JPH11127420A - 映像提供システム - Google Patents

映像提供システム

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Publication number
JPH11127420A
JPH11127420A JP9292180A JP29218097A JPH11127420A JP H11127420 A JPH11127420 A JP H11127420A JP 9292180 A JP9292180 A JP 9292180A JP 29218097 A JP29218097 A JP 29218097A JP H11127420 A JPH11127420 A JP H11127420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
designated position
image
unit
displacement mechanism
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9292180A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Tamura
光雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9292180A priority Critical patent/JPH11127420A/ja
Publication of JPH11127420A publication Critical patent/JPH11127420A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の映像提供システムでは、映像再生を指
示してから映像再生が始まるまでに数秒の遅延時間があ
るため、蓄積映像の中から目的のシーンを検索するのに
長い時間を要した。短時間で検索できるようにすること
を目的とする。 【解決手段】 映像送信装置101に映像蓄積ファイル
104を読み込んで静止画像を取り出し送出する画像提
供部105を設け、映像受信装置102に静止画像を受
信して直ちに表示する画像展開部111を設ける。利用
者が、映像の再生開始時刻を指定するスライダーのつま
みをドラッグしながらつまみの移動を停止すると、つま
みの位置に対応する静止画像を直ちに取得して画面に表
示する。映像再生の待ち時間が無いために短時間で目的
のシーンを検索することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを用
いて蓄積したデジタル映像を提供し、利用者が蓄積映像
の中から目的のシーンを検索する機能を有する映像情報
提供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネットワークを用いて蓄積したデジタル
映像を提供する従来の映像提供技術としては、StreamWo
rks、VDOLive、RealVideoなどのインターネットアプリ
ケーションで用いられているストリーミング技術が知ら
れている。ストリーミング技術は、端末が、サーバから
送出される映像データを受信しながら、同時に映像再生
を行うものである。ストリーミング技術を用いて蓄積映
像を提供する従来の映像提供システムについて説明す
る。
【0003】はじめに、従来の映像提供システムの構成
について、図17を用いて説明する。まず、映像提供シス
テムは、映像送信装置1701、映像受信装置1702、ネット
ワーク1703から構成される。映像送信装置1701は、映像
を蓄積した映像蓄積ファイル1704、蓄積映像をストリー
ムとして提供する映像ストリーム提供部1705、映像提供
を制御する映像提供制御手段1706、ネットワークとデー
タ交換を行う伝送制御手段1707から構成される。映像受
信装置1702は、ネットワークとデータ交換を行う伝送制
御手段1708、映像要求を制御する映像要求制御部1709、
利用者からの操作を入力する操作入力部1710、受信した
映像ストリームを再生する映像ストリーム再生部1711、
画面をディスプレイに表示し、音声をスピーカから出力
する画面音声出力部1712から構成される。映像ストリー
ム再生部1711は、受信した映像ストリームをキューイン
グするキューイング手段1713、映像ストリームを出力で
きる形式(ビットマップ形式の画面データとPCM形式
の音声データなど)に変換する映像再生手段1714を備
え、操作入力部1710は蓄積映像の再生開始位置(映像の
蓄積時刻)を指定するスライダー1715を備えている。
【0004】従来の映像提供システムの映像受信装置の
操作画面について図18を用いて説明する。1801は映像の
表示と制御を行う操作画面であり、すでに目的の映像が
選択されている。1802のウィンドウには映像が表示され
ており、1803はスライダー、1805は映像の再生開始、再
生停止などを指示するビデオボタン、1806はマウスの操
作により画面上を移動するマウスカーソル、1807は映像
に対する操作を終了する終了ボタンである。スライダー
1803は1804のつまみを有し、つまみ1804の位置は蓄積映
像の現在の再生位置に対応している。再生位置の変更
は、スライダー1803のつまみ1804をドラッグ・アンド・
ドロップ操作により移動することによって行う。すなわ
ち、再生位置の変更は、マウスの操作によりマウスカー
ソル1806をつまみ1804に移動し、次にマウスボタンを指
で押しながらマウスカーソル1806を左右に動かすことに
よりつまみ1804を目的の再生位置まで移動し、マウスボ
タンから指を離すことによって行う。
【0005】従来の映像提供システムの動作について図
17と図18を用いて説明する。利用者がビデオボタン1805
の再生開始ボタンを押した場合には、映像受信装置1702
では、操作入力部1710が操作を受け付けスライダー1715
のつまみ位置から蓄積映像の開始位置(映像の蓄積時
刻)を決定し、映像要求制御部1709に出力する。映像要
求制御部1709は、映像ストリーム再生部1711に映像の再
生を指示する。映像ストリーム再生部1711は、伝送制御
手段1708に映像送信装置1701に対する映像ストリームの
要求を出力し、伝送制御手段1708から映像ストリームを
受信する。受信した映像ストリームをキューイング手段
1713でキューイングしてから、映像再生手段1714で出力
できる形式に変換し、画面音声出力部1712に出力する。
画面音声出力部1712は、ディスプレイに画面を表示し、
音声をスピーカから出力する。映像再生中は、映像スト
リーム再生部1711は、映像の再生位置を映像要求制御部
1709に出力し、映像要求制御部1709は、操作入力部1710
にスライダー1715のつまみの位置を映像の再生位置に対
応する位置に変更するように指示する。
【0006】また、映像送信装置1701では、映像提供制
御手段1706が伝送制御手段1707から映像ストリーム要求
を受けると、要求された開始位置から映像ストリームを
提供するように映像ストリーム提供部1705に指示する。
映像ストリーム提供部1705は、映像蓄積ファイル1704か
ら指示された開始位置から映像データを読み込みなが
ら、伝送制御手段1707を用いて映像受信装置1702に映像
ストリームを提供する。
【0007】利用者がビデオボタン1805の再生停止ボタ
ンを押した場合には、映像受信装置1702では、操作入力
部1710が操作を受け付け、映像要求制御部1709に伝え
る。映像要求制御部1709は、映像ストリーム再生部1711
に映像の再生の停止を指示する。映像ストリーム再生部
1711は、伝送制御手段1708に映像送信装置1701に対する
映像ストリームの停止要求を出力する。映像送信装置17
01では、映像提供制御手段1706が伝送制御手段1707から
映像ストリーム停止要求を受けると、映像ストリーム提
供部1705に、映像ストリームの提供を停止するように指
示し、映像ストリーム提供部1705は映像ストリームの提
供を停止する。
【0008】マウスカーソル1806をつまみ1804に移動し
マウスボタンを指で押下してスライダーの操作を開始し
た場合には、前記のビデオボタン1805の再生停止ボタン
を押した場合と同様に動作して映像の再生を停止する。
次に、つまみ1804を移動してマウスボタンから指を放し
た場合には、前記のビデオボタン1805の再生開始ボタン
を押した場合と同様に動作してつまみ1804の位置に対応
した開始位置から映像再生を開始する。
【0009】蓄積映像の中から目的のシーンを検索する
操作について、図19を用いて説明する。まず、時刻t0
までは映像の再生を行っており、時刻t0にシーンの検
索を開始する。このときの映像の表示位置(映像の蓄積
時刻)はτ1である。次に、時刻t0から時刻t1の間
に、利用者がスライダー1803のつまみ1804の位置をτ1
からτ2に移動するためにドラック・アンド・ドロップ
を行う。この間は、蓄積時刻τ1の静止画面を表示して
いる。次に、時刻t1から時刻t2までは、利用者は操
作を行わず、映像が表示されるまで待つ。ここでの映像
待ちの遅延時間は、映像受信装置が映像ストリーム要求
を行ってから映像ストリームを再生するまでの時間であ
り、特にキューイング手段で映像ストリームをキューイ
ングしている時間の占める割合が大きい。しかしなが
ら、ネットワークでの映像ストリームの伝送の揺らぎを
吸収するために、数秒のキューイングを行うことが必要
である。日経バイトの1997年7月号の「遅いインターネ
ットに挑戦するビデオ配信システム」の記事によれば、
キューイングの時間は5〜10秒程度となっている。次
に、時刻t2に、蓄積時刻τ2からの映像の再生が始ま
る。この操作を繰り返すことにより、目的のシーンを検
索を行う。
【0010】次にシーンの検索に要する時間の例を示
す。(ここでスライダーのつまみを移動する時間を1
秒、映像を判断するのに1秒、映像待ちの遅延時間すな
わち映像のキューイング時間に7秒を要すると仮定す
る。) スライダーを移動して放す(1秒) 映像待ちの遅延時間(7秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンでなかった スライダーを移動して放す(1秒) 映像待ちの遅延時間(7秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンを発見 以上の例では、2回で目的のシーンを発見するまでに、
18秒を要する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の映像提供システ
ムでは、第1に、映像再生を指示してから映像再生が始
まるまでに数秒の遅延時間があるため、蓄積映像の中か
ら目的のシーンを検索するのに長い時間を要するという
問題があった。
【0012】第2に、ネットワークの伝送速度が遅い、
あるいは画像データが大きい場合には、1つのシーンの
静止画像を伝送して表示するために長い時間を要し、蓄
積映像の中から目的のシーンを検索するのに長い時間を
要するという問題があった。
【0013】第3に、映像の動きを見ながらシーンを検
索する場合には、1つのシーンを確認する毎に映像再生
のための数秒の遅延時間を待たなければならないという
問題があった。
【0014】第4に、ネットワークの伝送速度が遅い、
あるいは画像データが大きい場合には、スライダーのつ
まみの移動中に指定位置に対応する画面を表示しようと
すると、1つのシーンの静止画像を伝送して表示するた
めに長い時間を要するために、スライダーの指定位置と
表示している画面が一致しないという問題があった。
【0015】第5に、映像を検索している際にも、映像
再生までに通常の再生と同様の遅延時間を待たなければ
ならないという問題があった。
【0016】以上の課題を解決するために、本発明で
は、第1に、スライダーの操作中につまみの移動を停止
した場合、停止位置に対応する静止画像を直ちに表示す
ることにより、短時間で映像を検索できるようにするこ
とを目的とする。
【0017】第2に、スライダーの操作中につまみの移
動を停止した場合、停止位置に対応する静止画像を階層
的に伝送し、受信した階層から直ちに表示することによ
り、1つの静止画像データの伝送時間が長い場合でも、
短時間で映像を検索できるようにすることを目的とす
る。
【0018】第3に、スライダーの操作中につまみの移
動を停止した場合、停止位置から数枚の静止画像を直ち
に表示することにより、映像の動きを見ながら映像を検
索できるようにすることを目的とする。
【0019】第4に、スライダーのつまみの移動速度が
早ければ少ないデータ量の静止画像データを伝送するこ
とにより、スライダーのつまみが移動中でもスライダー
のつまみの位置に対応した静止画像を表示できるように
して、短時間で映像を検索できるようにすることを目的
とする。
【0020】第5に、スライダーの操作中につまみの移
動を停止した場合、停止位置に対応する静止画像を表示
した後、映像ストリームを先読みすることにより、目的
のシーンを発見した後、短い遅延時間で映像再生を開始
できるようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は第1に、従来の
映像提供システムに対し、映像送信装置が要求された時
刻の静止画像データを提供する画像提供部を備え、映像
受信装置が静止画像データを直ちに表示する画像展開部
を備え、利用者がスライダーの操作中につまみの移動を
停止した場合、停止位置に対応する静止画像を要求し、
受信すると直ちに表示を行うようにしたものである。こ
れにより、短時間で蓄積映像から目的のシーンを検索で
きる。
【0022】本発明は第2に、第1の発明に対し、映像
送信装置の画像提供部が、静止画像を階層化して複数の
データに分割する手段を備え、映像受信装置の画像表示
部が、階層化された画像データを合成する手段を備え、
利用者がスライダーの操作中につまみの移動を停止した
場合、停止位置に対応する階層化静止画像を要求し、階
層化データを受信しながら、受信した階層までのデータ
を用いて画面表示を逐次行うようにしたものである。こ
れにより、1つの画像データの伝送時間が長い場合で
も、短時間で蓄積映像から目的のシーンを検索できる。
【0023】本発明は第3に、第1から第2の発明に対
し、映像受信装置の画像表示部が、数枚の映像を記憶し
ておくバッファリング手段を備え、利用者がスライダー
の操作中につまみの移動を停止した場合、停止位置の画
像および停止位置以降の数枚の画像を要求し、受信する
と直ちに表示を行いバッファリング手段に記憶して、数
枚の静止画像の表示を繰り返すようにしたものである。
これにより、映像の動きを見ながら映像を検索できる。
【0024】本発明は第4に、第1から第3の発明に対
し、映像送信装置の画像提供部が、静止画像を縮小化す
る手段を備え、映像受信装置がスライダーのつまみの移
動速度を検出する手段を備え、スライダーのつまみが移
動中には、移動速度が早いほど縮小化したデータの静止
画像を要求することにより、画像表示までの時間を短縮
するようにしたものである。これにより、スライダーの
つまみが移動中に指定位置に対応した静止画像の表示を
見ながら、短時間で蓄積映像から目的のシーンを検索で
きる。
【0025】本発明は第5に、第1から第4の発明に対
し、映像受信装置が、映像を先読みして記憶する映像先
読み手段を備え、利用者がスライダーの操作中につまみ
の移動を停止した場合、停止位置の画像を要求し受信す
ると、表示を行うとともに、映像ストリームを要求して
先読みを行っておく。これにより、目的のシーンを発見
した後、短い遅延時間で映像再生を開始できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図1から図16を用いて説明する。なお、本発明
はこれら実施の形態に何等限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施
し得る。
【0027】(実施の形態1) 最初に、本発明の第1の実施の形態について、図1から
図6を用いて説明する.図1は、本実施の形態1の構成
図である。図1に示すように、本発明の映像提供システ
ムは、映像を送信する映像送信装置101と映像を受信し
て再生表示する映像受信装置102をネットワーク103で接
続したものである。
【0028】映像送信装置101は、映像を蓄積した映像
蓄積ファイル104、映像から静止画像を取り出して提供
する画像提供部105、映像をストリームとして提供する
映像ストリーム提供部106、映像受信装置102からの要求
に従って画像提供部105と映像ストリーム提供部106を制
御する映像提供制御手段107、ネットワークを通して映
像受信装置102とデータ交換を行う伝送制御手段108から
構成される。
【0029】映像受信装置102は、ネットワークを通し
て映像送信装置101とデータ交換を行う伝送制御手段10
9、利用者からの操作に応じて映像の要求を制御する映
像要求制御部110、静止画像を映像送信装置101に要求し
受信した静止画像を出力形式に変換する画像展開部11
1、映像ストリームを映像送信装置101に要求し受信した
映像ストリームを出力形式に変換する映像ストリーム再
生部112、利用者からのスライダー操作やビデオボタン
操作を受ける操作入力部113、画面、音声を利用者に出
力する画面音声出力部114から構成される。操作入力部1
13は、指定位置変位機構としてスライダー115を有して
おり、スライダー115による映像再生開始の指定位置を
検出する機能と、スライダー115にドラッグ・アンド・
ドロップ操作を行っている間をスライダー操作中として
検出する機能を有している。
【0030】本実施の形態の動作について説明する.ま
ず、映像送信装置101の動作について説明する。映像送
信装置101は、伝送制御手段108で映像受信装置102から
の要求を受信し、映像提供制御手段107が要求を判定
し、画像提供部105および映像ストリーム提供部106が静
止画像、映像ストリームを映像受信装置102に提供す
る。図2に映像提供制御手段107の処理フローを示し、以
下に説明する。
【0031】ステップ201:伝送制御手段108から、映像
受信装置102からの要求を受ける ステップ202:要求が映像ストリーム要求ならばステッ
プ203へ、そうでなければステップ204へ. ステップ203:映像ストリーム提供部106に指定位置から
の映像ストリームを提供するように指示してステップ20
1に戻る. ステップ204:要求が映像ストリーム停止要求ならば205
へ、そうでなければステップ206へ. ステップ205:映像ストリーム提供部106に映像ストリー
ムの提供を停止するように指示してステップ201に戻
る. ステップ206:要求が静止画像要求ならば207へ、そうで
なければステップ208へ. ステップ207:画像提供部105に指定位置の静止画像デー
タを提供するように指示してステップ201に戻る. ステップ208:要求が静止画像停止要求ならば209へ、そ
うでなければステップ201に戻る. ステップ208:画像提供部105に静止画像データの提供を
停止するように指示してステップ201に戻る。
【0032】画像提供部105は、映像提供制御手段107か
ら静止画像を提供する指示を受けると、映像蓄積ファイ
ル104から指定位置の静止画像を取り出して伝送制御手
段108に出力して、映像受信装置102に静止画像を提供す
る。また提供停止の指示を受けると静止画像の提供を停
止する。
【0033】映像ストリーム提供部106は、映像提供制
御手段107から映像ストリームを提供する指示を受けた
場合には、映像蓄積ファイル104の指定位置から映像を
読み込み、映像ストリームを伝送制御手段108に出力し
て、映像受信装置102に映像ストリームを提供する。映
像提供制御手段107から映像ストリームの提供を停止す
る指示を受けた場合には、映像ストリームの提供を停止
する。
【0034】次に、映像受信装置102の動作について説
明する。利用者がスライダーを操作していないときは、
映像受信装置102は映像ストリームを受信して再生表示
を行う。利用者がスライダーの操作を開始すると操作入
力部113は映像要求制御部110に通知する。映像要求制御
部110は、映像ストリーム再生部112に映像の再生を停止
するように指示する。次に、映像要求制御部110は、操
作入力部113からスライダーの指定位置を定期的に受け
取り、利用者がスライダーのつまみの移動を停止した
(指定位置が変化しなかった)場合に、画像展開部111
に指定位置の静止画像を表示するように指示する。
【0035】映像要求制御部110の処理フローの例を図3
に示し、以下に説明する. ステップ301:スライダーの操作が開始されたらステッ
プ302へ、開始されていなければステップ311へ. ステップ302:映像ストリーム再生部112に指示して、映
像ストリームの再生を停止する. ステップ303:スライダーの指定位置を記憶しておく変
数τPREを初期化する ステップ304:設定された時間待つ. ステップ305:操作入力部113からスライダーの指定位置
τを得る. ステップ306:指定位置が変化しなかった(τ=τPRE
ならばステップ307へ、変化したならばステップ308へ. ステップ307:スライダーのつまみの移動停止中の処理
を行い、ステップ309へ. ステップ308:スライダーのつまみの移動中の処理を行
い、ステップ309へ. ステップ309:操作入力部113からスライダーの操作状態
を取得し、操作が終了していればステップ310へ、操作
中ならばステップ304へ. ステップ310:τを開始位置とする映像ストリームの再
生を映像ストリーム再生部112に指示して、ステップ301
に戻る. ステップ311:終了ボタンを押下していなければステッ
プ312へ、押下していれば処理を終了する. ステップ312:ビデオボタンに対応した処理を行い、ス
テップ301に戻る。
【0036】図3のステップ307に対応した映像要求制御
部110のスライダーのつまみの移動停止中の処理フロー
の例を図4に示し、以下に説明する. ステップ401:スライダーのつまみの移動が停止した
後、指定位置τに対する静止画像表示の指示を既に出し
たならば処理を終了する.まだ指示を出していないなら
ばステップ402へ. ステップ402:指定位置τに対応する静止画像の表示を
画像展開部111に指示する。
【0037】図3のステップ308に対応したスライダーの
つまみの移動中の処理フローの例を図5に示し、以下に
説明する. ステップ501:τPREに指定位置τを保存する. ステップ502:静止画像の表示停止を画像展開部111に指
示する。
【0038】画像展開部111は、映像要求制御部110から
静止画像を表示するように指示を受けた場合には、伝送
制御手段109に映像送信装置101に対する静止画像要求を
出力し、静止画像データを受信して出力形式に変換して
画面音声出力部114に出力して静止画像の表示を行う。
また、画像展開部111は、映像要求制御部110から静止画
像の表示を停止するように指示を受けた場合には、静止
画像データを受信中であれば、伝送制御手段109に映像
送信装置101に対する静止画像停止要求を出力し、途中
まで受信した静止画像データを放棄する。
【0039】利用者が蓄積映像の中から目的のシーンを
検索する操作について図6を用いて説明する。初めは動
画の映像が表示されており、時刻t0に検索を開始す
る。時刻t0にスライダーのつまみをドラッグし、スラ
イダーの操作を開始する。時刻t1までにスライダーを
τ1からτ2へ移動する。時刻t0から時刻t1までの
間は、蓄積時刻τ1の静止画像が画面に表示されてい
る。時刻t1から時刻t2までの間は、スライダーをド
ラッグしたまま移動を停止しており、画面の表示は変化
しない。(映像受信装置は指定位置τ1の静止画像を取
得中である。)時刻t2には、蓄積時刻τ2の静止画映
像が表示される。時刻t2から時刻t3までの間に、利
用者は静止画像が目的のシーンであるかどうか判断す
る。目的のシーンではなかったので、時刻t3から時刻
t4までの間にスライダーのつまみをτ2からτ3に移
動し、時刻t4から時刻t5まで静止画像が表示される
のを待ち、時刻t5にτ3の静止画像が表示される。時
刻t5から時刻t6までの間に利用者は静止画像が目的
のシーンであるかどうか判断し、目的のシーンであった
のでマウスのボタンから指を放して検索を終了する。時
刻t6からt7までの遅延時間の後、時刻t7に映像の
再生が始まる。
【0040】次にシーンの検索に要する時間の例を示
す。(ここでスライダーのつまみを移動する時間を1
秒、映像待ちの遅延時間を7秒、映像を判断する時間を
1秒、静止画像待ちの遅延時間すなわち静止画像の伝送
時間を2秒と仮定する。) スライダーを移動して放す(1秒) 静止画像待ちの遅延時間(2秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンでなかった スライダーを移動して放す(1秒) 静止画像待ちの遅延時間(2秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンを発見 映像待ちの遅延時間(7秒) 以上の例では、2回で目的のシーンを発見するまで8
秒、目的のシーンの映像を再生するまでに15秒を要
し、従来の映像提供システムに比べ検索時間が短い。
【0041】なお、本実施の形態では、指定する位置を
変位できる指定位置変位機構として、画面に表示された
スライダーとマウスを用いたが、スライダーの代わり
に、画面に表示された角度により位置を指定するボリュ
ーム状のオブジェクトを用いたり、マウスの代わりにト
ラックボールやタブレットを用いても良い。また、スラ
イダーやボリュームおよびボタンからなり、指定位置と
操作中か非操作中かを出力できるようにした装置であっ
ても構わない。
【0042】なお、本実施の形態では、映像受信装置10
2において、スライダーのつまみの移動が停止したとき
に、指定位置の静止画像を取得して表示するとしたが、
指定位置付近の数秒の音声を取得して再生しても良い。
また、つまみが移動しているときも定期的に指定位置の
静止画像を取得して表示しても構わない。
【0043】以上のように、本実施の形態では、映像送
信装置に映像から要求された静止画像を直ちに切り出し
て提供する画像提供部を備え、映像受信装置にその静止
画像を出力形式に変換する画像展開部を備えることによ
り、スライダーのつまみの移動が停止した場合、指定位
置の静止画像を取得し直ちに表示するのが可能なため、
蓄積映像の中から目的のシーンを短時間で検索すること
ができ、利用者への即時性が極めて高いので、その実用
的効果は大きい。
【0044】(実施の形態2)次に、本発明の第2の実
施の形態について、図7から図9を用いて説明する.本
発明の映像提供システムの全体の構成は、実施の形態1
と同様であり、映像を送信する映像送信装置101と映像
を受信して再生表示する映像受信装置102をネットワー
ク103で接続したものである。
【0045】図7は、映像送信装置101の構成図である。
図7に示すように、映像送信装置101は、映像を蓄積した
映像蓄積ファイル104、映像から静止画像を取り出して
提供する画像提供部105、映像をストリームとして提供
する映像ストリーム提供部106、映像受信装置102からの
要求に従って画像提供部105と映像ストリーム提供部106
を制御する映像提供制御手段107、ネットワークを通し
て映像受信装置102とデータ交換を行う伝送制御手段108
から構成される。画像提供部105は、静止画像を階層的
に分割する画像階層化手段701を有している。
【0046】図8は、映像受信装置102の構成図である。
図8に示すように、映像受信装置102は、ネットワークを
通して映像送信装置101とデータ交換を行う伝送制御手
段109、利用者からの操作に応じて映像の要求を制御す
る映像要求制御部110、静止画像を映像送信装置101に要
求し受信した静止画像を出力形式に変換する画像展開部
111、映像ストリームを映像送信装置101に要求し受信し
た映像ストリームを出力形式に変換する映像ストリーム
再生部112、利用者からのスライダー操作やビデオボタ
ン操作を受ける操作入力部113、画面、音声を利用者に
出力する画面音声出力部114から構成される。操作入力
部113は、スライダー115を有しており、スライダー115
による映像再生開始の指定位置を検出する機能と、スラ
イダー115にドラッグ・アンド・ドロップ操作を行って
いる間をスライダー操作中として検出する機能を有して
いる。画像展開部111は、階層化された静止画像データ
を合成する階層画像合成手段801を有している。
【0047】本実施の形態の動作について説明する.ま
ず、映像送信装置101の動作について説明する。映像送
信装置101の動作は、映像提供制御手段107と画像提供部
105の動作以外は、実施の形態1の動作と同様である。
映像提供制御手段107は、実施の形態1の動作に加え、
階層化画像を要求された場合には画像提供部105に階層
化画像の提供を指示し、階層化画像停止を要求された場
合には階層化画像の提供停止を指示する。
【0048】画像提供部105は、映像提供制御手段107か
ら階層化画像を提供する指示を受けると、映像蓄積ファ
イル104から指定位置の静止画像を取り出した後、画像
階層化手段701を用いて、静止画像を階層化して複数の
データに分割し、低階層のデータから送信を行う。例え
ば、以下のように静止画像を解像度で階層化して、3つ
のデータに分割する。
【0049】 階層化データ1 : 低解像度の静止画像 階層化データ2 : 低解像度から中解像度への差分デ
ータ 階層化データ3 : 中解像度から高解像度への差分デ
ータ このように分割した場合、画像提供部105は、階層化デ
ータ1、2、3の順に送信する。また、画像提供部105
は、映像提供制御手段107から階層化画像の提供停止を
指示された場合には、階層化画像の送信を停止する。
【0050】次に、映像受信装置102の動作について説
明する。映像受信装置102の動作は、映像要求制御部110
と画像展開部110の動作以外は、実施の形態1の動作と
同様である。映像要求制御部110の動作は、実施の形態
1と同様に動作するが、画像展開部111に静止画像の表
示を指示する代わりに、階層化画像の表示を指示する。
【0051】画像展開部111は、映像要求制御部110から
階層化画像を表示するように指示を受けると、伝送制御
手段109に映像送信装置101に対する階層化画像要求を出
力し、階層化データを受信する毎に、階層画像合成手段
801を用いて静止画像を合成し、出力形式に変換して画
面音声出力部114に出力して静止画像の表示を行う。こ
こでは、まず、階層化データ1の低解像度の静止画像を
受信すると、直ちに出力形式に変換して出力し、階層化
データ2を受信すると階層化データ1、2を用いて階層
画像合成手段801により中解像度の静止画像を合成して
出力形式に変換して出力し、階層化データ3を受信する
と合成した中解像度の静止画像と階層化データ3を用い
て階層画像合成手段801により高解像度の静止画像を合
成して出力形式に変換して出力する。
【0052】利用者が蓄積映像の中から目的のシーンを
検索する操作について図9を用いて説明する。初めは動
画の映像が表示されており、時刻t0に検索を開始す
る。時刻t0にスライダーのつまみをドラッグし、スラ
イダーの操作を開始する。時刻t1までにスライダーを
τ1からτ2へ移動する。時刻t0から時刻t1までの
間は、蓄積時刻τ1の静止画像が画面に表示されてい
る。時刻t1以降は、スライダーをドラッグしたまま移
動を停止している。時刻t1からt2までは、画面は変
化しないが、時刻t2からt3までは蓄積時刻τ2の低
解像度静止画像が表示され、時刻t3からt4までは中
解像度の静止画像が表示され、時刻t4からは高解像度
の静止画像が表示される。利用者は、スライダーに対応
した静止画を低解像度、中解像度、高解像度で見てい
き、目的のシーンでないと分かった場合には途中でスラ
イダーを動かすことができる。
【0053】次にシーンの検索に要する時間の例を示
す。(ここでスライダーのつまみを移動する時間を1
秒、映像待ちの遅延時間を7秒、映像を判断する時間を
1秒、階層化画像は3段階まで0.7秒毎に表示される
と仮定する。) スライダーを移動して放す(1秒) 静止画像待ちの遅延時間(1階層分=0.7秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンでなかった スライダーを移動して放す(1秒) 静止画像待ちの遅延時間(2階層分=1.4秒) 映像の判断(1秒) → 目的のシーンを発見 映像待ちの遅延時間(7秒) 以上の例では、2回で目的のシーンを発見するまで6.
1秒、目的のシーンの映像を再生するまでに13.1秒
を要し、従来の映像提供システムおよび、実施の形態1
に比べ検索時間が短い。特に静止画像の伝送に要する時
間が長い場合に有効となる。
【0054】なお、本実施の形態では、静止画像の階層
化を解像度により行ったが、他の方法で階層化を行って
も構わない。例えば、画面の中央領域を切り出したもの
を第1階層、中央領域を囲む領域を第2階層、残りの領
域を第3階層としても構わない。また、3段階に階層化
する例で説明したが、いくつの段階に階層化しても構わ
ない。
【0055】以上のように、本実施の形態では、映像送
信装置が画像提供部に、静止画像データの階層化を行う
画像階層化手段を備え、映像受信装置が画像展開部に、
それら階層化されたデータを受信したものから順に合成
する階層画像合成手段を備え、スライダーのつまみの移
動が停止した場合、指定位置の静止画像を階層的に表示
していくことにより、静止画像データの伝送時間が長い
場合にも蓄積映像の中から目的のシーンを短時間で検索
することができる。
【0056】より具体的な例として、1つのフレームデ
ータが大きく、回線がISDNなどのときには、1フレ
ームを送るのに数秒かかる場合などにおいては、1フレ
ーム毎に数秒待たされるとなかなか検索できず、低い解
像度でもすぐに出れば検索の助けになるケースが多々あ
る。そのような場合、もし低い解像度で違うと分かれ
ば、次のポイントを検索でき、「目的のシーンかもしれ
ない」と思えば、スライダーを停止したままにして、さ
らに高解像度の映像が表示されるのを待ち、以後処理を
続けるといった柔軟な対応が可能であり、その実用的効
果は大きい。
【0057】(実施の形態3) 次に、本発明の第3の実施の形態について、図10及び
11を用いて説明する.本発明の映像提供システムの全
体の構成は、実施の形態1と同様であり、映像を送信す
る映像送信装置101と映像を受信して再生表示する映像
受信装置102をネットワーク103で接続したものである。
【0058】映像送信装置101は、図1の実施の形態1の
映像送信装置101と同様の構成であり、映像を蓄積した
映像蓄積ファイル104、映像から静止画像を取り出して
提供する画像提供部105、映像をストリームとして提供
する映像ストリーム提供部106、映像受信装置102からの
要求に従って画像提供部105と映像ストリーム提供部106
を制御する映像提供制御手段107、ネットワークを通し
て映像受信装置102とデータ交換を行う伝送制御手段108
から構成される。
【0059】図10は、映像受信装置102の構成図であ
る。図10に示すように、映像受信装置102は、ネットワ
ークを通して映像送信装置101とデータ交換を行う伝送
制御手段109、利用者からの操作に応じて映像の要求を
制御する映像要求制御部110、静止画像を映像送信装置1
01に要求し受信した静止画像を出力形式に変換する画像
展開部111、映像ストリームを映像送信装置101に要求し
受信した映像ストリームを出力形式に変換する映像スト
リーム再生部112、利用者からのスライダー操作やビデ
オボタン操作を受ける操作入力部113、画面、音声を利
用者に出力する画面音声出力部114から構成される。操
作入力部113は、スライダー115を有しており、スライダ
ー115による映像再生開始の指定位置を検出する機能
と、スライダー115にドラッグ・アンド・ドロップ操作
を行っている間をスライダー操作中として検出する機能
を有している。画像展開部111は、数枚の静止画像を記
憶するバッファリング手段1001を有している。
【0060】本実施の形態の動作について説明する.映
像送信装置101の動作は、実施の形態1と同様である.
次に、映像受信装置102の動作について説明する。映像
受信装置102の動作は、画像展開部110以外は、実施の形
態1の動作と同様である。
【0061】画像展開部111は、映像要求制御部110から
静止画像を表示するように指示を受けると、指定位置τ
に対応する蓄積時刻付近の数枚(N枚とする)の静止画
像を1枚毎に実施の形態1と同様に映像送信装置101に
要求し受信し表示する。受信した静止画像はバッファリ
ング手段1001に記憶する。N枚の静止画像を受信し表示
し終わると、次にバッファリング手段1001に記憶したN
枚の静止画像を繰り返して表示する。映像要求制御部11
0から静止画像の表示停止の指示を受けた場合には、静
止画像を受信中であれば、静止画像停止要求を行い、受
信処理を停止し、静止画像の繰り返し表示を停止する。
ここでN枚の静止画像は、例えば指定位置τから30秒
おきの静止画像とする。
【0062】利用者が蓄積映像の中から目的のシーンを
検索する操作について図11を用いて説明する。初めは動
画の映像が表示されており、時刻t0に検索を開始す
る。時刻t0にスライダーのつまみをドラッグし、スラ
イダーの操作を開始する。時刻t1までにスライダーを
τ1からτ2へ移動する。時刻t1から時刻t3までの間
は、スライダーのつまみの移動を停止している。時刻t
2からは、蓄積時刻τ1から30秒おきの静止画像が次
々に4枚表示され、4枚目の表示が終わるとまた1枚目
から次々に表示することを繰り返す。このように蓄積時
刻付近の数枚の静止画像により、動きを確認しながら目
的のシーンを検索することができる。
【0063】なお、数枚の静止画像は、蓄積映像ファイ
ルの中の連続したフレームの静止画像でも構わないし、
前記の例のように一定の時間間隔をあけたフレームの静
止画像でも構わない。また、1時間の蓄積映像の検索に
おいては、指定位置から30秒おきの静止画像を表示
し、3分の蓄積映像の検索においては、5秒おきの静止
画像を表示するようにするなど、蓄積映像の長さによっ
て時間間隔を変えても構わない。
【0064】なお、本実施の形態では、指定位置付近の
数枚の静止画を繰り返し表示する例で説明したが、指定
位置付近の音声を取得して記憶し、繰り返し再生するよ
うにしてもよい。
【0065】また、指定位置付近の数枚の静止画又は音
声を一度だけ表示・出力するのみで、繰り返しを要しな
い場合などは、バッファリング手段1001を特に設けなく
とも、その実現が可能であることは言うまでもない。
【0066】以上のように、本実施の形態では、映像受
信装置が、スライダーのつまみの移動が停止すると指定
位置付近の数枚の静止画像を要求し、受信した数枚の静
止画像を記憶して繰り返し表示することにより、映像を
再生せずに映像の動きを確認しながら、目的のシーンを
検索することができ、その実用的効果は大きい。
【0067】(実施の形態4) 次に、本発明の第4の実施の形態について、図12から
図14を用いて説明する.本発明の映像提供システムの
全体の構成は、実施の形態1と同様であり、映像を送信
する映像送信装置101と映像を受信して再生表示する映
像受信装置102をネットワーク103で接続したものであ
る。
【0068】図12は、映像送信装置101の構成図であ
る。図12に示すように、映像送信装置101は、映像を蓄
積した映像蓄積ファイル104、映像から静止画像を取り
出して提供する画像提供部105、映像をストリームとし
て提供する映像ストリーム提供部106、映像受信装置102
からの要求に従って画像提供部105と映像ストリーム提
供部106を制御する映像提供制御手段107、ネットワーク
を通して映像受信装置102とデータ交換を行う伝送制御
手段108から構成される。画像提供部105は、静止画像の
データサイズを縮小化する画像縮小化手段1201を有して
いる。
【0069】図13は、映像受信装置102の構成図であ
る。図13に示すように、映像受信装置102は、ネットワ
ークを通して映像送信装置101とデータ交換を行う伝送
制御手段109、利用者からの操作に応じて映像の要求を
制御する映像要求制御部110、静止画像を映像送信装置1
01に要求し受信した静止画像を出力形式に変換する画像
展開部111、映像ストリームを映像送信装置101に要求し
受信した映像ストリームを出力形式に変換する映像スト
リーム再生部112、利用者からのスライダー操作やビデ
オボタン操作を受ける操作入力部113、画面、音声を利
用者に出力する画面音声出力部114から構成される。操
作入力部113は、スライダー115を有しており、スライダ
ー115による映像再生開始の指定位置を検出する機能
と、スライダー115にドラッグ・アンド・ドロップ操作
を行っている間をスライダー操作中として検出する機能
を有している。映像要求制御部110は、スライダーのつ
まみの移動速度を検出する変位速度検出手段1301を有し
ている。
【0070】本実施の形態の動作について説明する.ま
ず、映像送信装置101の動作について説明する。映像送
信装置101の動作は、映像提供制御手段107と画像提供部
105の動作以外は、実施の形態1の動作と同様である。
映像提供制御手段107は、実施の形態1の動作に加え、
縮小化画像を要求された場合には画像提供部105に縮小
化画像の提供を指示し、縮小化画像停止を要求された場
合には縮小化画像の提供停止を指示する。ただし、縮小
化画像の提供を指示する場合には、映像受信装置102か
らの要求に従って、縮小化の程度を指定する。
【0071】画像提供部105は、映像提供制御手段107か
ら縮小化画像を提供する指示を受けると、映像蓄積ファ
イル104から指定位置の静止画像を取り出した後、画像
縮小化手段1201を用いて静止画像を指定された程度で縮
小化して送信する。縮小化の程度は、例えば、3段階の
レベルで示されるとし、次のように解像度を変換するこ
とにより縮小化する。
【0072】 レベル1 : 低解像度 レベル2 : 中解像度 レベル3 : 高解像度(オリジナルの解像度であり解
像度変換を行わない) 次に、映像受信装置102の動作について説明する。映像
受信装置102の動作は、映像要求制御部110と画像展開部
110の動作以外は、実施の形態1の動作と同様である。
映像要求制御部110の動作は、実施の形態1と同様に図3
の処理フローに従って動作するが、ステップ308に対応
するスライダーのつまみの移動中の処理が異なる。本実
施の形態では、スライダーのつまみが移動している場合
にも、スライダーによる指定位置の静止画像を取得す
る。ただし、静止画像は、スライダーのつまみの移動速
度が速いほど縮小化したデータを要求する。図3のステ
ップ308に対応した実施の形態4におけるスライダーの
つまみの移動中の処理フローの例を図14に示し、以下に
説明する。
【0073】 ステップ1401:τPREに指定位置τを保存する. ステップ1402:変位速度検出手段1301によりスライダー
のつまみの移動速度Vを検出する. ステップ1403:移動速度Vに対応した縮小化レベルLを
決定する. ステップ1404:指定位置τに対応する縮小化レベルLの
静止画像の表示を画像展開部111に指示する。
【0074】ステップ1403による移動速度Vから縮小化
レベルLの決定は、例えば以下のように行う。(v1、
v2はあらかじめ設定された値) V>v1 ならば L=1 v1≧V>v2 ならば L=2 v2≧V ならば L=3 画像展開部111は、映像要求制御部110から縮小化画像を
表示するように指示を受けると、伝送制御手段109に映
像送信装置101に対する縮小化画像要求を出力する。縮
小化画像要求は縮小化レベルを指定して行う。縮小化画
像を受信すると出力形式に変換して画面音声出力部114
に出力して静止画像の表示を行う。
【0075】このように、スライダーのつまみの移動速
度Vが早いほど、静止画像データを縮小化して伝送する
ことにより伝送時間を短縮するため、指定位置が大きく
変わらないうちに静止画像を表示することができる。本
実施の形態では、スライダーのつまみが移動中も指定位
置に対応した静止画像の表示を実用的に行うことが可能
となる。
【0076】なお、画像展開部111は、縮小化した静止
画像を出力形式に変換する機能を有するとしたが、必要
であれば縮小化した静止画像を出力形式に変換する手段
を別に設けても構わない。
【0077】なお、本実施の形態では、静止画像の縮小
化を、レベル1から3の3段階で指定するとしたが、圧
縮率を用いて指定しても構わない。また、静止画像のデ
ータサイズの縮小化を解像度変換で行う例で説明した
が、画面の一部を切り出すなど任意の方法で縮小化して
も構わない。
【0078】なお、要求する静止画像の蓄積時刻は、静
止画像の伝送時間が経過したときの指定位置を予測して
も構わない。例えば、現在の指定位置τと移動速度V
(単位実時刻あたりの指定蓄積時刻の変位、Δτ/Δ
t)とレベルLの静止画像の伝送時間Tから、以下のよ
うにT後の指定位置τ を予測しても良い。
【0079】τ = τ + V×T なお、スライダーのつまみが移動中に、その静止画像に
替えて又はそれに加えて、指定位置付近の音声を、移動
速度が早いほど圧縮して送るようにしてもよい。
【0080】以上のように、本実施の形態では、映像送
信装置が画像提供部に、縮小化画像要求に対して静止画
像のデータサイズを縮小化する画像縮小化手段を備え、
映像受信装置が映像要求制御部に、スライダーのつまみ
の移動速度を検出する変位速度検出手段を備え、移動速
度が早いほど縮小化した静止画像データを伝送して表示
するようにしたことにより、スライダーのつまみが移動
中であろうとも指定位置の静止画像を表示することがで
き、その実用的効果は大きい。
【0081】(実施の形態5) 次に、本発明の第5の実施の形態について、図15及び
16を用いて説明する.本発明の映像提供システムの全
体の構成は、実施の形態1と同様であり、映像を送信す
る映像送信装置101と映像を受信して再生表示する映像
受信装置102をネットワーク103で接続したものである。
【0082】映像送信装置101は、図1の実施の形態1の
映像送信装置101と同様の構成であり、映像を蓄積した
映像蓄積ファイル104、映像から静止画像を取り出して
提供する画像提供部105、映像をストリームとして提供
する映像ストリーム提供部106、映像受信装置102からの
要求に従って画像提供部105と映像ストリーム提供部106
を制御する映像提供制御手段107、ネットワークを通し
て映像受信装置102とデータ交換を行う伝送制御手段108
から構成される。
【0083】図15は、映像受信装置102の構成図であ
る。図15に示すように、映像受信装置102は、ネットワ
ークを通して映像送信装置101とデータ交換を行う伝送
制御手段109、利用者からの操作に応じて映像の要求を
制御する映像要求制御部110、静止画像を映像送信装置1
01に要求し受信した静止画像を出力形式に変換する画像
展開部111、映像ストリームを映像送信装置101に要求し
受信した映像ストリームを出力形式に変換する映像スト
リーム再生部112、利用者からのスライダー操作やビデ
オボタン操作を受ける操作入力部113、画面、音声を利
用者に出力する画面音声出力部114から構成される。操
作入力部113は、スライダー115を有しており、スライダ
ー115による映像再生開始の指定位置を検出する機能
と、スライダー115にドラッグ・アンド・ドロップ操作
を行っている間をスライダー操作中として検出する機能
を有している。映像ストリーム再生部112は、再生する
映像を先読みして記憶する映像先読み手段1501を有して
いる。
【0084】本実施の形態の動作について説明する.映
像送信装置101の動作は、実施の形態1と同様である.
次に、映像受信装置102の動作について説明する。映像
受信装置102の動作は、映像要求制御部110と映像ストリ
ーム再生部112の動作以外は、実施の形態1の動作と同
様である。映像要求制御部110の動作は、実施の形態1
と同様に図3の処理フローに従って動作するが、ステッ
プ307に対応するスライダーのつまみの移動停止中の処
理が異なる。実施の形態1の動作に加え、指定位置の静
止画像の受信が終わると映像ストリーム再生部112に映
像ストリームを先読みするように指示する。図3のステ
ップ307に対応した実施の形態5におけるスライダーの
つまみの移動停止中の処理フローの例を図16に示し、以
下に説明する。
【0085】ステップ1601:スライダーのつまみの移動
が停止した後、指定位置τに対する静止画像の表示の指
示を画像展開部111に出していないならばステップ1602
へ、出したならば1603へ. ステップ1602:指定位置τに対応する静止画像を表示す
るように画像展開部111に指示して、処理を終了する. ステップ1603:画像展開部111で今回スライダーのつま
みが停止した後に指示した静止画像の受信処理が終了し
ているかどうか調べ、終了していればステップ1604へ、
終了していなければ処理を終了する. ステップ1604:今回スライダーのつまみが停止した後に
映像ストリームの先読みを映像ストリーム再生部112に
指示していないならばステップ1605へ、指示しているな
らば処理を終了する. ステップ1605:映像ストリーム再生部112に指定位置τ
からの映像ストリームの先読みを指示する。
【0086】映像ストリーム再生部112は、映像要求制
御手段110から映像ストリームの先読みを指示される
と、伝送制御手段109に映像送信装置101に対する指定位
置τからの映像ストリーム要求を出力する。受信した映
像ストリームは、映像先読み手段1501に記憶しておく。
あらかじめ設定された長さの映像ストリームを先読みす
ると、伝送制御手段109に映像送信装置101に対する映像
ストリーム停止要求を出力する。映像を先読みする長さ
は、映像ストリーム再生部112が映像を受信してから再
生するまでにキューイングする時間程度とする。
【0087】映像ストリーム再生部112は、映像要求制
御手段110から映像ストリームの再生を指示されると、
指示された開始時刻の映像を映像先読み手段1501に記憶
していれば、記憶している映像ストリームを用いて映像
の再生を開始する。
【0088】本実施の形態では、目的のシーンを発見し
た後に、映像の再生を開始するまでの遅延時間を短縮す
ることができる。例えば、図6の実施の形態1の動作例
において、時刻t5からt6までの時間Δtを映像スト
リームの先読みに使うため、本実施の形態では映像待ち
の時刻t6からt7までの遅延時間をΔt短縮すること
ができる。
【0089】以上のように、本実施の形態では、映像受
信装置が映像ストリーム再生部に、スライダーの指定位
置に対応する蓄積時刻からの映像を先読みして記憶する
映像先読み手段を備えることにより、指定位置の移動が
停止中に、表示するデータを受信した後に映像ストリー
ムを先読みできるので、目的のシーンを発見した後に短
時間で映像再生を開始することができ、その実用的効果
は大きい。
【0090】
【発明の効果】本発明の映像提供システムは、第1に、
蓄積映像の中から目的のシーンを短時間で検索できる。
【0091】第2に、静止画像を階層的に伝送して表示
することにより、1つの画像データの伝送時間が長い場
合でも、目的のシーンを短時間で検索できる。
【0092】第3に、スライダーの停止位置から数枚の
静止画像により、動きを確認しながら目的のシーンを短
時間で検索できる。
【0093】第4に、スライダーが移動中でもスライダ
ー位置に対応した静止画像の表示を見ながら、目的のシ
ーンを短時間で検索できる。
【0094】第5に、目的のシーンを発見した後、短い
遅延時間で映像再生を開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の映像提供システムの構成図
【図2】実施の形態1の映像提供制御手段の処理フロー
チャート
【図3】実施の形態1の映像要求制御部の処理フローチ
ャート
【図4】実施の形態1の映像要求制御部のスライダー停
止中の処理フローチャート
【図5】実施の形態1の映像要求制御部のスライダー移
動中の処理フローチャート
【図6】実施の形態1の映像提供システムの動作例図
【図7】実施の形態2の映像送信装置の構成図
【図8】実施の形態2の映像受信装置の構成図
【図9】実施の形態2の映像提供システムの動作例図
【図10】実施の形態3の映像受信装置の構成図
【図11】実施の形態3の映像提供システムの動作例図
【図12】実施の形態4の映像送信装置の構成図
【図13】実施の形態4の映像受信装置の構成図
【図14】実施の形態4の映像要求制御部のスライダー
移動中の処理フローチャート
【図15】実施の形態5の映像受信装置の構成図
【図16】実施の形態5の映像要求制御部のスライダー
停止中の処理フローチャート
【図17】従来の映像提供システムの構成図
【図18】従来の映像提供システムの操作画面の例図
【図19】従来の映像提供システムの操作例図
【符号の説明】
101 映像送信装置 102 映像受信装置 103 ネットワーク 104 映像蓄積ファイル 105 画像提供部 106 映像ストリーム提供部 107 映像提供制御手段 108 伝送制御手段 109 伝送制御手段 110 映像要求制御部 111 画像展開部 112 映像ストリーム再生部 113 操作入力部 114 画面音声出力部 115 スライダー 701 画像階層化手段 801 階層画像合成手段 1001 バッファリング手段 1201 画像縮小化手段 1301 変位速度検出手段 1501 映像先読み手段 1701 映像送信装置 1702 映像受信装置 1703 ネットワーク 1704 映像蓄積ファイル 1705 映像ストリーム提供部 1706 映像提供制御手段 1707 伝送制御手段 1708 伝送制御手段 1709 映像要求制御部 1710 操作入力部 1711 映像ストリーム再生部 1712 画面音声出力部 1713 キューイング手段 1714 映像再生手段 1715 スライダー 1801 操作画面 1802 ウィンドウ 1803 スライダー 1804 つまみ 1805 ビデオボタン 1806 マウスカーソル 1807 終了ボタン

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄積した映像を要求に従って送信する映
    像送信装置と、利用者の操作により指定する位置を変位
    させることができる指定位置変位機構と、前記指定位置
    変位機構による指定位置を検出する手段と、前記指定位
    置変位機構が操作中か非操作中かの操作状態を検出する
    手段を備え、利用者が前記指定位置変位機構を操作して
    指定した再生開始位置から映像を受信して再生表示する
    映像受信装置とが、ネットワークを介して通信可能であ
    り、 前記映像送信装置が要求された蓄積時刻の静止画像を蓄
    積映像から取り出して送信し、前記映像受信装置が前記
    指定位置変位機構の操作中に指定位置の変位が停止した
    場合、指定位置に対応する蓄積時刻の静止画像を要求し
    受信し表示することを特徴とする映像提供システム。
  2. 【請求項2】 指定位置変位機構が、画面に表示された
    オブジェクトとドラッグ・アンド・ドロップ操作を受け
    る手段からなり、前記オブジェクトが前記ドラッグ・ア
    ンド・ドロップ操作により指定位置を変更でき、操作状
    態を検出する手段が、前記ドラッグ・アンド・ドロップ
    操作を行っている間を前記指定位置変位機構の操作中で
    あると検出することを特徴とする請求項1に記載の映像
    提供システム。
  3. 【請求項3】 映像送信装置が、静止画像を取り出した
    後にそのデータを階層化して低品質な階層化データから
    送信する手段を備え、映像受信装置が、指定位置変位機
    構の操作中に指定位置の変位が停止した場合、指定位置
    に対応する蓄積時刻の静止画像の階層化データを受信し
    表示する、又は、受信した階層化データから逐次合成し
    て表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の映
    像提供システム。
  4. 【請求項4】 映像受信装置が、指定位置変位機構の操
    作中に指定位置の変位が停止した場合、指定位置に対応
    した蓄積時刻付近の数枚の静止画像を要求し受信し表示
    することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載
    の映像提供システム。
  5. 【請求項5】 映像受信装置が、指定位置変位機構の操
    作中に指定位置の変位が停止した場合、指定位置に対応
    した蓄積時刻付近の数枚の静止画像を要求して、受信し
    た数枚の静止画像を記憶し、指定位置の変位が停止して
    いる間、記憶している前記数枚の静止画像を繰り返して
    表示することを特徴とする請求項1から4のいずれかに
    記載の映像提供システム。
  6. 【請求項6】 映像送信装置が、静止画像のデータを縮
    小化する手段を備え、映像受信装置が、指定位置変位機
    構の操作中に指定位置が変位している場合、指定位置に
    対応した蓄積時刻の静止画像を、指定位置が変位する速
    度が早いほど縮小化したデータで要求し、受信し表示す
    ることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の
    映像提供システム。
  7. 【請求項7】 映像受信装置が、指定位置変位機構の操
    作中に指定位置の変位が停止した場合、停止中に出力す
    るデータを受信した後、指定位置に対応する蓄積時刻か
    らの映像データを要求し受信して記憶し、前記指定位置
    変位機構の操作が終了した際に、指定位置に対応する蓄
    積時刻の映像データを記憶していれば、記憶した前記映
    像データを用いて映像再生を開始することを特徴とする
    請求項1から6のいずれかに記載の映像提供システム。
  8. 【請求項8】 蓄積した映像を要求に従って送信する映
    像送信装置と、利用者の操作により指定する位置を変位
    させることができる指定位置変位機構と、前記指定位置
    変位機構による指定位置を検出する手段と、前記指定位
    置変位機構が操作中か非操作中かの操作状態を検出する
    手段を備え、利用者が前記指定位置変位機構を操作して
    指定した再生開始位置から映像を受信して再生表示する
    映像受信装置とが、ネットワークを介して通信可能であ
    り、 前記映像送信装置が要求された蓄積時刻付近の音声を蓄
    積映像から取り出して送信し、前記映像受信装置が前記
    指定位置変位機構の操作中に指定位置の変位が停止した
    場合、指定位置に対応する蓄積時刻付近の音声を要求し
    受信し再生することを特徴とする映像提供システム。
  9. 【請求項9】 指定位置変位機構が、画面に表示された
    オブジェクトとドラッグ・アンド・ドロップ操作を受け
    る手段からなり、前記オブジェクトが前記ドラッグ・ア
    ンド・ドロップ操作により指定位置を変更でき、操作状
    態を検出する手段が、前記ドラッグ・アンド・ドロップ
    操作を行っている間を指定位置変位機構の操作中である
    と検出することを特徴とする請求項8に記載の映像提供
    システム。
  10. 【請求項10】 映像送信装置が要求された蓄積時刻付
    近の音声を蓄積映像から取り出して送信し、映像受信装
    置が前記指定位置変位機構の操作中に指定位置の変位が
    停止した場合、指定位置に対応する蓄積時刻付近の音声
    を、要求し受信し再生することを特徴とする請求項1か
    ら7のいずれか記載の映像提供システム。
  11. 【請求項11】 映像受信装置が、指定位置変位機構の
    操作中に指定位置の変位が停止した場合、指定位置に対
    応した蓄積時刻付近の音声を要求して、受信した音声を
    記憶し、指定位置の変位が停止している間、記憶してい
    る音声を繰り返して再生することを特徴とする請求項8
    から10のいずれかに記載の映像提供システム。
  12. 【請求項12】 映像送信装置が、音声のデータを縮小
    化する手段を備え、映像受信装置が、指定位置変位機構
    の操作中に指定位置が変位している場合、指定位置に対
    応した蓄積時刻付近の音声を、指定位置が変位する速度
    が早いほど縮小化したデータで要求し、受信し再生する
    ことを特徴とする請求項8から11のいずれかに記載の
    映像提供システム。
  13. 【請求項13】 蓄積した映像を要求に従って送信する
    映像送信装置と、映像を受信して再生・表示する映像受
    信装置とが、ネットワークを介して通信可能であり、 前記映像送信装置が、前記映像受信装置とデータ交換を
    行う伝送制御手段と、映像を蓄積した映像蓄積ファイル
    と、前記映像蓄積ファイルの映像をストリームとして提
    供する映像ストリーム提供部と、前記映像蓄積ファイル
    の映像の中から指定された蓄積時刻の静止画像を取り出
    して提供する画像提供部と、前記映像受信装置からの要
    求に応じて前記映像ストリーム提供部と前記画像提供部
    を制御する映像提供制御手段とを具備し、 前記映像受信装置が、前記映像送信装置とデータ交換を
    行う伝送制御手段と、画像や音声等を出力する画面音声
    出力手段と、前記映像送信装置に対して映像ストリーム
    の要求を行い受信した映像ストリームを出力形式に変換
    して前記画面音声出力手段に出力する映像ストリーム再
    生部と、前記映像送信装置に対して静止画像の要求を行
    い受信した静止画像を出力形式に変換して前記画面音声
    出力手段に出力する画像展開部と、利用者の操作により
    指定する位置を変位させることができる指定位置変位機
    構と、前記指定位置変位機構による指定位置を検出する
    指定位置検出手段と、前記指定位置変位機構が操作中か
    非操作中かを検出する操作状態検出手段と、前記映像ス
    トリーム再生部と前記画像展開部を制御する映像要求制
    御部とを具備し、 前記映像要求制御部が、前記指定位置変位機構が非操作
    中である場合に、映像を再生するように前記映像ストリ
    ーム再生部に指示し、前記指定位置変位機構が操作中で
    ある場合に、指定位置の変位が停止すると、指定位置に
    対応する蓄積時刻の静止画像を表示するように前記画像
    展開部に指示することを特徴とする映像提供システム。
  14. 【請求項14】 指定位置変位機構が、画面に表示され
    たオブジェクトとドラッグ・アンド・ドロップ操作を受
    ける手段からなり、前記オブジェクトが前記ドラッグ・
    アンド・ドロップ操作により指定位置を変更でき、操作
    状態を検出する手段が、前記ドラッグ・アンド・ドロッ
    プ操作を行っている間を指定位置変位機構の操作中であ
    ると検出することを特徴とする請求項13に記載の映像
    提供システム。
  15. 【請求項15】 映像送信装置の画像提供部が、静止画
    像を階層化して複数のデータに分割する画像階層化手段
    を備え、低品質の階層のデータから送信を行い、映像受
    信装置の画像展開部が、階層化された画像データを合成
    する階層画像合成手段を備え、前記映像送信装置に階層
    化された静止画像の要求を行い、受信した階層化静画像
    データを前記階層画像合成手段により逐次合成して出力
    形式に変換して画面音声出力手段に出力することを特徴
    とする請求項13又は14に記載の映像提供システム。
  16. 【請求項16】 映像受信装置の画像展開部が、指定位
    置に対応した蓄積時刻付近の数枚の静止画像を要求し、
    受信した数枚の静止画像を出力形式に変換して画面音声
    出力手段に出力することを特徴とする請求項13から1
    5のいずれかに記載の映像提供システム。
  17. 【請求項17】 映像受信装置の画像展開部が、数枚の
    画像を記憶するバッファリング手段を備え、指定位置に
    対応した蓄積時刻付近の数枚の静止画像を要求し、受信
    した数枚の静止画像を記憶し、前記記憶した数枚の静止
    画像を順次出力形式に変換して画面音声出力手段に出力
    することを繰り返し行うことを特徴とする請求項13か
    ら16のいずれかに記載の映像提供システム。
  18. 【請求項18】 映像送信装置の画像提供部が、静止画
    像データを縮小化する画像縮小化手段を備え、映像受信
    装置の映像要求制御部が、指定位置が変位する速度を検
    出する指定位置変位速度検出手段を備え、前記映像要求
    制御部が、指定位置変位機構の操作中で指定位置が変位
    している場合、指定位置に対応した蓄積時刻の静止画像
    を、指定位置の変位速度が早いほど縮小化したデータで
    要求して表示するように画像展開部に指示することを特
    徴とする請求項13から17のいずれかに記載の映像提
    供システム。
  19. 【請求項19】 映像受信装置の映像ストリーム再生部
    が指定された蓄積時刻からの映像を要求し受信し記憶す
    ることにより映像を先読みする映像先読み手段を備え、
    映像要求制御部が、指定位置変位機構の操作中に指定位
    置の変位が停止した場合に、停止時に出力するデータを
    受信した後、指定位置に対応する蓄積時刻の映像を先読
    みすることを映像ストリーム再生部に指示し、映像スト
    リーム再生部が、指定位置変位機構の操作が終了した際
    に、指定位置に対応する蓄積時刻の映像を先読みしてい
    れば、前記先読みした映像データを用いて再生を開始す
    ることを特徴とする請求項13から18のいずれかに記
    載の映像提供システム。
  20. 【請求項20】 蓄積した映像を要求に従って送信する
    映像送信装置と、映像を受信して再生表示する映像受信
    装置とが、ネットワークを介して通信可能であり、 前記映像送信装置が、前記映像受信装置とデータ交換を
    行う伝送制御手段と、映像を蓄積した映像蓄積ファイル
    と、前記映像蓄積ファイルの映像をストリームとして提
    供する映像ストリーム提供部と、前記映像蓄積ファイル
    の映像の中から指定された蓄積時刻付近の音声を取り出
    して提供する音声提供部と、前記映像受信装置からの要
    求に応じて前記映像ストリーム提供部と前記音声提供部
    を制御する映像提供制御手段とを具備し、 前記映像受信装置が、前記映像送信装置とデータ交換を
    行う伝送制御手段と、画像、音声を利用者に出力する画
    面音声出力手段と、前記映像送信装置に対して映像スト
    リームの要求を行い、受信した映像ストリームを出力形
    式に変換して前記画面音声出力手段に出力する映像スト
    リーム再生部と、前記映像送信装置に対して音声の要求
    を行い、受信した音声を出力形式に変換して前記画面音
    声出力手段に出力する音声展開部と、利用者の操作によ
    り指定する位置を変位させることができる指定位置変位
    機構と、前記指定位置変位機構による指定位置を検出す
    る指定位置検出手段と、前記指定位置変位機構が操作中
    か非操作中かを検出する操作状態検出手段と、前記映像
    ストリーム再生部と前記音声展開部を制御する映像要求
    制御部とを具備し、 前記映像要求制御部が、前記指定位置変位機構が非操作
    中である場合に、映像を再生するように前記映像ストリ
    ーム再生部に指示し、前記指定位置変位機構が操作中で
    ある場合に、指定位置の変位が停止すると、指定位置に
    対応する蓄積時刻付近の音声を再生するように前記音声
    展開部に指示することを特徴とする映像提供システム。
  21. 【請求項21】 指定位置変位機構が、画面に表示され
    たオブジェクトとドラッグ・アンド・ドロップ操作を受
    ける手段からなり、前記オブジェクトが前記ドラッグ・
    アンド・ドロップ操作により指定位置を変更でき、操作
    状態を検出する手段が、前記ドラッグ・アンド・ドロッ
    プ操作を行っている間を指定位置変位機構の操作中であ
    ると検出することを特徴とする請求項20に記載の映像
    提供システム。
  22. 【請求項22】 映像送信装置が、映像蓄積ファイルの
    映像の中から指定された蓄積時刻付近の音声を取り出し
    て提供する音声提供部を備え、映像提供制御手段が要求
    に応じて映像ストリーム提供部と画像提供部と前記音声
    提供部を制御し、 映像受信装置が、前記映像送信装置に対して音声の要求
    を行い受信した音声を出力形式に変換して画面音声出力
    手段に出力する音声展開部を備え、映像要求制御部が、
    指定位置変位機構が操作中に指定位置の変位が停止した
    場合に、指定位置に対応する蓄積時刻付近の音声を再生
    するように前記音声展開部に指示することを特徴とする
    請求項13から19のいずれかに記載の映像提供システ
    ム。
  23. 【請求項23】 映像受信装置の音声展開部が、音声を
    記憶するバッファリング手段を備え、指定位置に対応し
    た蓄積時刻付近の音声を要求し、受信した音声を記憶
    し、記憶した音声を出力形式に変換して画面音声出力手
    段に出力することを繰り返し行うことを特徴とする請求
    項20から22のいずれかに記載の映像提供システム。
  24. 【請求項24】 映像送信装置の音声提供部が、音声デ
    ータを縮小化する音声縮小化手段を備え、映像受信装置
    の映像要求制御部が、指定位置が変位する速度を検出す
    る指定位置変位速度検出手段を備え、指定位置変位機構
    の操作中で指定位置が変位している間に、指定位置に対
    応した蓄積時刻付近の音声を、指定位置の変位速度が早
    いほど縮小化したデータで要求して再生するように音声
    展開部に指示することを特徴とする請求項20から23
    のいずれかに記載の映像提供システム。
  25. 【請求項25】 ネットワークを介してデータ交換を行
    う伝送制御手段と、映像を蓄積した映像蓄積ファイル
    と、前記映像蓄積ファイルの映像をストリームとして提
    供する映像ストリーム提供部と、前記映像蓄積ファイル
    の映像の中から指定された蓄積時刻の静止画像を取り出
    して提供する画像提供部と、要求に応じて前記映像スト
    リーム提供部と前記画像提供部を制御する映像提供制御
    手段とを具備した映像送信装置。
  26. 【請求項26】 ネットワークを介してデータ交換を行
    う伝送制御手段と、画像、音声を利用者に出力する画面
    音声出力手段と、映像ストリームの要求を行い受信した
    映像ストリームを出力形式に変換して前記画面音声出力
    手段に出力する映像ストリーム再生部と、静止画像の要
    求を行い受信した静止画像を出力形式に変換して前記画
    面音声出力手段に出力する画像展開部と、利用者の操作
    により指定する位置を変位させることができる指定位置
    変位機構と、前記指定位置変位機構による指定位置を検
    出する指定位置検出手段と、前記指定位置変位機構が操
    作中か非操作中かを検出する操作状態検出手段と、前記
    映像ストリーム再生部と前記画像展開部を制御する映像
    要求制御部をと具備し、 前記映像要求制御部が、前記指定位置変位機構が非操作
    中である場合に、映像を再生するように前記映像ストリ
    ーム再生部に指示し、前記指定位置変位機構が操作中で
    ある場合に、指定位置の変位が停止すると、指定位置に
    対応する蓄積時刻の静止画像を表示するように前記画像
    展開部に指示することを特徴とする映像提供システム。
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