JP4373229B2 - 映像閲覧方法及び映像閲覧システム - Google Patents
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Description
監視システムとして映像を閲覧する場合に、記録装置には、ユーザが監視しながら指定した時点でそれぞれの映像発信装置が取得した画像データを蓄積する場合、または、ユーザが指定した時刻プログラムによってそれぞれの映像発信装置が取得した画像データを蓄積する場合、あるいは、それぞれの映像発信装置が備えるセンサーが起動またはストップした情報に基づいてそれぞれの映像発信装置が取得した画像データを蓄積する場合等がある。
しかし、映像閲覧システムを、例えば監視システムに応用する場合等では、例えば、ある時刻に異常が無かったか否かを全ての映像に対して調べたい場合や、ある1つの映像に侵入者を発見したときに別角度(別の撮像装置)からの映像でそのときの様子を確認したい場合には1つ1つの画面に対して映像操作しなければならず、使い勝手が悪いという欠点があった。
本発明の目的は、上記のような欠点を除去し、複数画面を表示可能な、使い勝手の良い映像閲覧方法及び映像閲覧システムを提供することにある。
また、本発明の映像閲覧方法は、選択された映像のいずれか1つの映像が蓄積されている期間に対応して選択された映像を再生することを特徴とする。
また、本発明の映像閲覧方法は、選択された映像の1つに映像が蓄積されている期間に対応して選択された映像を再生することを特徴とする。
また、本発明の映像閲覧方法は、選択された映像全てに映像が蓄積されている期間に対応して選択された映像を再生することを特徴とする。
また、本発明の映像閲覧方法は、記録装置はネットワークを介して結合された映像発信装置からの映像を取得して蓄積し、映像閲覧装置からの配信要求に応じて、ネットワークを介して映像を配信することを特徴とする。
そして、再生開始時に、画像とは独立した1つの再生時間軸を設け、取り出した各画像に付与されているタイムスタンプの値とこの独立した1つの再生時間軸とを比較することによって同期した画像の再生(同期再生)を実現する。即ち、1つの映像操作によって全ての画像が同期して再生する。
更に、各々の画像に対して独立に(非同期に)画像操作を行う基本機能を備え、切替えを映像閲覧装置の同期/非同期切替機能を操作することでユーザの要求するタイミングで切替えられるようにし、同期した映像操作も、非同期の映像操作もできるようにする。
本発明の映像閲覧システムは、監視映像やその他の映像情報を含み、映像監視システムへの適用や、映像監視システムをその中に含めた広いシステムへの適用ができるものである。
図1は、本発明の一実施形態による映像閲覧方法及び映像閲覧システムが適用される画像蓄積配信システムの全体構成を示す図である。
ここに示した画像蓄積配信システムは、画像データ(音声データを含むものであっても良い)を蓄積するための記録装置(以下、ディスク装置という)3 を備えた画像蓄積配信サーバ 1 と、ネットワーク 4 を介して画像蓄積配信サーバ 1 に接続された複数の Web カメラ 5( 5-1 〜 5-n )及び複数のクライアント端末 6( 6-1 〜 6-m )とを有して構成されている。ここで、n 及び m は自然数であり、n と m とはシステム実施時またはシステム更新時に設定され、n は Web カメラ 5 の個数で、m はクライアント端末 6 の個数である。
Web カメラ 5-1 〜 5-n は、それぞれを固有のチャネル番号を有し、例えば、5-1 はチャネル 1( CH1 )用、5-2 はチャネル 2( CH2 )用、‥‥‥、5-n はチャネル n( CHn )用の Web カメラとする。ここで、n = m である必要はない。ここで、画像データは、音声データを含むものであっても良い。
また、図1の実施形態では、クライアント端末 6 への画像データ配信についても上記実施例と同様に、いずれかのクライアント端末 6 から1つの要求がある毎に画像蓄積配信サーバ 1 に蓄積されている1フレームの JPEG 画像データが画像蓄積配信サーバ 1 から当該クライアント端末 6 へ送信されるようにしている。
尚、Web カメラ 5 から画像蓄積配信サーバ 1 が取得する1フレーム分の画像データのサイズは、画像画素数、圧縮指定値によって異なる。
図17において、ネットワーク 4 は、例えば、ネットワークケーブルや無線 LAN( Local Area Network )、公衆回線等であり、発信されたデータを伝送する役割を持つ。また、このネットワーク 4 には、ルータやハブ等のネットワーク機器を含むものである。映像発信装置 203 、映像受信装置 204 、及び蓄積配信サーバ 206 は、ネットワーク 4 に接続され、互いが通信できるように結合されている。
映像受信装置 204 は、例えば、ネットワークインタフェースと画像コーデック、映像表示装置 205 に映像を出力するインタフェースを内蔵したデコーダ装置であり、ネットワーク 4 を介して伝送されてきた映像を受信し、映像表示装置 205 が表示可能な形に変換し出力する役割を持つ。例えば、映像表示装置 205 がテレビモニタであった場合には、アナログ変換を行う。また、受信した映像が圧縮映像であった場合には、画像コーデックを使って伸張処理を施したりもする。
映像受信装置 204 と映像表示装置 205 は、1つの装置として結合された形態でもよい。例えば、テレビモニタに内蔵された形態、CRT を接続したコンピュータの形態、あるいは、表示装置を備えた携帯電話等の携帯端末の形態などが挙げられる。
また、映像受信装置 204 は、蓄積配信サーバ 3 に対し、再生や早送り等の再生指示を行う操作インタフェースを内蔵する。このインタフェースは、例えば、コンピュータ画面の GUI( Graphical User Interface )、あるいは、映像受信装置 204 に接続された制御盤端末でも良い。
記録媒体 3 は、例えば、ハードディスクやディスクアレイといった映像を記録する媒体であり、蓄積配信サーバ 1 と、例えば、SCSI( Small Computer System Interface )や ATA( AT Attachment )、Fibre Channel といった専用のインタフェース、または、SAN( Storage Area Network )や NAS( Network Attachment Storage )といった IP ネットワークを用いたインタフェース等によって結合されている。
図2は、図1に示した画像蓄積配信サーバ 1 の一実施例を示すブロック構成図である。
画像蓄積配信サーバ 1 は、プロセッサ 10 と、プロセッサ 10 が実行する各種のプログラムを格納したプログラム格納メモリ 11 と、画像データのチャネル別の循環記録とクライアントへの配信サービスに必要な各種テーブルが形成されるテーブル格納メモリ 12 と、送受信画像フレームのバッファ領域および書込み/読出し画像データのキャッシュ領域として利用されるデータ格納メモリ 13 からなる。また、画像蓄積配信サーバ 1 には、ネットワーク 4 接続するためのネットワークインタフェース 14 と、TCP / IP スタック 15 と、ディスク装置 3 の接続インタフェースとなるファィバーチャネルドライバ 16 及びファィバーチャネルインタフェース 17 と、入力装置 18 および表示装置 19 が備えられている。
本実施例では、データ格納メモリ 13 (図2参照)に、チャネル数 n と対応した複数の受信フレームバッファ 20( 20-1 〜 20-n )とディスク書込みキャッシュ 22( 22-1 〜 22-n )が形成される。即ち、チャネル番号 1 〜 n ( CH1 〜 CHn )別に、受信フレームバッファ 20 とディスク書込みキャッシュ 22 とが形成される。また、上記データ格納メモリ 13 に、クライアント端末 6 の数 m と対応した複数の送信フレームバッファ 27( 27-1 〜 27-m )とディスク読出しキャッシュ 26( 26-1 〜 26-m )とが形成される。
各受信スレッド 21 は、1つのデータブロックが完成すると、チャネル番号と、ブロック番号と、そのデータブロックが位置しているキャッシュ領域の識別子と、そのデータブロックをディスク装置 3 内に格納する先を示すディスク装置 3 内のアドレス(以下、ディスクアドレスと言う)とを示す制御ブロックを生成し、これを書込み待ちブロックキュー 23 に登録する。チャネル番号とブロック番号から、ディスクアドレスへの変換を行うためのアドレス変換テーブル 121 が用意されている。また、各受信スレッド 21 は、完成したデータブックが持つヘッダ(図示しない)の内容をフレーム目次テーブル(図示しない)に格納する。
図4は、本発明の一実施例のクライアント端末 6( 6-1 〜 6-m )の1つに備えられた表示部の表示画面例を示す図である(詳細な実施例は後述する図6参照。)。1100 は表示画面、1101 は映像表示部、1102-1 〜 1102-4 はディスク装置 3 に記録された中からそれぞれ指定されたカメラからの画像データを再生した画面(図6参照)、1103 はそれぞれの画面 1102-1 〜 1102-4 の画像再生をユーザがポインティングデバイス等の入力装置 18 を用いて GUI 操作によって制御するための映像操作部、1104 はカメラ情報等その他の情報を表示または操作するための他情報表示部である。
また例えば、同期/非同期切替部 1203 は、同期再生で設定されているときは「非同期」という文字が表示されており、この「非同期」を押すことにより、同期再生から非同期再生の状態に設定され、かつ、同期/非同期切替部 1203 は、「同期」という文字が表示される。
なお、図4と図6の画面では、映像の表示を省略している。
図6において、時刻表示 1106-1 〜 1106-4 は、同期状態であっても異なる時刻であることがある。その理由は、各 Web カメラ 5 がそれぞれ非同期で撮像しているため、タイムスンプの時刻もまた非同期であるためである。
また図8は、映像表示部 1101 にユーザが指定した画像データを表示する場合のクライアント端末 6 の処理動作の一例のフローチャートである。
図7において、1720 はデータバス、1725 はモニタ等の表示部、1726 はCPU 部、1727 はマウスやキーボード等のユーザがクライアント端末に指示する手段である入力部、1721 はクライアント端末が記録装置(例えば、映像蓄積配信サーバ)から、画像データを読出し再生する処理を行う時に、処理する前の画像データを一時的に保存する一時記憶部、1722 は表示部 1725 に表示するための画像を記録する画像メモリ、1723 は CPU 部 1726 が処理する時に使用するワークメモリ、1724 は CPU 部 1726 が処理するためのプログラムを保存しているプログラムメモリである。
ステップ 1702 では、指定された画面(例えば、図6の画面I 1102-1 )に描
画要求があるか否かを判定する。もし要求があればステップ 1703 に進み、無ければステップ 1709 に進む。
ステップ 1703 では、描画要求のあった画像データのフレームの時刻情報(取得されたときのカメラのタイムスタンプ)を得て、ステップ 1707 に進む。
ステップ1707 では、取得した画像をワークメモリ 1723 に保存し、ステップ 1708 に進む。
ステップ 1708 では、例えば、図6に示すような時刻表示 1106-1 、カメラ番号 1107-1 、カメラ名称 1108-1 等のタイトル情報を画像としてワークメモリ 1723 に保存し、ステップ 1709 に進む。
ステップ 1709 では、ワークメモリ 1723 に保存された画像とタイトル情報を合成した画像として、画像メモリ 1724 に転送し、ステップ 1701 に戻る。尚、画像メモリ 1724 に転送された画像は、その後、表示部 1725 に表示される。
尚、図8のフローチャートは、表示部 1725 の表示モードが1画面表示の場合は、この1つのフローだけで良い。しかし表示部 1725 の表示モードが4画面表示の場合には、このフローを4つパラレルに処理する方法をとるか、または4画面を順番に処理する方法を取る。順番に処理する場合には、ステップ 1701 の待機時間は、例えば、1画面表示の場合の4分の1の時間(約 8 msec )とする。
図9のように記録されている映像 ch1 及び映像 ch2 を、ユーザが指定して、時刻 t0 を再生開始時間として再生させた場合、映像 ch1 の画像データ V1-1 ,V1-2 と映像 ch2 の画像データ V2-1 は、時刻 t0 の画像データから再生を開始する。そして、映像 ch2 のための再生画面では、時刻 t4 までの画像データ V2-1 が連続的に再生される。しかし、映像 ch1 のための再生画面では、時刻 t0 〜時刻 t1 までの画像データ V1-1 が再生された後、時刻 t2 の画像データ V1-2 まで時間的にジャンプして、あたかも時刻 t1 〜時刻 t2 までの時間が無かったかのように、連続的に次の画像データである時刻 t2 〜時刻 t3 間での画像データ V1-1 ,V1-2 が再生されて、それが終了すると、図9には描かれていない、より時刻が右側にある記録されている画像データを再生するように動作する。
即ち、映像が無い部分はそれぞれの映像チャネル毎に記録されている画像データにジャンプして(記録された時間に進めて)再生する。
上記実施例では、再生を開始した時刻から以降(逆再生の場合は、それ以前)の画像データを次々に再生しているが、1つの画像データ(時間的に連続した映像)が終了した時点で、再生を止めても良い。
図12の実施例は、いずれかの映像チャネルに画像データが存在する場合にその存在する期間だけ、他のチャネルの画像データも同期して同時に再生表示するものである。
即ち、図12において、時刻 t0 で、画像データ V1-1と画像データ V 2-1 の画像データから再生を開始する。時刻 t1 には、映像 ch1 の画像データ V1-1 の再生が終了し、次の映像 ch1 に存在する(蓄積されている)画像データ V1-2がある時刻 t2 まで、この表示画面は、画像が無いことを示す情報を表示する。画像が無いことを示す情報は、例えば、「画像が無い」という文字表示や、青色画面、または、文字表示と共に最後の再生画像をそのまま残しておく等の方法がある。
画像データ V1-2 の再生が終了すると、次に、再び、映像 ch1 の画像データ V1-3 が存在する時刻 t5 〜時刻 t6 まで、映像 ch1 の画面表示が「画像が無い」ことを示す情報を表示するが、映像 ch2の画像データ V2-1 は再生を続けている。
次に、時刻 t4 〜 t5 までの期間には、どの映像チャネルにも画像データが存在しないため、どのチャネルの再生も行われない。即ち、映像 ch1 及び映像 ch2 の再生画面には、「画像が無い」ことを示す情報が表示される。
時刻 t5 〜 t6 の期間には、映像 ch1 には画像データ V1-3 が蓄積されているため、その映像が再生され、一方、映像 ch2 の再生画面は、「画像が無い」ことを示す情報が表示されたままである。
そして、時刻 t7 〜 t8 の期間には、映像 ch2 には画像データ V2-2が蓄積されているため、その映像が再生され、一方、映像 ch1 の再生画面は、「画像が無い」ことを示す情報が表示されたままである。
以上のように、図12の実施例では、絶対的な時間軸と映像 ch1 に蓄積されている映像毎に付与されているタイムスタンプとを比較して再生する。即ち、映像 ch1 も映像 ch2 も、映像が蓄積されている期間分の画像データが複数の映像チャネル同士で同期した再生を行う。
図11は、複数画面表示する場合に、複数の画像データを同期して再生する再生方法の一実施例を模式的に説明するための図である。
図10の実施例は、図12とほぼ同様に、画像データが存在する場合にはすべて再生するものである。しかし、図12とは異なり、どの映像チャネルにも画像データが蓄積されていない場合には、その時刻から最も近い時刻に蓄積された画像データのある場所の映像の時刻までジャンプし、再生を行うものである。即ち、画像の再生には、全ての画面に「画像が無い」ことを示す情報が表示されることは無い。勿論、再生開始を指定した時刻より以降に画像データがどの映像チャネルにも全く存在しないときはその限りではない。
図11は、複数画面表示する場合に、複数の画像データを同期して再生する再生方法の一実施例を模式的に説明するための図である。
図11の実施例は、予めまたは随時、ユーザが指定したいずれかの映像チャネルに画像データが存在する場合にその存在する期間だけ、他のチャネルの画像データも同期して同時に再生表示するものである。
また、映像 ch2 には、時刻 t7 〜時刻 t8 の期間に、画像データ V2-2が蓄積されているが、この期間に映像 ch1 には、画像データが蓄積されていないため、この画像データ V2-2 は再生されない。
この方式は例えば、アラーム録画機能を有するカメラ映像を録画したチャンネルと通常の録画のみを行うような映像のチャンネルが存在するような場合に、アラーム録画機能を有するカメラ映像のチャネルを優先指定し、アラーム時の映像を閲覧しつつ、アラーム時に他の映像に異常が無かったかを同時に把握したい時に特に有効である。
図13は、複数画面表示する場合に、複数の画像データを同期して再生する再生方法の一実施例を模式的に説明するための図である。
図13の実施例は、すべての映像チャネルに画像データが存在する場合に、その存在する期間だけ、画像データを同期して同時に再生表示するものである。
この方法は、例えば、重要な時間帯の映像は全ての映像チャネルで蓄積するようなシステム運用を行い、重要な時間帯の映像のみを閲覧するような場合に有効である。また、上記実施例では、全ての映像チャネルでの AND(論理積)をとっていたが、複数の映像チャネルの一部だけの論理積をとって再生しても良い。
また、図5で説明した映像操作部 1103 では、予め定められた1種類の同期再生方法でしか使用できない、しかし、他の同期再生方法にも長所があり、それを切替られるようにしてもかまわない。即ち、図14に示すように、図5で説明した映像操作部 1103 に同期モード切替部 1204 を設け、この同期モード切替部 1204 を操作することによって、同期モードを切替えても良い。
ステップ 1801 では、同期再生のための画像データの検索が開始初回であるか否かを判定し、初回でなければステップ1804 に進み、初回であればステップ 1802に進む。
ステップ 1802 では、同期の基準となるクライアント端末 6 の画面が現在表示しているシステム時刻を確認し、そのシステム時刻を検索時刻として保持(記憶)し、ステップ 1803 に進む。
ステップ 1803 では、検索中フラグを“ON”とし、ステップ 1828 に進む。
ステップ 1805 では、画面に表示を指定された全ての映像チャネルの蓄積された画像データについて、検索時刻に1番近い画像データのフレームを検索し、ステップ 1806 に進む。
ステップ 1806 では、全ての指定された映像チャネルについて検索が完了したか否かを判定し、終了していなければ、ステップ 1828 に進み、終了していればステップ 1807 に進む。
ステップ 1807 では、検索中フラグを“OFF”として、ステップ 1808 に進む。
ステップ 1808 では、基準となる画面(映像チャネル)の検索完了時刻をターゲット時刻(再生基準時刻)とし、ステップ 1809 に進む。
ステップ 1809 では、現在のシステム時刻を制御時刻として記憶し、ステップ 1828 に進む。
ステップ 1811 では、制御時刻とシステム時刻との差分を遅延時間として算出し、ステップ 1812 に進む。
ステップ 1812 では、算出した遅延時間に倍速係数を乗算した結果をターゲット時刻に加算しステップ 1813 に進む。ここで、倍速係数とは、例えば、設定された再生速度が2倍速ならば“2”であり、通常再生速度ならば“1”である。
ステップ 1813 では、各画面ごとに、現在表示されているフレーム画像のフレーム番号と時刻表示された時刻とを取得し、ステップ 1814 に進む。
ステップ 1814 では、更新要求フラグ1を“ON”とし、ステップ 1815 に進む。
ステップ 1816 では、各画面の時刻表示がターゲット時刻より古いか否かを判定し、古くない場合にはそのままステップ 1817 に進み、古い場合には映像取得フラグを“ON”としてステップ 1817 に進む。
ステップ 1817 では、各画面のうち1番古い時刻表示の時刻をスキップ時刻として保持し、ステップ 1820 に進む。
ステップ 1818 では、各画面の時刻表示がターゲット時刻より新しいか否かを判定し、新しくない場合にはそのままステップ 1819 に進み、新しい場合には映像取得フラグを“ON”としてステップ 1819 に進む。
ステップ 1819 では、各画面のうち1番古い時刻表示の時刻をスキップ時刻として保持し、ステップ 1820 に進む。
ステップ 1821 では、更新要求フラグ2を“ON”とし、ステップ 1822 に進む。
ステップ 1822 では、次に取得すべきフレーム画像のフレーム番号を算出し、ステップ 1823 に進む。
ステップ 1823 では、算出したフレーム番号が更新されているか否かを判定し、更新されていなければステップ 1825 に進み、更新されていればステップ 1824 に進む。
ステップ 1824 では、映像取得要求を記録装置に要求し、ステップ 1825 に進む。
ステップ 1826 では、スキップ時刻とターゲット時刻との差が 3 秒以上有るか否かを判定し、3 秒未満であればステップ 1828 に進み、3 秒以上であればステップ 1827 に進む。
ステプ 1827 では、スキップ時刻をターゲット時刻に設定してステップ 1828 に進む。
ステップ 1828 では、ユーザから再生の停止指示があるか否かを判定し、停止指示があれば再生を停止し、無ければステップ 1801 に戻る。
再生の方向を考えて処理を実行するためには、例えば図16に示すようなフローチャートによる処理を行う。
図16は、本発明の一実施例の映像表示部 1101 にユーザが指定した画像データを表示する場合のクライアント端末 6 の処理動作の一例のフローチャートである。図16のフローチャートは、図8のフローチャートのステップ 1703 とステップ 1707 との間に、ステップ 1704 〜ステップ 1706 を追加したものである。ステップ 1704 〜ステップ 1706 以外の処理は、図8と同様であるから、説明を省略する。
ステップ 1704 では、再生の指示が逆再生か否かを判定する。もしユーザの再生指示によってコマ戻しや逆再生等の逆再生中であればステップ 1706 に進み、コマ送りや順再生等の再生中であればステップ 1705 に進む。
ステップ 1705 では、各画面の時刻表示がターゲット時刻より新しいか否かを判定し、新しい場合には1つ前の時刻情報の画像を取得し、ステップ 1707 に進む。
ステップ 1705 では、各画面の時刻表示がターゲット時刻より古いか否かを判定し、古い場合には1つ前の時刻情報の画像を取得し、ステップ 1707 に進む。
以上により、順方向再生と逆方向再生の制御が実現できる。
更に、各々の映像に対して独立に(非同期に)映像操作を行う基本機能を維持し、切替えを映像閲覧装置の同期/非同期切替部を操作することによって、ユーザの要求するタイミングで切替えられるようにし、同期した映像操作も、非同期の映像操作もできるようにし、場合によって使い分けられるようにすることができる。
4画面表示が行われている状態で、例えば表示画面上の記号図形をマウスボタン等のポインティングデバイス(例えば、図2の入力装置 18 )でクリックすることによって1つの画面を選択し、同期ON/OFFボタン(例えば、図5の同期/非同期切替部 1203 )を押すと、他の3画面の再生時刻が選択された画面の再生時刻に同期される。もう一度同期ON/OFFボタンを押すと4画面個別に操作を行う状態になる。
映像操作には、再生、逆再生、早送り、巻き戻し、先頭または終端の画像への移動、一時停止、コマ送り、コマ戻し、ライブ映像表示、時刻指定ジャンプがあり、いずれの映像操作を行っても同期を行うことができる。
例えば、蓄積配信サーバに記録されている映像のフレームレートが異なる場合でも、同期した映像表示を行うことができる。フレーム数によってではなく、1つの時間軸によって同期を行うことで、フレームレートが異なる映像の同期を行うことができる。
また、フレームレートが同期対象となる全ての映像で同じ値に固定されている場合はフレーム数によって同期を行ってもかまわない。なぜなら、フレーム数によって同期を行った方が蓄積配信サーバにおける処理負荷が少ない場合もあるからである。
また、同期機能は全画面に適用せず、一部の画面に適用してもよい。例えば4画面中の2画面を同期表示したり、3画面を同期したりするようにしても良い。
また、本実施例では、JPEG 等の圧縮画像を用いたが、他の形式の圧縮方式や画像変換方式、または撮像された画像データそのものを記録していても良い。
Claims (6)
- 複数の映像発信装置から取得した映像を対応する複数のチャネル別に蓄積した記録装置と通信できるように接続され、該記録装置に蓄積された該複数のチャネルの映像からユーザが指定したチャネルの映像を閲覧する映像閲覧装置において、
独立の再生時間軸を設け、上記記録装置に記録された映像から再生する対象のチャネルを選択し、上記再生時間軸の再生タイミングと同じ若しくは1番近い時刻の、上記選択されたチャネルの映像に付与されているタイムスタンプの映像を、ユーザが指定した開始時間から上記独立の再生時間軸に同期して、画像データが無い場合は、上記チャネル毎に、記録されている画像データにジャンプして映像を再生することを特徴とする映像閲覧方法。 - 複数の映像発信装置から取得した映像を対応する複数のチャネル別に蓄積した記録装置と通信できるように接続され、該記録装置に蓄積された該複数のチャネルの映像からユーザが指定したチャネルの映像を閲覧する映像閲覧装置において、
独立の再生時間軸を設け、上記記録装置に記録された映像から再生する対象のチャネルを選択し、上記再生時間軸の再生タイミングと同じ若しくは1番近い時刻の、上記選択されたチャネルの映像に付与されているタイムスタンプの映像を、ユーザが指定した開始時間から上記独立の再生時間軸に同期して、いずれかのチャネルに画像データが存在する場合は、当該画像データに他のチャネルの画像データも同期して映像を再生することを特徴とする映像閲覧方法。 - 請求項2に記載の映像閲覧方法において、いずれのチャネルにも画像データが存在しない場合は、該画像データが存在しない時刻以降の最も古い時刻の画像データを探し出し、該最も古い時刻の画像データから映像を再生することを特徴とする映像閲覧方法。
- 複数の映像発信装置から取得した映像を対応する複数のチャネル別に蓄積した記録装置と通信できるように接続され、該記録装置に蓄積された該複数のチャネルの映像からユーザが指定したチャネルの映像を閲覧する映像閲覧装置において、
独立の再生時間軸を設け、上記記録装置に記録された映像から再生する対象のチャネルを選択し、上記再生時間軸の再生タイミングと同じ若しくは1番近い時刻の、上記選択されたチャネルの映像に付与されているタイムスタンプの映像を、ユーザが指定した開始時間から上記独立の再生時間軸に同期して、すべてのチャネルに画像データが存在する場合は、当該画像データが存在する時間だけ当該画像データを同期して映像を再生することを特徴とする映像閲覧方法。 - 複数の映像発信装置から取得した映像を対応する複数のチャネル別に蓄積した記録装置と通信できるように接続され、該記録装置に蓄積された該複数のチャネルの映像からユーザが指定したチャネルの映像を閲覧する映像閲覧装置において、
独立の再生時間軸を設け、上記記録装置に記録された映像から再生する対象のチャネルを選択し、上記再生時間軸の再生タイミングと同じ若しくは1番近い時刻の、上記選択されたチャネルの映像に付与されているタイムスタンプの映像を、ユーザが指定した開始時間から上記独立の再生時間軸に同期して、予めまたは随時、ユーザが指定したいずれかのチャネルに画像データが存在する場合は、当該画像データに他のチャネルの画像データも同期して映像を再生することを特徴とする映像閲覧方法。 - 複数の映像発信装置と、該映像発信装置がそれぞれ取得した映像を対応するチャネル別に蓄積する記録装置と、該記録装置に蓄積された映像を閲覧する映像閲覧装置とを備える映像閲覧システムにおいて、
上記映像閲覧装置は、上記記録装置に蓄積された映像の中からユーザの指定によって複数のチャネルを選択する手段と、該選択された複数のチャネルの映像と独立な再生時間軸を設ける手段と、該再生時間軸の再生タイミングと同じ若しくは1番近い時刻の、上記選択されたチャネルの映像に付与されているタイムスタンプの映像を、ユーザが指定した開始時間から上記独立の再生時間軸に同期して、いずれかのチャネルに画像データが存在する場合は、当該画像データに他のチャネルの画像データも同期して映像を再生することを特徴とする映像閲覧システム。
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