の各チャンネルの値に乗算し、強度調整フラッシュ成分画像F"を求める。すなわち、
F"=gF'
として強度調整フラッシュ成分画像F"を求める。
一般的に、測定画素値が正規分布に従い分布している場合は、「平均値」±「標準偏差」の範囲に測定画素の約68%、「平均値」±「標準偏差の2倍」の範囲に測定画素の約95%が存在する。画素値分布が厳密に正規分布に従わない場合も、似たような傾向があると考えられる。
従って、図6に示す線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムのように、多くの白とびが発生する場合、フラッシュマスクM部分の輝度の[平均値]+[標準偏差]、すなわち、図6に示す点[A]が画素値最大値(max)より大きくなることが多い。
そこで、ステップS306における補正差分画像F'に対するゲインgの算出処理においては、線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムから求められる「平均値」±「標準偏差のk倍」(kはあらかじめ定められた固定のスカラー値、例えば1,1.5,2など)の範囲が、
画素値最大値(max)より大きな範囲を取らない、かつ
十分明るいよう
範囲に設定されるようにゲインgを設定する。
白とびのない、あるいは少ない理想的な画像のヒストグラムとしては、例えば図7に示すようなヒストグラムが考えられる。
ゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度のヒストグラムを図7に示すようなヒストグラムとして設定し、このゲイン調整非線形変換画像を元に最終出力画像を生成すれば、十分に明るく、かつ白とびが起きていない理想的な画像を得ることができる。
図7に示すヒストグラムの平均値は、図7に示すように、[avg'rslt]、標準偏差を[std'rslt]である。
ここで、[平均値]+[標準偏差]によって示される点[A]は、図7に示す最大値(max)よりも小さく、かつ平均値[avg'rslt]は十分に明るい画素値となっている。例えば中間画素値[(min+max)/2]より大である十分な画素レベル(輝度値)を持つ値となっている。
ここで、図7に示すようなヒストグラムをゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度ヒストグラムであるとする。
本実施例では、ゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分は白とびが少なくかつ十分明るい画像とするために、ゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度ヒストグラム(図7)の平均値[avg'rslt]が、輝度最大値(max)から標準偏差[std'rslt]のk倍を除算した値と同等となるようにゲインgを調整する。
このようなゲインgを適用して生成したゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分は白とびが少なくかつ十分明るい画像となる。
このような最適な結果画像を生成するゲインgが算出された場合、ゲインgが極端に大きいまたは小さい値ではない場合は、非線形変換画像T(F'+I')と、ゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度の標準偏差は大きな差が無いと考えられるので、図7に示すヒストグラム、すなわち、ゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度ヒストグラムにおける標準偏差[std'rslt]は、図6に示すヒストグラム、すなわち、ゲイン調整前の非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度ヒストグラムにおける標準偏差[stdrslt]と同じ大きさであると仮定する。すなわち、
std'rslt=stdrslt
である。
また、図5(1)に示す補正画像I'のヒストグラムの平均値[avg]と、ゲインgを施した補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度の平均値[g×avg]との加算値[avg+g×avg]に対して非線形変換Tを施して算出するスカラー値、
T(avg+g×avg
は、最終的なゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')のフラッシュマスクM部分の輝度の平均値[avg'rslt](図7参照)と同等になると仮定する。すなわち、
avg'rslt=T(avg+g×avg
と仮定する。
すなわち、求めたい最終のゲイン調整非線形変換画像T(gF'+I')の平均値[avg'rslt]は、T(avg+g×avg)と等しくなる。そして、この値が、(max−k×stdrslt)と同じ値になれば、図7に示すヒストグラムに対応する画像が設定され、結果として白とびが少なくかつ十分明るい画像に対応するヒストグラムとなる。
すなわち、
T(avg+g×avg)=max−k×stdrslt・・・(式1)
上記(式1)を満足するゲイン[g]を算出すればよい。ゲイン[g]の算出式は、上記(式1)を変形した下記の(式2)を適用する。
g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg・・・(式2)
ここで、T−1は、非線形変換Tの逆変換を表している。
図4に示すフローのステップS306においては、上記(式2)に基づいて、フラッシュ成分画像(補正差分画像F')の強度調整値としてのゲインgを算出する。上記(式2)から理解されるように、
ゲイン[g]は、
a)図5(1)に示す補正画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avg)、
b)図5(2)に示す補正差分画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値(avg)、さらに、
c)図6に示す非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差[stdrslt
d)固定のスカラー値[k]
の各値に基づいても算出される。
なお、固定のスカラー値[k]は、k=1あるいはk=1.5などの固定値であり、予め設定される値である。
ステップS307において、補正差分画像F'の各画素の各チャンネルの値をgで乗算して強度調整フラッシュ成分画像F"を、
F"=gF'
として算出し、この強度調整フラッシュ成分画像F"を、最終調整画像の生成に適用するフラッシュ成分画像として設定する。
以上の処理が、図3に示すステップS204の処理である。なおここでは、ゲインgを自動で算出する方法を述べたが、ゲインgはユーザが自由に設定して、好みのフラッシュの強さに調節することも可能である。
ステップS204が終了した後、次にステップS205において、フラッシュ成分画像として設定した強度調整フラッシュ成分画像F"と画像I'を合成し、最終調整画像としてのホワイトバランス調整画像Rを生成する。すなわち、
R=I'+F"
として、ホワイトバランス調整画像Rを生成する。
以上の処理が、図2に示すステップS112とステップS110における処理の詳細である。
ステップS107において、動き部分が検出されなかった場合は、ステップS112において上述の処理よって取得した強度調整フラッシュ成分画像F"と画像I'の合成によるホワイトバランス調整画像R、すなわち、
R=I'+F"
が最終的な調整画像とされる。なお、この後最終調整画像Rに対してガンマ補正等の非線形変換処理がなされて出力される。
なお、ステップS107において、動き部分が検出された場合は、ステップS110において上述の処理よって取得したホワイトバランス調整画像R、すなわち、
R=I'+F"
を取得した後、ステップS111において、動き部分の画素値補正を実行する。ステップS111における動き部分の画素値補正は、前述したように、本発明と同一出願人の特許出願である特願2003−312630に記載されている放射規定関数(Radial Basis Function)を適用した処理や、平滑化フィルタを適用した処理などによって実行される。
ステップS107において、動き部分が検出された場合はステップS111において、動き部分の画素値補正がなされた画像が、最終的な調整画像とされる。
なお、ステップ110における画素値補正においては、動き部分の画素であるか動き部分以外の画素であるかの区別を行なうことなく、画像構成画素、すべてについての補正を実行し、ステップ110におけるホワイトバランス調整画像R、すなわち、
R=I'+F"
の生成の後、ステップ111において、ステップ107で検出した動き部分の画素値のみを対象とした例外補正処理を実行して、画像Rを修正する構成としてもよい。具体的には、動きが検出された部分のフラッシュ発光あり画像Iの画素値を入力として、画像Rにおける動きが無かった部分の画素値を参照して、最終的な画像を合成する方法などが適用可能である。
図8は、本実施例に従った処理を実行するデジタル信号処理部(DSP)(図1のDSP106に相当)の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すフローチャートと対比しながら、図8に示すデジタル信号処理部(DSP)における処理について説明する。
図2のステップS101〜106において、撮影されたフラッシユなし画像I、フラッシユあり画像I、およびフラッシユなし画像Iは、それぞれフレームメモリ301,302,303に格納される。なお、画像格納用のフレームメモリとしてはデジタル信号処理部(DSP)内に構成したメモリを適用してもバス接続されたメモリ(図1のメモリ112)を適用してもよい。
ステップS107の動き検出処理は、動き検出部309において実行される。動き検出処理は、フラッシユなし画像Iと、フラッシユなし画像Iに基づく差分データによる検出処理として実行する。
ステップS110と、ステップS112で実行する複数画像データに基づくホワイトバランス調整処理は、先に図3、図4を参照して説明した処理である。
まず、フラッシユなし画像Iと、フラッシユあり画像Iに基づいて、フラッシュ成分画像産出部330に構成された差分画像算出部304において差分画像データF=I−Iを求める(図3,S201)。次に、差分画像データF=I−I、すなわちフラッシユ光のみの照射条件で撮影した画像に相当する差分画像Fに対して、ホワイトバランス調整部307でフラッシュ光の成分に基づいて設定されるパラメータに従ったホワイトバランス調整処理を実行して補正されたフラッシュ成分画像としての補正差分画像F'を求める(図3,S202)。
さらに、外光成分推定部306で推定した外光成分の推定値に基づいて設定されるパラメータに従ったホワイトバランス調整処理をフラッシユなし画像Iに対してホワイトバランス調整部305で実行する(図3,S203)。
さらに、強度調整値(ゲイン)算出部321において、補正差分画像F'について白とびの無い、または少ない画像とするための強度調整値としてのゲイン[g]を算出して、強度調整フラッシュ成分画像算出部322において、強度調整フラッシュ成分画像F"=gF'を算出する。この処理は、図3のステップS203の処理、すなわち、図4に示すフローに従った処理である。
さらに、最終調整画像算出部(画素値加算部)308において、ホワイトバランス調整部305から出力される補正画像I'と、強度調整フラッシュ成分画像算出部322から出力される強度調整フラッシュ成分画像F"の画素値を加算する(図3,S205)。
撮影画像に動き部分が含まれない場合は、動き部分補正画素値算出部310において処理を実行することなく、画素値加算部308において加算した画素値を持つ画像データがホワイトバランス調整画像として出力切り替え部312を介して出力される。出力先はデジタルアナログ変換を実行するD/A変換器108(図1参照)や、符号化処理を実行するコーデック111などである。
一方、動き検出部309においてフラッシユなし画像Iと、フラッシユなし画像Iに基づく差分データによる動き検出の結果、被写体自身の動き領域が検出された場合は、さらに、動き部分補正画素地算出部310において、放射規定関数(Radial Basis Function)を適用した処理や、平滑化フィルタを適用した処理などにより、動きあり部分の画素値の補正(変換)がなされ、動きあり部分が、補正画素値によって置き換えられた画素値データを持つ画像が出力切り替え部312を介して出力される。
ホワイトバランス調整部311は、図2の処理フローにおけるステップS113の処理を実行する。すなわち、動き検出部309において動き領域が検出されたものの、動き領域の画像全体に占める割合が高いなど、補正不可能と判断された場合に、フラッシユあり画像Iを入力し、予め定めたパラメータに従ったホワイトバランス調整を実行し、これを出力切り替え部312を介して出力する。
なお、図8に示す構成は、機能を説明するために各処理部を区別して示してあるが、実際の処理としては、上述した各処理フローに従った処理を実行するプログラムに従って、DSP内のプロセッサによって実行可能である。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。なお、上述した実施例では、被写体が暗い場合に発光する照明装置としてフラッシュという用語を用いて説明したが、このほかに、ストロボと呼ばれることもあり、フラッシュに限定されるわけではなく、一般的に被写体が暗い場合に発光する照明装置において本発明は適用される。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことができる。あるいは、プログラムはフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、コンピュータに無線転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の構成によれば、フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出し、該フラッシュ成分画像の強度調整を実行して生成した強度調整フラッシュ成分画像を適用して最終調整画像を生成する構成としたので、出力画像を生成する際に実行されるガンマ補正などの非線形変換処理後の画像における飽和画素値を持つ画素、すなわち白とびを削減した高品質な画像を生成することが可能となり、例えばデジタルカメラにおいて撮影された画像の補正処理に適用することができる。
さらに、本発明の構成によれば、フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行してホワイトバランス調整済みの第1の画像を生成し、さらに、フラッシュ成分画像に対してフラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像を強度調整して、これらの画像に基づいて、最終調整画像を生成する構成としたので、個々の画像に対応するパラメータを用いた最適なホワイトバランス調整が実行され、例えばデジタルカメラにおいて撮影された画像の補正処理に適用することができる。
本発明の画像処理装置の構成を示す図である。 本発明の画像処理方法の手順を説明するフローチャートである。 本発明の画像処理方法における複数の画像データに基づくホワイトバランス調整処理の手順を説明するフローチャートである。 本発明の画像処理方法における強度調整フラッシュ成分画像の生成処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の画像処理における強度調整フラッシュ成分画像の生成処理の詳細について説明する図である。 本発明の画像処理における強度調整フラッシュ成分画像の生成処理の詳細について説明する図である。 本発明の画像処理における強度調整フラッシュ成分画像の生成処理の詳細について説明する図である。 本発明の画像処理における複数の画像データに基づく画素値調整処理を実行する機構を説明する図である。
符号の説明
101 レンズ
102 絞り
103 固体撮像素子
104 相関2重サンプリング回路
105 A/Dコンバータ
106 DSPブロック
107 タイミングジェネレータ
108 D/Aコンバータ
109 ビデオエンコーダ
110 ビデオモニタ
111 コーデック(CODEC)
112 メモリ
113 CPU
114 入力デバイス
115 フラッシュ制御装置
116 フラッシュ発光装置
301,302,303 フレームメモリ
304 差分画像算出部
305 ホワイトバランス調整部
306 外光成分推定部
307 ホワイトバランス調整部
308 画素値加算部
309 動き検出部
310 動き部分補正画素値算出部
311 ホワイトバランス調整部
312 出力切り替え部
321 強度調整値(ゲイン)算出部
322 強度調整フラッシュ成分画像算出部
330 フラッシュ成分画像算出部

Claims (15)

  1. フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出ステップと、
    前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出ステップと、
    前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出ステップと、
    前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成ステップを有し、
    前記強度調整値算出ステップは、
    フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成するフラッシュマスク生成ステップと、
    下記算出式、
    g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
    ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
    maxは、最大出力画素値、
    kは、予め定めたスカラー値
    avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
    によって強度調整値としてのゲインgを算出するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記フラッシュ成分画像算出ステップは、
    前記第1の画像と第2の画像との差分画像データを算出するステップと、
    前記差分画像データに対して、フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行するステップとを含み、
    前記強度調整値算出ステップは、
    前記ホワイトバランス調整処理のなされたフラッシュ成分画像の強度調整値を算出するステップであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記最終調整画像生成ステップは、
    (a)前記第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したホワイトバランス調整済みの第1の画像と、
    (b)フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像に対して強度調整を実行した強度調整フラッシュ成分画像と、
    上記(a)および(b)の2画像に基づいて最終調整画像の生成処理を実行するステップであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 前記強度調整値算出ステップは、
    外光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行した前記第1の画像と、フラッシュ光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像との合成画像に基づいて生成する非線形変換処理画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 前記非線形変換処理は、ガンマ補正であり、
    前記強度調整値算出ステップは、
    ガンマ補正画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出することを特徴とする請求項に記載の画像処理方法。
  6. 前記強度調整フラッシュ成分画像算出ステップは、
    強度調整値として、前記ゲインgを適用して、強度調整フラッシュ成分画像F"を、下記式、
    F"=gF'
    によって算出し、
    前記最終調整画像生成ステップは、
    最終調整画像Rを、下記式、
    R=I+F"
    に従って算出するステップであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  7. 前記画像処理方法は、さらに、
    フラッシュの発光を制御して、前記第1の画像と、前記第2の画像を含む複数画像の撮影を実行する撮影ステップを有することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  8. 画像処理装置であり、
    フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出部と、
    前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出部と、
    前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出部を有し、
    前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成部と、
    前記強度調整値算出部は、
    フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成し、
    下記算出式、
    g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
    ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
    maxは、最大出力画素値、
    kは、予め定めたスカラー値
    avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
    によって強度調整値としてのゲインgを算出する構成を有することを特徴とする画像処理装置。
  9. 前記フラッシュ成分画像算出部は、
    前記第1の画像と第2の画像との差分画像データを算出する差分画像算出部と、
    前記差分画像データに対して、フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行するホワイトバランス調整部とを含み、
    前記強度調整値算出部は、
    前記ホワイトバランス調整処理のなされたフラッシュ成分画像の強度調整値を算出する構成であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記最終調整画像生成部は、
    (a)前記第1の画像について、外光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したホワイトバランス調整済みの第1の画像と、
    (b)フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像に対して強度調整を実行した強度調整フラッシュ成分画像と、
    上記(a)および(b)の2画像に基づいて最終調整画像の生成処理を実行する構成であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  11. 前記強度調整値算出部は、
    外光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行した前記第1の画像と、フラッシュ光成分対応パラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像との合成画像に基づいて生成する非線形変換処理画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出する構成であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  12. 前記非線形変換処理は、ガンマ補正であり、
    前記強度調整値算出部は、
    ガンマ補正画像中の飽和画素値を持つ画素数を抑制する調整値として前記強度調整値を算出する構成であることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記強度調整フラッシュ成分画像算出部は、
    強度調整値として、前記ゲインgを適用して、強度調整フラッシュ成分画像F"を、下記式、
    F"=gF'
    によって算出し、
    前記最終調整画像生成部は、
    最終調整画像Rを、下記式、
    R=I+F"
    に従って算出する構成であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  14. 前記画像処理装置は、さらに、
    フラッシュの発光を制御して、前記第1の画像と、前記第2の画像を含む複数画像の撮影を実行する撮像部を有することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  15. 画像処理を実行するコンピュータ・プログラムであり、
    フラッシュを発光させずに撮影した第1の画像と、フラッシュを発光させて撮影した第2の画像とに基づいてフラッシュ成分画像を算出するフラッシュ成分画像算出ステップと、
    前記フラッシュ成分画像の強度調整値を算出する強度調整値算出ステップと、
    前記強度調整値を適用して、強度調整フラッシュ成分画像を算出する強度調整フラッシュ成分画像算出ステップと、
    前記第1の画像と前記強度調整フラッシュ成分画像とに基づいて最終調整画像を生成する最終調整画像生成ステップを有し、
    前記強度調整値算出ステップは、
    フラッシュ光成分に対応するパラメータに基づくホワイトバランス調整処理を実行したフラッシュ成分画像から予め定めた閾値以上の画素値を持つ画素によって構成されるフラッシュマスクMを生成するフラッシュマスク生成ステップと、
    下記算出式、
    g={T−1(max−k×stdrslt)−avg}÷avg
    ただし、T−1は、非線形変換Tの逆変換、
    maxは、最大出力画素値、
    kは、予め定めたスカラー値
    avgは、前記第1の画像に対するホワイトバランス調整画像I'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    avgは、前記フラッシュ成分画像のホワイトバランス調整画像F'のフラッシュマスクM部分の輝度値の平均値
    stdrsltは、非線形変換画像T(F'+I')のフラッシュマスクM部分を構成する画素の画素値ヒストグラムにおける標準偏差である
    によって強度調整値としてのゲインgを算出するステップと、
    を有することを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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