JP4377170B2 - ターゲット着脱装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、放射性同位元素を製造するためのターゲットを粒子加速器に着脱するためのターゲット着脱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
脳や心臓、癌などの精密検査における検査方法として、ポジトロン断層撮影法(PET;Positron Emission Tomography)の採用が進んでいる。このPET検査では、ポジトロン(陽電子)を放出する放射性同位元素で標識された検査用薬剤を、注射や吸入等により被験者の体内に導入する。体内に導入された検査用薬剤は、代謝されたり、特定の部位(例えば、腫瘍や病変箇所)に蓄積されたりする。この際に検査用薬剤に標識化された放射性同位元素から陽電子が放出され、これと周囲の電子とが結合して消滅する際に放射線が放出される。この放射線を検出してコンピュータで処理することにより、所定領域における撮影画像が得られる。
【0003】
PET検査の検査用薬剤に使用される放射性同位元素は、18F、15O、11C、13N等が用いられる。これらは、半減期が2〜110分と極めて短いため、病院内の検査室に近い場所にサイクロトロン等の粒子加速器を設置し、この粒子加速器からの加速粒子をターゲットに導き、ターゲット物質との核反応により放射性同位元素を製造する。そして、製造された放射性同位元素を所定の化合物に組み込んだり、その一部を置き換えたりして合成することで、検査用薬剤を製造している。
【0004】
このような放射性同位元素の製造において、ターゲットは、例えば特許文献1に開示されているように、固定具により粒子加速器の加速粒子が導出される導出部に固定される。これにより、粒子加速器の導出部からターゲット内に加速粒子が進入し、ターゲット物質と核反応を起して放射性同位元素が生成される。
【0005】
ターゲット物質を変更する場合は、導出部からターゲットを取り外し、新たなターゲットを導出部に取り付ける。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−105300号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術では、ターゲットの交換にその都度人手を掛けねばならず、手間及び時間が掛かって効率が悪いという問題があった。
【0008】
そこで、ターゲットの交換を自動化することを考えたが、自動化するに際して装置の大型化は可能な限り避けたい。
【0009】
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、ターゲット交換の効率化を図ることが可能な小型のターゲット着脱装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るターゲット着脱装置は、加速粒子の導出部にターゲットを着脱するための装置である。この装置は、(1)ターゲットを保持するためのN(Nは2以上の整数)個の保持部を有するターゲット保持部材と、(2)ターゲット保持部材の位置を変位させるための駆動装置と、を備える。そして、ターゲット保持部材のN個の保持部は第1の直線方向に並設されており、駆動装置は、ターゲット保持部材を第1の直線方向に変位させる第1駆動部と、ターゲット保持部材を第1の直線方向と交差する第2の方向に変位させる第2駆動部と、を有し、ターゲットは、ターゲット保持部材の第2の方向への変位によって、ターゲット保持部材に保持されたままの状態で導出部に対して進退し当該導出部に着脱されることを特徴とする。
【0011】
このターゲット着脱装置では、加速粒子の導出部に装着された一のターゲットを交換するとき、第2駆動部により第2の方向にターゲット保持部材を変位させて、当該導出部と当該一のターゲットとの装着を解除する。次に、第1駆動部によりターゲット保持部材を第1の直線方向に変位させ、加速粒子の導出部の前に所望のターゲットを配置する。そして、第2駆動部により第2の方向にターゲット保持部材を変位させて、当該導出部に当該一のターゲットを装着する。このように、駆動装置によりターゲットの交換を自動化することで、ターゲット交換の効率化が図られる。このとき、ターゲットを保持する保持部を第1の直線方向に並設し、第1駆動部によりターゲット保持部材を第1の直線方向に変位させると共に、第2駆動部により第1の直線方向と交差する第2の方向に変位させるように構成しているため、コンパクトな構成で複数のターゲットの交換が可能となる。
【0012】
本発明に係るターゲット着脱装置では、第1駆動部は、ターゲット保持部材を第1の直線方向に変位させるためのストロークの異なる(N−1)個の直線駆動機構を含むことを特徴としてもよい。このようにすれば、(N−1)個の直線駆動機構のストローク差を利用して、N個の保持部に保持されたN個のターゲットの第1の直線方向における位置決め及び変位が可能となる。
【0013】
本発明に係るターゲット着脱装置では、第1駆動部は、ターゲット保持部材に着脱可能に係合される係合部材と、係合部材を第1の直線方向に変位させる直線駆動機構と、を含むことを特徴としてもよい。このようにすれば、ターゲット保持部材に係合部材を係合させ、直線駆動機構により所定ストロークで係合部材を第1の直線方向に変位させることで、ターゲット保持部材が第1の直線方向に所定ストロークで変位される。次に、係合部材とターゲット保持部材との係合を解除し、直線駆動機構により係合部材を元の位置に戻す。そして、ターゲット保持部材に係合部材を再び係合させ、直線駆動機構により所定ストロークで係合部材を第1の直線方向に変位させることで、ターゲット保持部材が第1の直線方向に所定ストロークで再び変位される。このように、一の直線駆動機構と係合部材との組み合わせにより、第1駆動部の複雑化を招くことなく、ターゲット保持部材を所定ストローク毎に第1の直線方向に位置決め及び変位させて、多数のターゲットの交換を行うことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るターゲット着脱装置の構成を示す正面図である。図1に示すように、ターゲット着脱装置10は、ベースプレート12、ガイドプレート14、スライドプレート16、第1エアシリンダ18、第2エアシリンダ20、及び第3エアシリンダ22を備えている。
【0015】
ベースプレート12は、図2に示すように、外形が矩形をなし、一の角部が切り欠かれて、当該ターゲット着脱装置10をサイクロトロン100に取り付けるための取付部24とされている。ベースプレート12の上面には、その短手方向に、一対のガイドロッド26が平行に設けられている。そして、一対のガイドロッド26の間であって、ベースプレート12の前側面には、略L字型のブラケット28を介し、第1エアシリンダ(第2駆動部)18が取り付けられている。第1エアシリンダ18の駆動軸18aは、ガイドロッド26が延びる方向に進退可能である。この第1エアシリンダ18の駆動軸18aの進退方向を、便宜的にX方向(第2の方向)とする。またベースプレート12の上面には、X方向に所定間隔をおいて、一対のマイクロスイッチ30が設けられている。このマイクロスイッチ30は、後述するガイドプレート14のX方向の位置を検出するためのものである。
【0016】
ガイドプレート14は、図3に示すように、長円状の開口部を有する環状の部材であり、開口部の長軸方向に延びる上下枠体32,34と、短軸方向に延びる左右枠体とを有する。このガイドプレート14の開口部の長軸方向を、便宜的にY方向とする(第1の方向)。上下枠体32,34それぞれの中央部分は、前方に突き出して突出部36,38が設けられている。上枠体32の突出部36の下面には、Y方向に延びるガイド溝40が設けられている。また下枠体34の突出部38の上面には、上枠体32のガイド溝40に対応するように、Y方向に延びるガイド溝42が設けられている。後述するスライドプレート16は、これら一対のガイド溝40,42内に嵌め込まれて、Y方向にスライドされる。
【0017】
下枠体34の突出部38には、前面と後面とを貫通する一対の貫通孔44が設けられている。これら一対の貫通孔44の間隔は、ベースプレート12上の一対のガイドロッド26の間隔と等しい。また下枠体34の突出部38の前面であって一対の貫通孔44の間には、第1エアシリンダ18の駆動軸18aの先端部を連結するための凹部46が設けられている。
【0018】
このガイドプレート14の上面に、第2エアシリンダ(第1駆動部、直線駆動機構)20が設けられている。第2エアシリンダ20の駆動軸20aは、Y方向に進退可能である。第2エアシリンダ20のストロークは、後述するスライドプレート16の保持部48のピッチと同一であり、例えば70mmである。
【0019】
ガイドプレート14の下面には、図3及び図4に示すように、略L字型のブラケット50が設けられており、このブラケット50に、取付板52を介して第3エアシリンダ(第1駆動部、直線駆動機構)22が設けられている。第3エアシリンダ22の駆動軸22aは、Y方向に進退可能である。なお、第2エアシリンダ20の駆動軸20aと第3エアシリンダ22の駆動軸22aとは、同一方向に進退する。第3エアシリンダ22のストロークは、後述するスライドプレート16の保持部48のピッチの二倍の長さと同一であり、例えば140mmである。
【0020】
ガイドプレート14の下枠体34の突出部38の右側面には、検出ピン54が突設されている。この検出ピン54が、ベースプレート12上のマイクロスイッチ30に当接することで、ガイドプレート14のX方向の位置が検出される。
【0021】
またガイドプレート14の上枠体32の前面には、Y方向に延びるセンサ取付板56が取り付けられている。このセンサ取付板56の前面に、所定間隔を空けて3つのマイクロスイッチ58が設けられている。
【0022】
スライドプレート(ターゲット保持部材)16は、図5に示すように、正面視において矩形をなす。スライドプレート16は、ターゲット60を保持するための三つの円孔(保持部)48を有し、これら円孔48に略円筒状のターゲット60がそれぞれ嵌め込まれて保持される。三つの円孔48は、所定方向に並設されており、図6に示すように、スライドプレート16がガイドプレート14のガイド溝40,42に嵌め込まれたとき、その並び方向がY方向に沿う。
【0023】
スライドプレート16の左側縁部には、上方に延びる上突き当て片60と、下方に延びる下突き当て片62と、が設けられている。図6に示すように、スライドプレート16がガイドプレート14のガイド溝40,42に嵌め込まれたとき、下突き当て片62の側面に第3エアシリンダ22の先端が連結固定される。また、上突き当て片60の側面に、第2エアシリンダ20の先端が当接可能となる。なお、上突き当て片60と第2エアシリンダ20の先端部とは、連結固定されない。
【0024】
またスライドプレート16の左方前面には、アタッカー61が設けられている。図6に示すように、このアタッカー61がセンサ取付板56のマイクロスイッチ58に当接することで、スライドプレート16のY方向の位置が検出される。
【0025】
図6に示すように、スライドプレート16は、ガイドプレート14の突出部36,38に設けられたガイド溝40,42内に嵌め込まれ、第2及び第3エアシリンダ20,22によりY方向にスライドされる。そして、スライドプレート16が嵌め込まれたガイドプレート14が、図2に示すベースプレート12に取り付けられる。より詳細には、ガイドプレート14の下枠体34の突出部38に形成された一対の貫通孔44に、ベースプレート12上の一対のガイドロッド26が挿通され、凹部46に第1エアシリンダ18の駆動軸18aの先端部が連結固定される。これにより、ガイドプレート14は、第1エアシリンダ18の駆動軸18aを進退させることで、X方向に変位される。
【0026】
固定具64は、図7に示すように、サイクロトロン100の電磁石の固定ヨークの開口部102に取り付けられる取付ベース64と、調整プレート66とを有している。取付ベース64は、縦断面が略へ字型の部材であり、一の辺が固定ヨークの開口部102に固定される。調整プレート66は、外形が矩形の部材であり、表面にベースプレート12の取付部24が直交するように取り付けられる。そして、この調整プレート66が取付ベース64の他の辺にネジ止めされる。これにより、ターゲット着脱装置10が固定ヨークの開口部102に取り付けられる。
【0027】
次に、第1実施形態に係るターゲット着脱装置10の作用及び効果について説明する。
【0028】
図8に示すように、ターゲット60を保持するスライドプレート16が嵌め込まれたガイドプレート14は、第1エアシリンダ18の駆動軸18aが進退することで、X方向に変位及び位置決めされる。このとき、ガイドプレート14のX方向の位置は、検出ピン54がベースプレート12上に設けられたマイクロスイッチ30に当接することで検出される。
【0029】
また、図9に示すように、ターゲット60を保持するスライドプレート16は、第2及び第3エアシリンダ20,22の駆動軸20a,22aが進退することで、Y方向に変位及び位置決めされる。
【0030】
左側のターゲット60を加速粒子の導出部104に装着するときには、図9(a)に示すように、第2及び第3エアシリンダ20,22の双方について駆動軸20a,22aを縮退させる。真ん中のターゲット60を加速粒子の導出部104に装着するときには、図9(b)に示すように、第2エアシリンダ20の駆動軸20aを最大ストロークで延伸させると共に、第3エアシリンダ22の駆動軸22aも延伸させる。なお、このときのスライドプレート16のY方向の位置決めは、第2エアシリンダ20の最大ストロークを専ら利用して行われる。右側のターゲット60を加速粒子の導出部104に装着するときには、図9(c)に示すように、第2及び第3エアシリンダ20,22の双方について駆動軸20a,22aを延伸させる。なお、このときのスライドプレート16のY方向の位置決めは、第3エアシリンダ22の最大ストロークを専ら利用して行われる。
【0031】
図9(c)に示すように、右側のターゲット60が加速粒子の導出部104に装着されている状態から、真ん中のターゲット60を加速粒子の導出部104に装着する場合は、第3エアシリンダ22の駆動軸22aを縮退させる。これにより、図9(b)に示すように、スライドプレート16の上突き当て片60が第2エアシリンダ20の駆動軸20aの先端部に当接されて、スライドプレート16の位置決めがなされる。そして、左側のターゲット60を加速粒子の導出部104に装着する場合は、図9(a)に示すように、第2及び第3エアシリンダ20,22の双方について駆動軸20a,22aを縮退させる。なお、スライドプレート16のY方向の位置は、図9に示すように、アタッカー61がガイドプレート14のセンサ取付板56に設けられたマイクロスイッチ58に当接することで検出される。
【0032】
図10は、ターゲット60がサイクロトロン100の加速粒子の導出部104に装着されている様子を示す断面図である。この状態では、スライドプレート16が嵌め込まれたガイドプレート14が第1エアシリンダ18の駆動軸18aに押されることで、ターゲット60が導出部104に装着されている。この状態で、導出部104から陽子或いは重陽子などの加速粒子がターゲット60内に導入されることで、ターゲット物質と核反応を起し、放射性同位元素が生成される。
【0033】
ターゲット60を交換するときには、図11に示すように、第1エアシリンダ18の駆動軸18aを縮退させ、導出部104に対するターゲット60の装着を解除する。そして、図9に示すように、所望のターゲット60を導出部104の前に配置した後、第1エアシリンダ18の駆動軸18aを延伸させることで、新たなターゲット60が導出部104に装着される。
【0034】
このように、本実施形態に係るターゲット着脱装置10では、第1〜第3エアシリンダ18,20,22の駆動力によりターゲット60の交換を自動化することで、ターゲット交換の効率化が図られる。このとき、ターゲット60を保持する円孔48をY方向に並設し、第2及び第3エアシリンダ20,22によりスライドプレート16をY方向に変位させると共に、第1エアシリンダ18によりY方向と直交するX方向にガイドプレート14を変位させるように構成しているため、コンパクトな構成で複数のターゲット60の交換が可能となる。なお、複数のターゲットを、円板の円周方向に設けた複数の円孔に保持させ、これを回転させることによりターゲットの交換を行う手法も考えられるが、このような回転を利用したターゲットの交換では、ターゲットの数が増えるほど円板の半径が大きくなり、装置の著しい大型化を招くおそれがある。これに対し、本実施形態に係るターゲット着脱装置10のように、スライドプレート16の直線方向のスライドを利用したターゲット60の交換によれば、回転方式のターゲット交換のように装置が大型化することなく、コンパクトなものとすることができる。
【0035】
また、本実施形態に係るターゲット着脱装置10は、スライドプレート16をY方向に変位させるために、ストロークの異なる第2及び第3エアシリンダ20,22を備えているため、第2及び第3エアシリンダ20,22のストローク差を利用して、3個の円孔48に保持された3個のターゲット60を、Y方向に正確に位置決めし、変位させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、上記した第1実施形態に係るターゲット着脱装置と同一の要素には同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
【0036】
図12は、第2実施形態に係るターゲット着脱装置110の構成を示す斜視図である。図12に示すように、ターゲット着脱装置110は、ベースプレート112、第1スライドプレート114、第2スライドプレート116、第1エアシリンダ118、第2エアシリンダ120、及び第3エアシリンダ122を備えている。
【0037】
ベースプレート112は、図13に示すように、第1及び第2スライドプレート114,116を搭載するためのベースとなる部材である。ベースプレート112の上面には、所定方向に延びる一本のガイドレール124が設けられている。このガイドレール124の延伸方向を、便宜的にX方向(第2の方向)とする。ベースプレート112のX方向に沿って伸びる左側面には、後述する第1スライドプレート114のX方向の位置を検出するための検出ピン126が設けられている。ベースプレート112のX方向に直交する前側面には、後述する第1エアシリンダ118の駆動軸118aの先端部を連結固定するための凹部128が設けられている。このベースプレート112は、当該ターゲット着脱装置110をサイクロトロン100に取付固定するための固定板130に直交するように連結されている。
【0038】
第1スライドプレート114は、図14及び図15に示すように、平面視において矩形の外形を有する板状の部材である。第1スライドプレート114の上面には段差が設けられており、短手方向に高床部132と低床部134とに分けられている。低床部134の上面には、長手方向に沿って延びるガイドレール136が設けられている。このガイドレール136の延伸方向を、便宜的にY方向(第1の方向)とする。
【0039】
第1スライドプレート114のY方向に沿って延びる前側面には、ブラケット138を介して第1エアシリンダ(第2駆動部)118が取り付けられている。第1エアシリンダ118は、第1スライドプレート114に取り付けられたとき、駆動軸118aが当該第1スライドプレート114の下面より下方に位置し、Y方向と直交する方向に進退可能である。上床部132の上面には、第2エアシリンダ(第1駆動部、直線駆動機構)120が搭載されている。第2エアシリンダ120の駆動軸120aは、Y方向に進退可能である。
【0040】
また上床部132の上面には、第3エアシリンダ(第1駆動部、係合部材)122が搭載されている。第3エアシリンダ122の駆動軸122aは、Y方向と直交する方向に進退可能である。第3エアシリンダ122の駆動軸122aの尾端には、当該駆動軸122aのY方向と直交する方向の位置を検出するための検出部122bが設けられている。第3エアシリンダ122の上面には、Y方向と直交する方向に延びる取付板140が取り付けられている。この取付板140の下面には、一対のマイクロスイッチ142が所定間隔をおいて取り付けられている。従って、第3エアシリンダ122の駆動軸122aの尾端に設けられた検出部122bが、これら一対のマイクロスイッチ142のいずれかに当接することで、駆動軸122aのY方向と直交する方向の位置が検出される。
【0041】
また取付板140の前端は、上方に屈曲されている。そして、この屈曲された部分に、アタッカー144が取り付けられている。このアタッカー144が、後述する第2スライドプレート116に設けられるマイクロスイッチ146に当接することで、第2スライドプレート116のY方向の位置が検出される。
【0042】
第2エアシリンダ120の駆動軸120aの先端部は、第3エアシリンダ122に連結固定されている。上床部132の上面には、所定幅の凹部148が設けられており、この凹部148に当該所定幅の半分の幅の搭載板150が嵌め込まれている。搭載板150は、凹部148内をY方向にスライド可能であり、この搭載板150上に第3エアシリンダ122が搭載されている。従って、第3エアシリンダ122は、第2エアシリンダ120の駆動軸120aを進退させることで、Y方向に所定ストロークで変位する。なお、この所定ストロークは、後述する第2スライドプレート116のターゲット60を取り付けるための円孔152のピッチと同一に設定される。
【0043】
第1スライドプレート114の下面には、図15に示すように、断面コ字状のライナ154が取り付けられている。ライナ154の延伸方向は、Y方向と直交している。このライナ154が、ベースプレート112上のガイドレール124に嵌め合わされる。そして、第1エアシリンダ118の駆動軸118aの先端部が、ベースプレート112の凹部128に連結固定される。これにより、第1スライドプレート114は、第1エアシリンダ118の駆動軸118aを進退させることで、X方向にスライド可能となる。なお、第1スライドプレート114の下面には、図15に示すように、Y方向と直交する方向に所定間隔を置いて一対のマイクロスイッチ156が取り付けられている。従って、第1スライドプレート114がX方向にスライドするとき、ベースプレート112の検出ピン126が一対のマイクロスイッチ156のいずれかに当接することで、第1スライドプレート114のX方向の位置が検出される。
【0044】
第2スライドプレート(ターゲット保持部材)116は、図16に示すように、直方体状の基部116aと、基部116aに立設された保持板部116bとを有する。基部116aの下面には、長手方向に延びる断面コ字状のライナ158が取り付けられている。保持板部116bは、正面視において矩形をなす。保持板部116bは、ターゲット60を保持するための四つの円孔(保持部)152を有し、これら円孔152に略円筒状のターゲット60がそれぞれ嵌め込まれて保持される。四つの円孔152は、ライナ58の延伸方向に沿って並設されており、図12に示すように、第2スライドプレート116が第1スライドプレート114上のガイドレール136にライナ158を介して嵌め込まれたとき、その並び方向がY方向に沿う。
【0045】
第2スライドプレート116の基部116aの前面には、円孔152のピッチと同一ピッチで四つのマイクロスイッチ146が取り付けられている。このマイクロスイッチ146にアタッカー144が当接することで、第2スライドプレート116のY方向の位置が検出される。また、マイクロスイッチ146の下方には、それぞれ係合穴160が設けられている。係合穴160は、第3エアシリンダ122の駆動軸122aの径と略同一の大きさであり、この係合穴160に駆動軸122aが係合可能に構成されている。
【0046】
次に、第2実施形態に係るターゲット着脱装置110の作用及び効果について説明する。
【0047】
図17は、加速粒子の導出部104にターゲット60を着脱する様子を示す断面図である。第1エアシリンダ118の駆動軸118aは、X方向に進退可能である。第1エアシリンダ118の駆動軸118aが縮退しているときは、図17(a)に示すように、第1スライドプレート114はX方向に前進して、ターゲット60がサイクロトロン100の加速粒子の導出部104に装着される。このとき、ベースプレート112の左側面に設けられた検出ピン126が、第1スライドプレート114の下面に取り付けられた後方のマイクロスイッチ156に当接し、第1スライドプレート114が前進した位置にあることが検出される。すなわち、ターゲット60が導出部104に装着された状態にあることが検出される。この状態で、導出部104から陽子或いは重陽子などの加速粒子がターゲット60内に導入されることで、ターゲット物質と核反応を起し、放射性同位元素が生成される。
【0048】
第1エアシリンダ118の駆動軸118aが延伸しているときは、図17(b)に示すように、第1スライドプレート114はX方向に後退して、ターゲット60と導出部104との装着が解除される。このとき、ベースプレート112の左側面に設けられた検出ピン126が、第1スライドプレート114の下面に取り付けられた前方のマイクロスイッチ156に当接し、第1スライドプレート114が後退した位置にあることが検出される。すなわち、ターゲット60と導出部104との装着が解除された状態にあることが検出される。
【0049】
図18は、第2スライドプレート116と第3エアシリンダ122の駆動軸122aとの係合を説明するための図である。第3エアシリンダ122の駆動軸122aは、X方向に進退可能である。駆動軸122aが後退した位置にあるとき、図18(a)に示すように、第2スライドプレート116の係合穴160と駆動軸122aの先端部との係合は解除されている。このとき、駆動軸122aの尾端に設けられた検出部122bが、取付板140に取り付けられた後方のマイクロスイッチ142に当接し、係合穴160と駆動軸122aの先端部との係合が解除されていることが検出される。
【0050】
駆動軸122aが前進した位置にあるとき、図18(b)に示すように、第2スライドプレート116の係合穴160と駆動軸122aの先端部とが係合される。このとき、駆動軸122aの尾端に設けられた検出部122bが、取付板140に取り付けられた前方のマイクロスイッチ142に当接し、係合穴160と駆動軸122aの先端部とが係合されていることが検出される。
【0051】
図19は、第1スライドプレート114に対する第2スライドプレート116の変位を説明するための図である。第2エアシリンダ120の駆動軸120aは、Y方向に進退可能である。駆動軸120aが延伸しているとき、図19(a)に示すように、第3エアシリンダ122は駆動軸120aに押されて、凹部148内で右側に位置する。駆動軸120aが縮退しているとき、図19(b)に示すように、第3エアシリンダ122は駆動軸120aに引かれて、凹部148内で左側に位置する。従って、第3エアシリンダ122の駆動軸122aが第2スライドプレート116の係合穴160に係合された状態では、第2エアシリンダ120により第3エアシリンダ122がY方向に変位することで、第2スライドプレート116自体がガイドレール136にガイドされてY方向に変位される。
【0052】
図20は、第2及び第3エアシリンダ120,122によるターゲット60のY方向の位置決めの様子を説明するための模式図である。ここでは、左から2番目のターゲット60を3番目のターゲット60に交換するときを考える。このとき、2番目のターゲット60は、図20(a)に示すように、導出部104の手前に位置する。
【0053】
まず、図20(b)に示すように、第3エアシリンダ122の駆動軸122aを後退させて、第2スライドプレート116の係合穴160と駆動軸122aとの係合を解除する。次に、図20(c)に示すように、第2エアシリンダ120の駆動軸120aを延伸させて、第3エアシリンダ122をY方向に第2エアシリンダ120から遠ざかるように変位させる。次に、図20(d)に示すように、第3エアシリンダ122の駆動軸122aを前進させて、第2スライドプレート116の係合穴160と駆動軸122aとを係合させる。そして、図20(e)に示すように、第2エアシリンダ120の駆動軸120aを縮退させて、第3エアシリンダ122をY方向に第2エアシリンダ120に対して近づけるように変位させる。他のターゲット60についても、上記動作を繰り返すことで、Y方向の位置決め及び変位を行うことができる。
【0054】
このように、導出部104へターゲット60を着脱するためのX方向の位置決めは、第1エアシリンダ118により行い、導出部104に対するターゲットのY方向の位置決めは、導出部104へのターゲット60の装着を解除した状態で、第2及び第3エアシリンダ120,122により行う。これにより、複数のターゲット60の交換を自動的に効率よく行うことができる。
【0055】
このように、本実施形態に係るターゲット着脱装置110では、第1〜第3エアシリンダ118,120,122の駆動力によりターゲット60の交換を自動化することで、ターゲット交換の効率化が図られる。このとき、ターゲット60を保持する円孔152をY方向に並設し、第2及び第3エアシリンダ120,122により第2スライドプレート116をY方向に変位させると共に、第1エアシリンダ118によりX方向に第1スライドプレート114を変位させるように構成しているため、コンパクトな構成で複数のターゲット60の交換が可能となる。
【0056】
また、直線駆動機構としての第2エアシリンダ120と、係合部材としての第3エアシリンダ122との組み合わせにより、第2スライドプレート116を円孔152のピッチ(ターゲット60のピッチ)毎にY方向に正確に位置決めして変位させることができるため、ターゲット60の数が大幅に増えた場合でも、装置の複雑化を招くことなく、ターゲット60の交換を効率よく行うことが可能となる。
【0057】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、上記第1実施形態では、直線駆動機構として第2及び第3エアシリンダ20,22について説明し、また第2実施形態では、直線駆動機構として第2エアシリンダ120について説明したが、直線駆動機構はエアシリンダに限定されない。直線駆動機構としては、所定方向に部材を直線的に変位させるように駆動可能な機構ならば、ボールスクリュー機構、ラック・ピニオン機構なども利用可能である。
【0058】
また上記第1実施形態では、第2駆動部として第1エアシリンダ18について説明し、また第2実施形態では、第2駆動部として第1エアシリンダ118について説明したが、第2駆動部はエアシリンダに限定されない。
【0059】
また第2実施形態では、係合部材は第3エアシリンダ122を含み、駆動軸122aを第2スライドプレート116に設けられた係合穴160に嵌めこんで係合する構成としたが、この構成に限定されない。係合部材は、第2スライドプレート116に着脱可能に係合され、且つ直線駆動機構により、Y方向に変位可能な部材であればよい。
【0060】
また、上記した第1実施形態では、ターゲット60が3個の場合について説明し、第2実施形態では、ターゲット60が4個の場合について説明したが、ターゲット60の数を2個、或いは5個以上にすることも可能である。ただし、第1実施形態に係るターゲット着脱装置10では、ターゲット60の数をN個とすると、N個のエアシリンダが必要となる。これに対し、第2実施形態に係るターゲット着脱装置110では、ターゲット60の数に係わらず、3つのエアシリンダによりターゲット60の交換が可能であり、装置構成が簡略になる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ターゲット交換の効率化を図ることが可能な小型のターゲット着脱装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るターゲット着脱装置の構成を示す正面図である。
【図2】ベースプレートの構成を示す斜視図である。
【図3】ガイドプレートの構成を示す斜視図である。
【図4】ターゲット着脱装置の構成を示す底面図である。
【図5】スライドプレートの構成を示す斜視図である。
【図6】ガイドプレートにスライドプレートを嵌め合わせた状態を示す斜視図である。
【図7】ターゲット着脱装置の固定具による固定の様子を示す断面図である。
【図8】ガイドプレートがX方向に変位する様子を示す断面図である。
【図9】ガイドプレートがY方向に変位する様子を示す正面図である。
【図10】加速粒子の導出部にターゲットが装着されている様子を示す断面図である。
【図11】加速粒子の導出部からターゲットが離脱されている様子を示す断面図である。
【図12】第2実施形態に係るターゲット着脱装置の構成を示す斜視図である。
【図13】ベースプレートの構成を示す斜視図である。
【図14】第1スライドプレートを上面から見た斜視図である。
【図15】第1スライドプレートを下面から見た斜視図である。
【図16】第2スライドプレートの構成を示す斜視図である。
【図17】加速粒子の導出部にターゲットを着脱する様子を示す断面図である。
【図18】第2スライドプレートと第3エアシリンダの駆動軸との係合を説明するための図である。
【図19】第1スライドプレートに対する第2スライドプレートの変位を説明するための図である。
【図20】第2及び第3エアシリンダによるターゲットのY方向の位置決めの様子を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10,110…ターゲット着脱装置、16…スライドプレート、18,118…第1エアシリンダ、20,120…第2エアシリンダ、22,122…第3エアシリンダ、48,152…円孔、60…ターゲット、100…サイクロトロン、104…導出部、116…第2スライドプレート、160…係合穴。
Claims (3)
- 加速粒子の導出部にターゲットを着脱するためのターゲット着脱装置であって、
ターゲットを保持するためのN(Nは2以上の整数)個の保持部を有するターゲット保持部材と、
前記ターゲット保持部材の位置を変位させるための駆動装置と、を備え、
前記ターゲット保持部材の前記N個の保持部は第1の直線方向に並設されており、
前記駆動装置は、前記ターゲット保持部材を前記第1の直線方向に変位させる第1駆動部と、該ターゲット保持部材を該第1の直線方向と交差する第2の方向に変位させる第2駆動部と、を有し、
前記ターゲットは、
前記ターゲット保持部材の前記第2の方向への変位によって、前記ターゲット保持部材に保持されたままの状態で前記導出部に対して進退し当該導出部に着脱されることを特徴とするターゲット着脱装置。 - 前記第1駆動部は、前記ターゲット保持部材を前記第1の直線方向に変位させるためのストロークの異なる(N−1)個の直線駆動機構を含むことを特徴とする請求項1に記載のターゲット着脱装置。
- 前記第1駆動部は、
前記ターゲット保持部材に着脱可能に係合される係合部材と、
前記係合部材を前記第1の直線方向に変位させる直線駆動機構と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のターゲット着脱装置。
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