JP2000184287A - 固体撮像装置およびこれを備えたカメラ - Google Patents

固体撮像装置およびこれを備えたカメラ

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JP2000184287A
JP2000184287A JP10354986A JP35498698A JP2000184287A JP 2000184287 A JP2000184287 A JP 2000184287A JP 10354986 A JP10354986 A JP 10354986A JP 35498698 A JP35498698 A JP 35498698A JP 2000184287 A JP2000184287 A JP 2000184287A
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photoelectric conversion
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JP10354986A
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English (en)
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Shinichi Tashiro
信一 田代
Katsumi Takeda
勝見 武田
Shizuka Suzuki
静 鈴木
Kazuaki Hirata
和秋 平田
Takumi Yamaguchi
▲琢▼己 山口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 垂直転送部駆動パルスの周波数を上げずに、
垂直転送部から水平転送部へ信号電荷を転送することに
より、垂直転送効率を落とさずに高速度撮影が可能な固
体撮像装置と、これを用いたカメラを提供する。 【解決手段】 行列状に配列された複数の光電変換素子
と、前記光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送
する垂直転送部と、前記電荷を水平方向へ転送する水平
転送部と、前記電荷を映像信号に変換して出力する電荷
検出部とを備えた固体撮像装置は、1垂直走査期間に
(n/m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行から電
荷を読み出し、n回の垂直転送と1回の水平転送とを、
2以上かつm以下の水平走査期間にまたがって行うよう
に、垂直転送部駆動パルスおよび水平転送部駆動パルス
を制御する信号制御部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオムービーカ
メラ等のカメラと、これに用いられる固体撮像装置に関
し、特に、高速度撮影が可能な固体撮像装置とこのよう
な固体撮像装置を備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子を利用したビデオム
ービーカメラが普及し、さらなる高画質化及び高機能化
が要望されている。特に、3倍速や、6倍速等の高速度
撮影を、画質を落とすことなく実現することが望まれて
いる。なお、高速度撮影とは、例えば3倍速の場合であ
れば、光電変換素子から読み出した信号電荷を画像信号
として固体撮像装置から出力する動作を、1フレーム期
間に3サイクル行うことをいう。
【0003】ここで、高速度撮影を実現するための従来
の技術について、水平方向768個×垂直方向480個
の画素より構成される、全画素順次読み出し方式の従来
の固体撮像装置を例に挙げて説明する。
【0004】図22に、上記従来の固体撮像装置の構成
例を示す。この固体撮像装置は、光電変換素子(フォト
ダイオード)91、電極V1〜V4が接続される垂直転
送部92、電極H1およびH2が接続される水平転送部
93、および電荷検出部94を備えている。図22に示
すように、光電変換素子91のすべての行に電極V2お
よびV3が接続される一方、3行毎の1行にV1が接続
され、他の2行にV4が接続されている。
【0005】この従来の固体撮像装置では、通常速度の
撮影を行う場合には、電極V1およびV4に約15Vの
パルスを印加することにより、光電変換素子91から電
荷を読み出す。さらに、電極V1〜V4に、0Vおよび
約−9Vの2値の垂直転送部駆動パルスを印加すること
により、光電変換素子91から読み出された電荷が、水
平転送部93へ転送される。
【0006】一方、3倍速での高速度撮影を行う場合に
は、電極V1にのみ約15Vのパルスを印加することに
より、光電変換素子91の3行毎の1行のみから信号電
荷を読み出すこととなる。これにより、垂直方向の画素
数が1/3に間引かれ、3倍速での高速度撮影が実現さ
れる。
【0007】図23は、上記従来の固体撮像装置におけ
る高速度撮影時の駆動タイミングチャートである。ま
た、図24は、図23における水平帰線消去期間を拡大
したタイミングチャートである。
【0008】図23の最上段に示すh1〜h525は、
テレビジョン信号の走査線番号である。また、図23お
よび図24において、HDは水平同期信号、VDは垂直
同期信号である。さらに、PV1〜PV4は、垂直転送部9
2の電極V1〜V4の各々へ入力される垂直転送ゲート
印加パルス、PH1およびPH2は、水平転送部93の電極
H1およびH2にそれぞれ入力される水平転送ゲート印
加パルスである。
【0009】図23に示すように、上記従来の固体撮像
装置は、3倍速の高速度撮影時は、走査線の17番目
(h17)において電極V1にのみ約15Vの電圧を印
加して、光電変換素子91の3行毎に1行のみから信号
電荷を読み出す。また、走査線の18番目(h18)以
降、水平帰線消去期間において、約−9Vの電圧を、電
極V1〜V4の各々に3回分印加する。
【0010】これにより、光電変換素子91から読み出
された1行分の信号電荷のみが、水平転送部93へ転送
される。水平転送部93へ転送された信号電荷は、1水
平走査期間かけて、電荷検出部94へ転送される。これ
により、上記従来の固体撮像装置からは、垂直方向の画
素数が1/3に間引かれた、すなわち水平方向768個
×垂直方向160個の画素分の信号電荷が出力され、3
倍速の高速度撮影が実現されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
駆動方法では、水平帰線消去期間の長さは決まっている
ため、高速度撮影倍率が上がるほど、垂直転送ゲート印
加パルスの周波数を大きくする必要が生じる。しかしな
がら、垂直転送ゲート印加パルスの周波数が大きくなる
ほど、垂直転送部92における飽和特性が劣化し、転送
容量が小さくなる。この結果、固体撮像装置の垂直転送
効率が悪くなり、混色や飽和不良等の問題が発生する。
【0012】そこで、本発明は、垂直転送ゲート印加パ
ルスの周波数を上げずに信号電荷を転送することによ
り、垂直転送効率を落とさずに高速度撮影が可能な固体
撮像装置と、この固体撮像装置を備えたカメラとを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の固体撮像装置は、行列状に配列された複
数の光電変換素子と、電荷読み出し信号に従って前記光
電変換素子から読み出された電荷を垂直転送信号に従っ
て垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送され
た電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送部
と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧また
は信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固
体撮像装置において、nおよびmを2以上の自然数と
し、1垂直走査期間に(n/m)回、前記光電変換素子
のn行毎の1行へ前記電荷読み出し信号を印加すると共
に、n回の垂直転送と1回の水平転送とを、2以上かつ
m以下の水平走査期間にまたがって行うよう前記垂直転
送信号および前記水平転送信号を制御する信号制御部を
備えたことを特徴とする。
【0014】この構成によれば、光電変換素子のn行毎
に1行から読み出された電荷が、2以上かつm以下の水
平走査期間にまたがり、垂直転送部から水平転送部へ、
さらに水平転送部から電荷検出部へ転送されることによ
り、(n/m)倍速の高速度撮影が実現される。これに
より、1水平走査期間内に垂直転送と水平転送との両方
を行う従来の高速度撮影技術と比較して、垂直転送に時
間的余裕ができるので、垂直転送信号の周波数が低くて
すむ。この結果、垂直転送効率を劣化させることなく、
混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装
置を提供できる。
【0015】前記固体撮像装置は、前記信号制御部が、
前記n回の垂直転送を(m−1)回分の水平走査期間内
に行い、1回の水平転送を1水平期間内に行うよう前記
垂直転送信号を制御することが好ましい。
【0016】この構成によれば、n行分の垂直転送を
(m−1)回分の水平走査期間内に行えばよいので、垂
直転送信号の周波数をさらに小さくすることも可能であ
る。これにより、垂直転送効率を劣化させることなく、
混色や飽和不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装
置を提供することができる。
【0017】前記固体撮像装置は、さらに、前記信号制
御部が、前記光電変換素子のn行毎に1行へ前記電荷読
み出し信号を印加する第1の動作モードと、前記光電変
換素子の各行に前記電荷読み出し信号を印加する第2の
動作モードとを有し、前記第1の動作モードにおける前
記垂直転送信号の周波数を、前記第2の動作モードにお
ける前記垂直転送信号の周波数よりも低くすることが好
ましい。
【0018】この構成によれば、高速度撮影時(第1の
動作モード)に、垂直方向に1/nに間引いた電荷を垂
直方向に転送するときの垂直転送信号の周波数を、通常
速度の撮影時(第2の動作モード)の垂直転送信号の周
波数よりも低くすることにより、垂直転送部から水平転
送部への転送効率を向上させることができ、混色や飽和
不良のない高速度撮影を実現する固体撮像装置を提供す
ることができる。
【0019】上記の目的を達成するために、本発明の他
の固体撮像装置は、行列状に配列された複数の光電変換
素子と、光電変換素子から得られる電荷を信号電圧また
は信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固
体撮像装置において、nを2以上の自然数とし、1垂直
走査期間にn回、前記光電変換素子のn行毎の1行から
電荷を読み出して水平転送部へ転送する垂直転送部と、
垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみを前
記電荷検出部へ転送する水平転送部とを備えたことを特
徴とする。
【0020】この構成によれば、垂直転送部から転送さ
れた1行分の電荷の一部のみが、水平転送部から電荷検
出部へ転送されるので、1行分の電荷のすべてを電荷検
出部へ転送する構成と比較して、水平転送に要する時間
が短くてすむ。これにより、垂直転送に時間的余裕がで
き、垂直転送部駆動パルスの周波数を高くする必要がな
い。この結果、垂直転送部から水平転送部への転送効率
を劣化させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮
影を実現する固体撮像装置を提供することができる。
【0021】前記の他の固体撮像装置は、前記垂直転送
部から水平転送部へ転送された1行分の電荷のうち、電
荷検出部へ転送されない電荷を、前記水平転送部から排
出する電荷排出部をさらに備えることが好ましい。
【0022】上記の目的を達成するために、本発明にか
かるカメラは、行列状に配列された複数の光電変換素子
を有する光電変換部と、電荷読み出し信号に従って前記
光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送信号に従
って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送さ
れた電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送
部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧ま
たは信号電流に変換して出力する電荷検出部と、nおよ
びmを2以上の自然数とし、1垂直走査期間に(n/
m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行へ前記電荷読
み出し信号を印加すると共に、n回の垂直転送と1回の
水平転送とを、2以上かつm以下の水平走査期間にまた
がって行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信
号を制御する信号制御部とを有する固体撮像装置と、前
記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、前記
固体撮像装置から出力される前記信号電圧または信号電
流を処理する映像信号処理回路とを備えたことを特徴と
する。
【0023】この構成によれば、固体撮像装置の光電変
換素子のn行毎に1行から読み出された電荷が、2以上
かつm以下の水平走査期間にまたがり、垂直転送部から
水平転送部へ、さらに水平転送部から電荷検出部へ転送
されることにより、(n/m)倍速の高速度撮影が実現
される。これにより、1水平走査期間内に垂直転送と水
平転送との両方を行う従来の高速度撮影技術と比較し
て、垂直転送に時間的余裕ができるので、垂直転送信号
の周波数が低くてすむ。この結果、垂直転送効率を劣化
させることなく、混色や飽和不良のない高速度撮影を実
現するカメラを提供できる。
【0024】また、上記の目的を達成するために、本発
明にかかる他のカメラは、行列状に配列された複数の光
電変換素子を有する光電変換部と、光電変換素子から得
られる電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力す
る電荷検出部と、nを2以上の自然数とし、1垂直走査
期間にn回、前記光電変換素子のn行毎の1行から電荷
を読み出して水平転送部へ転送する垂直転送部と、垂直
転送部から転送された1行分の電荷の一部のみを前記電
荷検出部へ転送する水平転送部とを有する固体撮像装置
と、前記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系
と、前記固体撮像装置から出力される前記信号電圧また
は信号電流を処理する映像信号処理回路とを備えたこと
を特徴とする。
【0025】この構成によれば、固体撮像装置におい
て、垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみ
が、水平転送部から電荷検出部へ転送されるので、1行
分の電荷のすべてを電荷検出部へ転送する構成と比較し
て、水平転送に要する時間が短くてすむ。これにより、
垂直転送に時間的余裕ができ、垂直転送部駆動パルスの
周波数を高くする必要がない。この結果、垂直転送部か
ら水平転送部への転送効率を劣化させることなく、混色
や飽和不良のない高速度撮影を実現するカメラを提供す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)本実施形態の固体撮像装置は、図1に
示すように、複数の画素(図示省略)が配置された光電
変換部10と、信号制御部5とを備え、信号制御部5に
よる制御の下で、この光電変換部10から読み出された
電荷を電荷検出部4へ転送し、映像信号に変換して出力
する構成である。
【0027】光電変換部10の画素は、図2に示すよう
に、水平方向に768個(列)×垂直方向に480個
(行)の行列状に配置された光電変換素子1より構成さ
れる。光電変換素子1としては、フォトダイオードを用
いることができる。
【0028】各光電変換素子1の電荷は、信号制御部5
が、電極V1〜V4へ印加する垂直転送部駆動パルス
(電荷読み出し信号、垂直転送信号)を制御することに
より、垂直転送部2へ読み出され、水平転送部3へ向け
て、垂直方向に転送される。なお、垂直転送部2は、C
CD(Charge Coupled Device)を用いて構成することが
できる。
【0029】水平転送部3へ転送された電荷は、信号制
御部5が、電極H1およびH2へ印加する水平転送部駆
動パルス(水平転送信号)を制御することにより、電荷
検出部4へ向けて水平方向へ転送される。なお、水平転
送部3も、CCD(Charge Coupled Device)を用いて構
成することができる。
【0030】図2に示したとおり、垂直転送部2の電極
V2およびV3は、光電変換素子1のすべての行に接続
されるが、電極V1は、6行毎に1行の光電変換素子1
に接続され、他の5行に電極V4が接続されている。
【0031】本固体撮像装置は、全画素順次読み出し方
式を採用しており、通常速度の撮影時には、1垂直走査
期間に1回、電極V1およびV4に、約15Vの電圧を
同時に印加することにより、すべての光電変換素子1か
ら電荷を読み出す。そして、電極V1〜V4へ、0Vと
約−9Vとの間で交互にスイッチする水平転送部駆動パ
ルスを印加することにより、光電変換素子1から読み出
した電荷が垂直転送部2から水平転送部3へ1行ずつ転
送される。
【0032】一方、3倍速の高速度撮影時には、1垂直
走査期間に3回、電極V1のみに約15Vの電圧を印加
する。この電圧を電極V1に印加する度に、光電変換素
子1の6行毎に1行のみから垂直転送部2へ信号電荷が
読み出され、垂直方向の画素数が1/6に間引かれる。
そして、2水平走査期間に6回の垂直転送と1回の水平
転送を行うことにより、6行毎の1行から読み出された
1行分の電荷が電荷検出部4へ送られ、結果として3倍
速の高速度撮影を実現するものである。
【0033】ここで、高速度撮影時の本固体撮像装置の
動作を、図3〜図5を参照しながら説明する。図3は、
本固体撮像装置の垂直同期信号VDと電極V1に印加さ
れる信号PV1との関係を示すタイミングチャートであ
り、図4は、図3の一部を拡大して示したタイミングチ
ャートである。図5は、図4の水平帰線消去期間を拡大
して示したタイミングチャートである。
【0034】図4の最上段に示すh1〜h525は、N
TSC方式のテレビジョン信号の走査線番号である。ま
た、図4および図5において、HDは水平同期信号、V
Dは垂直同期信号である。さらに、PV1〜PV4は、垂直
転送部2の電極V1〜V4へ印加される信号、PH1およ
びPH2は、水平転送部3へ印加される信号である。
【0035】本固体撮像装置は、17番目の走査線(h
17)において、垂直転送部2の電極V1へ約15Vの
電圧を印加して、光電変換素子1の6行毎に1行のみか
ら信号電荷を読み出す。
【0036】そして、18番目の走査線(h18)の水
平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、
約−9Vの垂直転送部駆動パルスを6回分印加し、19
番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間毎の水平
帰線消去期間に、約−9Vの垂直転送部駆動パルスを、
図5に示すように、電極V1〜V4のそれぞれへ6回ず
つ印加する。これにより、光電変換部10の6行毎に1
行の光電変換素子1から読み出された信号電荷が、2水
平走査期間毎に、水平転送部3へ転送される。
【0037】そして、図5に示すように、上記の垂直転
送部駆動パルスの印加が終了した後に、水平転送部3の
電極H1およびH2へ水平転送部駆動パルスを印加する
ことにより、水平転送部3の信号電荷が電荷検出部4へ
転送される。
【0038】これにより、光電変換部10において6行
毎に1行の光電変換素子1から読み出された1行分の信
号電荷が、2水平走査期間毎に、垂直転送部2と水平転
送部3とを介して、電荷検出部4へ転送される。
【0039】つまり、この実施形態では、奇数番目の走
査線の水平走査期間では、垂直転送部2から水平転送部
3への信号電荷の垂直転送を6回行うことによって読み
出された1行分の電荷を水平転送部3へ転送し、偶数番
目の走査線の水平走査期間では、水平転送部3へ転送さ
れた1行分の信号電荷を、1水平走査期間かけて電荷検
出部4へ転送する。
【0040】従って、本固体撮像装置からは、垂直方向
の画素数が1/6に間引かれた、つまり水平方向768
個×垂直方向80個の画素分の信号電荷が、1垂直走査
期間に3回ずつ出力されることにより、3倍速の高速度
撮影が実現される。
【0041】以上のように、本実施形態の固体撮像装置
では、連続する2つの水平走査期間のそれぞれにおいて
垂直転送と水平転送とを分けて行うことにより、垂直転
送に時間的余裕ができ、垂直転送部駆動パルスの周波数
を上げずにすむので、垂直転送効率を劣化させることな
く、高速度撮影が可能となる。
【0042】なお、上記の説明では、3倍速の高速度撮
影を実現する構成およびその駆動方法を説明したが、2
倍速、4倍速等の他の倍率の高速度撮影も、上記の構成
および駆動方法と同様にして、実現することができる。
【0043】すなわち、mおよびnを自然数とした場
合、(n/m)倍速の高速度撮影を実現するためには、
n行毎に1行の割合で、光電変換素子1から垂直転送部
2へ電荷を読み出し、m回の水平走査期間内に、n回の
垂直転送と、1回の水平転送とを行えばよい。
【0044】例えば、上述の3倍速の高速度撮影を実現
するための構成および駆動方法は、m=2,n=6の場
合に該当する。また、2倍速の高速度撮影を行う場合に
は、例えば、m=3,n=6とすればよい。すなわち、
垂直転送部2の構成を、図2に示した構成と同様とし、
図6に示すように、1垂直走査期間に2回、光電変換素
子1から垂直転送部2へ電荷を読み出すために、電極V
1へ約15Vの電圧を印加する。すなわち、図7に示す
ように、17番目の走査線(h17)において、垂直転
送部2の電極V1へ約15Vの電圧が印加され、光電変
換素子1の6行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
【0045】そして、18番目の走査線(h18)の水
平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、
約−9Vのパルスを6回分印加し、図8に示すように、
19番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間毎
に、電極V1〜V4へ、約−9Vの垂直転送部駆動パル
スを6回ずつ印加し、この垂直転送部駆動パルスの印加
が終了した後に、水平転送部3の電極H1およびH2へ
水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送
部3の信号電荷が電荷検出部4へ転送される。これによ
り、光電変換部10において6行毎に1行の光電変換素
子1から読み出された信号電荷が、2水平走査期間毎
に、垂直転送部2と水平転送部3とを介して、電荷検出
部4へ転送される。
【0046】また、4倍速の高速度撮影を行う場合に
は、例えば、m=2,n=8とすればよい。この場合、
垂直転送部2の電極V1を、8行毎に1行の光電変換素
子1に接続し、他の7行に電極V4を接続するように構
成し、図9に示すように、1垂直走査期間に4回、光電
変換素子1から垂直転送部2へ電荷を読み出すために、
電極V1へ約15Vの電圧を印加する。すなわち、図1
0に示すように、17番目の走査線(h17)におい
て、垂直転送部2の電極V1へ約15Vの電圧を印加
し、光電変換素子1の8行毎に1行のみから信号電荷を
読み出す。
【0047】そして、18番目の走査線(h18)の水
平帰線消去期間に、垂直転送部2の電極V1〜V4へ、
約−9Vのパルスを6回分印加し、図11に示すよう
に、19番目の走査線(h19)以降の2水平走査期間
毎に、電極V1〜V4へ、約−9Vの垂直転送部駆動パ
ルスを8回ずつ印加し、この垂直転送部駆動パルスの印
加が終了した後に、水平転送部3の電極H1およびH2
へ水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転
送部3の信号電荷を電荷検出部4へ転送する。これによ
り、4倍速の高速撮影が実現される。
【0048】なお、(n/m)倍速の高速度撮影を行う
際に、垂直転送部2から水平転送部3へ電荷を転送する
ときの垂直転送部駆動パルスの周波数を、m回分の水平
走査期間内で水平転送部駆動パルスが停止している間に
約−9Vの垂直転送部駆動パルスをm回印加できる範囲
で、通常速度による撮影時の垂直転送部駆動パルスの周
波数よりも小さくすることも可能である。
【0049】例えば、前述の3倍速の高速度撮影の場
合、図5から分かるように、電極V1〜V4へ約−9V
の垂直転送部駆動パルスを6回印加した後、水平転送部
駆動パルスの印加が開始されるまでに、時間的な余裕が
ある。そこで、図12に示すように、約−9Vの垂直転
送部駆動パルスの周波数をさらに小さくすることが可能
である。これにより、垂直転送部2から水平転送部3へ
の垂直転送効率をさらに向上させることができる。
【0050】また、本実施形態で説明した駆動方法に、
電子ズームや手ぶれ補正に利用される、垂直帰線消去期
間の高速転送を組み合わせることで、より高速な撮影を
実現することも可能である。
【0051】この場合、電極V1に約15Vの電圧を印
加して光電変換素子1から電荷を読み出した後、水平転
送部3に近い側の160行(図13に示す領域B1)の
電荷を、水平転送部3へ高速転送する。
【0052】なお、高速転送とは、垂直転送部2から水
平転送部3への電荷の転送を約300KHzの高速で行
い、水平転送部3から電荷検出部4への電荷の転送終了
を待たずに、連続して垂直転送部2から水平転送部3へ
の転送を行うことをいう。高速転送を行っている間は、
電荷検出部4から出力される信号は、ブランキング処理
を施され、映像信号としては使用されない。
【0053】領域B1の160行分の電荷の高速転送が
終了したら、図14に示すように、領域B2の160行
分の電荷を、前述した3倍速の高速撮影時の動作によ
り、2水平走査期間毎に6回の垂直転送を行うことによ
り、3倍速で水平転送部23へ転送する。このように、
領域B2の160行分の電荷の転送が終了した後は、さ
らに領域B3の160行分の電荷を高速転送する。垂直
転送部2による高速転送のみで3倍速が実現されるの
で、結果として、9倍速の高速度撮影が実現される。
【0054】(実施の形態2)以下に、本発明の他の実
施形態について、図面を参照しながら説明する。図15
に本固体撮像装置の概略構成を示す。本固体撮像装置
は、水平方向に768個(列)×垂直方向に480個
(行)の行列状に配置された複数の画素(図示省略)が
配置された光電変換部20と、信号制御部25とを備
え、信号制御部25による制御の下で、光電変換部20
から読み出された電荷を電荷検出部24へ転送し、映像
信号に変換して出力する構成である。
【0055】光電変換部20の画素は、図16に示すよ
うに、光電変換素子21より構成される。光電変換素子
21としては、フォトダイオードを用いることができ
る。各光電変換素子21の電荷は、信号制御部25が、
電極V1〜V4へ印加する垂直転送部駆動パルス(電荷
読み出し信号、垂直転送信号)を制御することにより、
垂直転送部22へ読み出され、水平転送部23へ向け
て、垂直方向に転送される。なお、垂直転送部22は、
CCD(Charge Coupled Device)を用いて構成すること
ができる。
【0056】水平転送部23へ転送された1行分の電荷
は、信号制御部25が、電極H1〜H6へ印加する水平
転送部駆動パルス(水平転送信号)を制御することによ
り、後述するように、電荷検出部24またはドレイン2
7(電荷排出部)へ向けて水平方向へ転送される。な
お、水平転送部23も、CCD(Charge Coupled Devic
e)を用いて構成することができる。
【0057】図16に示したとおり、垂直転送部22の
電極V2およびV3は、光電変換素子21のすべての行
に接続されるが、電極V1は、3行毎に1行の光電変換
素子21に接続され、他の2行に電極V4が接続されて
いる。
【0058】また、図15に示したように、光電変換部
20は、水平方向に2対1に分割されている。つまり、
光電変換部20は、水平方向512個×垂直方向480
個の光電変換素子21からなる領域A1と、水平方向2
56個×垂直方向480個の光電変換素子21からなる
領域A2とに分割される。
【0059】ここで、図17に、本実施形態の水平転送
部23の構成を示す。なお、図17は、水平転送部23
を電荷の転送方向に平行に切断した断面を表す。また、
図17内に矢印で示した順転送の方向は、電荷検出部2
4側へ電荷を転送する方向であり、逆転送の方向は、ド
レイン27へ電荷を転送する方向である。水平転送部2
3は、P型半導体基板41上に積層されたN型拡散層4
2を有する。このN型拡散層42が、水平転送部23の
転送チャネルとなる。さらに、N型拡散層42内に、N
型拡散層42よりも不純物濃度の低いN-型拡散層43
が形成されており、N型拡散層42およびN-型拡散層
43の上に、4相の電極44が形成されている。図17
に示すように、N-型拡散層43上に形成された電極4
4が、水平転送部23の電極H1およびH3であり、N
型拡散層42上に形成された電極44が、電極H2、H
5、H4、およびH6である。
【0060】領域A1の光電変換素子21で生じた電荷
は、電極H1、H2、H3およびH4が設けられた水平
転送部23へ転送され、領域A2の光電変換素子21で
生じた電荷は、電極H1、H3、H5およびH6が設け
られた水平転送部23へ転送される。
【0061】本固体撮像装置は、全画素順次読み出し方
式を採用しており、通常速度の撮影時には、1垂直走査
期間に1回、電極V1およびV4に、約15Vの電圧を
同時に印加することにより、すべての光電変換素子21
から電荷を読み出す。そして、電極V1〜V4へ、0V
と約−9Vとの間で交互にスイッチするパルスを印加す
ることにより、光電変換素子21から読み出された電荷
が、垂直転送部22から水平転送部23へ、1行分ずつ
垂直転送される。
【0062】そして、図18(a)に示すように、電極
H1およびH4を互いに同位相とし、かつ電極H1およ
びH4が電極H2およびH3と逆位相になるように水平
転送部駆動パルスを印加すると共に、電極H1およびH
5を互いに逆位相とし、電極H1およびH5に電極H3
およびH6とそれぞれ逆位相の水平転送部駆動パルスを
印加することにより、垂直転送部22から水平転送部2
3に転送された1行分の信号電荷のすべてを電荷検出部
24へ順転送する。
【0063】一方、高速度撮影時には、垂直転送部22
の電極V1のみに約15Vの電圧を印加することによ
り、光電変換素子21の3行毎に1行から電荷を読み出
す。そして、電極V1〜V4へ、0Vと約−9Vとの間
で交互にスイッチするパルスを印加することにより、光
電変換素子21から読み出された電荷が、垂直転送部2
2から水平転送部23へ、1行分ずつ垂直転送される。
【0064】次に、水平転送部23のうち光電変換部2
0の領域A1に接続されたところの電極H1〜H4へ
は、図18(a)に示すように、電極H1およびH4を
互いに同位相として、電極H1およびH4に電極H2お
よびH3と逆位相の水平転送部駆動パルスを印加するこ
とにより、光電変換部20における領域A1内に存在す
る光電変換素子21から読み出した信号電荷が、水平転
送部23から電荷検出部24へ順転送により転送され
る。
【0065】一方、光電変換部20の領域A2に存在す
る光電変換素子21から読み出された信号電荷について
は、水平転送部23のうち領域A2に接続されたところ
の電極H1、H3、H5、およびH6に、図18(b)
に示すように、電極H1およびH5を互いに同位相と
し、電極H3およびH6に電極H1およびH5と逆位相
の水平転送部駆動パルスを印加することにより、領域A
2内に存在する光電変換素子21から読み出された信号
電荷は、逆転層により、水平転送部23からドレイン2
7へ排出される。
【0066】これにより、高速度撮影時には、光電変換
部20の1行分すなわち768個の光電変換素子21の
内、領域A1内に存在する512個の光電変換素子21
から読み出された信号電荷のみが、水平転送部23から
電荷検出部24へ転送され、映像信号として出力される
こととなる。
【0067】ここで、高速度撮影時の本固体撮像装置の
動作を、図19および図20を参照しながら説明する。
図19の最上段に示すh1〜h525は、NTSC方式
のテレビジョン信号の走査線番号である。また、HDは
水平同期信号、VDは垂直同期信号である。さらに、P
V1〜PV4は、垂直転送部22の電極V1〜V4へ印加さ
れる信号、PH1〜PH6は、水平転送部23の電極H1〜
H6へ印加される信号である。
【0068】本固体撮像装置は、図19に示すように、
17番目の走査線(h17)において、垂直転送部22
の電極V1へ約15Vの電圧を印加して、光電変換素子
21の3行毎に1行のみから信号電荷を読み出す。
【0069】そして、18番目の走査線(h18)以降
の水平帰線消去期間に、図20に示すように、垂直転送
部22の電極V1〜V4へ、約−9Vのパルスを3回分
印加することにより、光電変換素子21から読み出され
た信号電荷が、水平転送部23へ1行分だけ転送され
る。
【0070】次に、水平転送部23の電極H1〜H6へ
水平転送部駆動パルスが印加されることにより、水平転
送部23の信号電荷が電荷検出部24へ転送されるが、
高速度撮影時には、前述のように、電極H1・H2・H
6と電極H3・H4・H5とのそれぞれに印加される水
平転送部駆動パルスが互いに逆位相になる。これによ
り、光電変換部20の領域A1から得られた信号電荷、
すなわち1行当たり768画素を2/3に間引いた、5
12画素分の信号電荷のみが、水平転送部23から電荷
検出部24へ転送されると同時に、領域A2から得られ
た信号電荷はドレイン27から排出される。
【0071】これにより、本実施形態の固体撮像装置か
らは、垂直方向の画素数が1/3、水平方向の画素数が
2/3に間引かれた、すなわち水平方向512画素×垂
直方向160画素に相当する電荷が出力される。
【0072】なお、水平転送部23から電荷検出部24
へ水平転送される画素数が1行の2/3であるので、水
平転送に要する時間は、通常速度による撮影時の2/3
ですむ。垂直転送部駆動パルスは水平転送部駆動パルス
が停止している間に印加されるので、水平転送に要する
時間が短くなることにより、垂直転送に時間的余裕がで
きる。この結果、垂直転送部駆動パルスの周波数を上げ
ることなく、3倍速の高速度撮影が可能となる。
【0073】なお、図21に示すように、上記した実施
の形態1または実施の形態2で説明した固体撮像装置を
撮像部30として用い、この撮像部30に光を導くレン
ズ等の光学系31と、撮像部30で得られた映像信号、
すなわち固体撮像装置の電荷検出部4または24から出
力される映像信号、を処理する映像信号処理回路32と
を設ければ、高速度撮影が可能なビデオムービーカメラ
を実現できる。
【0074】なお、上記の各実施形態で説明した固体撮
像装置の光電変換部の構成および画素数、読み出し方
式、および高速度撮影倍数等は、あくまでも本発明の実
施形態の一例であり、これらに限定されるものではな
い。
【0075】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、光電変換素子から読み出した電荷を垂直転送部から
水平転送部へ転送する際の垂直転送部駆動パルスの周波
数を上げる必要がないので、垂直転送効率を劣化させず
に高速度撮影が可能な固体撮像装置およびカメラを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる固体撮像装置
の概略構成を示すブロック図
【図2】 前記固体撮像装置における、各光電変換素子
と、垂直転送部および水平転送部との接続関係を示す説
明図
【図3】 前記実施の形態1の固体撮像装置における3
倍速の高速度撮影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の
電極V1に印加される信号との関係を示すタイミングチ
ャート
【図4】 図3の一部を拡大して示したタイミングチャ
ート
【図5】 図4の水平帰線消去期間を拡大して示したタ
イミングチャート
【図6】 前記固体撮像装置における2倍速の高速度撮
影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の電極V1に印加
される信号との関係を示したタイミングチャート
【図7】 図6の一部を拡大して示したタイミングチャ
ート
【図8】 図7の水平帰線消去期間を拡大して示したタ
イミングチャート
【図9】 前記固体撮像装置における4倍速の高速度撮
影時の、垂直同期信号と、垂直転送部の電極V1に印加
される信号との関係を示したタイミングチャート
【図10】 図9の一部を拡大して示したタイミングチ
ャート
【図11】 図10の水平帰線消去期間を拡大して示す
タイミングチャート
【図12】 図5に示した垂直転送部駆動パルスPV1
V4の変形例を示すタイミングチャート
【図13】 前記実施の形態1の変形例として、前記固
体撮像装置に垂直方向の高速転送を適用した例を説明す
るために、高速転送を行う領域(B1・B3)を示す説
明図
【図14】 前記変形例における各信号を示すタイミン
グチャート
【図15】 本発明の実施の形態2の固体撮像装置の概
略構成を示すブロック図
【図16】 前記実施の形態2の固体撮像装置におけ
る、各光電変換素子と、垂直転送部および水平転送部と
の接続関係を示す説明図
【図17】 前記実施の形態2の固体撮像装置が備える
水平転送部の構成を示す説明図
【図18】 前記水平転送部に印加される水平転送部駆
動パルスのタイミングチャートであり、(a)は順転送
の場合に電極H1〜H6へ印加される水平転送部駆動パ
ルスのタイミングチャート、(b)は逆転送の場合に電
極H1、H3、H5、およびH6へ印加される水平転送
部駆動パルスのタイミングチャート
【図19】 前記固体撮像装置における3倍速の高速度
撮影時の各信号を示すタイミングチャート
【図20】 図19の水平帰線消去期間を拡大して示す
タイミングチャート
【図21】 本発明にかかるカメラの概略構成を示すブ
ロック図
【図22】 従来の固体撮像装置の構成を示す説明図
【図23】 前記従来の固体撮像装置における高速度撮
影時の各信号のタイミングチャート
【図24】 図23の水平帰線消去期間を拡大して示す
タイミングチャート
【符号の説明】
1・21 光電変換素子 2・22 垂直転送部 3・23 水平転送部 4・24 電荷検出部 5・25 信号制御部 10・20 光電変換部 27 ドレイン 30 光学系 31 撮像部 32 映像信号処理回路 41 P型半導体基板 42 N型拡散層 43 N-型拡散層 44 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 静 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 平田 和秋 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 (72)発明者 山口 ▲琢▼己 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5C024 AA01 CA00 EA04 FA01 GA01 GA16 GA22 GA42 GA48 HA22 JA23 JA25 JA32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行列状に配列された複数の光電変換素子
    と、電荷読み出し信号に従って前記光電変換素子から読
    み出された電荷を垂直転送信号に従って垂直転送する垂
    直転送部と、垂直転送部から転送された電荷を水平転送
    信号に従って水平転送する水平転送部と、水平転送部か
    ら水平転送された電荷を信号電圧または信号電流に変換
    して出力する電荷検出部とを備えた固体撮像装置におい
    て、 nおよびmを2以上の自然数とし、1垂直走査期間に
    (n/m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行へ前記
    電荷読み出し信号を印加すると共に、n回の垂直転送と
    1回の水平転送とを、2以上かつm以下の水平走査期間
    にまたがって行うよう前記垂直転送信号および前記水平
    転送信号を制御する信号制御部を備えたことを特徴とす
    る固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記信号制御部が、前記n回の垂直転送
    を(m−1)回分の水平走査期間内に行い、1回の水平
    転送を1水平期間内に行うよう前記垂直転送信号を制御
    する請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記信号制御部が、前記光電変換素子の
    n行毎に1行へ前記電荷読み出し信号を印加する第1の
    動作モードと、前記光電変換素子の各行に前記電荷読み
    出し信号を印加する第2の動作モードとを有し、前記第
    1の動作モードにおける前記垂直転送信号の周波数を、
    前記第2の動作モードにおける前記垂直転送信号の周波
    数よりも低くする請求項2に記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 行列状に配列された複数の光電変換素子
    と、光電変換素子から得られる電荷を信号電圧または信
    号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固体撮
    像装置において、 nを2以上の自然数とし、1垂直走査期間にn回、前記
    光電変換素子のn行毎の1行から電荷を読み出して水平
    転送部へ転送する垂直転送部と、 垂直転送部から転送された1行分の電荷の一部のみを前
    記電荷検出部へ転送する水平転送部とを備えたことを特
    徴とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記垂直転送部から水平転送部へ転送さ
    れた1行分の電荷のうち、電荷検出部へ転送されない電
    荷を、前記水平転送部から排出する電荷排出部をさらに
    備えた請求項4に記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 行列状に配列された複数の光電変換素子
    を有する光電変換部と、電荷読み出し信号に従って前記
    光電変換素子から読み出された電荷を垂直転送信号に従
    って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送さ
    れた電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送
    部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧ま
    たは信号電流に変換して出力する電荷検出部と、nおよ
    びmを2以上の自然数とし、1垂直走査期間に(n/
    m)回、前記光電変換素子のn行毎の1行へ前記電荷読
    み出し信号を印加すると共に、n回の垂直転送と1回の
    水平転送とを、2以上かつm以下の水平走査期間にまた
    がって行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信
    号を制御する信号制御部とを有する固体撮像装置と、 前記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、 前記固体撮像装置から出力される前記信号電圧または信
    号電流を処理する映像信号処理回路とを備えたことを特
    徴とするカメラ。
  7. 【請求項7】 行列状に配列された複数の光電変換素子
    を有する光電変換部と、光電変換素子から得られる電荷
    を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出
    部と、nを2以上の自然数とし、1垂直走査期間にn
    回、前記光電変換素子のn行毎の1行から電荷を読み出
    して水平転送部へ転送する垂直転送部と、垂直転送部か
    ら転送された1行分の電荷の一部のみを前記電荷検出部
    へ転送する水平転送部とを有する固体撮像装置と、 前記固体撮像装置の光電変換部に光を導く光学系と、 前記固体撮像装置から出力される前記信号電圧または信
    号電流を処理する映像信号処理回路とを備えたことを特
    徴とするカメラ。
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