JP2003296720A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置および画像処理方法

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JP2003296720A
JP2003296720A JP2002100027A JP2002100027A JP2003296720A JP 2003296720 A JP2003296720 A JP 2003296720A JP 2002100027 A JP2002100027 A JP 2002100027A JP 2002100027 A JP2002100027 A JP 2002100027A JP 2003296720 A JP2003296720 A JP 2003296720A
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illumination
illumination light
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light
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Yosuke Kusaka
洋介 日下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュ撮影に用いたストロボなどの人工
照明光の色相に関わらず、所望の色相の照明光で照明し
た画像を得られる画像処理装置および画像処理方法を提
供する。 【解決手段】 複数の色成分に対してストロボなどによ
る人工照明光ありの第1の画像データと人工照明光のな
い周囲光のみの第2の画像データを連続して撮像すると
ともに、各色成分毎に第1の画像データから第2の画像
データを差し引いたデータに対し色補正を行った後、該
補正済みの画像データに対し第2の画像データを加える
ことにより、所望の色相の照明光で照明した画像を生成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを画像
処理する画像処理装置および画像処理方法、特にストロ
ボ等を用いて照明撮影を行って得られた画像データの照
明光の色を画像処理により補正する画像処理装置および
画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内蔵ストロボや外付ストロボを用
いてフラッシュ撮影を行うカメラにおいては、ストロボ
の照明光の色は昼光色(色温度5500度)に合わせ込
まれており、昼光色以外の色温度の照明光で撮影したい
場合(例えばタングステン光照明)には、ストロボの変
わりに別の照明装置(例えば白熱電球)を用いて撮影し
たり、ストロボの発光部に色フィルタを装着して発光さ
せて撮影したり、一旦ストロボ光により撮影した画像デ
ータをパソコン等に取り込んで画像処理により色修正を
施こすことが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらストロボ
以外の照明装置を利用する場合には、ストロボ以外の照
明装置を撮影現場に運搬しなければならず、また電源な
どの設定の手間がかかるので、撮影状況に応じて迅速に
照明光の色を変えるようなことが簡便にはできなかっ
た。またストロボの発光部に色フィルタを装着して撮影
する場合も色フィルタを持参するとともに、色フィルタ
を装着しなければならず、撮影状況に応じて迅速に照明
光の色を変えるようなことが簡便にはできなかった。色
フィルタを内蔵し、自動的に色フィルタを交換すること
も考えられるが、ストロボが大型化するとともに、スト
ロボが高コストになってしまうという問題点があった。
また一旦ストロボ光により撮影した画像データを画像処
理により色修正を行う場合は、ストロボ光により照明さ
れた主要被写体領域と周囲光により照明された背景領域
を切り分けて色修正を行わなければならず、素人が迅速
に色修正を行うことは困難であった。
【0004】そこで本発明は、低コストかつ簡便かつ迅
速に撮影用照明装置の照明光の色を修正できる、電子カ
メラを用いた画像処理装置および画像処理方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による画像処理装置および画像処理方法にお
いては、フラッシュ撮影時には所定の照明装置(例えば
ストロボ)による照明ありの画像データと照明なしの画
像データを複数の色成分毎に取得して記憶する。次に2
つの画像データの差分に基づき所定の照明装置の照明に
よる寄与分を複数の色成分毎に算出するとともに、算出
された複数の色成分毎の照明の寄与分に対し、所定の照
明装置の照明光の色と指定された照明光の色の相違に基
づく補正を行う。さらに補正された照明の寄与分に基づ
き画像データを再構成し、該再構成された画像データを
表示または記憶する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1および図2は、本発明を
適用した画像処理装置である電子カメラ100の一実施
形態の外観図(正面視および背面視)である。図1に示
すように電子カメラ100の前面には被写体像を形成す
るための撮影レンズ10、撮影画面を確認するためのフ
ァインダ11、撮影時に被写体を照明するためのストロ
ボ12、被写体の明るさ(定常光照明時およびストロボ
光照明時)を検知するための測光/調光回路13、電子
カメラ100をユーザが手でホールドしやすくするため
にカメラ本体から出っ張ったグリップ部14が備えら
れ、上面には撮影を指示するためのレリーズボタン1
6、電子カメラ100の電源のON/OFF制御を行う
ための電源スイッチ17が備えられる。
【0007】図2に示すように、電子カメラ100の背
面にはファインダ11の接眼部、テキストおよび画像表
示用の略四角形の画面を備えた左LCD(左画面)21
とテキスト表示用および画像表示用の略四角形の画面を
備えた右LCD(右画面)22が配置され、右LCD2
2の下側には再生画像の切換えや各種調整に用いられる
上方向ボタン23、下方向ボタン24、左方向ボタン2
5、右方向ボタン26、決定ボタン27が配置され、左
LCD21の周辺には電子カメラ100を撮影モードに
設定するための撮影モードボタン28、電子カメラ10
0を再生モードに設定するための再生モードボタン2
9、撮影モードにおいてフラッシュ撮影を行うか否かを
選択するためのストロボボタン31(押すたびにストロ
ボON/OFFが切り換わる)、フラッシュ撮影時の照
明光の色をタングステンランプの色(色温度約3000
度K)に指定するためのタングステンボタン32が配置
されている。側面には画像データ保存用のメモリカード
77を装着するためのメモリカードスロット30が備え
られる。
【0008】なおレリーズボタン16、上方向ボタン2
3、下方向ボタン24、左方向ボタン25、右方向ボタ
ン26、決定ボタン27、撮影モードボタン28、再生
モードボタン29、ストロボボタン31、タングステン
ボタン32は全てユーザーによって操作される操作キー
である。
【0009】なお左LCD21および右LCD22の表
面上には、指の接触操作により指示された位置に対応す
る接触位置データを出力する機能を備えたいわゆるタッ
チスクリーン66が配置され、画面上に表示された選択
項目や画像データの選択に用いることができる。このタ
ッチスクリーン66はガラス・樹脂等の透明材料によっ
て構成され、ユーザはタッチスクリーン66の内側に形
成される画像やテキストを、タッチスクリーン66を通
して観察することができる。
【0010】図3は、図1および図2に示した電子カメ
ラ100の内部の電気構成例を示すブロック図であっ
て、各構成要素は各種情報データおよび制御データを伝
送するためのデータ/制御バス51を介して互いに接続
されている。各構成要素はおおまかに、画像データの撮
影動作を実行する撮影制御回路60を中心とするブロッ
ク、画像ファイルを記憶・保存するメモリカード77の
ブロック、画像データおよびその関連情報の表示を実行
する画面制御回路92を中心とするブロック、操作キー
65等のユーザーインターフェースと各制御回路に対す
る統括制御を行うCPU50を中心とするブロックに分
けることができる。
【0011】CPU50(中央処理ユニット)は電子カ
メラ100全体の制御を行う手段であって、操作キー6
5、タッチスクリーン66、電源スイッチ17、タイマ
74、測光/調光回路13からの入力情報に応じて撮影
制御回路60、画面制御回路92、電源制御回路64へ
の各種指示を行う。測光/調光回路13は定常光照明状
態およびストロボ光照明状態において被写体の輝度を測
定し、その測定結果である測光/調光データをCPU5
0に出力する。CPU50は定常光照明状態での測光/
調光データに応じて、CCD55の露光時間、感度をC
CD駆動回路56により設定するとともに、該設定デー
タに応じて撮影制御回路60を介し絞り53の絞り値を
絞り制御回路54により制御する。
【0012】またCPU50は定常光照明状態での測光
/調光データに基づき被写体輝度が所定値以下であると
判断した場合には撮影時にストロボ駆動回路73により
ストロボ12を発光させるとともに、ストロボによるフ
ラッシュ撮影中に被写体からの反射される光の累積量を
測光/調光回路13により検出し、累積された反射光量
が所定値に達するとストロボ駆動回路73によりストロ
ボ12の発光を停止させることにより、フラッシュ撮影
の画像データが適正になるように制御する。CPU50
は操作キー65のタングステンボタン32の操作の有無
に応じてフラッシュ撮影を行った画像データに対し後述
のように色補正処理を行う。
【0013】また照明光色検出回路15は、ストロボ1
2の発光部近傍に備えられたストロボ光の色成分を検出
する回路であり、ストロボ発光時にストロボ光の色を直
接検出し、検出した色情報データ(色温度データ)をC
PU50に送る。なお測光/調光回路13は、被写界の
色成分を検出することができる回路であり、ストロボ非
発光時に被写界の色(背景の色)を検出し、検出した背
景光色情報データ(色温度データ)をCPU50に送
る。測光/調光回路13および照明光色検出回路15の具
体的構成としては、複数の光強度検出器(フォトダイオ
ード等)のそれぞれに分光特性の異なるフィルタ(例え
ば赤フィルタ、緑フィルタ、青フィルタ)を設けたもの
である。
【0014】CPU50は撮影モードではレリーズボタ
ン16の操作に応じて撮影制御回路60を介し撮影動作
を制御する。タイマ74は時計回路を内蔵し、現在の日
時に対応する日時情報を検出し、撮影時に撮影日時情報
をCPU50に供給する。CPU50は該撮影日時情報
を画像データに付加してメモリカード77に格納する。
CPU50は、ROM67(リードオンリメモリ)に記
憶されている制御プログラムに従い各部を制御する。E
EPROM68(電気的消去書き込み可能ROM)は不
揮発性のメモリであって、後述する色補正処理のための
データおよび電子カメラ100の動作に必要な設定情報
等を記憶している。RAM70は揮発性のメモリであっ
て、CPU50の一時的作業領域として用いられる。C
PU50は、電源スイッチ17の操作状態を検知して、
電源制御回路64を介して電源63の制御を行う。
【0015】撮影制御回路60は、レンズ駆動回路52
により撮影レンズ10のフォーカシングとズーミングを
行い、絞り制御回路54により絞り53を制御してCC
D55の露光量をコントロールし、CCD駆動回路56
によりCCD55の動作を制御する。被写体からの光束
は撮影レンズ10により光量調節のための絞り53を介
し、CCD55上に被写体像として形成され、この被写
体像はCCD55により撮像される。複数の画素を備え
たCCD55(チャージカップルドデバイス)は被写体
像を撮像するための電荷蓄積型イメージセンサーであ
り、CCD55上に形成された被写体像の強度に応じた
電気的な画像信号をCCD駆動回路56により供給され
る駆動パルスに応じてアナログ処理部57に出力する。
なおCCD55は3つの色成分(赤、緑、青)をそれぞ
れ検出する3種類の光検出部からなり、1つの画素は3
種類の光検出部から構成されており、各画素に対応して
3つの色成分(赤、緑、青)の画像信号が得られる。
【0016】アナログ処理部57はCCD55が光電変
換した画像信号を所定のタイミングでサンプリングし、
そのサンプリングした信号を所定のレベルに増幅する。
A/D変換回路58(アナログデジタル変換回路)はア
ナログ処理部57でサンプリングした画像信号をデジタ
ル化することによりデジタルデータに変換し、撮影バッ
ファメモリ59は該デジタルデータを一旦格納する。
【0017】撮影制御回路60は撮影モード中上述の動
作を繰り返すとともに、画面制御回路92はデータ/制
御バス51を介して撮影バッファメモリ59に順次格納
されるデジタルデータを読み出してフレームメモリ69
に一旦格納し、該デジタルデータを表示用画像データに
変換してフレームメモリ69に再格納し、該表示用画像
データを左画面21に表示させるというスルー画像表示
動作を繰り返す。また画面制御回路92は必要に応じて
テキスト表示情報をCPU50から入手し、表示用テキ
ストデータに変換してフレームメモリ69に格納し、該
表示用テキストデータを左画面21、右画面22に表示
させる。このようにして撮影モードにおいては、左画面
21にCCD50により撮像されている画像がリアルタ
イムに表示されるので、このスルー画像をモニター画面
として使用して撮影のための構図設定を行うことが可能
になる。撮影制御回路60は撮影バッファメモリ59に
格納したデジタルデータの高周波成分の度合い解析して
撮影レンズ10の焦点調節状態を検出し、検出結果に応
じてレンズ駆動回路52により撮影レンズ10の焦点調
節を行う。
【0018】レリーズ時に撮影制御回路60はCPU5
0から撮影指示を受けると、CCD駆動回路56を介し
てCCD55により被写体像を撮像させ、撮像により生
成した画像信号をアナログ処理部57、A/D変換回路
58を介して撮影バッファメモリ59にデジタルデータ
(生データ)として一旦格納する。撮影制御回路60は
撮影バッファメモリ59に一旦格納したデジタルデータ
を所定の記録フォーマット(JPEGなど)に変換また
は圧縮して画像データを形成し、該画像データをメモリ
カード77に記録保存する。なお後述するようにフラッ
シュ撮影時はストロボ発光ありと発光なしの連続2回の
撮影を行い、CPU50は2つの画像データをRAM7
0に一旦格納した後、EEPROM68に記憶されてい
る色補正データを用いて照明光の色補正処理を行うこと
により照明光色を補正した画像データ生成してメモリカ
ード77に記録保存する。
【0019】なおCPU50は必要に応じて、メモリカ
ード77に格納した画像データを無線電話回路72およ
びアンテナ76を介して外部に送信したり、逆に無線電
話回路72およびアンテナ76を介して外部から受信し
た画像データをメモリカード77に格納することができ
る。
【0020】再生モードにおいては、画面制御回路92
はメモリカード77からCPU50に指示された画像デ
ータを読み出してフレームメモリ69に一旦格納し、該
画像データを左画面21に表示するとともに、CPU5
0の指示に従い、再生モードの説明等のテキストデータ
をフレームメモリ69に格納し、該テキストデータを右
画面22に表示する。
【0021】図4はメモリカード77内に格納される画
像ファイルのデータ構成を示す。図4に示すようにメモ
リカード77には複数の画像ファイルが保存される。各
画像ファイルは画像データと付加情報データから構成さ
れる。付加情報データは、図5に示すように画像ファイ
ルの識別情報(ファイル名)とフラッシュ撮影時は補助
画像ファイルの識別情報(サブファイル名)と撮影日時
データと撮影時の各種設定を示す撮影データとストロボ
照明を行った否かを表すデータと撮影者により指定され
た照明光の種類データとストロボ発光時のストロボ光の
色温度データと背景光の色温度データから構成される。
【0022】図6は本発明による電子カメラの実施形態
の状態遷移図である。電源ON時には撮影モードとな
り、レリーズボタン16の操作により撮影動作と撮影後
の画像ファイル作成および画像ファイルのメモリカード
77への格納が行われる。再生モードにおいてはメモリ
カード77に格納した画像データの再生表示動作が行わ
れる。また撮影モードボタン28を操作すると、再生モ
ードから撮影モードに移行し、再生モードボタン29を
操作すると、撮影モードから再生モードに移行する。
【0023】図7はフラッシュ撮影時(タングステンボ
タン32が操作されている場合)の動作シーケンスを示
す図であって、まずストロボ発光ありで第1回の撮影が
行われ、画像データがRAM70に格納される。図8は
ストロボ発光ありの画像データの例であって、画面中央
の人物の顔色はストロボ光照明により白っぽくなりすぎ
ている。続いてストロボ発光なし第2回の撮影(他の撮
影条件は第1回の撮影と同一)が行われ、画像データが
RAM70に格納される。図9はストロボ発光なしの画
像データの例であって、撮影条件は第1回の撮影と同一
であるため、背景の露出はストロボ発光ありの画像デー
タと同一であるが、画面中央の人物はストロボ光による
照明がなく逆光状態にあるため露出が不足している。
【0024】CPU50はEEPROM68に記憶され
た色補正処理用データに応じてRAM70に格納された
ストロボ発光ありの画像データとストロボ発光なしの画
像データに後述する画像処理を施して、タングステン光
照明の画像データを生成し、該画像データをメモリカー
ド77に保存する。
【0025】図10は上記照明光色補正の詳細シーケン
スを示す図であり、まずストロボ発光ありの3つの色成
分の画像データ(TR、TG、TB)からストロボ発光
なしの3つの色成分の画像データ(SR、SG、SB)
を差し引きストロボ照明光のみによる3つの色成分の画
像データ(QR、QG、Qb)を抽出する。なお上記処
理は全ての画素に対して行われる。
【0026】図11はある1つの画素の画像データに対
する上記照明光色補正の処理を図式的に表したものであ
り、上段が赤(R)に対する画像処理、中段が緑(G)
に対する画像処理、上段が青(B)に対する画像処理を
表し、各段において3つの色成分毎の画素データを棒グ
ラフで示している。図11において左の棒グラフはスト
ロボ発光なしの場合の3つの色成分毎の画素データ(S
R、SG、SB)を表し、中央の棒グラフはストロボ発
光ありの場合の3つの色成分毎の画素データ(TR、T
G、TB)を表している。中央の棒グラフにおける3つ
の色成分毎の画素データ(TR、TG、TB)は、スト
ロボON以外の撮影条件がストロボ発光なしの場合と同
じなので、数式1に示すようにストロボ発光なしの場合
の背景光(定常光または周囲光)のみの3つの色成分毎
の画素データ(SR、SG、SB)とストロボ照明光の
みによる3つの色成分の画像データ(QR、QG、Q
B)の和となっている。
【0027】
【数1】 TR=SR+QR TG=SG+QR TB=SB+QB したがってストロボ照明光のみによる3つの色成分の画
像データ(QR、QG、QB)は、数式2に示すように
ストロボ発光ありの場合の3つの色成分の画像データ
(TR、TG、TB)からストロボ発光なしの場合の3
つの色成分の画像データ(SR、SG、SB)を差し引
いたものとなる。
【0028】
【数2】 QR=TR−SR QG=TG−SG QB=TB−SB 次に図10において、検出されたストロボ光の色温度デ
ータと指定された照明光の種類に応じて、ストロボ照明
光のみによる3つの色成分の画像データ(QR、QG、
Qb)を補正するための補正係数を求めるために、EE
PROM68に記憶されている補正係数表を参照する。
ここで照明光としてタングステン光が指定されている場
合には、ストロボ照明光のみによる3つの色成分の画像
データ(QR、QG、Qb)に対しタングステン光の補
正係数による補正を行い、照明光としてタングステン光
が指定されていない場合には、ストロボ照明光のみによ
る3つの色成分の画像データ(QR、QG、QB)に対
し昼光(色温度5500度K)の補正係数による補正を
行うものとする。図12は検出されたストロボ光の色温
度データと指定された照明光の種類との組み合わせに対
する3つの色成分毎の補正係数の関係を示す表である。
例えば指定された照明光がタングステン光である場合
は、ストロボ照明光のみによる赤色成分の画像データQ
Rを増加させるために補正係数KRは1以上になってお
り、ストロボ照明光のみによる青色成分の画像データQ
Bを減少させるために補正係数KBは1以下になってい
る。
【0029】次に図10において、数式3のように図1
2の表から求められた補正係数KR、KG、KBがスト
ロボ照明光のみによる3つの色成分の画像データ(Q
R、QG、QB)に乗ぜられ、ストロボ発光なしの場合
の3つの色成分の画像データ(SR、SG、SB)に加
えられ、照明光の色が補正された3つの色成分の画像デ
ータ(UR、UG、UB)が求められる。
【0030】
【数3】 UR=SR+KR×QR UG=SG+KB×QG UB=SB+KB×QB 図11において右の棒グラフが照明光の色が補正された
3つの色成分の画像データ(UR、UG、UB)を表
す。上記のような画像処理が画像データの全画素につい
て行われる。図13は、図8に示すストロボ発光ありの
画像データに対しタングステン光照明を指定した場合の
照明光補正を行った画像データの例であって、画面中央
の人物の顔色が赤みを帯びて健康的に見えるようになっ
たとともに、背景に対してはストロボ照明光のみによる
3つの色成分の画像データ(QR、QG、QB)がない
ので補正が行われず、図8の露出と同じになっている。
【0031】図14は上記実施形態における電子カメラ
100(CPU50)の動作のメインフローチャートで
ある。まずS10で電源スイッチ17を操作すると電源
がONとなり、S20で撮影モードのサブルーチンを実
行し撮影可能状態になる。撮影モード中にレリーズボタ
ン16を操作すると、S30のレリーズ割込み処理サブ
ルーチンが実行され、撮影動作が行われる。撮影モード
中に再生モードボタン29を操作すると、S40のモー
ド切換割込み処理サブルーチンが実行され、S50の再
生モードサブルーチンが実行され、メモリカード77に
格納されている画像データが左画面21に再生表示され
る。逆に再生モード中に撮影モードボタン28を操作す
ると、S40のモード切換割込み処理サブルーチンが実
行され、S20の撮影モードサブルーチンに移行する。
【0032】図15は撮影モードサブルーチンの詳細フ
ローチャートであって、S20で起動すると、S201
の処理を繰り返す。S201ではユーザが設定したカメ
ラ設定条件で順次CCD55により生成される画像デー
タを図16に示すように左画面21に表示し、そのとき
のカメラ設定データ(ストロボON/OFF状態、照明
光の種類を含む)を右画面22にテキスト表示する。な
おストロボのON/OFFは電子カメラ100が測光/
調光データに基づいて自動的に設定するが、ユーザーは
ストロボボタン31の操作により自動的に設定されたス
トロボ発光状態を変更することができる。またタングス
テンボタン32の操作に応じて照明光の種類を指定する
ことができる。
【0033】図17はレリーズ割込み処理サブルーチン
の詳細フローチャートであって、S30で起動すると、
S301で撮影モードであるかチェックし、撮影モード
でない場合はS306でリターンする。撮影モードの場
合は、S302でユーザまたはカメラにより設定されて
いる撮影条件(ストロボONの場合はストロボを発光さ
せる)で撮像動作を実行し、ストロボOFFの場合は得
られた画像データに付加情報データを付加してメモリカ
ード77に格納するとともに、ストロボONの場合は得
られた画像データをRAM70に格納する。S303で
ストロボONであるかチェックし、ストロボONでない
場合はS306でリターンする。ストロボONの場合
は、S304でストロボを発光させない以外はS302
の撮影条件と同じ設定で撮像動作を実行し、得られた画
像データをRAM70に格納する。S305では、上述
のように、ストロボONの画像データとストロボOFF
の画像データと検出したストロボ照明光の色温度と指定
された照明光の種類に基づき、ストロボONの画像デー
タを補正し、指定された照明光による画像データを生成
し、該照明光の色が補正された3つの色成分の画像デー
タ(UR、UG、UB)により構成される主ファイルと
ストロボ発光なしの場合の3つの色成分の画像データ
(SR、SG、SB)により構成されるサブファイルと
付加情報データ(ストロボONの有無、指定照明光種
類、照明光色温度、背景光色温度、撮影データ)をメモ
リカード77に格納し、S306でリターンする。
【0034】図18はモード切換割込み処理サブルーチ
ンの詳細フローチャートであって、S40で撮影モード
ボタン28または再生モードボタン29の操作により起
動すると、S401で操作されたボタンが撮影モードボ
タン28であるかチェックし、撮影モードボタン28で
ある場合は再生モードを終了し、S20の撮影モードサ
ブルーチンに移行する。操作されたボタンが撮影モード
ボタン28でない場合は撮影モードを終了し、S50の
再生モードサブルーチンに移行する。
【0035】図19は再生モードサブルーチンの詳細フ
ローチャートであって、S50で起動すると、S501
の処理を繰り返す。S501では左方向ボタン25、右
方向ボタン26の操作に応じてメモリカード77に格納
された画像データを順次読み出し、図20に示すように
左画面21に再生表示するとともに、右画面22に操作
方法の説明を表示する。なお電源ON直後は最新の画像
データを表示し、以後は左方向ボタン25の操作に応じ
て順次時間データの古い画像データを表示するととも
に、右方向ボタン26の操作に応じて順次時間データの
新しい画像データを表示する。
【0036】上記実施形態(図1〜図20)において
は、フラッシュ撮影時に照明ありと照明なしの2回の撮
像動作を行い、照明ありと照明なしの画像データの3つ
の色成分の差成分に対して、撮影時の照明光と指定され
た照明光の相違に基づいた補正を行うことにより、自動
的に照明光色の補正を行って指定された照明光による画
像データを生成するので、フラッシュ撮影において簡便
かつ迅速かつ正確に照明ムラ補正を行うことができる。
またフラッシュ撮影時の照明光の色を直接検出して照明
光の補正に用いているので、ストロボ発光色の経年変
化、発光量によるストロボ発光色の変化、ストロボ個体
毎の発光色の相違等にも対応でき、正確な照明光色の再
現が可能である。これによりストロボ発光管の設計の制
約事項を緩和でき、小型でかつ低コストなストロボを使
用することも可能になる。(変形形態の説明)本発明は
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変
形や変更が可能である。
【0037】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理はストロボ発光ありの画像データ
とストロボ発光なしの画像データを短期間に連続して撮
像することにより電子カメラのブレをなくし、同一画素
の3つの色成分ごとの画像データに対し差分演算を行っ
ているが、2回の撮影の間に発生する被写体の移動やカ
メラブレが問題となるような場合には、図21に示すよ
うにストロボ発光ありの画像データとストロボ発光なし
の画像データ間で周知の方法で動きベクトルを検出し、
該動きベクトルに基づいてストロボ発光なしの画像デー
タとストロボ発光ありの画像データの間の対応する画素
の関係を変更して数式1から数式3の演算を行うように
してもよい。図21において画面中で破線で示す被写体
がストロボ発光なしの画像データであり、実線で示す被
写体がストロボ発光ありの画像データである。動きベク
トルの検出の方法としては、ブロック・マッチング法や
グラジエント法が知られている。またカメラブレのみを
検出する場合には電子カメラ100に角速度センサーな
どのフレ検出センサーを内蔵し、該センサーによりスト
ロボ発光なしの撮像時点とストロボ発光ありの撮像時点
間のカメラブレを検出し、検出したカメラブレデータに
基づいて動きベクトルを算出するようにしてもよい。こ
のようにすれば、ストロボ発光なしの撮像時点とストロ
ボ発光ありの撮像時点間のカメラブレや被写体移動を補
償することができるので、本発明の適用範囲を手持ち撮
影に対しても拡大することができる。
【0038】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理においては、電子カメラは内蔵ス
トロボを用いてフラッシュ撮影を行っているが、外付ス
トロボを用いてフラッシュ撮影する場合は、該外付スト
ロボからフラッシュ撮影時の照明光の色温度データと図
12に示すような補正係数の表データを受信し、該フラ
ッシュ撮影時の照明光の色温度データと補正係数の表デ
ータに基づいて照明光色補正を行うようにしてもよい。
図22は外付ストロボを電子カメラのストロボシューを
用いて取り付けた場合の構成を示し、外付ストロボ内の
ストロボCPUからフラッシュ撮影時の照明光の色温度
データと補正係数の表データがストロボシューを介した
通信経路を通じて電子カメラ側のカメラCPUに送信さ
れ記憶される。電子カメラは外付ストロボを用いてフラ
ッシュ撮影を行う場合は、前記カメラCPUが受信した
に照明光の色温度データと補正係数の表データに基づい
て照明光色補正を行う。
【0039】外付ストロボと内蔵ストロボを併用してフ
ラッシュ撮影を行う場合や、多灯フラシュ撮影を行う場
合は、照明光色補正において各ストロボの発光色の相違
が問題となるので、各ストロボを単独に発光させて複数
回の撮影を行い、各画像データに対しそれぞれのストロ
ボの照明光色補正を施した上で、補正済み画像データを
合成して、複数のストロボを同時に使用した場合の照明
光色を補正した画像データを生成するようにしてもよ
い。
【0040】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理においては、指定できる照明光の
種類は昼光とタングステン光のみであるが、補正係数表
を複数種類の照明光に対して用意しておけば、複数種類
の照明光を指定することもできる。また照明光の種類を
指定する代わりに、直接照明光の色温度を指定するよう
にしてたり、上方向ボタン23や下方向ボタン24の操
作に応じて色温度の調整を行うようにしても構わない。
【0041】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理においては、照明光の種類は手動
で指定しているが、背景光の色検出に応じて自動的に照
明光の種類の指定を行っても良い。例えば背景光の色温
度と同じ色温度の照明光を自動指定することにより、画
像データ全体は同一の照明光により照明されたものとな
る。このようにすれば、照明光の指定の手間が省けると
ともに、フラッシュ撮影であることを感じさせないより
自然なムードの画像データを生成することができる。
【0042】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理においては、照明光成分の色のみ
を補正しているが、補正された照明光のみの3つの色成
分(KR×QR、KB×QG、KB×QB)にさらに一
様な係数を乗ずることにより、ストロボ光量の調整を行
うことができる。例えばフラッシュ撮影した画像データ
に対してはストロボ光なしの画像データ(SR、SG、
SB)と照明光の色補正を行った画像データ(UR、U
G、UB)が別々にメモリカード77に格納されている
ので、再生時にこの2つの画像データより照明光のみの
3つの色成分(KR×QR、KB×QG、KB×QB)
を求め、該3つの色成分を上ボタン23の操作に応じて
増倍させ、増倍させたストロボ光成分とストロボ光なし
の画像データ成分を加算した画像データを表示させるこ
とにより、ストロボ光量を増した画像データを生成する
ことができる。反対に再生時に下ボタン24の操作に応
じて3つの色成分を縮小させ、縮小させたストロボ光成
分とストロボ光なしの画像データ成分を加算した画像デ
ータを表示させることにより、ストロボ光を押さえた画
像データを生成することができる。ユーザは所望のスト
ロボ効果が得られた画像データが表示された時点で決定
ボタン27を操作することにより、該画像データをメモ
リカード77に保存することができる。このようにすれ
ば、照明光色補正のほかにストロボ光量不足やストロボ
光量オーバーがあった場合でも事後的に適正なストロボ
光量の画像データをえることができる。
【0043】またストロボ光量の調整の他に、背景光成
分(SR、SG、SB)の調整(色、光量)を行うよう
にしても構わない。このようにすれば、更に自然光と人
工照明光のバランスのとれた画像データを生成すること
が可能になる。また複数のストロボを使用してフラッシ
ュ撮影した画像データに対しては、各ストロボ毎の光量
を上方向ボタン23や下方向ボタン24の操作に応じて
調整するようにしても構わない。
【0044】上記実施形態(図1〜図20)における照
明光色補正の画像処理は電子カメラ100内のCPU5
0で行われているが、図23に示すように電子カメラ1
00側では撮影したストロボ発光なしの画像データとス
トロボ発光ありの画像データと撮影時の照明光色データ
をメモリカード77に格納するまでを行い、該メモリカ
ード77をパソコン140に装着し、前記2つの画像デ
ータと撮影時の照明光色データとパソコンに格納してあ
る補正係数の表に基づきパソコン140側で指定した照
明光に寄る画像データとなるように照明光色補正の画像
処理を行うようにしても構わない。このようにすれば、
電子カメラ100側で大規模な画像処理を行う必要がな
く、パソコン140側の高性能なCPUで画像処理を行
うことができるので、画像処理を迅速に行うことができ
るとともに、電子カメラ100のCPU50の負担を軽
減することができる。
【0045】またメモリカードを介して画像データを電
子カメラ100からパソコン140に転送する代わり
に、通信回線により電子カメラ100からパソコン14
0に画像データなどを転送するようにしてもよい。この
場合電子カメラ100は無線通信回路72により無線通
信回線130と基地局120とインターネット130を
経由してパソコン140に接続し、画像データをパソコ
ン140に送信する。またパソコン140で画像処理を
した画像データをパソコン140から電子カメラ100
に送り返してもよい。このようにすれば、電子カメラ1
00側で大規模な画像処理を行う必要がなく、パソコン
140側の高性能なCPUで画像処理を行うことができ
るので、画像処理を迅速に行うことができるとともに、
電子カメラ100のCPU50の負担を軽減することが
できる。
【0046】上記実施形態(図1〜図20)においては
フラッシュ撮影時にストロボの照明光の色を検出してい
るが、照明光色の変化が少ない場合はストロボの照明光
の色を検出しないで、固定の色温度データを使用しても
よい。このようにすればストロボの照明光の色を検出す
るための照明光色検出回路15が不要となるので、電子
カメラをさらに低コストで小型化することができるとと
もに、図12の補正係数表が簡易になり、EEPROM
68の容量を少なくすることができる。
【0047】上記実施形態(図1〜図20)において電
子カメラ100は被写体を照明するためにストロボ光を
用いているが、他の人工照明光(フラッドランプ、蛍光
灯など)であっても構わない。
【0048】上記実施形態(図1〜図20)において、
照明光色補正を行うためにストロボ光ありとストロボ光
なしの2回の撮影を行っているが、ストロボ光なしの撮
影ではほとんど真っ暗な場合は、ストロボ光なしの撮影
は省略し、ストロボ光なしの3つの色成分(SR、S
G、SB)を0として取り扱っても良い。例えば測光/
調光回路13で検出した画面全体の輝度が所定値以下の
場合はストロボ光なしの撮影の必要なしと判断する。こ
のようにすれば、フラッシュ撮影時に無駄な処理を行う
必要がなくなる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
処理装置および画像処理方法においては、フラッシュ撮
影時に照明ありと照明なしの撮像動作を行って画像デー
タの組を生成し、該画像データの組に対して画像処理を
行って照明光の寄与量を色成分毎に算出し、該色成分毎
に算出した照明光の寄与量を撮影時の照明光の色と指定
された照明光の色の相違に基づいて補正することによ
り、指定された照明光による画像データを生成するの
で、所望の照明光色を備えていない照明手段を使用して
も、簡便かつ迅速に照明光の色を補正できる。またこれ
によりストロボの照明光の色を厳密に揃える必要がなく
なるので、ストロボの設計、部品の性能の制約が緩和で
き、低コストで小型なストロボを使用することができ
る。
【0050】また本発明による画像処理装置および画像
処理方法においては、照明光の色補正が自動的に行われ
るので、撮影後に画像データを見ながら人の判断に応じ
て照明光色の補正を行うといった手間も省ける。
【0051】また本発明による画像処理装置および画像
処理方法においては、画面中に照明光の寄与が異なる領
域(主要被写体と遠距離にある背景)が存在しても、照
明ありの画像データと照明画像なしの画像データの差分
に対して照明光色の補正を行うので、背景部分に対して
主要被写体部分を分離して補正すると言った手間がかか
らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子カメラの外観図(正面視)である。
【図2】電子カメラの外観図(背面視)である。
【図3】電子カメラの電気構成を示すブロック図であ
る。
【図4】メモリカードのデータの構成図である。
【図5】付加情報データの構成図である。
【図6】電子カメラの状態遷移図である。
【図7】照明光の色補正処理の説明図である。
【図8】画像の表示例である。
【図9】画像の表示例である。
【図10】照明光の色補正処理の説明図である。
【図11】照明光の色補正処理の説明図である。
【図12】照明光の補正係数の表である。
【図13】画像の表示例である。
【図14】CPUのメインフローチャートである。
【図15】サブルーチンのフローチャートである。
【図16】画面の表示例である。
【図17】サブルーチンのフローチャートである。
【図18】サブルーチンのフローチャートである。
【図19】サブルーチンのフローチャートである。
【図20】画面の表示例である。
【図21】画像処理の説明図である。
【図22】電子カメラの構成例である。
【図23】画像処理システムの構成例である。
【符号の説明】 10 撮影レンズ 12 ストロボ 13 測光/調光回路 15 照明光色検出回路 21 左LCD(左画面) 22 右LCD(右画面) 23 上方向ボタン 24 下方向ボタン 25 左方向ボタン 26 右方向ボタン 27 決定ボタン 28 撮影モードボタン 29 再生モードボタン 31 ストロボボタン 32 タングステンボタン 50 CPU 51 データ/制御バス 55 CCD 60 撮影制御回路 65 操作キー 77 メモリカード 100 電子カメラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/04 H04N 1/46 A 5L096 Fターム(参考) 5B047 AA07 AB04 BA03 BB04 BC11 DC06 DC20 5B057 BA02 BA11 CA01 CA08 CB01 CB08 CE17 5C065 AA03 BB01 BB41 CC01 CC08 FF05 GG13 GG23 GG30 GG31 GG49 5C077 MM03 MP08 PP32 PP37 PP43 PP71 SS01 SS05 5C079 HB01 JA10 JA17 JA23 JA25 LA02 LB01 MA19 5L096 AA02 HA04 MA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮影し、複数の色成分からなる
    画像データを生成する撮像手段と、前記被写体を照明す
    る照明手段と、照明光の種類を指定する照明光指定手段
    と、前記撮像手段により同一シーンの被写体に対し前記
    照明手段による照明がある場合とない場合で撮像した2
    つの画像データを生成させる撮影制御手段と、前記照明
    光指定手段により指定された照明光と前記照明手段の照
    明光との相違に基づき、前記2つの画像データから抽出
    された複数の色成分に補正を施すことにより、照明光色
    を補正した画像データ生成する照明光色補正手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記照明光色補正手段は、前記照明手段による照明
    がある場合の画像データの色成分から前記照明手段によ
    る照明がない場合の画像データの色成分を差し引いた差
    分成分に対し、前記照明光指定手段により指定された照
    明光と前記照明手段による照明光の相違に基づいて求め
    られた色成分毎の補正係数を乗ずる補正処理を施すこと
    を特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、照明光色補正された前記差分成分の量を手動操作に
    応じて一率に調整する調整手段を備えることを特徴とす
    る画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の画像処理装置におい
    て、前記照明手段による照明がある場合とない場合の2
    つの画像データが撮影される間の画面上での被写体の動
    き情報を検出する動き検出手段をさらに備えるととも
    に、前記照明光色補正手段は、前記動き情報に応じて前
    記照明手段による照明がある場合の画像データと前記照
    明手段による照明がない場合の画像データの相対的な位
    置関係を対応付けて、照明がある場合の画像データから
    照明がない場合の画像データを差し引くことを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、前記照明手段の照明光の色情報を検出する照明光色
    検出手段を設けるとともに、前記照明光色補正手段は、
    前記照明光指定手段により指定された照明光の色情報と
    前記照明光色検出手段により検出された照明光の色情報
    の相違に基づき、前記2つの画像データから抽出された
    複数の色成分に補正を施すことを特徴とする画像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、定常光の色情報を検出する定常光色検出手段を設け
    るとともに、前記照明光指定手段は、前記定常光色検出
    手段により検出された色情報に応じて照明光の種類を指
    定することを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の画像処理装置において、前記照明手段を収納する
    付属構体が前記撮像手段と撮影制御手段と照明光色補正
    手段を収納する本体に対し着脱可能に構成されることを
    特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 被写体を人工照明して撮影することによ
    り複数の色成分からなる第1の画像データを生成する工
    程と、被写体を人工照明なしで撮影することにより複数
    の色成分からなる第2の画像データを生成する工程と、
    前記第1の画像データから前記第2の画像データを差し
    引くことにより色成分毎の照明成分を抽出する工程と、
    照明光の種類を指定する工程と、前記人工照明光の色と
    指定された照明光の色との相違に基づいて、前記色成分
    毎の照明成分を補正する工程と、前記補正された前記色
    成分毎の前記照明成分に前記色成分毎の非照明成分を加
    算することにより照明光色補正された画像データを生成
    する工程とからなることを特徴とする画像処理方法。
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