JP4378175B2 - 新規n−アセチルグルコサミン転移酵素、それをコードする核酸並びにこれらの癌及び/又は腫瘍診断用途 - Google Patents
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Description
作用: Galβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基の非還元末端にN−アセチルグルコサミンをβ-1,3結合で転移する。触媒する反応を反応式で記載するとUDP-N-アセチル-D-グルコサミン+ β-D-ガラクトシル-1,4-D-グルコシル-R
→ UDP + N-アセチル-β-D-グルコサミニル-1,3-β-D-ガラクトシル-1,4-D-グルコシル-R、または、UDP-N-アセチル-D-グルコサミン+ β-D-ガラクトシル-1,4-N-アセチル-D-グルコサミニル-R
→ UDP + N-アセチル-β-D-グルコサミニル-1,3-β-D-ガラクトシル-1,4-N-アセチル-D-グルコサミニル-R
基質特異性: Galβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基。生体物質では、例えば、糖蛋白質(O-グリカン、N-グリカン)や糖脂質(ラクト・ネオラクト系列糖鎖など)上のポリラクトサミン構造を始めとして多数存在しており、またプロテオグリカン(ケラタン硫酸)などの基幹構造等に含まれるGalβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基。
既存のβ−1,3−N−アセチルグルコサミン転移酵素遺伝子、β−1,3−ガラクトース転移酵素およびβ−1,3−N−アセチルガラクトサミン転移酵素遺伝子を用いて、遺伝子データベースから類似遺伝子の検索を行った。用いた配列はβ−1,3−N−アセチルグルコサミン転移酵素遺伝子AB049584、AB049585、AB049586、AB045278、β1,3−ガラクトース転移酵素遺伝子の配列AF117222、Y15060、Y15014、AB026730、AF145784、 AF145784、1,3−N−アセチルガラクトサミン転移酵素遺伝子の配列Y15062(すべてGene Bank登録番号)で、プログラムはBLASTのtBlastnを使用し、ORF(Open Reading Frame)に相当するアミノ酸全てについて検索を行った。
beta3GnT-7の活性を調べるためにbeta3GnT-7を昆虫細胞内で発現させた。活性を確認するには配列番号9の少なくとも他のファミリー遺伝子と比較的ホモロジーが保たれている119番アミノ酸からC末端までの活性領域を発現させれば十分であると考えられるが、ここではbeta3GnT-7(配列番号9)の75番アミノ酸からC末端までの活性領域を発現させることとした。
(1) エントリークローンの作成
beta3GnT-7S プライマー(5'- GGGGA CAAGT TTGTA CAAAA AAGCA GGCTT Cgcct ctcag gggcc ccagg cct- 3')とbeta3GnT-7Aプライマー5'- GGGGA CCACT TTGTA CAAGA AAGCT GGGTC catgg gggct cagga gcaag tgcc-3')(大文字は後述するGATEWAY用の付加配列attLである)、鋳型にはスクリーニングによって得られたcDNAクローンとPCRによって得られたDNA断片より生成したbeta3GnT-7クローン(理論上のORF配列を有するクローン)のDNAを用いてPCRを行い、増幅産物を得た。
(2) 発現クローンの作成
上記エントリークローンは挿入部位の両側にラムダファージが大腸菌から切り出される際の組換部位であるattLを持つもので、LRクロナーゼ(ラムダファージの組換酵素Int、IHF、Xisを混合したもの)とデステイネーションベクターと混合することで、挿入部位がデステイネーションベクターに移り、発現クローンが作成される。具体的工程は以下のとおりである。
続いてBac-to-Bacシステム(インビトロジェン社)を用いて上記pFBIF-とpFastBacとの間で組換えをさせ、昆虫細胞中で増殖可能なバクミド(Bacmid)にG10その他の配列を挿入した。このシステムはTn7の組換部位を利用して、バクミドを含む大腸菌(DH10BAC)に目的遺伝子を挿入させたpFastBacを導入するだけで、ヘルパープラスミドから産生される組換タンパク質によって目的とする遺伝子がバクミドへとりこまれるというものである。またバクミドにはlacZ遺伝子が含まれており、古典的な青(挿入なし)−白コロニー(挿入あり)による選択が可能である。
上記白コロニーから得られたバクミドに目的配列が挿入していることを確認した後、このバクミドを昆虫細胞Sf21(インビトロジェン社より市販)に導入した。即ち35mmのシャーレにSf21 細胞9x105 細胞/2ml (抗生物質を含むSf-900SFM(インビトロジェン社)を加え、27℃で1時間培養して細胞を接着した。(Solution A)精製した バクミド DNA 5 μlに抗生物質を含まないSf-900SFM(インビトロジェン社)100μl加えた。(Solution B)CellFECTIN Reagent(インビトロジェン社) 6μlに抗生物質を含まないSf-900SFM(インビトロジェン社)100μl加えた。その後、Solution AおよびSolution Bを丁寧に混合して15〜45分間、室温でインキュベートした。細胞が接着したことを確認して、培養液を吸引して抗生物質を含まないSf-900SFM(インビトロジェン社)2mlを加えた。Solution AとSolution Bを混合して作製した溶液(lipid-DNA complexes)に抗生物質を含まないSf900II 800μlを加えて丁寧に混和した。細胞から培養液を吸引し、希釈したlipid-DNA complexes溶液を細胞に加え、27℃で5時間インキュベーションした。その後、トランスフェクション混合物を除き、抗生物質を含むSf-900SFM(インビトロジェン社)培養液2mlを加えて27℃で72時間インキュベーションした。トランスフェクションから72時間後にピペッティングにより細胞を剥がし、細胞と培養液を回収した。これを3000rpm, 10分間遠心し、上清を別のチューブに保存した(この上清が一次ウイルス液となる)。
上記四次感染のFLAG-beta3GnT-7上清10mlにNaN3(0.05 %)、NaCl (150 mM)、CaCl2 (2 mM)、抗M1レジン(Sigma 社)(50 μl)を混合し、4℃で一夜攪拌した。翌日遠心して(3000rpm 5分4℃)ペレットを回収し、2 mMのCaCl2・TBSを900μl加えて再度遠心分離(2000rpm 5分4℃)し、ペレットを200 μl の1 mM CaCl2・TBS に浮遊させ活性測定のサンプル(beta3GnT-7酵素液)とした。
beta3GnT-7は、β1,3−N−アセチルグルコサミン転移酵素類およびβ1,3−ガラクトース転移酵素類と比較して分子進化学的に解析した結果、β1,3−N−アセチルグルコサミニル転移酵素類に分類された。そこで、第一に供与体基質(donor substrate)としてUDP-GlcNAcを用いて検討した。
酵素源は前記と同様にリコンビナント酵素(FLAG配列融合蛋白)として発現し、精製したものを使用した。アクセプター基質には表1に示す市販のPA化糖鎖基質(タカラバイオ社製)を使用し、反応条件は、14mM カコジル酸ナトリウム緩衝液 (pH7.4)、0.4% Triton CF-54、10 mM MnCl2、50 mM UDP-GlcNAc(ドナー基質)、20 pmol アクセプター基質、100 ng 酵素タンパク質液で37℃、16時間反応した。反応後95℃、3分で反応を止め、80μlの水を加えてUltra-free MC column (ウオーターズ社製)を通し、この通過液から45μlをHPLCに供した。HPLCの条件は以下の通りである。尚、UDP-GlcNAc(ドナー基質)を含まない溶液を対象として転換酵素活性(%)を求めた。その結果を下記表1に示す。
Buffer I.a : 100 mM 酢酸/ トリエチルアミン, pH 4.0
Buffer I.b : 100 mM酢酸/ トリエチルアミン, pH 4.0 (0.5% 1−ブタノール含有)
gradient : 5-55% : Buf. I.b (0-60 min.)、
flow rate : 1.0 ml/min.
column : PalPak Type R (TaKaRa Cat. No. CA8000)
column oven temp : 40℃
HPLC システム: Shimadzu LC-10AD vp、CTO-10AC vp 、DGU-14A、cell temp controller
検出器 : Fluorescence: RF-10AXL、UV: SPD-10Avp
pDEST12.2ベクター(インビトロジェン社製)にbeta3GnT-7(G10)遺伝子を組み込んだpDEST12.2-G10ベクターDNAを作製した。これは具体的に次のようにして行った。下記のInvitrogen社のgatewayシステムの配列を組み込んだプライマーを用いてColo205細胞(大腸ガン細胞)のcDNAよりPCR法で増幅後、その増幅産物をまずpDONRベクターにBP反応により組み込んだ。そのベクターのシーケンシングを行い、DNA配列の確認後、pDONRベクターからpDEST12.2ベクターにLR反応により入れ替えた。なお、上記操作は、Invitrogen社製のキットに含まれるベクター、試薬を用いて商品の指示書に従い行った。
G10/ORF-F1プライマー
ggggacaagtttgtacaaaaaagcaggcttctggcgcccagagctgcgagccgct
(このうち、ggggacaagtttgtacaaaaaagcaggcttcはベクター側の配列)
G10/ORF-R1プライマー
ggggaccactttgtacaagaaagctgggtccatgggggctcaggagcaagtgcc
(このうち、catgggggctcaggagcaagtgccからb3GnT7遺伝子のcDNA配列)
以上の操作により、pDEST12.2ベクター(インビトロジェン社製)に、配列番号5に示すcDNAの5'側及び3'側に、上記プライマー中の、cDNA配列以外の領域が付加されたDNA断片が挿入された組換えベクターが得られた。この組換えベクターを、常法により、HCT15細胞株、LSC細胞株(ともに大腸癌細胞株)に導入した。また、コントロールとして遺伝子導入のないpDEST12.2ベクターDNAを用いて、同様に細胞株に導入した(Mock細胞)。0.8 mg/mlのG418薬剤(インビトロジェン社製)によるセレクションを1ヶ月行った後に細胞を回収した。回収した細胞を1%BSA/0.1%NaN3/PBS(-)で2回洗った。細胞数を 1x107cells / mlにして1サンプルあたり100μl(1x106cells)使用した。遠心後上清を除いて、10μg/mlになるよう希釈した。下記FITCラベルレクチンをそれぞれ100μl 加え、細胞を懸濁した。4℃で暗所(冷蔵庫)30分反応させた後、1%BSA / 0.1%NaN3 / PBS 100μlをウェルに入れて洗浄を行い、1000rpmで5分遠心し、上清を取り除いた。さらにもう一度洗浄を繰り返した。0.5%パラホルムアルデヒド/PBS 1 mlに懸濁して細胞固定を行い、ナイロンメッシュを通した後、フローサイトメトリーFACSCalibur(ベクトン ディッキンソン社製)を用いて解析した。その結果を図1〜3に示す。
Real Time PCR法(Gibson, U. E., Heid, C. A., and Williams, P. M. (1996) Genome Res 6, 995-1001)で組織での発現および株化細胞での発現状態を調べた。材料として、ヒト組織cDNAは、Marathon cDNA(クロンテック社)を使用した。各種株化細胞は、常法に従い総RNAを抽出してcDNAを合成した。beta3GnT-7の検量線は、 pDONR(商品名)201 vector DNA にbeta3GnT-7遺伝子を組み込んだプラスミドを使用した。内因性の対照として恒常的に発現しているグリセルアルデヒト3リン酸脱水素酵素(human glyceraldehyde-3-phosphate dehydrogenase (GAPDH))を用いた。GAPDHの検量線は、pCR2.1(インビトロゲン社)にGAPDH遺伝子を組み込んだプラスミドを使用した。beta3GnT-7用のプライマーセットおよびプローブは、RT-beta3GnT-7-F2;5'-TTCCTCAAGTGGCTGGACATC-3', RT-beta3GnT-7-R2;5'-GCCGGTCAGCCAGAAATTC-3', プローブ;5'- Fam ACTGCCCCCACGTCCCCTTCA -MGB-3'を用いた。GAPDHのプライマーセットとプローブは、キット(Pre-Developed TaqMan(登録商標) Assay Reagents Endogenous Human GAPDH (Applied Biosystems社))を使用した。PCR条件は、TaqMan Universal PCR Master Mix (Applied Biosystems社)を使用し、1 サイクル, 50℃, 2 分間, 続いて1 サイクル, 95℃, 10 分間、そして50サイクル;95℃, 15秒-60℃,1分間を行なった。PCR産物の定量はABI PRIAM7700 Sequence Detection System(Applied Biosystems社)を用いて測定した。G11の発現量は、恒常的に発現しているGAPDHの転写産物量で割ることによって標準化した。表2にヒト組織、表3に株化細胞の結果をまとめる。
実際の大腸癌(DK)患者の正常(N)または癌(T)組織におけるbeta3GnT-7の発現量を「8.beta3GnT-7の組織特異的発現の解析」に記載された方法に従い測定した。その結果を図4に示す。この結果からDK3検体を除いて、DK10、DK15、DK19、DK22、DK23およびDK24検体について、癌組織ではbeta3GnT-7の発現が減少する傾向が見られた。
Claims (21)
- 配列表の配列番号1に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ配列からなり、Galβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基の非還元末端にN−アセチルグルコサミンをβ-1,3結合で転移する活性を有するタンパク質。
- 配列表の配列番号3に示されるアミノ酸配列と90%以上の同一性を有するアミノ配列からなり、Galβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基の非還元末端にN−アセチルグルコサミンをβ-1,3結合で転移する活性を有するタンパク質。
- 前記タンパク質は、配列番号1又は3に示されるアミノ酸配列又は該配列において1若しくは数個のアミノ酸が置換し若しくは欠失し、若しくは該アミノ配列に1若しくは数個のアミノ酸が挿入され若しくは付加されたアミノ配列からなる請求項1又は2記載のタンパク質。
- 前記タンパク質は、配列番号3に示されるアミノ酸配列からなる請求項3記載のタンパク質。
- 配列表の配列番号9に示されるアミノ酸配列からなり、Galβ1-4GlcまたはGalβ1-4GlcNAc−基の非還元末端にN−アセチルグルコサミンをβ-1,3結合で転移する活性を有するタンパク質。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする核酸を含み、宿主細胞中で該核酸を発現することができる組換えベクター。
- 前記核酸は、配列表の配列番号2又は4に示される塩基配列とストリンジェントな条件下でハイブリダイズする、請求項6記載の組換えベクター。
- 前記核酸は、配列表の配列番号2又は4に示される塩基配列からなる請求項7記載の組換えベクター。
- 請求項6ないし8のいずれか1項に記載の組換えベクターが導入され、前記核酸を発現する細胞。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のタンパク質をコードする核酸と特異的にハイブリダイズする核酸からなる癌及び/又は腫瘍の診断剤。
- 配列表の配列番号2又は4に示される塩基配列からなる核酸と特異的にハイブリダイズする請求項10記載の診断剤。
- 配列表の配列番号2又は4に示される塩基配列中の部分領域と相補的な配列からなる請求項11記載の診断剤。
- プローブ又はプライマーである請求項10ないし12のいずれか1項に記載の診断剤。
- 塩基数が15塩基以上である請求項13記載の診断剤。
- 消化器の癌及び/又は腫瘍の診断剤である請求項10ないし14のいずれか1項に記載の診断剤。
- 大腸癌の診断剤である請求項15記載の診断剤。
- 生体から分離された試料細胞中における、請求項4記載のタンパク質又はその遺伝子の発現量を調べることを含む、癌及び/又は腫瘍の検出方法。
- 前記試料細胞が消化器由来の細胞であり、消化器の癌及び/又は腫瘍を診断する請求項17記載の方法。
- 前記試料細胞が、大腸由来の細胞であり、大腸癌を診断する請求項18記載の方法。
- 請求項10ないし14のいずれか1項に記載の診断剤と、該遺伝子から転写されたmRNA又は該mRNAを鋳型として生成されるcDNAとを接触させることによりハイブリダイズさせ、ハイブリダイズした核酸を測定することにより、請求項4記載のタンパク質の遺伝子の発現量を調べることを含む、請求項17ないし19のいずれか1項に記載の癌及び/又は腫瘍の検出方法。
- 請求項10ないし14のいずれか1項に記載の診断剤の一対をプライマーとし、該遺伝子から転写されたmRNA又は該mRNAを鋳型として生成されるcDNAを鋳型として核酸増幅法を行い、増幅産物を測定することにより、請求項4記載のタンパク質の遺伝子の発現量を調べることを含む、請求項17ないし19のいずれか1項に記載の癌及び/又は腫瘍の検出方法。
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