JP4379047B2 - 標示ラベルを貼着させた医療用容器 - Google Patents

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Description

本発明は医療用容器に関し、その使用段階で医療従事者など操作者の注意喚起を促し、作業に多忙なため起こり易い適切な処置の操作忘れなどの思い込みによる人為的なミスを防ぎ、所定の使用操作手順や処方が確実に行われ医療処置の安全を確保するためになされたものである。具体的には、異種薬剤を使用直前に混合や溶解させて用いる形態の混合用複式医療容器を含む薬剤等を収容させたバッグ,ボトル,シリンジ(注射器)等や使用時に開封して何らかの準備処置の必要な各種薬剤の包装容器、試験用・採血用のキット等、あるいは使用時滅菌処理の必要な医療用容器、さらに例えば高カロリー輸液用容器や血液バッグ等のように開封後一定の時間内に使用されることが要求される内容物が収容された医療容器などに好適に用いられるものである。
医療従事者など操作者はそれぞれに異なる患者毎の様々な条件に対する多様な作業に対応し、また時として刻々と変化する患者の状態によっては迅速で適切な対応が要求され、ともすればその多忙さゆえに日常的に行っている対処のなかの一部を忘れたり、処置済と勘違いするなど人為的なミスが起き易い状態は医療操作には常に潜在している。しかも、医療器具や医薬品などの安全にかかわる指示は至るところに存在しており、操作者に対し注意喚起をする場合には過剰になっても不足しても役不足で適切な方法が講じられなければならず、かつ作業の負担となる方法は極力避けなければならない一方で、一般的に具体的な動作を伴わない形の注意喚起は概して見落としの原因となり易いことも事実であり、視覚的にも動作的にも適切な方法が効果的に行なわれなければならない。
ところで、交通や一般の環境に関しては、安全色及び安全標識についてISO3864(あるいは、JIS9101)に規定され、医療施設においても放射能標識や非常口など法令や条令に基づく安全標識が用いられ、その他危険箇所への立入り規制、喫煙・禁煙、携帯電話使用禁止等多くの標示はそれらに準拠して使用されている。しかし、病室に代表される医療の現場においては、患者の精神面でのケアまでも考慮するとさらに特有の配慮が求められ、特に血液が赤色であることから病室等では淡い緑など穏やかな配色を基調とするなど、こと色彩に関しては一般の環境におけるのとは若干異なった用い方が要求される場合を考慮しておく必要がある。例えば、前記JISにおいては“危険・警告”には赤〔例えば、マンセル値7.5R4/15〕が、“注意喚起”色には黄〔例えば、マンセル値2.5YR8/14〕が用いられ、これらの色はPL法(製造物責任法)に基づく標識標示の配色についても同様の色使いがなされているが、医療分野ではたとえ小さな指示事項の一つでも処置等の間違いによっては重大事故を招く場合も多く存在し、それら全てをことごとく“危険・警告”と規定して臨むのは実情に合わないという側面がある。
すなわち、本発明における『注意喚起』とは、JIS,PL法にいう‘黄’で表される“注意喚起”のような限定された意味でなく、操作者の医療処置における危険回避を意味した、“警告”まで含めた広く定義されるものとしてとらえなければならない。
ところで、医療処置における誤投与を防止するための対策を提案した医療容器として、実用新案登録第2564501号において、開封確認用シールを備えた医療用複室容器が提案されている。ここに提案された医療用複室容器は、液剤、粉末剤もしくは固形剤等を収容した複数の室内が、室内圧力を高めることにより剥離できる弱シール部により仕切られており、この実用新案登録第2564501号の医療用複室容器は、輸送中や病院内で取り扱い中に誤って混合あるいは溶解されるのを使用直前まで防止するためのものであり、複室容器を弱シール部のところで折畳んだうえ開封確認用シールにより伸展不能な形で保存並びに輸送されるようになされたものであって、使用直前よりは前に剥離混合或いは溶解されたものを患者に投与する危険性を未然に防ぐ点で効果のあるものである。
実用新案登録第2564501号公報(2〜3頁)
しかしながら、この実用新案登録第2564501号で提案されている医療容器でも、開封確認用シールを取り去って複室容器を伸展させたとしても、複室容器内の圧力を高めるという動作を行ったかどうかを確認する証拠となるわけではなく、あくまでも使用直前より前には剥離混合或いは溶解されていないことを保証するものに過ぎないものである。そしてこのことは、日本国内での同様の医療用複室容器が、特に1000mlや2000ml等比較的大容量用の品種の場合弱シール部のところで折畳まれたうえダンボール箱に収納されて流通されているのが主流であることをみた場合、前記開封確認用シールが梱包の一形態に過ぎない程度の認識で医療従事者には受け取られているものと思われる。
ゆえに、例えばこの使用時直前まで前記開封確認用シールによって伸展不可能になされていた形態の医療用複室容器が用いられたとしても、処方操作に際して実際に弱シール部を剥離させて開封させるという操作自体が忘れられたまま処方された場合、薬剤が粒体,粉体や固体の場合には処置を開始したと思い込んでいても何ら治療処置が進行しないままであったり、あるいは所定の混合や溶解されていない成分のまま治療処置がなされた場合には、使用直前より前に剥離混合或いは溶解されたものを患者に投与する場合の危険性と同様、重大な事態を招きかねない危険を伴うものである。
本発明の開示にあたって、開封操作の有無が場合によってきわめて重大な事態にもなりかねないという、医療用複室容器の従来技術を背景技術の典型例として指摘したが、医療容器について医療従事者の認識や動作にまで及んで配慮された注意喚起システムは皆無である。本発明は、かかる迅速で適切、かつ正確な対処が要求される医療操作者にとって、医療関係特有の配色等環境下においても視覚に訴える注意喚起を起こさせ、しかもさほど大きな負担にはならずとも具体的な動作を伴うことで確実な処置が可能なものとして実現すべく鋭意研究の結果本発明を見出し、煩雑で多忙な作業に追われる医療従事者や操作者が日常行う対処の中の一部を忘れたり処置済と勘違いするといった人為的なミスが起きることのないような、操作が手軽で効果的な注意喚起手段としてなされたものである。
なお、ここでいう注意喚起という表現は、JIS,PL法において規定されるような、‘黄’で表される“注意喚起”や‘赤’で表される“危険・警告”などに規定される意味とは異なって、医療操作者の医療処置における危険回避を意味する“警告”までを含めて広く定義される注意警戒情報を意味するものとして本発明において用いるものとする。
上述の課題を解決するために、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器は、医療容器の基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報の上層にその情報を隠蔽するように標示ラベルが貼着され、該標示ラベルの裏面には易剥離性の粘着剤層を有し、該標示ラベルの表面には視覚に訴える彩色が施されていることを特徴とするものである。
ここで、医療容器の基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報とは、その医療容器に収容された薬剤等の成分表示や調製に関するもの、処方操作についての説明や取り扱いにあたっての注意点などの内容物にかかわる各種の情報等で、操作者自ら処方,治療に関連して記入するための記入欄を含み、あるいはまたこの医療容器についての成分表示,処方操作時に必要な説明や取り扱い上の注意点等を指すものである。
また、その医療容器の基面に付設された情報を隠蔽するようその上側に貼着される標示ラベルに表される情報としては、この医療容器の扱いやそこに収容された薬剤等に関して注意喚起がなされなければならない必須の励行事項で、医療従事者など操作者に対して行われる注意警戒情報や必ず対処されなければならない指示事項を指すものである。
また、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、標示ラベルの裏面の一端に粘着剤が塗布されない部分が形成されてなるものである。
さらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、処方に関する情報が付設された基面が標示ラベルとほぼ同形状のベースフィルムとして形成され、その裏面に強粘着剤層または接着剤層が形成されて医療容器の表面に貼着可能となされたものである。
さらにまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記ベースフィルムが透明なフィルムからなるものである。
そして、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において効果的に好適に用いられる医療容器として、可撓性プラスチックフィルムから成形されるバッグが挙げられる。
そしてまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は基調色にマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられているものである。
あるいはまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は、基調色にマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が用いられているものである。
さらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は少なくとも2色を用いた幾何学的な模様として施され、彩色される基調色のうちの少なくとも1色にマンセル表色系で規定される色相がRに属する色、またはマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられてなるものである。
そしてさらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色面の一部に注意を喚起する文字および/または具象図形が施されてなるものである。
なおまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記表面に彩色が施された標示ラベルの周縁に沿ってマンセル表色系で規定される明度が10〜8.5の淡色帯が設けられてなるものである。
そしてまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器の使用方法は、本発明が効果的に好適に用いられる医療容器として可撓性プラスチックフィルムから成形されるバッグに適用される場合のバッグとして複室構成式バッグが用いられ、混合または溶解前の異種の薬剤がバッグの表裏フィルムが弱シールされて区画された別室内に隔離されて収容され、この複室構成式バッグに収容された異種の薬剤が混合または溶解される処方の前段階では、上記記載の視覚に訴える彩色が施されて注意警戒情報を標示する標示ラベルがこの医療容器(バッグ)の基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報であって、操作者自ら処方,治療に関連して記入するための記入欄を含む情報を隠蔽するように貼着されており、前記異種薬剤の混合時または溶解時に際しバッグを押圧して弱シールを解除させ、前記別室に収容されていた異種の薬剤が混合または溶解されて処方が実施されるのと同時に前記基面の上層に貼着されていた標示ラベルを剥離させ、その際に基面に設けられている前記内容物および/または当該容器に関する情報が現出されて医療の処置のために活用されるようになされたものである。
本発明によって、その医療容器が用いられて活用される医療容器から供給される薬剤や栄養材、血液等医療要素に関する情報はその供給開始の前段階においては表れておらず、確実な処方を行わしめるべくまず注意を喚起するための視覚に訴える彩色による注意警戒情報の標示がなされ操作者のうっかりミスを牽制するとともに、基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報の上層に貼着された標示ラベルを剥離する具体的な動作を伴うことで、作業者が自分が行っている処方操作を自覚して行えてうっかりミスが起きるおそれがなくなるため、処方操作の確実性が高められるので好ましい。
また、医療用容器に貼着された標示ラベルの裏面の一端に粘着剤が塗布されない部分を形成させることによって、前記基面に付設された処方に関する情報の上層から標示ラベルを簡単に剥離でき、作業者に過度の操作手間をかけないので好ましい。
さらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、内容物および/または当該容器に関する情報が付設された基面が標示ラベルとほぼ同形状のベースフィルムとして形成されその裏面に強粘着剤層または接着剤層が形成されて医療容器の表面に貼着可能となされた場合には、同じ下層の情報を伴った標示ラベルを例えば容量や種類の異なる医療用容器にも共通して使用するなど汎用的に用いることができるので好ましい。
さらにまた、前記ベースフィルムが透明なフィルムからなるものとした場合は、輸液やシリンジなど医療用容器には内容物が外から視認できるように透明になされているものが多く、上層の標示ラベルを剥離させた後は内容物および/または当該容器に関する情報が付設されたベースフィルムがその医療用容器の外装になじむとともに、その医療用容器の内容物が外から視認できるという機能を阻害しないので好ましい。
そして、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において効果的に好適に用いられる場合として可撓性プラスチックフィルムから成形されるバッグが挙げられるのは、可撓性プラスチックフィルムから成形されるバッグの表面は外力によって自在に変形するため、そこに貼着される標示ラベルも可撓性の薄いラベルを採用することによりバッグの表面の変形に追随して標示ラベル本来の機能が損なわれることもなくより好適なわけである。
そこで、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は基調色にマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられている場合、患者の精神面でのケアまでも考慮された淡い緑などの穏やかな配色を基調とする色彩環境のなかで特に引き立って視認されることから、かなり強いインパクトをもって医療操作者に訴えかけて注意警戒情報を提供し、処方操作等における操作者の思い違いや操作忘れなどのうっかりミスが一掃されるという効果を発揮する。
ここで、ここにいうマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲とは、Yから反時計周りの方向に10R→0Rを経てRPに達する範囲を指しており、この範囲を外れた場合(すなわち、P→B→G→GYの範囲)においては、例え色相がBのような視認性がある彩色であったとしてももはやこれを見る多くの人々は注意警戒の意味合いを感じなくなり、その他概して暗色系統の色であるため視認性自体に問題があり、本発明の注意を喚起するための視覚に訴える彩色としては相応しくなくなる。
あるいはまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は、基調色にマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が用いられている場合には、よりいっそう強烈な印象を与えることによって強い注意警戒情報を提供するものとしてきわめて有効である。
さらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された彩色は少なくとも2色を用いた幾何学的な模様として施され、彩色される基調色のうちの少なくとも1色にマンセル表色系で規定される色相がRに属する色、またはマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられた場合には、単色を用いて事務的に彩色されるのとは違った独特の印象を強くもたせられることで、当該医療用容器の使用に伴って特別なインパクトをもって医療従事者や操作者などに訴えかけることができるので、処方操作における操作者の思い違いや操作忘れなどのうっかりミスの防止に効果を奏する。
そしてさらに、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記標示ラベルの表面に施された上述したそれぞれの彩色面に加えて一部に、注意を喚起する文字および/または具象図形が施されてなる場合には、『注意』や『劇物』のような指示や処方のより具体的な標示による操作情報等が与えられ、実操作を確実に行えて益々効果的である。
なおまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器において、前記表面に彩色が施された標示ラベルの周縁に沿ってマンセル表色系で規定される明度が10〜8.5の淡色帯が設けられるケースとして、血液バッグに代表されるような内容物が無色や淡色のものでない場合にも、標示ラベルの標示が引き立って視認され本発明の効果を十分奏する。
そしてまた、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器の使用方法は、前述したような使用時に異種の薬剤を混合または溶解する複室構成式バッグの場合、弱シールを解除させて異種の薬剤が混合または溶解されるという処方が必須のものであり、実際にその処方を確実に行ったかどうかということが重大事故防止の意味からも極めて重大で、処方操作を行いながらその処方が確実に行われたことを標示ラベル(上層)を剥離させるという行為によって確かに行ったという自覚を以て操作をするという点で、操作者の陥りやすい思い違いや操作忘れなどのうっかりミスの防止に効果を奏するものである。
さらにまた、操作者に操作の過程過程で必要な情報だけに絞って標示することにより、視認性の観点から本発明は優れたものであり、異種の薬剤を混合または溶解する処方の前段階では医療容器(バッグ)の基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報が隠蔽されていて、視覚に訴える彩色が施された注意警戒情報だけが明確に標示されて操作者の眼をなおいっそう引き止めて注意を喚起し、前記基面の上層に貼着された標示ラベルを剥離させて初めて、基面に設けられている前記内容物および/または当該容器に関する情報が現出され医療の処置のために活用されるようになされており、その場その場で余計な標示を見せないで、段階毎には必要事項だけを集中して視認させるというような効果的な標示方法に徹したものとなっている。
以下、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器およびその使用方法を図面を参照して説明する。
図面中の、1は複室構成式医療バッグ(実施形態の例は輸液用の混合用二連バッグ)、2´は1の医療用容器に貼り付けられる標示ラベル(狭義には上層の貼り付けラベル)、3はベースフィルム(広義には2´の下層を構成する標示ラベル2の一部)である。
図1は、ポリエチレンなどの可撓性プラスチックフィルムによって成形された医療用の複室構成式医療バッグ(輸液用混合用二連バッグ)1であり、その幅方向にこの輸液用の二連バッグを使用する際に押圧により解除させうる弱シール部10が、この可撓性プラスチックフィルム製バッグの表裏のフィルムが加熱融着(あるいは接着)されて形成されており、これによりこの輸液用混合用二連バッグ1には第1室と第2室との別室が構成され、処方の前段階で異種の薬剤は互いに隔離されて収容されている。二つの別室に収容された薬剤は、その使用目的に応じた液体、粉体や粒状の顆粒等の固体からなり、この輸液用混合用二連バッグ1が押圧された際に前記弱シール部10が解除されることではじめて、異種の薬剤が混合または溶解されて処方操作がなされるようになっている。
輸液用混合用二連バッグ1は、その種類や使用目的などによって100,200ml等小容量のものや、1000,2000ml等比較的大容量のものなど多種多様であるが、一般的には医療の操作者が手に持って輸液用バッグ1を押圧して弱シール部10を解除し第1室と第2室とを連通させ、さらに輸液用バッグ1をほぐしながら互いに混在するようになった異種の薬剤をよく混合または溶解させたうえで、輸液用バッグ1の上部に設けられた吊孔13を滴下用スタンドなどに引っ掛けて吊り下げて用いられる。
図1の標示ラベル2は、その上層の貼り付けラベル(狭義の標示ラベル2´)の表面に視覚に訴える彩色が施されて注意警戒情報を標示するようになされ、裏面に易剥離性粘着剤層を伴って内容物および/または当該容器に関する情報が標示されたベースフィルム3(広義には標示ラベル2の一部)の上層に貼着されている。
すなわち、この輸液用バッグ1の第1室11と第2室12とに隔離され収容された異種の薬剤を混合または溶解する処方操作の前段階では、標示ラベル2´は輸液用バッグ1の基面(表面)に付設されて標示される内容物および/または当該容器に関する情報を隠蔽するように貼着されており、前述の通り輸液用バッグ1を押圧して弱シール10部を解除させるのと同時に操作者は基面の上層に貼着された標示ラベル2´を剥離させることで、ベースフィルム3上の前記情報が現出されて医療の処置のために活用がなされる。
図2は、図1に表す標示ラベル2´:(a)とベースフィルム3:(b)の実施形態例を拡大して示したものである。
標示ラベル2´は合成樹脂または紙など薄いシートからなり、表面に視覚に訴える彩色が施されているとともに裏面には易剥離性の粘着剤層を有しており、本発明が適用された医療容器の表面に貼り付けられた状態でこの医療容器が医療施設に供給される。ここで、易剥離性の剥離の程度は、この医療容器の輸送段階では例えば包装ケースと擦れる程度では剥離しないものの、使用段階で医療操作者が指先で引っ張れば剥がせる程度の粘着力を保持しているものが好ましい。また、使用時の剥がし易さを考え、この注意ラベル2´の裏面の一端に粘着剤が塗布されていない部分として剥離端部21が形成されている。
また、この標示ラベル2´の表面には医療操作者の処方操作における作業の思い違いや操作忘れなどのうっかりミスを防止するために、操作者の眼を引き止めて注意を喚起する方法として視覚に訴える彩色が施された注意警戒情報だけが明確に標示されており、その効果的な彩色として基調色にマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲(10Y〜8RP、より好ましくは7Y〜5RP)に属する色が用いられるのが好適で、‘赤’や‘黄’と呼ばれる色相の彩色が施されている。さらに、本実施形態の例の場合のように、所定の処方操作自体を忘れると極めて重大事故にもなりかねないような医療容器にはさらに警告の意味をもたせた‘赤’色が施されるのがよくて、基調色としてマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が用いられる。
ここで、標示ラベル2´の表面に施される彩色としては単色に限ることなく、2色以上が用いられていてもよく、一定のリズム感を伴う幾何学的な模様となされているのが好適で、その場合にも彩色される基調色のうちの少なくとも1色には上述してきた彩色であるマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられるのが好ましく、さらに訴求力をもった彩色としてマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が採用されると益々効果的で好ましい。
さらに、本実施形態例の場合は、上述した注意を喚起するための『注意』の文字22が記載されているうえ加えてこの標示ラベル2´を剥離するための指示が文字で標示され、なおさらに矢印23のような具象図形によってこの標示ラベル2´の剥離方向が直感的に判るように標示されている。そして、これら注意を喚起する文字および/または具象図形からなるより具体的な操作についての情報が効果的に与えられて、実操作を確実に行えてきわめて有用である。
次に図2(b)のベースフィルム3は、医療容器に収容された薬剤等の内容物の告知や当該容器に関する情報が標示された基面を構成しており、前述標示ラベル2´とほぼ同形状の合成樹脂製の薄いフィルムからなり、その裏面には強粘着剤層または接着剤層が形成されて医療容器の表面に貼着されるようになされている。ここで、ベースフィルム3上の収容された薬剤等の内容物の告知や当該容器に関する情報の標示としては、医療操作者が操作の中にその都度マーカー等筆記具を用いて記入する情報〔例えば、治療等開始時間やカルテ番号等〕を記入し易いように設けられた罫線や枠等記入欄をも含むものである。
またベースフィルム3は、この医療容器に収容された内容物の残量等の様子がよく視認できるように、透明なフィルムが用いられた場合にはさらに好適に多用される。
なお、本実施形態例では、処方に関する情報をベースフィルム3上に標示しているが、それら情報すなわちこの医療容器〔ここでは、輸液用バッグ1〕の使用の前段階において標示ラベル2´により隠蔽されている情報は、ベースフィルム3のような別体を用いずに医療容器を構成する材料の表面に直接印刷や熱転写によって標示されてもよく、あるいは標示ラベル2´よりも小さいサイズの別の標示ラベルが貼りつけられていてもよい。
つづいて図3は、図1,2の実施形態例と同様の輸液用混合用二連バッグ1に、形状だけが異なる標示ラベル2´,ベースフィルム3を用いた例を表している。また、図4は、図3に表した標示ラベル2´,ベースフィルム3を拡大して示したものである。
ここにおいて、標示ラベル2は輸液用バッグ1を構成する異種の薬剤を収容する2室を区画している弱シール部10に沿って貼着されて用いられている。したがって、弱シール部10を解除するという作業と不可分に上層の標示ラベル2´を剥離しなければならず、操作忘れなどのうっかりミスを犯す心配がない。
また、本実施形態例の標示ラベル2´は、図4(a)に表すように表面に視覚に訴える赤等の彩色が施された2箇所の彩色部20のそれぞれの両側が白色部24となっており、全体に白/赤/白/赤/白といういわば幾何学模様のリズムを以てこれを眼にする操作者の注意を引くような配色となされ、さらに注意喚起を呼びかける“注意”の白文字22が彩色部20に表されている。また、白色部24には、操作後に標示ラベル2´を剥がす旨等のメッセージが標示されている。なお、本実施形態例における配色は単なる例であり、2色以上が用いられた幾何学的な模様として施されていてもよく、その場合基調色のうちの少なくとも1色として上述してきた視覚に訴える彩色が用いられるのが好ましい。
さらにこの実施形態例では、標示ラベル2´を剥がし易くするために裏面の一端に形成された粘着剤が塗布されない剥離端部21が図の標示ラベル2´の左右両端に設けられるとともに、矢印23の具象図形により剥離方向が直感的に判るように標示されている。
さらにまた、輸液用バッグ1を表面から押圧して弱シール部10を解除させる際には、輸液用バッグ1の表面の変形に伴って標示ラベル2´が端部から自然に剥離されるような工夫がなされていてもよい。例えば、標示ラベル2´の裏面の易剥離層処理を、一定距離をおいて断続的な寸法ピッチで粘着剤が配設されるなどの処理がなされることによって、表面の変形に伴って標示ラベル2´が輸液用バッグ1の表面から自然に剥離されるというような工夫などが考えられる。
続いて図5に、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器として輸血用の血液バッグに適用した実施形態例を示した。ここで、(a)は前述ベースフィルム3が貼着された血液バッグ100およびその上層から貼着される(b):標示ラベル2´を表し、本実施形態例の内容物である血液が濃い有色であることから、本発明標示ラベルの彩色がより明確に視認できるように、表面に彩色が施された標示ラベル2´の周縁に沿ってマンセル表色系で規定される明度が10〜8.5の淡色帯25が設けられ、これによって標示ラベル2´の彩色と文字22による標示が引き立って視認され、本発明の効果が十分発揮される。
本実施形態例では、その利用にあたり担当する医療操作者が重大な間違いを引き起こすことのないように標示ラベル2´には患者氏名が記載され、処置を開始する前再度患者の確認をする旨注意警戒情報の文字22の標示により操作者に注意喚起を促し、処置を開始した時点で操作者が標示ラベル2´を剥がせば情報31を伴ったベースフィルム3上には記入欄が現れ、処置回数(何回目か)と処置開始時間を記入するようになっている。
次に、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器の使用方法について、上記実施形態の例の輸液用バッグ1を例に説明する。
まず、操作者は輸液用バッグ1を手に持ち輸液用バッグ1を押圧して弱シール部10を解除し第1室11と第2室12とを連通させ、さらに輸液用バッグ1をほぐしながら互いに混在するようになった異種の薬剤をよく混合または溶解させたうえ、輸液用バッグ1の上部に設けられた吊孔13を滴下用スタンドに引っ掛けて吊り下げる。同時に操作者は、標示ラベル2´の剥離端部21を指先でつまんで手前側に引っ張って標示ラベル2´を剥がす。そして、そこに現れた“開通済”の標示を見て、念のために所定どおりに内容物が混合あるいは溶解しているのを視認し、輸液用バッグ1のポート部14をチューブに接続してチューブ内の空気を排出後流量調整するなど所定の準備を経て処置が開始される。
上述の実施形態例については、医療用容器として本発明を医療用バッグに適用した場合について詳述したが、本発明では、容器の形態として合成樹脂の真空成型やブロー成型によって製作される各種ボトル,バイアルなどの容器、薬剤既収容シリンジ(1剤タイプのものや2剤以上が収容されていて使用時に処方されるもの等のプレフィルドシリンジ)、各種試験用・採血用のキット等の使用時に何らか準備操作が必要で説明や注意の標示が必要なもの、使用時滅菌処理の必要な医療用容器類に対して滅菌処理の励行を促す標示のなされた容器、さらには例えば高カロリー輸液用容器や血液バッグ等のように開封後一定時間内に使用されることが要求される医療用容器などにも広く適用されるものである。
本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器を適用した一実施形態例を表す、標示ラベルが用いられる輸液用の混合用二連バッグの斜視図である。 図1の実施形態例に適用された(a):標示ラベル2´(貼り付けラベル)、(b):ベースフィルム3(標示ラベルの下層を構成)である。 図1と同じ輸液用の混合用二連バッグに適用した、本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器の他の一実施形態例を表す斜視図である。 図3の実施形態例に適用された標示ラベルの(a):上層の標示ラベル2´(貼り付けラベル)、(b):下層のベースフィルム3を表している。 本発明標示ラベルを貼着させた医療用容器を適用した他の一実施形態例の、血液バッグに標示ラベルが用いられた場合の(a):ベースフィルム3が貼着された血液バッグ、(b):標示ラベル2´を表している。
符号の説明
1 複室構成式医療バッグ(輸液用の混合用二連バッグ)
10 弱シール部
11 第1室
12 第2室
13 吊り孔
14 ポート部
100 血液バッグ
2 標示ラベル
2´ 〃 (狭義)
20 彩色部
21 剥離端部
22 文字
23 矢印
24 白色部
25 淡色部
3 ベースフィルム
31 内容物および/または当該容器に関する情報
32 文字

Claims (10)

  1. 医療容器の基面に付設された内容物および/または当該容器に関する情報であって、操作者自ら処方,治療に関連して記入するための記入欄を含む情報の上層に、その情報を隠蔽するように標示ラベルが貼着され、該標示ラベルの裏面には易剥離性の粘着剤層を有し、該標示ラベルの表面には視覚に訴える彩色が施されて注意警戒情報を標示することを特徴とする標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  2. 標示ラベルの裏面の一端に粘着剤が塗布されない部分が形成されてなる請求項1記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  3. 内容物および/または当該容器に関する情報が付設された基面が標示ラベルとほぼ同形状のフィルムからなるベースフィルムとして形成され、その裏面には強粘着剤層または接着剤層が形成され医療容器の表面に貼着可能となされた請求項1または2記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  4. ベースフィルムが透明なフィルムからなる請求項3記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  5. 医療容器が可撓性プラスチックフィルムから成形されるバッグである請求項1〜4のいずれか1項に記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  6. 前記標示ラベルの表面に施された彩色は、基調色にマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色が用いられている請求項1〜5のいずれか1項記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  7. 前記標示ラベルの表面に施された彩色は、基調色にマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が用いられている請求項1〜5のいずれか1項記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  8. 前記標示ラベルの表面に施された彩色は少なくとも2色を用いた幾何学的な模様として施され、彩色される基調色のうちの少なくとも1色としてマンセル表色系で規定される色相環のうちYからRPの範囲に属する色、またはマンセル表色系で規定される色相がRに属する色が用いられてなる請求項6または7記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  9. 彩色面の一部に注意を喚起する文字および/または具象図形が施されてなる請求項1〜8のいずれか1項記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
  10. 前記標示ラベルの周縁に沿って、マンセル表色系で規定される明度が10〜8.5の淡色帯が設けられてなる請求項1〜9のいずれか1項記載の標示ラベルを貼着させた医療用容器。
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