JP4378328B2 - 振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置 - Google Patents

振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置 Download PDF

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Description

この発明は、振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置に関し、特に、振替輸送にともなう混乱を解消することができるとともに、振替輸送に要した費用を効率的、かつ、正確に求めることができる振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置に関するものである。
鉄道の一部区間が事故等によって不通になった場合、並走する他の路線によって顧客を輸送する振替輸送が実施されることが多い。この振替輸送は、顧客に振替乗車票と呼ばれる紙のチケットを配布し、このチケットを所持した顧客を対象に実施される。
顧客は、振替輸送を受けることにより、追加費用を払うことなく目的地に到着することができるが、大勢の顧客であふれている駅の構内で駅員が配布する振替乗車票を入手するには時間を要することが多い。また、振替乗車票は、磁気切符等ではなく単なる紙のチケットのため、改札業務も混乱することが多い。このため、振替輸送を受ける顧客は、迂回による移動時間の増加に加えて、混乱による時間の浪費も避けることができなかった。
振替乗車票が単なる紙のチケットであることは、鉄道会社にとっても問題がある。振替輸送を実施した場合、振替輸送を依頼した鉄道会社から振替輸送を受け入れた鉄道会社に対して振替輸送に要した費用を支払う必要がある。この費用は、現在、振替乗車票の枚数を基準に算定されているが、振替乗車票の配布枚数や回収枚数の計数は手間がかかる上に、正確ではない。
このような問題を解決するため、特許文献1においては、顧客が改札を通過する際に進路に不通区間があれば、その旨を顧客の端末に障害情報を配信することで混乱の解消を図る技術が開示されている。また、特許文献2には、鉄道に障害が発生した場合に、影響を受ける顧客の携帯電話端末に電子的な振替乗車票を配信することで混乱の解消を図る技術が開示されている。
特開2004−21579号公報 特開2004−326466号公報
しかしながら、上記の技術は、利用者の混乱を解消することはできても、振替輸送に要した費用の清算のための作業を改善することができていない。鉄道会社も経営の効率化のために人員を削減する傾向にあり、振替輸送に要した費用を効率的、かつ、正確に求める技術が強く要望されている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、振替輸送にともなう混乱を解消することができるとともに、振替輸送に要した費用を効率的、かつ、正確に求めることができる振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、駅の改札に配設された改札機と振替費用清算装置とをネットワークで接続して構成された振替費用清算システムであって、前記改札機は、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が提示された場合に、当該の定期券の所有者の通過を認める改札処理手段と、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記振替費用清算装置へ送信する送信手段とを備え、前記振替費用清算装置は、前記送信手段により送信された入札情報および出札情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、駅の改札に配設された改札機とネットワークで接続されたコンピュータ上で動作する振替費用清算プログラムであって、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手順と、前記受信手順が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手順と、前記経路取得手順が求めた経路の利用料金を求める料金取得手順と、前記料金取得手順が求めた利用料金を集計する集計手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、駅の改札に配設された改札機とネットワークで接続された振替費用清算装置であって、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手段と、前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、改札において振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、当該の定期券の所有者をそのまま通過させるように構成したので、振替乗車票をもちいることなく振替輸送を実現することができ、振替輸送にともなう混乱の発生を回避することができる。
さらに、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、入札情報および出札情報を改札機から振替費用清算装置に送信するように構成したので、この情報を基にして、振替輸送に要した費用の正確な値を振替費用清算装置において自動的に算出することができる。
また、本発明は、上記の発明において、第1の駅と第2の駅の間の平常時の経路の利用料金と、第1の駅と第2の駅の間に不通区間がある場合の経路の利用料金との差額を算出する差額算出手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明は、第1の駅と第2の駅の間の平常時の経路の利用料金と、第1の駅と第2の駅の間に不通区間がある場合の経路の利用料金との差額を算出する差額算出手段をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、料金を支払って振替輸送経路を利用した顧客に対して、平常時の料金との差額を算出し返却できるように構成したので、不通区間が生じた場合に事後清算を前提として振替乗車票をもちいることなく顧客を振替輸送経路に迂回させることができ、振替輸送にともなう混乱の発生を回避することができる。
本発明によれば、改札において振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、当該の定期券の所有者をそのまま通過させるように構成したので、振替乗車票をもちいることなく振替輸送を実現することができ、振替輸送にともなう混乱の発生を回避することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、入札情報および出札情報を改札機から振替費用清算装置に送信するように構成したので、この情報を基にして、振替輸送に要した費用の正確な値を振替費用清算装置において自動的に算出することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、料金を支払って振替輸送経路を利用した顧客に対して、平常時の料金との差額を算出し返却できるように構成したので、不通区間が生じた場合に事後清算を前提として振替乗車票をもちいることなく顧客を振替輸送経路に迂回させることができ、振替輸送にともなう混乱の発生を回避することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、以下の実施例では、鉄道の定期券および乗車券が無線タグにより実現されていることを前提として説明をおこなうが、定期券や乗車券が磁気カード等の他の記憶媒体によって実現されていてもよい。
まず、本実施例に係る振替費用清算システムの構成について説明する。図1は、本実施例に係る振替費用清算システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施例に係る振替費用清算システムは、中央管理センターに設置された振替制御情報配信装置100および振替費用清算装置200と、各駅に設置された改札機300〜303および清算機400〜403とをインターネット等のネットワーク500を介して接続して構成される。
振替制御情報配信装置100は、振替輸送を実現するために必要な各種の制御情報を改札機300〜303等に配信する装置である。振替費用清算装置200は、振替輸送に要した費用を清算する装置である。振替制御情報配信装置100および振替費用清算装置200は、複数の鉄道会社によって共有される。
改札機300〜303は、入札処理および出札処理をおこなう装置である。清算機400〜403は、鉄道の利用料金を精算するための装置であり、顧客自身もしくは鉄道会社の職員が操作する。
なお、図1には、2つの鉄道会社がそれぞれ2つの駅を有し、各駅に改札機と清算機を1台ずつ備えるように図示してあるが、これは一例である。すなわち、振替制御情報配信装置100および振替費用清算装置200に接続される鉄道会社の数、鉄道会社が有する駅の数、および、駅に設置される改札機と清算機の数は、いくつであってもよい。
また、振替制御情報配信装置100と振替費用清算装置200は、一体の装置として構成されていてもよいし、適宜、機能ごとに分散されていてもよい。
次に、本実施例に係る振替費用清算システムの処理の概要について説明する。図2〜4は、本実施例に係る振替費用清算システムの処理の概要を説明するための説明図である。
図2は、振替輸送を開始する際の処理を示している。振替輸送を開始する場合、まず、振替制御情報配信装置100が当該の振替輸送を識別するための振替IDを採番し、振替経路を設定する(ステップS11)。
同図では、路線AのA4駅とA5駅の間で障害が発生しており、この間が不通区間となっている。振替制御情報配信装置100は、路線Aと並走している路線Bを振替先とし、A3駅およびA6駅を振替元の路線の乗換駅として選択し、B1駅およびB6駅を振替先の路線の乗換駅として選択したものとする。
振替制御情報配信装置100は、振替経路を設定すると、関連する装置に振替輸送を実施するための情報を配信する。具体的には、振替費用清算装置200に対しては、振替IDと不通区間の情報を配信する(ステップS12)。また、振替元の路線の乗換駅であるA3駅およびA6駅の改札機に対しては、振替IDと不通区間の情報を配信し(ステップS13)、振替先の路線の乗換駅であるB1駅およびB6駅の改札機に対しては、振替IDを配信する(ステップS14)。
図3は、定期券を所有する顧客が振替輸送を受ける際の処理を示している。なお、ここでいう定期券は、無線タグを備えた携帯電話端末等の機器やICカードであり、所有者は無線タグに記憶された利用期間と利用区間において改札機を自由に通過できる。また、この定期券は、改札機からの無線通信により、必要に応じてデータの書き込みや消去をおこなうことができる。
A1駅とA7駅の間を利用区間とする定期券を所有する顧客が振替輸送を受ける場合を例にして説明する。この顧客が駅員等の指示に従って振替輸送を受ける場合、まず、A3駅の改札機を通って出札する。このとき、改札機は、定期券に記憶されている利用区間を読み取り、振替制御情報配信装置100から配信された不通区間が利用区間に含まれているか否かを確認する。そして、不通区間が利用区間に含まれている場合は、不通区間とともに配信されてきた振替IDを定期券に書き込む(ステップS21)。
続いて、顧客は、定期券を使ってB1駅の改札機を通って入札する。このとき、改札機は、定期券に記憶されている振替IDを読み取り、振替制御情報配信装置100から配信された振替IDと一致するか否かを確認する。そして、一致する場合は、当該の駅が定期券の利用区間外であっても課金をおこなうことなく顧客を通過させ、当該の駅にて振替対象者を入場させた旨を定期券の無線タグのIDとともに振替費用清算装置200へ送信する(ステップS22)。
続いて、顧客は、定期券を使ってB6駅の改札機を通って出札する。このとき、改札機は、定期券に記憶されている振替IDを読み取り、振替制御情報配信装置100から配信された振替IDと一致するか否かを確認する。そして、一致する場合は、当該の駅が定期券の利用区間外であっても課金をおこなうことなく顧客を通過させ、当該の駅にて振替対象者を出場させた旨を定期券の無線タグのIDとともに振替費用清算装置200へ送信する(ステップS23)。
続いて、顧客は、定期券を使ってA6駅の改札機を通って入札する。A6駅は、定期券の利用区間内であるため、顧客は課金されることなくA6駅に入場することができる。このように、定期券を所有する顧客は、振替乗車票の配布を受けることなく振替輸送を受けることができ、混乱による時間の浪費が発生することがない。
また、振替費用清算装置200は、B1駅およびB6駅の改札機から送信された情報を記憶し、これを基にして振替に要した費用を算出する(ステップS24)。このように、改札機から送信された情報を基にして振替に要した費用を算出するため、費用の算出を効率的、かつ、正確におこなうことができる。
図4は、乗車券を所有する顧客が振替輸送を受ける際の処理を示している。なお、ここでいう乗車券は、無線タグを備えた携帯電話端末等の機器やICカードであり、所有者が事前にチャージしておいた料金を、改札機が適宜引き落としていく利用形態のものである。また、この乗車券は、改札機からの無線通信により、必要に応じてデータの書き込みや消去をおこなうことができる。
A1駅からA7駅へ向かう顧客が振替輸送を受ける場合を例にして説明する。この顧客がA1駅の改札機を通って入札すると、乗車券に利用履歴としてA1駅に入場した旨が記憶される(ステップS31)。
駅員等の指示に従って振替輸送を受けるため、顧客はA3駅の改札機を通って出札する。このとき、改札機は、この顧客が不通区間の先へ向かう顧客であるか否かを判断することができないため、A1駅からA3駅の利用料金を乗車券から引き落とし、乗車券に利用履歴としてA3駅から出場した旨を記録する(ステップS32)。
続いて、顧客は、B1駅の改札機を通って入札する。このとき、改札機は、乗車券に利用履歴としてB1駅に入場した旨を記録する(ステップS33)。そして、顧客がB6駅の改札を通って出札すると、改札機は、この顧客が振替輸送中の顧客であるか否かを判断することができないため、B1駅からB6駅の利用料金を乗車券から引き落とし、乗車券に利用履歴としてB6駅から出場した旨を記録する(ステップS34)。
続いて、顧客は、A6駅の改札機を通って入札する。このとき、改札機は、乗車券に利用履歴としてA6駅に入場した旨を記録する(ステップS35)。そして、顧客がA7駅の改札を通って出札すると、改札機は、この顧客が振替輸送中の顧客であるか否かを判断することができないため、A6駅からA7駅の利用料金を乗車券から引き落とし、乗車券に利用履歴としてA7駅から出場した旨を記録する(ステップS36)。
改札を出た顧客は、振替輸送により多く発生した料金の払い戻しを受けるため、清算機で清算を受ける。清算の要求を受け付けた清算機は、乗車券に記憶された履歴から選択された出発駅と到着駅の情報を振替費用清算装置200に送信して払い戻し額を問い合わせ、応答された額を顧客に払い戻す。この払い戻しは、振替輸送後所定の期間受けることができる。
このように、乗車券を所有する顧客は目的地が明確でないため、振替輸送を無償で提供することはできないが、事後清算の仕組みを設けることで、混乱なく、かつ、結果として追加料金を負担させることなく顧客を送り届けることができる。
なお、上記の例では、改札機が出札時に一括して料金を引き落とすものとして説明したが、入札時に最低区間料金を引き落とし、出札時に残りの料金を引き落とすように構成することもできる。
次に、本実施例に係る振替制御情報配信装置の構成について説明する。図5は、本実施例に係る振替制御情報配信装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、振替制御情報配信装置100は、ネットワークインターフェース部110と、制御部120と、記憶部130とを有する。ネットワークインターフェース部110は、ネットワークを通じて各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。
制御部120は、振替制御情報配信装置100を全体制御するための制御部であり、振替ID採番部121と、振替経路設定部122と、制御情報配信部123とを有する。振替ID採番部121は、振替輸送を識別するためのユニークなIDである振替IDを採番する処理部である。
振替経路設定部122は、入力された不通区間の情報と、記憶部130の経路情報マスタ131の情報とを基にして、振替経路を設定する処理部である。なお、振替経路を複数設定してもよいし、複数の路線を組み合わせた経路を振替経路としてもよい。
制御情報配信部123は、振替輸送を実現するために必要な情報をネットワークを通じて各種装置に配信する処理部である。具体的には、振替費用清算装置200に対しては、振替IDと不通区間の情報を配信する。また、振替元の路線の乗換駅の改札機に対しては、振替IDと不通区間の情報を配信し、振替先の路線の乗換駅の改札機に対しては、振替IDを配信する。また、制御情報配信部123は、振替輸送の終了時には、各種装置に振替輸送の完了指示を配信する。
記憶部130は、各種情報を記憶する記憶部であり、経路情報マスタ131と、配信情報マスタ132とを記憶する。経路情報マスタ131は、振替経路設定部122が振替経路を設定するためにもちいる情報であり、各路線の駅とその接続状態を保持する。配信情報マスタ132は、制御情報配信部123が各種装置に配信した情報を保持する。
次に、本実施例に係る振替費用清算装置の構成について説明する。図6は、本実施例に係る振替費用清算装置200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、振替費用清算装置200は、ネットワークインターフェース部210と、制御部220と、記憶部230とを有する。ネットワークインターフェース部210は、ネットワークを通じて各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。
制御部220は、振替費用清算装置200を全体制御するための制御部であり、データ受信部221と、振替料金計算部222と、差額料金清算部223と、経路取得部224と、料金取得部225とを有する。
データ受信部221は、ネットワークを通じて各種装置から各種の情報を受信し、受信した情報に応じた処理をおこなう処理部である。具体的には、振替輸送の開始時に、振替制御情報配信装置100から振替IDと不通区間の情報を受信し、記憶部230の振替マスタ231に記憶させる。また、振替輸送の実施中は、改札機から入札情報および出札情報を受信し、記憶部230の振替実績データ232に記憶させる。また、振替輸送の実施中および実施後には、清算機より清算要求メッセージを受信する。
図7は、振替マスタ231のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、振替マスタ231は、振替IDと、不通区間の上り側の路線IDおよび駅IDと、不通区間の下り側の路線IDおよび駅IDと、振替開始日時と、振替終了日時といったデータ項目を有する。
振替IDは、振替輸送を識別するための識別番号である。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDであり、駅IDは、駅を識別するためのIDである。振替開始日時は、振替輸送が開始された日時であり、振替終了日時は、振替輸送が完了した日時である。
データ受信部221は、振替制御情報配信装置100から振替IDと不通区間の情報を受信すると、振替マスタ231にデータを1件追加し、振替ID〜振替開始日時の項目に受信した情報を設定する。また、振替輸送の完了指示を受信すると、振替輸送の完了日時を振替終了日時の項目に設定する。
図8−1は、振替実績データ232のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、振替実績データ232は、無線タグID、振替ID、路線ID、駅ID、区分、日時といったデータ項目を有する。
無線タグIDは、定期券に含まれる無線タグのIDである。振替IDは、振替輸送を識別するための識別番号である。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDであり、駅IDは、駅を識別するためのIDである。区分は、定期券の所有者の行動を表し、入札、出札、経由のいずれか一つの値をとる。日時は、前記の行動がおこなわれた日時である。
データ受信部221は、改札機から入札情報もしくは出札情報を受信すると、振替実績データ232にデータを1件追加し、受信した情報を設定する。
振替料金計算部222は、定期券所有者を振替輸送したことにともなう費用を計算する処理部である。具体的には、振替実績データ232のデータを無線タグID、振替IDおよび日時をソートキーにしてソートして各顧客の行動を時系列に再現し、この情報を基にして経路取得部224に各顧客の輸送経路を求めさせる。そして、その輸送経路の料金を料金取得部225に求めさせ、結果を振替料金データ233に格納する。
そして、全ての輸送経路の料金を求めた後に、振替料金データ233に格納された料金情報を振替ID別、かつ、路線ID別に集計して振替料金集積データ234に格納する処理をおこなう。この処理は、振替輸送の完了後に実施される。
図8−2は、ソート後の振替実績データ232のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、無線タグID、振替IDおよび日時をソートキーにしてソートすることにより、定期券所有者の行動が連続して時系列に並ぶことになり、移動経路の識別が容易になる。
図9は、振替料金データ233のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、振替料金データ233は、無線タグIDと、振替IDと、出発側の路線ID、駅IDおよび日時と、到着側の路線ID、駅IDおよび日時と、料金といったデータ項目を有する。
無線タグIDは、定期券に含まれる無線タグのIDである。振替IDは、振替輸送を識別するための識別番号である。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDであり、駅IDは、駅を識別するためのIDであり、日時は当該の駅にて改札を通過した日時である。料金は、そのデータが表す経路の料金である。
振替料金計算部222は、経路取得部224が求めた経路ごとに振替料金データ233にデータを1件ずつ追加し、各項目に情報を設定する。なお、振替料金データ233における同一顧客の入札データと出札データの組み合わせを基にして生成される振替料金データ233のデータは1件とは限らない。たとえば、他の鉄道と相互乗り入れがおこなわれている路線の場合、一組の入札データと出札データの組み合わせを基にして、振替料金データ233のデータに複数のデータが生成される場合がある。
図10は、振替料金集積データ234のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、振替料金集積データ234は、振替IDと、路線と、料金といったデータ項目を有する。振替IDは、振替輸送を識別するための識別番号である。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDである。料金は、振替に要した料金の合計額である。
差額料金清算部223は、振替輸送を受けた乗車券所有者の要求に基づいて振替輸送によって必要になった料金と通常の料金の差額を計算する処理部である。具体的には、清算を要求された区間の通常時の経路を経路取得部224に求めさせ、清算を要求された当日にその経路上に不通区間が存在したか否かを確認する。
ここで、不通区間が存在したことを確認した場合は、経路取得部224に不通区間が存在する場合の経路を求めさせる。そして、料金取得部225に通常時の経路と、不通区間が存在する場合の経路との料金を求めさせ、その差額を精算額として要求元に応答するとともに差額料金清算データ235に記録する。この処理は、振替輸送の実施中および完了後の所定の期間に随時実施される。
なお、経路取得部224が求める経路は複数あってもよい。経路取得部224が求めた経路が複数存在した場合、差額料金清算部223は、たとえば、最も料金の安い経路を差額の計算対象とする。
図11は、清算要求メッセージのメッセージ形式の一例を示すサンプル図である。清算要求メッセージとは、振替輸送を受けた乗車券所有者が清算機にて所定の操作をおこなった場合に清算機から振替費用清算装置200に対して送信されるメッセージであり、振替輸送によって必要になった料金と通常の料金の差額を求めるために送信される。
同図に示すように、清算要求メッセージは、日付と、無線タグIDと、出発側の路線ID、駅ID、区分および日時と、到着側の路線ID、駅ID、区分および日時といったデータ項目を有する。
日付は、振替輸送がおこなわれたものとして顧客から指定された日付である。無線タグIDは、顧客が所有する乗車券の無線タグのIDである。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDであり、駅IDは、駅を識別するためのIDである。区分は、乗車券の所有者の行動を表し、入札、出札、経由のいずれか一つの値をとる。日時は、前記の行動がおこなわれた日時である。路線ID〜日時の項目には、顧客の乗車券の無線タグに記憶されている履歴の中から顧客が出発駅および到着駅として指定した情報が設定される。
図12は、差額料金清算データ235のデータ構成の一例を示すデータ構成図である。同図に示すように、差額料金清算データ235は、無線タグIDと、振替IDと、出発側の路線ID、駅IDおよび日時と、到着側の路線ID、駅IDおよび日時と、通常料金と、迂回料金と、払戻額といったデータ項目を有する。
無線タグIDは、乗車券に含まれる無線タグのIDである。振替IDは、振替輸送を識別するための識別番号である。路線IDは、鉄道路線を識別するためのIDであり、駅IDは、駅を識別するためのIDであり、日時は当該の駅にて改札を通過した日時である。通常料金は、そのデータが表す経路の通常の料金である。迂回料金は、そのデータが表す経路で振替IDに対応する不通区間が生じた場合の料金である。払戻額は、迂回料金から通常料金を差し引いた額である。
差額料金清算部223は、清算要求メッセージが受信され、清算が必要であると判断した場合に差額料金清算データ235にデータを1件追加し、各項目に情報を設定する。
経路取得部224は、経路情報マスタ236を参照して、特定の駅の間の経路を求める処理部である。料金取得部225は、料金情報マスタを参照して、特定の輸送経路の利用料金を求める処理部である。経路取得部224と料金取得部225には既存の路線検索技術を適用することができる。
記憶部230は、各種情報を記憶する記憶部であり、振替マスタ231と、振替実績データ232と、振替料金データ233と、振替料金集積データ234と、差額料金清算データ235と、経路情報マスタ236と、料金情報マスタ237とを有する。
振替マスタ231〜差額料金清算データ235については既に説明済のため、説明を省略する。経路情報マスタ236は、各路線の駅とその接続状態を保持する。料金情報マスタ237は、各路線を利用するための料金情報を保持する。
次に、本実施例に係る改札機の構成について説明する。図1に示した改札機300〜303は、いずれも同様の構成を有するため、ここでは改札機300を例にして説明することとする。
図13は、本実施例に係る改札機300の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、改札機300は、ネットワークインターフェース部310と、無線タグインターフェース部320と、制御部330と、記憶部340とを有する。
ネットワークインターフェース部310は、ネットワークを通じて各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。無線タグインターフェース部320は、定期券や乗車券の無線タグと無線通信により各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。
制御部330は、改札機300を全体制御するための制御部であり、振替制御情報受信部331と、改札処理部332と、振替実績送信部333とを有する。
振替制御情報受信部331は、ネットワークを通じて振替制御情報配信装置100から振替輸送に関する情報を受信し、受信した情報に応じた処理をおこなう処理部である。具体的には、振替輸送の開始時に振替IDと不通区間の情報、もしくは、振替IDのみを受信する。不通区間の情報を受信した場合、振替制御情報受信部331は、その情報を振替IDと関連付けて記憶部340の不通区間リスト341に記憶させる。また、振替IDを受信した場合は、その振替IDを振替IDリスト342に記憶させる。
また、振替制御情報受信部331は、振替輸送の終了時に振替制御情報配信装置100から振替輸送の完了指示を受信する。この指示を受信した場合、不通区間リスト341および振替IDリスト342から完了を指示された振替輸送に対応する振替IDを有するデータを削除する。
改札処理部332は、無線タグインターフェース部320を介して、定期券や乗車券の無線タグの情報を読み取り、必要に応じて入退場の可否の判断や料金の引き落とし等の処理をおこなう処理部である。改札処理部332は、一般的な改札処理に加えて、読み取った無線タグの情報が定期券のものだった場合に以下のような処理をおこなう。
まず、不通区間リスト341に不通区間情報が記憶されている場合、無線タグから読み取った定期券の利用区間に不通区間が一部でも含まれるか否かを確認する。そして、利用区間に不通区間が含まれる場合は、無線タグインターフェース部320を介して、無線タグに不通区間と関連付けられて記憶されている振替IDを書き込む。
また、改札処理部332は、無線タグから読み取った情報に振替IDが含まれており、同一の振替IDが自身の振替IDリスト342に含まれる場合、当該の駅が定期券の利用区間外であっても顧客を無償で通過させる。このとき、入札情報もしくは出札情報を振替実績データ343に記録する。
利用区間に不通区間が含まれるということは、当該の定期券を所有する顧客は振替輸送が必要であることを意味する。そこで、改札処理部332は、そのような場合に振替IDを無線タグに書き込む。そして、無線タグから読み取った振替IDと同じ振替IDが振替IDリスト342に含まれる場合は、無償で改札機を通過させる。この振替IDは、振替輸送が必要になるたびにユニークな値が採番されるので、定期券所有者が他の振替輸送区間を不正利用することはできない。
振替実績送信部333は、振替実績データ343に格納された入札情報および出札情報をネットワークを通じて振替費用清算装置200へ送信する処理部である。情報の送信は、振替実績データ343に新たな情報が記録されるたびにリアルタイムでおこなってもよいし、一定の時間ごとにまとめておこなってもよい。
記憶部340は、各種情報を記憶する記憶部であり、不通区間リスト341と、振替IDリスト342と、振替実績データ343とを有する。不通区間リスト341は、振替制御情報配信装置100から配信された不通区間の情報と振替IDとを関連付けて保持する。振替IDリスト342は、振替制御情報配信装置100から配信された振替IDを保持する。振替実績データ343は、振替輸送の対象者とみなして無償で通過させた顧客の入札情報および出札情報を保持する。
次に、本実施例に係る清算機の構成について説明する。図1に示した清算機400〜403は、いずれも同様の構成を有するため、ここでは清算機400を例にして説明することとする。
図14は、本実施例に係る清算機400の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、清算機400は、ネットワークインターフェース部410と、無線タグインターフェース部420と、制御部430と、表示部440と、操作部450とを有する。
ネットワークインターフェース部410は、ネットワークを通じて各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。無線タグインターフェース部420は、定期券や乗車券の無線タグと無線通信もしくは有線接続により各種情報をやりとりするためのインターフェース部である。
制御部430は、清算機400を全体制御するための制御部であり、清算処理部431を有する。清算処理部431は、各種の料金清算処理をおこなう処理部である。表示部440は、液晶ディスプレイ等の表示装置であり、操作部450は、キーパッド等の入力装置である。
次に、図5に示した振替制御情報配信装置100の処理手順について説明する。図15〜16は、図5に示した振替制御情報配信装置100の処理手順を示すフローチャートである。
図15は、振替輸送の開始時の処理手順を示している。振替制御情報配信装置100は、不通区間の指定を受け付けたならば(ステップS101)、振替輸送を識別するための振替IDを採番し(ステップS102)、振替経路を設定する(ステップS103)。
そして、振替費用清算装置200に対して、振替IDと不通区間の情報を配信し(ステップS104)、振替元の路線の乗換駅の改札機に対して、振替IDと不通区間の情報を配信し(ステップS105)、振替先の路線の乗換駅の改札機に対して、振替IDを配信する(ステップS106)。
図16は、振替輸送の完了時の処理手順を示している。振替制御情報配信装置100は、振替輸送の完了を受け付けたならば(ステップS201)、振替費用清算装置200に対して、振替IDと振替完了日時を配信し(ステップS202)、振替元の路線の乗換駅の改札機に対して、振替IDと振替完了指示を配信し(ステップS203)、振替先の路線の乗換駅の改札機に対して、振替IDと振替完了指示を配信する(ステップS204)。
次に、図13に示した改札機300の処理手順について説明する。図17〜18は、図13に示した改札機300の処理手順を示すフローチャートである。
図17は、出札の場合の処理手順を示している。改札機300は、出札する乗車券類の無線タグの情報を読み取り(ステップS301)、当該の乗車券類が定期券でなければ(ステップS302否定)、通常の出札処理をおこなって処理を完了する(ステップS313)。
乗車券類が定期券の場合は(ステップS302肯定)、不通区間リスト341に情報が保持されているかを確認する。そして、情報が保持されている場合は(ステップS303肯定)、不通区間リスト341に保持されている不通区間が定期の利用区間に含まれるかを確認する(ステップS304)。
ここで、不通区間が定期の利用区間に含まれる場合は(ステップS305肯定)、定期券の無線タグに不通区間に対応する振替IDを書き込む(ステップS306)。不通区間リスト341に情報が保持されていない場合(ステップS303否定)、および、不通区間が定期の利用区間に含まれない場合は(ステップS305否定)、振替IDの書き込みはおこなわない。
その後、当該の駅が定期の利用区間内であるかを確認し、利用区間内であれば(ステップS307肯定)、通常の出札処理をおこなって処理を完了する(ステップS313)。
当該の駅が定期の利用区間内でなければ(ステップS307否定)、無線タグから読み取った情報に振替IDが含まれるか否かを確認する(ステップS308)。そして、振替IDが含まれていなければ(ステップS309否定)、通常の出札処理をおこなって処理を完了する(ステップS313)。
無線タグから読み取った情報に振替IDが含まれる場合は(ステップS309肯定)、無線タグから読み取った振替IDと同一のIDが振替IDリスト342に含まれるか否かを確認する(ステップS310)。そして、同一のIDが含まれていなければ(ステップS311否定)、通常の出札処理をおこなって処理を完了する(ステップS313)。
無線タグから読み取った振替IDと同一のIDが振替IDリスト342に含まれる場合は(ステップS311肯定)、振替費用清算装置200に出札情報を送信し、顧客をそのまま通過させる(ステップS312)。
図18は、入札の場合の処理手順を示している。改札機300は、入札する乗車券類の無線タグの情報を読み取り(ステップS401)、当該の乗車券類が定期券でなければ(ステップS402否定)、通常の入札処理をおこなって処理を完了する(ステップS409)。
乗車券類が定期券の場合は(ステップS402肯定)、当該の駅が定期の利用区間内であるかを確認し、利用区間内であれば(ステップS403肯定)、通常の入札処理をおこなって処理を完了する(ステップS409)。
当該の駅が定期の利用区間内でなければ(ステップS403否定)、無線タグから読み取った情報に振替IDが含まれるか否かを確認する(ステップS404)。そして、振替IDが含まれていなければ(ステップS405否定)、通常の入札処理をおこなって処理を完了する(ステップS409)。
無線タグから読み取った情報に振替IDが含まれる場合は(ステップS405肯定)、無線タグから読み取った振替IDと同一のIDが振替IDリスト342に含まれるか否かを確認する(ステップS406)。そして、同一のIDが含まれていなければ(ステップS407否定)、通常の入札処理をおこなって処理を完了する(ステップS409)。
無線タグから読み取った振替IDと同一のIDが振替IDリスト342に含まれる場合は(ステップS407肯定)、振替費用清算装置200に入札情報を送信し、顧客をそのまま通過させる(ステップS408)。
次に、図14に示した清算機400の処理手順について説明する。図19は、図14に示した清算機400の処理手順を示すフローチャートである。同図は、乗車券所有者から振替輸送により支払った料金の差額の返還を求められた場合の処理手順を示している。
清算機400は、まず、乗車券の無線タグの情報を読み取り、無線タグのIDと乗車履歴情報を取得する(ステップS501)。そして、表示部に利用日のリストを表示し、顧客に清算対象日、すなわち、振替輸送がおこなわれた日を選択させる(ステップS502)。
清算対象日が選択されたならば、乗車履歴情報から当日の利用駅を抽出して表示部にそのリストを表示し、顧客に出発駅と到着駅を選択させる(ステップS503)。そして、出発駅と到着駅が選択されたならば、清算要求メッセージを編集して振替費用清算装置200に送信する(ステップS504)。
そして、振替費用清算装置200からの応答を受信したならば内容を確認し(ステップS505)、清算が可能であれば(ステップS506肯定)、応答に含まれる清算金額を乗車券の無線タグにチャージする等して払い戻す(ステップS507)。清算が可能でない場合は(ステップS506否定)、応答に含まれるメッセージを表示部に表示する(ステップS508)。
次に、図6に示した振替費用清算装置200の処理手順について説明する。図20〜21は、図6に示した振替費用清算装置200の処理手順を示すフローチャートである。
図20は、定期券所有者の振替輸送にともなう費用を集計する処理の処理手順を示している。振替費用清算装置200は、まず、振替実績データ232のデータを無線タグID、振替IDおよび日時をソートキーにしてソートする(ステップS601)。
そして、ソートした振替実績データ232から出発駅と到着駅を抽出し(ステップS602)、出発駅から到着駅までの経路を求める(ステップS603)。そして、求めた経路の料金を求め、結果を振替料金データ233に格納する(ステップS604)。
ここで、未処理のデータが残っていれば(ステップS605否定)、ステップS602に復帰して経路と料金を求める処理をおこなう。全てのデータの処理を完了した場合は(ステップS605肯定)、振替料金データ233に格納された料金情報を振替ID別、かつ、路線ID別に集計し(ステップS606)、結果を振替料金集積データ234に格納する(ステップS607)。
図21は、振替輸送を受けた乗車券所有者の要求に基づいて振替輸送によって必要になった料金と通常の料金の差額を計算する処理の処理手順を示している。振替費用清算装置200は、清算機から清算要求メッセージを受信すると(ステップS701)、差額料金清算データ235を参照して清算済みであるか否かを確認し、清算済みであれば(ステップS702肯定)、エラーメッセージを含んだ応答を要求元に送信し(ステップS710)、処理を終了する。
清算済みでない場合は(ステップS702否定)、清算要求メッセージに含まれる出発駅と到着駅間の最適経路を求め(ステップS703)、振替マスタ231を参照して当日その最適経路上に不通区間があったかを確認する(ステップS704)。ここで、最適経路上に不通区間がなかった場合は(ステップS705否定)、エラーメッセージを含んだ応答を要求元に送信し(ステップS710)、処理を終了する。
最適経路上に不通区間があった場合は(ステップS705肯定)、その不通区間がある場合の出発駅と到着駅間の最適経路を求める(ステップS706)。そして、不通区間がある場合とない場合の2つの経路の料金を求めてその差額を計算し(ステップS707)、計算結果を差額料金清算データ235に記録する(ステップS708)。そして、料金の差額を含めた応答を要求元に送信し(ステップS709)、処理を終了する。
上記実施例で説明した振替制御情報配信装置100および振替費用清算装置200の各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによっても実現することができる。そこで、以下では、図22をもちいて、そのようなプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図22は、振替費用清算プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置1010、モニタ1020、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取り装置1030、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1040、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置1050、HDD(Hard Disk Drive)1060およびCPU(Central Processing Unit)1070をバス1080で接続して構成される。
そして、HDD1060には、振替費用清算装置200の機能と同様の機能を発揮するプログラムである振替費用清算プログラム1060bが記憶されている。HDD1060には、図6の振替マスタ231〜料金情報マスタ237に対応する振替費用清算DB1060aも記憶される。
なお、振替費用清算DB1060aについては、適宜統合または分散して配置することとしてもよい。
そして、CPU1070が、振替費用清算プログラム1060bをHDD1060から読み出して実行することにより、同プログラムは、振替費用清算プロセス1070aとして機能するようになる。この振替費用清算プロセス1070aは、図6に示した制御部220に対応する。
また、CPU1070は、HDD1060の振替費用清算DB1060aから適宜必要な情報を読み出してRAM1040に振替費用清算データ1040aとして格納し、このRAM1040に格納された振替費用清算データ1040aに基づいて各種データ処理を実行する。
なお、上記の振替費用清算プログラム1060bについては、必ずしもHDD1060に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶された振替費用清算プログラム1060bを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)などに振替費用清算プログラム1060bを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例では、改札において振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、当該の定期券の所有者をそのまま通過させるように構成したので、振替乗車票をもちいることなく振替輸送を実現することができ、振替輸送にともなう混乱の発生を回避することができる。
さらに、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が使用された場合に、入札情報および出札情報を改札機から振替費用清算装置に送信するように構成したので、この情報を基にして、振替輸送に要した費用の正確な値を振替費用清算装置において自動的に算出することができる。
(付記1)駅の改札に配設された改札機と振替費用清算装置とをネットワークで接続して構成された振替費用清算システムであって、
前記改札機は、
振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が提示された場合に、当該の定期券の所有者の通過を認める改札処理手段と、
振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記振替費用清算装置へ送信する送信手段と
を備え、
前記振替費用清算装置は、
前記送信手段により送信された入札情報および出札情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、
前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、
前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段と
を備えたことを特徴とする振替費用清算システム。
(付記2)駅の改札に配設された改札機とネットワークで接続されたコンピュータ上で動作する振替費用清算プログラムであって、
振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手順と、
前記受信手順が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手順と、
前記経路取得手順が求めた経路の利用料金を求める料金取得手順と、
前記料金取得手順が求めた利用料金を集計する集計手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする振替費用清算プログラム。
(付記3)第1の駅と第2の駅の間の平常時の経路の利用料金と、第1の駅と第2の駅の間に不通区間がある場合の経路の利用料金との差額を算出する差額算出手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記2に記載の振替費用清算プログラム。
(付記4)駅の改札に配設された改札機とネットワークで接続された振替費用清算装置であって、
振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、
前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、
前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段と
を備えたことを特徴とする振替費用清算装置。
(付記5)第1の駅と第2の駅の間の平常時の経路の利用料金と、第1の駅と第2の駅の間に不通区間がある場合の経路の利用料金との差額を算出する差額算出手段をさらに備えたことを特徴とする付記4に記載の振替費用清算装置。
(付記6)駅の改札に配設された改札機と振替費用清算装置とをネットワークで接続して構成された振替費用清算システムにおける振替費用清算方法であって、
前記改札機において、振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が提示された場合に、当該の定期券の所有者の通過を認める改札処理工程と、
振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記振替費用清算装置へ送信する送信工程と、
前記振替費用清算装置において、前記送信工程により送信された入札情報および出札情報を受信する受信工程と、
前記受信工程が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得工程と、
前記経路取得工程が求めた経路の利用料金を求める料金取得工程と、
前記料金取得工程が求めた利用料金を集計する集計工程と
を含んだことを特徴とする振替費用清算方法。
以上のように、本発明に係る振替費用清算システム、振替費用清算プログラムおよび振替費用清算装置は、振替輸送に要した費用の算出に有用であり、特に、振替輸送に要した費用を効率的、かつ、正確に求めることが必要な場合に適している。
本実施例に係る振替費用清算システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係る振替費用清算システムの処理の概要を説明するための説明図である。 本実施例に係る振替費用清算システムの処理の概要を説明するための説明図である。 本実施例に係る振替費用清算システムの処理の概要を説明するための説明図である。 本実施例に係る振替制御情報配信装置の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例に係る振替費用清算装置の構成を示す機能ブロック図である。 振替マスタのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 振替実績データのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 ソート後の振替実績データのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 振替料金データのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 振替料金集積データのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 清算要求メッセージのメッセージ形式の一例を示すサンプル図である。 差額料金清算データのデータ構成の一例を示すデータ構成図である。 本実施例に係る改札機の構成を示す機能ブロック図である。 本実施例に係る清算機の構成を示す機能ブロック図である。 図5に示した振替制御情報配信装置の処理手順を示すフローチャートである。 図5に示した振替制御情報配信装置の処理手順を示すフローチャートである。 図13に示した改札機の処理手順を示すフローチャートである。 図13に示した改札機の処理手順を示すフローチャートである。 図14に示した清算機の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した振替費用清算装置の処理手順を示すフローチャートである。 図6に示した振替費用清算装置の処理手順を示すフローチャートである。 振替費用清算プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 振替制御情報配信装置
110 ネットワークインターフェース部
120 制御部
121 振替ID採番部
122 振替経路設定部
123 制御情報配信部
130 記憶部
131 経路情報マスタ
132 配信情報マスタ
200 振替費用清算装置
210 ネットワークインターフェース部
220 制御部
221 データ受信部
222 振替料金計算部
223 差額料金清算部
224 経路取得部
225 料金取得部
230 記憶部
231 振替マスタ
232 振替実績データ
233 振替料金データ
234 振替料金集積データ
235 差額料金清算データ
236 経路情報マスタ
237 料金情報マスタ
300〜303 改札機
310 ネットワークインターフェース部
320 無線タグインターフェース部
330 制御部
331 振替制御情報受信部
332 改札処理部
333 振替実績送信部
340 記憶部
341 不通区間リスト
342 振替IDリスト
343 振替実績データ
400〜403 清算機
410 ネットワークインターフェース部
420 無線タグインターフェース部
430 制御部
431 清算処理部
440 表示部
450 操作部
500 ネットワーク
1000 コンピュータ
1010 入力装置
1020 モニタ
1030 媒体読取り装置
1040 RAM
1040a 振替費用清算データ
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 HDD
1060a 振替費用清算DB
1060b 振替費用清算プログラム
1070 CPU
1070a 振替費用清算プロセス
1080 バス

Claims (3)

  1. 駅の改札に配設された改札機と振替費用清算装置とをネットワークで接続して構成された振替費用清算システムであって、
    前記改札機は、
    振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券が提示された場合に、当該の定期券の所有者の通過を認める改札処理手段と、
    振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記振替費用清算装置へ送信する送信手段と
    乗車券が提示された場合に、該乗車券の所有者の利用区間と該利用区間の利用時間とを対応付けて該乗車券に記録する出札手段と
    を備え、
    前記振替費用清算装置は、
    前記送信手段により送信された入札情報および出札情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、
    前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、
    前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段と
    前記出札手段によって乗車券に記録された利用区間と利用時間とにおける利用金額の精算が要求された場合に、該区間の平常時の経路の利用料金と、該区間に不通区間がある場合の利用料金との差額を算出し、該差額を精算額として要求元へ応答する差額算出手段と
    を備えたことを特徴とする振替費用清算システム。
  2. 駅の改札に配設された改札機および清算機とネットワークで接続されたコンピュータ上で動作する振替費用清算プログラムであって、
    振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手順と、
    前記受信手順が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手順と、
    前記経路取得手順が求めた経路の利用料金を求める料金取得手順と、
    前記料金取得手順が求めた利用料金を集計する集計手順と
    乗車券に記録された利用区間と利用時間とにおける利用金額の精算が前記清算機から要求された場合に、該区間の平常時の経路の利用料金と、該区間に不通区間がある場合の利用料金との差額を算出し、該差額を精算額として前記清算機へ応答する差額算出手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする振替費用清算プログラム。
  3. 駅の改札に配設された改札機および清算機とネットワークで接続された振替費用清算装置であって、
    振替輸送対象者である旨を示す情報が記録された定期券の所有者の入札情報および出札情報を前記改札機から受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した入札情報および出札情報から振替輸送経路を求める経路取得手段と、
    前記経路取得手段が求めた経路の利用料金を求める料金取得手段と、
    前記料金取得手段が求めた利用料金を集計する集計手段と
    乗車券に記録された利用区間と利用時間とにおける利用金額の精算が前記清算機から要求された場合に、該区間の平常時の経路の利用料金と、該区間に不通区間がある場合の利用料金との差額を算出し、該差額を精算額として前記清算機へ応答する差額算出手段と
    を備えたことを特徴とする振替費用清算装置。
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