JP4374259B2 - 床板の締結構造 - Google Patents

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本発明は、床板の締結構造に関し、特に、線ばね等の弾性押圧具を用いて弾性的に床板を締結する際において床板の浮き上がりを防止することができる床板の締結構造に関する。
一般に、鉄道軌道の分岐器は、図7に示すように、まくらぎ21上に床板22を固定し、床板22上に基本レール23を固定する一方、それに隣接して設けたトングレール24を床板22上で転てつ機(図示せず)によって左右に摺動させるという構造が採用されている。
ところで、近年、この分岐器においては、まくらぎとしてコンクリートまくらぎを使用することが提案されている。コンクリートまくらぎを使用する場合、まくらぎの所定箇所に予め埋め込み栓を埋設しておき、レールを締結するための床板をまくらぎに螺釘締結する方式が行われていたが、この場合、構成部品各部のゆるみや摩耗に起因してガタツキが生じ、鉄道車両に走行振動が起こることから、ガタツキを防止するとともに、コンクリートまくらぎに対する床板の位置を調整して軌間を調節することが必要となる場合がある。
一方、鉄道軌道におけるレールの締結装置としては、線ばね式のレール締結装置が知られている。これは、線ばね(例えば、パンドロールクリップ)の一端部を床板に固定するとともに、その線ばねをレールベース部に当接させて弾性力によってレールを床板に押圧締結するような構造である。部品点数の削減、あるいは締結作業性の向上の観点からは、レール締結に用いられている線ばねを床板の締結に利用することが考えられる。
そこで、線ばね式のレール締結方式を床板の締結装置に採用し、ガタツキの発生防止と軌間調節を可能とした床板締結構造が提案されている。その線ばねを利用した床板締結構造の一例を図6に示し、同図を参照しながら、従来の床板締結構造について説明する。
図6において、コンクリートまくらぎ1の床板受部2上にパッド3を介して床板4を載置し、床板受部2側方において線ばね係止用埋込金具5の一部をコンクリートまくらぎ1に埋め込んで固定するとともに、線ばね係止用埋込金具5には線ばね係止孔5aが穿設されている。床板4と線ばね係止用埋込金具5の間には床板押え部材6が配置され、床板押え部材6は側面が略L字状の形状を有している。線ばね7は、ばね鋼線を用いて形成されて平面視で略「の」字状であり、その一端部7aは線ばね係止用埋込金具5の線ばね係止孔5a内に挿入されて係止され、線ばね7の他端側はその弾性力に抗して変形された状態で線ばね係止用埋込金具5上面および床板押え部材6上面に当接し、線ばね7の弾性力により床板押え部材6を介して床板4はコンクリートまくらぎ1に対して弾性締結されている。この場合、線ばね係止用埋込金具5と床板押え部材6が互いに接する当接面Sをまくらぎ幅方向(図6(b)において、紙面に対して直角方向)に伸びる傾斜面に形成すれば、その傾斜面に沿って床板押え部材6をまくらぎ幅方向に摺動させることにより、軌間調節が可能となる。
このように、図6に示す床板締結構造によれば、線ばね7のばね力によって、ガタツキを発生させることなく床板4を弾性締結することが可能で、しかも、線ばね係止用埋込金具5と床板押え部材6の当接面をまくらぎ幅方向に伸びる傾斜面に形成することにより、軌間調節が可能となり、信頼性の高い床板締結構造を提供することができる。
しかしながら、図6に示す構造を有する床板締結装置を分岐器に採用した場合においても、図7に示すレール23、23には車輪25によって常に過大な横圧が負荷されるとともに、列車走行に伴う振動によって複雑な力が床板締結装置に作用するので、それらの外的圧力が長期にわたって床板締結装置に負荷されることにより、やがて、線ばね7が疲労破壊により折損し、脱落することがある。
そして、線ばね7による上方からの締め付け力がなくなると、床板押え部材6とともに床板4が浮き上がり、レール23が倒れたり、トングレール24の移動が困難になることがある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、長期間使用しても、あるいは予期せぬ力が作用しても、床板が浮き上がる事故を防止することができる床板の締結構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、床板締結装置と床板との間に床板押え部材を有し、該床板押え部材の少なくとも一部を収納保持して床板押え部材の自由な移動を妨げることができる凹部を上記床板締結装置に設け、該凹部に上記床板押え部材の反床板側の部分を収納保持する構造を採用したので、床板締結装置を長期間使用することにより、あるいは予期せぬ力が床板締結装置に作用した結果として床板締結装置の構成部品が破損しても、床板押え部材の少なくとも一部を収納保持して床板押え部材の自由な移動を妨げることができる凹部に床板押え部材の反床板側の部分が収納保持されているので、床板押え部材によって床板は上方から押さえ込まれたままの状態を維持し、床板が浮き上がる事故を防止することができる。
本発明の床板の締結構造によれば、長期間使用しても、あるいは予期せぬ力が作用しても、床板が浮き上がる事故を防止することができる。
すなわち、本発明の床板の締結構造は、まくらぎ上に床板締結装置を介して床板を締結し、該床板上にレール締結装置を介してレールを締結する方式の床板の締結構造であって、上記床板締結装置と床板との間に床板押え部材を有し、該床板押え部材の少なくとも一部を収納保持して床板押え部材の自由な移動を妨げることができる凹部を上記床板締結装置に設け、該凹部に上記床板押え部材の反床板側の部分を収納保持することを特徴としている。
床板を締結する方式としては、例えば、図6に示すような、線ばねによる弾性力を利用した弾性締結構造を採用することができる。
また、床板の締結には、一般に電気絶縁部材が必要であるから、電気絶縁部材に床板押え部材としての機能を持たせれば、部品点数が少なくて済む。
以下に、本発明の実施例を図面を参照しながら説明するが、本発明の技術的範囲を逸脱しない範囲において、適宜変更と修正が可能である。
図1(a)は本発明の床板の締結構造の一実施例の平面図、図1(b)は図1(a)のI−I矢視断面図である。図6と共通する構成部分には同じ参照番号を付して、説明を省略する。図6との相違は、本発明の線ばね係止用埋込金具8には、床板押え部材6の反床板側の部分を収納保持して床板押え部材6の自由な移動を妨げることができる凹部8bが形成されている点である。線ばね係止用埋込金具8の図1(b)に表れていない部分は、コンクリートまくらぎ1中に埋め込まれている。
図2(a)は床板押え部材6の一実施例の正面図、図2(b)は床板押え部材6の一実施例の平面図、図2(C)は図2(a)の左側面図である。
図3(a)は本発明の床板締結構造を採用した分岐器用床板の平面図(図3(b)に示すレールと車輪とレール締結装置は省略している)、図3(b)は図3(a)の側面図である。図3(b)において、9は基本レール、10はトングレール、11はレールブレスであり、レールブレス11の先端部を基本レール9の上腹部12に当接させ、レールブレス11のL字状湾曲部13を基本レール9のベース部14上面に当接させて、ボルト15を締め付けることにより基本レール9は床板16上に固定されている。17はパッド、18は車輪である。図3に示す実施例では、車輪18から受ける横圧によって床板16が浮き上がりやすい軌間内軌側、すなわち、図3において左側の線ばね係止用埋込金具8のみに、上記床板押え部材6の反床板側の部分を収納保持して床板押え部材6の自由な移動を妨げることができる凹部が設けられており、右側の線ばね係止用埋込金具5にはそのような凹部は設けられていない。必要に応じて右側の線ばね係止用埋込金具5にもそのような凹部を設けてもよい。
図4(a)は本発明の線ばね係止用埋込金具8の一実施例の平面図、図4(b)は図4(a)のB方向矢視側面図、図4(c)は図4(a)の正面図である。図4(b)に明らかなように、線ばね係止用埋込金具8には、床板押え部材6の一部を収納保持して床板押え部材6の自由な移動を妨げることができる凹部8bが形成されている。
図5(a)は従来の線ばね係止用埋込金具5の一実施例の平面図、図5(b)は図5(a)のC方向矢視側面図、図5(c)は図5(a)の正面図である。
図3(a)において、コンクリートまくらぎ1に床板16を締結するに際しては、コンクリートまくらぎ1の床板受部2上にパッド17および床板16を順次載置するとともに、線ばね係止用埋込金具5または8と床板16の間に床板押え部材6を配置し、線ばね係止用埋込金具5または8の線ばね係止孔5aまたは8aに線ばね7の一端部を挿入して係止保持するとともに、線ばね7の他端側をその弾性力に抗して変形させた状態で線ばね係止用埋込金具5または8上面および床板押え部材6上面に当接させ、線ばね7の弾性力により床板押え部材6を介して床板16はコンクリートまくらぎ1に対して弾性締結される。
そして、床板締結装置に対して継続的に付加される力により線ばね7が折損し、脱落しても、床板押え部材6の反床板側の部分は、一部をコンクリートまくらぎ1に埋め込まれた線ばね係止用埋込金具8の凹部8b(図4(b)参照)に収納保持されているので、線ばね7による上からの締め付け力がなくなっても、床板16は浮き上がることなく、床板押え部材6によって上方から押さえ込まれたままの状態を維持する。なお、折損した線ばね7は、定期的な点検作業で適宜取り換えることにより、最初の状態に復旧することができる。
図1(a)は本発明の床板の締結構造の一実施例の平面図、図1(b)は図1(a)のI−I矢視断面図である。 図2(a)は床板押え部材の一実施例の正面図、図2(b)は床板押え部材の一実施例の平面図、図2(C)は図2(a)の左側面図である。 図3(a)は本発明の床板締結構造を採用した分岐器用床板の平面図(図3(b)に示すレールと車輪とレール締結装置は省略している)、図3(b)は図3(a)の側面図である。 図4(a)は本発明の線ばね係止用埋込金具の一実施例の平面図、図4(b)は図4(a)のB方向矢視側面図、図4(c)は図4(a)の正面図である。 図5(a)は従来の線ばね係止用埋込金具の一実施例の平面図、図5(b)は図5(a)のC方向矢視側面図、図5(c)は図5(a)の正面図である。 図6(a)は従来の床板の締結構造の平面図、図6(b)は図6(a)のVI−VI矢視断面図である。 分岐器の一例の断面図である。
符号の説明
1 コンクリートまくらぎ
2 床板受部
3 パッド
4 床板
5 線ばね係止用埋込金具
5a 線ばね係止孔
6 床板押え部材
7 線ばね
8 線ばね係止用埋込金具
8a 線ばね係止孔
8b 凹部
9 基本レール
10 トングレール
11 レールブレス
12 上腹部
13 L字状湾曲部
14 レールベース部
15 ボルト
16 床板
17 パッド
18 車輪

Claims (1)

  1. まくらぎ上に床板締結装置を介して床板を締結し、該床板上にレール締結装置を介してレールを締結する方式の床板の締結構造であって、上記床板締結装置と床板との間に床板押え部材を有し、該床板押え部材の少なくとも一部を収納保持して床板押え部材の自由な移動を妨げることができる凹部を上記床板締結装置に設け、該凹部に上記床板押え部材の反床板側の部分を収納保持することを特徴とする床板の締結構造。
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