JP4372014B2 - グルタミン酸塩のホスフィン酸類似体 - Google Patents

グルタミン酸塩のホスフィン酸類似体 Download PDF

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Description

本発明は、ヒトの悪臭、特にヒトの腋窩悪臭の防止または抑制に有用である化合物に関する。
新鮮な汗は、無臭であり、臭気は、汗と皮膚細菌(例えばスタフィロコッカスおよびコリネバクテリウムの属の細菌)との接触によって生じるに過ぎないことが知られており、汗中に存在する無臭の分子は、腋窩にコロニー形成する細菌により分解されると考えられている。高度に不快な悪臭は、主にコリネバクテリウム属の細菌により新鮮な汗から放出されることが、一般的に受け入れられている(Labows et. al., Cosmet. Sci Technol. Ser. (1999), 20:59-82)。悪臭の原因であると考えられている主な構成成分は、揮発性ステロイド、揮発性硫黄化合物および短鎖の分枝状脂肪酸を含む。
悪臭を、臭気を生じる原因となる細菌を全滅することにより処理することが、提案された。実際に、商業的に入手できる化粧品脱臭剤は、しばしば、一般的に皮膚ミクロフローラの成長を阻害する抗菌化合物を含む。現在脱臭剤製品において用いられている抗菌化合物は、例えば、トリクロサン(2,4,4’−トリクロロ−2’ヒドロキシ−ジフェニル−エーテル)を含む。しかし、抗菌剤の使用に対する欠点は、皮膚の天然のミクロフローラの平衡を妨げる効能である。
脂肪酸、特に短鎖の分枝状脂肪酸は、腋窩悪臭において作用を奏することが知られており、特に新鮮でない汗の臭い臭気を生じる成分である。同時係属出願PCT/CH02/00262において、本出願人は、汗中に見出される無臭の化合物を、これらの悪臭を生じる脂肪酸に変換するプロセスを媒介する酵素を開示した。この同時係属出願において、また、酵素の阻害剤としての活性を有する広範囲の群の化合物が開示されている。
しかし、前述の酵素に関して良好な阻害特性を示す他の化合物を見出す必要性が、継続している。
従って、本発明は、第1の観点において、式(I)
Figure 0004372014
式中、Rは、
a)ノニル;
b)3,3,3−トリフルオロ−プロピル;
c)2−メチル−4−フェニル−ブチル;
d)4−トリフルオロメチル−フェニル;
e)ペンタフルオロフェニル;
f)4−フルオロ−フェニル;
g)ナフタレン−2−イル;
h)ビフェニル−2−イル;
i)5,5,7,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル;
k)5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル;
l)1,1,3,3−テトラメチル−インダン−5−イル;
m)スチリル;
n)2,6−ジメチル−ヘプチル;
o)2−(4−tert−ブチル−フェニル)−1−メチル−ビニル;
p)2−(4−イソプロピル−フェニル)−1−メチル−ビニル;
q)1−(1,7,7−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル;
r)2−(4−イソブチル−フェニル)−1−メチル−ビニル;
s)2−(2−イソプロピル−フェニル)−1−メチル−エテニル;
t)2−フェニル−エチル;
u)シクロヘキシル−メチル;
v)2,2−ジメチル−プロピル;
w)2−(ペンタフルオロフェニル)−エチル;
x)3−フェニル−プロピル;
y)ヘプチル;
z)4−イソプロピル−シクロヘクス−1−エニル;
za)デシル;
zb)ヘキシル;
zc)トランス−4−イソプロピル−シクロヘキシル;
zd)5−エチル−2−メチル−ヘプチル;
ze)2,6,10−トリメチル−ウンデシル;
zf)1−メチル−3−(2,2,3−トリメチル−シクロペンチル)−プロピル;および
zg)オクチル
からなる群から選択された置換アルキル、ベンジルまたはアリル残基である、
で表される化合物を提供した。
式(I)で表される化合物は、キラルな化合物を含み、従ってこれらは、異性体混合物として存在し得るか、またはこれらは、純粋な立体異性体として存在し得る。最も好ましいのは、カルボキシル基に対してアルファ位において炭素原子上のS立体配置を有する化合物である。
上記で述べたように、本発明の化合物は、酵素と相互作用して、これにより無臭の新鮮な汗からの悪臭を有する酸の放出をもたらす汗中の化合物を開裂する酵素の能力を減少することができる。前述の同時係属出願中に記載された酵素は、腋窩にコロニー形成すると見出され得るコリネバクテリウム属、特にあるコリネバクテリウム種、さらに特に、2001年4月26日にInternational Depository Authority DSMZ - Deutsche Sammlung von Mikrooganismeu und Zellkulturen GmbH, D-38124 Braunschweigに提出されたCorynebacterium striatum Ax 20の細菌から単離された。International Depository Authorityにより付与された受託番号は、DSM 14267である。酵素は、細胞内に存在することが見出され、細胞から細胞外被の機械的な崩壊により放出され得る。従って、これを、野生型細菌株、特にヒト腋窩から単離されたコリネバクテリウムの菌株、特にCorynebacterium striatum Ax 20から得られる細胞抽出物から単離することができる。代替において、これを、当業者に十分知られている組換え手段により得ることができる。
この酵素のアミノ酸配列を、配列番号1に示し、この酵素をコードする核酸配列を、配列番号2に示し、これらの配列の両方を以下に示す。
本発明の化合物は、約1〜500ナノモルの濃度、さらに特に5ナノモル〜500ナノモルのインビトロでの濃度、例えば9〜150ナノモルの濃度において、酵素の阻害を示す。さらに、残基Rの親油性に関して、化合物は、酵素生成細菌の細胞壁に浸透するように適合され、従って、これらは、インビボで有効である。
実際に、残基Rの性質は、腋窩にコロニー形成する種々の細菌の細胞壁に浸透し、悪臭生成に関与する化合物の能力に影響すると見られる。例えば、コリネバクテリウムの他の菌株、例えばCorynebacterium bovisおよびCorynebacterium jeikeium、または腋窩のミクロフローラ中に見出されるスタフィロコッカス属の細菌はまた、L−グルタミン誘導体がNαにおいて開裂する生化学的反応においてこれら自体媒介する関連する酵素を生成する。本発明の化合物は、広範囲の種々の細菌株の細胞プロセスに干渉し、これによりこれらの供給源からの悪臭の抑制または防止をもたらし得る。
阻害剤としての化合物のインビトロ活性を、これらのIC50値またはこれらのKi値のいずれかに関して測定することができ、これらの基準の両方は、当業者に十分知られている。十分知られているように、IC50値は、所定の基質濃度において酵素速度を半分減少させるのに必要な阻害剤の濃度を提供する。この値は、基質の値Kにおいて反映される酵素についての基質の親和性に依存する。このようにして、Ki値を、IC50を測定し、次に以下の式
Figure 0004372014
に従って計算することにより、所定の基質および所定の基質濃度について決定することができる。
細菌細胞における化合物の吸収およびこの中に含まれる酵素の阻害を、静止期にある生細胞に基づくアッセイを用いて測定することができる。従って、細胞を、1種の阻害化合物または複数種の阻害化合物および基質(即ち、酵素により開裂した際に悪臭を有する酸を生成する、汗中に見出される物質)と共にインキュベートすることができ、酸の放出を、種々の阻害濃度において測定することができる。生細胞について得られたIC50値を、単離された酵素について得られたIC50値と比較することにより、化合物が細菌細胞中に浸透する容易さを評価することができる。
本発明の化合物を、すべての化粧品およびパーソナルケア製品、例えばスティック、ロールオン、ポンプスプレー、エーロゾル、脱臭剤入り石鹸、粉末、溶液、ジェル、クリーム、スティック、香油およびローションに加えて、これらの製品の脱臭効果を増強することができる。好ましくは、本発明の化合物を、前述の製品において、約0.01〜0.5重量%の量で用いることができる。
前述の製品は、阻害剤に加えて、業界において知られている抗菌薬、例えばトリクロサン(Triclosan)を含むことができる。この製品はまた、これらのタイプの製品において一般的に用いられている皮膚科学的に許容し得る成分を含むことができる。このような追加の成分の例には、香料、着色剤、不透明剤、緩衝剤、酸化防止剤、ビタミン、乳化剤、UV吸収剤、シリコーンなどが含まれる。十分知られているように、すべての製品を、所望のpHに緩衝することができる。
阻害剤に加えて、脱臭コロンは、エタノールおよび香料を含むことができる。香料は、1〜10%で存在することができ、エタノールは、素材を100%とするために存在することができる。
典型的なエタノール非含有脱臭スティック中の追加の成分は、ポリオール、例えばプロピレングリコール;この誘導体、例えばプロピレン−グリコール−3−ミリスチルエーテル(ウィトコノール(Witconol)APM);水;界面活性剤、例えばステアリン酸ナトリウム;および香料を含むことができる。ポリオールは、30〜40%の量で存在することができ;ポリオールの誘導体は、同様に、約30〜40%で存在することができ;水は、約10〜20%で存在することができ;界面活性剤は、5〜10%で存在することができ;香料は、10%までの量で存在することができる。
典型的な発汗防止(antiperspirant)スティックは、追加の成分として、例えばエチレングリコールモノステアレート(例えば5〜10%);シアバター(例えば3〜5%);ネオビー(Neobee)1053(PVO International)(例えば約12〜15%);ジェネロール(Generol)122(Henkel)(例えば約3〜7%);ジメチコーン(Dimethicone)(DC 345)(例えば30〜40%);アルミニウムセスキクロロヒドレート(例えば約15〜20%);および香料、例えば1〜10%を含むことができる。
発汗防止エーロゾルは、例えば約10〜15%のエタノール;例えば約3〜5%のジルコニウムアルミニウムテトラクロロヒドレート;例えば約1〜2%のベントン(Bentone)38;前述の量の香料;および合計のエーロゾル組成物を基準として100%までの炭化水素噴射剤、例えばS−31を含むことができる。
発汗防止ポンプ組成物は、例えば15〜25%のアルミニウムセスキクロロヒドレート;例えば50〜60%の水;例えば1〜3%のトライトン(Triton)X−102(Union carbide);例えば15〜25%のジメチルイソソルビド(ICI);および前述の量の香料を含むことができる。
上記で述べたすべての百分率は、重量%である。
従って、本発明は、式(I)で表される化合物および/またはこれを含む組成物の、悪臭の除去または抑制のための使用に関する。本発明はまた、酵素の阻害剤として作用する、臭気抑制量の阻害剤化合物並びに化粧品およびパーソナルケア製品の業界において一般的に十分知られている、皮膚科学的に許容し得るビヒクルを含む組成物に関する。
本発明はまた、他のこの観点において、腋窩悪臭を抑制する方法であって、処置を必要としているヒトの皮膚への適用のための組成物を提供する段階を含み、前記組成物が、阻害剤化合物およびこの皮膚科学的に許容し得るビヒクルを含み、前記化合物が、上記に記載した式(I)で表される1種または2種以上の化合物から選択されている、前記方法を提供する。
式(I)で表される化合物を、スキーム1、スキーム2および例を参照して、以下に詳細に述べる合成プロトコルに従って製造することができる。
Figure 0004372014
A)130℃で2時間にわたり、5当量(eq.)のHP(OTMS)
B)25℃で、1eqの臭化ベンジルまたは臭化アリル(6または8)、3eqのBSA。生成物(4)が、定量的収率で得られる。
C)130℃で3時間にわたり、1eqのアルキルホスフィン酸(3)、5eqのHMDS、次に130℃で4時間にわたり、1eqのアクリレート(1)、次に70℃でEtOH。生成物(4)が、定量的収率で得られる。
D)10〜20重量%のPt/C、1atmのH、AcOEt/EtOH 2:1、25℃。またはラネー−Ni、EtOH、25℃、1atmのH
E)生成物を定量的収率で得るために、25℃で1日にわたり、1NのLiOH/EtOH。
F)本発明の化合物を提供するために、25℃で3時間にわたり、TFA中の2.2eqの(iPr)SiH。
アクリレート出発物質(1)を、同時係属出願PCT/CH02/00262に記載されている方法により生成することができる。
ハロゲン化アルキル、ベンジルまたはアリル(7、6、8)は、商業的に入手できるか、または自体知られており、以下のスキーム2に述べた合成プロトコルに従って、商業的に入手できる出発物質から生成することができる。
Figure 0004372014
G)170℃で4時間にわたり、1eqのBr
H)0℃で2時間にわたり、2eqのピリジン、1.2eqのPPh、1.2eqのヨウ素。
I)アリル型アルコールを定量的収率で得るために、0℃で2時間にわたり、0.35eqのNaBH、MeOH。
J)臭化アリルを定量的収率で得るために、0℃で5時間にわたり、EtO、0.4eqのPBr
K)16時間にわたり、CHCl中の3〜5eqのHP(OTMS)
L)25℃で6時間にわたり、2eqのNaHPO(HO)、1eqのBEt、MeOH。
ここで、以下に本発明を説明するための一連の例を示す。

以下の化合物を、以下の合成により生成する:
5a 4−カルバモイル−2−(デシル−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5b 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4,4,4−トリフルオロ−ブチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5c 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(3−メチル−5−フェニル−ペンチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5d 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5e 4−カルバモイル−2−(ヒドロキシ−ペンタフルオロフェニルメチル−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5f 4−カルバモイル−2−[(4−フルオロ−ベンジル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5g 4−カルバモイル−2−(ヒドロキシ−ナフタレン−2−イルメチル−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5h 2−(ビフェニル−2−イルメチル−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル)−4−カルバモイル−酪酸
5i 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(5,5,7,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5k 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イルメチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5l 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(1,1,3,3−テトラメチル−インダン−5−イルメチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5m E−4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(3−フェニル−アリル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5n 4−カルバモイル−2−[(3,7−ジメチル−オクチル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5o E−2−{[3−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−メチル−アリル]−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル}−4−カルバモイル−酪酸
5p E−4−カルバモイル−2−{ヒドロキシ−[3−(4−イソプロピル−フェニル)−2−メチル−アリル]−ホスフィノイルメチル}−酪酸
5q 4−カルバモイル−2−{ヒドロキシ−[2−(1,7,7−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−プロピル]−ホスフィノイルメチル}−酪酸
5r E−4−カルバモイル−2−{ヒドロキシ−[3−(4−イソブチル−フェニル)−2−メチル−アリル]−ホスフィノイルメチル}−酪酸
5s E−4−カルバモイル−2−{ヒドロキシ−[3−(2−イソプロピル−フェニル)−2−メチル−アリル]−ホスフィノイルメチル}−酪酸
5t 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(3−フェニル−プロピル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5u 4−カルバモイル−2−[(2−シクロヘキシル−エチル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5v 4−カルバモイル−2−[(3,3−ジメチル−ブチル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5w 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(2−ペンタフルオロフェニル−プロピル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5x 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4−フェニル−ブチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5y 4−カルバモイル−2−(ヒドロキシ−オクチル−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5z 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4−イソプロピル−シクロヘクス−1−エニルメチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5za 4−カルバモイル−2−(ヒドロキシ−ウンデシル−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5zb 4−カルバモイル−2−(ヘプチル−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル)−酪酸
5zc 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4−イソプロピル−シクロヘキシルメチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5zd 4−カルバモイル−2−[(6−エチル−3−メチル−オクチル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5ze 4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(3,7,11−トリメチル−ドデシル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸
5zf 4−カルバモイル−2−{[ヒドロキシ−[2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−シクロペンチル)−ブチル]−ホスフィノイルメチル}−酪酸
5zg 4−カルバモイル−2−(ヒドロキシル−ノニル−ホスフィノイルメチル)−酪酸。
これらの化合物の構造を、以下に述べる:
Figure 0004372014
Figure 0004372014
以下の例を、スキーム1およびスキーム2を参照して記載する。例において言及したすべての化合物を、スキーム1またはスキーム2に示す対応する化合物番号と、対応する「R」残基の文字コードとの組み合わせにより、定義する。例えば、(4l)は、スキーム1の化合物4を意味し、ここでRは、1,1,3,3−テトラメチル−インダン−5−イルである。
例1:
A)2−ヒドロキシホスフィノイルメチル−4−(トリチル−カルバモイル)−酪酸エチルエステル(2)の調製(スキーム1の段階A)
隔壁および凝縮器を備えた500mLのフラスコ中で、25g(0.3mol)のホスフィン酸アンモニウムおよび49g(0.3mol)のHMDSを、Nの下で、110℃で3.5時間にわたり加熱する。反応混合物を、5℃に冷却し、ここで150mlのジクロロメタン中の25gのアクリレート1を加える。混合物を、16時間室温で撹拌する。精製操作(work-up):1NのHClおよびCHClを加える。有機相を、1NのHClで洗浄し、混ぜ合わせた酸性相を、CHClで再び抽出する。混ぜ合わせた有機相を、MgSO上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、高度の真空の下で50℃で乾燥し、28.8gのホスフィン酸2が得られる。
Figure 0004372014
B)2−[ヒドロキシ−(1,1,3,3−テトラメチル−インダン−5−イルメチル)−ホスフィノイルメチル]−4−(トリチル−カルバモイル)−酪酸エチルエステル(4l)の調製(スキーム1の段階B)
隔壁および凝縮器を備えた100mLのフラスコ中で、モノアルキルホスフィン酸2(3g、6.4mmol)を、乾燥CHCl(20ml)に溶解する。5−ブロモメチル−1,1,3,3−テトラメチル−インダン6l(1.9g、7mmol)およびBSA(3.9g、19mmol)を加え、混合物を、72時間25℃で撹拌する。精製操作:混合物を、1NのHCl上に注入する。有機相を、1NのHClで洗浄し、混ぜ合わせた酸性相を、1NのHClで再び抽出する。混ぜ合わせた有機相を、MgSO上で乾燥し、減圧下で蒸発させ、高度の真空の下で50℃で乾燥して、4.77gのビスアルキル化ホスフィン酸4lが得られる。
Figure 0004372014
この合成を、上記の化合物4lに関して「R」残基を参照して記載する一方、この合成を、「R」残基が化合物4d、4e、4g、4h、4i、4k、4m、4n、4o、4p、4q、4r、4s、4zd、4zeおよび4zfに相当する他のベンジル型、またはアリル型ホスフィノイル化合物の調製のために、行う。
前述の手順の3eqのBSAを、5〜7eqのHMDSにより置き換えることができ、精製操作を、エタノールを加え、続いて濃縮することにより、単純化することができる。このようにして、4e、4fおよび4nを調製した。
C)4−カルバモイル−2−[ヒドロキシ−(4,4,4−トリフルオロ−ブチル)−ホスフィノイルメチル]−酪酸(4b)の調製:(スキーム1の段階C)
0.3g(1.7mmol)の(4,4,4−トリフルオロ−ブチル)−ホスフィン酸3b(0.3g、1.7mmol)を、HMDS(1.4g、8.5mmol)に、室温で溶解し、130℃で4時間加熱する。80℃において、アクリレート1(0.7g、1.7mmol)を加え、反応混合物を、130℃で16時間加熱する。エタノールを、60℃で加え、混合物を、30分間還流させる。溶媒を、減圧下で除去し、残留物を、高度の真空下で8時間50℃で乾燥して、0.9gの4bが得られる。
Figure 0004372014
この合成を、化合物4b(上記)に関して「R」残基を参照して記載する一方、この合成を、「R」残基が化合物4a、4c、4f、4i、4t、4u、4v、4w、4x、4y、4z、4za〜4zcおよび4zgに相当する他のホスフィノイル化合物の調製のために、行う。
例2:4−カルバモイル−2−[(3,7−ジメチル−オクチル)−ヒドロキシ−ホスフィノイルメチル]−酪酸(5n)の調製(スキーム1の段階D、E、F):
段階D:288g(0.4mol)のP−ゲラニルホスフィノイル化合物4n(例1Bに従って調製する)を、1.4Lのエタノールに、70℃で溶解する。58gの白金(木炭/HO 1:1上2.5%)を、室温で加え、混合物を、水素の下で数日間、完全な水素添加(2つの二重結合の)がH−NMRまたはMS/ESIにより検出されるまで撹拌する。混合物を、セライト上で濾過し、これを、0.3Lのエタノールで洗浄する。
段階E:2LのLiOH(HO中1N)を、濾液に加える。撹拌しながら、溶液を、50℃に1〜2日間、完全な加水分解がH−NMRまたはMS/ESIにより検出されるまで加熱する。溶液を、約250mlの濃HClを加えることにより中和する。上澄み溶液を、沈殿物からデカンテーションし、エタノールを、この溶液から、減圧下で除去し、残留するHO相を、3×0.5LのCHClで抽出する。前述の沈殿物を、1.5LのCHClに溶解する。混ぜ合わせた有機層を、MgSO上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、206gの赤色を帯びた固体が得られる。
段階F:段階Eの得られた物質(約0.35mol)を、2.5Lのトリフルオロ酢酸に溶解する。120g(0.75mol)のトリイソプロピルシランを加え、得られた懸濁液を、4時間室温で撹拌する。トリフルオロ酢酸を、減圧下で除去する。3LのHOを、残留物に加え、得られた懸濁液を、60℃で15分間撹拌する。上澄みの水相を、デカンテーションして除去する。3LのNH(水中6%)を、残留物に加え、得られた懸濁液を、60℃で15分間撹拌し、セライト上で濾過する。濾液を、3つの部分に分け、各々10gのRP(逆相)材料を充填した3クロマボンド(Chromabond)C18カラム上で濾過する。濾液を、減圧下で濃縮する。残留物に、トルエンを加え、減圧下で除去する(3回)。高度の真空下で乾燥して、109gの白色−黄色固体泡が得られる。
Figure 0004372014
この合成を、化合物5n(上記)に関して「R」残基を参照して記載する一方、この合成を、「R」残基が、酸性条件下でオキサホスホラン生成の傾向がある、P−アルキル−およびP−γ,γ−二置換アリル−ホスフィノイル化合物4zc、4zd、4zeおよび4zfから誘導される化合物5zc、5zd、5zeおよび5zfに相当する他のホスフィノイル化合物の調製のために、行う。従って、対応するC=C二重結合を、加水分解/脱トリチル化(detritylation)の前に、水素添加により除去した。
すべての他のホスフィノイル化合物(5a〜5m、5o〜5zbおよび5zg)を、前に水素添加(段階D)せずに、加水分解/脱トリチル化(段階EおよびF)のみにより調製した。化合物5zcを、また、水素添加を木炭上の白金の代わりにラネー−ニッケル上で行った(段階D)以外は、例2の一般的手順に従って調製した。
例3:7−ブロモメチル−1,1,2,4,4−ペンタメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン6iの調製:(スキーム2の段階G)
温度計、隔壁および凝縮器を備えた100mLのフラスコ中で、21.6g(0.1mol)の1,1,2,4,4,7−ヘキサメチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン(Wood, T. F.; Easter, W. M., Jr.; Carpenter, M. S.; Angiolini, J. Org. Chem. 28, 2248 (1963)に記載されたように調製した)を、170℃に加熱する。16g(0.1mol)の臭素を加え、反応混合物を、170℃で5時間撹拌する。フラスコの内容物を、ビグルー(Vigreux)カラム(110℃、4mbar)上で分別し、17g(58%)の6iが、無色の液体として得られる。
Figure 0004372014
例4:(5−ヨード−3−メチル−ペンチル)−ベンゼン7cの調製:(スキーム2の段階H)
5g(28mmol)のフェノキサノール(3−メチル−5−フェニル−ペンタン−1−オール)を、200mlのジクロロメタンに、窒素および撹拌の下で溶解する。トリフェニルホスフィン(8.8g、34mmol)および4.2g(53mmol)のピリジンを、25℃で加える。0℃に冷却した後に、ヨウ素(8.5g、34mmol)を加える。0℃で2時間の撹拌の後に、反応混合物を、氷冷した1NのHCl上に注入し、ジクロロメタンで抽出する。混ぜ合わせた有機相を、10%Na、飽和NaHCOおよび飽和NaClで洗浄する。MgSO上で乾燥し、蒸発させて、17gの残留物が得られ、これを、ヘキサンで粉砕し、5cmのシリカゲルパッド上で濾過する。濾液を、減圧下で蒸発させ、高度の真空の下で乾燥し、7.1gの7cが、無色油状物として得られる。
Figure 0004372014
例5:E−1−(3−ブロモ−2−メチル−プロペニル)−4−tert−ブチル−ベンゼン8oの調製(スキーム2の段階IおよびJ)
20g(0.1mol)のE−3−(4−tert−ブチル−フェニル)−2−メチル−プロペナール(US 4435585に従って調製した)を、1.2g(32mmol)の水素化ホウ素ナトリウムを20mlのメタノールに溶解した撹拌した溶液に、0℃で加える。室温で2時間後、定量的な変換を、TLCによりチェックする。反応混合物を、40mlの飽和塩化ナトリウム上に注入し、tert−ブチルメチルエーテルで抽出する。硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を蒸発させて、粗製のアリル型アルコール(19.2g、94%)が得られ、これを、以下の臭素化反応に、さらに精製せずに移送する。
5g(24mmol)の粗製のアリル型アルコールを、35mlの乾燥ジエチルエーテルに、窒素の下で溶解する。0℃において、三臭化リン(0.95ml、10mmol)を、シリンジにより加える。反応を、0℃で4時間撹拌し、氷上に注入し、ジエチルエーテルで3回抽出する。有機層を、飽和NaHCOで洗浄し、MgSO上で乾燥する。溶媒を、減圧下で除去し、5.7gの粗製の臭化アリル8oが得られる。
Figure 0004372014
例6:(3,7−ジメチル−オクタ−2,6−ジエニル)−ホスフィン酸3nの調製:(スキーム2の段階K)
隔壁、温度計および凝縮器を備えた750mLのフラスコ中で、ホスフィン酸アンモニウム(25g、0.3mol)およびHMDS(51g、0.32mmol)を、N下で、110℃で3時間加熱する。反応混合物を、0℃に冷却する。300mLの乾燥CHClを加え、続いて臭化ゲラニル(13.1g、60mmol)を加える。混合物を、室温で16時間撹拌する。10mlのメタノールを加え、微細な懸濁液を、二重フィルター層上で濾過する。濾液を、減圧下で濃縮する。10%NaCOおよびtert−ブチルメチルエーテルを加え、相を分離し、アルカリ性層を、tert−ブチルメチルエーテルで精製する。アルカリ性層を、pH=1となるまで濃HClで処理し、次にジクロロメタンで3回抽出する。ジクロロメタン層をMgSO上で乾燥し、蒸発させて、13.7g(81%)の3nが、橙色油状物として得られる。
Figure 0004372014
例7:(3−フェニル−プロピル)−ホスフィン酸3tの調製:(スキーム2の段階L)
NaHPO(HO)(13.2g、0.125mol)およびアリルベンゼン(6.6g、56mmol)をメタノール(250ml)に溶解した溶液に、トリエチルボラン(THF中1M、50ml、50mmol)を、室温で、開放した500mlのフラスコにおいて加える。溶液を、室温で2時間撹拌する。反応混合物を、減圧下で濃縮する。100mlの飽和KHSOを、残留物に加え、続いて酢酸エチルで抽出する(200、100および70ml)。混ぜ合わせた酢酸エチル層に、40mlの10%NaCOを加える。激しく撹拌し、濃NaOHを滴加しながら、二相混合物を、pH=10に調整する。有機相を分離し、アルカリ性相を、濃HClを加えることによりpH=2に調整する。クロロホルム(3×100ml)で抽出し、混ぜ合わせた有機層をMgSO上で乾燥し、蒸発させて、5.4gの粗製の3tが得られる(61%)。
Figure 0004372014
例8:阻害活性の測定
コリネバクテリウム・ストリアトゥムAx 20(DSM 14267)の細胞抽出物を、機械的崩壊およびその後の遠心分離により調製する。
抽出物(50μl、0.2mlの初期細胞培養物に相当する)を、50μlの緩衝液A(リン酸緩衝液、pH7)に加える。本発明の種々の濃度の化合物を、40μlの容積で加え、37℃での10分のプレインキュベーションの後に、反応を、10μlの基質(Nα−ラウロイル−L−グルタミン、最終濃度50μM)とし、これで補正する。試料を、15分間インキュベートし、次に、反応を、75μlのフルオレサミン(2.5mM、アセトニトリルに溶解した)を加えることにより停止する。放出されたグルタミンのフルオレサミンでの誘導体化から生じた蛍光を、381nmの励起波長および470nmの発光波長において決定する。本発明の化合物を含む試料を、酵素および基質のみを含む対照試料と比較することにより、阻害(%)を計算する。あるいはまた、同一のアッセイを、酵素をコードする核酸配列を含む発現ベクターを含む菌株で生成した、組換え的に生成した酵素を用いて行う。本発明の数種の化合物についての結果を、表1に列挙する。
表1。酵素阻害
Figure 0004372014
無処置の細胞における酵素活性を評価するために、Ax20の静止期にある生細胞を収穫し、緩衝液A中に再び懸濁させて、600nmにおける光学密度を0.25とする。阻害化合物を、種々の濃度において加え、15分のプレインキュベーションの後に、基質(Nα−ラウロイル−L−グルタミン、最終濃度1mM)を加える。試料を、1時間インキュベートし、次にMTBEおよびHClで抽出し、キャピラリーGCを用いて、放出されたラウリン酸について分析する。本発明の化合物を含む試料を、細菌および基質のみを含む対照試料と比較することにより、阻害(%)を計算する。単離された酵素に対する化合物の阻害能力を、無処置の細胞を用いて得られた値と比較することにより、細胞による化合物の相対的な吸収を、評価することができる。表2から、本発明の化合物は、細菌細胞壁および細胞質膜を横断することができ、従って生細胞中で阻害活性を有することができることが明らかである。
表2。0.2マイクロモルの濃度における生細胞中での酵素活性の阻害
Figure 0004372014

Claims (3)

  1. 式(I)
    Figure 0004372014
    式中、Rは、ノニル;3,3,3−トリフルオロ−プロピル;2−メチル−4−フェニル−ブチル;4−トリフルオロメチル−フェニル;ペンタフルオロフェニル;4−フルオロ−フェニル;ナフタレン−2−イル;ビフェニル−2−イル;5,5,7,8,8−ペンタメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル;5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−ナフタレン−2−イル;1,1,3,3−テトラメチル−インダン−5−イル;スチリル;2,6−ジメチル−ヘプチル;2−(4−tert−ブチル−フェニル)−1−メチル−ビニル;2−(4−イソプロピル−フェニル)−1−メチル−ビニル;1−(1,7,7−トリメチル−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル)−エチル;2−(4−イソブチル−フェニル)−1−メチル−ビニル;2−(2−イソプロピル−フェニル)−1−メチル−エテニル;2−フェニル−エチル;シクロヘキシル−メチル;2,2−ジメチル−プロピル;2−(ペンタフルオロフェニル)−エチル;3−フェニル−プロピル;ヘプチル;4−イソプロピル−シクロヘクス−1−エニル;デシル;ヘキシル;トランス−4−イソプロピル−シクロヘキシル;5−エチル−2−メチル−ヘプチル;2,6,10−トリメチル−ウンデシル;1−メチル−3−(2,2,3−トリメチル−シクロペンチル)−プロピル;およびオクチルからなる群から選択された置換アルキル、ベンジルまたはアリル残基である、
    で表される化合物。
  2. 請求項1に記載の式(I)の化合物を体臭抑制量で含む組成物。
  3. 腋窩悪臭を抑制する方法であって、処置を必要としているヒトの皮膚へ適用するための組成物を提供する段階を含み、前記組成物が、阻害剤化合物およびこの皮膚科学的に許容し得るビヒクルを含み、前記化合物が、請求項1に記載の1種または2種以上の式(I)の化合物から選択されている、前記方法。
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