JP3876094B2 - 固体撮像装置およびこれを備えたカメラ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画素が受けた光を電気信号に変換することにより映像信号を出力する固体撮像装置と、この固体撮像装置を利用したディジタルカメラとに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、受けた光を電気信号に変換し、映像信号として出力する固体撮像素子が知られており、この固体撮像素子から得た映像信号を静止画像として表示するディジタルスチルカメラ等のカメラが知られている。近年では、このような固体撮像素子を用いたカメラは、画質および機能のさらなる向上が要望され、画素の高密度化が進んでいる。
【0003】
例えば、130万個の画素を有する固体撮像素子であれば、垂直方向の画素数が約960画素、水平方向の画素数が約1280画素で、通常のNTSC用の固体撮像素子の4倍程度の画素数を有し、全画素出力時のフレームレートは約1/15秒となる。このため、固体撮像素子から出力される映像信号を、カメラの表示装置(液晶モニタなど)にそのまま出力できない場合が多くなってきた。
【0004】
そこで、このような固体撮像素子において、垂直方向において信号の読み出し対象とする画素を間引くことにより、映像信号を高速に読み出す駆動方法が従来から用いられている。以下、このような駆動方法を用いた従来の固体撮像素子の例について説明する。
【0005】
図14に、従来の固体撮像素子のゲート構成例を示す。この固体撮像素子は、フォトダイオード81と、V1〜V6の6相のゲートからなる垂直転送部82と、H1およびH2の2相のゲートからなる水平転送部83と、電荷検出部84とにより構成されている。なお、1つのフォトダイオード81が1つの画素に対応しているが、図14では、簡単化のために、垂直方向に8個、水平方向に4個の画素のみを図示した。
【0006】
また、図15および図16に、2相ゲートからなる水平転送部83の構造と基本動作タイミングをそれぞれ示す。
【0007】
なお、図15は、水平転送部83を電荷の転送方向に平行な面で切断した断面を表す。また、図15内に矢印で示した信号電荷転送方向は、電荷検出部84側へ電荷を転送する方向である。
【0008】
水平転送部83は、図15に示すように、P型ウェル91上に積層されたN型拡散層92を有する。このN型拡散層92が、水平転送部83の転送チャネルとなる。さらに、N型拡散層92内に、N型拡散層92よりも不純物濃度の低いN-型拡散層93が形成されており、N型拡散層92およびN-型拡散層93の上に、H1およびH2の2相の電極94が形成されている。
【0009】
このような構成の水平転送部83のH1およびH2に、図16に示す水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部83内の信号電荷が、図15に示す信号電荷転送方向へ転送される。
【0010】
上記従来の固体撮像素子では、図17に示すように、垂直転送部82のV1、V3、V5、およびV6に高電圧(約15V)の読み出しパルスを印加することにより、フォトダイオード81から垂直転送部82へ電荷を読み出し、垂直転送部82のV1〜V6へ上記読み出しパルスよりも低電圧の垂直転送部駆動パルスを入力することにより、1水平走査期間に1行分の電荷を同時に水平転送部83へ転送する。
【0011】
水平転送部83へ転送された電荷は、水平転送部83に約24.5MHzのクロックを印加することにより電荷検出部84へ送られ、電荷検出部84から映像信号として出力される。
【0012】
また、このような従来の固体撮像素子を備えたカメラは、各画素から読み出した信号電荷を垂直方向に隣接する2画素毎に混合し、固体撮像素子外部に設けたメモリ上で行数を半分に間引く等の削減処理を行って得られたフィールド画像を、液晶ディスプレイ等のモニタに映像出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したような、一水平走査期間に一行分の信号電荷を垂直転送する従来の固体撮像素子では、画素数が多いために転送処理時間がかかり、垂直転送段内での2画素混合方式を用いても、1画面全ての信号電荷を出力するために約1/30秒という長い時間を要する。
【0014】
また、NTSCモードの表示装置に、いわゆるモニター画像を表示する際には、前記した従来の固体撮像素子ではフレームレートが遅いため、メモリー等を用いて、インタレースを含めたフレームレートの変換を行うことが必要となる。また、メモリー等を用いて走査変換を行ったとしても、滑らかな動きのリアルタイム動画のNTSCビデオ出力を得ることは不可能である。
【0015】
また、図18に、前記従来の固体撮像素子に使用される補色フィルタの構成を示す。この補色フィルタは、イエロー(Ye),マゼンダ(Mg),シアン(Cy),グリーン(G)の4色を用いた4行2列の基本配列に基づいて構成される。
【0016】
この補色フィルタを用いた前記従来の固体撮像素子では、Ye列とCy列が固定されるため、全画素独立に処理を行った際には、水平方向に色モアレが発生するという問題もある。
【0017】
本発明は、画素数が多い固体撮像装置において、画素間引きを行うことなく転送処理時間を短縮することにより、感度および解像度を低下させることなく良好な撮像信号を得ることができる固体撮像装置を提供すると共に、この固体撮像装置を用いることにより、フィールドメモリ等による複雑な画像処理を必要とせずにリアルタイム動画出力が可能なカメラを提供することを主な目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明にかかる固体撮像装置は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、電荷読み出し信号に従って前記光電変換素子から読み出した電荷を垂直転送信号に従って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固体撮像装置において、nを2以上の自然数とし、各水平走査期間における水平帰線消去期間内にn回の垂直転送を行い、前記n回の垂直転送の合間に順方向および逆方向の少なくとも一方への水平転送を少なくとも1回行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する信号制御部を備えたことを特徴とする。
【0019】
上記の構成によれば、全光電変換素子の信号電荷を垂直方向へ転送するために要する時間を、画素を間引くことなく1/nに短縮することが可能となると共に、一水平帰線消去期間内で垂直転送されるn行間での右斜め方向または左斜め方向の画素混合が可能となる。これにより、感度および解像度を低下させることなく良好な撮像信号を出力する固体撮像装置を提供することができる。また、カラーフィルタを備えた場合、様々な配列のカラーフィルタに対し、色分離可能な画素を選択することができる。
【0020】
前記の固体撮像装置は、nが4であり、水平転送部に4相CCDを備えたことが好ましい。
【0021】
この構成により、1画面全ての信号電荷を出力する期間を通常の1/4に短縮できると共に、画素を間引くことなしに4画素混合が実現できるため、感度およびS/Nが向上する。
【0022】
前記の固体撮像装置において、前記光電変換素子の各々に対応して色フィルタ要素が配置されたカラーフィルタを備え、前記カラーフィルタが、p行m列の色フィルタ要素からなる単位配列に基づいて構成され、前記信号制御部が、前記n回の垂直転送の合間に行う順方向への水平転送の回数をa回、逆方向への水平転送の回数をb回とすると、
【0023】
【数3】
0≦a+b≦n−1
が成り立つことが好ましい。
【0024】
上記の構成によれば、p行m列の単位配列において、適当な水平転送回数a,bを選択することにより、画素混合を実現できるため、このような単位配列によって構成される任意のカラーフィルタに対し、色分離が可能となる。
【0025】
前記の固体撮像装置において、pが4であり、mが2であり、nが4であり、前記単位配列における第1列に、第1の色、第2の色、第3の色、および第4の色の色フィルタ要素が順次配列されると共に、第2列に、第3の色、第4の色、第1の色、および第2の色の色フィルタ要素が順次配列され、前記信号制御部が、前記水平帰線消去期間における1回目の垂直転送と2回目の垂直転送との合間に順方向および逆方向の一方である第1の方向へ水平転送を行うと共に前記水平帰線消去期間における3回目の垂直転送と4回目の垂直転送との合間に順方向および逆方向の他方である第2の方向へ水平転送を行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する第1の制御動作と、前記水平帰線消去期間における2回目の垂直転送と3回目の垂直転送との合間に前記第1の方向へ水平転送を行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する第2の制御動作とのいずれか一方を各水平走査期間に選択的に行うことが好ましい。
【0026】
上記の構成によれば、第1の制御動作時には、第1の色および第4の色の成分を含む信号電荷または第2の色および第3の色の成分を含む信号電荷が点順次に出力される。また、第2の制御動作時には、第1の制御動作時に得られた信号電荷が第1の色および第4の色の成分を含む場合は第1の色および第2の色の成分を含む信号電荷が点順次に出力され、第1の制御動作時に得られた信号電荷が第2の色および第3の色の成分を含む場合は第3の色および第4の色の成分を含む信号電荷が点順次に出力される。これにより、水平走査期間毎に得られる信号電荷を色分離することが可能となる。
【0027】
前記の固体撮像装置において、信号制御部が前記第1の制御動作と第2の制御動作とを水平走査期間毎に交互に行うことが好ましい。
【0028】
上記の構成により、水平走査期間毎に色分離された信号を線順時出力することが可能となる。
【0029】
前記の固体撮像装置において、第1ないし第4の色が、シアン、マゼンダ、イエロー、およびグリーンの4色の組み合わせであることが好ましい。
【0030】
さらに、水平転送信号に同期して電荷検出部から連続して出力される信号の差を求める色差信号算出手段を備えた構成とすることが好ましい。
【0031】
この構成によれば、赤、緑、青をそれぞれR、G、Bとすると、第1の制御動作時には2R−Gの色差信号を得ることができ、第2の制御動作時には2B−Gの色差信号を得ることができる。
【0032】
また、前記の固体撮像装置において、nを4とし、iを自然数とし、第(4i−3)行、第(4i−2)行、第(4i−1)行、および第4i行からなる第1の組み合わせと、第(4i−1)行、第4i行、第(4i+1)行、および第(4i+2)行からなる第2の組み合わせとを垂直走査期間毎に交互に垂直転送することが好ましい。
【0033】
上記の構成により、1垂直走査期間毎にインタレース出力が可能となる。
【0034】
また、前記の目的を達成するために、本発明にかかるカメラは、前記したいずれかの固体撮像装置と、モニタ手段とを備えると共に、前記固体撮像装置における光電変換素子の行数をj、前記モニタ手段のモニタ表示線数をkとすると、
【0035】
【数4】
j/n≧k
が成り立つことを特徴とする。
【0036】
上記の構成によれば、従来のような間引きを行わずに、画素数の多い固体撮像装置にて得られた撮像信号の垂直方向の画素数をモニタ手段の走査線数に適合させることができる。これにより、フィールドメモリ等による複雑な画像処理を必要とせず、また、撮像信号の感度および解像度を損なうことなくモニタ出力することが可能なカメラを提供することが可能となる。
【0037】
また、前記のカメラにおいて、前記モニタ手段が、NTSCモードのリアルタイムビデオ出力手段であることが好ましい。
【0038】
上記の構成によれば、リアルタイム動画のNTSCインタレースビデオ画像を出力するカメラを実現できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明する。
【0040】
図1に、本実施形態にかかる固体撮像装置が備えるCCDセンサ(固体撮像素子)の画素構成を示す。本CCDセンサは、全画素同時独立読み出し方式を採用し、画素が二次元状に配列された画素部10と、垂直転送部(図1には図示せず)と、水平転送部3と、電荷検出部4とを備えている。
【0041】
画素部10は、水平方向に1280個(列)、垂直方向に960個(行)の画素からなる有効画素領域10aを備えており、有効画素領域10aの周囲に、垂直方向上下各4行、水平方向左右各4列のトランジェント領域10bが設けられている。さらに、トランジェント領域10bの周囲には、垂直方向上側2行、垂直方向下側2行、水平方向左側2列、水平方向右側73列のオプティカルブラック領域10cが設けられている。また、オプティカルブラック領域10cの上側に2行の垂直ダミー領域10d1、下側に4行の垂直ダミー領域10d2が設けられている。
【0042】
本CCDセンサでは、垂直転送部が、画素部10の各画素において光電変換された信号電荷を読み出して垂直方向に水平転送部3へ転送する。水平転送部3は、垂直転送部から転送された信号電荷を水平方向へ順次転送し、電荷検出部4へ出力する。
【0043】
図1に示すように、水平転送部3は、1363列の水平有効ビット領域3aを有し、この水平有効ビット領域3aの電荷検出部4側に13列の水平ダミー領域3bと、電荷検出部4と反対側に1列の水平ダミー領域3cとを有する。
【0044】
図2に、本CCDセンサのゲート電極の構成例を示す。図2に示すように、本CCDセンサは、各画素に1つずつ、光電変換素子としてのフォトダイオード1が設けられている。また、フォトダイオード1には前記した垂直転送部(垂直転送部2)が接続されている。垂直転送部2は、V1〜V4の4相のゲートからなり、水平転送部3は、H1〜H4の4相のゲートからなる。
【0045】
なお、図2では、簡略化のために、4行×4列分の画素に対応する構成のみを図示したが、実際のCCDセンサでは、垂直転送部2は、水平方向のフォトダイオード1の列数と同数設けられる。
【0046】
ここで、図3に、水平転送部3の構成を示す。なお、図3は、水平転送部3を電荷の転送方向に平行な面で切断した断面を表す。また、図3内に矢印で示した順転送の方向は、電荷検出部4側へ電荷を転送する方向であり、逆転送の方向は、電荷検出部4とは反対側へ電荷を転送する方向である。
【0047】
水平転送部3は、図3に示すように、P型ウェル41上に積層されたN型拡散層42を有する。このN型拡散層42が、水平転送部3の転送チャネルとなる。さらに、N型拡散層42内に、N型拡散層42よりも不純物濃度の低いN-型拡散層43が形成されており、N型拡散層42およびN-型拡散層43の上に、H1〜H4の4相の電極44が形成されている。N-型拡散層43上に形成された電極44がH1およびH3であり、N型拡散層42上に形成された電極44がH2およびH4である。
【0048】
また、順転送を行う際に水平転送部3のH1〜H4へ印加されるタイミングパルスを図4(a)に示し、逆転送を行う際に水平転送部3のH1〜H4へ印加されるタイミングパルスを図4(b)に示す。図4(a)に示すように、H1とH2とに同位相のパルスを印加すると共に、H3およびH4に、H1およびH2とは逆位相のパルスを印加することにより、順転送を実現できる。また、図4(b)に示すように、H1とH4とに同位相のパルスを印加すると共に、H2およびH3に、H1およびH4とは逆位相のパルスを印加することにより、逆転送を実現できる。
【0049】
次に、本CCDセンサの駆動方法について説明する。なお、ここでは、CCDセンサから得られた撮像信号をNTSCモードのモニタで表示するものとして、説明を行う。本CCDセンサにおいて、画素部10から信号読み出しを行う手順は次のとおりである。
【0050】
まず、垂直転送部2のV1に高電圧(約15V)の読み出しパルスを印加することにより、フォトダイオード1から垂直転送部2へ電荷を読み出す。次に、垂直転送部2に、前記読み出しパルスよりも低電圧の垂直転送部駆動パルス(V1〜V4)を入力することにより、各水平走査期間に、画素部10における1行分のフォトダイオード1の電荷を同時に水平転送部3へ転送する。そして、水平転送部3に約24.5MHzのクロックを印加することにより、水平転送部3へ転送された電荷を順転送方向へ転送し、電荷検出部4から信号を出力する。その際のフレームレートは約1/15秒となる。
【0051】
以下に、タイミングチャートを用いながらその詳細について説明する。
【0052】
図5および図6に、本CCDセンサの駆動タイミングチャートを示す。なお、図5は奇数フィールドのタイミングチャートであり、図6は偶数フィールドのタイミングチャートである。
【0053】
図5および図6において、HDは水平同期信号、VDは垂直同期信号である。また、末尾にHを付して図5および図6の最上段に示した数字は、NTSCモードにおける水平走査期間の番号を表す。また、V1〜V4は、垂直転送部2のV1〜V4のそれぞれに印加される信号の波形である。
【0054】
また、図7は、図5に示したタイミングチャートの一部拡大図であり、水平走査期間17H〜19Hにおいて水平転送部3のH1〜H4へ印加される信号波形と、垂直転送部2のV1〜V4へ印加される信号波形とを示す。
【0055】
同様に、図8は、図6に示したタイミングチャートの一部拡大図であり、水平走査期間279H〜281Hにおいて水平転送部3のH1〜H4へ印加される信号波形と、垂直転送部2のV1〜V4へ印加される信号波形とを示す。
【0056】
また、図9は、図5および図6に示したタイミングチャートの一部をさらに拡大した図であり、奇数番号の水平走査期間(例えば図5の水平走査期間21Hまたは図6の水平走査期間283H)において水平転送部3のH1〜H4へ印加される信号波形と、垂直転送部2のV1〜V4へ印加される信号波形と、CCD出力として電荷検出部4から出力される信号の波形とを示す。
【0057】
また、図10は、図5および図6に示したタイミングチャートの一部をさらに拡大した図であり、偶数番号の水平走査期間(例えば図5の水平走査期間22Hまたは図6の水平走査期間284H)において水平転送部3のH1〜H4へ印加される信号波形と、垂直転送部2のV1〜V4へ印加される信号波形と、CCD出力として電荷検出部4から出力される信号の波形とを示す。
【0058】
まず、奇数フィールドにおける駆動について説明する。図5および図7に示すように、水平走査期間18Hに垂直転送部2のV1へ読み出しパルスを印加することにより、全フォトダイオード1の電荷を垂直転送部2へ読み出した後、フォトダイオード1からの電荷読み出しの次の水平走査期間、すなわち水平走査期間19Hから、図7に示すように、垂直転送部2のV1〜V4へ、水平帰線消去期間内に4回ずつ垂直転送部駆動パルスを印加することにより、各水平走査期間に4行ずつ、水平転送部3へ向けて垂直方向に電荷を転送する。
【0059】
このとき、奇数番号の水平走査期間では、図9に示すように、各水平帰線消去期間内に垂直転送部2へ印加される前記した4回の垂直転送部駆動パルスのうちの、第2番目の垂直転送部駆動パルスと第3番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、水平転送部3のH1〜H4へ、図4(a)に示した順転送の水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3内の電荷が、電荷検出部4の方向へ1段転送される。
【0060】
これにより、水平転送部3内の各段で、第1番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第2番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第3番目の行における第(k−1)列の画素から読み出された電荷と、第4番目の行における第(k−1)列の画素から読み出された電荷とが混合されることとなる。
【0061】
混合された信号電荷は、水平有効期間に水平転送段3内を順次転送され、電荷検出部4より出力される。図9に示したCCD出力中の出力31は、図1に示したオプティカルブラック領域10cにおける電荷検出部4に遠い側の73列分のフォトダイオード1から読み出された73ビットの信号電荷であり、出力32は、水平転送部3の水平ダミー領域3cの1ビットの信号電荷である。また、出力33は、空転送のための2ビットである。
【0062】
さらに、出力34は、水平転送部3における電荷検出部4側の水平ダミー領域3bの13ビットであり、出力35は、オプティカルブラック領域10cにおける電荷検出部4側の2列分のフォトダイオード1から読み出された2ビットの信号電荷である。出力36は、トランジェント領域10cの8ビットと、有効画素領域10aの1280列分のフォトダイオード1から読み出された1280ビットとの合計1288ビット分の信号電荷である。
【0063】
このように、本CCDセンサからは、読み出しパルスが印加される水平走査期間18H以降のCCD出力として、画素部10における水平転送部3に近い側の画素から読み出された信号電荷が、4行分ずつ出力されることとなる。
【0064】
すなわち、水平走査期間19Hでは垂直ダミー領域10d2の4行分の信号電荷が出力され、水平走査期間20Hではオプティカルブラック領域10cの2行とトランジェント領域10bの2行との合計4行分が出力される。また、水平走査期間21Hにおいては、トランジェント領域10bにおける水平転送部3に近い側の2行と、有効画素領域10aにおける水平転送部3に近い側から数えて第1行および第2行との合計4行分の信号電荷が出力される。そして、水平走査期間22Hには、有効画素領域10aにおける水平転送部3に近い側から数えて第3行〜第6行の4行分の画素から読み出された信号電荷が出力され、水平走査期間23H以降は、第7行以降の画素の信号電荷が、各水平走査期間に4行分ずつ出力される。
【0065】
一方、偶数番号の水平走査期間では、図10に示すように、各水平帰線消去期間内に垂直転送部2へ印加される前記した4回の垂直転送部駆動パルスのうちの、第1番目の垂直転送部駆動パルスと第2番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、水平転送部3のH1〜H4へ、図4(b)に示した逆転送の水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3内の信号電荷が、電荷検出部4とは反対の方向へ1段転送される。
【0066】
さらに、前記4回の垂直転送部駆動パルスのうちの、第3番目の垂直転送部駆動パルスと第4番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、図4(a)に示した順転送の水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3内の信号電荷が、電荷検出部4の方向へ1段転送される。
【0067】
これにより、水平転送部3内の各段で、第1番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第2番目の行における第(k+1)列の画素から読み出された電荷と、第3番目の行における第(k+1)列の画素から読み出された電荷と、第4番目の行における第k列の画素から読み出された電荷とが混合されることとなる。混合された信号電荷は、水平有効期間に水平転送段3内を順次転送され、電荷検出部4より出力される。
【0068】
次に、偶数フィールドにおける駆動について説明する。図6および図8に示すように、水平走査期間280Hに垂直転送部2のV1へ読み出しパルスを印加することにより、全フォトダイオード1の電荷を垂直転送部2へ読み出した後、フォトダイオード1からの電荷読み出しの次の水平走査期間、すなわち水平走査期間281Hにおいて、図8に示すように、垂直転送部2のV1〜V4へ、水平帰線消去期間内に2回の垂直転送部駆動パルスを印加することにより、垂直転送部2から水平転送部3へ2行分の信号電荷を転送する。
【0069】
さらに次の水平走査期間、すなわち水平走査期間282H以降は、奇数フィールドの場合と同様に、各水平走査期間における水平帰線消去期間内に4回の垂直転送部駆動パルスを印加することにより、一水平走査期間に4行分ずつ、垂直転送部2から水平転送部3へ信号電荷を転送する。
【0070】
このとき、奇数フィールドの場合と同様に、奇数番号の水平走査期間では、図9に示すように、前記4回の垂直転送部駆動パルスのうちの、第2番目の垂直転送部駆動パルスと第3番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、水平転送部3のH1〜H4へ、図4(a)に示した順転送の水平転送部駆動パルスを印加することにより、水平転送部3内の電荷が、電荷検出部4の方向へ1段転送される。
【0071】
これにより、水平転送部3内の各段で、第1番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第2番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第3番目の行における第(k−1)列の画素から読み出された電荷と、第4番目の行における第(k−1)列の画素から読み出された電荷とが混合されることとなる。
【0072】
混合された信号電荷は、水平有効期間に水平転送段3内を順次転送され、電荷検出部4より出力される。図10に示したCCD出力中の出力51は、図1に示したオプティカルブラック領域10cにおける電荷検出部4に遠い側の73列分のフォトダイオード1から読み出された73ビットの信号電荷であり、出力52は、水平転送部3の水平ダミー領域3cの1ビットの信号電荷である。また、出力53は、空転送のための2ビットである。
【0073】
さらに、出力54は、水平転送部3における電荷検出部4側の水平ダミー領域3bの13ビットであり、出力55は、オプティカルブラック領域10cにおける電荷検出部4側の2列分のフォトダイオード1から読み出された2ビットの信号電荷である。出力56は、トランジェント領域10cの8ビットと、有効画素領域10aの1280列分のフォトダイオード1から読み出された1280ビットとの合計1288ビット分の信号電荷である。
【0074】
なお、読み出しパルスが印加される水平走査期間280Hの次の水平走査期間281Hにおいて、垂直ダミー領域10d2の2行分の信号電荷のみを出力し、水平走査期間282H以降は、各水平走査期間に4行分ずつの信号電荷を水平転送部3から電荷検出部4へ出力する。これにより、1水平走査期間に出力する4行の組み合わせが、奇数フィールドと偶数フィールドにおいて垂直方向に2行ずつずれることとなる。
【0075】
すなわち、水平走査期間282Hでは、垂直ダミー領域10d2の残りの2行と、オプティカルブラック領域10cの2行との合計4行分の信号電荷を出力し、水平走査期間283Hでは、トランジェント領域10bにおける水平転送部3に近い側の4行を出力する。そして、水平走査期間284Hは、有効画素領域10aにおける水平転送部3に近い側から数えて第1行〜第4行の4行分の信号電荷が出力され、水平走査期間285H以降は、第5行以降の信号電荷が、各水平走査期間に4行分ずつ出力される。
【0076】
また、偶数番号の水平走査期間では、図10に示すように、前記4回の垂直転送部駆動パルスのうちの、第1番目の垂直転送部駆動パルスと第2番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、水平転送部3のH1〜H4へ、図4(b)に示した逆転送の水平転送部駆動パルスを印加し、第3番目の垂直転送部駆動パルスと第4番目の垂直転送部駆動パルスとの間に、図4(a)に示した順転送の水平転送部駆動パルスを印加する。
【0077】
これにより、水平転送部3内の各段で、第1番目の行における第k列の画素から読み出された電荷と、第2番目の行における第(k+1)列の画素から読み出された電荷と、第3番目の行における第(k+1)列の画素から読み出された電荷と、第4番目の行における第k列の画素から読み出された電荷とが混合されることとなる。混合された信号電荷は、水平有効期間に水平転送段3内を順次転送され、電荷検出部4より出力される。
【0078】
以上の動作を、奇数フィールドおよび偶数フィールド毎に繰り返すことにより、NTSCのリアルタイムビデオインタレース信号として、4画素混合された輝度信号を得ることができる。
【0079】
ここで、本固体撮像装置を用いたディジタルカメラの構成例について説明する。図11に示すように、本ディジタルカメラは、主として、本実施形態にかかる固体撮像装置としての撮像部21と、メイン処理部22と、ストロボ発光と調光を行うストロボ制御部23と、電源供給を行う電源部24と、液晶ディスプレイ(LCD)25とによって構成される。液晶ディスプレイ25は、モニタとして撮影したデータを確認するためや、ビューファインダとして用いられる。
【0080】
撮像部21の固体撮像素子21aは、図11では図示を省略したが、前述した画素部10と、垂直転送部2と、水平転送部3と、電荷検出部4とによって構成される。撮像部21は、さらに、固体撮像素子21aの画素部10へ光を導くために、レンズ21bと、アイリス21cと、アイリスドライバ21dとを備えている。アイリスドライバ21dがアイリス21cを駆動することにより、画素部10へ集光される光の量が調節される。
【0081】
撮像部21は、さらに、タイミングジェネレータ21eと、オシレータ(OSC)21fと、Vドライバ21gと、前処理IC21hと、EVR21iとを備えている。
【0082】
タイミングジェネレータ21bは、オシレータ21fから供給されるクロックに基づいて、固体撮像素子21aの駆動タイミングを図5〜図10に示したとおりに制御するための信号を生成する。Vドライバ21gは、タイミングジェネレータ21bが生成した信号を、固体撮像素子21aの駆動電圧に合わせて電圧変換する。前処理IC21hは、固体撮像素子21aからのセンサ出力に対し、CDSやAGC処理等の前処理を行って、メイン処理部22へ出力する。
【0083】
メイン処理部22は、撮像部21から受け取った信号を液晶ディスプレイ25に表示させるために、A/D変換器22aと、メモリコントローラ(カメラDSP)22bと、D−RAM22cと、FIFO22dと、RISC−UCOM22eと、リセットIC22fと、操作スイッチ22gと、EEPROM22hと、クロック22iと、映像出力回路22jと、RGBデコーダ液晶駆動回路22kと、バックライト回路22lと、レベルシフタ22mとを備えている。
【0084】
電源部24は、電源回路24aを備えており、撮像部21、メイン処理部22、ストロボ制御部23、および液晶ディスプレイ25へ電源を供給する。
【0085】
ストロボ制御部23は、ストロボ発光管23aと、ストロボ発光回路23bと、ストロボ充電回路23cとを備え、電源部24から供給される電圧をストロボ充電回路23cに蓄積し、ストロボ発光管23aを発光させることにより、被写体を照明する。また、ストロボ制御部23は、調光センサ23eおよび調光回路23dをさらに備え、ストロボの発光量を調節する。さらに、ストロボ制御部23は、セルフタイマーLED23fを備えていてもよい。
【0086】
また、本ディジタルカメラは、外部部品としてのCFカード26を利用して画像処理を行うことも可能である。また、撮影した映像を外部の装置へ出力するための映像端子27や、パソコン等とデータのやりとりを行うためのディジタル端子28や、外部の電源に接続するための電源端子等が設けられていてもよい。
【0087】
次に、カラー化について説明する。図12に、本固体撮像装置のCCDセンサに適用される補色フィルタの配列の例を示す。図12に示すように、補色フィルタは、イエロー(Ye)、マゼンダ(Mg)、シアン(Cy)、グリーン(G)の4色のフィルタを用いた2列×4行の基本配列を一単位とし、この基本配列を列方向および行方向に任意の個数だけ配置することにより構成される。
【0088】
図12に示した基本配列では、同図における左側を第1列とし、右側を第2列とすると、第1列が、同図における上から順に、マゼンダ(Mg)、イエロー(Ye)、グリーン(G)、シアン(Cy)の順に各色フィルタが配置され、第2列が、グリーン(G)、シアン(Cy)、マゼンダ(Mg)、イエロー(Ye)の順に各色フィルタが配置されている。なお、各色フィルタは、画素部10におけるフォトダイオード1に対し、1対1に対応するように配置される。
【0089】
ここで、本実施形態の固体撮像装置において、図12に示した補色フィルタを用いた場合の画素混合イメージを、図13に示す。なお、以下の説明では、図13に示した10行×6列の画素配列において、最下行を第1行と称し、最も左側の列を第1列と称する。
【0090】
偶数フィールドでは、図13に破線で結んで示すように、ある偶数番号の水平走査期間に、第1行〜第4行の画素の信号電荷が出力される。なお、このとき、第1行の第m列の画素の信号電荷と、第2行および第3行の第(m+1)列の画素の信号電荷と、第4行の第m列の画素の信号電荷とが混合される。これにより、CCD出力として、CyとMgの色成分を含む信号と、YeとGの色成分を含む信号とが、点順次に出力されることとなる。
【0091】
また、偶数フィールドにおいて、上記の偶数番号の水平走査期間に続く奇数番号の水平走査期間には、第5行〜第8行の画素の信号電荷が、第5行および第6行の第m列の画素の信号電荷と、第7行および第8行の第(m+1)列の画素の信号電荷とが混合されて、出力される。これにより、CCD出力として、CyとGの色成分を含む信号と、YeとMgの色成分を含む信号とが、点順次に出力されることとなる。
【0092】
一方、奇数フィールドでは、図13に実線で結んで示すように、ある偶数番号の水平走査期間に、前述した偶数フィールドの場合に対して垂直方向に2行だけずれた組み合わせで、各水平走査期間に4行ずつの信号電荷が出力される。
【0093】
すなわち、ある偶数番号の水平走査期間に、第3行〜第6行の画素の信号電荷が、第3行の第m列の画素の信号電荷と、第4行および第5行の第(m+1)列の画素の信号電荷と、第6行の第m列の画素の信号電荷とが混合された状態で出力される。これにより、CCD出力として、CyとMgの色成分を含む信号と、YeとGの色成分を含む信号とが、点順次に出力されることとなる。
【0094】
また、奇数フィールドにおいて、上記の偶数番号の水平走査期間に続く奇数番号の水平走査期間には、第7行〜第10行の画素の信号電荷が、第7行および第8行の第m列の画素の信号電荷と、第9行および第10行の第(m+1)列の画素の信号電荷とが混合されて出力される。これにより、CCD出力として、CyとGの色成分を含む信号と、YeとMgの色成分を含む信号とが、点順次に出力されることとなる。
【0095】
このように、本実施形態の固体撮像装置は、図12に示すような構成の補色フィルタを備えることにより、4画素混合された色差線順次のインタレースカラー信号を得ることができる。
【0096】
ここで、原色成分である赤、緑、青を、それぞれ、R、G、Bと表示すると、
Cy=B+G,
Ye=R+G,
Mg=R+B
と表される。
【0097】
従って、隣接画素の引き算処理を行うことにより、奇数番号の水平走査期間に出力される色差信号は、奇数フィールドおよび偶数フィールドの場合の両方共に、
となる。
【0098】
また、偶数番号の水平走査期間に出力される色差信号は、奇数フィールドおよび偶数フィールドの場合の両方共に、
となる。従って、(2R−G)と(2B−G)の2種類の色差信号を、1行おきに得ることができる。
【0099】
以上のように、本実施形態にかかる固体撮像装置によれば、画素間引き(画素を読み出さずに信号電荷を捨てること)を行うことなく、垂直方向の画素数をモニタの走査線数に適合させることができる。これにより、高画素の固体撮像装置で得られた撮像信号の感度および解像度を損なうことなく、モニタ出力用の撮像信号を得ることができる。
【0100】
また、この固体撮像装置とリアルタイムビデオ出力が可能なモニタとを用いてカメラを構成することにより、フィールドメモリ等を用いた複雑な画像処理を行うことなく、モニタの走査線数を上回る画素数を持った固体撮像装置の出力をそのままモニタに表示することが可能となる。これにより、感度およびS/Nを損なうことなく、リアルタイム動画のビデオインタレース画像を出力するカメラを提供できる。
【0101】
なお、固体撮像装置のCCDセンサの有効行数をj、モニタのフィールド表示線数をkとし、固体撮像装置において、各水平走査期間の水平帰線消去期間内にn回の垂直転送を行うとすると、
【0102】
【数5】
j/n≧k
が満足されればよい。
【0103】
なお、上記の説明は、本発明を限定するものではなく、発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述した本実施形態の固体撮像装置の駆動方法において、偶数フィールドの動作と奇数フィールドの動作とを互いに逆にしても構わない。同様に、各フィールドにおいて、偶数番号の水平走査期間の動作と奇数番号の水平走査期間の動作とを互いに逆にしてもよい。さらに、モニタモードも上述のNTSCモードに限定されず、種々のモードに適用可能である。また、カラーフィルタの構成も、図12に示した配列に限定する必要はなく、任意の色を任意に配列することができる。
【0104】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、画素間引きを行うことなく転送処理時間を短縮することにより、感度および解像度を低下させることなく良好な撮像信号を得ることができる固体撮像装置を提供することができる。また、この固体撮像装置を用いることにより、フィールドメモリ等による複雑な画像処理を必要とせずにリアルタイム動画の出力が可能なカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態にかかる固体撮像装置が備えるCCDセンサの概略構成を示す説明図
【図2】 前記CCDセンサが備える垂直転送部および水平転送部のゲート構造を示す説明図
【図3】 前記水平転送部の構成を電荷の転送方向と共に示す説明図
【図4】 前記水平転送部の4相電極H1〜H4のそれぞれに印加される信号の波形を示すものであり、(a)は図3に示した順転送方向へ電荷を転送する場合のタイミングチャート、(b)は逆転送方向へ電荷を転送する場合のタイミングチャート
【図5】 本実施形態にかかる固体撮像装置の駆動に関する信号であって、奇数フィールドに印加される各種信号の波形を示すタイミングチャート
【図6】 本固体撮像装置の駆動に関する信号であって、偶数フィールドに印加される各種信号の波形を示すタイミングチャート
【図7】 図5に示したタイミングチャートの一部を拡大して示すタイミングチャート
【図8】 図6に示したタイミングチャートの一部を拡大して示すタイミングチャート
【図9】 図5および図6に示したタイミングチャートの一部(奇数番号の水平走査期間)をさらに拡大して示すタイミングチャート
【図10】 図5および図6に示したタイミングチャートの一部(偶数番号の水平走査期間)をさらに拡大して示すタイミングチャート
【図11】 本発明の一実施形態にかかるディジタルスチルカメラの構成を示すブロック図
【図12】 本固体撮像装置をカラー化するために設けられる補色フィルタの構成を示す説明図
【図13】 本固体撮像装置において図12に示す補色フィルタを用いた場合の画素混合イメージを示す説明図
【図14】 従来の固体撮像装置のCCDセンサが備える垂直転送部および水平転送部のゲート構造を示す説明図
【図15】 前記従来の水平転送部の構成を電荷の転送方向と共に示す説明図
【図16】 前記従来の水平転送部の2相電極H1・H2のそれぞれに印加される信号の波形を示すタイミングチャート
【図17】 前記従来の固体撮像装置の駆動に関わる信号の波形を示すタイミングチャート
【図18】 前記従来の固体撮像装置のカラー化に用いられる補色フィルタの構成を示す説明図
【符号の説明】
1 フォトダイオード
2 垂直転送部
3 水平転送部
3a 水平有効ビット領域
3b・3c 水平ダミー領域
4 電荷検出部
10 画素部
10a 有効画素領域
10b トランジェント領域
10c オプティカルブラック領域
10d1・10d2 垂直ダミー領域
41 P型ウェル
42 N型拡散層
43 N-型拡散層
44 電極
Claims (10)
- 行列状に配列された複数の光電変換素子と、電荷読み出し信号に従って前記光電変換素子から読み出した電荷を垂直転送信号に従って垂直転送する垂直転送部と、垂直転送部から転送された電荷を水平転送信号に従って水平転送する水平転送部と、水平転送部から水平転送された電荷を信号電圧または信号電流に変換して出力する電荷検出部とを備えた固体撮像装置において、
nを4以上の自然数とし、少なくとも一の水平走査期間における水平帰線消去期間内にn回の垂直転送を行い、前記n回の垂直転送の合間に順方向および逆方向の水平転送の双方を少なくとも1回行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する信号制御部を備えたことを特徴とする固体撮像装置。 - 前記nが4であり、水平転送部に4相CCDを備えたことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
- 前記pが4であり、前記mが2であり、前記nが4であり、前記単位配列における第1列に、第1の色、第2の色、第3の色、および第4の色の色フィルタ要素が順次配列されると共に、第2列に、第3の色、第4の色、第1の色、および第2の色の色フィルタ要素が順次配列され、
前記信号制御部が、前記水平帰線消去期間における1回目の垂直転送と2回目の垂直転送との合間に順方向および逆方向の一方である第1の方向へ水平転送を行うと共に前記水平帰線消去期間における3回目の垂直転送と4回目の垂直転送との合間に順方向および逆方向の他方である第2の方向へ水平転送を行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する第1の制御動作と、前記水平帰線消去期間における2回目の垂直転送と3回目の垂直転送との合間に前記第1の方向へ水平転送を行うよう前記垂直転送信号および前記水平転送信号を制御する第2の制御動作とのいずれか一方を各水平走査期間に選択的に行うことを特徴とする請求項3記載の固体撮像装置。 - 前記信号制御部が前記第1の制御動作と第2の制御動作とを水平走査期間毎に交互に行うことを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
- 前記第1ないし第4の色が、シアン、マゼンダ、イエロー、およびグリーンの4色の組み合わせであることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
- 前記水平転送信号に同期して電荷検出部から連続して出力される信号の差を求める色差信号算出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6記載の固体撮像装置。
- 前記nを4とし、iを自然数とし、第(4i−3)行、第(4i−2)行、第(4i−1)行、および第4i行からなる第1の組み合わせと、第(4i−1)行、第4i行、第(4i+1)行、および第(4i+2)行からなる第2の組み合わせとを垂直走査期間毎に交互に垂直転送することを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
- 前記モニタ手段が、NTSCモードのリアルタイムビデオ出力手段であることを特徴とする請求項9記載のカメラ。
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