JP2001036867A - 複数チャネル動画像同期表示装置 - Google Patents

複数チャネル動画像同期表示装置

Info

Publication number
JP2001036867A
JP2001036867A JP11208776A JP20877699A JP2001036867A JP 2001036867 A JP2001036867 A JP 2001036867A JP 11208776 A JP11208776 A JP 11208776A JP 20877699 A JP20877699 A JP 20877699A JP 2001036867 A JP2001036867 A JP 2001036867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
moving image
synchronous
channel
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11208776A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Ichihashi
敬男 市橋
Kazufumi Suzuki
一史 鈴木
Norihisa Suzuki
則久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GEN TEC KK
ZAKUSERU SYSTEMS Inc
Gentech Co Ltd
Original Assignee
GEN TEC KK
ZAKUSERU SYSTEMS Inc
Gentech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GEN TEC KK, ZAKUSERU SYSTEMS Inc, Gentech Co Ltd filed Critical GEN TEC KK
Priority to JP11208776A priority Critical patent/JP2001036867A/ja
Publication of JP2001036867A publication Critical patent/JP2001036867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易なビデオカメラを複数台使用して記録し
た動画像を、一画面中にマルチウィンド表示を行うこと
で、複数の動画像間の関連を観測することを可能にした
装置を提供することを目的とする。 【構成】 複数のビデオテープ(記録媒体)に記録され
た動画像をハードディスクに複数のチャネルデータファ
イルとして蓄積する手段、複数のチャネルデータファイ
ルの音声トラック部分に記録されたデータに基づく同期
開始位置の自動設定機能、ポインタで指示されたフレー
ムデータを表示バファメモリに転送することで表示を行
う手段、ポインタの移動速度、移動方向を替えること
で、種々の表示モードでの複数チャンネルの同期表示を
実現する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動画像同期表示
の技術分野、更に詳細には複数の動画像の同期をとりつ
つ1画面上に表示する複数チャネル動画像同期表示の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来より、マスターVTRと複数台のス
レーブVTRに対し、シンクロナイザーを用いて同期運
転を行う方法は知られている。例えば、公開特許公報第
平2−29963号には、録画の際、各テープ上の絶対
番地指定のために、マスターVTRからのタイムコード
(例えばSMPTEタイムコード)を各スレーブVTR
のテープに記録しておき、再生の際には、各VTRから
のタイムコードを検出し、比較して得た差に基づき、そ
れぞれのVTRをサーボ制御することで、テープ走行を
制御し、同期再生を行う方法が記載されている。
【0003】しかしながら、このような装置ではテープ
の走行という機械的な制御を行うため、装置には高い機
械的精度が必要であるし、テープの経時的変化や摩耗、
機械の慣性のため、スレーブVTRを同期状態に引込む
までに時間がかかる場合があり、精密な動作を行わせる
のは困難であって、操作性も悪い。
【0004】また、テープに記録した動画像を一旦ハー
ドディスクなどの記憶装置にデータ変換して記録した後
に編集を行う、いわゆるノンリニア動画像編集装置では
記憶装置に記録した多チャネルの動画像を同時に表示す
ることはできるが、同期表示を行う機能はない。
【0005】更に、多チャネルを同時に表示できるマル
チウィンドテレビもあるが、各ウィンドにはテレビ放送
の動画像もしくは外部入力からの動画像が一画面上に同
時に表示されているだけであり、それぞれの画面間の同
期を取りつつ表示を行っているものではないため、複数
のVTR出力を外部入力として表示させることにより複
数の動画像の同時表示を行うことはできたとしても、表
示動画像すべてを同期させて、静止画、早送り、スロー
再生、駒送り、逆転再生等の表示を行うことはできな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、ビデオカメラは
安価な家庭用の機器として市販されており、ゴルフ、テ
ニスなどのスポーツのフォーム研究のためや、踊りやダ
ンス、舞台稽古等の芸能の練習のための機器としても利
用されている。
【0007】また、破壊実験等の度々行うのが困難な実
験、高速移動中の車輌上状況の観測等、直接に目で観て
観測することが危険な実験、後に記録を詳細に検討する
必要のある実験などのうち、比較的規模の小さな実験の
記録には市販のVTRが利用される場合がある。
【0008】スポーツ等のフォーム研究においては、1
台のVTRに記録するよりも、視点を変えて設置した複
数台のVTRに同時に記録を行い、後にそれらを同期し
つつ見比べながらの再生、静止画、スローモーション、
駒送り、逆再生等を行うことが必要となる。
【0009】また、実験の記録では複数の視点からの動
画像を同期させて再生し、静止画、スローモーション等
による詳細な観測が必要になる。更には、周期的な動き
を記録するような場合には実時間で同期させて再生する
以外に、異なるVTRで記録された動画像を常に一定の
時間間隔、例えば周期の整数倍の時間、をおいて、適当
な速度で動画像を再生し、見比べつつ観測する必要のあ
る場合もある。
【0010】この発明は上記の点を考慮し、シンクロナ
イザーや高度なサーボ機構を備えたVTR装置等を使用
することなく、広く普及している簡易なビデオカメラを
複数台使用して記録した複数の動画像を、その間の時間
関係を維持したままで一画面中にマルチウィンド表示を
行うことで、複数の動画像間の関連を観測する安価で取
り扱いやすい複数動画像同期表示装置を提供することを
課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は以下の構成を採用している。即ち、請求
項1に記載の複数チャネル動画像同期表示装置では、複
数のVTRの機械的な同期をとることで同期再生を行う
ことに替えて、記録媒体に記録された動画像をデジタル
情報蓄積媒体に蓄積記憶した後に、再生することを特徴
としている。従って、特殊なサーボ機構や高い機械的精
度が不要となり、安価で扱いやすい装置を得ることがで
きる。
【0012】請求項2に記載の装置は、請求項1に記載
の装置において、記録された音声信号を使用して各々の
動画像の同期再生の開始点を設定することを特徴として
いる。従って、記録データからタイムコードを取り出す
必要がない。
【0013】請求項3に記載の装置は、請求項1又は請
求項2に記載の装置において、画像をフレーム単位で読
み出し、表示することを特徴としている。また、請求項
4に記載の装置は、請求項1〜請求項3に記載の装置に
おいて、複数動画像を再生表示する際の同期をフレーム
単位で行うことを特徴としている。従って、画像データ
として取扱い易く、静止画の表示が容易であり、また、
同期再生表示させた場合の他の表示ウィンドに表示され
た画像との比較が容易に行える。
【0014】請求項5に記載の装置は、請求項1〜請求
項4に記載の装置において、特定の動画像を選択し、指
定した表示ウィンドに表示可能にしたことを特徴として
いる。また、請求項6に記載の装置は、請求項1〜請求
項5に記載の装置において、表示ウィンドウ毎に同期し
て表示するか、又は静止画像を表示するかを設定可能に
したことを特徴としている。従って、必要に応じて表示
動画像を切り換えることができるので、必要なチャネル
の動画像又は静止画像を表示し、不要なチャネルの画像
表示を省略でき、見易い画像の比較表示ができる。
【0015】請求項7に記載の装置は、請求項1〜請求
項6に記載の装置において、種々の表示モード(一時停
止、順方向通常再生、順方向駒送り再生、順方向可変速
再生、逆方向通常再生、逆方向駒送り再生、又は、逆方
向可変速再生のモード)を備え、特定の表示ウィンドに
ついて或いは全表示ウィンドについて表示モードを変更
することができることを特徴としている。従って、表示
ウィンドの画像表示モードを選択することにより、いろ
いろな角度からの画像の比較が容易に行える。
【0016】請求項8に記載の装置は、請求項1〜請求
項7に記載の装置において、各表示ウィンド間の表示を
所定の時間間隔のまま表示することができることを特徴
としている。従って、周期運動を行う動画像を所定の時
間関係を維持したままで比較すれば、所定周期数だけづ
れた運動を比較することができる。
【0017】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態を説明する。図2に本発明の実施形態の複数チャ
ネル動画像同期表示装置(50)の全体構成を示す。図
2において、本装置(50)は、読取機(15)、ハー
ドディスク(8)、ビデオコンバータ(11)、コンバ
ータ(12)、制御装置(13)、操作卓(14)及び
表示装置(9)から構成されている。
【0018】読取機(15)は記録媒体(16)から画
像データ、音声データを読み取り、コンバータ(12)
によりデータを変換して、ハードディスク(8)に出力
する。なお、記録媒体(16)の記録方式がフレーム間
圧縮を行なっていないディジタルビデオデータの場合は
コンバータ(12)は不要(省略可能)である。また、
データの取出端子がビデオカメラに設けられている場合
にはビデオカメラA〜E(2)〜(6)からハードディ
スク(8)へ直接書き込み可能であり、この場合には読
取機(15)も省略することもできるが、代わりに複数
の(カメラの数と同数以上の)入力端子とバッファ(何
れも図示省略)を設けておき、各バッファ毎にハードデ
スク(8)の記録領域を定めておく。
【0019】コンバータ(12)は以下の場合に使用す
る。即ち、動画像にフレーム間圧縮方式を採用している
場合は、これを各フレーム毎に独立な圧縮方式(静止画
像に採用している圧縮方式)に変換する必要がある。ま
た、アナログ記録方式のビデオテープの場合はA/Dコ
ンバータ(12)を使用する。従って、種々の記録方式
に対応できるように、切り換え手段を設けておいて、切
換可能にしてもよいし、専用機として切り換え手段は省
略してもよい。
【0020】ハードディスク(8)は各チャネル毎にデ
ータを区別してデジタルデータとして記憶する。ビデオ
コンバータ(11)はハードディスク(8)に記憶され
ているデジタルデータをビデオ信号に変換し、表示装置
(9)に出力する。操作卓(14)は図7に示すような
再生条件の設定、モードの切換を行う。表示装置(9)
は図4に示すように複数のウィンドウで同時表示する。
制御装置(13)はハードディスクへのデータの書き込
みや表示装置(9)への表示方法等を制御する。
【0021】以下に、本実施形態の装置の機能、作用に
ついて詳細に説明する。まず、図1に示すように、観察
対象(1)をビデオカメラA(2)、ビデオカメラB
(3)、ビデオカメラC(4)、ビデオカメラD
(5)、ビデオカメラE(6)により、異なる視点から
撮影を開始する。ビデオカメラA〜Eはデジタルビデオ
カメラであってもよいし、アナログビデオカメラであっ
てもよい。ここでは、デジタルビデオカメラを使用した
場合について説明する。アナログビデオカメラを使用す
る場合も同様であり、以下の説明から容易に変更でき
る。
【0022】撮影開始後に、ホイッスルまたは、電子音
発生器等の同期開始点設定用の発音器(7)により開始
信号を発し、その後、必要な時間に渡り撮影を行う。開
始信号としては、撮影者の「開始」という言葉でも良
い。このようにして撮影され、各記録媒体の音声記録部
に共通の開始信号が録音されている場合は、その開始信
号により各々の動画像を再生する際の同期開始点設定を
自動的に行うことができる。なお、自動的に同期開始点
を設定する必要がなく、手動で充分な場合などには、開
始信号の録音を省略することもできる。
【0023】撮影後は図2で示した複数チャネル動画像
同期表示装置(50)に対して、各ビデオカメラA
(2)〜E(6)により撮影された画像データは読取機
(15)で読み込まれ、デジタル形式の適当な圧縮され
た信号形式(例えばAVI形式)に変換し、ハードディ
スク等のデジタル情報蓄積媒体(8)に蓄積する。上記
のように5種類の動画像を撮影し、5チャネルの同期表
示を行う場合には、記録媒体(16)の録画内容をそれ
ぞれをチャネルデータファイル10の別のチャネル
(A)〜(E)としてハードディスクに蓄積する。
【0024】また、AVI形式として蓄積する場合に
は、1動画像の5分間あたり約1GBの記憶容量を必要
とすることから、5チャネル分5分間とした場合には5
GB以上の記憶容量が必要となる。このための装置はN
TSC信号入力端子等のビデオ入力端子と必要量以上の
ハードディスク容量を有する通常のパソコンを利用する
ことができるし、専用の操作卓を備える専用装置として
構成することもできる。ハードディスク(8)に蓄積す
る信号形式はAVI形式に限定するものではなく、フレ
ーム単位での読みだしが可能な形式であればよいが、で
きるだけデータ量が少なくなる形式によって蓄積する方
が有利である。
【0025】ハードディスク(8)に記憶されたチャネ
ルデータファイル10の各チャネル(A)〜(E)から
動画像の同期再生を行うには、操作卓(14)から各種
再生条件の設定を行う。開始信号に基づく同期開始点の
自動設定を行うには、まず、任意の1つのチャネル、例
えばチャネル(A)をサンプリングして開始信号の検出
する。次ぎに、各々の動画像(前記チャネル(A)も含
む)の再生を行い、サンプリングされた開始信号とのパ
ターンマッチングにより同期開始位置の設定、いわゆる
頭出し、を行う。
【0026】なお、簡略化されたパターンマッチングの
方法としては、図3に示すように、各チャネルの開始信
号のホイッスル音強度の立ち上がり点をマークし、すべ
てのチャネルにおいて、マークがされた点に対応するフ
レームにポインタ(Pa)〜(Pe)を置くことによ
り、すべてのチャネルの同期開始点を揃えることも可能
である。
【0027】開始信号による同期開始位置の自動設定を
行なわず、手動による設定を行う場合は、各チャネルの
画像を参照しつつ、各チャネル毎の同期開始点をマニュ
アルで任意の点に移動設定、即ち、各ポインタを設定す
ることで、すべてのチャネル(A)〜(E)に対して、
同期再生表示のための同期開始点の設定を行うことがで
きる。すべてのチャネルの同期開始点が設定された後
は、各チャネルにおける設定点が表示のための初期位置
として登録される。
【0028】図4に示すように各チャネル(A)〜
(E)の動画像を同一画面上に異なるウィンド1〜9上
に同期表示させるためには、図7に示す再生条件設定テ
ーブルを操作卓(14)から設定し、各ウィンドにチャ
ネル名(A)〜(E)を割り当てることにより行う。チ
ャネル名が割り当てられなかったウィンドには表示がな
されないし、ハードディスクに記録されているチャネル
であっても、ウィンドに割り当てられなかったチャネル
の動画像は表示が行われない。しかしながら、表示が行
われていないチャネルにおいても、バックグラウンドで
は、表示されている動画像とともに表示を行っていない
チャネルに対するポインタ(Px)を進めておくこと
で、途中から表示を行うように設定が変更された場合に
も、他ウィンドで表示されている動画像との間の同期が
とれた表示を直ちに行うことができる。
【0029】各ウィンド1〜9に対する表示チャネルを
決定した後は、どのようなモードで表示を行うかを指定
する。更に、各ウィンド間で同期をとるか否かを決める
とともに、同期をとる場合には各ウィンド間の時間差
を、フレーム数単位でオフセット値として指定すること
により、所定値に保つようにすることができる。(図7
の再生条件設定テーブル参照)
【0030】実際の動画像同期表示のやり方は図6に示
すように、動画像データをフレーム単位で表示用バッフ
ァメモリの各ウィンドに対応する各アドレスに転送して
表示を行うが、2つの表示用バッファメモリM1とM2
を持ち、一方の表示用バッファメモリ(M1またはM
2)の内容を表示中に他方の表示用バッファメモリ(M
2またはM1)に画像データを書き込むという手法によ
り行う(図5参照)。このことから、転送フレームデー
タの表示用バッファメモリへの転送間隔の設定を行うこ
とで動画像の表示速度を設定することができる。また、
転送するフレームを指定するポインタ(Px)の進行方
法を指定することで動画像表示の時間軸方向を指定す
る。その結果、表示モードとしては、通常のVTRと同
様に、通常再生、可変速度再生、駒送り、およびそれぞ
れの逆の進行方向と静止画表示が可能となる。
【0031】上記各表示モードを実現するためには、フ
レーム単位での表示用バッファメモリへの転送をするた
めのフレームを指定するポインタ(Px)の移動を以下
の様にすればよい。 通常再生:各チャネルの表示用バッファメモリに転送す
るフレームを示するポインタは順方向または逆方向に、
30フレーム/秒の速さで進む。 可変速度再生:ポインタの速度を1フレーム/秒〜60
フレーム/秒まで変化させることにより、再生速度を1
/30〜2倍速まで無段階に変化させる。 駒送り:駒送りボタンを押すことにより、ポインタを1
つ進める。 静止画表示:ポインタを停止する。 逆進再生:ポインタの移動方向をフレームの時系列方向
と逆方向とする。
【0032】どのような表示モードの表示中であっても
モード設定用ボタンの1つを押すことで任意の表示モー
ドに切換えることができる。先に述べたように非表示中
のチャネルでもポインタを進めておくことで、どのよう
な表示モードの表示中であっても一時停止ボタンを押し
て全表示を静止させた後、表示すべきチャネルの変更を
行い、再度一時停止ボタンを押すことで、それまでと同
じ表示モードで新しく設定されたチャネルに対して同期
表示が行われる。
【0033】また、初期位置ボタンを押すことにより、
すべてのチャネルの表示フレームを示すポインタを当初
の同期開始位置に戻すことができ、その時点で表示され
ていたチャネルの表示はすべて同期表示開始時の表示と
なる。更に、特定ウィンドの同期を[OFF]とするこ
とで、他の画像が同期を取りつつ動画表示を行っている
場合にも同期[OFF]の画像を静止画として表示する
ことができる。
【0034】さらに、それぞれのウィンドにフレーム数
単位で同期のオフセットを設定できるので、周期運動を
行う動画像の表示では、周期の整数倍の時間に対応する
オフセット値を設定することにより、設定されたウィン
ドの動画像だけを異なるサイクルの表示とすることがで
きる。例えば、図7の再生条件設定テーブルにおけるウ
ィンド番号6、チャネルEでは30フレーム分先(即
ち、他の画像より1秒先の画像を表示する)の画像を表
示するように設定されたものである。
【0035】なお、ディジタル音声は4kHz程度の速
さでサンプリングが可能であり、アナログ音声も略同程
度の速さで可能である。従って、フレームの開始時間
は、サブ・フレームの1秒の4000分の1程度まで差
を識別することができる。また、この差を利用してフレ
ーム間のインターポレーションを取れば動く物体(例え
ばボール等の位置まで)の完全な同期した画像が得られ
る。これを使用すれば、3次元位置も正確に求めた動画
像の同期表示が可能である。
【0036】以上、この発明の実施形態、実施例を図面
により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限
られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲
の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例え
ば、本実施形態においては、ディジタルビデオカメラに
よる撮影した動画像を同期表示について主に説明してき
たが、アナログ式ビデオカメラによる撮影した動画像を
同期表示についても適用できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば以下の効果が得られる。即ち、特殊な信号(例え
ば、タイムコード)を記録したり、再生した信号に基づ
きサーボ制御を行ったりする必要がないため、一般に市
販されているビデオカメラを利用して複数チャネル動画
像同期表示を行うことができるという効果が得られる。
また、動画像データはハードディスク等のデジタル情報
蓄積媒体に蓄積されているため、任意の表示パターンで
種々のモードの再生を容易に実行できるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 視点の異なる複数のカメラでの撮影の様子。
【図2】 デジタル情報蓄積媒体に対する複数の動画像
データの蓄積方法。
【図3】 音声信号による同期開始位置の自動設定方法
の例。
【図4】 多チャネル動画像同期表示装置の再生表示状
態。
【図5】 ビデオコンバータにおける表示用バッファメ
モリ
【図6】 表示用バッファメモリに対する各チャネルの
像の書き込み方法
【図7】 操作卓または表示装置上に表示された表示条
件設定画面。
【符号の説明】
(1)観察対象 (2)〜(6)カメラA〜E (7)ホイッスル等の同期開始位置設定用発音器 (8)ハードディスク (9)表示装置 (10)チャネルデータファイル (11)ビデオコンバータ(デジタル情報→ビデオ信
号) (12)コンバータ (13)制御装置(CPU) (14)操作卓もしくは画面上に表示されるコントロー
ルテーブル (15)読取機 (16)ビデオテープ(記録媒体) (50)複数チャネル動画像同期表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 Z (72)発明者 市橋 敬男 東京都渋谷区広尾5−19−9広尾ONビル 株式会社ゲン・テック内 (72)発明者 鈴木 一史 東京都渋谷区広尾5−19−9広尾ONビル 株式会社ゲン・テック内 (72)発明者 鈴木 則久 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロ ス・アルトス・ヒルズ町 ドーソン・ドラ イブ 11666 Fターム(参考) 5C018 FA03 HA01 HA08 JC01 JC02 JC06 JC07 5C025 BA28 CA06 5C053 FA06 FA21 FA23 HA22 HA23 HA25 HA33 HA40 KA04 KA08 LA01 LA06 5D066 BA03 BA07 5D077 AA08 AA22 AA38 BB04 CA02 DC03 GA01 GA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体に記録された各々の動画
    像を、同期して一画面中の別々の表示ウィンドに再生表
    示する装置において、該複数の記録媒体に記録された動
    画像をデジタル情報蓄積媒体に蓄積記憶し、該デジタル
    情報蓄積媒体から読み出して同期再生表示することを特
    徴とする複数チャネル動画像同期表示装置。
  2. 【請求項2】 前記デジタル情報蓄積媒体に画像データ
    と共に蓄積記憶された各々の音声信号に、該複数の動画
    像を同期再生表示させるための同期開始点の設定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の複数チャネル動画像同
    期表示装置。
  3. 【請求項3】 前記動画像の再生表示は前記デジタル情
    報蓄積媒体に蓄積記憶された画像データをフレーム単位
    に読み出して表示することを特徴とする請求項1又は2
    の何れか1に記載の複数チャネル動画像同期表示装置。
  4. 【請求項4】 前記動画像を同期再生表示する際の同期
    をとる単位は、フレーム単位であることを特徴とする請
    求項1〜請求項3の何れか1に記載の複数チャネル動画
    像同期表示装置。
  5. 【請求項5】 前記デジタル情報蓄積媒体に蓄積記憶さ
    れた画像データのうち、再生表示する画像データを任意
    に選択し、かつ、ウィンドを指定して表示可能にしたこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1に記載の
    複数チャネル動画像同期表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示ウィンドの表示は、同期して表
    示するか又は静止状態として表示するかを個々のウィン
    ド毎に独立に設定可能にしたことを特徴とする請求項1
    〜請求項5に記載の複数チャネル動画像同期表示装置。
  7. 【請求項7】 前記複数チャネル動画像同期表示装置
    は、一時停止、順方向通常再生、順方向駒送り再生、順
    方向可変速再生、逆方向通常再生、逆方向駒送り再生、
    又は、逆方向可変速再生のモード切換を表示ウィンドウ
    毎に、又は全表示ウィンドを同時に切換可能としたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1に記載の複
    数チャネル動画像同期表示装置。
  8. 【請求項8】 前記動画像の同期再生表示は、表示ウィ
    ンド毎に時間軸方向にオフセット時間をフレーム数単位
    で設定できるようにしたことを特徴とする請求項1〜請
    求項7の何れか1に記載の複数チャネル動画像同期表示
    装置。
JP11208776A 1999-07-23 1999-07-23 複数チャネル動画像同期表示装置 Pending JP2001036867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208776A JP2001036867A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 複数チャネル動画像同期表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11208776A JP2001036867A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 複数チャネル動画像同期表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001036867A true JP2001036867A (ja) 2001-02-09

Family

ID=16561916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11208776A Pending JP2001036867A (ja) 1999-07-23 1999-07-23 複数チャネル動画像同期表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001036867A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210434A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 映像閲覧方法及び映像閲覧システム
JP2007028209A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Sanyo Electric Co Ltd コンテンツ再生装置
JP2008047998A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Casio Comput Co Ltd 動画再生装置及び動画再生方法
WO2008126336A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Pioneer Corporation 画像処理装置及び方法
JP2009010548A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Hitachi Ltd 映像音声符号化データ編集装置
JP2010130086A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
JP2010124881A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像印刷装置、画像印刷方法、及びプログラム
JP2010130084A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
JP2013040820A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ohbayashi Corp モード解析方法、モード解析システム、変位計測方法、および変位計測システム
JP2013157874A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nk Works Kk 画像処理プログラムおよび画像処理装置
JP2013169013A (ja) * 2013-05-23 2013-08-29 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置、制御方法及びプログラム
JP2013225930A (ja) * 2013-07-09 2013-10-31 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
US8615154B2 (en) 2010-12-08 2013-12-24 JVC Kenwood Corporation Video-audio processing apparatus and video-audio processing method
WO2014208378A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システム
WO2015146242A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
WO2015146241A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
WO2015146243A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
JP2016178597A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 日本電気株式会社 動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法
US9554112B2 (en) 2012-10-19 2017-01-24 Casio Computer Co., Ltd. Replay control apparatus for simultaneously replaying moving image data
KR101796226B1 (ko) * 2015-05-29 2017-12-01 (주)자이닉스 복수개의 동영상을 동시에 출력하는 시스템
US10242712B2 (en) 2013-08-05 2019-03-26 Yamaha Corporation Video synchronization based on audio
JP2020030640A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ICS−net株式会社 食品原料流通支援システム
KR20200028085A (ko) * 2018-09-06 2020-03-16 주식회사 엘지유플러스 방송 콘텐츠 송출을 위한 장치 및 방법

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005210434A (ja) * 2004-01-22 2005-08-04 Hitachi Kokusai Electric Inc 映像閲覧方法及び映像閲覧システム
JP2007028209A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Sanyo Electric Co Ltd コンテンツ再生装置
JP2008047998A (ja) * 2006-08-11 2008-02-28 Casio Comput Co Ltd 動画再生装置及び動画再生方法
WO2008126336A1 (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Pioneer Corporation 画像処理装置及び方法
JP2009010548A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Hitachi Ltd 映像音声符号化データ編集装置
JP2010130086A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
JP2010124881A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像印刷装置、画像印刷方法、及びプログラム
JP2010130084A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Casio Computer Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
US8615154B2 (en) 2010-12-08 2013-12-24 JVC Kenwood Corporation Video-audio processing apparatus and video-audio processing method
JP2013040820A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ohbayashi Corp モード解析方法、モード解析システム、変位計測方法、および変位計測システム
JP2013157874A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Nk Works Kk 画像処理プログラムおよび画像処理装置
US9554112B2 (en) 2012-10-19 2017-01-24 Casio Computer Co., Ltd. Replay control apparatus for simultaneously replaying moving image data
JP2013169013A (ja) * 2013-05-23 2013-08-29 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置、制御方法及びプログラム
WO2014208378A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び、情報処理システム
US10212361B2 (en) 2013-06-28 2019-02-19 Sony Corporation Information processing device, information processing method, and information processing system
JP2013225930A (ja) * 2013-07-09 2013-10-31 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置及びプログラム
US10541003B2 (en) 2013-08-05 2020-01-21 Yamaha Corporation Performance content synchronization based on audio
US10242712B2 (en) 2013-08-05 2019-03-26 Yamaha Corporation Video synchronization based on audio
WO2015146242A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
JPWO2015146243A1 (ja) * 2014-03-27 2017-04-13 ノーリツプレシジョン株式会社 画像処理装置
US10169682B2 (en) 2014-03-27 2019-01-01 Nk Works Co., Ltd. Image processing device
WO2015146243A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
US10469793B2 (en) 2014-03-27 2019-11-05 Noritsu Precision Co., Ltd. Image processing device
WO2015146241A1 (ja) * 2014-03-27 2015-10-01 Nkワークス株式会社 画像処理装置
JP2016178597A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 日本電気株式会社 動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法
KR101796226B1 (ko) * 2015-05-29 2017-12-01 (주)자이닉스 복수개의 동영상을 동시에 출력하는 시스템
JP2020030640A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 ICS−net株式会社 食品原料流通支援システム
JP7088444B2 (ja) 2018-08-23 2022-06-21 ICS-net株式会社 食品原料流通支援システム
KR20200028085A (ko) * 2018-09-06 2020-03-16 주식회사 엘지유플러스 방송 콘텐츠 송출을 위한 장치 및 방법
KR102152438B1 (ko) * 2018-09-06 2020-09-04 주식회사 엘지유플러스 방송 콘텐츠 송출을 위한 장치 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001036867A (ja) 複数チャネル動画像同期表示装置
JPS59135680A (ja) ビデオ編集用ビユワ−
JPH0516710B2 (ja)
JP2001111963A (ja) 光ディスクを利用したビデオカメラにおける録画再生方法
JP2805298B2 (ja) 画像信号再生装置
JPH0799628A (ja) 撮像装置
JP2005312022A (ja) 映像音声記録再生装置、及びデジタルビデオカメラ
US7751684B2 (en) Signal processor
JPS63158984A (ja) 磁気記録再生装置
JP3780910B2 (ja) 光ディスク録画装置
JP2625728B2 (ja) プログラム再生装置
US7742686B2 (en) Signal processor
JP2988664B2 (ja) 画像信号供給装置
JP2588704B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP3640584B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPS6360595B2 (ja)
JP2753834B2 (ja) 記録装置
JPH11122524A (ja) 画像記録装置
JP3001100B2 (ja) マルチ画面表示装置
JPH0213094A (ja) 立体映像編集装置
JPH1079921A (ja) 映像再生装置
JP2590928B2 (ja) 画像再生方法
JPH10144060A (ja) 再生装置
JPH09298717A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0221784A (ja) 画像記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060602

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060922

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20071016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090512