JP2002284180A - ラベル付き薬袋 - Google Patents

ラベル付き薬袋

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JP2002284180A
JP2002284180A JP2001093535A JP2001093535A JP2002284180A JP 2002284180 A JP2002284180 A JP 2002284180A JP 2001093535 A JP2001093535 A JP 2001093535A JP 2001093535 A JP2001093535 A JP 2001093535A JP 2002284180 A JP2002284180 A JP 2002284180A
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Toshiyuki Minowa
寿幸 美濃和
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬袋への薬品の収容時や取り出しに、薬袋の
記入事項と薬品の照合を容易にして、薬袋内に収容する
薬品の入れ間違いを容易に確認できる薬袋を提供する。 【解決手段】 薬袋1は、上質紙からなる表紙2と透明
なグラシン紙からなる裏紙3の三周縁を接着剤4で接着
し、上縁は非接着として開口部5としてなり、表紙2の
表出面側に患者名記入部と薬品情報記入部とを設け、裏
紙3の表出面側には、患者名記入部と薬品情報記入部と
を有するラベル13,14,15を粘着剤16によって
剥離可能に設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬局で患者に各種
薬品を渡す際に使用したり、病院で患者毎に仕分した注
射アンプルあるいは点滴容器を含む各種薬品を収納する
ために使用する薬袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薬局で使用されている薬袋は、表
紙と裏紙とからなり、表紙の表出面に、患者名と収納し
た薬品の使用法を記入する記入部を有するのが一般的
で、前記記入部には、処方箋に記載された所定事項を薬
剤師などが手書きで書き写している。また、従来病院に
おいても、患者、特に入院患者に、注射したり、内服薬
などを渡す場合に、患者毎に注射アンプルや内服薬など
の薬品を仕分けして収納するために薬袋を使用すること
があるが、この際使用される薬袋も、表紙と裏紙とから
なり、表紙の表出面に、患者名と収納した薬品の名称、
場合によってはさらに加えて使用法を記入する記入部を
有するのが一般的である。そして、前記記入部には、薬
局におけると同様に、カルテや処方箋に記載された所定
事項を薬剤師や看護婦などが手書きで書き写している。
その後、これら記入部に所定事項が記入された後の薬袋
に、薬剤師や看護婦などによって、記入事項に対応する
薬品を収容するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来におい
ては、薬品を薬袋内に収容する作業を、記入事項と薬品
を確認しながら行うことになるが、名前の似た薬品や同
一製薬会社の薬品が存在するので、注意力が要求される
極めて煩雑な作業であった。そして、収容すべき薬品な
どを間違える場合も起こりうるが、使用時にこれらの誤
りを発見することは困難で、薬品の種類によっては、人
命に係わる重大な事故を起こすことになる。本発明は、
このような事情に鑑みてなされたもので、薬袋への薬品
の収容時や取り出しに、薬袋の記入事項と薬品の照合を
容易にして、薬袋内に収容する薬品の入れ間違いを容易
に確認できる薬袋を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載した薬袋は、表紙と裏紙と
からなり、表紙の表出面側に患者名記入部と薬品情報記
入部とを設け、この表紙の表出面側における前記各記入
部に重ならない位置、または裏紙の表出面側に、患者名
記入部と薬品情報記入部とを有するラベルを剥離可能に
設けたものである。
【0005】同じく上述の目的を達成するために、本発
明の請求項2に記載した薬袋は、表紙と裏紙とからな
り、表紙の表出面側に患者名記入部と薬品情報記入部と
を設け、これら各記入部に重ねて患者名記入部と薬品情
報記入部とを有するラベルを剥離可能に設け、このラベ
ルの前記各記入部への記入により、前記表紙の対応する
各記入部に複写記入されるよう、前記ラベルと前記表紙
との間に複写構造を設けたものである。
【0006】同じく上述の目的を達成するために、本発
明の請求項3に記載した薬袋は、上述の請求項1または
請求項2記載の構成において、薬品情報記入部が、用
法、用量を記入する使用法記入部を有するものである。
【0007】同じく上述の目的を達成するために、本発
明の請求項4に記載した薬袋は、上述の請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の構成において、表紙と裏紙の全
部または一部を透視可能にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
説明する。ここにおいて、図1〜図4は第1の実施形態
を示すもので、図1は必要な情報を印字した薬袋の表紙
側を示す概略的な平面図、図2は同じく裏紙側を示す概
略的な平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は薬
品の収容状態における裏紙側を示す概略的な平面図であ
り、図5〜図9は第2の実施形態を示すもので、図5は
必要な情報を印字した薬袋の表紙側を示す概略的な平面
図、図6は同じく裏紙側を示す概略的な平面図、図7は
図6のB−B線断面図、図8は薬容器にラベルを貼着し
た状態の斜視図、図9は薬容器の収容状態における裏紙
側を示す概略的な平面図であり、図10〜図12は第3
の実施形態を示し、図10は必要な情報を印字した薬袋
の表紙側を示す概略的な平面図、図11は同じく裏紙側
を示す概略的な平面図、図12は注射アンプルの収容状
態における表紙側を示す概略的な平面図であり、図13
は第4の実施形態を示す断面図である。
【0009】まず、第1の実施形態を図1〜図4に基づ
いて説明するが、この実施形態はカプセル剤や錠剤に適
用した例である。図1〜図3に示すように、薬袋1は、
表紙2と裏紙3の三周縁を接着剤4で接着するととも
に、上縁部分は非接着状態として薬品を出し入れする開
口部5としている。前記表紙2の上縁は前記裏紙3より
も延出して、前記開口部5を閉鎖する折返し片2aを形
成している。また、前記表紙2は上質紙からなる一方、
前記裏紙3は透明なグラシン紙からなる。
【0010】図1に示すように、表紙2の表出面側に
は、「内服薬」という収容薬種名を示す標題6の下に、
患者名記入部7、薬品処方年月日記入部8、薬品情報記
入部9,10,11、薬局名表示12を設けている。前
記各薬品情報記入部9,10,11は同一構成で、薬品
名、用法、用量を記入するものであり、用法、用量の記
入部で使用法記入部を構成する。
【0011】本実施形態では、3つの薬品情報記入部
9,10,11を設けたので、薬袋1内に、最大3種類
の薬品を収容することができる。また、前記各記入部
7,8,9,10,11は、当初空欄状態にあり、薬品
を処方する際に、図示していないプリンタによって所定
情報を図1に示す如く印字するものである。
【0012】図2及び図3に示すように、裏紙3の表出
面側には、薬品情報記入部9,10,11の数に合わせ
て、3枚のラベル13,14,15を、それらの裏面に
設けた粘着剤16で接着している。前記裏紙3はグラシ
ン紙からなるので、剥離紙とほぼ同様の剥離機能を有
し、前記ラベル13,14,15は剥離可能である。ま
た、前記各ラベル13,14,15の表面には、患者
名、薬品名、用法、用量をそれぞれ記入する患者名記入
部17,18,19と使用法記入部を有する薬品情報記
入部20,21,22を設けている。
【0013】これらラベル13,14,15は、薬袋1
内に収容する薬品に貼着するもので、各記入部17,1
8,19,20,21,22は、当初空欄状態にあり、
薬品を処方する際に、表面側の各記入部9,10,11
と同様に、図示していないプリンタによって所定情報を
図2に示す如く印字するものである。
【0014】続いて、薬袋1の表裏面に位置する各記入
部9,10,11,17,18,19,20,21,2
2への印字について説明する。この印字は、インキジェ
トプリンタやレーザプリンタなど公知のプリンタを用い
て行うもので、このプリンタ(図示せず)を出力装置と
して接続したコンピュータの記憶部(ともに図示せず)
に、コード化した薬品と1対1で対応する薬品名、製薬
会社名、成分、用法、用量をあらかじめ入力してなる、
薬品データベースを利用して行う。また、印字するプリ
ンタとして両面プリンタを使用すれば、前記各記入部
9,10,11,17,18,19,20,21,22
に、一度の動作で印字可能である。
【0015】薬品コードは、薬品名が同一のものでも、
散剤、錠剤、カプセルなどの態様の相違、有効主成分の
含有量の相違など、各種相違が存在する場合には別コー
ドを付けてあり、同一薬品名が複数存在する場合でも、
薬品コードですべて区別することができるようになって
いる。したがって、薬品コードをコンピュータの入力装
置であるキーボード(図示せず)から入力することで、
当該薬品に関して必要なすべての薬品情報を印字するこ
とができる。また、表裏両面における患者情報及び薬品
情報の印字位置は、薬袋1の構成に応じて特定されてお
り、前記キーボードでコード化した薬袋1の構成を薬袋
コードによって指定すれば、印字位置も指定できるよう
になっている。
【0016】印字に関連する装置を以上のように構成し
たので、通常は、薬袋1をプリンタにセットして、カル
テあるいは処方箋に記載された薬袋コード、薬品コー
ド、患者氏名及び処方年月日をキーボードから入力すれ
ば、前記薬袋1の各記入部7,8,9,10,11,1
7,18,19,20,21,22に、所望情報が印字
される。一方、薬品コードが不明な場合には、薬品コー
ドに代えて薬品名、用法、用量をそれぞれ入力すれば、
前記薬袋1の各記入部7,8,9,10,11,17,
18,19,20,21,22に、所望情報が印字され
る。
【0017】この際、指定された薬品コードが1つ、す
なわち処方する薬品が1種類であれば、上位の薬品情報
記入部9と上位のラベル13の各記入部17,20に印
字される。図1及び図2に示す例は、薬品コードが2つ
指定され、処方する薬品が2種類ある場合であり、上位
と中位の薬品情報記入部9,10と上位と中位のラベル
13,14の各記入部17,20,18,21に印字さ
れる。この印字動作は、一般的な片面プリンタを用いた
場合には、まず表紙2の各記入部7,8,9、10に対
して行い、次いで裏紙3の各記入部17,20,18,
21に対して行う。
【0018】図1及び図2に示すように印字された薬袋
1に、薬品名に対応する薬品を収容するにあたり、各ラ
ベル13,14を薬袋1の裏紙3から剥離し、薬品の容
器がカプセル剤や錠剤を封入した薬品シート23,24
の場合には、これら薬品シート23,24の薬品取り出
し面とは反対面側の適所に、対応する薬品名が印字され
たラベル13,14を、露出した裏面の粘着剤16でそ
れぞれ接着する。この接着にあたって、ラベル13,1
4に印字された患者名及び薬品名と薬品とを確認する機
会があるとともに、薬袋1の表紙2に印字された患者名
及び薬品名をも確認する機会があるので、薬品の入れ間
違いを避けることができる。
【0019】さらに、薬袋1内に薬品シート23,24
を収容した後でも、図4に示すように、透明な裏紙3を
透して、各ラベル13,14に印字された情報を視認す
ることができるので、薬品シート23,24の確認を容
易に行うことができる。なお、印字していないラベル1
5は、通常剥離するが、薬袋1内を視認する際の障害に
ならない場合には、前記裏紙3にそのまま残しておいて
もよい。
【0020】また、薬袋1を受け取った患者が、薬品シ
ート23,24を薬袋1から取り出す際にも、ラベル1
3,14の記入事項によって、自己の氏名と薬品名を確
認できるので、安心して薬品を服用できる。また、用
法、用量がラベル13,14にも印字されているので、
患者が服用する際に便利である。
【0021】次に、第2の実施形態を図5〜図9に基づ
いて説明するが、この実施形態は目薬に適用した例であ
る。図5〜図7に示すように、薬袋31は、表紙32と
裏紙33の三周縁を接着剤34で接着するとともに、上
縁部分は非接着状態として薬品を出し入れする開口部3
5としている。前記表紙32の上縁は前記裏紙33より
も延出して、前記開口部35を閉鎖する折返し片32a
を形成している。また、前記表紙32と前記裏紙33は
ともに上質紙からなる。
【0022】図5に示すように、表紙32の表出面側に
は、「点眼薬」という収容薬種名を示す標題36の下
に、薬品処方年月日記入部38、患者名記入部37、薬
品情報記入部39を設けている。薬品情報記入部39
は、薬品名、用法、用量を記入するものであり、用法、
用量の記入部で使用法記入部を構成する。前記各記入部
37,38,39は、当初空欄状態にあり、薬品を処方
する際に、図示していないプリンタによって所定情報を
図示の如く印字するものである。
【0023】また、図5及び図7に示すように、表紙3
2の下部には四角状に大きく切り欠いた窓部40を設
け、この窓部40の裏面側には、透明なグリシン紙42
を接着剤41で接着している。これによって、前記グリ
シン紙42を透して、薬袋31内を視認可能である。
【0024】図6及び図7に示すように、裏紙33の表
出面側における上部には、ラベル43をその裏面に設け
た粘着剤44で接着するとともに、この接着部分に対応
する前記裏紙33の表出面には剥離剤45を塗布してい
る。したがって、前記ラベル43は前記裏紙33から剥
離可能である。また、前記ラベル43の表面には、患者
名を記入する患者名記入部46と、薬品名、用法、用量
を記入する使用法記入部を有する薬品情報記入部47を
設けている。
【0025】このラベル43は、薬袋31内に収容する
目薬容器48に接着するもので、各記入部46,47
は、当初空欄状態にあり、薬品を処方する際に、表面側
の薬品情報記入部39と同様に、図示していないプリン
タによって所定情報を図6に示す如く印字するものであ
る。この印字に関連する構成及び動作は、上述した第1
の実施態様と同様であるから、その説明は省略する。
【0026】図5及び図6に示すように印字された薬袋
31に、薬品名に対応する目薬を収容するにあたり、ラ
ベル43を薬袋31の裏紙33から剥離し、図8に示す
ように、目薬容器48の適所に、前記ラベル43を、露
出した裏面の粘着剤45で接着する。この接着にあたっ
て、ラベル43に印字された患者名及び薬品名と目薬と
を照合して確認する機会があるとともに、薬袋31の表
紙32に印字された患者名及び薬品名をも確認する機会
があるので、目薬容器48の入れ間違いを避けることが
できる。
【0027】さらに、薬袋31内に目薬容器48を収容
した後でも、図9に示すように、窓部40の透明なグラ
シン紙42を透して、ラベル43に印字された情報を視
認することができるので、目薬の確認を容易に行うこと
ができる。また、薬袋31を受け取った患者が、目薬容
器48を薬袋31から取り出す際にも、自己の氏名と薬
品名をラベル43の記入事項で確認できるので、安心し
て目薬を使用できる。また、用法、用量がラベル43に
も印字されているので、患者が使用する際に便利であ
る。
【0028】続いて、第3の実施形態を図10〜図12
に基づいて説明するが、この実施形態は病院で入院患者
に注射するために使用する注射アンプルに適用した例で
ある。図10及び図11に示すように、薬袋51は、同
一大の表紙52と裏紙53の三周縁を接着剤(図示せ
ず)で接着するとともに、上縁部分は非接着状態として
薬品を出し入れする開口部としている。
【0029】また、表紙52と裏紙53は、ともに透明
なグラシン紙からなり、前記表紙52の表出面には、プ
リンタによる印字が可能なように、インキ受理層(図示
せず)を設けている。このように、前記表紙52と前記
裏紙53とが透明なので、薬袋51内部を、表裏どちら
側からでも視認可能である。
【0030】図10に示すように、表紙52の表出面に
は、「注射アンプル」という収容薬種名を示す標題54
の下に、患者名記入部55と薬品名を記入する薬品情報
記入部56を設けている。前記各記入部55,56は、
当初空欄状態にあり、薬品を処方する際に、図示してい
ないプリンタによって所定情報を図示の如く印字するも
のである。
【0031】図11に示すように、裏紙53の表出面上
部には、ラベル57をその裏面に設けた粘着剤(図示せ
ず)で接着している。前記裏紙53はグラシン紙からな
るので、剥離紙とほぼ同様の剥離機能を有し、前記ラベ
ル57は剥離可能である。また、前記ラベル57の表面
には、患者名を記入する患者名記入部58と薬品名を記
入する薬品情報記入部59を設けている。
【0032】このラベル57は、薬袋51内に収容する
注射アンプル60に接着するもので、各記入部58,5
9は、当初空欄状態にあり、医師の患者に対する注射の
指示があった場合に、表面側の患者名記入部55及び薬
品情報記入部56と同様に、図示していないプリンタに
よって所定情報を図11に示す如く印字するものであ
る。この印字に関連する構成及び動作は、上述した第1
の実施態様と同様であるから、その説明は省略する。
【0033】図10及び図11に示すように印字された
薬袋51に、薬品名に対応する注射アンプル60を収容
するにあたり、ラベル57を薬袋51の裏紙53から剥
離し、注射アンプル60の適所に、前記ラベル57を、
露出した裏面の粘着剤で接着する。この接着にあたっ
て、ラベル57に印字された患者名及び薬品名と注射ア
ンプル60とを照合して確認する機会があるとともに、
薬袋51の表紙52に印字された患者名及び薬品名をも
確認する機会があるので、注射アンプル60の入れ間違
いを避けることができる。
【0034】さらに、薬袋51内に注射アンプル60を
収容した後でも、図12に示すように、透明なグラシン
紙からなる表紙52もしくは裏紙53を透して、ラベル
57に印字された情報を視認することができるので、注
射アンプル60の確認を容易に行うことができる。ま
た、注射を行うに際して、薬袋51を受け取った看護婦
などが、注射アンプル60を薬袋51から取り出す際に
も、患者の氏名と薬品名を確認できるので、患者を取り
違えることなく、注射することができる。
【0035】さらに続いて、図13に基づき第4の実施
形態を説明するが、この実施形態の基本構成は上述した
第1の実施形態とほぼ同一であり、ラベルの接着位置と
複写構造を採用したことを特徴とするものである。図1
3に示す薬袋71は、上質紙からなる表紙72と、透明
なグラシン紙からなる裏紙73からなり、その三周縁を
接着剤74で接着するとともに、上縁部分は開口部75
として非接着状態にしてある。
【0036】図示してはいないが、前記表紙72の表出
面側には、第1の実施形態の標題6、患者名記入部7、
薬品処方年月日記入部8と同一の標題及び各記入部を同
一位置に設けている。また、各薬品情報記入部9,1
0,11と同一位置に3つの薬品情報記入部を設けてい
るが、これらの薬品情報記入部は、最上位に患者名を記
入する患者名記入部をも有する点で前記各薬品情報記入
部9,10,11と相違する。
【0037】各薬品情報記入部に対応する部分には、公
知の自己発色剤層76を設け、剥離剤77を介して、3
枚のラベル78,79,80をその裏面に設けた粘着剤
79で剥離可能に接着してある。図示してはないが、前
記各ラベル78,79,80の表面には、第1の実施形
態の各ラベル13,14,15と同一の患者名記入部と
薬品情報記入部とを設けてあり、これら各記入部は表紙
72の薬品情報記入部の各記入位置にそれぞれ上下に対
応位置している。
【0038】本実施形態にあっては、ラベル78,7
9,80の各記入部に必要事項を感圧式のプリンタで印
字すれば、同一事項を表紙72の対応位置する各記入部
に複写記入することができる。その他のラベル78,7
9,80の使用法及び作用については、第1の実施形態
と同一であるからその説明は省略する。
【0039】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、薬袋1,31,51,71
及びラベル13,14,15,43,57,78,7
9,80に各患者に固有な患者コード及び薬品コードを
バーコードで表示しておき、このバーコード表示をバー
コードリーダで読み取り、照合、確認を行うようにして
もよい。また、透明部分の構成は、グラシン紙に代え
て、透明樹脂フィルムを使用してもよい。
【0040】さらに、表紙2,32,52,72の各患
者名記入部7,37,55及び各薬品情報記入部9,1
0,11,39,56の数や位置並びにこれに対応する
ラベル13,14,15,43,57,78,79,8
0の枚数や接着位置も種々変更可能であり、ラベル1
3,14,15,43,57,78,79,80を表紙
2,32,52,72の余白部分に剥離可能に接着する
こともできる。またさらに、薬品の種類も上述したもの
に限らず、薬品の種類と薬袋1,21,51,71の構
成も上述したものに限られない。さらにまた、プリンタ
による印字に代えて、手書き記入してもよいものであ
る。また、複写構造も自己発色層76に限定されない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の請求項
1に記載したラベル付き薬袋によれば、薬品を薬袋に収
容する際、及び薬品を使用する際に、薬袋とラベルに印
字した情報を薬品と照合して確認できるので、薬袋への
収容時の薬品の取り違えや、使用時の患者の取り違えを
起こす虞がないという効果を奏する。
【0042】また、本願発明の請求項2に記載したラベ
ル付き薬袋によれば、各記入部への記入がラベルの記入
部への記入により複写記入されるので、簡便であり、ま
た、薬品を薬袋に収容する際、及び薬品を使用する際
に、薬袋とラベルに印字した情報を薬品と照合して確認
できるので、薬袋への収容時の薬品の取り違えや、使用
時の患者の取り違えを起こす虞がないという効果を奏す
る。
【0043】さらに、本願発明の請求項3に記載したラ
ベル付き薬袋によれば、上述した各効果に加えて、ラベ
ルにも薬品の用法、用量を表示したので、患者が薬品を
使用する際に便利であるという効果を奏する。
【0044】さらにまた、本願発明の請求項4に記載し
たラベル付き薬袋によれば、上述した各効果に加えて、
薬袋の一部もしくは全部を透明に構成したので、ラベル
を貼着した薬品を薬袋に収容した後でも、薬袋内部を視
認可能となり、薬品及びラベルに記入した情報を確認で
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における必要な情報を印字した
薬袋の表紙側を示す概略的な平面図。
【図2】同じく裏紙側を示す概略的な平面図。
【図3】同じく図2のA−A線断面図。
【図4】同じく薬品の収容状態における裏紙側を示す概
略的な平面図。
【図5】第2の実施形態における必要な情報を印字した
薬袋の表紙側を示す概略的な平面図。
【図6】同じく裏紙側を示す概略的な平面図。
【図7】同じく図6のB−B線断面図。
【図8】同じく薬容器にラベルを貼着した状態の斜視
図。
【図9】同じく薬容器の収容状態における裏紙側を示す
概略的な平面図。
【図10】第3の実施形態における必要な情報を印字し
た薬袋の表紙側を示す概略的な平面図。
【図11】同じく裏紙側を示す概略的な平面図。
【図12】同じく注射アンプルの収容状態における表紙
側を示す概略的な平面図。
【図13】第4の実施形態を示す概略的な平面図。
【符号の説明】
1,31,51,71 薬袋 2,32,52,72 表紙 3,33,53,73 裏紙 4,34,41,74 接着剤 5,35,75 開口部 7,17,18,19,37,55,58 患者名
記入部 9,10,11,20,21,22,39,56,59
薬品情報記入部 13,14,15,43,57,78,79,80
ラベル 16,44,81 粘着剤 23,24 薬品シート 40 窓部 42 グラシン紙 45,77 剥離剤 48 目薬容器 60 注射アンプル 76 自己発色剤層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙と裏紙とからなり、前記表紙の表出
    面側に患者名記入部と薬品情報記入部とを設け、前記表
    紙の表出面側における前記各記入部に重ならない位置、
    または前記裏紙の表出面側に、患者名記入部と薬品情報
    記入部とを有するラベルを剥離可能に設けたことを特徴
    とするラベル付き薬袋。
  2. 【請求項2】 表紙と裏紙とからなり、前記表紙の表出
    面側に患者名記入部と薬品情報記入部とを設け、これら
    各記入部に重ねて患者名記入部と薬品情報記入部とを有
    するラベルを剥離可能に設け、このラベルの前記各記入
    部への記入により、前記表紙の対応する各記入部に複写
    記入されるよう、前記ラベルと前記表紙との間に複写構
    造を設けたことを特徴とするラベル付き薬袋。
  3. 【請求項3】 薬品情報記入部は、用法、用量を記入す
    る使用法記入部を有することを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のラベル付き薬袋。
  4. 【請求項4】 表紙と裏紙の全部または一部を透視可能
    に構成したことを特徴とする請求項1〜請求項3のいず
    れか1項に記載のラベル付き薬袋。
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