JP2012019293A - 画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない演算処理を追加するだけで、あらゆる撮影条件及び被写体に対しても適切なホワイトバランス調整処理を実行でき、以て殆どの被写体に対して良好な静止画像データの撮影を実現する、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供する。
【解決手段】撮影画像データの各ピクセルの明るさに応じて最適なホワイトバランスを設定するホワイトバランスマップと、撮影画像データ全体に均一なホワイトバランスを設定するホワイトバランス値を混合して修正ホワイトバランスマップを作成する際、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて混合する比率を変える、混合係数算出部を設けた。混合係数が変化することで、色ずれを防ぎつつ、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて適切なホワイトバランスの修正処理を遂行することができる。
【選択図】図4
【解決手段】撮影画像データの各ピクセルの明るさに応じて最適なホワイトバランスを設定するホワイトバランスマップと、撮影画像データ全体に均一なホワイトバランスを設定するホワイトバランス値を混合して修正ホワイトバランスマップを作成する際、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて混合する比率を変える、混合係数算出部を設けた。混合係数が変化することで、色ずれを防ぎつつ、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて適切なホワイトバランスの修正処理を遂行することができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
より詳細には、被写体の動きに対して的確なホワイトバランス調整処理を実行する、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
より詳細には、被写体の動きに対して的確なホワイトバランス調整処理を実行する、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムに関する。
周知のように、デジタルカメラは広く一般に浸透している。そして、デジタルカメラの撮像能力に対する市場の要求は極めて高い。市場では常に、従来より鮮明で美しい画像が撮影できるデジタルカメラが求められている。
デジタルカメラが鮮明で美しい画像を撮影するためには、大別して二つのアプローチがある。一つは、撮像素子自体の技術革新である。もう一つは、撮像した画像データを加工する技術である。
デジタルカメラが鮮明で美しい画像を撮影するためには、大別して二つのアプローチがある。一つは、撮像素子自体の技術革新である。もう一つは、撮像した画像データを加工する技術である。
一般的に、デジタルカメラを用いて、暗い場所でストロボを用いて何らかの被写体を撮影すると、ストロボによって明るく照らされた箇所(主に被写体が該当する。)と、ストロボの発光が及ばない箇所(主に被写体の周囲の空間が該当する。)との間で、発色のバランスが崩れる、という現象がしばしば起きることが知られている。この問題は、ストロボのホワイトバランスと、周囲を照らす光源のホワイトバランスが異なることに起因する。
銀塩フィルムを用いたかつてのカメラの場合、このホワイトバランスの問題に対し、根本的な解決策はなかった。しかし、デジタルカメラの場合、撮像素子から取得した画像データを適切に加工することで、局所的なホワイトバランスの調整も自由にできる。したがって、撮像した画像データを適切に加工する技術を発達させることで、かつての銀塩カメラでは実現できなかった、劣悪な撮影条件の下で自然且つ鮮明で美しい画像を得ることができる。
銀塩フィルムを用いたかつてのカメラの場合、このホワイトバランスの問題に対し、根本的な解決策はなかった。しかし、デジタルカメラの場合、撮像素子から取得した画像データを適切に加工することで、局所的なホワイトバランスの調整も自由にできる。したがって、撮像した画像データを適切に加工する技術を発達させることで、かつての銀塩カメラでは実現できなかった、劣悪な撮影条件の下で自然且つ鮮明で美しい画像を得ることができる。
特許文献1には、ストロボによって明るく照らされた箇所と、ストロボの発光が及ばない箇所との間で発色のバランスが崩れる現象に対し、ストロボを発光させずに撮影した非発光画像と、ストロボを発光させて撮影した発光画像を用いて、適切な演算処理を行うことで、ストロボによって明るく照らされた箇所とストロボの発光が及ばない箇所とのそれぞれに適切なホワイトバランス調整を自動的に行う技術内容が開示されている。
特許文献1の技術は、実際のデジタルカメラの場合、発光画像はシャッターボタンを押した時点の画像データであり、これに対する非発光画像は、シャッターボタンを押す直前の、モニタ用の画像データを用いる。非発光画像と発光画像との間にできるだけ差が生じないようにするために、非発光画像は、フレームバッファに格納されて常時更新され続けるモニタ画面用の画像データの、撮影直前の最新の画像データを用いる。
しかしながら、特許文献1の技術では、被写体或は撮影環境によっては適切なホワイトバランス処理が達成されず、局所的に発色のムラ(色ずれ)を引き起こす場合があった。
一つは、被写体が動いている場合である。この場合、発光画像と非発光画像との間で被写体が動いているために、被写体が動いている箇所で色ずれを引き起こす。
図16(a)、(b)及び(c)は、被写体が動くことによって生じる色ずれの現象を説明する概略図である。特許文献1の技術を用いた場合、非発光画像と発光画像との間に被写体が動くと、該当箇所のホワイトバランスが狂い、結果として色ずれが発生する。
もう一つは、被写体の背景が部分的に明るく照らされている場合である。非発光画像に局所的なホワイトバランスのずれが生じるために、被写体の背景が部分的に明るくなっている箇所で色ずれを引き起こす。
しかしながら、特許文献1の技術では、被写体或は撮影環境によっては適切なホワイトバランス処理が達成されず、局所的に発色のムラ(色ずれ)を引き起こす場合があった。
一つは、被写体が動いている場合である。この場合、発光画像と非発光画像との間で被写体が動いているために、被写体が動いている箇所で色ずれを引き起こす。
図16(a)、(b)及び(c)は、被写体が動くことによって生じる色ずれの現象を説明する概略図である。特許文献1の技術を用いた場合、非発光画像と発光画像との間に被写体が動くと、該当箇所のホワイトバランスが狂い、結果として色ずれが発生する。
もう一つは、被写体の背景が部分的に明るく照らされている場合である。非発光画像に局所的なホワイトバランスのずれが生じるために、被写体の背景が部分的に明るくなっている箇所で色ずれを引き起こす。
本発明はかかる課題を解決し、少ない演算処理を追加するだけで、あらゆる撮影条件及び被写体に対しても適切なホワイトバランス調整処理を実行でき、以て殆どの被写体に対して良好な静止画像データの撮影を実現する、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、所定の撮影指令を受けて撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理して撮影画像データを出力するデータ処理部と、撮像素子が出力する信号に基づくデータをモニタ用に処理してモニタ画像データを出力するモニタ処理部と、撮影画像データに基づいて撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成部と、撮影画像データとモニタ画像データに基づいて撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成部と、撮影画像データとモニタ画像データに基づいてホワイトバランス値とホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出部と、ホワイトバランス値とホワイトバランスマップを混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算器と、修正ホワイトバランスマップと撮影画像データを加算する乗算器とを具備する。
撮影画像データの各ピクセルの明るさに応じて最適なホワイトバランスを設定するホワイトバランスマップと、撮影画像データ全体に均一なホワイトバランスを設定するホワイトバランス値を混合して修正ホワイトバランスマップを作成する際、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて混合する比率を変える、混合係数算出部を設けた。混合係数が変化することで、色ずれを防ぎつつ、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて適切なホワイトバランスの修正処理を遂行することができる。
本発明により、少ない演算処理を追加するだけで、あらゆる撮影条件及び被写体に対しても適切なホワイトバランス調整処理を実行でき、以て殆どの被写体に対して良好な静止画像データの撮影を実現する、画像処理装置、撮影方法、撮影プログラム、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供できる。
[外観]
図1(a)はデジタルカメラの正面の外観図であり、図1(b)はデジタルカメラの背面の外観図である。
デジタルカメラ101は筐体102の正面に図示しないズーム機構及びフォーカス調整機構を内蔵する鏡筒103が設けられており、鏡筒103の中にはレンズ104が組み付けられている。また、鏡筒103の側にはストロボ105が設けられている。
筐体102の上側にはシャッターボタン106が設けられている。
筐体102の裏面にはファインダーを兼用する液晶ディスプレイモニタ107が設けられている。液晶ディスプレイモニタ107の右側には操作ボタン108が複数設けられている。
図示しない筐体102の下側には不揮発性ストレージであるフラッシュメモリを格納する蓋が設けられている。
図1(a)はデジタルカメラの正面の外観図であり、図1(b)はデジタルカメラの背面の外観図である。
デジタルカメラ101は筐体102の正面に図示しないズーム機構及びフォーカス調整機構を内蔵する鏡筒103が設けられており、鏡筒103の中にはレンズ104が組み付けられている。また、鏡筒103の側にはストロボ105が設けられている。
筐体102の上側にはシャッターボタン106が設けられている。
筐体102の裏面にはファインダーを兼用する液晶ディスプレイモニタ107が設けられている。液晶ディスプレイモニタ107の右側には操作ボタン108が複数設けられている。
図示しない筐体102の下側には不揮発性ストレージであるフラッシュメモリを格納する蓋が設けられている。
本実施形態に係るデジタルカメラ101は、いわゆるデジタルスチルカメラであり、被写体を撮影して静止画像データを作成し、不揮発性ストレージに記録する。なお、デジタルカメラ101は動画撮影機能も備えているが、本実施形態では説明を割愛する。
[ハードウェア]
図2は、デジタルカメラ101のハードウェアのブロック図である。
デジタルカメラ101は、一般的なマイクロコンピュータを構成する。
バス201には、デジタルカメラ101全体の制御に必要な、周知のCPU202、ROM203、RAM204が接続されている他、DSP205が接続されている。DSP205は、本実施形態で説明するホワイトバランス調整処理を実現するために必要な、デジタル画像データという大量のデータに対する、大量の演算処理を担当する。
図2は、デジタルカメラ101のハードウェアのブロック図である。
デジタルカメラ101は、一般的なマイクロコンピュータを構成する。
バス201には、デジタルカメラ101全体の制御に必要な、周知のCPU202、ROM203、RAM204が接続されている他、DSP205が接続されている。DSP205は、本実施形態で説明するホワイトバランス調整処理を実現するために必要な、デジタル画像データという大量のデータに対する、大量の演算処理を担当する。
撮像素子206は、レンズ104によって結像される被写体が発する光を電気信号に変換する。撮像素子206が出力するアナログ信号は、A/D変換器207によってRGBのデジタル信号に変換される。
モータドライバ208によって駆動されるモータ209は、鏡筒103を通じてレンズ104を駆動し、ピントとズームの制御を行う。
ストロボ105はストロボドライバ210によって発光駆動される。
撮影されたデジタル画像データは、ファイルとして不揮発性ストレージ211に記録される。
パソコン等の外部機器と不揮発性ストレージ211に格納されているファイルの送受信を行うために、USBインターフェース212が設けられている。
表示部213は液晶ディスプレイモニタ107である。
操作部214はシャッターボタン106及び操作ボタン108である。
モータドライバ208によって駆動されるモータ209は、鏡筒103を通じてレンズ104を駆動し、ピントとズームの制御を行う。
ストロボ105はストロボドライバ210によって発光駆動される。
撮影されたデジタル画像データは、ファイルとして不揮発性ストレージ211に記録される。
パソコン等の外部機器と不揮発性ストレージ211に格納されているファイルの送受信を行うために、USBインターフェース212が設けられている。
表示部213は液晶ディスプレイモニタ107である。
操作部214はシャッターボタン106及び操作ボタン108である。
[ソフトウェアの全体構成]
図3は、デジタルカメラ101の機能ブロック図である。
被写体から発される光はレンズ104によって撮像素子206上に結像して、電気信号に変換される。
変換された信号はA/D変換器207によってRGBのデジタル信号に変換される。
データ処理部303は、操作部214の一部であるシャッターボタン106が操作されたことに呼応する制御部307の制御によって、A/D変換器207からデータを受け取り、データの並べ替えや欠陥補正、サイズ変更等の各種処理を行い、画像生成部とも言えるホワイトバランス処理部301に送る。
以上、レンズ104、撮像素子206、A/D変換器207及びデータ処理部303は、撮影時のデジタル画像データ(以下「撮影画像データ」)を形成してホワイトバランス処理部301に送る、撮影処理部であるとも言える。
図3は、デジタルカメラ101の機能ブロック図である。
被写体から発される光はレンズ104によって撮像素子206上に結像して、電気信号に変換される。
変換された信号はA/D変換器207によってRGBのデジタル信号に変換される。
データ処理部303は、操作部214の一部であるシャッターボタン106が操作されたことに呼応する制御部307の制御によって、A/D変換器207からデータを受け取り、データの並べ替えや欠陥補正、サイズ変更等の各種処理を行い、画像生成部とも言えるホワイトバランス処理部301に送る。
以上、レンズ104、撮像素子206、A/D変換器207及びデータ処理部303は、撮影時のデジタル画像データ(以下「撮影画像データ」)を形成してホワイトバランス処理部301に送る、撮影処理部であるとも言える。
一方、A/D変換器207の出力データは、モニタ処理部302にも送られる。モニタ処理部302は、表示部213に表示するために適切なサイズ変更処理を施して、モニタ画像データを形成し、ホワイトバランス処理部301と制御部307に送る。
ホワイトバランス処理部301は、データ処理部303が出力する撮影画像データと、モニタ処理部302が出力するモニタ画像データを受け取り、撮影画像データに対してホワイトバランス調整処理を行う。
ホワイトバランス処理部301によってホワイトバランス調整処理が施された撮影画像データは、エンコーダ304によってJPEG等の所定の画像データフォーマットに変換された後、画像ファイルとしてフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ211に記憶される。
ホワイトバランス処理部301によってホワイトバランス調整処理が施された撮影画像データは、エンコーダ304によってJPEG等の所定の画像データフォーマットに変換された後、画像ファイルとしてフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ211に記憶される。
制御部307は、操作部214の操作等に応じて、撮像素子206、A/D変換器207、データ処理部303、ホワイトバランス処理部301、エンコーダ304及び不揮発性ストレージ211を制御する。特に、操作部214からシャッターボタン106の操作を検出すると、撮像素子206、A/D変換器207及びデータ処理部303にトリガ信号を与えて、撮影画像データを生成させる。
また、制御部307はモニタ処理部302からモニタ画像データを受け取って、撮像素子206に結像している画像を表示部213を通じて表示させると共に、操作部214の操作に応じて種々の設定画面を表示させる。
また、制御部307はモニタ処理部302からモニタ画像データを受け取って、撮像素子206に結像している画像を表示部213を通じて表示させると共に、操作部214の操作に応じて種々の設定画面を表示させる。
[ホワイトバランス処理部]
図4は、ホワイトバランス処理部301の機能ブロック図である。
データ処理部303が出力する撮影画像データは、一旦撮影画像フレームバッファ401に蓄積される。
一方、モニタ処理部302が出力するモニタ画像データも、一旦モニタ画像フレームバッファ402に蓄積される。
更に、モニタ画像フレームバッファ402が出力するモニタ画像データは、遅延素子403を通じて動き検出用フレームバッファ404に蓄積される。つまり、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データと、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データは、1フレーム分の時間差を有する。
図4は、ホワイトバランス処理部301の機能ブロック図である。
データ処理部303が出力する撮影画像データは、一旦撮影画像フレームバッファ401に蓄積される。
一方、モニタ処理部302が出力するモニタ画像データも、一旦モニタ画像フレームバッファ402に蓄積される。
更に、モニタ画像フレームバッファ402が出力するモニタ画像データは、遅延素子403を通じて動き検出用フレームバッファ404に蓄積される。つまり、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データと、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データは、1フレーム分の時間差を有する。
モニタ画像フレームバッファ402の中は、常時最新のモニタ画像データで更新され続けるが、撮影画像フレームバッファ401に撮影画像データが蓄積された時点で、制御部307の制御によってモニタ画像フレームバッファ402の更新は一旦中断され、ホワイトバランス処理部301全体の処理が終わるまで、モニタ画像フレームバッファ402の更新は中断される。
同様に、動き検出用フレームバッファ404の中も、常時、モニタ画像フレームバッファ402より1フレーム分遅れたモニタ画像データで更新され続けるが、撮影画像フレームバッファ401に撮影画像データが蓄積された時点で、制御部307の制御によって動き検出用フレームバッファ404の更新は一旦中断され、ホワイトバランス処理部301全体の処理が終わるまで、動き検出用フレームバッファ404の更新は中断される。
同様に、動き検出用フレームバッファ404の中も、常時、モニタ画像フレームバッファ402より1フレーム分遅れたモニタ画像データで更新され続けるが、撮影画像フレームバッファ401に撮影画像データが蓄積された時点で、制御部307の制御によって動き検出用フレームバッファ404の更新は一旦中断され、ホワイトバランス処理部301全体の処理が終わるまで、動き検出用フレームバッファ404の更新は中断される。
撮影画像フレームバッファ401に蓄積された撮影画像データは、ホワイトバランス作成部405aと、ホワイトバランスマップ作成部406と、混合係数算出部407に供給される。
ホワイトバランス作成部405aは、撮影画像データを読み込み、周知のホワイトバランス値の算出処理を行う。具体的には、撮影画像データの平均輝度値を求めた後、平均輝度値を閾値として、撮影画像データを、ストロボが照射されて明るくなっているピクセルの領域と、ストロボの照射が及ばず暗いままのピクセルの領域とに分類する。そして、明るいピクセルの領域に対して、予めROM203に格納されているストロボの色温度情報と、制御部307から得られる撮影条件の情報を参照して、撮影画像データ全体に対して均一なホワイトバランス値を算出する。ホワイトバランス値は、ピクセルを構成する赤(R)、緑(G)及び青(B)のデータに対し、一律に乗算する三つの乗算値である。
ホワイトバランス値は、一旦RAM204に形成されたホワイトバランス値メモリ408に記憶される。
ホワイトバランス値は、一旦RAM204に形成されたホワイトバランス値メモリ408に記憶される。
ホワイトバランスマップ作成部406には、撮影画像フレームバッファ401に蓄積された撮影画像データの他、モニタ画像フレームバッファ402に蓄積されたモニタ画像データも入力される。
ホワイトバランスマップ作成部406は、撮影画像データとモニタ画像データを読み込み、ホワイトバランスマップの算出処理を行う。ホワイトバランスマップとは、撮影画像データの中で、ストロボが照射されて明るくなっているピクセルの領域と、ストロボの照射が及ばず暗いままのピクセルの領域のそれぞれに対して適切なホワイトバランスの調整を行うためのデータである。つまり、明るいピクセルの領域に対応する値と、暗いピクセルの領域に対応する値は異なる。したがって、ホワイトバランスマップは、ピクセルを構成する赤(R)、緑(G)及び青(B)のデータに対し、ピクセル毎に加算する加算値或は減算値の集合体であり、その要素数は撮影画像データの要素数と等しい。
ホワイトバランスマップは、一旦RAM204に形成されたホワイトバランスマップメモリ409に記憶される。
ホワイトバランスマップ作成部406の詳細は図5で後述する。
ホワイトバランスマップ作成部406は、撮影画像データとモニタ画像データを読み込み、ホワイトバランスマップの算出処理を行う。ホワイトバランスマップとは、撮影画像データの中で、ストロボが照射されて明るくなっているピクセルの領域と、ストロボの照射が及ばず暗いままのピクセルの領域のそれぞれに対して適切なホワイトバランスの調整を行うためのデータである。つまり、明るいピクセルの領域に対応する値と、暗いピクセルの領域に対応する値は異なる。したがって、ホワイトバランスマップは、ピクセルを構成する赤(R)、緑(G)及び青(B)のデータに対し、ピクセル毎に加算する加算値或は減算値の集合体であり、その要素数は撮影画像データの要素数と等しい。
ホワイトバランスマップは、一旦RAM204に形成されたホワイトバランスマップメモリ409に記憶される。
ホワイトバランスマップ作成部406の詳細は図5で後述する。
混合係数算出部407には、撮影画像フレームバッファ401に蓄積された撮影画像データの他、モニタ画像フレームバッファ402に蓄積されたモニタ画像データと、動き検出用フレームバッファ404に蓄積されたモニタ画像データも入力される。
混合係数算出部407は、撮影画像データと2フレーム分のモニタ画像データを読み込み、混合係数「k」と混合係数「1−k」を算出する処理を行う。
混合係数「k」はRAM204に形成された混合係数「k」メモリ410に記憶される。混合係数「k」メモリ410に記憶されている混合係数「k」は、乗算器411によってホワイトバランスマップメモリ409に格納されているホワイトバランスマップに対して乗算処理される。
一方、混合係数「1−k」はRAM204に形成された混合係数「1−k」メモリ412に記憶される。混合係数「1−k」メモリ412に記憶されている混合係数「1−k」は、乗算器413によってホワイトバランス値メモリ408に格納されているホワイトバランス値に対して乗算処理される。
混合係数算出部407は、撮影画像データと2フレーム分のモニタ画像データを読み込み、混合係数「k」と混合係数「1−k」を算出する処理を行う。
混合係数「k」はRAM204に形成された混合係数「k」メモリ410に記憶される。混合係数「k」メモリ410に記憶されている混合係数「k」は、乗算器411によってホワイトバランスマップメモリ409に格納されているホワイトバランスマップに対して乗算処理される。
一方、混合係数「1−k」はRAM204に形成された混合係数「1−k」メモリ412に記憶される。混合係数「1−k」メモリ412に記憶されている混合係数「1−k」は、乗算器413によってホワイトバランス値メモリ408に格納されているホワイトバランス値に対して乗算処理される。
乗算器411が出力する修正されたホワイトバランスマップと、乗算器413が出力する修正されたホワイトバランス値は、加算器414によって加算処理される。具体的には、修正されたホワイトバランスマップを構成する、全てのピクセル毎の赤のデータに対し、修正されたホワイトバランス値の赤のデータを加算し、修正されたホワイトバランスマップを構成する、全てのピクセル毎の緑のデータに対し、修正されたホワイトバランス値の緑のデータを加算し、修正されたホワイトバランスマップを構成する、全てのピクセル毎の青のデータに対し、修正されたホワイトバランス値の青のデータを加算する。こうして、加算器414は修正ホワイトバランスマップを出力する。修正ホワイトバランスマップは、一旦修正ホワイトバランスマップメモリ415に蓄積される。
修正ホワイトバランスマップメモリ415に蓄積されている修正ホワイトバランスマップは、乗算器416によって撮影画像データに乗算される。こうして、撮影画像データのホワイトバランスが調整される。
[ホワイトバランスマップ作成部406]
図5は、ホワイトバランスマップ作成部406の機能ブロック図である。
モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データは、ホワイトバランス作成部405bに入力される。ホワイトバランス作成部405bは、図4のホワイトバランス作成部405aと全く同じ処理を行う。そして、ホワイトバランス作成部405bは非発光ホワイトバランス値を出力する。非発光ホワイトバランス値は、一旦非発光ホワイトバランス値メモリ501に記憶される。
図5は、ホワイトバランスマップ作成部406の機能ブロック図である。
モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データは、ホワイトバランス作成部405bに入力される。ホワイトバランス作成部405bは、図4のホワイトバランス作成部405aと全く同じ処理を行う。そして、ホワイトバランス作成部405bは非発光ホワイトバランス値を出力する。非発光ホワイトバランス値は、一旦非発光ホワイトバランス値メモリ501に記憶される。
一方、除算器502は、撮影画像フレームバッファ401に格納されている撮影画像データに対し、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データで除算する。なお、除算の際、撮影画像データのピクセル数とモニタ画像データのピクセル数が異なる場合は、モニタ画像データに対して適切な拡大・縮小処理を施して、ピクセル数(演算対象となる要素数)を合わせ込む。
除算器502は除算の結果、ストロボバランスマップを出力する。ストロボバランスマップは、一旦ストロボバランスマップメモリ503に蓄積される。
除算器502は除算の結果、ストロボバランスマップを出力する。ストロボバランスマップは、一旦ストロボバランスマップメモリ503に蓄積される。
除算器504は、数値「1」505aをストロボバランスマップメモリ503に格納されているストロボバランスマップの各要素で除算する。つまり、除算器504の出力データはストロボバランスマップの逆数になる。
乗算器506は、非発光ホワイトバランス値メモリ501に格納されている非発光ホワイトバランス値に、除算器504の出力データを乗算し、ホワイトバランスマップを出力する。ホワイトバランスマップは、ホワイトバランスマップメモリ409に蓄積される。
乗算器506は、非発光ホワイトバランス値メモリ501に格納されている非発光ホワイトバランス値に、除算器504の出力データを乗算し、ホワイトバランスマップを出力する。ホワイトバランスマップは、ホワイトバランスマップメモリ409に蓄積される。
[混合係数算出部407]
図6は、混合係数算出部407の機能ブロック図である。
モニタ画像フレームバッファ402に蓄積されたモニタ画像データは、被写体を認識する被写体認識部とも言える顔認識部601aに供給される。顔認識部601aは、モニタ画像データに含まれている、被写体である人物の顔の位置及び大きさを認識し、顔を覆う長方形の座標データを出力する。これ以降、この「顔を覆う長方形」を、顔枠と呼ぶ。また、顔認識部601aが出力する座標データを顔枠座標データと呼ぶ。
図6は、混合係数算出部407の機能ブロック図である。
モニタ画像フレームバッファ402に蓄積されたモニタ画像データは、被写体を認識する被写体認識部とも言える顔認識部601aに供給される。顔認識部601aは、モニタ画像データに含まれている、被写体である人物の顔の位置及び大きさを認識し、顔を覆う長方形の座標データを出力する。これ以降、この「顔を覆う長方形」を、顔枠と呼ぶ。また、顔認識部601aが出力する座標データを顔枠座標データと呼ぶ。
動き検出用フレームバッファ404に蓄積された、モニタ画像フレームバッファ402のモニタ画像データより1フレーム前のモニタ画像データは、顔認識部601bに供給される。顔認識部601bは、モニタ画像データに含まれている、被写体である人物の顔の位置及び大きさを認識し、顔枠座標データを出力する。
顔認識部601bが出力する顔枠座標データと、顔認識部601bが出力する顔枠座標データは、動き検出部602に入力される。動き検出部602は、それぞれの顔枠座標データの中心点座標を算出した後、中心点同士の距離を算出し、補正値変換部603aへ出力する。これ以降、動き検出部602が出力する中心点同士の距離を顔枠移動量と呼ぶ。
一方、顔認識部601bが動き検出部602へ出力する、モニタ画像データに対する顔枠座標データは、高輝度枠算出部604と高輝度チェック部605にも出力される。
高輝度枠算出部604は、顔枠座標データによって形成される顔枠を、一定の面積比率で覆う、顔枠と相似関係である長方形の座標データを出力する。面積比率は、一例としては1.25倍である。これ以降、この、顔枠に対して一定の面積比率であり、且つ顔枠と相似関係の長方形を、高輝度枠と呼ぶ。また、高輝度枠算出部604が出力する座標データを高輝度枠座標データと呼ぶ。
高輝度枠算出部604は、顔枠座標データによって形成される顔枠を、一定の面積比率で覆う、顔枠と相似関係である長方形の座標データを出力する。面積比率は、一例としては1.25倍である。これ以降、この、顔枠に対して一定の面積比率であり、且つ顔枠と相似関係の長方形を、高輝度枠と呼ぶ。また、高輝度枠算出部604が出力する座標データを高輝度枠座標データと呼ぶ。
輝度値状態検出部とも言える高輝度チェック部605は、顔認識部601bが出力する、モニタ画像データに対する顔枠座標データと、高輝度枠算出部604が出力する高輝度枠座標データと、撮影画像フレームバッファ401に蓄積された撮影画像データを読み込む。そして、撮影画像データのうち、高輝度枠に囲まれ、且つ顔枠に囲まれる範囲を除外した範囲のピクセルの平均輝度と、顔枠に囲まれる範囲のピクセルの平均輝度との比を算出する。これ以降、高輝度チェック部605が出力する、高輝度枠に囲まれ、且つ顔枠に囲まれる範囲を除外した範囲のピクセルの平均輝度と、顔枠に囲まれる範囲のピクセルの平均輝度との比を平均輝度比と呼ぶ。
[顔枠と高輝度枠]
以上説明した、顔枠、顔枠座標データ、高輝度枠、そして高輝度枠座標データについて、図解で説明する。
図7(a)は、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データと顔枠の関係を示す概略図であり、図7(b)は、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データと顔枠の関係を示す概略図であり、図7(c)は、撮影画像データと顔枠と高輝度枠の関係を示す概略図である。
以上説明した、顔枠、顔枠座標データ、高輝度枠、そして高輝度枠座標データについて、図解で説明する。
図7(a)は、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データと顔枠の関係を示す概略図であり、図7(b)は、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データと顔枠の関係を示す概略図であり、図7(c)は、撮影画像データと顔枠と高輝度枠の関係を示す概略図である。
図7(a)は、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データを画面上に展開した状態を示す。
顔認識部601bは、モニタ画像データに含まれている人物の顔の部分を認識し、顔を覆う長方形の顔枠701を算出する。顔枠701はその左上と右下の座標データで表現できる。これが顔枠座標データである。顔枠座標データは、顔枠座標701a及び701bよりなる。
顔認識部601bは、モニタ画像データに含まれている人物の顔の部分を認識し、顔を覆う長方形の顔枠701を算出する。顔枠701はその左上と右下の座標データで表現できる。これが顔枠座標データである。顔枠座標データは、顔枠座標701a及び701bよりなる。
図7(b)も、図7(a)と同様、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データを画面上に展開した状態を示す。
顔認識部601bは、撮影画像データに含まれている人物の顔の部分を認識し、顔を覆う長方形の顔枠703を算出し、顔枠703の左上と右下の座標データ、つまり顔枠座標データを出力する。
図7(a)と図7(b)を見比べると、被写体である人物の顔が移動している。このため、顔枠の中心点は、顔枠701の中心点702から顔枠703の中心点704へ移動している。動き検出部602は、この中心点間の距離を算出する。
これ以降、顔枠703に囲まれる範囲を、顔枠領域705と呼ぶ。
顔認識部601bは、撮影画像データに含まれている人物の顔の部分を認識し、顔を覆う長方形の顔枠703を算出し、顔枠703の左上と右下の座標データ、つまり顔枠座標データを出力する。
図7(a)と図7(b)を見比べると、被写体である人物の顔が移動している。このため、顔枠の中心点は、顔枠701の中心点702から顔枠703の中心点704へ移動している。動き検出部602は、この中心点間の距離を算出する。
これ以降、顔枠703に囲まれる範囲を、顔枠領域705と呼ぶ。
図7(c)も、図7(a)及び(b)と同様、撮影画像データを画面上に展開した状態を示す。
高輝度枠算出部604は、顔枠703の面積に所定の定数(本実施形態では1.25)を乗算し、顔枠703と中心が共通であり、アスペクト比が等しい、つまり相似形の長方形を算出する。これが高輝度枠706である。
これ以降、高輝度枠706に囲まれ、且つ顔枠703に囲まれる範囲を除外した範囲を、高輝度チェック領域707と呼ぶ。
高輝度チェック領域707は、被写体である人物の顔の後ろ側から光が照射されることによって、ストロボが照射する被写体の領域と混同してしまう可能性を検出するための領域である。つまり、顔の後ろから何らかの光で照らされているか否かを検出するための、輝度チェックの対象となる領域である。
高輝度枠算出部604は、顔枠703の面積に所定の定数(本実施形態では1.25)を乗算し、顔枠703と中心が共通であり、アスペクト比が等しい、つまり相似形の長方形を算出する。これが高輝度枠706である。
これ以降、高輝度枠706に囲まれ、且つ顔枠703に囲まれる範囲を除外した範囲を、高輝度チェック領域707と呼ぶ。
高輝度チェック領域707は、被写体である人物の顔の後ろ側から光が照射されることによって、ストロボが照射する被写体の領域と混同してしまう可能性を検出するための領域である。つまり、顔の後ろから何らかの光で照らされているか否かを検出するための、輝度チェックの対象となる領域である。
[高輝度チェック部605]
図8は、高輝度チェック部605の機能ブロック図である。
顔枠内平均輝度算出部801は、顔枠座標データに基づいて、撮影画像データから顔枠領域705に含まれるピクセルの平均輝度(顔枠領域内平均輝度)を算出する。
高輝度枠内平均輝度算出部802は、顔枠座標データと高輝度枠座標データに基づいて、撮影画像データから高輝度チェック領域707に含まれるピクセルの平均輝度(高輝度チェック領域内平均輝度)を算出する。
除算器803は、高輝度チェック領域内平均輝度を顔枠領域内平均輝度で除算した値、すなわち平均輝度比を出力する。
図8は、高輝度チェック部605の機能ブロック図である。
顔枠内平均輝度算出部801は、顔枠座標データに基づいて、撮影画像データから顔枠領域705に含まれるピクセルの平均輝度(顔枠領域内平均輝度)を算出する。
高輝度枠内平均輝度算出部802は、顔枠座標データと高輝度枠座標データに基づいて、撮影画像データから高輝度チェック領域707に含まれるピクセルの平均輝度(高輝度チェック領域内平均輝度)を算出する。
除算器803は、高輝度チェック領域内平均輝度を顔枠領域内平均輝度で除算した値、すなわち平均輝度比を出力する。
図6に戻って、混合係数算出部407の説明を続ける。
動き検出部602が出力する顔枠移動量は、補正値変換部603aに入力される。
補正値変換部603aは、動き上限値606aと動き下限値606bを参照して、顔枠移動量を0以上1以下の数値に変換する。
動き検出部602が出力する顔枠移動量は、補正値変換部603aに入力される。
補正値変換部603aは、動き上限値606aと動き下限値606bを参照して、顔枠移動量を0以上1以下の数値に変換する。
高輝度チェック部605が出力する平均輝度比は、補正値変換部603bに入力される。
補正値変換部603bは、輝度比上限値607aと輝度比下限値607bを参照して、平均輝度比を0以上1以下の数値に変換する。
補正値変換部603bは、輝度比上限値607aと輝度比下限値607bを参照して、平均輝度比を0以上1以下の数値に変換する。
[補正値変換部]
図9(a)及び(b)は、補正値変換部603a及び補正値変換部603bの入出力の関係を示すグラフである。
図9(a)は、顔枠移動量を入力されて補正値xを出力する補正値変換部603aのグラフである。
補正値変換部603bは、以下の関数で表現することができる。
図9(a)及び(b)は、補正値変換部603a及び補正値変換部603bの入出力の関係を示すグラフである。
図9(a)は、顔枠移動量を入力されて補正値xを出力する補正値変換部603aのグラフである。
補正値変換部603bは、以下の関数で表現することができる。
x=0 (s≧su)
x=1 (s≦sl)
x=(−s+su)/(su−sl) (1<s<sl)
x=1 (s≦sl)
x=(−s+su)/(su−sl) (1<s<sl)
つまり、
・顔枠移動量sが動き上限値su以上の場合、補正値xは0であり、
・顔枠移動量sが動き下限値sl以下の場合、補正値xは1であり、
・顔枠移動量sが動き下限値slより大きく且つ動き上限値su未満の場合、補正値xは傾きが−1/(su−sl)、y切片がsu/(su−sl)の一次関数である。
・顔枠移動量sが動き上限値su以上の場合、補正値xは0であり、
・顔枠移動量sが動き下限値sl以下の場合、補正値xは1であり、
・顔枠移動量sが動き下限値slより大きく且つ動き上限値su未満の場合、補正値xは傾きが−1/(su−sl)、y切片がsu/(su−sl)の一次関数である。
図9(b)は、平均輝度比を入力されて補正値yを出力する補正値変換部603bのグラフである。
補正値変換部603bは、以下の関数で表現することができる。
補正値変換部603bは、以下の関数で表現することができる。
y=0 (f≧fu)
y=1 (f≦fl)
y=(−f+fu)/(fu−fl) (1<f<fl)
y=1 (f≦fl)
y=(−f+fu)/(fu−fl) (1<f<fl)
つまり、
・平均輝度比fが輝度比上限値fu以上の場合、補正値yは0であり、
・平均輝度比fが輝度比下限値fl以下の場合、補正値yは1であり、
・平均輝度比fが輝度比下限値flより大きく且つ輝度比上限値fu未満の場合、補正値yは傾きが−1/(fu−fl)、y切片がfu/(fu−fl)の一次関数である。
・平均輝度比fが輝度比上限値fu以上の場合、補正値yは0であり、
・平均輝度比fが輝度比下限値fl以下の場合、補正値yは1であり、
・平均輝度比fが輝度比下限値flより大きく且つ輝度比上限値fu未満の場合、補正値yは傾きが−1/(fu−fl)、y切片がfu/(fu−fl)の一次関数である。
こうして、補正値変換部603bによって0以上1以下の数値に丸められた、顔枠移動量に基づく補正値xと、補正値変換部603bによって0以上1以下の数値に丸められた、平均輝度比に基づく補正値yは、乗算器608で乗算される。乗算器608の演算出力は、混合係数kとして混合係数「k」メモリ410に出力される。また、乗算器608の演算出力は、減算器609によって数値「1」505bから減算され、混合係数1−kとして混合係数「1−k」メモリ412に出力される。
補正値変換部603a、動き上限値606a、動き下限値606b、補正値変換部603b、輝度比上限値607a、輝度比下限値607b、そして乗算器608は、顔枠移動量と平均輝度比に基づいて混合係数kを導き出す、混合係数導出部であるとも言える。
[動作]
図10は、混合係数算出部407が実行する、混合係数「k」及び「1−k」を算出する処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1001)、最初に顔認識部601aが、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データから、顔認識処理を行い、顔枠座標データを出力する(S1002)。
図10は、混合係数算出部407が実行する、混合係数「k」及び「1−k」を算出する処理の流れを示すフローチャートである。
処理を開始すると(S1001)、最初に顔認識部601aが、モニタ画像フレームバッファ402に格納されているモニタ画像データから、顔認識処理を行い、顔枠座標データを出力する(S1002)。
ステップS1002で出力される顔枠座標データは、顔枠移動量を算出して補正値xを得る処理(ステップS1003、S1004及びS1005)と、平均輝度比を算出して補正値yを得る処理(ステップS1006、S1007、S1008、S1009及びS1010)に、それぞれ供給される。以下、混合係数算出部407がマルチスレッド或はマルチプロセスのプログラムであり、顔枠移動量を算出して補正値xを得る処理と、平均輝度比を算出して補正値yを得る処理が同時に並行して遂行されることとして説明する。
顔認識部601bは、動き検出用フレームバッファ404に格納されているモニタ画像データから、顔認識処理を行い、顔枠座標データを出力する(S1003)。
動き検出部602は、ステップS1002で出力される顔枠座標データと、ステップS1003で出力される顔枠座標データから、それぞれ中心点を算出し、中心点同士の距離、すなわち顔枠移動量を算出する(S1004)。
動き検出部602が算出した顔枠移動量は、補正値変換部603aによって補正値xに変換される(S1005)。
動き検出部602は、ステップS1002で出力される顔枠座標データと、ステップS1003で出力される顔枠座標データから、それぞれ中心点を算出し、中心点同士の距離、すなわち顔枠移動量を算出する(S1004)。
動き検出部602が算出した顔枠移動量は、補正値変換部603aによって補正値xに変換される(S1005)。
一方、高輝度枠算出部604は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データを基に、高輝度枠座標データを算出する(S1006)。
高輝度チェック部605内の顔枠内平均輝度算出部801は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、撮影画像フレームバッファ内の撮影画像データを読み込み、顔枠領域705内のピクセルの輝度の平均値(顔枠領域内平均輝度)を算出する(S1007)。
高輝度チェック部605内の高輝度枠内平均輝度算出部802は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、高輝度枠算出部604が出力する高輝度枠座標データと、撮影画像フレームバッファ内の撮影画像データを読み込み、高輝度チェック領域707内のピクセルの輝度の平均値(高輝度チェック領域内平均輝度)を算出する(S1007)。
除算器803は、高輝度チェック領域内平均輝度を顔枠領域内平均輝度で除算した値、すなわち平均輝度比を出力する(S1009)。
高輝度チェック部605が算出した平均輝度比は、補正値変換部603bによって補正値yに変換される(S1010)。
高輝度チェック部605内の顔枠内平均輝度算出部801は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、撮影画像フレームバッファ内の撮影画像データを読み込み、顔枠領域705内のピクセルの輝度の平均値(顔枠領域内平均輝度)を算出する(S1007)。
高輝度チェック部605内の高輝度枠内平均輝度算出部802は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、高輝度枠算出部604が出力する高輝度枠座標データと、撮影画像フレームバッファ内の撮影画像データを読み込み、高輝度チェック領域707内のピクセルの輝度の平均値(高輝度チェック領域内平均輝度)を算出する(S1007)。
除算器803は、高輝度チェック領域内平均輝度を顔枠領域内平均輝度で除算した値、すなわち平均輝度比を出力する(S1009)。
高輝度チェック部605が算出した平均輝度比は、補正値変換部603bによって補正値yに変換される(S1010)。
ステップS1005で補正値変換部603aによって算出された補正値xと、ステップS1010で補正値変換部603aによって算出された補正値yは、乗算器608で乗算され、混合係数「k」が出力される(S1011)。そして、混合係数「k」は減算器609によって数値「1」505bから減算され、混合係数「1−k」が出力され(S1012)、一連の処理が終了する(S1013)。
以上説明したように、図10の処理を行う混合係数算出部407は、被写体の動きと被写体の背景の明るさを反映した、混合係数「k」を作成する。この混合係数「k」が被写体の状態に応じて変化するので、被写体が動いている、又は被写体の背景が明るい、或はその両方の条件を満たしている場合、修正ホワイトバランスマップは、色ずれを引き起こし難いホワイトバランス値に近い値となる。
本実施形態では、以下のような応用例が可能である。
(1)顔認識部601a及び601bは、被写体の種類に応じて変更できるように構成するとなお良い。
図11(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)は、被写体と被写体識別枠と高輝度枠の関係を示す概略図である。
予めROM203に設定値として複数種類記憶されている撮影モードに応じて、被写体を区別し、その被写体に適切に対応する被写体識別枠を定義する。
顔認識部601a及び601bは、撮影モードに応じて被写体を識別するアルゴリズムを適宜変更して、被写体識別枠を設定する。この場合、顔認識部601a及び601bは、指定された被写体を認識する被写体認識部となる。
(1)顔認識部601a及び601bは、被写体の種類に応じて変更できるように構成するとなお良い。
図11(a)、(b)、(c)、(d)、(e)及び(f)は、被写体と被写体識別枠と高輝度枠の関係を示す概略図である。
予めROM203に設定値として複数種類記憶されている撮影モードに応じて、被写体を区別し、その被写体に適切に対応する被写体識別枠を定義する。
顔認識部601a及び601bは、撮影モードに応じて被写体を識別するアルゴリズムを適宜変更して、被写体識別枠を設定する。この場合、顔認識部601a及び601bは、指定された被写体を認識する被写体認識部となる。
(2)上述の実施形態における補正値変換部603a及び603bは、入力される値に対して一次関数の変換処理を行っていた。
より最適な変換処理を実現するために、学習アルゴリズムを用いて、動き上限値606a、動き下限値606b、輝度比上限値607a、輝度比下限値607b、そして変換関数のカーブ等を設定するとよい。予めサンプルの被写体を様々な発光条件で撮影し、得られる画像データに対し、最適な補正係数「k」を指定する。こうして得られる撮影条件と補正係数「k」との組み合わせを多数用意し、学習アルゴリズムを用いて補正値変換部603a及び603bを構成する。
より最適な変換処理を実現するために、学習アルゴリズムを用いて、動き上限値606a、動き下限値606b、輝度比上限値607a、輝度比下限値607b、そして変換関数のカーブ等を設定するとよい。予めサンプルの被写体を様々な発光条件で撮影し、得られる画像データに対し、最適な補正係数「k」を指定する。こうして得られる撮影条件と補正係数「k」との組み合わせを多数用意し、学習アルゴリズムを用いて補正値変換部603a及び603bを構成する。
(3)上述の実施形態における補正値変換部603a及び603bは、入力される値に対して一次関数の変換処理を行っていた。
より簡素な変換処理を実現するために、テーブルを用いて離散的な変換処理を行ってもよい。
より簡素な変換処理を実現するために、テーブルを用いて離散的な変換処理を行ってもよい。
(4)顔枠を始めとする被写体識別枠は、必ずしも長方形である必要はない。顔を対象とするなら、楕円形が理想的であるだろうし、被写体の形状を正確に識別できる枠であり、被写体と識別枠との間に存在する無駄なスペースが少なければ少ないほど優れた識別枠と言えよう。このような、長方形でない識別枠を適用する場合、識別枠の中心点の代わりに重心を求めることが望ましい。
(5)高輝度枠は、必ずしも被写体識別枠と相似形である必要はない。被写体識別枠から等間隔の幅で被写体識別枠を取り囲む枠であってもよい。
(6)図8に示す、高輝度チェック部605の処理内容は、より簡素な方法として、高輝度チェック領域内のピクセルの輝度を所定の閾値と比較して、閾値より明るいピクセルの、高輝度チェック領域内の面積比率として出力する方法でもよい。
(7)前述の本実施形態に係るデジタルカメラ101で実現される発明は、ホワイトバランス処理の改良である。図3乃至図10を参照すると、撮影処理部の処理以外の、撮影後の画像処理の改良である。そして、このことは図2を参照すると、マイコンの制御プログラムとDSPの演算処理プログラム、つまりソフトウェアの改良である。
そこで、近年大容量化の傾向にあるフラッシュメモリの特性を生かし、デジタルカメラ自身はホワイトバランス処理の画像処理部分を行わず、撮影のみを実行し、画像処理部分をパソコン等の外部の情報処理装置に任せる、というシステム構築も考えられる。
そこで、近年大容量化の傾向にあるフラッシュメモリの特性を生かし、デジタルカメラ自身はホワイトバランス処理の画像処理部分を行わず、撮影のみを実行し、画像処理部分をパソコン等の外部の情報処理装置に任せる、というシステム構築も考えられる。
図12はデジタルカメラの機能ブロック図である。図3のデジタルカメラ101と比べると、ホワイトバランス処理部301の代わりに、フレームバッファ1202が設けられている。
図12に示すデジタルカメラ1201は、シャッターボタン106を押した時の撮影画像データの生成、シャッターボタン106を押した時点から直前のモニタ画像データの生成、そしてシャッターボタン106を押した時点の直前から更に1フレーム分前のモニタ画像データの生成のみを実行し、エンコーダ1204は画像の劣化を防ぐために可逆圧縮アルゴリズムを用いたエンコード処理を行う。つまり、現在周知の非可逆圧縮方式であるJPEGではなく、可逆圧縮アルゴリズムを採用するJPEG EXやPNG、TIFF等のフォーマットで、不揮発性ストレージ211に、シャッターボタン106を押した時の撮影画像データを可逆エンコードした撮影画像データファイル1207、シャッターボタン106を押した時点から直前のモニタ画像データを可逆エンコードしたモニタ画像データファイル1205、シャッターボタン106を押した時点の直前から更に1フレーム分前のモニタ画像データを可逆エンコードした動き検出用画像データファイル1206の、三つの画像データファイルと、撮影情報ファイル1208を記録する。
なお、この時の撮影情報として、最低限、フォーカス距離の情報を別途記憶しておく必要がある。そこで、撮影情報ファイル1208に撮影情報を記述して、不揮発性ストレージ211に記録する。
なお、この時の撮影情報として、最低限、フォーカス距離の情報を別途記憶しておく必要がある。そこで、撮影情報ファイル1208に撮影情報を記述して、不揮発性ストレージ211に記録する。
図13は画像処理装置の機能ブロック図である。パソコンにホワイトバランス処理に係るプログラムを読み込ませて実行することで、パソコンは画像処理装置1301の機能を実現する。
デジタルカメラ1201から取り出したフラッシュメモリ等の不揮発性ストレージ211を図示しないインターフェースを通じてパソコンに接続するか、デジタルカメラ1201をUSBインターフェース212を通じてパソコンに接続することで、不揮発性ストレージ211をパソコン内のデコーダ1002に接続する。
デコーダ1302は不揮発性ストレージ211内に記録されている撮影画像データファイル1207、モニタ画像データファイル1205及び動き検出用画像データファイル1206の、三つの画像データファイルを読み込み、生の画像データに変換した後、選択スイッチ1303を介してホワイトバランス処理部301に供給する。また、不揮発性ストレージ211には撮影情報ファイル1208も存在するので、制御部1003は撮影情報ファイル1208を読み込み、ホワイトバランス処理部301を制御する際の参考情報として活用する。
ホワイトバランス処理部301の処理以降の動作は、図3のデジタルカメラ101と同等である。
デコーダ1302は不揮発性ストレージ211内に記録されている撮影画像データファイル1207、モニタ画像データファイル1205及び動き検出用画像データファイル1206の、三つの画像データファイルを読み込み、生の画像データに変換した後、選択スイッチ1303を介してホワイトバランス処理部301に供給する。また、不揮発性ストレージ211には撮影情報ファイル1208も存在するので、制御部1003は撮影情報ファイル1208を読み込み、ホワイトバランス処理部301を制御する際の参考情報として活用する。
ホワイトバランス処理部301の処理以降の動作は、図3のデジタルカメラ101と同等である。
このようにデジタルカメラ1201及び画像処理装置1301を構成すると、演算処理能力が十分でない旧世代のデジタルカメラに対し、撮影画像データファイル1207、モニタ画像データファイル1205及び動き検出用画像データファイル1206の、三つの画像データファイルを生成する処理と、撮影情報ファイル1208を生成する処理を搭載するファームウェアの更新作業だけで、旧世代のデジタルカメラのユーザが本実施形態で説明したホワイトバランス処理の機能を実質的に享受できる、という利点がある。
なお、図10の画像処理装置1301は撮影画像データファイル1207、モニタ画像データファイル1205及び動き検出用画像データファイル1206の、三つの画像データファイルと撮影情報ファイル1208を用いて、後処理を実施する装置である。したがって、設定される撮影シーンを切り替えて顔認識部601a及び601b等の挙動を変更して、何度でもホワイトバランス処理をやり直すことが可能である。また、一般的にパソコンはデジタルカメラ1201よりも演算能力が高いので、このように後処理の部分をデジタルカメラ1201から分離してパソコンに任せる設計にすると、デジタルカメラ1201は大容量の不揮発性ストレージ211と可逆圧縮アルゴリズムのエンコーダ1204さえあればよいこととなる。つまり、デジタルカメラ1201は必ずしも大規模な演算能力が必要ではなくなるので、デジタルカメラ1201自体の更なる小型化及び低消費電力化に貢献できる。
(8)例えば、広大な風景の中に人物がとても小さく写っている場合、仮に顔枠と高輝度枠を適用できたとしても、そこから生じる色ずれは無視できる(気にならない)現象として、見る側には認識される。つまり、顔(主要被写体)の面積が小さい場合は、仮にホワイトバランスの計算に失敗しても、見る側に対する印象が小さくなるので、顔の動きや高輝度の影響を無視しても問題ないと考えられる。
そこで、画像全体の面積に対する顔検出枠の面積の比率を求め、面積比が大きい(顔面積が大きい)ほど混合係数kをそのまま使用し、顔が小さいほど混合係数kの値を1に近づけ、非発光画と発光画から計算したピクセル単位のホワイトバランスを使用するような補正式を用いて、顔の面積に応じた最適な補正量計算を実現させることができる。
そこで、画像全体の面積に対する顔検出枠の面積の比率を求め、面積比が大きい(顔面積が大きい)ほど混合係数kをそのまま使用し、顔が小さいほど混合係数kの値を1に近づけ、非発光画と発光画から計算したピクセル単位のホワイトバランスを使用するような補正式を用いて、顔の面積に応じた最適な補正量計算を実現させることができる。
図14は、混合係数算出部407の一部を改変した機能ブロック図である。
面積比算出部1401は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、制御部307から得られる解像度の情報を入力され、画像データの全体の面積に対する、顔枠の面積の比を出力する。
面積比算出部1401が出力する面積比は、補正値変換部603cに入力される。
補正値変換部603cは、面積比上限値1402aと面積比下限値1402bを参照して、面積比を0以上1以下の数値に変換する。
面積比算出部1401は、顔認識部601aが出力する顔枠座標データと、制御部307から得られる解像度の情報を入力され、画像データの全体の面積に対する、顔枠の面積の比を出力する。
面積比算出部1401が出力する面積比は、補正値変換部603cに入力される。
補正値変換部603cは、面積比上限値1402aと面積比下限値1402bを参照して、面積比を0以上1以下の数値に変換する。
図6の、乗算器608の出力である混合係数kは、更に乗算器1403に入力される。
乗算器1403は、補正値変換部603cから出力される補正値αを入力され、混合係数kの代わりの混合係数k’を、混合係数「k」メモリ410に出力する。また、乗算器1403の演算出力は、減算器609によって数値「1」505bから減算され、混合係数1−kの代わりの混合係数1−k’として、混合係数「1−k」メモリ412に出力される。
乗算器1403は、補正値変換部603cから出力される補正値αを入力され、混合係数kの代わりの混合係数k’を、混合係数「k」メモリ410に出力する。また、乗算器1403の演算出力は、減算器609によって数値「1」505bから減算され、混合係数1−kの代わりの混合係数1−k’として、混合係数「1−k」メモリ412に出力される。
図15は、補正値変換部603cの入出力の関係を示すグラフである。
補正値変換部603cは、以下の関数で表現することができる。
補正値変換部603cは、以下の関数で表現することができる。
α=0 (R≧Ru)
α=1 (R≦Rl)
α=(−R+Ru)/(Ru−Rl) (1<R<Rl)
α=1 (R≦Rl)
α=(−R+Ru)/(Ru−Rl) (1<R<Rl)
つまり、
・面積比Rが面積比上限値Ru以上の場合、補正値αは0であり、
・面積比Rが面積比下限値Rl以下の場合、補正値αは1であり、
・面積比Rが面積比下限値Rlより大きく且つ面積比上限値Ru未満の場合、補正値αは傾きが−1/(Ru−Rl)、y切片がRu/(Ru−Rl)の一次関数である。
こうして、補正値変換部603cによって0以上1以下の数値に丸められた、面積比に基づく補正値αは、乗算器1403で混合係数kに乗算される。
・面積比Rが面積比上限値Ru以上の場合、補正値αは0であり、
・面積比Rが面積比下限値Rl以下の場合、補正値αは1であり、
・面積比Rが面積比下限値Rlより大きく且つ面積比上限値Ru未満の場合、補正値αは傾きが−1/(Ru−Rl)、y切片がRu/(Ru−Rl)の一次関数である。
こうして、補正値変換部603cによって0以上1以下の数値に丸められた、面積比に基づく補正値αは、乗算器1403で混合係数kに乗算される。
本実施形態ではデジタルカメラ及び画像処理装置を開示した。
撮影画像データの各ピクセルの明るさに応じて最適なホワイトバランスを設定するホワイトバランスマップと、撮影画像データ全体に均一なホワイトバランスを設定するホワイトバランス値を混合して修正ホワイトバランスマップを作成する際、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて混合する比率を変える、混合係数算出部を設けた。混合係数が変化することで、色ずれを防ぎつつ、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて適切なホワイトバランスの修正処理を遂行することができる。
撮影画像データの各ピクセルの明るさに応じて最適なホワイトバランスを設定するホワイトバランスマップと、撮影画像データ全体に均一なホワイトバランスを設定するホワイトバランス値を混合して修正ホワイトバランスマップを作成する際、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて混合する比率を変える、混合係数算出部を設けた。混合係数が変化することで、色ずれを防ぎつつ、被写体の動きと被写体の背景の明るさに応じて適切なホワイトバランスの修正処理を遂行することができる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含む。
101…デジタルカメラ、102…筐体、103…鏡筒、104…レンズ、105…ストロボ、106…シャッターボタン、107…液晶ディスプレイモニタ、108…操作ボタン、201…バス、202…CPU、203…ROM、204…RAM、205…DSP、206…撮像素子、207…A/D変換器、208…モータドライバ、209…モータ、210…ストロボドライバ、211…不揮発性ストレージ、212…USBインターフェース、213…表示部、214…操作部、301…ホワイトバランス処理部、302…モニタ処理部、303…データ処理部、304…エンコーダ、307…制御部、401…撮影画像フレームバッファ、402…モニタ画像フレームバッファ、403…遅延素子、404…動き検出用フレームバッファ、405a…ホワイトバランス作成部、405b…ホワイトバランス作成部、406…ホワイトバランスマップ作成部、407…混合係数算出部、408…ホワイトバランス値メモリ、409…ホワイトバランスマップメモリ、410…メモリ、411…乗算器、412…メモリ、413…乗算器、414…加算器、415…修正ホワイトバランスマップメモリ、416…乗算器、501…非発光ホワイトバランス値メモリ、502…除算器、503…ストロボバランスマップメモリ、504…除算器、506…乗算器、601a…顔認識部、601b…顔認識部、602…動き検出部、603a…補正値変換部、603b…補正値変換部、604…高輝度枠算出部、605…高輝度チェック部、606a…動き上限値、606b…動き下限値、607a…輝度比上限値、607b…輝度比下限値、608…乗算器、609…減算器、701…顔枠、701a…顔枠座標、702…中心点、703…顔枠、704…中心点、705…顔枠領域、706…高輝度枠、707…高輝度チェック領域、801…顔枠内平均輝度算出部、802…高輝度枠内平均輝度算出部、803…除算器、1201…デジタルカメラ、1202…フレームバッファ、1204…エンコーダ、1205…モニタ画像データファイル、1206…動き検出用画像データファイル、1207…撮影画像データファイル、1208…撮影情報ファイル、1301…画像処理装置、1302…デコーダ、1303…選択スイッチ、1401…面積比算出部、1402a…面積比上限値、1402b…面積比下限値、1403…乗算器
Claims (10)
- 所定の撮影指令を受けて撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理して撮影画像データを出力するデータ処理部と、
前記データ処理部により出力された第一の撮影画像データに基づいて前記第一の撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成部と、
前記第一の撮影画像データと前記第一の撮影画像データと露光条件の異なる第二の撮影画像データに基づいて前記第一の撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成部と、
前記第一の撮影画像データと前記第二の撮影画像データに基づいて前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出部と、
前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを前記混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算器と、
前記修正ホワイトバランスマップと前記撮影画像データを加算する乗算器と
を具備する画像処理装置。 - 前記混合係数算出部は、
被写体の移動量を検出して移動量を出力する動き検出部と、
前記被写体の輝度と前記被写体の周囲の輝度の比率を算出して平均輝度比を出力する高輝度チェック部と、
前記移動量と前記平均輝度比に基づいて混合係数を算出する混合係数導出部と
を具備する、請求項1記載の画像処理装置。 - 前記混合係数算出部は更に、
被写体を識別して前記被写体を囲む被写体識別枠の情報を出力する被写体認識部と
を具備し、
前記動き検出部は、前記被写体識別枠の情報に基づいて前記被写体の撮影直前の移動量を検出する、請求項2記載の画像処理装置。 - 前記混合係数算出部は更に、
前記被写体識別枠の情報から前記被写体識別枠を囲む高輝度枠の情報を出力する高輝度枠算出部と、
を具備し、
前記高輝度チェック部は、
前記被写体識別枠の情報と前記高輝度枠の情報に基づいて、前記撮影画像データのうち、前記被写体識別枠に囲まれる顔枠領域に属するピクセルの平均輝度である顔枠領域内平均輝度と、前記撮影画像データのうち、前記被写体識別枠と前記高輝度枠との間に囲まれる高輝度チェック領域に属するピクセルの平均輝度である高輝度チェック領域内平均輝度を算出し、前記高輝度チェック領域内平均輝度を前記顔枠領域内平均輝度で除算した平均輝度比を出力する、請求項2又は3記載の画像処理装置。 - 所定の撮影指令を受けて撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理して撮影画像データを得る撮影画像データ取得ステップと、
前記撮像素子が出力する信号に基づくデータをモニタ用に処理してモニタ画像データを得るモニタ画像データ取得ステップと、
前記撮影画像データに基づいて前記撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成ステップと、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成ステップと、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出ステップと、
前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを前記混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算ステップと、
前記修正ホワイトバランスマップと前記撮影画像データを乗算する乗算ステップと
を有する撮影方法。 - 撮像素子を有するコンピュータを、
所定の撮影指令を受けて前記撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理して撮影画像データを出力するデータ処理部と、
前記撮像素子が出力する信号に基づくデータをモニタ用に処理してモニタ画像データを出力するモニタ処理部と、
前記撮影画像データに基づいて前記撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成部と、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成部と、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出部と、
前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを前記混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算器と、
前記修正ホワイトバランスマップと前記撮影画像データを加算する乗算器と
を具備する撮像装置として機能させる撮影プログラム。 - 第一の画像データと、前記第一の画像と露光条件が異なる第二の画像データと、に基づき第三の画像データを生成する画像生成部と、
前記前記第一の画像データに基づき、所定の被写体を認識する被写体認識部と、
前記第一の画像データにおける、前記被写体認識部により認識された前記被写体の周辺領域の輝度値の状態を検出する輝度値状態検出部とを備え、
前記画像生成部は前記輝度値状態検出部の検出結果に応じて前記生成を行う
画像処理装置。 - 前記輝度値状態検出部は、前記被写体の周辺領域において所定の値よりも輝度値が大きい領域の割合に応じて、混合係数を算出し、
前記画像生成部は、前記第一の画像データと前記第二の画像データに基づいて前記撮影画像データの領域毎に異なるホワイトバランスマップを算出し、前記ホワイトバランスマップと、前記第一の画像または前記第二の画像に基づき、前記混合係数に応じて第三の画像を生成する
請求項7記載の画像処理装置。 - 所定の撮影指令を受けて撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理することで得られる撮影画像データに基づいて前記撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成ステップと、
前記撮像素子が出力する信号に基づくデータをモニタ用に処理することで得られるモニタ画像データと前記撮影画像データに基づいて前記撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成ステップと、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出ステップと、
前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを前記混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算ステップと、
前記修正ホワイトバランスマップと前記撮影画像データを乗算する乗算ステップと
を有する画像処理方法。 - コンピュータを、
所定の撮影指令を受けて前記撮像素子が出力する信号に基づくデータを処理することで得られる撮影画像データに基づいて前記撮影画像データの全体に均一なホワイトバランス値を算出するホワイトバランス作成部と、
前記撮像素子が出力する信号に基づくデータをモニタ用に処理することで得られるモニタ画像データと前記撮影画像データに基づいて前記撮影画像データのピクセル毎に異なり得るホワイトバランスマップを算出するホワイトバランスマップ作成部と、
前記撮影画像データと前記モニタ画像データに基づいて前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを混合する際の係数を算出する混合係数算出部と、
前記ホワイトバランス値と前記ホワイトバランスマップを前記混合係数を伴って加算して修正ホワイトバランスマップを出力する加算器と、
前記修正ホワイトバランスマップと前記撮影画像データを乗算する乗算器と
を具備する画像処理装置として機能させる画像処理プログラム。
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