JP4373845B2 - カメラシステム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドとそのカメラヘッドと、該カメラヘッドが着脱自在に装着され該カメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムに関する。
近年、撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、カメラヘッドが着脱自在に装着され、装着されたカメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムが検討され始めている。
このようなカメラシステムでは、カメラ本体にカメラヘッドが装着された際に、カメラ本体とカメラヘッドとの双方に備えられた接点が接触するようになっており、カメラ本体とカメラヘッドの間では、この接点を通じて電力供給や信号の送受信が行なわれている。
ところが、このようなカメラシステムでは、通信中にカメラ本体からカメラヘッドが取り外されてしまうと撮影データの記録エラーが発生するおそれがある。
そこで、カメラシステムの電源スイッチがオンの間は、カメラ本体からのカメラヘッドの取外しができないようにロック機構を動作させ、電源スイッチがオフされた後ロックを解除する提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−161995号公報
しかし、これでは、カメラ本体からカメラヘッドを取り外すためには、電源スイッチをわざわざオフしなければならず、カメラ本体からのカメラヘッドの取外しに時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、カメラヘッドの取外しに要する時間の短縮が図られたカメラシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のカメラシステムは、
撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、このカメラヘッドが着脱自在に装着されこのカメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいて、
上記カメラ本体に装着されたカメラヘッドの、このカメラ本体からの取外しの操作をこのカメラヘッドが取り外されるよりも前の段階で検出する取外し操作検出手段と、
上記カメラ本体とこのカメラ本体に装着されたカメラヘッドとの間で通信中であるか否かを検出する通信中検出手段と、
上記取外し操作検出手段により上記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて上記通信中検出手段に通信中であるか否かを問い合わせ、通信中の場合に通信の終了処理を行なわさせる通信終了処理手段と、
上記取外し操作検出手段により上記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて上記通信中検出手段に通信中であるか否かを問い合わせ、通信中である場合には上記通信終了処理手段による通信終了処理が終了するまでの間、このカメラヘッドの上記カメラ本体からの取外しを禁止するとともに、通信中でなかったとき、および通信中であったときは上記通信終了処理による通信の終了処理終了を待って、このカメラヘッドのこのカメラ本体からの取外しを許容するロック手段とを備えたことを特徴とする。
本発明のカメラシステムでは、カメラ本体に装着されているカメラヘッドに対する取り外し操作を検出し、その操作を検出した時にこれらカメラ本体とカメラヘッドの間で通信が行われている場合には、通信終了処理手段による通信の終了後に、また、通信が行われていなければ直ちにカメラヘッドのカメラ本体からのカメラヘッドの取外しが可能となる。つまり、従来においては、カメラ本体からカメラヘッドを取り外す際には、電源スイッチをオフしてから取り外す必要があったに対し、本発明のカメラシステムでは、電源スイッチをオフしなくても、カメラ本体からのカメラヘッドの取外し操作を検出した際に通信が行なわれていなければ直ちに取外しができる。また、仮に通信中であっても、その通信を積極的に終了させる措置がとられた上で取外しが可能となっている。したがって、本発明のカメラシステムによれば、カメラヘッドの取外しに要する時間を短縮することができる。
ここで、上記カメラ本体への上記カメラヘッドの装着の操作を検出する装着操作検出手段を備え、
上記ロック手段が、上記装着操作検出手段による装着操作の検出を受けてこのカメラヘッドをこのカメラ本体に固定するものであることが好ましい。
また、上記ロック手段が、機械的な動きにより上記カメラ本体と上記カメラヘッドとの間の取外しの許否を行なうロック機構を備え、さらに、上記ロック機構の動作を視認する視認手段を有するものであることも好ましい態様である。
ここで、上記取外し操作検出手段は、電源が遮断されている状態においても上記カメラヘッドの取外し操作を検出するものであり、電源が遮断されている状態において上記取外し操作検出手段により上記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて電源を投入するとともに、今回の電源投入が上記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを原因とする電源投入であったときは、上記ロック手段によりこのカメラヘッドのこのカメラ本体からの取外しが許容された後に、電源を再度遮断する電源制御部を備えることが好ましく、また、上記装着操作検出手段は、電源が遮断されている状態においても上記カメラ本体への上記カメラヘッドの装着の操作を検出するものであり、電源が遮断されている状態において上記装着操作検出手段により上記カメラヘッドの装着の操作が検出されたことを受けて電源を投入するとともに、今回の電源投入が上記カメラヘッドの装着の操作が検出されたことを原因とする電源投入であったときは、上記ロック手段によりこのカメラヘッドがこのカメラ本体に固定された後に、電源を再度遮断する電源制御部を備えることも好ましい態様である。
このようにすると、電源が遮断されているときであって、単に、カメラ本体に対するカメラヘッドの脱着を行うだけの場合に、電源を入れてこれら動作を行なった後に再び電源を遮断する手間が省けて便利である。
ここで、上記ロック手段は、アクチュエータと、このアクチュエータの駆動により、上記カメラヘッドを上記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、これらアクチュエータとロック機構との双方を上記カメラヘッドに備えたものでも、あるいは、これらアクチュエータとロック機構との双方を上記カメラ本体に備えたものであってもよい。
また、上記ロック手段は、アクチュエータと、このアクチュエータの駆動により、上記カメラヘッドを上記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、上記アクチュエータを上記カメラヘッドに備え、上記ロック機構を上記カメラ本体に備えたものでも、あるいは、上記アクチュエータを上記カメラ本体に備え、前記ロック機構を上記カメラヘッドに備えたものであってもよい。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のカメラシステムの一実施形態を示す図である。
図1に示す本実施形態のカメラシステム1は、カメラ本体1bと、カメラ本体に1bに対し着脱自在のカメラヘッド1aとを備えたものであり、撮像素子と撮影光学系が一体的になったカメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されると、そのカメラヘッド1aの情報がカメラ本体1bに伝達されて、そのカメラヘッド1aに備えられた撮影光学系で撮影を行なうことができるようになっている。
図1(a)には、カメラ本体1bからカメラヘッド1aが取り外された状態が示されている。
カメラ本体1bの筐体15bの前面中央には、多数の接点1011bを持つ本体側マウント部10bが配備されている。カメラヘッド1a側にも、図1(b)に示すように接点を有するヘッド側マウント部10aが配備されており、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着され、カメラヘッド1aおよびカメラ本体1bの双方の接点が互いに接触することで、これらは電気的に接続される。
図1(a)に示す本体側マウント部10bの上方にはAWBセンサ19bが配備され、そのAWBセンサ19bにより撮影時の光源種が検出される。この光源種とは、例えば太陽光であるか蛍光灯であるかといったようなものであり、この光源種がAWBセンサ19bにより検出され後述するデジタル信号処理部(図2参照)に適正な色温度が設定されて最適なホワイトバランスの調整が行なわれる。そのAWBセンサ19bの横には、閃光発光窓12bが配備されており、その閃光発光窓12bを通して閃光を発光する閃光発光装置がカメラ本体1b内に配備されている。さらにカメラ本体1bの筐体15bの上面にはレリーズ釦13bおよびモードダイヤル16bが配備されている。このモードダイヤル16bによって撮影モードと再生モードとが選択され、その撮影モードにあっては、さらに、静止画撮影モード、あるいは動画撮影モードの内のいずれかが選択可能となっている。
図1(b)には、カメラヘッド1aを、カメラヘッド1aがカメラ本体に装着される際に本体側マウント部10bに入り込む部分であるヘッド側マウント部10aから見た場合が示されている。
カメラヘッド1aの筐体15aの後端には、ヘッド側マウント部10aが形成されており、ヘッド側マウント部10aは、カメラ本体1bに信号を送信するための接点12a、爪11a、および、図1(a)に点線で示すアクチュエータ160aに備えられているシャフト161a(図3参照)がカメラ本体1bの本体側マウント部10bに設けられた穴1012bに進出するために備えられている穴13aで構成されている。尚、図1(a)の本体側マウント部10bの斜め上方に備えられている視認窓18bについての説明は後述する。
ここで、図2を参照してカメラヘッド1aとカメラ本体1bの内部の構成を説明する。
図2は、カメラヘッドおよびカメラ本体の電気系統の構成を示すブロック図である。
図2の上方側にはカメラヘッド1aの内部構成が、また図2の下方側にはカメラ本体1bの内部構成がそれぞれ示されている。
まず、図2の上側に示すカメラヘッド1a側の構成を説明する。
本実施形態のカメラシステム1を構成するカメラヘッド1aは、カメラ本体1bに装着されてカメラ本体1b側のバッテリBtから電力の供給を受けて動作するものであって、カメラヘッド1a側の電源制御部111aおよびDC/DCコンバータ112aはカメラ本体1b側の電源制御部140bおよびDC/DCコンバータ141bに制御されるものであるので、カメラヘッド1a側の電源制御部111aとDC/DCコンバータ112aの構成については、カメラ本体1b側の電源制御部140bとDC/DCコンバータ141bの構成を説明するときに併せて説明する。
カメラヘッド1aには、撮影光学系113aと撮像素子(ここではCCD固体撮像素子が用いられているので以下CCDという)114aとが備えられている。また、その撮影光学系113a内には、撮影レンズや絞りなどが配備されている。この撮影光学系113a内の撮影レンズで被写体をCCD114a上に結像させることで、CCD114aでは、画像データの生成が行なわれる。このCCD114aで生成された画像データは、アナログ信号処理部115aに入力されてノイズ低減の処理などを行なわれ、その後、A/D部116aでアナログ信号からデジタル信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号は、その後、高速シリアルドライバ150aに供給される。この高速シリアルドライバ150aにより駆動される高速シリアルバスによって、カメラ本体側にはデジタル信号に変換された画像信号が送信される。この高速シリアルバスを駆動する高速シリアルドライバ150bは、カメラ本体1b側にも配備されており、双方のドライバによって高速シリアルバスは駆動される。この高速シリアルバスを通ってカメラ本体1bに供給される画像信号の中には、撮影光学系内の撮影レンズが捉えた被写体をLCDパネル(図示せず)上に表示するためのスルー画用の画像信号(以下スルー画信号という)、静止画撮影モードが選択された場合の、レリーズ釦13bの操作により得られる静止画像を表す画像信号(以下静止画信号という)、および、動画モードが選択された場合の、レリーズ釦13bの操作により得られる動画を表す画像信号(以下動画信号という)の3通りの画像信号がある。これらの画像信号のうちのいずれかがカメラ本体1b側からの要求によって高速シリアルバスを通ってカメラ本体側に送信される。
一方、A/D部116aでデジタル信号に変換された画像信号は、積算回路16aにも供給されている。この積算回路16aはAF機能(以下AFという)およびAE機能(以下AEという)を果たすものであって、この積算回路16aによって、AE機能を働かせるための被写界輝度の測定やAF機能を働かせるための被写体距離の測定が行なわれている。その積算回路16aで測定された被写体距離や被写界輝度がデータバス192aを介して絞り/フォーカス/ズーム制御部17aに供給され、その絞り/フォーカス/ズーム制御部17aによって撮影光学系内の絞りの径、および、撮影光学系内のフォーカスレンズの位置が調節される。
これらCCD114a、アナログ信号処理部115a、A/D部116a、積算回路16aは、タイミングジェネレータ(以下TGという)18aからのタイミング信号に同期して動作しており、このTG18aの動作は、ヘッドCPU19aに制御されている。このヘッドCPU19aは、システムメモリ190a内に格納されているプログラムの手順にしたがってTG18aや絞り/フォーカス/ズーム制御部17aなどの制御を行なっており、そのシステムメモリ190a内には、他に、AEやAFの処理手順やシリアルバスでの通信に関する処理手順などを示すプログラムが格納されている。また、このプログラムの中には、モードダイヤル16b(図1参照)によって撮影モードが選択され、さらに静止画撮影モードが選択されたときに起動されるスルー画処理プログラムや静止画処理プログラム、また動画撮影モードが選択されたときに起動される動画処理プログラムなども格納されている。ヘッドCPU19aは、これらの処理手順にしたがって、積算回路16aの動作、TG18aの動作、不揮発性メモリ191aのリードライト動作、3線シリアルドライバ151aの動作、および高速シリアルドライバ150aの動作を制御している。
不揮発性メモリ191aには、カメラヘッド識別用のID情報と、カメラヘッド1aからカメラ本体1bに送る画像信号のカメラ本体1bでの信号処理に必要な信号処理情報とが不揮発的に記憶されており、カメラ本体1bからそれらの情報の送信の要求を表すコマンドが3線シリアルバスを経由して送信されてきたら、その不揮発性メモリ191a内のID情報のみが、もしくはID情報と信号処理情報との双方が3線シリアルバスを経由してカメラ本体1bに送信される。カメラ本体1b側にも、3線シリアルバスを駆動する3線シリアルドライバ151bが配備されており、双方のドライバで駆動される3線シリアルバスによってカメラ本体1bからカメラヘッド1aへ、あるいはカメラヘッド1aからカメラ本体1bへのコマンドの送受信が行なわれる。
カメラ本体1bの動作は、本体CPU110bにより統括的に制御されている。
このカメラ本体1b側にも、プログラムが格納されているシステムメモリ111bや、カメラヘッド1b側から送信されてきたID情報や信号処理情報を書き込み自在かつ不揮発的に記憶しておくための不揮発性メモリ112bが配備されている。尚、システムメモリ111bには、このカメラシステム1のメイン処理の手順を示すプログラムが記述されており、その中にはカメラヘッド1a側のヘッドCPU19aと連携してスルー画信号の処理を行なう場合の処理手順、静止画信号の処理を行なう場合の処理手順、および、動画信号の処理を行なう場合の処理手順でが記述されており、本体CPU110bは、このシステムメモリ111bに格納されているプログラムに従って、3線シリアスバスでのコマンドのやり取りや高速シリアルバスでの画像信号の受信などを制御している。
ここで、このカメラシステム1を用いた撮影動作ついて説明しながら、図2に示す構成について説明する。
図1に示すモードダイヤル16bにおいて、静止画撮影モードが選択されると、カメラ本体1b側からは、スルー画信号の送信の要求を表すコマンドが3線シリアルバスを通してカメラヘッド1aに送信される。カメラヘッド1a側のヘッドCPU19aでは、そのスルー画の送信の要求を受けて、スルー画信号を、高速シリアルドライバ150aによって駆動される高速シリアルバスを通してカメラ本体1bへ送信する。この高速シリアルバスを通ってカメラ本体1bに送信されてくるスルー画信号は、カメラ本体1bのデジタル信号処理部103bに供給され、このデジタル信号処理部103bで所定の処理が施されることでYC信号にされた後、フレームメモリ104bに記憶される。フレームメモリ104bに記憶されたYC信号は、LCD制御部105bに供給され、そのLCD制御部105bによってLCD1050bのパネル上にスルー画が表示される。
LCD1050bのパネル上にスルー画が表示された状態でレリーズ釦13b(図1参照)が押下されると、本体CPU110bおよびヘッドCPU19aとの双方に割り込み信号が供給されてスルー画の処理が中断される。この外部割込みにより、それぞれのシステムメモリ内に記述されている静止画処理プログラムが起動される。カメラヘッド1a側のヘッドCPU19aは、レリーズ釦13aが押されたときの割り込みタイミングでTG18aからCCD114aへ露光開始の信号を供給させてCCD114aに露光を開始させる。その後TG18aからCCD114aへ露光終了の信号を供給させてCCD114aに全画素データからなる静止画信号をアナログ信号処理115aへ出力させる。そのアナログ信号処理部115aに出力させた静止画信号が、アナログ信号処理部からA/D部116a、高速シリアルバスドライバ150aを経由して、カメラ本体1bのデジタル信号処理部103bに供給され、デジタル信号処理部103bでJPEG圧縮されたJPEGファイルがカードI/F106bを介して、メモリカードスロット107bに装填されたメモリカード108bに記憶される。
一方、モードダイヤル16bにより動画モードが選択された状態でレリーズ釦13bが押下されると、割り込みが発生して動画処理プログラムが起動され、動画信号が所定の時刻ごとに高速シリアルバスを通ってデジタル信号処理部103bに供給され、モーションJPEGあるいはMPEG圧縮が行なわれてメモリカード108bに記録される。
図2には、また、タイマ処理用のタイマ121bやカレンダ時計部122bなども示されており、例えば、LCD制御部105bにカレンダ時計部122bからカレンダデータが供給されると、LCD1050bのパネル上に被写体とともに時計やカレンダが表示される。さらに、カメラ本体1bは、USBコネクタ130bを有しており、そのUSBコネクタ130bを介してパーソナルコンピュータなどが接続されると、USBドライバU131bによりUSBが駆動されて画像信号がパーソナルコンピュータに転送される。また、図1に示した閃光発光窓12bから閃光を発光する閃光部123bと閃光制御部120bとからなる閃光発光装置やカメラ本体の背面側にあるスイッチ/LED132bなどが、I/O133bを介して本体CPU110bに制御されている。
ここで、図2に示すカメラ本体1bには、電源スイッチ14b、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの装着を検出するヘッド装着検出部170b、3線シリアルドライバと高速シリアルドライバそれぞれの通信状態をモニタする通信モニタ180b、および、装着されたカメラヘッド1aを自身に固定するロック機構190bが備えられており、このロック機構190bは、カメラヘッド1aに備えられたアクチュエータ160aによって動作するようになっている。
また、図2に示すカメラ本体1bには、ロック機構190bによる、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの固定を解除するために操作される取外しスイッチ17bが示されている。
図3は、カメラ本体の前面中央に備えられた本体側マウント部の分解斜視図である。
図3(a)には、左側から順に、カメラヘッド1aが装着される本体側マウント部10bを構成する、中心に貫通孔を有する第1円環板部材101b、中心の貫通孔の径は同じであるものの第1円還板部材101bよりも外径が小さい第2円還板部材102b、および、3つのピニオンギア103bが示されている。
第1円環板部材101bには、本体側マウント部10bに装着されるカメラヘッド1aに備えられている接点と接触する接点1011b、および、図1(a)に示すアクチュエータ160aに備えられているシャフト161aが挿通される孔1012bが備えられている。
第2円還板部材102bには、図3に示すように、内側には爪1021bが備えられており、周縁の一部にはギア1022bが備えられている。この爪1921bは、図1(b)に示すカメラヘッドロック機構を構成している。
カメラ本体1bの筐体15bの前面には、周縁の一部にギアが備えられた第2円還板部材102bを落とし込むための凹部152bが備えられている。
また、この凹部152bには、本体側マウント部10bを構成するピニオンギア103bを落とし込むための穴1521bが等間隔に3つ備えられている。これら3つのピニオンギア103bのうちの1つの中心には、図1(a)に点線で示すアクチュエータ160aに備えられているシャフト161bの先端が嵌入される穴1031bが設けられている。
第1円環板部材101bは、第2円還板部材102bを、第2円還板部材102bの周縁に備えられたギア1022bと、3つの穴1521bそれぞれに落とし込まれたピニオンギア103bが落とし込まれた3つのピニオンギア103bとが噛合するように凹部152bに嵌め込んだ上で筐体15bに取り付けられている。
図3(b)には、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着された状態で、矢印X方向にピ二オンギア周辺を透視したが示されており、図1(a)に点線で示すアクチュエータ160aに備えられているシャフト161aが、カメラ本体1bに装着されたカメラヘッド1aをカメラ本体1bに固定するために、3つの内の1つのピ二オンギア103bの中心に設けられた穴1031bに嵌め込まれている様子が示されている。尚、装着とは、カメラシステム1の使用者が、カメラヘッド1aの爪11aとカメラ本体側の爪1021bとの衝突を避けながら互い違いにカメラヘッド1aのヘッド側マウント部10aをカメラ本体1bの本体側マウント部10bに押し付けた状態をいう。図3(b)では、図示の煩雑さを避けるため、カメラヘッド1aの図示は、アクチュエータ160a、シャフト161a、および筐体15aを除き省略している。
このように、カメラヘッド1aのアクチュエータ160aに備えられているシャフト161aが、ピ二オンギア103bの中心に設けられた穴1031bに嵌め込まれると、このシャフト161aは所定量回転する。これに伴い、ピ二オンギア103bも回転し、ギア1022bが周縁部に備えられている、ピ二オンギア103bと噛合している第2円環板部材102bは所定量回動する。これにより、図3(a)に示す、カメラ本体1b側の爪1021bと、図1(b)に示すカメラヘッド1aの爪11aは係合し、カメラ本体1bに装着されたカメラヘッド1aはカメラ本体1bに固定される。尚、このカメラシステム1では、この固定がなされた状態で電源スイッチがオフされても、シャフト161aは、図3(b)に示すように突出した状態で、かつ回転しないようになっている。
図4は、図3に示す第2円環板部材を詳細に示す図である。
図4(a)には、第2円環板部材102bの正面図、右側面図、および上面図が示されており、この第2円環板部材102bの裏面右側には、直角に折れ曲がったアーム1023bが取り付けられている。
図4(b)には、図1(a)に示す視認窓18bを矢印Yの向きに透視した場合が示されている。
このカメラシステム1では、図1(a)に示すアクチュエータ160aの駆動により、シャフト161aが回転駆動されることで第2円環板部材102bが回転されて、カメラ本体1bに装着されているカメラヘッド1aがカメラ本体1bに固定される様子が、筐体15bに設けられた視認窓18bにより視認することができるようになっている。尚、視認窓18bは、防塵のためのアクリル板181bで覆われている。
図4(c)および図4(d)には、図4(a)に示す視認窓18bを正面から見た場合の様子が示されており、カメラ本体1bに装着されているカメラヘッド1aのカメラ本体1bへの固定は、第2円環板部材102bを、カメラ本体を正面から見た場合の、カメラ本体1bに対し右回転で所定量回動させることで行なわれていることから、図4(c)に示す状態が非固定状態を表し、図4(d)に示す状態が固定状態を表している。
図5は、第2円環板部材に備えられている爪の正面図および上面図である。
図5には、表側から裏側に斜めに、円環の内側に沿って備えられた爪1021bが示されている。
カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの固定は、第2円環板部材102bに備えられている爪1021bの裏側(図5でいう奥側)と、図1(b)に示すカメラヘッド1aに備えられている爪11aの表側(接点に向いた側)が係合することでなされる。
以下、上述したようにして、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに固定されているとして話を進める。
図6は、本実施形態のカメラシステムにおいて電源スイッチがオンされると起動されるルーチンのフローチャートである。
図6に示すステップS1では、取外しスイッチ17bが操作されたか否かが判定され、操作されたと判定されると、通信モニタ180bにおいて今現在、3線シリアルバスあるいは、高速シリアルバスによる通信が行われているかが判定される。その後、ステップS2において、今現在通信中であるか否かが判定され、今現在通信中ではないと判定されると、ステップS3に進み、固定解除を指示する信号が直ちにカメラヘッド1aに備えられたアクチュエータ160aに送信される。これは、アクチュエータ160aのシャフト161aを回転駆動させ、カメラ本体1bに対し、第2円環板部材1aを左回転の方向に回動させることでなされる。
一方、ステップS2において、通信モニタ180bにより通信中であると判定されると、ステップS4において、通信処理の早期終了の為のサブルーチン‘終了処理’起動される。
図7は、カメラ本体に備えられた通信モニタにより今現在通信中であると判定された場合に起動されるサブルーチンのフローチャートである。
このサブルーチン‘終了処理’は、積極的に今現在実行されている通信処理を終了させるためのものであり、カメラ本体1bのシステムメモリ111bに格納されている。
図7に示すステップS21では、今現在実行されている通信処理のプライオリティーのアップ指示が出され、これにより最優先でこの通信処理が実行されるようになる。その後、このサブルーチンを終了し、図6のステップS5に進む。ステップS5では、早期終了処理が図られた通信処理が終了したか否かが判定され、終了していないと判定されると、ステップS5に留まり、終了していると判定されるとステップS3に進む。
このカメラシステム1では、カメラヘッド1aが取り外されたままで電源がオンされている状態において、カメラヘッド1aが装着されたことがヘッド装着検出部170bによって検出されると、カメラ本体1bに装置されたカメラヘッド1aをカメラ本体1bに固定するようになっており、ステップS1において、取外しスイッチ17bが操作されていないと判定されると、ステップS6に進み、カメラヘッド1aの装着がなされたか否かが判定され、装着されたと判定されると、ステップS7に進み、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの固定がなされ、その後、ステップS1に戻る。尚、ステップS6において、カメラヘッド1aの装着がされていないと判定された場合にもステップS1に戻る。
さらに、このカメラシステム1では、電源スイッチ14bがオフされても、取外しスイッチ17bへの操作、あるいは、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの装着が検出されると、電源を投入し、検出に応じた処理を行なった後、電源を再度遮断するようになっている。
以下では、上記動作についての説明を行ないながら、カメラヘッド1a側の電源制御部111aとDC/DCコンバータ112aに電力を供給するカメラ本体1bの電源制御部140b周辺の構成を説明する。
電源スイッチ14bがオフされているときに、上述のような処理を行うために、このカメラシステム1には、上述の電源投入理由を本体CPU110bが認識できるようにラッチ部160bを設けられており、その投入理由に応じて電源制御部140bは、このラッチ部160bの内容を書き換えている。本体CPU110bは、ラッチ部160bの内容を、I/O部161bを介して読み取るが、この構成を、このカメラシステム1における電力供給の経路を示しながら説明する。
カメラ本体1bには、電力供給源であるバッテリBtが配備されており、そのバッテリBtからカメラ本体1b側の電源制御部140bを介してカメラ本体側1bのDC/DCコンバータ141bに電力が供給されるようになっている。DC/DCコンバータ141bに供給された電力は、本体CPU110bを初めとする各部に供給される。また、カメラヘッド1a側のDC/DCコンバータ112aにも、接点を介してバッテリーBtからの電力が供給される。
このカメラシステム1では、電源スイッチ14bがオンされると、その電源スイッチ14bがオンされたことを表す信号が電源制御部140bに供給される。電源スイッチ14bがオンされたことを表す信号が電源制御部140bに供給されると、電源制御部140bは、ラッチ部160bにそのことを記録する。
また、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに装着されたこと、および、取外しスイッチ17bが操作されてことを表す信号も、I/O161bなどを通じてカメラ本体1bの電源制御部140bに供給されるようになっており、電源制御部140bは、これら3つのイベントをそれぞれ区別してラッチ部160bに書き込む。
電源制御部140bは、電源スイッチ14bがオフされているときに、これら3つイベントによる信号が供給されてくると、本体CPU110bを起動させる。本体CPU110bは、起動と共にラッチ部160bを読みに行き、本体CPU110bに対する起動指示の原因を読み取り、原因に応じた処理を行い、その処理が終了すると、電源スイッチ14bがオンされた場合を除き、電源制御部140bに電源オフを指示する。
図8は、電源オフ時において、本体CPUによるラッチ部の内容の読み込みが行なわれる際に起動されるルーチンのフローチャートである。
図8に示すステップS11では、ヘッド装着検出部170bによる、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの装着が検出されているか否かの判定がなされ、ステップS1において検出されていると判定されると、ステップS12において、アクチュエータ160aに、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの固定の為の動作が指示される。その後、ステップS13において固定の確認が行なわれ、ステップS14において電源オフが指示されてこのルーチンを終了する。一方、ステップS11において、カメラ本体1bへのカメラヘッド1aの装着が検出されていないと判定されると、ステップS15に進み、取外しスイッチ17bへの操作がなされているか否かが判定され、ステップS15において、取外しスイッチ17bへの操作がなされていると判定されると、ステップS16に進み、アクチュエータ160aに、固定の解除のための動作が指示される。ステップS17では、固定解除の確認が指示され、ステップS18において、電源オフが指示されてこのルーチンを終了する。
ステップS15に進み、取外しスイッチ17bへの操作もなされていないと判定されると、ステップS19に進み、電源スイッチ14bがオンされたとして、各部の動作復帰の為の処理の実行が指示された後、このルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施形態のカメラシステム1では、電源スイッチ14bがオンされていて、カメラヘッド1aがカメラ本体1bに固定されている時に取外しスイッチ17bが操作されると、通信モニタ180bによって今現在通信中であることが検出された場合には、その通信を積極的に終了させた後にその固定を解除してカメラ本体1bからのカメラヘッド1aの取外しを許容し、通信中でなければ、直ちに固定の解除が行なわれる。したがって、このカメラシステム1によれば、従来においては、カメラヘッドのカメラ本体からの取外しの際には、ず電源スイッチをオフしてから取り外す必要があったに対し、カメラヘッドの取外しに要する時間を短縮することができる。
さらに、このカメラシステム1では、電源スイッチがオフされていても、カメラヘッドの脱着のみを行なう場合には、電源スイッチをオンさせる必要がなく便利である。
次に本発明のカメラシステムの第2実施形態について説明する。
図9は、第2実施形態の外観斜視図である。尚、図9に示されている部材で、図1に示されている部材と同じ種類の部材には、図1おいて付されている符号と同じ符号が付されている。
図9に示す第2実施形態と図1に示す第1実施形態との相違点は、第1実施形態ではカメラヘッド側に備えられたアクチュエータ160aが動作することで、カメラ本体側に備えられているロック機構がカメラ本体に装着されているカメラヘッドを固定しているのに対し、第2実施形態では、カメラ本体側に備えられたアクチュエータが動作することで、カメラヘッド側に備えられたロック機構がカメラ本体に装着されているカメラヘッドを固定している点のみであるので、以下、この点に絞って説明する。
図9には、本実施形態のカメラシステム2のカメラヘッド2aおよびカメラ本体2bとが示されており、カメラ本体2bの筐体前面には、カメラヘッド2aが装着される本体側マウント部20bが備えられている。本体側マウント部20bには、カメラ本体2bに備えられているアクチュエータ(不図示)のシャフトが進出してくる穴22bと、爪22bとが備えられており、カメラヘッド2aがカメラ本体2bに装着された後、アクチュエータに対し動作が指示されると、第1実施形態と同様に、カメラヘッド側に備えられているピニオンギアの中心に設けられている穴にシャフトの先が嵌入される。
また、図9に示すカメラヘッド2aには、第1実施形態の視認窓18bと同じ役目を担う視認窓24aが示されている。
図10は、図9に示すカメラヘッドのヘッド側マウント部の分解斜視図である。
図10(a)には、カメラヘッド2aの後端部分に備えられているヘッド側マウント部20aの構成が示されており、このヘッド側マウント部20aは、第3円環板部材201a、第4円環板部材202a、および、3つのピニオンギア203aで構成されている。3つのピニオンギア203aのうちの1つには、中心にアクチュエータのシャフトの先端を嵌入するための穴2031aが設けられている。
第3円環板部材201aには、接点2011a、および、カメラ本体のアクチュエータに備えられているシャフトが挿通される孔2012aが設けられている。
カメラヘッド2aの後端には、第4円環板部材202aを落とし込むための凹部21aやピニオンギアを嵌め込むための穴23aに形成されている。第4円環板部材202aについての説明や、この凹部21aへの第3円環板部材201a、第4円環板部材202a、およびピニオンギア203aの組み付けについての説明は、図3の説明と同じ説明となるので省略する。また、図10(a)には、カメラヘッド2aに、防塵用のアクリル板241aを有する視認窓24aが備えられている様子が示されている。
図10(b)には、第4円環板部材202aの正面図、下面図、および左側面図が示されており、この第4円環板部材202aには、図4(a)に示す第2円環板部材102bと同様に、途中が90°に折れ曲がったアーム2023aが取り付けられており、図10(a)に示すカメラヘッド2aの後端近傍には、第4円環板部材202aに取り付けられたアーム2023aを挿通するための切欠22aが設けられている。
図10(c)には、図9にも示す視認窓24a付近を矢印Zの向きに透視した場合が示されており、カメラヘッド2aの後端近傍に設けられた切欠22aにアーム2023aが挿通されている様子が示されている。
このカメラシステム2では、カメラ本体2bに備えられている第3円環板部材の孔2012aを経てピニオンギアの1つの中心に設けられた2031aに嵌入された後のアクチュエータの駆動により、シャフトが回転駆動されることで第4円環板部材202aが回転されて、カメラ本体1bに装着されているカメラヘッド1aがカメラ本体1bに固定される様子が、カメラヘッド2aに設けられた視認窓24aで視認することができるようになっている。尚、視認窓24aには、防塵のためのアクリル板241aが備えられている。
図10(d)および図10(e)には、図10(a)に示す視認窓24aを通してアームの動きを見た場合の様子が示されており、カメラ本体2bに装着されているカメラヘッド2aのカメラ本体2bへの固定は、第4円環板部材202aをカメラ本体2bに対し、図10に示す状態で左回転で所定量回動されることで行なわれるため、図10(d)に示す状態が固定状態を表し、図10(e)に示す状態が非固定状態を表している。
次に、本発明のカメラシステムの第3実施形態について説明する。
図11は、本実施形態のカメラシステムの外観斜視図である。
図11に示す第3実施形態のカメラシステム3と、第1実施形態および第2実施形態のカメラシステムとの相違点は、カメラ本体に装着されたカメラヘッドをカメラ本体に固定するロック機構だけであるので、以下では、この点のみを説明する。
図11(a)に示すカメラヘッド3aには、上面に、後述する、カメラ本体3bに備えられているアーム40bが嵌入される凹部31aと、カメラ本体3bの本体側マウント部30bの底部に備えられている溝31bに嵌め込まれる凸部32aとが備えられている。
本実施形態のカメラシステム3では、アクチュエータと、このアクチュエータの駆動によりカメラヘッドをカメラ本体に固定するロック機構との双方がカメラ本体3bに備えられており、このロック機構は、アクチュエータ41bの駆動力が伝達されるギア42b(図11(b)参照)と、このギア42bに噛合されたアーム40bとで構成されている。
図11(b)に示すように、カメラヘッド3aの底部に備えられている凸部32aを、本体側マウント部30bの底部に備えられている溝31bに沿って嵌入すると、カメラヘッド3aが本体側マウント部30bに嵌め込まれたことが、不図示のヘッド装着検出部によって検出され、カメラ本体3bに備えられたアクチュエータ41bは図11(b)において左回りで回転する。これにより、アクチュエータ41bが中心に固定されているギア42bも左回りで回転するため、アーム40bの先端は、図11(b)における下方に下降し、カメラヘッド3aの上面に備えられている凹部31aに嵌入され、カメラヘッド3aはカメラ本体3bに固定される。
最後に、本発明のカメラシステムの第4実施形態について説明する。
図12は、本実施形態のカメラシステムの外観斜視図である。
図12に示す第4実施形態のカメラシステム4と、第1実施形態、第2実施形態、および第3実施のカメラシステムとの相違点は、カメラ本体に装着されたカメラヘッドをカメラ本体に固定するロック機構だけであるので、以下では、この点のみを説明する。
図12(a)に示すカメラヘッド4aには、上面に、後述する、カメラヘッド4aに備えられているアーム50aが突き出される孔41aと、カメラ本体4bの本体側マウント部40bの底部に備えられている溝41bに嵌め込まれる凸部42aとが備えられている。
本実施形態のカメラシステム4では、アクチュエータと、このアクチュエータの駆動によりカメラヘッドをカメラ本体に固定するロック機構との双方がカメラヘッド4aに備えられており、図12(b)には、カメラヘッド4aがカメラ本体4bにロックされている様子が示されている。また、図12(c)には、カメラヘッド4aに備えられたロック機構が示されている。
カメラヘッド4aに備えられたロック機構は、アクチュエータ51aからの駆動力が伝達されるギア52a(図12(c)参照)と、このギア52aに噛合されたアーム50aとで構成されている。
図12(b)に示すように、カメラヘッド4aの底部に備えられている凸部42aを、本体側マウント部40bの底部に備えられている溝41bに沿って嵌入すると、カメラヘッド4aが本体側マウント部40bに嵌め込まれたことが、不図示のヘッド装着検出部によって検出され、カメラヘッド4aに備えられたアクチュエータ51aは図12(c)における左回りで回転する。これにより、ギア52aも左回りで回転するため、アーム50aは、図12(b)における上方に上昇し、本体側マウント部40bの上面に備えられている凹部51bに嵌入され、カメラヘッド4aはカメラ本体4bに固定される。
以上に説明したように、第2実施形態、第3実施形態、および第4実施形態によっても、第1実施形態と同様の機能および効果が得られる。
尚、以上に説明した実施形態では、電源オフ時においてもロック機構の動作が起動される例を挙げて説明したが、本発明は、これに限るものではなく、電源オフ時にはこれらカメラヘッドの脱着についての動作を受け付けないものであってもよい。また、本実施形態では、ロック機構の動きを視認する視認手段として、視認窓を備えた場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るものではなく、ロック機構動作を視認する手段として、例えば、発光素子の点灯、LCD表示画面への表示などがなされるものであってもよい。
また、本実施形態では、カメラ本体へのカメラヘッドの固定は、ヘッド装着検出部によるヘッドの装着の検出に起因して自動的になされる場合を例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、カメラ本体へのカメラヘッドの固定は、ヘッド装着検出部によるヘッドの装着の検出に起因してなされるものである必要はなく、また、本発明の中心概念は、カメラ本体からカメラヘッドを取り外す際の措置にあることから、ヘッド装着検出部を具備せずに、カメラヘッドの装着においては、カメラ本体へのカメラヘッドの固定を手動で行なうものであっても、本発明の基本的な効果は減却されるものではない。
また、本実施形態では、カメラヘッドをカメラ本体に固定するためにロック機構のアクチュエータに電力を供給する必要があるが、カメラ本体に電池が装填されていないとき、あるいは装填されていたとしてもその電池が消耗しているときは、カメラヘッドは、カメラ本体に固定されないことになる。このような場合に、カメラ本体にカメラヘッドが固定されたものと思いこんでカメラヘッドから手を離してもカメラヘッドがカメラ本体から落下してしまわないよう、電力の供給とは無関係にカメラヘッド落下防止用の簡易的な係止機構を設けておくことが好ましい。
本発明のカメラシステムの一実施形態を示す図である。 カメラヘッドおよびカメラ本体の電気系統の構成を示すブロック図である。 カメラ本体の前面中央に備えられた本体側マウント部の分解斜視図である。 図3に示す第2円環板部材を示す図である。 第2円環板部材に備えられている爪の正面図および上面図である。 本実施形態のカメラシステムにおいて電源スイッチがオンされると起動されるルーチンのフローチャートである。 カメラ本体に備えられた通信モニタにより今現在通信中であると判定された場合に起動されるサブルーチンのフローチャートである。 電源オフ時において、本体CPUによるラッチ部の内容の読み込みが行なわれた際に起動されるルーチンのフローチャートである。 第2実施形態の外観斜視図である。 図8に示すカメラヘッドのヘッド側マウント部の分解斜視図である。 第3実施形態のカメラシステムの外観斜視図である。 第4実施形態のカメラシステムの外観斜視図である。
符号の説明
1、2、3 カメラシステム
1a、2a、3a カメラヘッド
10a、20a、30a ヘッド側マウント部
1b、2b、3b カメラ本体
10b、20b、30b 本体側マウント部
14b 電源スイッチ
17b 取外しスイッチ
110b 本体CPU
111b システムメモリ
112b 不揮発性メモリ
140b 電源制御部
150a 高速シリアルドライバ
151a 3線シリアルドライバ
160a アクチュエータ
160b ラッチ部
170b ヘッド装着検出部
180b 通信モニタ
190b ロック機構

Claims (9)

  1. 撮影光学系と撮像素子を備えたカメラヘッドと、該カメラヘッドが着脱自在に装着され該カメラヘッドから画像信号を受け取って信号処理を行なうカメラ本体とを備えたカメラシステムにおいて、
    前記カメラ本体に装着されたカメラヘッドの、該カメラ本体からの取外しの操作を該カメラヘッドが取り外されるよりも前の段階で検出する取外し操作検出手段と、
    前記カメラ本体と該カメラ本体に装着されたカメラヘッドとの間で通信中であるか否かを検出する通信中検出手段と、
    前記取外し操作検出手段により前記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて前記通信中検出手段に通信中であるか否かを問い合わせ、通信中の場合に該通信の処理優先度を上げて実行させる通信処理促進手段と、
    前記取外し操作検出手段により前記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて前記通信中検出手段に通信中であるか否かを問い合わせ、通信中である場合には通信処理が終了するまでの間、該カメラヘッドの前記カメラ本体からの取外しを禁止するとともに、通信中でなかったとき、および通信中であったときは通信処理の終了を待って、該カメラヘッドの該カメラ本体からの取外しを許容するロック手段とを備えたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 前記カメラ本体への前記カメラヘッドの装着の操作を検出する装着操作検出手段を備え、
    前記ロック手段が、前記装着操作検出手段による装着操作の検出を受けて該カメラヘッドを該カメラ本体に固定するものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  3. 前記ロック手段が、機械的な動きにより前記カメラ本体と前記カメラヘッドとの間の取外しの許否を行なうロック機構を備え、さらに、前記ロック機構の動作を視認する視認手段を有するものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  4. 前記取外し操作検出手段は、電源が遮断されている状態においても前記カメラヘッドの取外し操作を検出するものであり、
    電源が遮断されている状態において前記取外し操作検出手段により前記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを受けて電源を投入するとともに、今回の電源投入が前記カメラヘッドの取外し操作が検出されたことを原因とする電源投入であったときは、前記ロック手段により該カメラヘッドの該カメラ本体からの取外しが許容された後に、電源を再度遮断する電源制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  5. 前記装着操作検出手段は、電源が遮断されている状態においても前記カメラ本体への前記カメラヘッドの装着の操作を検出するものであり、
    電源が遮断されている状態において前記装着操作検出手段により前記カメラヘッドの装着操作が検出されたことを受けて電源を投入するとともに、今回の電源投入が前記カメラヘッドの装着操作が検出されたことを原因とする電源投入であったときは、前記ロック手段により該カメラヘッドが該カメラ本体に固定された後に、電源を再度遮断する電源制御部を備えたことを特徴とする請求項2記載のカメラシステム。
  6. 前記ロック手段は、アクチュエータと、該アクチュエータの駆動により、前記カメラヘッドを前記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、これらアクチュエータとロック機構との双方を前記カメラヘッドに備えたものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  7. 前記ロック手段は、アクチュエータと、該アクチュエータの駆動により、前記カメラヘッドを前記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、これらアクチュエータとロック機構との双方を、前記カメラ本体に備えたものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  8. 前記ロック手段は、アクチュエータと、該アクチュエータの駆動により、前記カメラヘッドを前記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、
    前記アクチュエータを前記カメラヘッドに備え、前記ロック機構を前記カメラ本体に備えたものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
  9. 前記ロック手段は、アクチュエータと、該アクチュエータの駆動により、前記カメラヘッドを前記カメラ本体に固定するロック機構とを有するものであって、
    前記アクチュエータを前記カメラ本体に備え、前記ロック機構を前記カメラヘッドに備えたものであることを特徴とする請求項1記載のカメラシステム。
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