JP4377909B2 - 固体撮像装置およびこれを備えたカメラ - Google Patents

固体撮像装置およびこれを備えたカメラ Download PDF

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Description

本発明は、ビデオムービーカメラ等のカメラと、これに用いられる固体撮像装置に関し、特に、高速度撮影が可能な固体撮像装置とこのような固体撮像装置を備えたカメラに関する。
近年、固体撮像素子を利用したビデオムービーカメラが普及し、さらなる高画質化及び高機能化が要望されている。特に、3倍速や、6倍速等の高速度撮影を、画質を落とすことなく実現することが望まれている。なお、高速度撮影とは、例えば3倍速の場合であれば、光電変換素子から読み出した信号電荷を画像信号として固体撮像装置から出力する動作を、1フレーム期間に3サイクル行うことをいう。
ここで、高速度撮影を実現するための従来の技術について、水平方向768個×垂直方向480個の画素より構成される、全画素順次読み出し方式の従来の固体撮像装置を例に挙げて説明する。
図22に、上記従来の固体撮像装置の構成例を示す。この固体撮像装置は、光電変換素子(フォトダイオード)91、電極V1〜V4が接続される垂直転送部92、電極H1およびH2が接続される水平転送部93、および電荷検出部94を備えている。図22に示すように、光電変換素子91のすべての行に電極V2およびV3が接続される一方、3行毎の1行にV1が接続され、他の2行にV4が接続されている。
この従来の固体撮像装置では、通常速度の撮影を行う場合には、電極V1およびV4に約15Vのパルスを印加することにより、光電変換素子91から電荷を読み出す。さらに、電極V1〜V4に、0Vおよび約−9Vの2値の垂直転送部駆動パルスを印加することにより、光電変換素子91から読み出された電荷が、水平転送部93へ転送される。
一方、3倍速での高速度撮影を行う場合には、電極V1にのみ約15Vのパルスを印加することにより、光電変換素子91の3行毎の1行のみから信号電荷を読み出すこととなる。これにより、垂直方向の画素数が1/3に間引かれ、3倍速での高速度撮影が実現される。
図23は、上記従来の固体撮像装置における高速度撮影時の駆動タイミングチャートである。また、図24は、図23における水平帰線消去期間を拡大したタイミングチャートである。
図23の最上段に示すh1〜h525は、テレビジョン信号の走査線番号である。また、図23および図24において、HDは水平同期信号、VDは垂直同期信号である。さらに、PV1〜PV4は、垂直転送部92の電極V1〜V4の各々へ入力される垂直転送ゲート印加パルス、PH1およびPH2は、水平転送部93の電極H1およびH2にそれぞれ入力される水平転送ゲート印加パルスである。
図23に示すように、上記従来の固体撮像装置は、3倍速の高速度撮影時は、走査線の17番目(h17)において電極V1にのみ約15Vの電圧を印加して、光電変換素子91の3行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。また、走査線の18番目(h18)以降、水平帰線消去期間において、約−9Vの電圧を、電極V1〜V4の各々に3回分印加する。
これにより、光電変換素子91から読み出された1行分の信号電荷のみが、水平転送部93へ転送される。水平転送部93へ転送された信号電荷は、1水平走査期間かけて、電荷検出部94へ転送される。これにより、上記従来の固体撮像装置からは、垂直方向の画素数が1/3に間引かれた、すなわち水平方向768個×垂直方向160個の画素分の信号電荷が出力され、3倍速の高速度撮影が実現されている。
上記したような従来の駆動方法では、水平帰線消去期間の長さは決まっているため、高速度撮影倍率が上がるほど、垂直転送ゲート印加パルスの周波数を大きくする必要が生じる。しかしながら、垂直転送ゲート印加パルスの周波数が大きくなるほど、垂直転送部92における飽和特性が劣化し、転送容量が小さくなる。この結果、固体撮像装置の垂直転送効率が悪くなり、混色や飽和不良等の問題が発生する。
そこで、本発明は、垂直転送ゲート印加パルスの周波数を上げずに信号電荷を転送することにより、垂直転送効率を落とさずに高速度撮影が可能な固体撮像装置と、この固体撮像装置を備えたカメラとを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる固体撮像装置は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出して、連続する水平走査期間にまたがって、前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行う第1の動作モードを有する信号制御部を備えたことを特徴とする。
前記固体撮像装置において、前記信号制御部は、すべての前記光電変換素子から前記電荷を読み出して、前記電荷の垂直転送と水平転送とを行う第2の動作モードをさらに有することが好ましい。
前記固体撮像装置において、前記垂直転送は(m−1)回分の前記水平走査期間内に行い、前記水平転送は1回の前記水平走査期間内に行うことが好ましい。
前記固体撮像装置において、前記信号制御部は、前記電荷の前記光電変換素子から前記垂直転送部への読み出しの際に前記垂直転送部へ第1の信号を印加し、前記電荷の垂直転送の際には前記垂直転送部へ第2の信号を印加し、前記信号制御部は、前記第1の動作モードにおいては、前記行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行へ前記第1の信号を印加し、前記第2の動作モードにおいては、前記前記光電変換素子の各行に前記第1の信号を印加し、前記第1の動作モードにおける前記第2の信号の周波数が前記第2の動作モードにおける前記第2の信号の周波数よりも低いことが好ましい。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるカメラは、本発明にかかる固体撮像装置と、光学系と、前記固体撮像装置から出力した映像信号を処理する処理回路と、を少なくとも備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる固体撮像装置の第1の駆動方法は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出し、連続する水平走査期間にまたがって前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行うことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかる固体撮像装置の第2の駆動方法は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出し、連続する水平走査期間にまたがって前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行う第1の駆動と、すべての前記光電変換素子から前記電荷を読み出して、前記電荷について垂直転送と水平転送とを行う第2の駆動と、の少なくとも一方を行うことを特徴とする。
前記第2の駆動方法において、前記第1の駆動は高速度撮影に用いる駆動であることが好ましい。
上記の目的を達成するために、本発明の固体撮像装置は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、電荷読み出し信号に従って前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送信号に従って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固体撮像装置において、nおよびmを2以上の自然数とし、1垂直走査期間に(n/m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行へ前記電荷読み出し信号を印加すると共に、n回の垂直転送と1回の水平転送とを、2以上かつm以下の水平走査期間にまたがって行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する信号制御部を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、光電変換素子のn行毎に1行から読み出された電荷が、2以上かつm以下の水平走査期間にまたがり、垂直転送部から水平転送部へ、さらに水平転送部から電荷検出部へ転送されることにより、(n/m)倍速の高速度撮影が実現される。これにより、1水平走査期間内に垂直転送と水平転送との両方を行う従来の高速度撮影技術と比較して、垂直転送に時間的余裕ができるので、垂直転送信号の周波数が低くてすむ。この結果、垂直転送効率を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装置を提供できる。
前記固体撮像装置は、前記信号制御部が、前記n回の垂直転送を(m−1)回分の水平走査期間内に行い、1回の水平転送を1水平期間内に行うよう前記垂直転送信号を制御することが好ましい。
この構成によれば、n行分の垂直転送を(m−1)回分の水平走査期間内に行えばよいので、垂直転送信号の周波数をさらに小さくすることも可能である。これにより、垂直転送効率を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装置を提供することができる。
前記固体撮像装置は、さらに、前記信号制御部が、前記光電変換素子のn行毎に1行へ前記電荷読み出し信号を印加する第1の動作モードと、前記光電変換素子の各行に前記電荷読み出し信号を印加する第2の動作モードとを有し、前記第1の動作モードにおける前記垂直転送信号の周波数を、前記第2の動作モードにおける前記垂直転送信号の周波数よりも低くすることが好ましい。
この構成によれば、高速度撮影時(第1の動作モード)に、垂直方向に1/nに間引いた電荷を垂直方向に転送するときの垂直転送信号の周波数を、通常速度の撮影時(第2の動作モード)の垂直転送信号の周波数よりも低くすることにより、垂直転送部から水平転送部への転送効率を向上させることができ、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装置を提供することができる。
上記の目的を達成するために、本発明の他の固体撮像装置は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、光電変換素子から得られる電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固体撮像装置において、nを2以上の自然数とし、1垂直走査期間にn回、前記光電変換素子のn行毎の1行から電荷を読み出して水平転送部へ転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみを前記電荷検出部へ転送する水平転送部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみが、水平転送部から電荷検出部へ転送されるので、1行分の電荷のすべてを電荷検出部へ転送する構成と比較して、水平転送に要する時間が短くてすむ。これにより、垂直転送に時間的余裕ができ、垂直転送部駆動パルスの周波数を高くする必要がない。この結果、垂直転送部から水平転送部への転送効率を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装置を提供することができる。
前記の他の固体撮像装置は、前記垂直転送部から水平転送部へ転送された1行分の電荷のうち、電荷検出部へ転送されない電荷を、前記水平転送部から排出する電荷排出部をさらに備えることが好ましい。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるカメラは、行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、電荷読み出し信号に従って前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送信号に従って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部と、nおよびmを2以上の自然数とし、1垂直走査期間に(n/m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行へ前記電荷読み出し信号を印加すると共に、n回の垂直転送と1回の水平転送とを、2以上かつm以下の水平走査期間にまたがって行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する信号制御部とを有する固体撮像装置と、前記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、前記固体撮像装置から出力される前記信号電圧または信号電流を処理する映像信号処理回路とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、固体撮像装置の光電変換素子のn行毎に1行から読み出された電荷が、2以上かつm以下の水平走査期間にまたがり、垂直転送部から水平転送部へ、さらに水平転送部から電荷検出部へ転送されることにより、(n/m)倍速の高速度撮影が実現される。これにより、1水平走査期間内に垂直転送と水平転送との両方を行う従来の高速度撮影技術と比較して、垂直転送に時間的余裕ができるので、垂直転送信号の周波数が低くてすむ。この結果、垂直転送効率を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現するカメラを提供できる。
また、上記の目的を達成するために、本発明にかかる他のカメラは、行列状に配列された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、光電変換素子から得られる電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部と、nを2以上の自然数とし、1垂直走査期間にn回、前記光電変換素子のn行毎の1行から電荷を読み出して水平転送部へ転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみを前記電荷検出部へ転送する水平転送部とを有する固体撮像装置と、前記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、前記固体撮像装置から出力される前記信号電圧または信号電流を処理する映像信号処理回路とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、固体撮像装置において、垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみが、水平転送部から電荷検出部へ転送されるので、1行分の電荷のすべてを電荷検出部へ転送する構成と比較して、水平転送に要する時間が短くてすむ。これにより、垂直転送に時間的余裕ができ、垂直転送部駆動パルスの周波数を高くする必要がない。この結果、垂直転送部から水平転送部への転送効率を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実現するカメラを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
本実施形態の固体撮像装置は、図1に示すように、複数の画素(図示省略)が配置された光電変換部10と、信号制御部5とを備え、信号制御部5による制御の下で、この光電変換部10から読み出された電荷を電荷検出部4へ転送し、映像信号に変換して出力する構成である。
光電変換部10の画素は、図2に示すように、水平方向に768個(列)×垂直方向に480個(行)の行列状に配置された光電変換素子1より構成される。光電変換素子1としては、フォトダイオードを用いることができる。
各光電変換素子1の電荷は、信号制御部5が、電極V1〜V4へ印加する垂直転送部駆動パルス(電荷読み出し信号、垂直転送信号)を制御することにより、垂直転送部2へ読み出され、水平転送部3へ向けて、垂直方向に転送される。なお、垂直転送部2は、CCD(Charge Coupled Device)を用いて構成することが できる。
水平転送部3へ転送された電荷は、信号制御部5が、電極H1およびH2へ印加する水平転送部駆動パルス(水平転送信号)を制御することにより、電荷検出部4へ向けて水平方向へ転送される。なお、水平転送部3も、CCD(Charge Coupled Device)を用いて構成することができる。
図2に示したとおり、垂直転送部2の電極V2およびV3は、光電変換素子1のすべての行に接続されるが、電極V1は、6行毎に1行の光電変換素子1に接続され、他の5行に電極V4が接続されている。
本固体撮像装置は、全画素順次読み出し方式を採用しており、通常速度の撮影時には、1垂直走査期間に1回、電極V1およびV4に、約15Vの電圧を同時に印加することにより、すべての光電変換素子1から電荷を読み出す。そして、電極V1〜V4へ、0Vと約−9Vとの間で交互にスイッチする水平転送部駆動パルスを印加することにより、光電変換素子1から読み出した電荷が垂直転送部2から水平転送部3へ1行ずつ転送される。
一方、3倍速の高速度撮影時には、1垂直走査期間に3回、電極V1のみに約15Vの電圧を印加する。この電圧を電極V1に印加する度に、光電変換素子1の6行毎に1行のみから垂直転送部2へ信号電荷が読み出され、垂直方向の画素数が1/6に間引かれる。そして、2水平走査期間に6回の垂直転送と1回の水平転送を行うことにより、6行毎の1行から読み出された1行分の電荷が電荷検出部4へ送られ、結果として3倍速の高速度撮影を実現するものである。
ここで、高速度撮影時の本固体撮像装置の動作を、図3〜図5を参照しながら説明する。図3は、本固体撮像装置の垂直同期信号VDと電極V1に印加される信号PV1との関係を示すタイミングチャートであり、図4は、図3の一部を拡大して示したタイミングチャートである。図5は、図4の水平帰線消去期間を拡大して示したタイミングチャートである。
図4の最上段に示すh1〜h525は、NTSC方式のテレビジョン信号の走査線番号である。また、図4および図5において、HDは水平同期信号、VDは垂直同期信号である。さらに、PV1〜PV4は、垂直転送部2の電極V1〜V4へ印加される信号、PH1およびPH2は、水平転送部3へ印加される信号である。
本固体撮像装置は、17番目の走査線(h17)において、垂直転送部2の電極V1へ約15Vの電圧を印加して、光電変換素子1の6行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
そして、18番目の走査線(h18)の水平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、約−9Vの垂直転送部駆動パルスを6回分印加し、19番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間毎の水平帰線消去期間に、約−9Vの垂直転送部駆動パルスを、図5に示すように、電極V1〜V4のそれぞれへ6回ずつ印加する。これにより、光電変換部10の6行毎に1行の光電変換素子1から読み出された信号電荷が、2水平走査期間毎に、水平転送部3へ転送される。
そして、図5に示すように、上記の垂直転送部駆動パルスの印加が終了した後に、水平転送部3の電極H1およびH2へ水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3の信号電荷が電荷検出部4へ転送される。
これにより、光電変換部10において6行毎に1行の光電変換素子1から読み出された1行分の信号電荷が、2水平走査期間毎に、垂直転送部2と水平転送部3とを介して、電荷検出部4へ転送される。
つまり、この実施形態では、奇数番目の走査線の水平走査期間では、垂直転送部2から水平転送部3への信号電荷の垂直転送を6回行うことによって読み出された1行分の電荷を水平転送部3へ転送し、偶数番目の走査線の水平走査期間では、水平転送部3へ転送された1行分の信号電荷を、1水平走査期間かけて電荷検出部4へ転送する。
従って、本固体撮像装置からは、垂直方向の画素数が1/6に間引かれた、つまり水平方向768個×垂直方向80個の画素分の信号電荷が、1垂直走査期間に3回ずつ出力されることにより、3倍速の高速度撮影が実現される。
以上のように、本実施形態の固体撮像装置では、連続する2つの水平走査期間のそれぞれにおいて垂直転送と水平転送とを分けて行うことにより、垂直転送に時間的余裕ができ、垂直転送部駆動パルスの周波数を上げずにすむので、垂直転送効率を劣化させることなく、高速度撮影が可能となる。
なお、上記の説明では、3倍速の高速度撮影を実現する構成およびその駆動方法を説明したが、2倍速、4倍速等の他の倍率の高速度撮影も、上記の構成および駆動方法と同様にして、実現することができる。
すなわち、mおよびnを自然数とした場合、(n/m)倍速の高速度撮影を実現するためには、n行毎に1行の割合で、光電変換素子1から垂直転送部2へ電荷を読み出し、m回の水平走査期間内に、n回の垂直転送と、1回の水平転送とを行えばよい。
例えば、上述の3倍速の高速度撮影を実現するための構成および駆動方法は、m=2,n=6の場合に該当する。
また、2倍速の高速度撮影を行う場合には、例えば、m=3,n=6とすればよい。すなわち、垂直転送部2の構成を、図2に示した構成と同様とし、図6に示すように、1垂直走査期間に2回、光電変換素子1から垂直転送部2へ電荷を読み出すために、電極V1へ約15Vの電圧を印加する。すなわち、図7に示すように、17番目の走査線(h17)において、垂直転送部2の電極V1へ約15Vの電圧が印加され、光電変換素子1の6行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
そして、18番目の走査線(h18)の水平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、約−9Vのパルスを6回分印加し、図8に示すように、19番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間毎に、電極V1〜V4へ、約−9Vの垂直転送部駆動パルスを6回ずつ印加し、この垂直転送部駆動パルスの印加が終了した後に、水平転送部3の電極H1およびH2へ水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3の信号電荷が電荷検出部4へ転送される。これにより、光電変換部10において6行毎に1行の光電変換素子1から読み出された信号電荷が、2水平走査期間毎に、垂直転送部2と水平転送部3とを介して、電荷検出部4へ転送される。
また、4倍速の高速度撮影を行う場合には、例えば、m=2,n=8とすればよい。この場合、垂直転送部2の電極V1を、8行毎に1行の光電変換素子1に接続し、他の7行に電極V4を接続するように構成し、図9に示すように、1垂直走査期間に4回、光電変換素子1から垂直転送部2へ電荷を読み出すために、電極V1へ約15Vの電圧を印加する。すなわち、図10に示すように、17番目の走査線(h17)において、垂直転送部2の電極V1へ約15Vの電圧を印加し、光電変換素子1の8行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
そして、18番目の走査線(h18)の水平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、約−9Vのパルスを6回分印加し、図11に示すように、19番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間毎に、電極V1〜V4へ、約−9Vの垂直転送部駆動パルスを8回ずつ印加し、この垂直転送部駆動パルスの印加が終了した後に、水平転送部3の電極H1およびH2へ水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3の信号電荷を電荷検出部4へ転送する。これにより、4倍速の高速撮影が実現される。
なお、(n/m)倍速の高速度撮影を行う際に、垂直転送部2から水平転送部3へ電荷を転送するときの垂直転送部駆動パルスの周波数を、m回分の水平走査期間内で水平転送部駆動パルスが停止している間に約−9Vの垂直転送部駆動パルスをm回印加できる範囲で、通常速度による撮影時の垂直転送部駆動パルスの周波数よりも小さくすることも可能である。
例えば、前述の3倍速の高速度撮影の場合、図5から分かるように、電極V1〜V4へ約−9Vの垂直転送部駆動パルスを6回印加した後、水平転送部駆動パルスの印加が開始されるまでに、時間的な余裕がある。そこで、図12に示すように、約−9Vの垂直転送部駆動パルスの周波数をさらに小さくすることが可能である。これにより、垂直転送部2から水平転送部3への垂直転送効率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態で説明した駆動方法に、電子ズームや手ぶれ補正に利用される、垂直帰線消去期間の高速転送を組み合わせることで、より高速な撮影を実現することも可能である。
この場合、電極V1に約15Vの電圧を印加して光電変換素子1から電荷を読み出した後、水平転送部3に近い側の160行(図13に示す領域B1)の電荷を、水平転送部3へ高速転送する。
なお、高速転送とは、垂直転送部2から水平転送部3への電荷の転送を約300KHzの高速で行い、水平転送部3から電荷検出部4への電荷の転送終了を待たずに、連続して垂直転送部2から水平転送部3への転送を行うことをいう。高速転送を行っている間は、電荷検出部4から出力される信号は、ブランキング処理を施され、映像信号としては使用されない。
領域B1の160行分の電荷の高速転送が終了したら、図14に示すように、領域B2の160行分の電荷を、前述した3倍速の高速撮影時の動作により、2水平走査期間毎に6回の垂直転送を行うことにより、3倍速で水平転送部23へ転送する。このように、領域B2の160行分の電荷の転送が終了した後は、さらに領域B3の160行分の電荷を高速転送する。垂直転送部2による高速転送のみで3倍速が実現されるので、結果として、9倍速の高速度撮影が実現される。
(実施の形態2)
以下に、本発明の他の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図15に本固体撮像装置の概略構成を示す。本固体撮像装置は、水平方向に768個(列)×垂直方向に480個(行)の行列状に配置された複数の画素(図示省略)が配置された光電変換部20と、信号制御部25とを備え、信号制御部25による制御の下で、光電変換部20から読み出された電荷を電荷検出部24へ転送し、映像信号に変換して出力する構成である。
光電変換部20の画素は、図16に示すように、光電変換素子21より構成される。光電変換素子21としては、フォトダイオードを用いることができる。
各光電変換素子21の電荷は、信号制御部25が、電極V1〜V4へ印加する垂直転送部駆動パルス(電荷読み出し信号、垂直転送信号)を制御することにより、垂直転送部22へ読み出され、水平転送部23へ向けて、垂直方向に転送される。なお、垂直転送部22は、CCD(Charge Coupled Device)を用いて構成 することができる。
水平転送部23へ転送された1行分の電荷は、信号制御部25が、電極H1〜H6へ印加する水平転送部駆動パルス(水平転送信号)を制御することにより、後述するように、電荷検出部24またはドレイン27(電荷排出部)へ向けて水平方向へ転送される。なお、水平転送部23も、CCD(Charge Coupled Device)を用いて構成することができる。
図16に示したとおり、垂直転送部22の電極V2およびV3は、光電変換素子21のすべての行に接続されるが、電極V1は、3行毎に1行の光電変換素子21に接続され、他の2行に電極V4が接続されている。
また、図15に示したように、光電変換部20は、水平方向に2対1に分割されている。つまり、光電変換部20は、水平方向512個×垂直方向480個の光電変換素子21からなる領域A1と、水平方向256個×垂直方向480個の光電変換素子21からなる領域A2とに分割される。
ここで、図17に、本実施形態の水平転送部23の構成を示す。なお、図17は、水平転送部23を電荷の転送方向に平行に切断した断面を表す。また、図17内に矢印で示した順転送の方向は、電荷検出部24側へ電荷を転送する方向であり、逆転送の方向は、ドレイン27へ電荷を転送する方向である。水平転送部23は、P型半導体基板41上に積層されたN型拡散層42を有する。このN型拡散層42が、水平転送部23の転送チャネルとなる。さらに、N型拡散層42内に、N型拡散層42よりも不純物濃度の低いN−型拡散層43が形成されてお り、N型拡散層42およびN−型拡散層43の上に、4相の電極44が形成され ている。図17に示すように、N−型拡散層43上に形成された電極44が、水 平転送部23の電極H1およびH3であり、N型拡散層42上に形成された電極44が、電極H2、H5、H4、およびH6である。
領域A1の光電変換素子21で生じた電荷は、電極H1、H2、H3およびH4が設けられた水平転送部23へ転送され、領域A2の光電変換素子21で生じた電荷は、電極H1、H3、H5およびH6が設けられた水平転送部23へ転送される。
本固体撮像装置は、全画素順次読み出し方式を採用しており、通常速度の撮影時には、1垂直走査期間に1回、電極V1およびV4に、約15Vの電圧を同時に印加することにより、すべての光電変換素子21から電荷を読み出す。そして、電極V1〜V4へ、0Vと約−9Vとの間で交互にスイッチするパルスを印加することにより、光電変換素子21から読み出された電荷が、垂直転送部22から水平転送部23へ、1行分ずつ垂直転送される。
そして、図18(a)に示すように、電極H1およびH4を互いに同位相とし、かつ電極H1およびH4が電極H2およびH3と逆位相になるように水平転送部駆動パルスを印加すると共に、電極H1およびH5を互いに逆位相とし、電極H1およびH5に電極H3およびH6とそれぞれ逆位相の水平転送部駆動パルスを印加することにより、垂直転送部22から水平転送部23に転送された1行分の信号電荷のすべてを電荷検出部24へ順転送する。
一方、高速度撮影時には、垂直転送部22の電極V1のみに約15Vの電圧を印加することにより、光電変換素子21の3行毎に1行から電荷を読み出す。そして、電極V1〜V4へ、0Vと約−9Vとの間で交互にスイッチするパルスを印加することにより、光電変換素子21から読み出された電荷が、垂直転送部22から水平転送部23へ、1行分ずつ垂直転送される。
次に、水平転送部23のうち光電変換部20の領域A1に接続されたところの電極H1〜H4へは、図18(a)に示すように、電極H1およびH4を互いに同位相として、電極H1およびH4に電極H2およびH3と逆位相の水平転送部駆動パルスを印加することにより、光電変換部20における領域A1内に存在する光電変換素子21から読み出した信号電荷が、水平転送部23から電荷検出部24へ順転送により転送される。
一方、光電変換部20の領域A2に存在する光電変換素子21から読み出された信号電荷については、水平転送部23のうち領域A2に接続されたところの電極H1、H3、H5、およびH6に、図18(b)に示すように、電極H1およびH5を互いに同位相とし、電極H3およびH6に電極H1およびH5と逆位相の水平転送部駆動パルスを印加することにより、領域A2内に存在する光電変換素子21から読み出された信号電荷は、逆転層により、水平転送部23からドレイン27へ排出される。
これにより、高速度撮影時には、光電変換部20の1行分すなわち768個の光電変換素子21の内、領域A1内に存在する512個の光電変換素子21から読み出された信号電荷のみが、水平転送部23から電荷検出部24へ転送され、映像信号として出力されることとなる。
ここで、高速度撮影時の本固体撮像装置の動作を、図19および図20を参照しながら説明する。
図19の最上段に示すh1〜h525は、NTSC方式のテレビジョン信号の走査線番号である。また、HDは水平同期信号、VDは垂直同期信号である。さらに、PV1〜PV4は、垂直転送部22の電極V1〜V4へ印加される信号、PH1〜PH6は、水平転送部23の電極H1〜H6へ印加される信号である。
本固体撮像装置は、図19に示すように、17番目の走査線(h17)において、垂直転送部22の電極V1へ約15Vの電圧を印加して、光電変換素子21の3行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
そして、18番目の走査線(h18)以降の水平帰線消去期間に、図20に示すように、垂直転送部22の電極V1〜V4へ、約−9Vのパルスを3回分印加することにより、光電変換素子21から読み出された信号電荷が、水平転送部23へ1行分だけ転送される。
次に、水平転送部23の電極H1〜H6へ水平転送部駆動パルスが印加されることにより、水平転送部23の信号電荷が電荷検出部24へ転送されるが、高速度撮影時には、前述のように、電極H1・H2・H6と電極H3・H4・H5とのそれぞれに印加される水平転送部駆動パルスが互いに逆位相になる。これにより、光電変換部20の領域A1から得られた信号電荷、すなわち1行当たり768画素を2/3に間引いた、512画素分の信号電荷のみが、水平転送部23から電荷検出部24へ転送されると同時に、領域A2から得られた信号電荷はドレイン27から排出される。
これにより、本実施形態の固体撮像装置からは、垂直方向の画素数が1/3、水平方向の画素数が2/3に間引かれた、すなわち水平方向512画素×垂直方向160画素に相当する電荷が出力される。
なお、水平転送部23から電荷検出部24へ水平転送される画素数が1行の2/3であるので、水平転送に要する時間は、通常速度による撮影時の2/3ですむ。垂直転送部駆動パルスは水平転送部駆動パルスが停止している間に印加されるので、水平転送に要する時間が短くなることにより、垂直転送に時間的余裕ができる。この結果、垂直転送部駆動パルスの周波数を上げることなく、3倍速の高速度撮影が可能となる。
なお、図21に示すように、上記した実施の形態1または実施の形態2で説明した固体撮像装置を撮像部30として用い、この撮像部30に光を導くレンズ等の光学系31と、撮像部30で得られた映像信号、すなわち固体撮像装置の電荷検出部4または24から出力される映像信号、を処理する映像信号処理回路32とを設ければ、高速度撮影が可能なビデオムービーカメラを実現できる。
なお、上記の各実施形態で説明した固体撮像装置の光電変換部の構成および画素数、読み出し方式、および高速度撮影倍数等は、あくまでも本発明の実施形態の一例であり、これらに限定されるものではない。
以上に説明したように、本発明によれば、光電変換素子から読み出した電荷を垂直転送部から水平転送部へ転送する際の垂直転送部駆動パルスの周波数を上げる必要がないので、垂直転送効率を劣化させずに高速度撮影が可能な固体撮像装置およびカメラを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる固体撮像装置の概略構成を示すブロック図 前記固体撮像装置における、各光電変換素子と、垂直転送部および水平転送部との接続関係を示す説明図 前記実施の形態1の固体撮像装置における3倍速の高速度撮影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の電極V1に印加される信号との関係を示すタイミングチャート 図3の一部を拡大して示したタイミングチャート 図4の水平帰線消去期間を拡大して示したタイミングチャート 前記固体撮像装置における2倍速の高速度撮影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の電極V1に印加される信号との関係を示したタイミングチャート 図6の一部を拡大して示したタイミングチャート 図7の水平帰線消去期間を拡大して示したタイミングチャート 前記固体撮像装置における4倍速の高速度撮影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の電極V1に印加される信号との関係を示したタイミングチャート 図9の一部を拡大して示したタイミングチャート 図10の水平帰線消去期間を拡大して示すタイミングチャート 図5に示した垂直転送部駆動パルスPV1〜PV4の変形例を示すタイミングチャート 前記実施の形態1の変形例として、前記固体撮像装置に垂直方向の高速転送を適用した例を説明するために、高速転送を行う領域(B1・B3)を示す説明図 前記変形例における各信号を示すタイミングチャート 本発明の実施の形態2の固体撮像装置の概略構成を示すブロック図 前記実施の形態2の固体撮像装置における、各光電変換素子と、垂直転送部および水平転送部との接続関係を示す説明図 前記実施の形態2の固体撮像装置が備える水平転送部の構成を示す説明図 前記水平転送部に印加される水平転送部駆動パルスのタイミングチャートであり、(a)は順転送の場合に電極H1〜H6へ印加される水平転送部駆動パルスのタイミングチャート、(b)は逆転送の場合に電極H1、H3、H5、およびH6へ印加される水平転送部駆動パルスのタイミングチャート 前記固体撮像装置における3倍速の高速度撮影時の各信号を示すタイミングチャート 図19の水平帰線消去期間を拡大して示すタイミングチャート 本発明にかかるカメラの概略構成を示すブロック図 従来の固体撮像装置の構成を示す説明図 前記従来の固体撮像装置における高速度撮影時の各信号のタイミングチャート 図23の水平帰線消去期間を拡大して示すタイミングチャート
符号の説明
1・21 光電変換素子
2・22 垂直転送部
3・23 水平転送部
4・24 電荷検出部
5・25 信号制御部
10・20 光電変換部
27 ドレイン
30 光学系
31 撮像部
32 映像信号処理回路
41 P型半導体基板
42 N型拡散層
43 N−型拡散層
44 電極

Claims (8)

  1. 行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、
    n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出して、連続する水平走査期間にまたがって、前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行う第1の動作モードを有する信号制御部を備えたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記信号制御部は、すべての前記光電変換素子から前記電荷を読み出して、前記電荷の垂直転送と水平転送とを行う第2の動作モードをさらに有する、請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記垂直転送は(m−1)回分の前記水平走査期間内に行い、前記水平転送は1回の前記水平走査期間内に行う、請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記信号制御部は、前記電荷の前記光電変換素子から前記垂直転送部への読み出しの際に前記垂直転送部へ第1の信号を印加し、前記電荷の垂直転送の際には前記垂直転送部へ第2の信号を印加し、
    前記信号制御部は、前記第1の動作モードにおいては、前記行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行へ前記第1の信号を印加し、前記第2の動作モードにおいては、前記前記光電変換素子の各行に前記第1の信号を印加し、前記第1の動作モードにおける前記第2の信号の周波数が前記第2の動作モードにおける前記第2の信号の周波数よりも低い、請求項3に記載の固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の固体撮像装置と、光学系と、前記固体撮像装置から出力した映像信号を処理する処理回路と、を少なくとも備えたことを特徴とするカメラ。
  6. 行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出し、連続する水平走査期間にまたがって前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  7. 行列状に配列された複数の光電変換素子と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から転送された前記電荷を水平転送する水平転送部と、前記水平転送部から転送された前記電荷を映像信号として出力する電荷検出部と、を備えた固体撮像装置の駆動方法であって、
    n、m、n/mは2以上の自然数とすると、行方向に連続するn行の前記光電変換素子のうち一行から1垂直走査期間のあいだにn/m回、前記電荷を読み出し、連続する水平走査期間にまたがって前記光電変換素子から読み出した前記電荷についてn回の垂直転送と1回の水平転送を行う第1の駆動と、
    すべての前記光電変換素子から前記電荷を読み出して、前記電荷について垂直転送と水平転送とを行う第2の駆動と、
    の少なくとも一方を行うことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。
  8. 前記第1の駆動は高速度撮影に用いる駆動である、請求項7記載の固体撮像装置の駆動方法。
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