JP2014120813A - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラッシュ発光時のホワイトバランスゲインが不明な場合でも、適正なホワイトバランスゲインを算出する。
【解決手段】フラッシュ非発光時の第1画像と発光時の第2画像の露光制御値の差分から露光差分値を算出し、露光差分値を乗算した第2画像と第1画像の信号値と比較して所定ブロック単位で第1フラッシュ混合率を算出し、第1フラッシュ混合率の最大値と所定しきい値の間に第1フラッシュ混合率が収まるブロック領域を選択し、第2画像のうち選択した領域のカラーバランスを算出し、前記最大値を1とする係数を全ブロックの第1フラッシュ混合率に乗算して第2フラッシュ混合率を算出し、第2フラッシュ混合率と、第2画像のうち選択した領域のカラーバランスと、定常光のカラーバランスとに基づいて、ブロック単位でホワイトバランスゲインを算出するマルチAWB処理部106を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及び撮像方法に関する。
デジタルスチルカメラ(Digital Still Camera)などの電子的撮像装置において、白色のバランスを補正するホワイトバランス(White Balance)補正処理が広く知られている。従来のホワイトバランス補正処理は、全ての画素に同じホワイトバランスゲイン(White Balance Gain)を適用する処理である。
例えば定常光が暗いシーン(Scene)では、露光不足を解消するためにフラッシュ(Flash)を発光させて撮影を行うが、この時、定常光とフラッシュ光が混合されているシーンでのホワイトバランスゲインは、フラッシュの発光量等に応じて算出することになる。その際に、デジタルスチルカメラに近い距離にある被写体はフラッシュ光の依存度が高いため、適切なホワイトバランスとすることができる。
一方、デジタルスチルカメラから離れた遠い距離にある被写体は定常光の依存度が高くなる。この場合、定常光が蛍光灯などの場合だとフラッシュ光との色温度差が大きくなるため、白い被写体が黄色く写るなど不適切なホワイトバランスとなる問題が発生する。
このため、特許文献1に記載されているように、画像全体を適切なホワイトバランスとするために、フラッシュ発光画像とフラッシュ非発光画像を比較することでフラッシュ混合率を算出し、そのフラッシュ混合率から最適なホワイトバランスゲインを画素単位に算出し適用する技術が知られている。
特許文献1に記載された技術では、フラッシュ光の光源色と定常光の光源色をフラッシュ混合率で線形補間して、ホワイトバランスゲインを算出する。フラッシュ光の光源色は事前に測定したフラッシュ光が100%被写体に当たる場合の値を使用することで、フラッシュ混合率に応じてホワイトバランスゲインを算出している。
また、特許文献2には、フラッシュ発光画像とフラッシュ非発光画像とを、画素毎の輝度値に基づいて、所定の閾値、所定の合成比率に従って合成して画像を生成する撮像装置が記載されている。また、特許文献3には、フラッシュ発光画像とフラッシュ非発光画像との輝度を比較し、その輝度差が予め定められた閾値を超えるフラッシュ発光画像中の領域の画像データに基づき、被写体に対するホワイトバランスゲインを算出することが記載されている。また、特許文献4には、ホワイトバランスゲインが滑らかに変化するような被写体や輝度値が急激に変化する被写体であっても正確にホワイトバランスゲインを算出する技術が記載されている。
特許第3569352号号公報 特開2007−124292号公報 特開2010−187113号公報 特願2012−134678号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、フラッシュ光の光源色は事前に測定して得られた、フラッシュ光が100%被写体に当たる場合の値を使用するため、フラッシュ光の光源色が事前に判明していることが前提となる。
このため、フラッシュ光を壁などにバウンス(Bounce)させて発光した場合は、フラッシュ光を直接被写体に照射する場合と比べてフラッシュ光の光源色が変化するため、適正なホワイトバランスを算出することができない問題がある。また、ホワイトバランスゲインが不明な、カメラと別体の外付けのフラッシュを使用する場合など、フラッシュの光源色を予め取得できない場合も、適正なホワイトバランスゲインを算出することが困難となる。
同様に、特許文献2〜4に記載された技術においても、フラッシュ光を壁などにバウンス(Bounce)させて発光した場合や、ホワイトバランスゲインが不明な外部フラッシュを使用する場合はホワイトバランスゲインを算出することができず、適切なホワイトバランスに補正できないという問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、外付けのフラッシュを使用する場合、またはバウンス発光など直接フラッシュ光を被写体に照射しない場合など、フラッシュのホワイトバランスゲインが不明となる場合であっても、適正なホワイトバランスゲインを算出することが可能な、新規かつ改良された撮像装置及び撮像方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、フラッシュ非発光時に撮像された第1の画像の露光制御値とフラッシュ発光時に撮像された第2の画像の露光制御値の差分から露光差分値を算出する露光差分値算出部と、前記露光差分値を乗算した前記第2の画像の信号値と前記第1の画像の信号値との比較から所定のブロック単位で第1のフラッシュ混合率を算出するフラッシュ混合率算出部と、前記第1のフラッシュ混合率が最大値となるブロックを選択し、当該最大値と所定のしきい値の間に前記第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域を選択する被写体領域選択部と、フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した前記領域のカラーバランスを算出するフラッシュ光カラーバランス算出部と、前記フラッシュ混合率の前記最大値を1とする係数を算出し、当該係数を全ブロックの前記第1のフラッシュ混合率に乗算して第2のフラッシュ混合率を算出するフラッシュ混合率補正部と、前記第2のフラッシュ混合率と、前記フラッシュ光カラーバランス算出部が算出した前記カラーバランスと、定常光のカラーバランスとに基づいて、前記ブロック単位でホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出部と、を備える撮像装置が提供される。
上記構成によれば、第1のフラッシュ混合率の最大値と所定のしきい値の間に第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域が選択されて、その領域のフラッシュ発光時の第2の画像のカラーバランスと定常光のカラーバランスとに、第2のフラッシュ混合率を適用してホワイトバランスゲインを算出することができるため、フラッシュによるホワイトバランスゲインが不明な場合であっても、適正なホワイトバランスゲインを算出することができる。
また、前記ブロックは1画素からなり、前記フラッシュ混合率算出部は、画素毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、前記ホワイトバランスゲイン算出部は、画素毎に前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、画素毎にホワイトバランスゲインを算出することができるため、画素毎にホワイトバランスを制御することができる。
また、前記ブロックは複数の画素から構成される特定の領域であり、前記フラッシュ混合率算出部は、前記特定の領域毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、前記ホワイトバランスゲイン算出部は、前記特定の領域毎に前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、特定の領域毎にホワイトバランスゲインを算出することができるため、特定の領域毎にホワイトバランスを制御することができる。
また、前記ホワイトバランスゲインを前記第2の画像に前記ブロック毎に適用するホワイトバランスゲイン制御部を更に備える。この構成によれば、算出したホワイトバランスゲインが第2の画像にブロック毎に適用されるため、ホワイトバランスを最適に制御することができる。
また、フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域の前記カラーバランスと、フラッシュ非発光時の前記第1の画像の前記カラーバランスとを、前記第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間してブロック単位でカラーバランスを算出する推定光源色算出部を更に備え、前記ホワイトバランスゲイン算出部は、前記ブロック単位で算出された前記カラーバランスに基づいて、前記ブロック単位で前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、フラッシュ発光時の第2の画像のうち選択した領域のカラーバランスと、フラッシュ非発光時の第1の画像のカラーバランスとが、第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間されてブロック単位でカラーバランスが算出されるため、フラッシュ発光によるホワイトバランスゲインが不明な場合であっても、ブロック単位でカラーバランスを高精度に算出することができる。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、フラッシュ非発光時に撮像された第1の画像の露光制御値とフラッシュ発光時に撮像された第2の画像の露光制御値の差分から露光差分値を算出するステップと、前記露光差分値を乗算した前記第2の画像の信号値と前記第1の画像の信号値との比較から所定のブロック単位で第1のフラッシュ混合率を算出するステップと、前記第1のフラッシュ混合率が最大値となるブロックを選択し、当該最大値と所定のしきい値の間に前記第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域を選択するステップと、フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域のカラーバランスを算出するステップと、前記フラッシュ混合率の前記最大値を1とする係数を算出し、当該係数を全ブロックの前記第1のフラッシュ混合率に乗算して第2のフラッシュ混合率を算出するステップと、前記第2のフラッシュ混合率と、前記カラーバランスを算出するステップで算出した前記カラーバランスと、定常光のカラーバランスとに基づいて、前記ブロック単位でホワイトバランスゲインを算出するステップと、備える撮像方法が提供される。
上記構成によれば、第1のフラッシュ混合率の最大値と所定のしきい値の間に第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域が選択されて、その領域のフラッシュ発光時の第2の画像のカラーバランスと定常光のカラーバランスとに、第2のフラッシュ混合率を適用してホワイトバランスゲインを算出することができるため、フラッシュによるホワイトバランスゲインが不明な場合であっても、適正なホワイトバランスゲインを算出することができる。
また、前記ブロックは1画素の領域であり、前記第1のフラッシュ混合率を算出するステップにおいて、画素毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、画素毎に前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、画素毎にホワイトバランスゲインを算出することができるため、画素毎にホワイトバランスを制御することができる。
また、前記ブロックは複数の画素から構成される特定の領域であり、前記第1のフラッシュ混合率を算出するステップにおいて、前記特定の領域毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、前記特定の領域毎に前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、特定の領域毎にホワイトバランスゲインを算出することができるため、特定の領域毎にホワイトバランスを制御することができる。
また、前記ホワイトバランスゲインを前記第2の画像に前記ブロック毎に適用するステップを更に備える。この構成によれば、算出したホワイトバランスゲインが第2の画像にブロック毎に適用されるため、ホワイトバランスを最適に制御することができる。
また、フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域の前記カラーバランスと、フラッシュ非発光時の前記第1の画像のカラーバランスとを、前記第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間してブロック単位でカラーバランスを算出するステップを更に備え、前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、前記ブロック単位で算出された前記カラーバランスに基づいて、前記ブロック単位で前記ホワイトバランスゲインを算出する。この構成によれば、フラッシュ発光時の第2の画像のうち選択した領域のカラーバランスと、フラッシュ非発光時の第1の画像のカラーバランスとが、第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間されてブロック単位でカラーバランスが算出されるため、フラッシュ発光によるホワイトバランスゲインが不明な場合であっても、ブロック単位でカラーバランスを高精度に算出することができる。
本発明によれば、外付けのフラッシュを使用する場合、またはバウンス発光など直接フラッシュ光を被写体に照射しない場合など、フラッシュのホワイトバランスゲインが不明となる場合であっても、適正なホワイトバランスゲインを算出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る本実施形態に係る撮像装置の画像処理パイプラインの構成を示したブロック図である。 ホワイトバランスゲインの算出処理を示すフローチャートである。 フラッシュ非発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。 フラッシュ発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。 ベイヤ型配列を有する撮像素子を示した説明図である。 被写体領域選択部によって選択される領域を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
以下の実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルスチルカメラを例にとって、本実施形態に係る撮像装置で実施される画像処理パイプラインについて、図1を参照しながら簡単に説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置の画像処理パイプラインの構成を示したブロック図である。
本実施形態に係る撮像装置10は、図1に示したように、撮像部101、信号処理部102、前処理部103、画像メモリ104、適正AE算出部105、マルチAWB処理部106、後処理部107、RGB−YCC変換部108、データ圧縮部109、メモリカードインタフェース110及びメモリカード111を主に備える。
撮像部101は、図1に示したように、被写体からの光を集光するレンズ121と、絞り122と、シャッター123と、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子124と、露光制御部125と、フラッシュ126と、を主に備える。
レンズ121を透過した光は、絞り122及びシャッター123の動作タイミングに合わせて撮像素子124に結像し、撮像素子124の各画素から、結像した光に関する出力信号が出力される。また、露光制御部125は、絞り122、シャッター123、撮像素子124及びフラッシュ126の動作タイミングを制御しており、フラッシュ126を発光させながら被写体を撮像したり、フラッシュ126を発光させないで被写体を撮像したりする制御を行っている。
信号処理部102は、撮像部101の撮像素子124から出力された出力信号に対して信号処理を行う処理部である。この信号処理部102は、出力信号に対して色分離処理を行う色分離部131と、出力信号に対してA/D変換処理を行うA/D変換部132と、を主に備える。色分離部131とA/D変換部132とは、互いに連携しながら、出力信号に対して信号処理を実施する。これらの処理が行われることで、撮像素子124から出力された出力信号はRGB画像信号となる。
前処理部103は、信号処理部102から出力されたRGB画像信号に対して、前処理を施す処理部である。この前処理部103は、図1に示したように、黒レベル補正部141、欠陥画素補正部142、シェーディング補正部143及びAE評価値算出部144を主に備える。信号処理部102から出力されたRGB画像信号は、黒レベル補正部141による黒レベル補正処理により黒レベルが一定となるように補正され、欠陥画素補正部142により、画素欠陥がRGB画像信号中に存在する場合に画素欠陥周辺の情報に基づいて情報が補間される。また、信号処理部102から出力されたRGB画像信号は、シェーディング補正部143により、画像の周辺等に発生する輝度落ち等に起因する画像の輝度差が補正される。AE評価値算出部144は、これらの補正が行われたRGB画像信号に基づいて、AE評価値を算出する。AE評価値算出部144により算出されたAE評価値は、適正AE算出部105に出力される。また、上述の補正が行われたRGB画像信号は、画像メモリ104及び後処理部107に出力される。
画像メモリ104は、前処理部103による各種の前処理が施されたRGB信号を記憶部する記憶部の一例である。この画像メモリ104は、フラッシュ非発光時に撮像された撮像画像を記憶する第1撮像記憶部151と、フラッシュ発光時に撮像された撮像画像を記憶する第2撮像記憶部152と、を有している。後述するマルチAWB(オートホワイトバランス)処理部106及び後処理部107は、かかる画像メモリ104が記憶している各撮像画像を利用して、それぞれの処理部における処理を実施することが可能である。
適正AE算出部105は、前処理部103のAE評価値算出部144から出力されたAE評価値に基づいて、撮像条件に適したAE値を算出する。適正AE算出部105は、算出したAE値を、撮像部101の露光制御部125及びマルチAWB処理部106に出力する。これにより、露光制御部125は、取得したAE値に基づいて絞り122、シャッター123、撮像素子124及びフラッシュ126の露光制御を行うことが可能となる。
マルチAWB処理部106は、適正AE算出部105が算出したAE値と、画像メモリ104に記憶されているフラッシュ非発光時に撮像された撮像画像及びフラッシュ発光時に撮像された撮像画像と、を利用して、ホワイトバランス補正処理に用いられるホワイトバランスゲインを算出する処理部である。マルチAWB処理部106は、算出したホワイトバランスゲインを、後述する後処理部107のホワイトバランス制御部176に出力する。
このマルチAWB処理部106は、図1に示したように、露光差分値算出部161、フラッシュ混合率算出部162、被写体領域選択部163、フラッシュ光のカラーバランス算出部164、フラッシュ混合率補正部165、推定光源色算出部166、及びホワイトバランスゲイン算出部167を有している。
マルチAWB処理部106で実施されるホワイトバランスゲインの算出処理については、以下で改めて詳細に説明する。
後処理部107は、前処理部103により前処理が施されたRGB画像信号に対して、各種の後処理を実施する処理部である。この後処理部107は、RGB画像信号に対してデモザイク処理(ベイヤ色補間処理)を実施するデモザイク処理部171と、RGB画像信号に対してエッジ強調処理を実施するエッジ強調処理部172と、RGB画像信号に対して色補正処理を実施する色補正処理部173と、RGB画像信号に対してガンマ補正を実施するガンマ補正処理部174と、RGB画像信号のノイズリダクション処理(ノイズ低減処理)を実施するノイズリダクション処理部175と、RGB画像信号に対してホワイトバランス補正処理を実施するホワイトバランス制御部176と、を更に備える。ここで、ホワイトバランス制御部176には、本実施形態に係るマルチAWB処理部106により算出されたホワイトバランスゲインが入力され、ホワイトバランス制御部176は、算出されたホワイトバランスゲインを用いて、RGB画像信号に対してホワイトバランス補正処理を実施する。
これらの処理部により各種の後処理を施されたRGB画像信号は、RGB−YCC変換部108に出力される。RGB−YCC変換部108は、RGB画像信号をYCC画像信号へと変換する処理部である。かかる変換処理により、撮像された画像の色空間がRGB色空間からYCC(YCrCb)色空間へと変換されることとなる。変換後のYCC画像信号は、データ圧縮部109へと出力される。
データ圧縮部109は、YCC画像信号を、必要に応じてJPEG等の各種の圧縮形式で圧縮する処理部である。必要に応じて圧縮されたYCC画像信号は、メモリカードインタフェース110を介してメモリカード111に記録される。
以上、図1を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置10の画像処理パイプラインについて、簡単に説明した。
次に、本実施形態に係るマルチAWB処理部106で実施されるホワイトバランスゲインの算出処理について、詳細に説明する。図2は、ホワイトバランスゲインの算出処理を示すフローチャートである。
先ず、ステップS10では、フラッシュ非発光時の画像を取得する。ここでは、フラッシュ非発光時に行う第1の撮影によって、図3に示すように、フラッシュ発光前の定常光で照射されているRGB画像信号となる第1の画像を取得する。次のステップS12では、第1の画像が画像メモリ104の第1の撮像記憶部151に記憶される。
次に、ステップS14では、フラッシュを発光時の画像を取得する。ここでは、フラッシュ発光時の第2の撮像によって、図4のようなフラッシュ発光後のRGB画像信号となる第2の画像を取得する。次のステップS16では、第2の画像が画像メモリ104の第2の撮像記憶部152に記憶される。
次のステップS18では、画素単位でフラッシュ混合率を算出する。ステップS18では、第1の画像と第2の画像の露光制御値の差分を算出し、差分に基づいてフラッシュ混合率を算出する。次のステップS20では、全ての画素のフラッシュ混合率を算出したか否かを判定し、全ての画素のフラッシュ混合率の算出が完了した場合は、ステップS22へ進む。一方、全ての画素のフラッシュ混合率を算出していない場合は、ステップS18へ戻り、画素単位でのフラッシュ混合率の算出を引き続き行う。
ステップS22では、全ての画素で算出したフラッシュ混合率について、その最大値を求める。次のステップS24では、ステップS20で求めた最大値と、最大値よりも小さい所定のしきい値との間にフラッシュ混合率を有する画素を選択する。
次のステップS26では、ステップS24で選択した選択画素のみでフラッシュ光源色を算出する。次のステップS28では、フラッシュ混合率の最大値を100%として、画素単位で補正値を算出し、フラッシュ混合率に補正値を乗算して新たなフラッシュ混合率を算出する。次のステップS30では、補正値の乗算が全ての画素について終了したか否かを判定し、全ての画素について終了した場合はステップS32へ進む。一方、補正値の乗算が全ての画素について終了していない場合は、ステップSS28へ戻り、画素単位の新たな補正値の乗算を引き続き行う。
次のステップS32では、フラッシュ光と定常光の推定光源色を線形補間する。次のステップS34では、画素単位でホワイトバランスゲインを算出する。次のステップS36では、画素単位でのホワイトバランスゲインの算出が全画素について終了したか否かを判定し、全画素について終了した場合は処理を終了する(END)。一方、ホワイトバランスゲインの算出が全ての画素で終了していない場合は、ステップS32以降の処理を再度行う。
次に、図2の処理について詳細に説明する。まず、図3、図4及び図5を参照しながら、マルチAWB処理部106に入力される撮像画像及び当該撮像画像における画素の取り扱いについて、簡単に説明する。図3は、フラッシュ非発光撮影により撮像される画像を示した説明図であり、図4は、フラッシュ発光撮影により撮像される画像を示した説明図である。図5は、ベイヤ型配列を有する撮像素子を示した説明図である。
本実施形態に係るマルチAWB処理部106には、入力信号として、第1の撮像画像の一例であるフラッシュ非発光時に撮像された撮像画像(以下、フラッシュ非発光撮像画像とも称する。)と、第2の撮像画像の一例であるフラッシュ発光時に撮像された撮像画像(以下、フラッシュ発光撮像画像とも称する。)と、が入力される。ここで、図3に示したようなフラッシュ非発光撮像画像は、ライブビュー画像のように間引き処理等によって、図4に示したようなフラッシュ発光撮像画像よりも画像サイズが小さい画像となっている。
また、マルチAWB処理部106は、後述するように、入力された撮像画像の画像信号から推定光源色を算出するが、マルチAWB処理部106は、かかる処理において、フラッシュ非発光撮像画像のRGB画像信号を、RGB別(色別)に全画面分積分し、フラッシュが発光していない定常光のみの場合の推定光源色(R/G、B/G)を算出する。また、マルチAWB処理部106は、フラッシュ発光時撮像画像のRGB画像信号を、フラッシュ混合率が最大値から所定のしきい値の範囲内の領域で、RGB別(色別)に当該領域内で積分し、フラッシュ混合率が最大値から所定のしきい値の範囲内の領域の推定光源色(R/G、B/G)を算出する。
ここで、本実施形態に係るマルチAWB処理部106では、画素単位ごとにホワイトバランスゲインが算出されることとなる。この際、マルチAWB処理部106は、フラッシュ発光撮像画像及びフラッシュ非発光撮像画像において、図3に示したように、R,G,G,Bの四つの画素21を一組としたベイヤユニット23を1画素とみなしたり、ベイヤ色補間(デモザイク)処理によって、ベイヤ画像におけるR,G,G,Bの四つの画素から各色(R,G,B)一つずつの画素を生成したりする。
図1において、マルチAWB処理部106への入力値は、画像メモリ104から入力される、フラッシュ非発光時のRGB画像信号とフラッシュ発光時のRGB画像信号である。マルチAWB処理部106からの出力値のホワイトバランスゲインは、全画素数分のホワイトバランスゲインであり、画素単位がホワイトバランスゲインを適用するブロックとなる。
図2のステップS18では、第1の撮像記憶部151に保持されたフラッシュ非発光時のRGB画像信号と、第2の撮像記憶部152に保持されたフラッシュ発光時のRGB画像信号に基づいてフラッシュ混合率の計算を行う。図2では、フラッシュ混合率の計算を画素毎に行っており、以下の説明でもフラッシュ混合率の計算を画素単位で行うものとするが、上述したように、フラッシュ混合率の計算は、複数の画素からなるブロック単位で行うこともできる。例えば、フラッシュ混合率の計算は、図5に示すように、R,G,G,Bの4画素を一組としたベイヤユニット23を1画素として行うことができ、また、Bayer色補間(De−mosaic)処理により、周辺の画素から補間して得られる1画素(R,G,B)として行うこともできる。
図3に示したようなフラッシュ非発光撮像画像を撮像するときの露光制御値と、図4に示すようなフラッシュ発光撮像画像を撮像するときの露光制御値が一致していない場合には、露光差分値算出部162は、各露光制御値の差分を考慮する。ここで、露光制御値には、以下の式101に示す関係があることが知られている。ここで、以下の式101において、TVはシャッタースピードを表し、AVは絞り値を表し、SVは感度を表し、BVは被写体輝度を表している。また、下記式101のそれぞれの値は、APEX値で表現されている。
Figure 2014120813
そこで、露光差分値算出部162は、各撮像画像の露光制御値が異なる場合には、以下の式102及び式103を用いて、被写体輝度を算出する。ここで、以下に示した式102は、フラッシュ非発光撮像画像の被写体輝度値BVlを算出するための式であり、以下に示した式103は、フラッシュ発光縮小画像の被写体輝度値BVSを算出するための式である。
Figure 2014120813
露光差分値算出部162は、式102及び式103に基づく被写体輝度値の算出を終了すると、得られた算出結果を利用して、以下の式104に基づいて差分BVdiffを算出する。このとき、フラッシュ非発光撮像画像の露光制御値とフラッシュ発光撮像画像の露光制御値とが一致している場合には、以下の式104に示す差分BVdiffの値は0となる。
Figure 2014120813
露光差分値算出部162は、差分BVdiffを算出すると、続いて以下の式105を利用して、露光差分値Lfを算出する。
Figure 2014120813
露光差分値算出部162は、露光差分値Lfを算出すると、得られた算出結果をフラッシュ混合率算出部162に出力する。
フラッシュ混合率算出部162は、フラッシュ非発光撮像画像の信号値と、露光差分値を乗算したフラッシュ発光縮小画像の信号値とに基づいて、画素単位で第1のフラッシュ混合率(Ratio)を算出する。この第1のフラッシュ混合率(Ratio)は、フラッシュ非発光撮像画像における定常光量を1としたときの相対値として算出されるものであり、信号値として輝度値を利用した場合には以下の式106で表される。
Figure 2014120813
ここで、式106において、Ylは、フラッシュ非発光撮像画像における各画素の輝度値であり、YSは、フラッシュ発光縮小画像における各画素の輝度値である。
また、色信号値の一つであるG(グリーン)信号値は輝度値Yとほぼ同じ値となるため、フラッシュ混合率算出部162は、上記式106において輝度値Yの代わりにG信号値を利用して、第1のフラッシュ混合率を算出してもよい。また、フラッシュ混合率算出部162は、算出した第1のフラッシュ混合率を0.0〜1.0の間でクリップ(Clip)する。
また、フラッシュ混合率算出部162は、ノイズ、またはフラッシュ非発光画像とフラッシュ発光画像の位置ずれを考慮(補正)して第1のフラッシュ混合率を算出する。第1のフラッシュ混合率は、フラッシュ混合率算出部162から被写体領域選択部163へ送られる。
図6は、被写体領域選択部163によって選択される領域を示す模式図である。被写体領域選択部163は、画素単位で算出された第1のフラッシュ混合率の中で一番大きな値であるフラッシュ混合率の最大値(RatioMAX)を選択し、図6の斜線部の領域A1のように、フラッシュ混合率の最大値が位置するブロックBを中心に、フラッシュ混合率が最大値から所定のしきい値Tまでの範囲内に存在するブロックを選択する。この時、全画像内で第1のフラッシュ混合率が最大値からしきい値Tまでの範囲内に存在する全てのブロックを選択しても良いし、フラッシュ混合率が最大値からしきい値Tまでの範囲内に存在するブロックのうち、最大値のブロックから連続しているブロックのみを選択しても良い。一例として、しきい値Tとしては、最大値を100%とした場合に、最大値から10%〜20%減少させた値、すなわち、しきい値Tとして最大値の80%〜90%の値を用いることができる。
次に、フラッシュ光カラーバランス算出部164は、被写体領域選択部163によって選択された領域(図6に示す斜線部の領域A1)において、フラッシュ発光時のカラーバランス(CB:Color Balance)を算出する。フラッシュ光カラーバランス算出部164は、領域A1内の画素をR,G,B毎に積算し、R/G(=CBfr)、B/G(CBfb)を計算する。ここで、ホワイトバランスゲイン(White Balance Gain)はG/R,G/Bであるが、カラーバランスCBはホワイトバランスゲインの逆数となるため、フラッシュ光カラーバランス算出部164は、R/G,B/Gを算出する。
フラッシュ光カラーバランス算出部164によるカラーバランスの算出方法は、オートホワイトバランスのGray Worldによるものであるが、別のホワイトバランスゲインの算出手法を用いてもよい。例えば、領域A1内のブロック(Block)のカラーバランスから色を判断し、有彩色と思われるブロックを選択から外すことで、光源色に近いブロックのみを選択しても良い。これにより、有彩色の影響を排除して、より正確なカラーバランスを算出することができる。
フラッシュ光カラーバランス算出部164が算出したカラーバランスは、フラッシュ混合率補正部165へ送られる。フラッシュ混合率補正部165は、以下の式107により、被写体領域選択部163で求めたフラッシュ混合率の最大値を100%とするための係数(1/RatioMAX)を算出し、全ブロックの第1のフラッシュ混合率(Ratio)に乗算することで第2のフラッシュ混合率(Ratio’)を算出する。
Figure 2014120813
フラッシュ混合率補正部165が算出した第2のフラッシュ混合率(Ratio’)は、推定光源色算出部166へ送られる。推定光源色算出部166は、フラッシュ光カラーバランス算出部164で算出したフラッシュ光の推定光源色(CBf)と、定常光の推定光源色(CBs)を線形補間し、以下の式108及び式109により画素の推定光源色(CB)を求める。なお、定常光の推定光源色(カラーバランス)は、予め撮像装置10が取得して保持しておくことができる。ここで、推定光源色(CB)はR,Bのそれぞれで個別に求める。これにより、Rの推定光源色(CB)とGの推定光源色(CB)が算出される。
Figure 2014120813
式108で求めたRとGの推定光源色は、推定光源色算出部166からホワイトバランスゲイン算出部167へ送られる。ホワイトバランスゲイン算出部167は、以下の式110及び式111により対象画素のホワイトバランスゲイン(WBGainR、WBGainB)を算出する。
Figure 2014120813
そして、ホワイトバランスゲイン算出部167は、式110、式111の演算を全画素について行うことで、フラッシュ光と定常光が混合(Mix)しているシーン(風景)について適切なホワイトバランスゲインを画素単位に求めることができる。
ホワイトバランスゲイン算出部167が画素単位に求めたホワイトバランスゲインは、後処理部107のホワイトバランス制御部176に送られる。ホワイトバランス制御部176は、以下の式112及び式113により、画素単位に求められたホワイトバランスゲインを各画素値に対して乗算する。これにより、ホワイトバランス制御部176は、フラッシュ光と定常光とが混在している撮像環境下で撮像された撮像画像に対しても、適切なホワイトバランス補正処理を実施することが可能となる。
Figure 2014120813
以上説明したように、フラッシュ光のカラーバランスが不明な場合において、従来は規定のフラッシュ光のカラーバランスを使用していたために不適切なホワイトバランスゲインが算出される問題があった。本実施形態によれば、フラッシュ混合率に基づいて被写体領域A1を選択し、被写体領域A1内でカラーバランスを算出して第2のフラッシュ混合率でフラッシュ光と定常光のカラーバランスを最適化することで、バウンス撮影時や外付けのフラッシュを使用した場合など、フラッシュ光のホワイトバランスゲインが予め判明しない場合においても、適切なホワイトバランスゲインを算出することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
161 露光差分値算出部
162 フラッシュ混合率算出部
163 被写体領域選択部
164 フラッシュ光カラーバランス算出部
165 フラッシュ混合率補正部
167 ホワイトバランスゲイン算出部

Claims (10)

  1. フラッシュ非発光時に撮像された第1の画像の露光制御値とフラッシュ発光時に撮像された第2の画像の露光制御値の差分から露光差分値を算出する露光差分値算出部と、
    前記露光差分値を乗算した前記第2の画像の信号値と前記第1の画像の信号値との比較から所定のブロック単位で第1のフラッシュ混合率を算出するフラッシュ混合率算出部と、
    前記第1のフラッシュ混合率が最大値となるブロックを選択し、当該最大値と所定のしきい値の間に前記第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域を選択する被写体領域選択部と、
    フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した前記領域のカラーバランスを算出するフラッシュ光カラーバランス算出部と、
    前記フラッシュ混合率の前記最大値を1とする係数を算出し、当該係数を全ブロックの前記第1のフラッシュ混合率に乗算して第2のフラッシュ混合率を算出するフラッシュ混合率補正部と、
    前記第2のフラッシュ混合率と、前記フラッシュ光カラーバランス算出部が算出した前記カラーバランスと、定常光のカラーバランスとに基づいて、前記ブロック単位でホワイトバランスゲインを算出するホワイトバランスゲイン算出部と、
    を備えることを特徴とする、撮像装置。
  2. 前記ブロックは1画素からなり、
    前記フラッシュ混合率算出部は、画素毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、
    前記ホワイトバランスゲイン算出部は、画素毎に前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ブロックは複数の画素から構成される特定の領域であり、
    前記フラッシュ混合率算出部は、前記特定の領域毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、
    前記ホワイトバランスゲイン算出部は、前記特定の領域毎に前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記ホワイトバランスゲインを前記第2の画像に前記ブロック毎に適用するホワイトバランスゲイン制御部を更に備えることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域の前記カラーバランスと、フラッシュ非発光時の前記第1の画像のカラーバランスとを、前記第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間してブロック単位でカラーバランスを算出する推定光源色算出部を更に備え、
    前記ホワイトバランスゲイン算出部は、前記ブロック単位で算出された前記カラーバランスに基づいて、前記ブロック単位で前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. フラッシュ非発光時に撮像された第1の画像の露光制御値とフラッシュ発光時に撮像された第2の画像の露光制御値の差分から露光差分値を算出するステップと、
    前記露光差分値を乗算した前記第2の画像の信号値と前記第1の画像の信号値との比較から所定のブロック単位で第1のフラッシュ混合率を算出するステップと、
    前記第1のフラッシュ混合率が最大値となるブロックを選択し、当該最大値と所定のしきい値の間に前記第1のフラッシュ混合率が収まるブロックからなる領域を選択するステップと、
    フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域のカラーバランスを算出するステップと、
    前記フラッシュ混合率の前記最大値を1とする係数を算出し、当該係数を全ブロックの前記第1のフラッシュ混合率に乗算して第2のフラッシュ混合率を算出するステップと、
    前記第2のフラッシュ混合率と、前記カラーバランスを算出するステップで算出した前記カラーバランスと、定常光のカラーバランスとに基づいて、前記ブロック単位でホワイトバランスゲインを算出するステップと、
    を備えることを特徴とする、撮像方法。
  7. 前記ブロックは1画素の領域であり、
    前記第1のフラッシュ混合率を算出するステップにおいて、画素毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、
    前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、画素毎に前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項6に記載の撮像方法。
  8. 前記ブロックは複数の画素から構成される特定の領域であり、
    前記第1のフラッシュ混合率を算出するステップにおいて、前記特定の領域毎に前記第1のフラッシュ混合率を算出し、
    前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、前記特定の領域毎に前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項6に記載の撮像方法。
  9. 前記ホワイトバランスゲインを前記第2の画像に前記ブロック毎に適用するステップを更に備えることを特徴とする、請求項6〜8のいずれかに記載の撮像方法。
  10. フラッシュ発光時の前記第2の画像のうち前記選択した領域の前記カラーバランスと、フラッシュ非発光時の前記第1の画像のカラーバランスとを、前記第2のフラッシュ混合率に基づいて線形補間してブロック単位でカラーバランスを算出するステップを更に備え、
    前記ホワイトバランスゲインを算出するステップにおいて、前記ブロック単位で算出された前記カラーバランスに基づいて、前記ブロック単位で前記ホワイトバランスゲインを算出することを特徴とする、請求項6〜9のいずれかに記載の撮像方法。
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