JP5434426B2 - 核医学診断装置およびそれに設けられるコリメータの製造方法 - Google Patents

核医学診断装置およびそれに設けられるコリメータの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、被検体Mから照射されるシングルフォトンを検出して、被検体M内の放射性薬剤の分布のイメージングを行う核医学診断装置およびそれに設けられるコリメータの製造方法に係り、特に、シングルフォトンの進行方向を選択するコリメータに関する。
医療機関には、放射性薬剤の分布をイメージングする核医学診断装置が配備されている。この様な核医学診断装置の具体的な構成について説明する。従来の核医学診断装置59は、図11に示すように、被検体Mを載置する天板60と、被検体Mを上下から挟むように設けられた2つの放射線検出器62と、放射線検出器62における放射線の検出面を覆うように設けられたコリメータ55とを備えている。
天板60に載置された被検体Mには、予め放射性薬剤が注射投与されており、この放射性薬剤の体内分布を観察すれば、体内の腫瘍を発見することができる。放射性薬剤はシングルフォトンを放射するので、放射線検出器62がこのシングルフォトンを検出して、放射性薬剤のイメージングが行われる。放射性薬剤としては、Tc−99m,Ga−67,Tl−201等を含むものが用いられる。
コリメータ55は、放射線の出射方向を知る目的で設けられている。すなわち、コリメータ55は、被検体Mから放射線検出器62に向かう放射線を選択的に遮蔽する。すなわち、コリメータ55は、放射線検出器62の検出面に垂直に近い角度で入射する放射線のみを透過させ、鋭い入射角度で以って検出面に入射しようとする放射線は、透過させない構成となっている。
コリメータ55が設けられている理由について簡単に説明する。図12に示すように放射線検出器62の検出面上のある点pに放射線が入射したとする。コリメータ55が設けられていない状態においては、図12(a)を参照すれば分かるように、検出した放射線はどこから発生したものであるか分からない。一方、コリメータ55を備えると、図12(b)を参照すれば分かるように、点pに入射した放射線は、コリメータ55を透過したものとなっている。図12(b)の点線の矢印が示す方向から点pに飛来しようとする放射線は、全てコリメータ55によって吸収さるのであるから、点pに入射した放射線は、実線の矢印方向から飛来してきたものであることが分かる。このように、コリメータ55は、進行方向が特定の方向である放射線のみを透過させる性質があるので、点pに入射した放射線がどの方向から飛来したものであるか分かるのである。
このコリメータ55の従来の構成について説明する。従来のコリメータは、図13に示すように、縦長の貫通孔が配列された構成となっている(具体的には、特許文献1参照)。この様なコリメータ55は、貫通孔の太さのピンを縦横に並べた型枠に溶解鉛を流し込んで成型することで製造される。
特開2006−119113号公報
しかしながら、従来構成の核医学診断装置には、次の様な問題点がある。
すなわち、従来の核医学診断装置においては、コリメータ55の製造コストは高いものとなってしまう。型枠にピンを配列するのには、多大な手間がかかる。また、流し込んだ鉛が固まった後、ピンの全てをコリメータ55から抜き取らなければならず、これも大変な作業である。この様に、従来のコリメータ55は、複雑な製造過程を経る必要があり、製造コストが高いものとなる。
また、コリメータ55は、融点の低い鉛が使用される。シングルフォトンを遮蔽するには、鉛よりもタングステンを用いたほうが良い。しかし、タングステンの融点は、非常に高いので、鉛をタングステンに置き換えて同様な製造過程でコリメータ55を製造することは不可能である。このように、従来の核医学診断装置では、十分にシングルフォトンを吸収できない鉛製のコリメータ55を使わざるを得ず、本来ならばコリメータ55に吸収されるべきシングルフォトンが放射線検出器62に入射してしまうので、放射性薬剤のイメージングをするときに、画像が乱れてしまう。
また、鉛は毒性の高い重金属であり、この様な金属は核医学診断装置に極力用いないほうが望ましい。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、より安価なコリメータを備え、より忠実に放射性薬剤のイメージングを行うことができる核医学診断装置、およびそれに備えられるコリメータの製造方法を提供することにある。
本発明は、上述のような問題を解決するために次の様は構成をとる。
すなわち、本発明に係る核医学診断装置は、検体から照射される放射線を検出する放射線検出手段と、放射線検出手段の放射線を入射させる入射面を覆うように設けられた特定の進行方向の放射線を透過させるコリメータを備え、コリメータは、第1方向に伸びた複数のコリメータ板と、第2方向に伸びた複数のセプタ板とを備え、コリメータ板は、セプタ板を嵌め込む穴を有するとともに第2方向に配列され、セプタ板は、コリメータ板の穴に挿通されるとともに第1方向に配列されることにより両板が格子状に配列されてコリメータが形成され、コリメータ板は、第2方向を厚み方向とした短冊状となっており、セプタ板は、第1方向を厚み方向とした短冊状の形状となっているとともに、コリメータ板の穴は、スリット状となっており、板状となっているセプタ板の片面をオモテ面、もう片面をウラ面としたとき、あるコリメータ板は、あるセプタ板のオモテ面に当接し、そのコリメータ板に隣接するコリメータ板は、そのセプタ板のウラ面に当接し、同様に、第2方向に配列されたコリメータ板の各々は、そのセプタ板のオモテ面とウラ面に交互に当接していることを特徴とするものである。
[作用・効果]本発明のコリメータは、第2方向に配列したコリメータ板と第1方向に配列したセプタ板が嵌め合わされて構成される。これにより、予め成型したコリメータ板、セプタ板を組み立てることによりコリメータが製造されるのである。したがって、従来のように溶解金属を型に流し込むことでコリメータを製造しなくてもよくなり、コリメータの材料をより自由に選択することができる。したがって、放射線の吸収能は高いが融点も高いため従来の方法では選択できなかった材料も本発明の構成ならば何ら障害なく使用することができる。しかも、その製造過程において、煩雑な工程を有しないので、コリメータを安価に提供することができる。
また、上述の構成によれば、コリメータ板には、セプタ板を挿通させるスリット状の穴が設けられているのである。この様にすることで、短冊状の部材であるセプタ板をコリメータ板に確実に導入させることができる。
そして、上述の構成によれば、コリメータ板とセプタ板とをより整然と配列させることができる。すなわち、第2方向に配列されたコリメータ板に配列順に番号を付したとき、奇数番のコリメータ板は、セプタ板にオモテ面から当接し、偶数番のコリメータ板は、セプタ板にウラ面から当接している。この様にコリメータ板の各々がセプタ板のオモテ面とウラ面に交互に当接していれば、コリメータ板のスリットの幅をセプタ板の厚みよりも幅広とすることができる。これにより、セプタ板をスムーズにコリメータ板に挿通させることができるのである。しかも、コリメータ板とセプタ板との当接方向を工夫することで、コリメータ板に対するセプタ板の位置が確実に定まり、コリメータ板とセプタ板とをより整然と配列させることができるのである。
また、上述の核医学診断装置において、コリメータ板の短手方向は、仮想的な焦点から照射される放射線の進行方向に沿うように傾斜されてセプタ板に嵌め合わされていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、コリメータ板が傾斜されていることを説明するものである。すなわち、シングルフォトンは、被検体の関心部位から放射状に照射される。したがって、被検体の関心部位から発した放射線を選択的に透過させるようコリメータを製造しようとする場合、コリメータ板の短手方向はコリメータの位置によって変更されたほうがよい。すなわち、コリメータ板の短手方向は、被検体の関心部位(仮想的な焦点)から照射される放射線の進行を邪魔しないように、この放射線の進行方向に沿うように傾斜されていれば、より、鮮明な断層画像を取得できる核医学診断装置が提供できるのである。
また、上述の核医学診断装置において、コリメータ板、およびセプタ板は、タングステンを主成分として構成されればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成によれば、コリメータはタングステン(またはその合金)で構成される。タングステンは、鉛と比べてシングルフォトンを効率よく吸収するので、コリメータに鉛を用いるときと比べ、取得される薬剤分布画像に画像の乱れは小さなものとなる。
また、本発明におけるコリメータの製造方法は、第1方向に伸びるとともに第2方向が厚み方向となっている短冊状であるとともに第1方向および第2方向のいずれにも直交する方向に縦長の複数のスリット穴が設けられているコリメータ板と、第2方向に伸びるとともに第1方向が厚み方向となっている短冊状のセプタ板とが格子状に配列されることにより特定の進行方向の放射線を透過するコリメータの製造方法において、コリメータ板を支持する第2方向に伸びた支持部材にコリメータ板を第1方向から挿通することで、コリメータ板を第2方向に配列させるコリメータ板挿通ステップと、コリメータ板の各々に設けられたスリット穴にセプタ板を第2方向から挿通することで、セプタ板を第1方向に配列させるセプタ板挿通ステップと、板状となっているセプタ板の片面をオモテ面、もう片面をウラ面としたとき、あるコリメータ板をあるセプタ板のオモテ面に当接させ、そのコリメータ板に隣接するコリメータ板をそのセプタ板のウラ面に当接させ、同様に、第2方向に配列されたコリメータ板の各々をそのセプタ板のオモテ面とウラ面に交互に当接させて枠体を構成するステップと、枠体に第1方向および第2方向のいずれにも直交する方向から支持板を接着剤を介して貼り合せる支持板張り合わせステップとを備えることを特徴とするものである。
上述の構成は、本発明に係るコリメータの製造方法を示すものである。上述のような構成とすれば、確実かつ容易に本発明のコリメータを製造することができる。
実施例1に係る核医学診断装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る放射線検出器の構成を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータ板、セプタ板の構成を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータの構成を説明する斜視図である。 実施例1に係るコリメータの構成を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータの構成を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータの製造方法を説明する斜視図である。 実施例1に係るコリメータの製造方法を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータの製造方法を説明する平面図である。 実施例1に係るコリメータの製造方法を説明する平面図である。 従来の核医学診断装置の構成を説明する模式図である。 従来の核医学診断装置の構成を説明する模式図である。 従来の核医学診断装置の構成を説明する斜視図である。
<核医学診断装置の構成>
以降、実施例1に係る核医学診断装置について図面を参照しながら説明する。実施例1におけるγ線は、本発明の放射線の一例である。図1は、実施例1に係る核医学診断装置9の具体的構成を示す機能ブロック図である。実施例1に係る核医学診断装置9は、被検体Mを載置させる天板10と、天板10の上部、下部の2箇所に設けられたγ線を検出する放射線検出器1と、放射線検出器1の放射線を検出する検出面を覆うように設けられたコリメータ5とを備えている。放射線検出器1は、本発明の放射線検出手段に相当する。
ガントリ6は、放射線検出器1およびコリメータ5を内部を覆うものであり、被検体M,および天板10をz方向(被検体Mの体軸方向)から導入させる開口を有している。ガントリ6には放射線検出器1を被検体の体軸周りに回転させる回転機構17が設けられており、これにより放射線検出器1はz軸に平行でガントリ6の開口の中心軸を回転軸として回転することができる。2つの放射線検出器1は、互いの相対位置を保った状態で被検体Mの体軸周りに回転することができる。回転制御部18は、回転機構17を制御するものである。
平面画像生成部11は、放射線検出器1の出力を基に被検体Mをある方向から観察したときの薬剤分布を示す平面画像Fを生成する。放射線検出器1は、診断中に回転されるのであるから、複数の平面画像Fが取得されることになる。再構成部12は、取得された複数の平面画像Fを既存のバックプロジェクション法を用いて、被検体Mを断層したときの放射性薬剤分布を示す断層画像Dを生成する。
天板移動機構15は、天板10を被検体Mの体軸方向に進退させるものであり、モータと動力伝達機構とにより構成される。天板移動機構15は、天板移動制御部16の制御に従い、天板10を移動させる。
表示部35は、断層画像を表示させるものであり、操作卓36は、術者による種々の指示を入力させる目的で設けられている。記憶部37は、各部11,12,16の演算結果や、制御に関するパラメータの一切を記憶するものである。完成した断層画像Dは記憶部37にて記憶されるとともに表示部35で表示される。
なお、核医学診断装置9は、各部を統括的に制御する主制御部41を備えている。この主制御部41は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することにより、各部11,12,16を実現している。なお、上述の各部はそれらを担当する制御装置に分割されて実現されてもよい。
放射線検出器1の構成について説明する。放射線検出器1は、図2に示すように、放射線を検出する放射線検出素子1aが2次元のマトリックス状に配列されて構成されている。放射線検出素子1aは、y方向、およびz方向に沿って2次元的に配列されている。
本発明の特徴的な構成であるコリメータ5について説明する。それに先立ち、コリメータ5を構成するコリメータ板5aとセプタ板5bについて説明する。コリメータ板5aは、図3(a)に示すように、z方向(本発明の第1方向に相当)を長手方向とし、z方向と直交するy方向(本発明の第2方向に相当)を厚み方向とし、これら2方向のいずれにも直交するx方向を短手方向とする短冊状の部材である。コリメータ板5aは、複数のスリット穴sが空けられている。このスリット穴sは、x方向に伸びた細長状の形状となっている。
セプタ板5bは、y方向を長手方向とし、z方向を厚み方向とし、x方向を短手方向とする短冊状である。セプタ板5bのx方向の幅は、スリット穴sの長手方向の幅よりも小さくなっている。
コリメータ板5a,およびセプタ板5bは、タングステン、またはタングステンを主成分とする合金で構成される。しかしながら、この構成は例示に過ぎず、これ以外の構成を採用することができる。すなわち、コリメータ板5a,およびセプタ板5bは、モリブデン、鉛、タンタル、モリブデンを主成分とする合金、鉛を主成分とする合金等、原子番号が大きくγ線の吸収能が高い物質で構成される。
コリメータ5は、図4に示すように、z方向に伸びるとともにy方向に配列されたコリメータ板5aと、y方向に伸びるとともにz方向に配列されたセプタ板5bが格子状に組み合わされて構成されている。すなわち、コリメータ板5aのスリット穴sの各々にセプタ板5bをy方向から挿通されることで、コリメータ板5aとセプタ板5bとが嵌めあわされてyz方向に広がるコリメータ5が構成されているのである。
コリメータ板5aは、500mm×30mm×0.2mmの短冊状である。また、セプタ板5bは、600mm×27mm×0.2mmの短冊状である。コリメータ板5aは、y方向に1mm〜2mmのピッチで配列され、セプタ板5bは、z方向に1mm〜2mmのピッチで配列されている。
図4に示すように、2枚の支持板5c,5dは、コリメータ板5a,およびセプタ板5bが嵌め合わされて構成される枠体をx方向から挟み込んでいる。この支持板5c,5dは、グラファイト、またはカーボンファイバーで構成されるγ線を通過させやすい素材で構成されており、支持板5c,5dと枠体とは接着剤で接着されている。支持板5c,5dは、物理的に強固とは言えない枠体を補強するとともに、コリメータ板5a,およびセプタ板5bを確実に一体化させる目的で設けられている。この支持板5c,5dのx方向の厚みは、0.5mm〜2mmである。
枠体をz方向から見ると図5(a)のようになる。これを見れば分かるように、枠体には、短手方向がx方向に倣ったコリメータ板5aと、短手方向がx方向から傾斜されたコリメータ板5aとが設けられている。コリメータ板5aの傾斜角度は、枠体の位置によって決定される。すなわち、枠体においてy方向の中央に存するコリメータ板5aは、傾斜しておらず、コリメータ板5aが設けられた位置がy方向の端部である程、コリメータ板5aの短手方向は、x方向から傾斜されている。
コリメータ板5aの各々を短手方向に延長したとすると、コリメータ板5aの各々は、コリメータ5からx方向に離間したある焦点で交わる構成となっている。この焦点は、検査中、被検体M内に存する位置に設定される。すなわち、コリメータ5における支持板5c側が、被検体Mに面する方の側であり、コリメータ5における支持板5d側が、放射線検出器1に面する方の側である。つまり、仮想上の焦点から照射されたγ線は、コリメータ板5aに吸収されずに透過する。コリメータ板5aの短手方向は、仮想上の焦点から照射されるγ線の進行方向に沿って傾斜されているからである。
一方、コリメータ5をy方向から見ると、図5(b)のようになっている。セプタ板5bの短手方向はx方向に沿っている。
次に、コリメータ5をx方向から見ると、図6のようになっている。コリメータ板5aの各々に設けられたスリット穴sのz方向の幅は、セプタ板5bのz方向の厚みよりも幅広となっている。これにより、セプタ板5bをコリメータ板5aに容易に挿通させることができる。なお、コリメータ板5aとセプタ板5bは、支持板5c,5dに接着されて一体となっているので、コリメータ板5a,セプタ板5bにこの様なクリアランスを設けても、両板5a,5bがグラつくことがない。セプタ板5bのz方向と直交する(xy平面に平行な)2面のうち、片側の一面をオモテ面Aとし、もう片面をウラ面Bとする。図6の場合、z方向の後段側がオモテ面Aであり、前段側がウラ面Bとなっている。
あるコリメータ板5a1は、セプタ板5b1〜5b4のオモテ面Aに当接する。そしてコリメータ板5a2は、コリメータ板5a1に隣接するものであり、これは、セプタ板5b1〜5b4のウラ面Bに当接する。この様に、y方向に配列したコリメータ板5aの各々は、セプタ板5b1〜5b4のオモテ面Aとウラ面Bとに交互に当接する。y方向に配列したコリメータ板5aを配列の順に番号を付与したとすると、奇数番のコリメータ板5aは、セプタ板5bのオモテ面Aから当接し、偶数番のコリメータ板5aは、セプタ板5bのウラ面Bから当接する。
この様な構成となっていることで、スリット穴sをセプタ板5b1〜5b4よりも幅広とした場合であっても、セプタ板5b1〜5b4は、y方向に配列したコリメータ板5aの各々に両面A,Bから交互に当接するので、セプタ板5bは、z方向にガタつくことができず、コリメータ板5aとセプタ板5bとの位置関係はより確実なものとなる。これにより両板5a,5bがより整然と配列されているコリメータ5が提供できる。
<核医学診断装置の動作>
次に、核医学診断装置9の動作について説明する。核医学診断装置9で薬剤分布を示す断層画像を取得するには、まず、被検体Mに放射性薬剤が投与される。放射性薬剤が被検体M内に十分に行き渡ったあと、被検体Mは天板10に載置される。術者は、操作卓36を通じて、天板10に載置された被検体Mをガントリの開口部に導入するように指示を与える。
術者が操作卓36を通じて断層画像の撮影の指示を行うと、被検体Mの上下に位置していた2つの放射線検出器1は、互いの位置関係を保った状態で被検体Mの体軸周りに回転し、その間に、被検体Mから放射されるシングルフォトンが放射線検出器1によって検出される。再構成部12は、放射線検出器1から出力された検出データを基に、被検体Mを裁断したときの薬剤の分布を示す断層画像Dを生成する。断層画像Dは、表示部35で表示されて検査は終了となる。
<コリメータの製造方法>
次に、実施例1の構成に係るコリメータ5の製造方法について説明する。コリメータ5の製造過程を説明するのに先立って、製造に用いられる組み立て台40について説明する。実施例1に係る組み立て台40は、図7に示すようにzy平面上に伸びた基板42と、基板42に固定されたy方向に伸びた固定支持枠43と、固定支持枠43と同様な形状をしている可動支持枠44とを備えている。また、組み立て台40は、コリメータ板5aをx方向から当接させるy方向に伸びた支台45と、コリメータ板5aをz方向から当接させるy方向に伸びたジグ46とを備えている。固定支持枠43,およびジグ46は、基板42に固定されている。固定支持枠43,可動支持枠44,支台45およびジグ46は、この順にz方向に配列されている。固定支持枠43,可動支持枠44,支台45およびジグ46は、全て基板42の表面上に置かれている。固定支持枠43は、本発明の支持部材に相当する。
固定支持枠43,可動支持枠44には、z方向に伸びた長孔が設けられており、両支持枠43,44は、z方向に伸びた長孔を有する角筒状となっている。この長孔の内壁のうちy方向に伸びる2面の各々で、コリメータ板5aのz方向に伸びた2辺の各々が支持されるのである。図7に示すように、長孔の内壁には、z方向に伸びたコリメータ板5aを挿通するガイド溝が彫り込まれいる。ガイド溝の伸びる方向は、両支持枠43,44の位置によって傾斜されている。すなわち、両支持枠43,44においてy方向の中央に存するガイド溝は、傾斜しておらず、両支持枠43,44においてガイド溝が設けられた位置がy方向の端部である程、ガイド溝の短手方向は、x方向から傾斜されている。このガイド溝の傾斜の様式は、図5(a)で説明したコリメータ板5aの傾斜の様式と同様となっている。
<コリメータ板挿通ステップS1>
コリメータ5を組み立てるには、まずコリメータ板5aを両支持枠43,44のガイド溝に導入させる。この時点で、コリメータ板5aの全てがz方向から両支持枠43,44のガイド溝の各々に挿通される。
<セプタ板挿通ステップS2>
次に、図8に示すように、コリメータ板5aの各々をy方向から串刺しにするようにセプタ板5bをコリメータ板5aのスリット穴sに挿通される。図8において、コリメータ板5aにおけるハッチングされたスリット穴sには既にセプタ板5bが挿通されている。図8の時点で、全てのセプタ板5bが挿通されるわけではなく、セプタ板5bが挿通されるのは、コリメータ板5aにおける両支持枠43,44に挟まれた領域についてのみである。
<支持板貼り合せステップS3>
次に、y方向に伸びた支持板5c1,5d1をコリメータ板5aとセプタ板5bが組み合わされている部分に載置する。コリメータ板5aとセプタ板5bは、支持板5c1,5d1によりx方向の両方向から挟み込まれる。支持板5c1,5d1のコリメータ板5aに当接する面には、硬化前の接着剤が塗布されている。この支持板5c1,5d1は、格子を部分的に覆うものであり、同様の支持板を5回に分けて格子に貼り付けることで、図4で説明したような両支持板5c,5dが形成されるのである。接着剤が固化した時点で、図9に示すように、可動支持枠44が固定支持枠43から遠ざかる方向(z方向)に移動される。
この様にして、セプタ板5bの挿入と、支持板の貼り合せと、可動支持枠44との移動を繰返すことで(図9参照)、コリメータ5が製造されるのである。コリメータ5におけるジグ46側の部分を製造する場合、支台45がy方向から引き抜かれる。
最後に、ジグ46について説明する。ジグ46のコリメータ板5aの当たり面には、図10に示すような溝が刻まれている。この溝はx方向に伸びており、コリメータ板5aを差し込ませることができる。y方向に配列されたコリメータ5aを配列された順番に番号を付与したとすると、奇数番のコリメータ板5aは、隣接する溝の中間に位置し、コリメータ板5aのジグ46に当接する一端は、溝に差し込まれていない。一方、偶数番のコリメータ板5aのジグ46に当接する一端は、溝に差し込まれている。このように奇数番と偶数番のコリメータ板5aのz方向の位置が異なれば、これに応じてスリット穴sの位置も異なる。こうして、y方向に配列したコリメータ板5aの各々は、セプタ板5bのオモテ面Aとウラ面Bとに交互に当接するのである。
以上のように、実施例1のコリメータ5は、y方向に配列したコリメータ板5aとz方向に配列したセプタ板5bが嵌め合わされて構成される。これにより、予め成型したコリメータ板5a,セプタ板5bを組み立てることによりコリメータ5が製造されるのである。したがって、従来のように溶解金属を型に流し込むことでコリメータ5を製造しなくてもよくなり、コリメータ5の材料をより自由に選択することができる。したがって、γ線の吸収能は高いが融点も高いため従来の方法では選択できなかった材料も実施例1の構成ならば何ら障害なく使用することができる。しかも、その製造過程において、煩雑な工程を有しないので、コリメータ5を安価に提供することができる。
また、上述の構成によれば、コリメータ板5aには、セプタ板5bを挿通させるスリット穴sが設けられている。この様にすることで、短冊状の部材であるセプタ板5bをコリメータ板5aに確実に導入させることができる。
そして、上述の構成は、コリメータ板5aが傾斜されている。すなわち、シングルフォトンは、被検体Mの関心部位から放射状に照射される。したがって、被検体Mの関心部位から発したγ線を選択的に透過させるようコリメータ5を製造しようとすれば、コリメータ板5aの短手方向は、被検体Mの関心部位(仮想的な焦点)から照射されるγ線の進行を邪魔しないように、この進行方向に沿うように傾斜されればよい。これにより、鮮明な断層画像を取得できる核医学診断装置9が提供できるのである。
また、上述の構成によれば、コリメータ板5aとセプタ板5bとをより整然と配列させることができる。すなわち、y方向に配列されたコリメータ板5aに配列順に番号を付したとき、奇数番のコリメータ板5aは、セプタ板5bにオモテ面Aから当接し、偶数番のコリメータ板5aは、セプタ板5bにウラ面Bから当接している。この様にy方向に配列したコリメータ板5aの各々がセプタ板5bのオモテ面Aとウラ面Bに交互に当接していれば、コリメータ板5aのスリット穴sのz方向の幅をセプタ板5bの厚みよりも幅広とすることができる。これにより、セプタ板5bをスムーズにコリメータ板5aに挿通させることができるのである。しかも、コリメータ板5aとセプタ板5bとの当接方向を上述のように工夫することで、コリメータ板5aに対するセプタ板5bの位置が確実に定まり、コリメータ板5aとセプタ板5bとをより整然と配列させることができるのである。
また、上述の構成によれば、コリメータ5はタングステン(またはその合金)で構成される。タングステンは、鉛と比べてシングルフォトンを効率よく吸収するので、コリメータ5に鉛を用いるときと比べ、取得される薬剤分布画像に画像の乱れは小さなものとなる。
この発明は、上述の実施例に限られず、下記のように変形実施視することができる。
(1)実施例1において、放射線検出器1が回転する構成となっていたが、放射線検出器1を回転させずに断層画像を生成する構成とすることもできる。
A オモテ面
B ウラ面
S スリット穴
S1 コリメータ板挿通ステップ
S2 セプタ板挿通ステップ
S3 支持板張り合わせステップ
1 放射線検出器(放射線検出手段)
1a 入射面
5 コリメータ
5a コリメータ板
5b セプタ板
43 固定支持枠(支持部材)

Claims (4)

  1. 被検体から照射される放射線を検出する放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段の放射線を入射させる入射面を覆うように設けられた特定の進行方向の放射線を透過させるコリメータを備え、
    前記コリメータは、第1方向に伸びた複数のコリメータ板と、第2方向に伸びた複数のセプタ板とを備え、
    前記コリメータ板は、前記セプタ板を嵌め込む穴を有するとともに前記第2方向に配列され、
    前記セプタ板は、前記コリメータ板の穴に挿通されるとともに前記第1方向に配列されることにより両板が格子状に配列されて前記コリメータが形成され
    前記コリメータ板は、前記第2方向を厚み方向とした短冊状となっており、前記セプタ板は、前記第1方向を厚み方向とした短冊状の形状となっているとともに、前記コリメータ板の穴は、スリット状となっており、
    板状となっている前記セプタ板の片面をオモテ面、もう片面をウラ面としたとき、
    あるコリメータ板は、あるセプタ板の前記オモテ面に当接し、
    そのコリメータ板に隣接するコリメータ板は、そのセプタ板の前記ウラ面に当接し、
    同様に、前記第2方向に配列されたコリメータ板の各々は、そのセプタ板の前記オモテ面と前記ウラ面に交互に当接していることを特徴とする核医学診断装置。
  2. 請求項に記載の核医学診断装置において、
    前記コリメータ板の短手方向は、仮想的な焦点から照射される放射線の進行方向に沿うように傾斜されて前記セプタ板に嵌め合わされていることを特徴とする核医学診断装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の核医学診断装置において、
    前記コリメータ板、およびセプタ板は、タングステンを主成分として構成されることを特徴とする核医学診断装置。
  4. 第1方向に伸びるとともに第2方向が厚み方向となっている短冊状であるとともに前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直交する方向に縦長の複数のスリット穴が設けられているコリメータ板と、前記第2方向に伸びるとともに前記第1方向が厚み方向となっている短冊状のセプタ板とが格子状に配列されることにより特定の進行方向の放射線を透過するコリメータの製造方法において、
    前記コリメータ板を支持する前記第2方向に伸びた支持部材に前記コリメータ板を前記第1方向から挿通することで、前記コリメータ板を前記第2方向に配列させるコリメータ板挿通ステップと、
    前記コリメータ板の各々に設けられた前記スリット穴に前記セプタ板を前記第2方向から挿通することで、前記セプタ板を前記第1方向に配列させるセプタ板挿通ステップと、
    板状となっている前記セプタ板の片面をオモテ面、もう片面をウラ面としたとき、あるコリメータ板をあるセプタ板の前記オモテ面に当接させ、そのコリメータ板に隣接するコリメータ板をそのセプタ板の前記ウラ面に当接させ、同様に、前記第2方向に配列されたコリメータ板の各々をそのセプタ板の前記オモテ面と前記ウラ面に交互に当接させて枠体を構成するステップと、
    前記枠体に前記第1方向および前記第2方向のいずれにも直交する方向から支持板を接着剤を介して貼り合せる支持板張り合わせステップとを備えることを特徴とするコリメータの製造方法。
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