JP2010193002A - 撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ストロボを発光したときのホワイトバランス処理において、より安定したホワイトバランス補正を行う。
【解決手段】撮像した画像データの画像処理を行う撮像装置であって、ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出手段と、前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出手段と、ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出手段と、前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出手段とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は撮像装置、画像処理方法及びプログラムに関し、特に、ストロボを発光したときのホワイトバランス処理に用いられて好適である。
一般に、撮像素子から出力された信号はAD変換によってデジタル化され、デジタル化された撮影画像は図2に示すように複数のブロックに分割される。そのブロック信号はR、G、Bを含む色信号で構成されており、そのブロックの色評価値算出例として以下に示す式(1−1)、式(1−2)がある。
Figure 2010193002
次に、予め設定した白検出範囲に色評価値(Cx[i]、Cy[i])が含まれる場合は、そのブロックが白であると判定する。そして、白検出範囲に入った色画素の積分値SumR、SumG、SumBを算出して、以下に示す式(2−1)〜(2−3)のようにホワイトバランス係数(WBCo_R、WBCo_G、WBCo_B)を算出する。
Figure 2010193002
従来、ストロボ撮影時におけるホワイトバランス係数を算出する場合、外光のみが照射された画像信号から外光のホワイトバランス係数を算出し、ストロボが照射された画像信号からストロボのホワイトバランス係数を算出する。そして、被写体に対するストロボ寄与度から両者のホワイトバランス係数を加重平均することにより算出している。
このとき、外光のみが照射された画像信号としてはフィールド読み出しされた画像信号を用いている。フィールド読み出しは画素の加算によりフレーム読み出しと比べて短い時間で処理できるからである。したがって、フィールド読み出しの画像データから外光のみが照射された画像信号のホワイトバランス係数を算出し、ストロボが照射された画像信号からホワイトバランス係数を算出する。そして、両者を加重加算することで最終的なホワイトバランス係数を算出する。
特開2007−300320号公報 特開平09−322191号公報
しかしながら、例えばA光源のようなストロボ光と色温度差分がある外光の場合や高感度時、長秒時の場合等には、外光のホワイトバランス係数とストロボ光のホワイトバランス係数を加重加算するときに、外光の影響を受けやすくなってしまう。すなわち、背景の光源に引っ張られやすくなってしまい、所望なホワイトバランス係数を得られない問題がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであって、ストロボを発光した場合に、所望するホワイトバランス補正ができるようにする。
本発明は、撮像した画像データの画像処理を行う撮像装置であって、ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出手段と、前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出手段と、ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出手段と、前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出手段とを有することを特徴とする。
本発明は、撮像した画像データの画像処理を行う撮像装置の画像処理方法であって、ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出ステップと、前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出ステップと、ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出ステップと、前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出ステップとを有することを特徴とする。
本発明は、撮像した画像データの画像処理を行うコンピュータに、ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出ステップと、前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出ステップと、ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出ステップと、前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出ステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ストロボを発光したときにおいて、所望するホワイトバランス補正を行うことができる。
本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 画面を複数ブロックに分割した一例を示す図である。 第1の実施形態に係るホワイトバランス補正値の算出方法を示す概念図である。 第1のホワイトバランス補正値の算出処理を示すフローチャートである。 白検出範囲の一例を示す図である。 第2のホワイトバランス補正値の算出処理を示すフローチャートである。 駆動モードによる分光差分の補正例を示す図である。 被写体領域を切り出す処理を説明するための図である。 測光値の差分に応じて決定されるゲインαの対応を示す図である。 第2の実施形態に係るホワイトバランス補正値の算出方法を示す概念図である。 外光に応じて決定されるホワイトバランス補正値の対応を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、101はCCDやCMOS等からなる固体撮像素子である。固定撮像素子101は、その表面が例えばベイヤー配列のようなRGBカラーフィルタにより覆われ、カラー撮影が可能な構成となっている。
CPU114は画像全体が所定の明るさになるようなシャッター速度、絞り値を計算する共に、合焦領域内にある被写体に合焦するようにフォーカスレンズの駆動量を計算する。CPU114で計算された露出値(シャッター速度、絞り値)及びフォーカスレンズの駆動量は制御回路113に送られ、各値に基づいてそれぞれ制御される。
103はホワイトバランス(WB)制御部である。ホワイトバランス制御部103は、メモリ102に記憶された画像信号からの情報に基づいてホワイトバランス補正値を算出し、算出したホワイトバランス補正値を用いて、メモリ102に記憶された画像信号に対してホワイトバランス補正を行う。なお、ホワイトバランス制御部103の詳細構成及びホワイトバランス補正値の算出方法については、後述する。
104は色マトリックス回路である。色マトリックス回路104は、ホワイトバランス制御部103によりホワイトバランス補正された画像信号が最適な色で再現されるように色ゲインをかけて色差信号R−Y、B−Yに変換する。105は色差信号R−Y、B−Yの帯域を制限するローパスフィルタ(LPF)回路である。
106はCSUP(Chroma Supress)回路である。CSUP回路は、LPF回路105により帯域制限された画像信号の内、飽和部分の偽色信号を抑圧する。一方、ホワイトバランス制御部103によりホワイトバランス補正された画像信号は、輝度信号(Y)生成回路111にも出力され、輝度信号Yが生成される。生成された輝度信号Yはエッジ強調回路112によりエッジ強調処理が施される。
CSUP回路106から出力された色差信号R−Y、B−Yとエッジ強調回路112から出力された輝度信号Yとは、RGB変換回路107によりRGB信号に変換される。RGB信号は、ガンマ補正回路108により階調補正が施される。その後、階調補正されたRGB信号は、色輝度変換回路109によりYUV信号に変換される。YUV信号は、圧縮回路110により圧縮され、外部記録媒体又は内部記録媒体に画像信号として記録される。
次に、ホワイトバランス制御部103によるホワイトバランス補正値の算出方法について、図3を参照して説明する。なお、ホワイトバランス制御部103による処理は、撮像装置の不揮発メモリ等に格納されているプログラムをCPU114が実行することによるCPU114の制御の下で行われる。
図3は、ホワイトバランス補正値の算出方法を示す概念図である。ホワイトバランス制御部103は、図3に示すような第1のホワイトバランス補正値601、第2のホワイトバランス補正値602及び第3のホワイトバランス補正値603を算出する。
まず、第1のホワイトバランス補正値(外光用のホワイトバランス補正値)601の算出方法について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4は、第1のホワイトバランス補正値601を算出する手順の一例を示すフローチャートである。
ステップS101では、ホワイトバランス制御部103は、ストロボを発光したときの露光時の画像データとして、メモリ102に記憶された画像信号を読み出し、その画面を図2に示すような任意のm個のブロックに分割する。
ステップS102では、ホワイトバランス制御部103は、各ブロック(1〜m)毎に、画素値を各色に加算平均して色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を算出する。次に、ホワイトバランス制御部103は、算出した色平均値を上述した数1に示した式(1−1)、(1−2)に代入して、色評価値(Cx[i]、Cy[i])を算出する。
ステップS103では、ホワイトバランス制御部103は、算出したi番目のブロックの色評価値(Cx[i]、Cy[i])が、図5(a)に示す予め設定した白検出範囲301に含まれるかどうかを判断する。
ここで、図5(a)に示す白検出範囲301は、予め異なる光源下で白を撮影し、算出した色評価値をプロットしたものである。図5(a)に示すx座標(Cx)の負方向が高色温度被写体の白を撮影したときの色評価値であり、正方向が低色温度被写体の白を撮影したときの色評価値である。また、y座標(Cy)は光源の緑成分の度合いを意味していて、負方向になるにつれG成分が大きくなる光源、つまり蛍光灯であることを示している。
ステップS103の判断の結果、算出した色評価値(Cx[i]、Cy[i])がこの白検出範囲301に含まれる場合(ステップS103の判断の結果がYES)は、そのブロックが白色であると判断する。この場合、ステップS104に処理を進め、そのブロックの色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を積算する。また、ステップS103の判断の結果、白検出範囲301に含まれない場合(ステップS103の判断の結果がNO)は、積算せずにステップS105に処理を進める。このステップS103及びステップS104の処理は、式(3−1)〜(3−3)により表すことができる。
Figure 2010193002
ここで、式(3−1)〜(3−3)において、色評価値(Cx[i]、Cy[i])が白検出範囲301に含まれる場合はSw[i]を1に、含まれない場合にはSw[i]を0とする。これにより、ステップS103の判断により色平均値(R[i]、G[i]、B[i])加算を行うか、行わないかの処理を実質的に行っている。
ステップS105では、ホワイトバランス制御部103は、全てのブロックについて上述した処理を行ったか否かを判断する。未処理のブロックがあればステップS102に戻って上述したステップS102〜ステップS105の処理を繰り返し、すべてのブロックの処理が終了していればステップS106に進む。
ステップS106では、ホワイトバランス制御部103は、算出した色評価値の積分値(SumR、SumG、SumB)から、以下の式(4−1)〜(4−3)を用いて、第1のホワイトバランス補正値(WBCol_R、WBCol_G、WBCol_B)を算出する。この処理は、第1のホワイトバランス補正算出手段による処理の一例に対応する。
Figure 2010193002
次に、第2のホワイトバランス補正値(ストロボ用のホワイトバランス補正値)602の算出方法について、図6のフローチャートを参照して説明する。図6は、第2のホワイトバランス補正値602を算出する手順の一例を示すフローチャートである。ここで、図6のフローチャートは、上述した第1のホワイトバランス補正値601の算出方法と同様の処理であり、その説明を省略する。
第1のホワイトバランス補正値の算出方法と異なる点としては、ホワイトバランス制御部103が図5(b)に示す白検出範囲302のストロボ光用の白検出範囲で処理する点である。これはストロボ光という既知の光源であるので白検出範囲302のように限定できるからである。図6のフローチャートに示すステップS201〜ステップS206の処理により第2のホワイトバランス補正値を算出することができる。この処理は、第2のホワイトバランス補正算出手段による処理の一例に対応する。
次に、第3のホワイトバランス補正値(外光用のホワイトバランス補正値)603の算出方法について、説明する。ここでは、ホワイトバランス制御部103は、ストロボ非発光時の過去画像データより外光のホワイトバランス補正値を算出する。ここで、過去画像データとは、例えば本撮影が行われる直前にEVF(Electronic View Finder)駆動モードにおいて、撮影された画像データ等である。
この第3のホワイトバランス補正値の算出は、撮像駆動モードが異なる場合でも適用することができる。例えば、過去に算出したEVF駆動モードのホワイトバランス補正値を、静止画駆動モードのホワイトバランス補正値に使用することができる。ただし、駆動モードで分光差分が生じる場合には、ホワイトバランス補正値を補正する必要がある。具体的には、図7に示すように、EVF駆動モードでの分光差分ΔCx、ΔCy補正して、静
止画駆動モードに対応するホワイトバランス補正値を算出する。このように、ホワイトバランス制御部103は、EVF駆動モードにおいて撮影された画像データについて、EVF駆動モードと静止画駆動モードとの間の分光差分を補正して、静止画駆動モードに対応するホワイトバランス補正値を算出する。この処理は、第3のホワイトバランス補正算出手段による処理の一例に対応する。
次に、図3に示すホワイトバランス補正値の算出方法の概念図に戻り、第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値のMix(加重加算)方法について説明する。
まず、図3に示す処理610では、被写体に照射されている外光とストロボ光との照射比率に応じて加重加算を行う。
ここでは、照射比率を演算するための被写体領域を切り出す処理について説明する。本実施形態では、被写体領域を切り出すために本撮影を行う前にフラッシュのテスト発光(プリ発光)を行う。
まず、図8に示すように、ホワイトバランス制御部103は、フラッシュのテスト発光する前の画像データ81を取得し、このテスト発光前の画像データ81からm×nのマトリックスで構成される輝度ブロックa(82)を算出する。
次に、ホワイトバランス制御部103は、テスト発光前と同じ条件で、フラッシュのテスト発光を行って、テスト発光時の画像データ83を取得し、同様にm×nのマトリックスで構成される輝度ブロックb(84)を取得する。
ホワイトバランス制御部103は、取得した輝度ブロックa(82)及び輝度ブロックb(84)のデータを例えばRAM等に一時的に格納する。ここで、被写体画像の背景画像は、テスト発光前の画像データとテスト発光時の画像データとで、ほとんど変化がないものとする。
したがって、この2つの輝度ブロックa(82)と輝度ブロックb(84)の差分データは、フラッシュのテスト発光時における被写体領域の反射光となり、ホワイトバランス制御部103は、その差分データより被写体位置情報c(85)を取得することができる。
このように算出された被写体位置情報から被写体位置ブロックを取得することができる。
次に、撮像装置はストロボ発光により撮影して図8に示す画像データ86を取得する。ホワイトバランス制御部103は、取得した画像データ86のうち取得した被写体位置ブロックに対応する本露光時輝度(Y1)を算出する。また、ホワイトバランス制御部103は、ストロボ非発光時の過去画像データのうち取得した被写体位置ブロックに対応するストロボ非発光時輝度(Y2)を算出する。なお、本露光時とストロボ非発光時の露光条件が異なる場合は露光条件を揃えてY1、Y2を算出する。ホワイトバランス制御部103は、算出したY1、Y2の比を被写体に照射された光量比として、第1と第2のホワイトバランス補正値をMix処理(加重加算)すると共に第2と第3のホワイトバランス補正値をMix処理(加重加算)する。ここで、例えば、本露光時のストロボ光輝度(Y1)とストロボ非発光時の外光輝度(Y2)との比が5:1であったとすると、第1のホワイトバランス補正値と第2のホワイトバランス補正値とをMix処理する割合は1:5となる。また、第2のホワイトバランス補正値と第3のホワイトバランス補正値とをMix処理する割合は5:1となる。
次に、図3に示す処理620でのホワイトバランス補正値のMix処理について説明する。ホワイトバランス制御部103は、第1及び第2のホワイトバランス補正値がMix処理されたホワイトバランス補正値にゲインαを乗算する。また、ホワイトバランス制御部103は、第2及び第3のホワイトバランス補正値がMix処理されたホワイトバランス補正値にゲイン(1−α)を乗算する。そして、ホワイトバランス制御部103は、ゲインα及びゲイン(1−α)を乗算したホワイトバランス補正値を加算することにより、最終的な画像処理に用いるホワイトバランス補正値を算出する。
ここで、例えば、本露光時の画像データとストロボ非発光時の過去画像データとの間で、光源変化等のシーン変化が起きた場合、第3のホワイトバランス補正値の信頼度が低下する場合がある。
したがって、シーン変化が起きた場合、ホワイトバランス制御部103は、ゲインαを制御し、第3のホワイトバランス補正値を使用する割合を変化させる。ここで、ホワイトバランス制御部103が、ゲインαを算出する方法について図9を参照して説明する。図9は、本露光撮影時とストロボ非発光撮影時とのBv値(測光値)の差分に応じて決定されるゲインαの対応を示すグラフである。
図9に示すように、本露光撮影時とストロボ非発光撮影時との差分ΔBvがΔBv_T
h1より小さい場合にはゲインαは0であり、ΔBv_Th2より大きい場合にはゲイン
αは1となる。
したがって、図6に示すように処理620では、例えば、ホワイトバランス制御部103は、Bv値(測光値)の差分がΔBv_Th2より大きい場合、光源変化等のシーン変
化が起きたと判断し、ゲインαが1にする。そして、ホワイトバランス制御部103は、第3のホワイトバランス補正値を用いずに、ホワイトバランス補正値を算出する。
ホワイトバランス制御部103は、このようにして得られたホワイトバランス補正値を画像処理に使用するホワイトバランス補正値と決定し、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、第1、第2及び第3のホワイトバランス補正値を用いて、画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出することで、ストロボ発光したときでも所望するホワイトバランス補正を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るホワイトバランス補正値を算出する方法について説明する。本実施形態では、光量比によってMix処理をした後、リミッタ制御を行う。なお、撮像装置の構成等については第1の実施形態と同様である。
ホワイトバランス制御部103によるホワイトバランス補正値の算出方法について、図10を参照して説明する。なお、ホワイトバランス制御部103による処理は、撮像装置の不揮発メモリ等に格納されているプログラムをCPU114が実行することによるCPU114の制御の下で行われる。
図10は、本実施形態に係るホワイトバランス補正値の算出方法を示す概念図である。
本実施形態では、ホワイトバランス制御部103が第2のホワイトバランス補正値と第3のホワイトバランス補正値とを光量比によるMix処理を行った後、リミッタ処理901でリミッタ制御を行う。
例えば、外光がA光源のような低色温度光源であった場合、高感度時や長秒時のように外光の影響を受けやすいような撮影条件の場合に、ホワイトバランス制御部103は、リミッタによりホワイトバランス補正値の制御を行う。
ここで、ホワイトバランス制御部103が、ホワイトバランス補正値をリミット制御する方法について図11を参照して説明する。図11は、外光に応じて決定されるホワイトバランス補正値の対応を示すグラフである。
図11(a)に示すように、例えば、外光の色温度がCx0より小さい(低色温度)場合、ホワイトバランス制御部103は、補正値ΔCx0にリミット制御する。リミッタ処
理901では処理610によって光量比MIXされたホワイトバランス補正値(Cx、Cy)に対してリミッタ処理を施す。この例ではつまり、処理610で算出されたホワイトバランス補正値にリミッタ補正値ΔCx0を加算してホワイトバランス補正値(Cx+Δ
Cx0、Cy)を算出する。
また、図11(b)に示すように、例えば、外光比率がRatio1より高い場合、ホワイトバランス制御部103は、補正値ΔCx1にリミット制御する。これにより外光の
影響を受けやすく背景の光源に引っ張られてしまうシーンにおいても、所望なホワイトバランス補正値を算出することができる。なお、他の処理は、第1の実施形態と同様であり、同一符号を付して、その説明を省略する。
このように、本実施形態によれば、第1、第2及び第3のホワイトバランス補正値を用いて、画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出することで、ストロボ発光したときでも所望するホワイトバランス補正を行うことができる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、カメラヘッド等)から構成されるシステムを適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、以下のようにして達成することも可能である。まず、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、以下のようにして達成することも可能である。すなわち、読み出したプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているオペレーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合である。ここでプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MO等が考えられる。また、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)やWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)等のコンピュータネットワークを、プログラムコードを供給するために用いることができる。
101 CCD撮像素子
102 メモリ
103 ホワイトバランス制御部
104 色マトリックス回路
105 LPF回路
106 CSUP回路
107 RGB変換回路
108 ガンマ補正回路
109 色輝度変換回路
110 圧縮回路
111 輝度信号生成回路
112 エッジ強調回路
113 制御回路
114 CPU

Claims (9)

  1. 撮像した画像データの画像処理を行う撮像装置であって、
    ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出手段と、
    前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出手段と、
    ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出手段と、
    前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記算出手段は、前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値を用いて、加重加算することにより画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記算出手段は、被写体に照射された外光とストロボ光との比率によって加重加算することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記ストロボ非発光時の過去画像データは、EVF駆動モードにおいて撮影された画像データであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第3のホワイトバランス補正算出手段は、前記EVF駆動モードにおいて撮影された画像データについて、EVF駆動モードと静止画駆動モードとの間の分光差分を補正して、静止画駆動モードに対応するホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 被写体に照射された外光に応じて、第3のホワイトバランス補正値をリミッタ制御するリミッタ制御手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記リミッタ制御手段は、外光の色温度又は被写体に照射される外光とストロボ光との比率に応じて第3のホワイトバランス補正値をリミッタ制御することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 撮像した画像データの画像処理を行う撮像装置の画像処理方法であって、
    ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出ステップと、
    前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出ステップと、
    ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出ステップと、
    前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出ステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 撮像した画像データの画像処理を行うコンピュータに、
    ストロボを発光したときの露光時の画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第1のホワイトバランス補正算出ステップと、
    前記露光時の画像データからストロボ用のホワイトバランス補正値を算出する第2のホワイトバランス補正算出ステップと、
    ストロボ非発光時の過去画像データから外光用のホワイトバランス補正値を算出する第3のホワイトバランス補正算出ステップと、
    前記第1のホワイトバランス補正値、第2のホワイトバランス補正値及び第3のホワイトバランス補正値に基づいて、撮像した画像データに画像処理を行うホワイトバランス補正値を算出する算出ステップとを実行させるためのプログラム。
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