JP4629330B2 - 映像蓄積配信装置および映像配信システム - Google Patents

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本発明は、監視カメラ等の撮像装置で撮影された映像をネットワークを介して送受信する映像配信システムに関し、特に、撮影された映像を蓄積しておき、監視サイトからの要求に応じてライブ映像と記録映像を選択的に配信可能にした映像蓄積配信装置および映像配信システムに関する。
従来から、ホテルやビル、コンビニエンスストアや金融機関、ダムや道路などの施設には、犯罪の抑止や事故防止等の目的で、映像監視システムが設置されている。典型的な映像監視システムでは、監視対象をカメラ等の撮像装置で撮影し、映像をアナログ信号線を介して管理事務所や警備室等の監視センタに伝送し、監視センタに常駐する監視者が表示映像を監視している。また、監視目的や状況に応じて、監視者が現場に注意を与えたり、監視映像を録画、保存できるようになっている。
一方、近年では、大容量で高速のネットワークインフラの整備に伴い、インターネットやイントラネットに代表されるネットワークを介して映像を伝送するディジタル映像伝送技術の進歩がめざましい。このようなネットワーク上での映像伝送技術の進歩とあいまって、映像監視システムの分野においても、監視カメラ映像をディジタル化してネットワークに送出するネットワーク型の映像監視システムが普及しつつある。
ネットワーク型の映像監視システムは、カメラ毎に映像伝送路(アナログ専用線)を必要とする映像監視システムに比較して、伝送路の敷設コストが安く済み、映像情報と共に様々な付加情報を伝送できるため、拡張性の高いシステムを構築できるという利点を持っている。実用化されているネットワーク型映像監視システムでは、監視カメラに接続された映像送信装置からモニタサイトの映像受信装置に、現在撮像中の生映像(以下、ライブ映像と言う)を配信するものが主流となっている。このシステムは、映像受信装置が出力する表示映像をモニタサイトに常駐する監視者が常時視聴し、問題が発生した時に直ちに対処するライブ型監視に適合したシステムである。
映像監視の形態には、上述したライブ映像監視の他に、映像を記録(保管)しておき、問題発生時に過去に遡って記録映像を再生できるようにした記録型監視があり、記録型監視システムは、例えば、金融機関や大型商店などにおける犯罪防止システムとしてのニーズがある。
ネットワーク型の映像監視システムとして、例えば、特開2003−224840号公報(特許文献1)には、ネットワークに接続された複数のクライアント端末に対して、プッシュ(PUSH)型の映像配信とプル(PULL)型の映像配信とを選択的にサービス可能にした画像選択配信システムが提案されている。
特許文献1のシステムは、撮像装置からの映像信号をディジタル符号化し、複数の端末にリアルタイムに(ライブ映像として)配信するIPエンコーダと、撮像装置で撮像されたアナログ映像を静止画または低画質の動画/準動画で取得し、これをコンテンツとして蓄積しておき、クライアント側で所望するコンテンツを配信する蓄積サーバと、予め用意された選択画面をクライアントに提供する選択サーバ(Webサーバ)とからなっている。選択サーバは、クライアント端末での選択結果に応じて、クライアント端末を上記IPエンコーダまたは蓄積サーバに対応づけ、ライブ映像または記録映像の配信サービスを実現する。この場合、各クライアント端末は、プル型映像の視聴用ソフトウェア(ブラウザ)と、プッシュ型映像の再生ソフトウェアとを備えることが前提となっている。
特開2003−224840号公報
然るに、映像受信装置(端末)を含めて映像配信システムの全体を新たに提供する場合は、上述したライブ型監視と記録型監視の選択的サービスをさほど困難なく構築することができる。しかしながら、ネットワーク型映像監視システムの市場には、主流であるライブ型監視のみを前提としたシステムが既に大量に存在しているため、顧客ニーズとして、これらの既存のシステムを生かした形で記録型監視サービスを追加できるシステム構成が望まれている。
記録型監視においては、監視対象映像が過去の蓄積映像となるため、記録時刻や映像番号など、再生すべき映像フレームの特定情報、または、現在の再生映像を基準にして次の映像フレームを特定するために必要な順方向再生/巻き戻し、早送り/コマ送りなどの再生モード情報を再生指示情報として端末側から与える必要がある。しかしながら、ライブ型監視用として既に稼動中の映像受信装置(端末)の殆どは、最新(現在)の映像を無条件で表示することを前提としているため、映像蓄積配信装置に対して上述した再生指示情報を与えるための機能を備えていない。従って、既存のライブ型監視システムに記録型監視機能を追加しようとした場合、映像受信装置を再生指示機能を備えたものに置き換える必要がある。
本発明の目的は、既存のライブ型監視システムの構成機器を最大限に活かして、ライブ型監視サービスと記録型監視サービスを可能にした映像蓄積配信装置および映像配信システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の映像蓄積配信装置は、ネットワークを介して映像送信装置から定期的に受信した映像データを映像コンテンツとして記録媒体に蓄積すると共に、映像コンテンツ毎に生成したインデクス情報を記憶する映像蓄積制御手段と、ネットワークを介して端末装置から受信したライブ映像送信要求に応答して、上記映像送信装置から受信した最新映像を上記端末装置に転送するライブ映像送信制御手段と、上記端末装置から受信した再生指示情報を記憶しておき、上記端末装置から記録映像送信要求を受信した時、上記再生指示情報と上記インデクス情報に基づいて送信すべき映像コンテンツの記録位置情報を特定し、該記録位置情報に従って上記記憶媒体から映像コンテンツを取り出して、上記端末装置に送信する記録映像送信制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の映像蓄積配信システムは、ネットワークを介して接続された映像送信装置と端末装置と映像蓄積配信装置とからなり、上記端末装置が、上記映像蓄積配信装置に映像送信要求を発生する映像受信装置と、上記映像蓄積配信装置に再生指示情報を与えるための配信指示装置とを備え、上記映像蓄積配信装置が、上記映像送信装置から定期的に受信した映像データをフレーム単位の映像コンテンツとして記録媒体に蓄積すると共に、映像コンテンツ毎に生成したインデクス情報を記憶する映像蓄積制御手段と、上記端末装置から受信したライブ映像の送信要求に応答して、上記映像送信装置から受信した最新映像を上記端末装置に転送するライブ映像送信制御手段と、上記端末装置から受信した再生指示情報を記憶しておき、上記端末装置から記録映像の送信要求を受信した時、上記インデクス情報と上記再生指示情報とに基づいて送信すべき映像コンテンツの記録位置情報を特定し、該記録位置情報に従って上記記憶媒体から映像コンテンツを取り出して、上記端末装置に送信する記録映像送信制御手段とを有することを特徴とする。
更に詳述すると、本発明の1実施例では、上記インデクス情報が、例えば、映像コンテンツの特定番号と前記記憶媒体上での映像コンテンツの位置を示す記録位置情報とを含み、上記記録映像送信制御手段が、上記映像コンテンツの送信の都度、送信済みとなった映像コンテンツの特定番号を状態情報として記憶しておき、該特定番号と前記再生指示情報とに基づいて次に送信すべき映像コンテンツの特定番号を決定し、該特定番号と対応するインデクス情報が示す記録位置情報に従って、前記記憶媒体から映像コンテンツを取り出すことを特徴としている。
本発明の他の実施例では、端末装置から受信した再生指示情報が映像コンテンツの特定番号を指定しており、上記記録映像送信制御手段が、上記再生指示情報で指定された映像コンテンツ特定番号と対応するインデクス情報から記録位置情報を特定し、該記録位置情報に従って前記記憶媒体から映像コンテンツを取り出すことを特徴としている。
本発明の更に他の実施例では、上記端末装置から受信した再生指示情報が映像コンテンツの位置を示す記録位置情報を指定しており、上記記録映像送信制御手段が、上記再生指示情報で指定された記録位置情報に従って、前記記憶媒体から映像コンテンツを取り出すことを特徴としている。この場合、映像蓄積配信装置では、インデクス情報を参照することなく映像コンテンツを取り出すことが可能となる。
本発明の1つの特徴は、例えば、映像送信装置から受信した映像データが複数フレームの映像データを関係付けて符号化したストリーム映像形式となっていた場合、上記映像蓄積制御手段が、上記受信映像データをフレーム単位に分解して、上記記録媒体に映像コンテンツとして蓄積し、上記記録映像送信制御手段が、上記記憶媒体から取り出した複数フレーム分の映像コンテンツをストリーム映像形式のデータに変換して端末装置に送信することにある。
また、本発明の映像蓄積配信システムは、上記映像蓄積配信装置が、切替装置を介して前記ネットワークに接続された主映像蓄積配信装置と副映像蓄積配信装置とからなり、上記切替装置が、端末からの要求に対して上記主映像蓄積配信装置に応答動作させると共に、上記主映像蓄積配信装置と副映像蓄積配信装置の両方に前記映像コンテンツの蓄積動作を許容しておき、上記主映像蓄積配信装置の故障を検知した時、上記副映像蓄積配信装置を主映像蓄積配信装置に切替えるようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、既存のライブ映像用の端末(映像受信装置)から映像送信要求を受けた場合は、ライブ映像送信制御手段によってライブ映像の配信サービスを提供できる。また、既存のライブ映像用の端末で記録映像配信サービスを必要とした場合は、端末側に再生指示情報を発生するための配信指示装置を接続し、この配信指示装置を利用して順方向再生/巻き戻し、早送り/コマ送りなどの再生モードを指定することにより、記録映像の配信サービスを提供できる。更に、本発明の映像蓄積配信装置を冗長化すれば、主映像蓄積配信装置に故障が発生した場合でも、副映像蓄積配信装置の動作モードを主映像蓄積配信装置に切替えることによって、上述したライブ映像の配信サービスと記録映像の配信サービスを継続できる。
以下、本発明の映像蓄積配信装置および映像配信システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による映像配信システムの第1実施例を示すシステム構成図であり、11はネットワーク媒体、12は映像生成装置、13は映像送信装置、14は映像受信装置、15は映像表示装置、16は配信指示装置、17は映像記録装置(映像蓄積配信装置)を示す。
ネットワーク媒体11は、映像送信装置13から送信された映像データを映像受信装置14に伝送するための伝送網を示し、例えば、有線LAN、無線LAN、インターネット、公衆電話回線など、ルータ、ハブ、基地局、交換機等のネットワーク機器を含む通信ネットワークである。
映像生成装置12は、例えば、カメラ等の撮像手段を備え、レンズからの入力光を電気信号に変換して映像信号として出力する。映像送信装置13は、例えば、上記映像生成装置12から出力された映像信号を受け取る映像入力インターフェイスと、画像コーデック、ネットワークインターフェイス等を備えたエンコーダであり、映像生成装置12からの入力映像をネットワーク媒体11を介して映像受信装置14に送信する。
映像送信装置13は、映像変換部131と、映像送信部132と、認証部133とから構成され、認証部133は、映像受信装置14に対して映像配信サービスの提供可否を判定する機能を持つ。映像変換部131は、映像生成装置12からの入力映像をネットワーク配信に適したデータ形式に変換する機能、すなわち、エンコード機能を備え、例えば、アナログ入力映像をディジタル変換し、ネットワーク媒体11の伝送帯域に応じて映像データを圧縮処理する。映像送信部132は、認証部133の判定結果に応じて、映像変換部131で変換された映像データのネットワーク媒体11への送信を制御する。尚、映像生成装置12と映像送信装置13は、映像生成/送信装置として1つの装置に纏めた形態であってもよい。
映像受信装置14は、例えば、ネットワークインターフェイスと、画像コーデックと、映像出力インターフェイスとを備えたデコーダであり、ネットワーク媒体11から映像データを受信し、映像表示装置15に出力する。映像受信装置14は、映像受信部141と映像変換部142とからなる。
映像受信部141は、映像送信装置13に対して映像送信要求を送信し、映像送信装置13からの配信映像を受信する機能を備える。映像変換部142は、映像受信部141が受信した映像データを映像表示装置15で表示可能なデータ形式に変換する機能、すなわち、受信映像データをデコードする機能を有し、例えば、受信映像データがデータ圧縮されていた場合は、データに伸張処理を施し、映像表示装置15がテレビモニタの場合は、受信映像データをアナログ変換して出力する。
映像表示装置15は、テレビモニタ、コンピュータのCRT、液晶モニタなど、電気的な映像信号を表示画面に画像として表示する機能を備えた装置であり、映像受信装置14と映像表示装置15は、映像受信/表示装置として1つの装置に纏めた形態であってもよい。
配信指示装置16は、例えば、ネットワークインターフェイスを備え、例えば、ライブ映像/記録映像(蓄積映像)の区別、順方向再生/巻戻し、早送り/コマ送りなど、映像表示装置15に表示すべき映像の種別と再生モードを指定するための入力ボタン群を備えた制御盤装置であり、キーボードやポインティングデバイスを備えたパーソナルコンピュータであってもよい。映像表示装置の視聴者(監視者)は、上記配信指示装置16を利用して、配信すべき映像種別を映像記録装置17に指定する。記録映像を配信する場合は、映像種別と共に再生モードも指定する。
図1では、配信指示装置16をネットワーク媒体11に接続し、該配信指示装置のネットワークインターフェイスを介して、映像記録装置17、必要に応じて映像送信装置13および映像受信装置14と通信できるようにしているが、映像受信装置14の仕様によっては、配信指示装置16を映像受信装置14に一体化し、映像受信装置が備えるネットワークインターフェイスを介して上述した指示情報を送信するようにしてもよい。以下の説明において、映像受信装置14、映像表示装置15、配信指示装置16をまとめて、端末装置10と言う。
映像記録装置17は、例えば、ネットワークインターフェイスを備えたコンピュータであり、ネットワーク媒体11を介して、映像送信装置13、映像受信装置14、配信指示装置16と相互に通信できるようになっている。映像記録装置17は、後述するように、映像送信装置13からの送信映像を記録媒体173に蓄積し、映像受信装置14からの映像配信要求に応じて、ライブ映像または記録映像を映像受信装置14に配信する映像蓄積配信装置としての機能を備える。
図1では、映像送信装置13と端末装置10をそれぞれ1台しか示していないが、実際の応用においては、映像送信装置13と端末装置10をそれぞれ複数台ずつネットワーク媒体11に接続したシステム構成とすることができる。このようなシステム構成では、映像送信装置毎または端末装置毎に、上述した受信映像の蓄積処理用ソフトウェアまたは映像配信処理用のソフトウェアを起動することによって、1つの映像記録装置17で複数の映像配信サービスを同時に提供できる。この場合、映像送信元の映像送信装置とサービス対象となる端末装置(映像受信装置)は、各装置に一意に割当てられた識別番号、例えば、ネットワークアドレスや本システムで独自に割当てたチャンネル番号等によって識別される。
映像記録装置17は、エミュレート部171と、記録管理部172と、記録媒体173とから構成される。エミュレート部171は、映像送信装置13から送信された映像の受信機能、映像受信装置14への映像送信機能、送受信タイミングの制御機能を有し、端末装置への配信映像の特定と状態管理を行う。記録管理部172は、エミュレート部171からの指示に従って、例えば、半導体メモリ、ハードディスク、RAID装置などからなる記録媒体173への映像データの書込みと、記録媒体173からの映像データの読み出しと、記録媒体内での蓄積映像のアドレス管理を行う。
本実施例では、上記エミュレート部171に、認証代行部1711と、映像受信代行部1712と、映像送信代行部1713と、タイミング制御部1714と、配信状態制御部1715とを含む。
認証代行部1711は、映像送信装置13の認証部13に代わって、映像受信装置14に対する映像配信サービスの提供可否を判定する。認証方式としては、例えば、要求元の装置ID方式、ネットワークアドレス方式、パスワード方式等があるが、認証代行部1711では、映像送信装置13の認証部133で採用する認証方式と同一の方式で、要求元装置への映像配信サービスの提供可否を判定する。従って、映像記録装置17には、映像送信装置13に事前登録された認証情報、例えば、パスワードと同一の情報が登録されている。但し、サービス対象となる映像送信装置13について認証処理を必要としない映像配信システムの場合は、上記認証代行部1711は不要となる。
映像受信代行部1712は、映像受信装置14に代わって、映像送信装置13に映像配信要求を発行し、映像送信装置13から送信されてきたライブ映像を受信し、受信したライブ映像を記録管理部172に渡して、受信ライブ映像の記録媒体173への記録を要求する。映像データの送受信方式としては、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)を用いたソケット通信や、WWWで使用されるHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)通信等があるが、映像受信代行部1712は、映像受信装置14の映像受信部141と同様のプロトコルで映像データを送受信する。
映像受信代行部1712は、映像送信装置13に対して、タイミング制御部1714の指示に従ったタイミングで定期的に映像配信要求を発行する。映像配信要求の宛先となる映像送信装置13のネットワークアドレスは、予め映像記録装置17に登録してある。映像記録装置17を稼動する以前に、映像送信装置13に映像配信サービス先として映像受信装置14のネットワークアドレスが登録されていた場合、映像記録装置17の稼動時に、これを映像記録装置17のネットワークアドレスに変更しておく。同様に、映像送信要求の宛先として映像受信装置14に登録されていた映像送信装置13のネットワークアドレスは、映像記録装置17の稼動時に、映像記録装置のネットワークアドレスに変更しておく。
映像送信代行部1713は、映像受信装置14から記録映像の配信要求を受信した時、認証代行部1711に映像配信の可否判断を要求し、映像配信が許可された場合は、判断配信状態制御部1715に記録媒体173からの映像データの読出を要求し、要求された映像データを映像受信装置14に配信する。映像送信代行部1713は、映像送信装置13の映像送信部132と同一のプロトコルで映像データの送信処理を行う。映像の配信は、タイミング制御部1714が発生する内部タイミングに同期して行われる。映像データの配信先となる映像受信装置14のネットワークアドレスは、予め映像記録装置17に登録されている。
タイミング制御部1714は、映像送信装置13に対する映像配信要求の発行タイミングや、映像受信装置14に対する映像データの配信タイミングなど、他の装置との間で行う通信タイミングを制御する。例えば、映像送信装置13の配信フレームレート等、これらのタイミング判断に必要な情報は、予め映像記録装置17に登録しておく。タイミング制御情報として、配信フレームレート以外の情報、例えば、ラプス時間間隔や記録スケジュール等の情報も含めることによって、映像記録のバリエーションを多様化にすることが可能となる。
配信状態管理部1715は、次の3つの機能を持つ。
第1の機能は、端末装置10(配信指示装置16)からの指示情報と端末装置10(映像受信装置14)に配信済みの映像の状態遷移とに基づいて、端末装置への配信映像の状態管理をすることにある。配信指示装置16からの指示情報は、前述した配信映像種別と記録映像の再生モードを示し、映像の状態遷移は、例えば、それまでに配信してきた映像特定番号(例えば、フレーム番号)の遷移を示す。
配信状態管理部1715の第2の機能は、例えば、TCPを用いたソケット通信やHTTP通信等の方式で、配信指示装置16からの指示情報を受信する機能であり、第3の機能は、要求元に配信すべき映像を特定し、該当する映像データを記録管理部172から取得し、映像送信代行部1713に渡す機能である。端末に配信すべき映像は、配信指示装置16からの指示情報と配信映像の状態遷移に基いて、後述する計算式に従って特定される。
次に、上記システム構成における映像配信動作について説明する。
本発明の映像記録装置17における映像蓄積配信動作は、映像記録処理と、映像配信処理と、配信管理処理の3つの処理からなる。映像記録処理は、映像送信装置13から送信された映像データを受信し、映像コンテンツとして記録媒体173に記録(蓄積)する処理である。映像配信処理は、配信指示装置16からの指示情報に従って、映像記録装置17から映像受信装置14に映像データを配信する処理を示し、配信管理処理は、配信指示装置16からの指示情報とそれまでの配信状況とから、要求元端末に配信すべき次の映像を決定するための処理を示す。
図2は、映像記録処理の説明図であり、実線矢印は処理の流れを示し、破線矢印は要求やデータの流れを示している。映像記録処理には、映像蓄積制御手段として、映像記録装置17の映像受信代行部1712と、タイミング制御部1714と、記録管理部172が関与する。
タイミング制御部1714は、映像受信代行部1712に対して定期的に映像取得を指示する(ステップ311)。上記映像取得指示の発行タイミングは、映像記録装置17に予め登録されている映像送信装置13の配信フレームレート等の条件によって決定され、例えば、映像送信装置13が30フレーム/秒の完全動画を配信する場合、映像記録装置17の内蔵タイマによって1/30秒の間隔で映像取得指示のトリガ信号が発生する。映像送信装置13の配信フレームレートが30フレーム/秒であっても、映像記録装置17に要求された記録条件が10フレーム/秒であった場合は、上記トリガは1/10秒間隔となる。映像受信代行部1712は、上記映像取得指示に応答して、映像送信装置13に映像配信要求を送信する(312)。
映像生成装置12は、カメラで撮影した映像を常時、映像送信装置13に出力しており(211)、映像送信装置13では、映像変換部131によって、上記カメラからの出力映像をネットワーク媒体への送信映像に変換している(212)。映像受信代行部1712から映像配信要求が送信されると、映像送信装置13の映像送信部132が上記要求を受信し(232)、認証部133に渡す。認証部133は、上記要求に対する映像送信サービスの提供可否を判定する(233)。認証部133がサービス提供可と判断した場合は、映像送信部132が、上記映像変換部131で生成された最新フレームの映像データを取り出し(234)、要求元の映像記録装置17に送信する(235)。もし、ステップ233でサービス提供不可と判断した場合、認証部133は、映像送信部132にサービス不可メッセージを要求元の映像記録装置17に送信させる(236)。
ステップ312で映像送信要求を送信した映像受信代行部1712は、映像送信装置13からの応答を待機しており、映像送信装置13からメッセージを受信すると(313)、それが映像データか否かを判定する(314)。映像データを受信した場合、映像受信代行部1712は、記録管理部172に対して受信映像データの記録を指示する(315)。上記指示を受けた記録管理部172は、記録媒体173上での映像データ(映像コンテンツ)の記録位置を算出し(316)、該記録位置に受信映像データを格納する(317)。映像データの記録位置は、記録媒体が持つアドレス体系、所謂ファイルシステムに委ねることもできるが、一般的なファイルシステムでは、フレーム毎にランダムにアドレスが割り当てられるため、結果的に一連のフレームが離散的に蓄積され、映像フレームの読み出し時にシーク動作による遅れが発生する。
記録媒体173に蓄積された映像データは、映像受信装置への配信時に映像フレーム順に連続的に読み出される確率が高いため、映像データの記録位置は、記録媒体上のアドレス連続領域に順次に割り当てることが望ましい。また、映像発生源となる映像送信装置毎に、予め連続した映像データ記録領域を記録媒体173上に確保しておき、例えば、受信映像データの格納の都度、記録管理部17が、新たに格納された映像データのサイズに応じて次の受信映像データの書込み開始アドレスを更新しておき、データの書込み位置が記録領域の最終位置に達した場合は記録領域の最初の位置に戻って、蓄積済みの最旧映像データに新たな映像データを上書きする形式で、限られた記録領域を循環的に利用するとよい。
本発明では、記録媒体への受信映像データの格納時(317)に、記録映像の配信時に必要となる情報、例えば、映像コンテンツ(映像フレーム)毎の記録位置や記録時刻をインデクス情報として登録しておく。インデクス情報は、映像データの記録領域とは別に用意されたデータベースに映像特定番号を付した形で登録する。映像特定番号は、記録映像を読み出す際に特定の映像を一意に指定可能な値とする。
例えば、映像特定番号のビット幅を64ビットとすると、映像特定番号として、記録を開始した最初の映像フレーム番号をゼロとして単調増加する通し番号を採用した場合でも、30フレーム/秒の完全動画記録において数百億年分のフレームを一意に指定することが可能とる。インデクス情報用のデータベースとしては、例えば、映像特定番号を指定すれば記録位置情報等のインデクス情報が直ちに検索できる表形式のものを採用できる。このように、ライブ映像のコンテンツ単位に映像特定番号を付与し、記録位置情報と共に記憶しておくことによって、後述する映像配信処理を効率的に実行することが可能となる。
図3は、インデクス情報用データベース70の1実施例を示す。
インデクス情報用データベース70は、フレーム対応に順次に生成された複数のエントリ700(700−1、700−2、700−3、…)からなり、各エントリ700は、映像特定番号701と、記録位置情報702と、記録日時情報703とを示している。
尚、映像送信装置13が、映像送信要求に応答して、例えば、MPEG画像のように、連続する複数フレーム分の映像を互いに関連付けて符号化したストリーム映像形式で映像データを送信する場合は、映像受信代行部1712が、ストリーム映像をフレーム単位の映像データに分解し、記録管理部172に対して、フレーム単位の映像記録指示(315)を複数回繰り返すようにすればよい。
記録管理部172は、記録媒体173における映像の記録位置管理と、映像送信装置と対応した記録領域毎の蓄積情報量の管理を行う。ステップ316、317において、蓄積情報量が記録領域の最大容量に達した場合は、記録管理部172は、予め設定されたルール、例えば、最も旧い映像データを破棄し、最新映像を上書きすると言ったルールに従って、限られた記録領域に映像データをエンドレスに記録する。各記録領域に適用する記録ルールは、サーバ設定として選択的に切り替えられるようにしておく。
次に、図4を参照して、記録映像の配信処理について説明する。図において、実線矢印は処理の流れ、破線矢印は要求やデータの流れを示している。記録映像配信処理には、記録映像送信制御手段として、映像記録装置17の映像送信代行部1713と、認証代行部1711と、配信状態制御部1715と、記録管理部172とが関与する。端末のユーザ(監視者)は、記録映像の受信に先立って、配信指示装置16を利用して、映像記録装置17に映像種別と再生モードを指定している。
映像受信装置14の映像受信部141から映像記録装置17宛に映像送信要求が送信されると(ステップ231)、映像記録装置17の映像送信代行部1713が上記映像配信要求を受信処理し(401)、認証代行部1711が映像配信サービスの提供可否を判定する(402)。映像配信サービスの提供可と判断された場合、配信状態制御部1715が、今回配信すべき映像特定番号を算出し(403)、これをメモリに記憶(404)した後、映像送信代行部1713に映像データの送信を指示する。映像送信代行部1713は、上記メモリに格納された映像特定番号を指定して、記録管理部172に映像データの取り出しを指示する(405)。
配信状態制御部1715は、映像配信サービスの開始時点では、ステップ403において任意の初期画像、例えば、最新映像の番号を映像特定番号として割当て、その後は、この映像特定番号を基準として、図5で後述する配信指示装置16からの再生指示情報に従って、次に配信すべき映像の映像特定番号を算出する。
記録管理部172は、映像送信代行部1713から指定された映像特定番号に基づいて、インデクス情報データベース70を参照し(406)、上記映像特定番号と対応する記録位置情報に従って、記録媒体173から映像データを取出す(407)。上記映像データは、映像送信代行部1713にによって、要求元の映像受信装置14に送信される(408)。認証代行部1711がステップ402でサービス提供不可と判断した場合、その旨を示す応答メッセージが映像送信代行部1713から映像受信装置14に送信される(409)。
ステップ231で映像送信要求を送信した映像受信装置14は、映像記録装置17からの応答を待機しており、映像記録装置17から応答を受信すると(237)、それが映像データか否かを判定する(238)。映像データを受信した場合、映像変換部142で受信映像データを映像表示装置15で表示可能なデータ形式に変換し(239)、これを映像表示装置15に出力する(240)。これによって、受信映像が映像表示装置15に表示される(213)。映像受信部141は、映像記録装置17からの応答データが映像データ以外の場合、またはデータ変換された映像データを映像表示装置15に出力した後、ステップ231に戻り、所定のタイミングで次の映像送信要求を送信する。
以上は、映像記録装置17から映像受信装置14に、映像データがフレーム単位で送信される場合の動作を示しているが、映像受信装置14で扱う映像データが、例えば、MPEG映像のようにストリーム映像の場合は、ステップ403〜405を送信ストリーム長に応じて複数回繰り返し、取り出された複数フレームの映像をストリーム映像に変換処理した後、ステップ407で映像受信装置14に送信すればよい。
図5は、配信状態制御部1715が実行する配信管理処理の説明図であり、実線矢印は処理の流れ、破線矢印は要求やデータの流れを示している。
配信指示装置16から映像記録装置17宛に、例えば、映像の種別(再生)と、順方向再生/巻戻し、早送り/コマ送りといった再生モードの指示情報が送信されると(501)、映像記録装置17の配信状態制御部1715が、上記指示を受信処理し(502)、再生方向、再生速度、連続性の3つの要素に分解して、再生指示状態情報としてメモリに格納する(503)。例えば、「再生」指示は、再生方向:順方向、再生速度:1倍速、連続性:有りとして格納され、「3倍速巻き戻し」指示は、再生方向:逆方向、再生速度:3倍速、連続性:有りとして格納され、コマ送り指示は、再生方向:順方向、再生速度:1倍速、連続性:無しとして格納される。
図4では、配信状態制御部1715が、映像送信要求に応じて記録媒体から取り出すべき映像データの映像特定番号を算出し(403)、これをメモリに格納する(404)ものとして説明したが、上記メモリには、今回送信すべき映像データを示す映像特定番号と、既に配信済みとなった前回の映像データを示す映像特定番号とが保持されている。
配信状態制御部1715は、メモリに保持された再生指示状態情報と前回の映像データを示す映像特定番号との基いて、次の方法で、新たに配信すべき映像データの映像特定番号を算出する。
例えば、前回の配信映像の映像特定番号が「5」で、メモリに保持された再生指示状態情報が「再生方向:逆方向」、「再生速度:3倍速」、「連続性:有り」の場合、すなわち3倍速巻戻しの場合、次に配信すべき映像データの映像特定番号Nは、次式(1)によって「2」となる。
映像特定番号N=前回の映像特定番号+再生方向×再生速度×連続性+!連続性 …(1)
=5+1×(−3)×1+0
=2
ここで、再生方向は、順方向を「1」、逆方向を「−1」と定義し、再生速度は、標準速を「1」、3倍速を「3」、n倍速を「n」、連続性に関しては、連続性有りを「1」、無しを「0」と定義している。尚、最後の加算要素「!連続性」は、連続性の反転値加算を意味しており、連続性の値が0ならば1が加算され、連続性の値が1ならば0が加算される。
上記計算式(1)に従えば、例えば、前回の映像特定番号が「5」で、再生指示情報が、「再生方向:順方向」、「再生速度:1倍速」、「連続性:無し」のコマ送りの場合は、次に配信すべき映像データの映像特定番号Nは、5+1×1×0+1=6となる。
上記計算式は、映像データを1フレーム単位で配信する場合であるが、複数フレームを関連付けたストリーム映像形式で配信して、受信側で連続的に再生する場合は、新たに計算された映像特定番号Nを順次に前回映像特定番号に代入しながら、上記計算式(1)による映像特定番号Nの計算を繰り返し、ストリーム長に応じた複数フレーム分の映像特定番号を求めればよい。ストリーム映像表示に適合した映像受信装置で、例えば、コマ送りのように連続性の無い映像再生を行う場合は、上記計算式(1)に従って求められた映像特定番号Nをもつ単一フレームの映像データを配信すれば済む。
上記実施例では、認証処理と映像配信、映像要求と映像配信をそれぞれ対にして、制御シーケンスの一単位として説明したが、両者の関係は必ずしも1対1の関係になくてもよい。また、上記実施例では、映像記録装置17にタイミング制御部1714を設けたが、特に同期化を必要としない場合は、タイミング制御部からの指令を待つことなく、映像受信代行部1712でステップ312〜317を随時に繰り返せばよい。さらに、実施例では、映像記録装置17が映像送信装置13から受信した映像データを映像受信装置14に配信する最小単位のシステム構成について説明したが、1つの映像記録装置を複数の映像送信装置および複数の映像受信装置に接続し、マルチタスク処理によって複数の映像配信サービスを同時並列的に提供することも可能である。
図6は、映像記録装置17によるライブ映像配信処理の説明図であり、実線矢印は処理の流れ、破線矢印は要求やデータの流れを示している。ライブ映像の配信には、ライブ映像送信制御手段として、映像送信代行部1713と映像受信代行部1712とが関与する。映像生成装置12の動作211と、映像送信装置13の動作212、232〜236は、図2と同様であり、映像受信装置14の動作231、237〜240と、映像表示装置15の動作213は、図4と同様である。
端末のユーザ(監視者)が、映像の受信に先立って、配信指示装置16を利用して映像種別(ライブ映像)を指定すると、映像記録装置17から映像受信装置14へのライブ映像の配信サービスが開始される。上記配信モード指定の後、映像受信装置14の映像受信部141が、映像記録装置17に映像送信要求を送信すると(231)、受信待ち状態にあった映像記録装置17の映像送信代行部1713が上記映像配信要求を受信処理し(601)、映像受信代行部1712に対して、映像送信装置13への映像送信要求の送信を指示する(602)。
上記指示に応答して、映像受信代行部1712が映像送信装置13宛に映像送信要求を送信すると(403)、映像送信装置13は、図2と同様のステップ232〜236を実行し、サービス提供可と判断された場合は、映像記録装置17に映像データを送信し(235)、サービス不可と判断された場合は、その旨を示す応答メッセージを映像受信装置14に送信する(236)。
映像記録装置17では、映像送信要求を送信した映像受信代行部1712が映像送信部132からの応答を待っており、映像データまたはサービス不可を示す応答メッセージを受信すると、これを映像送信代行部1713に渡す(604)。映像送信代行部1713は、映像受信代行部1712からの受信データを映像受信装置14に送信する(605)。
映像受信装置14では、図4と同様、映像送信要求を送信した映像受信部141が映像記録装置17からの応答を待っており、映像記録装置17から上記映像データを受信すると(237)、受信データが映像データか否かを判定する(238)。受信データが映像データ以外の場合は、ステップ231に戻り、受信データが映像データの場合は、映像変換部142によって、受信映像データを映像表示装置15に適合したデータ形式に変換(239)し、映像を映像表示装置15に出力(240)した後、ステップ231に戻る。
映像受信装置14が、上記ステップ231での映像送信要求の送信動作を繰り返すことにより、映像記録装置17によるライブ映像の配信サービスが可能となる。従って、本発明によれば、既存のライブ映像配信システムに、エミュレート部と記録管理部を備えた映像記録装置17と、配信指示装置を追加することによって、ライブ型監視と記録型監視の両方を実現できることが判る。
尚、図6では、ライブ映像の送信要求で送信されるフレーム周期が、図2で説明した映像記録処理における蓄積映像のフレーム周期と異なる場合を想定している。フレーム周期が同一の場合は、図4の映像記録処理において受信した映像データを利用できるため、図6における映像送信要求の送信(603)を省略できる。しかしながら、例えば、映像記録処理で10フレーム/秒の準動画を蓄積している状態で、端末から30フレーム/秒周期でライブ映像の送信要求を受信した場合は、映像記録処理の受信映像ではフレーム数が不足するため、映像受信装置14からの要求に応答した映像送信要求の送信(603)が必要となる。ステップ603の送信要求と、映像記録処理におけるステップ312の送信要求とが重なった場合は、何れか一方の送信要求によって映像データを取得し、これを記録媒体に格納すると共に、要求元映像受信装置に送信するようにすればよい。
上述した映像記録装置17を利用した映像蓄積配信システムにおいては、システムコストを低減するために、1台の映像記録装置17で複数の映像受信装置14への映像配信サービスを実現することが望ましい。この場合、同時に配信サービス可能な映像受信装置の台数を増やすためには、映像記録装置17に掛かる負荷を如何に下げるかが課題となる。
図7は、映像記録装置17の負荷軽減に適した本発明による映像配信システムの第2実施例を示すシステム構成図である。図1に示した第1実施例と比較すると、本実施例の特徴は、映像記録装置17から配信状態制御部1715を省略し、端末装置側に、配信状態制御部161を備えた配信指示装置16Aを接続したことにある。配信指示装置16Aが備える配信状態制御部161は、配信制御部1715と同様、映像特定番号の算出機能をもつ。
本実施例において、映像記録処理は、図2と同様の手順で実行されるため説明を省略し、映像配信処理について図8を参照して説明する。図8において、実線矢印は処理の流れ、破線矢印は要求やデータの流れを示している。映像表示装置15、映像受信装置14、映像記録装置17の動作のうち、図4と処理内容が同一のステップには同一の符号を付してある。
映像受信装置14の映像受信部141は、フレーム周期で映像送信要求を映像記録装置19宛に送信する(231)。一方、映像指示装置116Aの配信状態制御部161は、映像受信装置14からの映像送信要求の送信サイクルに同期して、フレーム周期で映像特定番号を算出し(801)、映像特定番号指示メッセージとして映像記録装置17宛に送信する(802)。映像特定番号は、図5で説明したように、映像の再生指示情報から求められる。
映像記録装置17の映像送信代行部1713は、映像特定番号指示メッセージと映像送信要求の受信待ち状態にあり、映像特定番号指示メッセージと映像配信要求を受信すると(400、401)、認証代行部1711で映像送信サービスの提供可否を判定する(402)。サービス提供可と判断された場合は、映像特定番号を指定して、映像送信代行部1713から記録管理部172に映像取出しが指示される(405)。これによって、図4で説明した第1実施例と同様、記録媒体173からの映像データの取り出しが行われ(406、407)、映像送信代行部1713を介して、映像受信装置14宛に映像データが送信され(408)、サービス提供不可を判断された場合は、その旨を示す応答メッセージが映像受信装置14宛に送信される(409)。
映像受信装置14は、上記映像記録装置17から受信した映像データまたは応答メッセージに対して、第1実施例と同様の動作237〜240を実行し、受信映像を映像表示装置15に出力すると、ステップ231に戻って、映像送信要求の送信動作を繰り返す。
本実施例によれば、映像要求元の端末装置(配信指示装置)で、映像特定番号を指定した形で映像送信要求を発行しているため、映像記録装置側で、記録媒体から読み出すべき映像の特定番号算出処理(403)が不要となり、映像送信要求に対して迅速に応答することが可能となる。ライブ映像モードでの映像配信サービスを要求に対しては、図6と同様の処理を実行すればよいため、説明を省略する。
図9は、映像記録装置17の負荷を更に軽減可能にした本発明による映像配信システムの第3実施例のシステム構成図を示す。図7に示した第2実施例と比較すると、本実施例の特徴は、映像記録装置17の記録管理部172を簡易型の記録管理部172Bに置き換え、端末装置側に、配信状態制御部161と映像の記録位置算出部162とを備えた配信指示装置16Bを接続したことにある。
配信状態制御部161は、図7に示したものと同様、映像特定番号の算出機能を有し、記録位置算出部162は、映像記録装置17の記録管理部172に代わって、記録媒体173上での映像の記録位置を算出する機能を有する。
本実施例において、映像記録処理は、図2と同様の手順で実行されるため説明を省略し、映像配信処理について図10を参照して説明する。図10において、実線矢印は処理の流れ、破線矢印は要求やデータの流れを示している。映像表示装置15、映像受信装置14、映像記録装置17の動作のうち、図4、図8と処理内容が同一のステップには同一の符号を付して、説明を簡単化する。
第2実施例と同様、映像受信装置14の映像受信部141は、フレーム周期で映像送信要求を映像記録装置19宛に送信する(231)。一方、映像指示装置116Aの配信状態制御部161は、映像受信装置14からの映像送信要求の送信サイクルに同期して、フレーム周期で映像特定番号を算出する(801)。本実施例の配信状態制御部161は、映像特定番号を算出すると、記録位置算出部162に対して、記録媒体173における上記映像特定番号をもつ映像データの記録位置の算出を要求し、記録位置算出部162が後述する計算方法で記録位置を算出し、その結果を回答すると(803)、該記録位置を記録位置指示メッセージとして映像記録装置17宛に送信する(804)。映像特定番号は、図5で説明したように、映像の再生指示情報から求められる。
映像記録装置17の映像送信代行部1713は、記録位置指示メッセージと映像送信要求の受信待ち状態にあり、記録位置指示メッセージと映像配信要求を受信すると(410、401)、認証代行部1711で映像送信サービスの提供可否を判定する(402)。サービス提供可と判断された場合は、本実施例では、映像送信代行部1713から簡易型の記録管理部172Bに、記録位置を指定して、映像取出しが指示される(405B)。
記録管理部172Bは、上記記録位置に基づいて記録媒体173から映像データを取り出す(407)。取り出された映像データは、映像送信代行部1713を介して、映像受信装置14宛に映像データが送信され(408)、サービス提供不可を判断された場合は、その旨を示す応答メッセージが映像受信装置14宛に送信される(409)。映像受信装置14は、上記映像記録装置17から受信した映像データまたは応答メッセージに対して、第2実施例と同様の動作237〜240を実行し、受信映像を映像表示装置15に出力すると、ステップ231に戻って、映像送信要求の送信動作を繰り返す。
第1、第2実施例では、映像記録装置17が備えるインデクス情報データベース70を利用して、映像特定番号と対応する記録位置情報を求めている。この構成は、記録すべき映像データのサイズ変動等に対して柔軟に対応できるが、記録媒体173への新たな映像フレームの格納の都度、インデクス情報をデータベースに登録処理する必要があるため、映像記録装置17での負荷が大きくなると言う問題がある。
そこで、第3実施例では記録媒体に格納する各映像フレームのデータブロックサイズを固定長とし、映像特定番号が指定された場合、映像特定番号とデータブロックサイズとの積から、記録位置を求める。データブロックサイズは、送信要求に応答して映像送信装置が送信する映像データサイズの最大値に合わせ、受信映像データのサイズがブロックサイズに満たない場合は、残り部分をスタッフィングビット、例えば、ゼロビットで埋めておく。
記録媒体173として、例えば、1セクタ=4096バイトのハードディスクを適用し、固定長のデータブロックサイズを12288バイトとした場合、1つの映像データブロックに3セクタが必要となる。従って、記録領域としてセクタ番号が連続するMセクタ分の領域(但し、Mは3の整数倍の値)を確保しておき、映像特定番号が「1」の最初の映像データの記録を第0セクタから開始して、映像特定番号順に書込みアドレスを割当てた場合、映像特定番号が「N」の映像データの書込み開始位置は、Mを法とする(N−1)×3のモジュロ演算値として求めることができる。このように記録位置が映像特定番号から一義的に計算できるようにしておけば、映像データの記録位置をインデクス情報データベース上で管理する必要がなくなる。
本実施例によれば、映像特定番号の算出処理と映像記録位置の特定処理を各映像受信装置(配信指示装置)に分散することができるため、第1、第2実施例に比較して、映像記録装置の負荷を一層減らすことが可能となる。
図11は、本発明の変形例として、システムの信頼性を高めるために映像記録装置17を冗長構成とした映像配信システムを示す。ここでは、図1で説明した第1実施例の映像記録装置17を2重化(17−1、17−2)して配置し、これらの映像記録装置を切替装置23を介してネットワーク媒体11に接続したシステム構成を示すが、冗長化による信頼性の向上は、第2、第3実施例の映像記録装置に対しても同様に適用できる。また、映像記録装置の冗長度は3以上であってもよい。
切替装置23は、2つの映像記録装置17−1、17−2の一方を主映像記録装置、他方を副映像記録装置と定義し、これらの映像記録装置に所定の時間間隔、例えば、1秒毎に故障の有無を問合せ、主映像記録装置の故障を検知した場合は、主、副映像記録装置の切替えを行う。また、後述するルールに従って、これらの映像記録装置から発行された映像送信装置13宛の要求のネットワーク媒体11への転送制御と、ネットワーク媒体11から受信した映像記録装置宛の要求および映像データの転送制御を行う。以下の説明では、17−1を主映像記録装置、17−2を副映像記録装置とする。
切替装置23は、主、副の各映像記録装置が発行する映像送信要求は、全てネットワーク媒体11側に通過させ、映像送信装置13から受信した応答メッセージおよび映像データは、それぞれの要求元装置に転送する。また、端末装置10から発行された制御メッセージ(映像送信要求と再生指示)は、主映像記録装置17−1に対して転送する。
制御メッセージと映像データをこのように転送制御することによって、冗長化された2つの映像記録装置が正常に動作している間は、主/副両方の映像記録装置17−1、17−2に映像送信装置13からの映像データを蓄積でき、配信指示装置16からの再生指示と映像受信装置14からの映像配信要求に対しては主映像記録装置17−1が応答動作することによって、第1実施例と同様の映像配信サービスを実現できる。また、主映像記録装置17−1に故障が発生した場合は、故障した映像記録装置17−1での映像記録は停止するものの、副映像記録装置17−2による映像記録は継続されているため、主、副映像記録装置の切替えを行うことによって、新たな主映像記録装置17−2による映像配信サービスが可能となる。
第1実施例の映像記録装置を冗長化した図11に示すシステム構成では、主/副装置の切替え前に、配信すべき映像の特定番号が主映像記録装置17−1によって管理されているため、映像受信装置14に映像配信サービス中に主映像記録装置17−1が故障した場合、主/副装置の切替えによる新たな主映像記録装置17−2では、既に配信済みの映像に続く正しい映像番号を特定することができない。従って、このシステム構成では、主/副装置の切替え後の主映像記録装置17−2よる映像配信サービスが初期画像から開始されることになり、端末ユーザが、配信指示装置16からの再生指示によって表示画面の出力映像を調整し直す必要がある。
これに対して、第2、第3の実施例で示した映像記録装置を冗長化したシステム構成では、配信指示装置16に配信状態制御部161を備えているため、主映像記録装置17−1が故障した場合でも、新たな主映像記録装置17−2に対して、従前の再生映像に続く適切な映像特定番号を通知することができる。従って、主/副装置の切替えに関係なく、継続的な映像配信サービスを実現できるという利点がある。
本発明によれば、このように映像記録装置を冗長化しておくことによって、例えば、監視映像の記録、保管が法律で義務付けられている金融機関記録向けの映像蓄積配信システムのように、記録映像に欠損が許されない信頼性の高い映像配信システムを提供することが可能となる。
本発明による映像配信システムの第1実施例を示すシステム構成図。 第1実施例の映像配信システムにおける映像記録処理の説明図。 第1実施例において生成されるインデクス情報用のデータベースを示す図。 第1実施例の映像配信システムにおける映像配信処理の説明図。 第1実施例の映像配信システムにおける配信管理処理の説明図。 第1実施例の映像配信システムにおけるライブ映像配信処理の説明図。 本発明による映像配信システムの第2実施例を示すシステム構成図。 第2実施例の映像配信システムにおける映像配信処理の説明図。 本発明による映像配信システムの第3実施例を示すシステム構成図。 第3実施例の映像配信システムにおける映像配信処理の説明図。 映像記録装置の冗長化により信頼性を高めた本発明による映像配信システムの1例を示すシステム構成図。
符号の説明
10:端末装置、11:ネットワーク媒体、12:映像生成装置、13:映像送信装置、
14:映像受信装置、15:映像表示装置、16:配信指示装置、17:映像記録装置、
23:切替装置、131:映像変換部、132:映像送信部、133:認証部、
141:映像受信部、142:映像変換部、161:配信状態制御部、
162:記録位置算出部、171:エミュレート部、172:記録管理部、
173:記録媒体、1711:認証代行部、1712:映像受信代行部、
1713:映像送信代行部、1714:タイミング制御部、1715:配信状態制御部。

Claims (4)

  1. ライブ映像データを所定のプロトコルでネットワークに送信する映像送信装置と、上記ネットワークから上記所定のプロトコルでライブ映像データを受信する端末装置とからなる映像配信システムにおいて、
    上記ネットワークに接続された映像蓄積配信装置を有し、
    上記端末装置が、映像表示装置と、ユーザ操作に従って、上記映像蓄積配信装置に少なくとも映像種別を示す再生指示情報を通知するための配信指示装置と、上記映像蓄積配信装置に映像送信要求を送信し、上記映像蓄積配信装置から上記所定のプロトコルで送信された映像データを受信する映像受信装置と、上記映像受信装置で受信された映像データを上記映像表示装置に表示可能なデータ形式に変換して上記映像表示装置に出力する映像変換部とからなり、
    上記映像蓄積配信装置が、
    上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで定期的に受信した映像データをフレーム単位の映像コンテンツとして記録媒体に蓄積すると共に、映像コンテンツのフレーム毎に生成したインデクス情報を映像特定番号と対応付けて記憶する映像蓄積制御手段と、
    上記端末装置から通知された再生指示情報を記憶しておき、映像種別が記録映像を示していた場合に、上記記憶媒体に蓄積された任意フレームの映像特定番号を初期値として、次に配信すべき映像コンテンツの映像特定番号を決定する配信状態制御部と、
    上記再生指示情報の映像種別がライブ映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時上記映像送信装置に映像送信要求を送信し、上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで受信した最新映像データを上記端末装置に転送するライブ映像送信制御手段と、
    上記再生指示情報の映像種別が記録映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時上記記憶媒体から上記配信状態制御部が指定する映像特定番号をもつ映像コンテンツを取り出し、該映像コンテンツを上記所定のプロトコルの映像データとして上記端末装置に送信する記録映像送信制御手段とを有し、
    上記再生指示情報の映像種別が記録映像を示していた場合、上記配信状態制御部が、上記端末装置からの映像送信要求の受信の都度、前回配信された映像コンテンツの映像特定番号と上記再生指示情報に含まれる再生モードとに基づいて、次に配信すべき映像コンテンツの映像特定番号を算出し、該映像特定番号を上記記録映像送信制御手段に指定し、
    上記記録映像送信制御手段が、上記配信状態制御部から指定された映像特定番号と対応するインデクス情報に基いて、上記記憶媒体から上記端末に送信すべき映像コンテンツを取り出すようにしたことを特徴とする映像配信システム
  2. ライブ映像データを所定のプロトコルでネットワークに送信する映像送信装置と、上記ネットワークから上記所定のプロトコルでライブ映像データを受信する端末装置とからなる映像配信システムにおいて、
    上記ネットワークに接続された映像蓄積配信装置を有し、
    上記端末装置が、映像表示装置と、ユーザ操作に従って、上記映像蓄積配信装置に少なくとも映像種別を示す再生指示情報を通知する配信指示装置と、上記映像蓄積配信装置に映像送信要求を送信し、上記映像蓄積配信装置から上記所定のプロトコルで送信された映像データを受信する映像受信装置と、上記映像受信装置で受信された映像データを上記映像表示装置に表示可能なデータ形式に変換して上記映像表示装置に出力する映像変換部とからなり、
    上記配信指示装置が、映像種別として記録映像が指定された場合に、任意フレームの映像特定番号を初期値として、ユーザが上記配信指示装置で指定した再生モードと前回配信された映像コンテンツの映像特定番号とに基づいて、フレーム周期で次に配信すべき映像コンテンツの映像特定番号を決定する配信状態制御部を備え、上記映像特定番号を上記映像蓄積配信装置にフレーム周期で通知し、
    上記映像蓄積配信装置が、
    上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで定期的に受信した映像データをフレーム単位の映像コンテンツとして記録媒体に蓄積すると共に、映像コンテンツのフレーム毎に生成したインデクス情報を映像特定番号と対応付けて記憶する映像蓄積制御手段と、
    上記端末装置から通知された映像種別がライブ映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時、上記映像送信装置に映像送信要求を送信し、上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで受信した最新映像データを上記端末装置に転送するライブ映像送信制御手段と、
    上記端末装置から通知された映像種別が記録映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時、上記端末装置から通知された映像特定番号対応するインデクス情報に基いて、上記記憶媒体から上記端末装置に送信すべき映像コンテンツを取り出し、該映像コンテンツを上記所定のプロトコルの映像データとして上記端末装置に送信する記録映像送信制御手段とを有することを特徴とする映像配信システム。
  3. ライブ映像データを所定のプロトコルでネットワークに送信する映像送信装置と、上記ネットワークから上記所定のプロトコルでライブ映像データを受信する端末装置とからなる映像配信システムにおいて、
    上記ネットワークに接続された映像蓄積配信装置を有し、
    上記端末装置が、映像表示装置と、ユーザ操作に従って、上記映像蓄積配信装置に少なくとも映像種別を示す再生指示情報を通知する配信指示装置と、上記映像蓄積配信装置に映像送信要求を送信し、上記映像蓄積配信装置から上記所定のプロトコルで送信された映像データを受信する映像受信装置と、上記映像受信装置で受信された映像データを上記映像表示装置に表示可能なデータ形式に変換して上記映像表示装置に出力する映像変換部とからなり、
    上記配信指示装置が、映像種別として記録映像が指定された場合に、任意フレームの映像特定番号を初期値として、ユーザが指定した再生モードと前回配信された映像コンテンツの映像特定番号とに基づいて、フレーム周期で次に配信すべき映像コンテンツの映像特定番号を決定する配信状態制御部と、上記配信状態制御部で決定した映像特定番号に基いて、映像コンテンツの記録位置を算出する記録位置算出部とを備え、上記記録位置を上記映像蓄積配信装置にフレーム周期で通知し、
    上記映像蓄積配信装置が、
    上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで定期的に受信した映像データをフレーム単位の固定長ブロックの映像コンテンツとして記録媒体に蓄積する映像蓄積制御手段と、
    上記端末装置から通知された映像種別がライブ映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時、上記映像送信装置に映像送信要求を送信し、上記映像送信装置から上記所定のプロトコルで受信した最新映像データを上記端末装置に転送するライブ映像送信制御手段と、
    上記端末装置から通知された映像種別が記録映像を示していた場合、上記端末装置から映像送信要求を受信した時、上記端末装置から通知された記録位置に基いて、上記記憶媒体から上記端末装置に送信すべき映像コンテンツを取り出し、該映像コンテンツを上記所定のプロトコルの映像データとして上記端末装置に送信する記録映像送信制御手段とを有することを特徴とする映像配信システム。
  4. 前記映像蓄積配信装置を二重化し、一方を前記端末装置への映像配信サービスを行う主映像蓄積配信装置、他方を副映像蓄積配信装置として動作させ、上記主映像蓄積配信装置の映像蓄積制御手段と上記副映像蓄積配信装置の映像蓄積制御手段を並列的に動作させることによって、それぞれの記憶媒体に前記映像送信装置からの映像データを蓄積しておき、
    前記ネットワークと上記主、副の映像蓄積配信装置との間に、上記主映像蓄積配信装置の障害を検知したとき、上記副映像蓄積配信装置を主映像蓄積配信装置に切り替えるための切替装置を設けたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の映像配信システム。
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