JP4374025B2 - 成形機 - Google Patents

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本発明は、成形機のエジェクト部材と金型側の金型エジェクトプレートとを連結固定してなるプルバック方式のエジェクト機構を採用した、射出成形機やダイカストマシン等の成形機に関するものである。
射出成形機等の成形機におけるエジェクト機構には、金型側に設けられた金型ダイプレートがリターンスプリングの力で後退完了位置に自己復帰するスプリングリターン方式のエジェクト機構と、成形機のエジェクト部材と金型側の金型エジェクトプレートとを連結固定したプルバック方式のエジェクト機構とがある。
図5は、スプリングリターン方式のエジェクト機構を示す図で、同図において、11は固定ダイプレート、12は固定ダイプレート11に搭載された固定側金型、13は、固定ダイプレート11と図示せぬ保持プレートとの間に架け渡されたタイバー、14は、タイバー13に挿通され、保持プレートに搭載された図示せぬ型開閉駆動源によって前後進駆動される可動ダイプレート、15は可動ダイプレート14に搭載された可動側金型、16は、可動側金型15内に前後進可能であるように配設された金型エジェクトプレート、17は、金型エジェクトプレート16と一体に可動するように該プレート16に植設され、その先端面で成形品を押し出すエジェクトピン、18は、金型エジェクトプレート16に後退方向の偏寄習性を付与するリターンスプリング、19は可動ダイプレート14に搭載されたエジェクト用電動サーボモータ(以下、EJ用サーボモータと記す)、20は、可動ダイプレート14に搭載され、EJ用サーボモータ19の回転を直線運動に変換するボールネジ機構、21は、可動ダイプレート14に前後進可能であるように搭載され、ボールネジ機構20によって前後進駆動されるマシン側エジェクトプレート、22は、マシン側エジェクトプレート21と一体に可動するように該プレート21に植設され、その先端面で金型エジェクトプレート16を押圧可能なエジェクトロッドである。
このスプリングリターン方式のエジェクト機構では、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際には、図5に示すように、エジェクトロッド21の先端面は金型エジェクトプレート16から所定量離間しており、このとき、金型エジェクトプレート16は、リターンピン18のバネ力で可動側金型15の受け面に当接したメカエンド位置をとっており、可動ダイプレートの移動、停止などによる慣性等により、金型エジェクトプレート16やエジェクトピン17が前進方向に移動する虞がないものとなっている。しかし、このスプリングリターン方式のエジェクト機構においては、リターンスプリング18を必要として機構が複雑となり、また、安全性のため、金型エジェクトプレート16が確実にメカエンドに戻ったかどうかを検知するためのリターン検知センサを、金型に設置することが必要となる。
これに対して、プルバック方式のエジェクト機構では、上記のリターンスプリングやリターン検知センサを必要としない。図3、図4は、プルバック方式のエジェクト機構の構成を示す図で、図3は、金型エジェクトプレートが後退限位置にある待機状態を示しており、図4は、金型エジェクトプレートが前進限位置にある突き出し完了状態を示している。なお、図3、図4において、図5と均等な構成要素には同一符号を付してある。図3、図4において、23は、マシン側エジェクトプレート21と金型エジェクトプレート16とを一体に連結固定する連結ロッドである。
このプルバック方式のエジェクト機構においては、マシン側エジェクトプレート21と金型エジェクトプレート16とが不可分一体であるため、エジェクト後退動作時には、EJ用サーボモータ19によってボールネジ機構20を介して、マシン側エジェクトプレート21と共に金型エジェクトプレート16を後退限位置まで後退駆動する必要がある。ところで、このようなプルバック方式のエジェクト機構では、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に当接したメカエンド位置をとった際に、これを金型エジェクトプレート16の後退限位置と規定することが通常行われている。これは、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に当接した状態で、エジェクトピン17の先端面が射出成形時の待機位置となるような(例えば、エジェクトピン17の先端面が可動側金型15のキャビティ形成面と面一になるような)設計を行っておけば、金型交換の際に、マシン側エジェクトプレート21と金型エジェクトプレート16との間に軸方向の取り付け寸法誤差が生じても、金型エジェクトプレート16を可動側金型15の受け面に当接させさえすれば、必ず、エジェクトピン17の先端面が可動側金型15のキャビティ形成面と面一になるからである。
ところで、プルバック方式のエジェクト機構において、上述したように、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に当接したメカエンド位置を、金型エジェクトプレート16の後退限位置に設定するようにした場合、この後退限位置を非常に正確に設定しないと、次のような問題を生じる。つまり、金型エジェクトプレート16の後退限位置を、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に当接するメカエンド位置よりも、僅かでもさらに後退方向に設定した場合には、EJ用サーボモータ19には後退方向への駆動指令が与えられ続けることになり、EJ用サーボモータ19が無理矢理に速度(あるいは位置)を出そうと、最大トルクに近い過大トルクを出し続けることにより、モータの過負荷による運転停止の虞が生じる。しかしながら、金型エジェクトプレート16の後退限位置を前記したメカエンド位置に正確に一致させることは、非常に困難である。何となれば、EJ用サーボモータ19に付設される回転量検出用のエンコーダの1パルスは、直線移動量に換算して1/数100〜1/1000mm程度の分解能をもつが、金型機構の熱膨張や、型締め時と型開き時との金型機構のたわみ変化などにより、成形運転前に設定した後退限位置と、成形運転時の実際のメカエンド位置との間には、回転量検出用のエンコーダの数10パルス分の差は容易に発生してしまうからである。
そこで、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際にはEJ用サーボモータ19をフリーにして(つまり、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置に到達したと見なされる時点以降は、EJ用サーボモータ19への通電を断つようにして)、モータに過負荷がかかることを防止することも考えられるが、このようにすると、金型エジェクトプレート16の位置決めが切られるので、型閉じ等の可動ダイプレート14の動作時に、可動ダイプレート14の移動、停止に伴う慣性等により、金型エジェクトプレート16やエジェクトピン17が前進方向に移動する虞が生じる。
なお、特開2000−343569号公報には、電動駆動式のプルバック方式のエジェクト機構をもつ射出成形機において、エジェクタピンの先端が金型の成形面内に収納される位置である収納位置Aまでは、エジェクタロッドを大きな後退トルクで駆動し、収納位置Aから、駆動側のメカエンド位置である後退限位置Bまでは、エジェクタロッドを小さな後退トルク(安全トルク)で駆動するようにした技術が開示されているが、この公開公報に記載された技術では、エジェクト系メカニズムの後退メカエンドにおいて、エジェクトピンの先端面の位置を金型の成形面と面一にさせる(エジェクトピンの先端面の位置を射出成形時の待機位置とする)構造をとっていないので、エジェクタロッドが小さなトルクで位置保持される状態では、エジェクトピンの先端面の位置を、金型の成形面と面一であるような射出成形時の待機位置とすることができず、このままでは型締め・成型時に支障を生じる。また、エジェクタロッドが後退限位置Bまで達すると、サーボモータを停止させるようになっているので、この場合には、慣性等によるエジェクタピンの位置ズレの虞がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、プルバック方式のエジェクト機構をもつ成形機において、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際に、EJ用サーボモータに過負荷をかけることなく、金型エジェクトプレートをメカエンド位置に確実に保持させることによって、金型エジェクトプレートに植設されたエジェクトピンの先端面を所期位置に維持できるようにすることにある。また、本発明の目的とするところは、エジェクト後退動作において、金型エジェクトプレートが金型に当接する際の衝撃を可及的に緩和できるようにすることにある。また、本発明の目的とするところは、エジェクト後退動作における数値設定が容易・確実なユーザフレンドリィな成形機とすることにある。
本発明は上記した目的を達成するために、本発明による代表的な1つの発明では、EJ用サーボモータ(エジェクト用電動サーボモータ)の駆動力により前後進駆動される成形機のエジェクト部材と、金型側の金型エジェクトプレートとを、連結固定した構成をとる成形機において、
エジェクト後退動作時には、前記エジェクト用電動サーボモータを、高トルクが出力可能な状態にして、まず、後退開始位置Bから、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置までは、高速の速度フィードバック制御により駆動して高速の後退動作を行わせ、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置から、前記金型エジェクトプレートが金型に当接するメカエンド位置Aに達する手前の前記一時停止位置Cまでは、減速停止用速度設定値の速度フィードバック制御により駆動して、前記一時停止位置Cにおいて後退動作を一時停止させ、停止後、低速の速度フィードバック制御によって再び後退動作を行わせて、前記金型エジェクトプレートが金型に当接した前記メカエンド位置Aに略達した時点以後は、前記エジェクト用電動サーボモータを低トルク制御に切り換え、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際には、前記金型エジェクトプレートが金型に当接した前記メカエンド位置Aを保つように、低トルク規制の低速フィードバック制御で前記エジェクト用電動サーボモータを駆動し続けることにより、前記金型エジェクトプレートを金型に押し付け保持するように、制御する手段を設け、
前記エジェクト用電動サーボモータを高トルク制御から低トルク制御に切り換えるタイミングは、前記金型エジェクトプレートが前記一時停止位置Cで後退動作を一時停止させた時点でスタートするタイマーがアップしたタイミングとされるように、構成される。
本発明によれば、プルバック方式のエジェクト機構をもつ成形機において、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際に、EJ用サーボモータに過負荷をかけることなく、金型エジェクトプレートをメカエンド位置に確実に保持させることによって、金型エジェクトプレートに植設されたエジェクトピンの先端面を所期位置に確実に保持することができる。また、エジェクト後退動作において、金型エジェクトプレートが金型に当接する際の衝撃を可及的に緩和することができる。また、エジェクト後退動作における数値設定が容易・確実なユーザフレンドリィな成形機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る射出成形機における、エジェクト駆動制御系の構成を示すブロックである。なお、本実施形態の射出成形機のエジェクト機構は、図3、図4に示したものと同一のプルバック方式のエジェクト機構を採用しており、その説明は重複を避けるため割愛する。
図1において、1は、エジェクト機構(エジェクト系メカニズム)の各種運転制御条件データを格納したエジェクト運転条件設定格納部、2は、上位コントローラからの指令にしたがって、エジェクト運転条件設定格納部1の設定データや、実測位置(実測速度)、実測トルクを参照しつつ、サーボドライバに指令値を出力するエジェクト運転制御部、3は、前記したEJ用サーボモータ19をフィードバック制御(ここでは速度フィードバック制御)するサーボドライバ、4は、EJ用サーボモータ19に付設された回転量検出用のエンコーダ、5は、EJ用サーボモータ19に付設されたトルク検出センサ(駆動電流値からトルク値を算出するセンサ)、6は、上位コントローラからの指令にしたがって、後述するエジェクト後退動作時の一時停止位置、および、一時後退停止した時点でスタートするタイマにセットするための時間、および、後述する後退押し付け制御するための後退完了目標位置を、エンコーダ4の出力を参照して自動算出し、これらの算出値を、図示せぬ入力手段を用いた操作者の操作入力を受けて、エジェクト運転条件設定格納部1に設定する位置/時間演算部である。
図2は、本実施形態のエジェクト駆動制御系によるエジェクト後退動作時の制御の様子を示す図であり、同図の横軸は位置を表し、同図の縦軸は速度およびトルクを表している。
図2において、Aは、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に当接したメカエンド位置(後退メカエンド位置)であり、このメカエンド位置Aにおいては、前述したように、金型エジェクトプレート16に植設されたエジェクトピン17の先端面が射出成形時の待機位置となるようになっている(ここでは、エジェクトピン17の先端面が可動側金型15のキャビティ形成面と面一になるようになっている)。このメカエンド位置Aは、成形運転前の手動操作による低トルクかつ低速の運転モードによって、金型エジェクトプレート16にメカエンド位置をとらせた際の、エンコーダ4の出力により絶対位置(もしくはある基準位置からの相対位置)を認知する位置/時間演算部6からの出力に基づいて、エジェクト運転条件設定格納部1に設定される。Bは、金型エジェクトプレート16(エジェクトピン17)の前進限位置たる後退開始位置であり、この後退開始位置Bは、例えばメカエンド位置Aからの全前進ストローク(=全後退ストローク)としての値を、操作者が入力することによって、エジェクト運転条件設定格納部1に設定される。Cは、後退動作時に金型エジェクトプレート16がメカエンド位置に達する手前で、金型エジェクトプレート16を一時停止させる一時停止位置であり、この一時停止位置Cは、上記のようにしてメカエンド位置Aを認知した位置/時間演算部6によって、メカエンド位置Aに達する手前の所定位置として、エジェクト運転条件設定格納部1に設定される(ここでは、金型エジェクトプレート16が金型に当接することがないことが保証される、メカエンド位置Aの近傍手前の値として、メカエンド位置Aの1.00mm手前の位置が設定されるようになっている)。Dは、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに達した後も、金型エジェクトプレート16を可動側金型15の受け面に押し付け保持するように制御するための後退完了目標位置で、この後退完了目標位置Dも、上記のようにしてメカエンド位置Aを認知した位置/時間演算部6によって、メカエンド位置Aをさらに後退方向に超えた所定位置として、エジェクト運転条件設定格納部1に設定される(ここでは、金型機構の熱膨張や、型締め時と型開き時との金型機構のたわみ変化などがあっても、必ず、後退押し付け動作することが保証される値として設定されるようになっている)。
図2に示すように、後退開始位置Bから一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前までは、エジェクト後退動作の大部分が高速に行われるように、高速の速度設定値V(例えば、速度60%〜100%)が設定され、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置から一時停止位置Cまでは、後退速度の減速カーブが一時停止位置Cにおいて0に収斂するように、速度0の速度設定値Vが設定され、一時停止位置Cから後退完了目標位置Dまでは、低速の速度設定値V(例えば、速度数%〜20%)が設定される。また、後退開始位置Bからメカエンド位置(後退メカエンド位置)Aまでは、速度フィードバック制御により設定速度に倣った実測速度が出せることが十分に保証できるように、高トルクのトルク規制値T(例えば、トルク80%〜100%)が設定され、金型エジェクトプレート16が一時停止した時点からスタートするタイマがアップした時点(このタイマがアップする時点は、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに達するタイミングと略一致するように、距離1.00mmや速度からVから位置/時間演算部6が算出する)以後は、低トルクのトルク規制値T(例えば、トルク20%〜40%)が設定される。なお、図2において、Vmは速度実測値、Tmはトルク実測値である。
本実施形態では、エジェクト後退動作の開始タイミングに至ると、上位コントローラからの指令を受けたエジェクト運転制御部2が、サーボドライバ3を介して、EJ用サーボモータ19を速度フィードバック制御によって後退方向に回転駆動を開始させる。これによって、後退開始位置Bからエジェクト後退動作が開始されて、金型エジェクトプレート16が後退急加速され、実測速度Vmが高速の速度設定値Vに達した後は、実測速度Vmが高速の速度設定値Vに倣うように速度フィードバック制御される。そして、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置に至ると、EJ用サーボモータ19は急減速されて、金型エジェクトプレート16は前記一時停止位置Cにおいて一旦停止される。この一時停止位置Cは、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに達することがないことが保証される位置となっているので、エジェクト後退動作の大部分を高速で行って、かつ急減速を行っても、金型エジェクトプレート16が可動側金型15の受け面に衝撃をもって突き当たることを完全に防止できるようになっている。
一時停止した後、EJ用サーボモータ19は、速度フィードバック制御によって再び後退方向に回転駆動を開始され、これによって、一時停止位置Cから低速の速度設定値Vに倣うようにEJ用サーボモータ19は駆動制御されて、金型エジェクトプレート16はメカエンド位置Aに至って、ソフトタッチで金型エジェクトプレート16は可動側金型15の受け面に当接する。なお、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに至るまでは、高トルクのトルク規制値Tが設定されているので、金型エジェクトプレート16はメカエンド位置Aに確実に移動することが保証される(ここでは、1.00mmの後退移動は確実に保証される)。
金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに略至った時点では、前記したタイマがアップして、低トルクのトルク規制値Tに切り換えられ、これによって、タイマがアップした以後は、EJ用サーボモータ19は、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aを保つように、低トルクのトルク規制値Tによる、低速の速度設定値Vの速度フィードバック制御が継続される。したがって、金型エジェクトプレート16がメカエンド位置Aに達した後は、低トルク規制の低速フィードバック制御のEJ用サーボモータ19の駆動力によって、金型エジェクトプレート16は可動側金型15の受け面に押し付け保持され、確実にメカエンド位置Aに位置決め保持されることとなる。このEJ用サーボモータ19による位置決め保持は、低トルク規制の低速フィードバック制御によってなされるので、EJ用サーボモータ19に過負荷をかける虞は一切なく、かつ、金型エジェクトプレート16はEJ用サーボモータ19の駆動力でメカエンド位置Aを維持されているので、可動ダイプレート14の移動、停止に伴う慣性等により、金型エジェクトプレート16やエジェクトピン17が前進方向に移動する虞はなく、エジェクトピン17の先端面の位置を金型の成形面と面一に保持することができる(エジェクトピン17の先端面の位置を射出成形時の待機位置に保持することができる)。
本発明の一実施形態に係る射出成形機における、エジェクト駆動制御系の構成を示すブロックである。 本発明の一実施形態に係る射出成形機における、エジェクト駆動制御系によるエジェクト後退動作時の制御の様子を示す説明図である。 本発明の一実施形態が適用されるプルバック方式のエジェクト機構の説明図である。 本発明の一実施形態が適用されるプルバック方式のエジェクト機構の説明図である。 スプリングリターン方式のエジェクト機構の説明図である。
符号の説明
1 エジェクト運転条件設定格納部
2 エジェクト運転制御部
3 サーボドライバ
4 エンコーダ
5 トルク検出センサ
6 位置/時間演算部
11 固定ダイプレート
12 固定側金型
13 タイバー
14 可動ダイプレート
15 可動側金型
16 金型エジェクトプレート
17 エジェクトピン
18 リターンスプリング
19 エジェクト用電動サーボモータ(EJ用サーボモータ)
20 ボールネジ機構
21 マシン側エジェクトプレート
22 エジェクトロッド
23 連結ロッド

Claims (2)

  1. エジェクト用電動サーボモータの駆動力により前後進駆動される成形機のエジェクト部材と、金型側の金型エジェクトプレートとを、連結固定した構成をとる成形機において、
    エジェクト後退動作時には、前記エジェクト用電動サーボモータを、高トルクが出力可能な状態にして、まず、後退開始位置Bから、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置までは、高速の速度フィードバック制御により駆動して高速の後退動作を行わせ、一時停止位置Cの所定距離Lcだけ手前の位置から、前記金型エジェクトプレートが金型に当接するメカエンド位置Aに達する手前の前記一時停止位置Cまでは、減速停止用速度設定値の速度フィードバック制御により駆動して、前記一時停止位置Cにおいて後退動作を一時停止させ、停止後、低速の速度フィードバック制御によって再び後退動作を行わせて、前記金型エジェクトプレートが金型に当接した前記メカエンド位置Aに略達した時点以後は、前記エジェクト用電動サーボモータを低トルク制御に切り換え、エジェクト系メカニズムが待機状態にある際には、前記金型エジェクトプレートが金型に当接した前記メカエンド位置Aを保つように、低トルク規制の低速フィードバック制御で前記エジェクト用電動サーボモータを駆動し続けることにより、前記金型エジェクトプレートを金型に押し付け保持するように、制御する手段を設け、
    前記エジェクト用電動サーボモータを高トルク制御から低トルク制御に切り換えるタイミングは、前記金型エジェクトプレートが前記一時停止位置Cで後退動作を一時停止させた時点でスタートするタイマーがアップしたタイミングとされることを特徴とする成形機。
  2. 請求項1に記載の成形機において、
    成形運転前の手動操作による低トルクかつ低速の運転モードによって、前記金型エジェクトプレートが金型に当接した前記メカエンド位置Aをとらせて、このメカエンド位置Aを基準にして、前記一時停止位置C、および、前記金型エジェクトプレートを金型に押し付け保持するように前記エジェクト用電動サーボモータを低トルク規制の低速フィードバック制御で駆動し続けるための後退完了目標位置Dを、自動算出して設定する手段を設けたことを特徴とする成形機。
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