JP4370925B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は表示装置に係り、特に画像信号の1フレーム期間を複数のサブフレームで構成し、そのサブフレームを適宜選択することで多階調表示を行うプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと記す)等の表示装置に関する。
表示装置の一例としてのPDPでは、動作状態を点灯か非点灯の2値表示として使用するが、中間調を出すために、画像信号の1フレーム期間(16.7ms)を点灯時間の異なる複数のサブフレームに分割し、画像信号の階調に応じてこのサブフレームを適宜選択表示し、視覚積分効果を利用して多階調表示を行う。このようなフレーム内時分割駆動表示方法により表示を行う表示装置が従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
図16は従来の表示装置の一例のブロック図を示す。同図において、表示されるべき画像信号は画像処理回路1に入力され、ここで誤差拡散処理、ディザ生成、逆ガンマ補正等の画像処理が行われる。画像処理回路1により画像処理された画像信号は、サブフレーム対応付け回路2に入力され、ここで対応するR(赤)、G(緑)及びB(青)の三原色の各画素が発光すべきサブフレームに変換される。このサブフレームの変換の際に、サブフレーム対応付け回路2は、外部の記憶装置に記憶されたコーディングテーブル4を対応表として用いると共に、このコーディングテーブル4に対応した各サブフレームの輝度を表す点灯回数を、外部の記憶装置に記憶された重み付けテーブル3を用いて決定する。
サブフレーム対応付け回路2で対応付けされた出力信号は、サブフレーム処理回路5に渡される。サブフレーム処理回路5は、入力信号を一時記憶した後、各サブフレームの表示時間毎に読み出して、駆動パルス発生回路6に制御信号を送ると共にアドレス電極駆動回路7に画素データを送る。駆動パルス発生回路6は、アドレス電極駆動回路7で選択された各画素の表示を行うため、X電極駆動回路8とY電極駆動回路9に駆動パルスを供給して維持放電を開始させ、選択された画素をプラズマディスプレイパネル(PDP)10に表示させる。これをサブフレーム毎に連続的に行う。
図17はサブフレーム法を用いた従来の表示装置において、多階調表示をする場合に使用するサブフレーム構成の一例を示す。同図において、縦軸Y1〜Ynは表示ラインを、横軸は時間軸を表している。同図では、256階調(8ビット)を得るために、1フレームを輝度の重み付けが異なる8個のサブフレーム(SF1〜SF8)に分割し、8ビットの画像データのLSB(最下位ビット)からMSB(最上位ビット)までの各ビットを順番に割り当て、サブフレームを構成している。この例の多階調表示は、1フレームをM個のサブフレームに分割して、画像データの階調に基づいたサブフレームを選択し、視覚的な積分効果を利用して、2のM乗の階調をPDP10に画像表現する方法を採っている。
また、各サブフレームは、リセット期間、アドレス期間、維持放電期間でそれぞれ構成される。アドレス期間では線順次書き込みが行われる。また、図17において模様を付した維持放電期間の長さがサブフレーム毎に異なっているのは、輝度の重み付けに相当した維持パルス(サスティンパルス)数を印加しているためである。この場合に印加される維持パルス数は、LSB側より、1,2,4,8,16,32,64,128であり、発光輝度を高くするために更にそのN倍(Nは自然数)のパルス数を印加している。
サブフレームの数は表示デバイスによって異なるが、PDPではフレーム時間内のリセット期間、アドレス期間、維持放電期間のデバイス特性により、10〜12のサブフレームが用いられることが多い。
このようなサブフレーム法を用いて多階調表示を行う表示装置においては、動画表示中に疑似輪郭が現れることがよく知られている。次に、この動画表示中に現れる疑似輪郭について説明する。
図18はPDP上の隣接する画素に階調127と128が表示されている場合の様子を示したものである。縦方向は画素の階調127と128、横方向はPDPに表示される時間の経過を示している。模様が付いているサブフレームが画像として選択され点灯する。ここで、サブフレーム数がSF1〜SF8で示すように全部で8であり、それぞれのサブフレームが1、2、4、8,16,32,64,128に重み付けされているとする。
階調127の画素では、図18に示すように、サブフレームSF1、SF2、SF3、SF4、SF5、SF6、SF7が点灯し、これらのサブフレームSF1〜SF7の重み付けの合計が127となり、階調127の明るさとなる。一方、階調128の画素では、サブフレームSF8だけが点灯し、この重み付けが128であり、これが階調128の明るさとなる。
静止画がPDPに表示されているとすると、視線は固定されている。そのため、サブフレームの重み付けを積分する期間に視線は隣の画素に移動しないため、画像が正しく認識され、疑似輪郭は発生しない。しかし、動画の場合には、絵の移動に追従して視線が移動するために、目の積分時間内に視線が隣の画素に移動し、本来見えないはずの画像が、目の視覚作用によって積分され認識されることとなる。
例えば、階調127の画素と階調128の画素とが境界を接し、PDP上を横切ったとする。この時、目の積分時間内に視線が隣の画素に移動する速さであるとする。図18で画像が画面の上方向に移動した場合、Iのラインで目が追従し、そのとき積分されるサブフレームは無いために、目には黒が見える。一方、逆の方向に画像が移動し、IIのラインで目が追従した場合、サブフレームSF1〜SF8まで積分されるため、階調256の重みを持った明るさと認識される。本来、ここでは画像の移動に関わらず階調127と階調128が画像として出力されなければならないが、白い縞や黒い縞となって目に見える。
これが動画疑似輪郭または動画偽輪郭といわれる現象である。この現象は、サブフレーム内時分割駆動表示方法を採用する表示装置に特有のものであり、特に動画特性を劣化させるので改善が望まれる。
そこで、この対処法として、サブフレームの出力階調が異なるコーディングを二つもち、この平均で256階調を表示する表示装置が従来より知られている(例えば、特許文献2参照)。すなわち、この従来の表示装置では、入力画素データの和の平均値がこの画素データの値と同一値となる第1及び第2の値を求め、第1の値を各サブフレームの階調数として割り当てて画素を発光させる発光パターンAと、第2の値を各サブフレームの階調数として割り当てて画素を発光させる発光パターンBとを生成して、発光パターンAによる画素の発光と発光パターンBによる画素の発光とをフレーム毎に交互に繰り返す構成である。
特開平7−271325号公報 特開2003−66892号公報
しかるに、上記の特許文献2記載の従来の表示装置では、発光パターンAと発光パターンBとが点灯するサブフレームの数が同一で、点灯するサブフレームも同じであるデータがあり(サブフレームを唯一にしか選べないところがあり)、疑似輪郭を避けにくいという問題がある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、サブフレーム駆動法における動画疑似輪郭を改善する表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明の表示装置は、入力画像信号の1フレーム期間を輝度重み付けが順次増加するよう輝度重み付けが最小の第1のサブフレームから輝度重み付けが最大の第2のサブフレームまでの複数のサブフレームに分割し、第1のサブフレームから第2のサブフレームへのサブフレームの移行に伴って、入力画像信号の入力階調に応じて、複数のサブフレームの中から必要な輝度重み付けの一又は二以上のサブフレームを選択するサブフレームコーディングを行うサブフレーム対応付け回路と、入力階調が0から所定の第1の階調までの第1の階調領域では入力階調に対する出力階調が同じであり、入力階調が第1の階調より大きく第1の階調に隣接する第2の階調から最大の階調である第3の階調までの第2の階調領域では入力階調に対する出力階調が互いに異なる第1及び第2の2組のサブフレームコーディング用テーブルを発生するテーブル発生手段と、テーブル発生手段により発生された2組のサブフレームコーディング用テーブルを、入力画像信号の1フレーム及び画素の両方を単位として順次巡回的に切り替え使用して、入力画像信号の入力階調に応じた出力階調の画像信号を出力する画像処理手段とを備え、テーブル発生手段が発生するサブフレームコーディング用テーブルは、第1のサブフレームから第2のサブフレームまでの間の点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっており、点灯させる最大のサブフレームが同一となっている複数の入力階調を一つのグループとしたとき、第2の階調領域は複数のグループを有し、
更に、複数のグループにおける任意の一のグループである第1のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームをn(nは第2の階調において点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームから第2のサブフレームまでの間のいずれかのサブフレームを示す整数)としたとき、第1のグループに隣接する第2の階調側の一のグループである第2のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームはn−1と設定されており、
第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置と、第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置とが全て同一位置になくずれており、第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である第3のグループにおける最小入力階調は、第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnであるグループ、又は点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1であるグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする。
この発明では、画面上の桁上がりの擬似輪郭の発生し易い場所が、次のフレームで別の場所に移動するようにできると共に、時間的に周りの画素に擬似輪郭の位置を分散できる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、第1の発明とは異なり、第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である前記第3のグループにおける最小入力階調は、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがm(mは前記n又はn−1)であり、更に前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおけるサブフレームk(kは1以上m−1以下の整数)が非点灯となっているグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は、第1の発明とは異なり、第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である第3のグループにおける最小入力階調は、第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがm(mはn又はn−1)であり、更に第2のサブフレームコーディング用テーブルにおけるサブフレームk(kは1以上m−1以下の整数)が点灯となっているグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする。
ここで、上記の各発明のテーブル発生手段は、2組のサブフレームコーディング用テーブルの一方を線形変換して他方のサブフレームコーディング用テーブルを作成するようにしてもよい。この発明では、使用される2組のサブフレームコーディング用テーブルが互いに入力画像信号に対して、表示される画像の関係が一定に保たれる。
本発明によれば、画面上のサブフレーム桁上がりの擬似輪郭の発生し易い場所が、次のフレームで別の場所に移動するようにできると共に、時間的に周りの画素に擬似輪郭の位置を分散できるため、表示画像を見る者の視線の移動に伴って擬似輪郭の発生し易い場所が一緒に移動することが無く、動画表示において疑似輪郭の発生を軽減し良好な画像を表示することができる。
次に、本発明になる表示装置を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明になる表示装置の第1及び第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図16と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図1に示す実施の形態は、図16に示した従来の表示装置に、重み付けテーブル11と、これに対応したコーディングテーブル12が追加されている。これによって、本実施の形態ではサブフレームのコーディングと重み付けに対応した組み合わせが、2組存在することとなる。また、サブフレーム対応付け回路13は、図16のサブフレーム対応付け回路2と動作が若干異なる。この他の回路構成は従来の表示装置と同じである。以下、本実施の形態のように、コーディングテーブルを2つ有する構成を2重コーディングと呼ぶこととする。
ところで、通常、PDPによる表示装置が表示する画像の階調は256階調であることが多い。この場合の階調表示に必要な最小のサブフレーム数は8であるが、疑似輪郭の問題を避け易くするため、実際は10〜12個のサブフレームを用いることが行われる。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、上記問題の解決のため、フレーム毎にサブフレームの階調数を変化させる。図2は本発明の第1の実施の形態のサブフレームの構成を示す。図2に示すように、この実施の形態のサブフレーム数はSF1〜SF11で示すように11であり、サブフレームSF1〜SF11のそれぞれはリセット期間、アドレス期間、維持放電期間で形成される。維持放電期間は模様を付して示す。リセット期間同士はSF1〜SF11において同一であり、また、アドレス期間同士もSF1〜SF11で同一であるが、維持放電期間はSF1〜SF11で互いに異なる。
画像の明るさは維持放電期間の維持パルス数、すなわち、各サブフレームの重み付けで決定される。サブフレームの重み付けは、図2に示すように、第1サブフレームから第11サブフレームに向かって、1、2、3、5、8、13、18、26、39、57、83である。また、サブフレームの一部である第1サブフレームSF1〜第6サブフレームSF6の重み付けには、フィボナッチ数列が使用されている。フィボナッチ数列においては、αn+1=αn+αn-1の関係がある。なお、本発明で使用するサブフレームの重み付けは、このフィボナッチ数列に限定されるものではない。
図3は本発明における入力信号の階調を変更する方法の一例を示す。同図において、横軸は入力信号の階調、縦軸は出力信号の階調を示す。入力信号が256階調であるとき、コーディングaにおいては、出力信号の階調を入力信号と同じ256で出力する。コーディングbにおいては、出力信号の階調を入力信号のそれよりも低い230で出力する。これらコーディングa及びbは、入力信号の階調対出力信号の階調特性がいずれも線形的に変化する特性である。
次に、本発明における2重コーディングを図4と共に簡単に説明する。図4(A)はサブフレームの重み付けが2のn乗である最も基本的なサブフレームコーディングテーブルを示す。ここでは、サブフレーム数はSF1〜SF5の計5つであり、各サブフレームの重み付けは、SF1が1、SF2が2、SF3が4、SF4が8、SF5が16となるようにしている。図4(A)のテーブルの左端の縦軸は、画像信号から入力される階調を示している。また、図4(A)中の丸印は、ある階調を表示する場合に、そのサブフレームが発光することを意味している。図4(A)のテーブルによるコーディングは、図3にaで示したコーディングと同様に、入力階調と出力階調が同じ線形特性を示す。
例えば、階調が10である入力画像信号の画像を表示装置に出力する場合、図4(A)のテーブルの階調10ではSF2とSF4に丸印が付されているので、サブフレームSF2とSF4が選択される。サブフレームSF2とSF4の重み付けは前述したように、また、図4(A)に示すように、2と8であるので、この合計10が階調として表示装置に出力される。
図4(B)は図4(A)の各階調を最も低い0から最も高い31まで低い方から高い方へ順番に選択したときに、選択された階調における選択された最上位サブフレームを包絡線で結んだ図を示す。図4(B)は横軸が時間方向の経過を示し、縦軸は同図(A)の各階調に対応している。ここでは、時間方向の相対的な経過を分かり易くするために、実際の維持パルス数の発光時間比率をもとに各階調の1フレーム内における相対的な発光時間長を示している。
また、図4(B)に示されるαは、動画擬似輪郭の最も発生し易い場所として、階調3から階調4に切り替わる場所、階調7から階調8に切り替わる場所、階調15から階調16へ切り替わる場所をそれぞれ示している。例えば、図4(A)と比較してみると、階調3から階調4に切り替わるところで、階調3では選択されるサブフレームがSF1とSF2であったが、階調4ではこれらSF1とSF2は非選択となり、サブフレームSF3だけが選択されるので、選択される最上位のサブフレームがSF2からSF3へ切り替わる。
同様に、階調7から階調8に切り替わるところで、階調7では選択されるサブフレームがSF1とSF2とSF3であったが、階調8ではこれらSF1、SF2及びSF3は非選択となり、サブフレームSF4だけが選択されるので、選択される最上位のサブフレームがSF3からSF4へ切り替わる。更に、同様に、階調15から階調16に切り替わるところで、階調15では選択されるサブフレームがSF1とSF2とSF3とSF4であったが、階調16ではこれらSF1〜SF4は非選択となり、サブフレームSF5だけが選択されるので、選択される最上位のサブフレームがSF4からSF5へ切り替わる。
なお、図4では、2のn乗の重み付けでサブフレーム数が5の場合について説明したが、これよりもサブフレームの数が多い場合や、サブフレーム数を10〜12ぐらいに確保して、各サブフレームの重み付けを異なるようにする方法でも、同様に選択された最上位サブフレームを包絡線で結んだ図において、急峻に変化する場所(桁上がり位置)を動画擬似輪郭の発生し易い場所として評価できる。
次に、本実施の形態の動画擬似輪郭の改善方法の第1の例について説明する。図5は動画擬似輪郭の改善方法の第1の例の説明図で、横軸は表示装置に出力される画像信号のある画素の、選択された最上位のサブフレームの時間方向の経過を表し、縦軸は表示装置に表示される画像信号の階調(入力階調)を示す。図5の最初の1フレームは、図4(A)に示した第1のコーディングテーブルに基づくコーディングaにより、入力階調に応じて選択されたサブフレームの最上位が図4(B)と同じ変化を示す包絡線を示している。
図5の第2フレームでは、第2のコーディングテーブルに基づくコーディングb1により、第1フレームと同じ入力階調に応じてサブフレームが選択されるが、コーディングb1により選択されたサブフレームの最上位の桁上がり位置が、コーディングaにより選択されたサブフレームの最上位の桁上がり位置に重ならないように選択される。ここで、動画擬似輪郭を改善する最も効果のある方法の一つとして、コーディングb1の選択最上位サブフレームの桁上がり位置を、コーディングaの選択最上位サブフレームが変更されずに連続している階調区間の中間付近にもってくる方法がある。
そこで、図5に示すように、コーディングb1ではコーディングaの31階調を基に表示装置に出力される信号を21階調に変換している。すなわち、入力画像信号を約0.66倍にして階調変換し、それをコーディングaの中から抽出したものをコーディングb1の出力階調とする。例えば、図5に示すように、コーディングaで入力画像信号が12階調であったものは、第1フレームではそのまま12階調で出力されるが、第2フレームでは8(≒12×0.66)階調とされ、コーディングaの8階調をコーディングb1の出力階調として出力される。実際は、回路規模の縮小と簡単化のためにコーディング変換したテーブルを内部的に持ち、それを随時選択するという方法がとられる。
図5ではコーディングb1の出力階調が8で選択最上位サブフレームがSF4に桁上がりする位置が、コーディングaの選択最上位サブフレームSF4が変化せずに連続して選択されている8階調から16階調の丁度中間に位置している。同様に、コーディングb1の階調16で選択最上位サブフレームがSF5に桁上がりする位置が、コーディングaの選択最上位サブフレームSF5が変化せずに連続して選択されている16階調から31階調の丁度中間に位置している。
このような関係にある2つのサブフレームコーディングをフレーム毎に交互に繰り返すことにより、動画擬似輪郭の発生し易い画像の位置を、フレーム毎に表示装置への出力画像の異なる場所に分散でき、結果として動画擬似輪郭を大幅に減少できる。しかも、この方法では、コーディングb1は、コーディングaを線形変換して得るようにしているので、入力画像信号に対して表示される画像の関係が一定に保たれ、表示装置で入力階調に対して発光すべき輝度と階調の線形関係が2つのコーディングのそれぞれに成り立つ。このため、人間の目で積分する時間範囲が2フレームでない場合でも(3フレームなど)、2つのコードの関係が一定のため、出力される画像に妨害が発生し難い。
次に、本実施の形態の動画擬似輪郭の改善方法の第2の例について説明する。図6は動画擬似輪郭の改善方法の第2の例の説明図で、横軸は表示装置に出力される画像信号のある画素の、選択された最上位のサブフレームの時間方向の経過を表し、縦軸は表示装置に表示される画像信号の階調(入力階調)を示す。図6の最初の1フレームは、図4(A)に示した第1のコーディングテーブルに基づくコーディングaにより、入力階調に応じて選択されたサブフレームの最上位が図4(B)と同じ変化を示す包絡線を示している。
図6の第2フレームでは、第2のコーディングテーブルに基づくコーディングb2により、第1フレームと同じ入力階調に応じてサブフレームが選択されるが、動画擬似輪郭改善のために、コーディングaにより選択されたサブフレームの最上位の桁上がり位置が、コーディングb2により選択されたサブフレームの最上位の桁上がり位置に重ならないように選択される。そのため、ここではコーディングaの選択最上位サブフレームの桁上がり位置に、コーディングb2の選択最上位サブフレームが変更されずに連続している階調区間の中間付近にもってくれば、妨害を少なくできる。
そこで、図6に示すように、コーディングb2ではコーディングaの31階調を基に表示装置に出力される信号を23階調に変換している。すなわち、入力画像信号を約0.75倍にして階調変換し、それをコーディングaの中から抽出したものをコーディングb2の出力階調とする。例えば、図6に示すように、コーディングaで入力画像信号が8階調であったものは、第1フレームではそのまま8階調で出力されるが、第2フレームでは6(≒8×0.75)階調とされ、コーディングaの6階調をコーディングb2の出力階調として出力される。実際は、回路規模の縮小と簡単化のためにコーディング変換したテーブルを内部的に持ち、それを随時選択するという方法がとられる。
図6ではコーディングaの出力階調が8で選択最上位サブフレームがSF4に桁上がりする位置が、コーディングb2の選択最上位サブフレームSF3が変化せずに連続して選択されている4階調から8階調の丁度中間に位置している。同様に、コーディングaの階調16で選択最上位サブフレームがSF5に桁上がりする位置が、コーディングb2の選択最上位サブフレームSF4が変化せずに連続して選択されている8階調から16階調の丁度中間に位置している。
これは、コーディングb2の最上位サブフレームが連続して選択されている階調区間の中間付近に、コーディングaの最上位サブフレームが桁上がる階調が挟み込まれるようなコーディングである。このような関係にある2つのサブフレームコーディングをフレーム毎に交互に繰り返すことにより、動画擬似輪郭の発生し易い画像の位置を、フレーム毎に表示装置への出力画像の異なる場所に分散でき、結果として動画擬似輪郭を大幅に減少できる。しかも、この方法では、コーディングb2は、コーディングaを線形変換して得るようにしているので、入力画像信号に対して表示される画像の関係が一定に保たれ、第1の例と同様に、表示装置に出力される画像に妨害が発生し難い。
次に、本実施の形態の動画擬似輪郭の改善方法の第3の例について説明する。図7は動画擬似輪郭の改善方法の第3の例の説明図で、横軸は表示装置に出力される画像信号のある画素の、選択された最上位のサブフレームの時間方向の経過を表し、縦軸は表示装置に表示される画像信号の階調(入力階調)を示す。図7の最初の1フレームは、図4(A)に示した第1のコーディングテーブルに基づくコーディングaにより、入力階調に応じて選択されたサブフレームの最上位が図4(B)と同じ変化を示す包絡線を示している。
図7の第2フレームでは、第2のコーディングテーブルに基づくコーディングb3により、第1フレームと同じ入力階調に応じてサブフレームが選択されるが、動画擬似輪郭改善のために、ここではコーディングb3の選択最上位サブフレームの桁上がり位置を、コーディングaの選択最上位サブフレームが変更されずに連続している階調区間で、かつ、これに続く第2の上位サブフレームが非点灯の区間の中間付近にもってくるようにしている。これは、コーディングaの選択最上位サブフレームが変更されずに、連続して選択されている階調区間の最初の階調からおよそ4分の1の位置である。
そこで、第3の例では図7に示すように、コーディングb3ではコーディングaの31階調を基に表示装置に出力される信号を25階調に変換している。すなわち、入力画像信号を約0.8倍にして階調変換し、それをコーディングaの中から抽出したものをコーディングb3の出力階調とする。例えば、図7に示すように、コーディングaで入力画像信号が10階調であったものは、第1フレームではそのまま10階調で出力されるが、第2フレームでは8(=10×0.8)階調とされ、コーディングaの8階調をコーディングb3の出力階調として出力される。実際は、回路規模の縮小と簡単化のためにコーディング変換したテーブルを内部的に持ち、それを随時選択するという方法がとられる。
図7ではコーディングb3の出力階調が8で選択最上位サブフレームがSF4に桁上がる位置が、コーディングaの選択最上位サブフレームSF4が変化せずに連続して選択されている8階調から16階調までの階調区間の最初からおよそ4分の1の10階調に位置している。同様に、コーディングb3の出力階調が16で選択最上位サブフレームがSF5に桁上がる位置が、コーディングaの選択最上位サブフレームSF5が変化せずに連続して選択されている16階調から31階調までの階調区間の最初からおよそ4分の1の20階調に位置している。
これは、コーディングaの最上位サブフレームが連続して選択されている階調区間で、かつ、これに続く第2の上位サブフレームが非点灯の区間の中間付近に、コーディングb3の最上位サブフレームが桁上がる階調が挟み込まれるようなコーディングである。このコーディングは、選択される最上位のサブフレームの次に重みの大きいサブフレームも動画擬似輪郭に大きい影響を与える場合に使用し、コーディングb3の選択最上位サブフレームの桁上がり位置と、コーディングaの2番目に重み付けの大きいサブフレームの桁上がり位置が重ならないようにしている。
なお、コーディングaの最上位サブフレームが連続して選択されている階調区間で、かつ、これに続く第2の上位サブフレームも選択されている区間の中間付近に、コーディングbの最上位サブフレームが桁上がる階調が挟み込まれるようなコーディングにしても上記と同様の動画擬似輪郭改善効果が得られる。
また、2つのコーディングテーブル間の階調特性を異ならせるための方法は、上記の例に限らず、例えば、コーディングaの最上位サブフレームが第nサブフレーム(nはサブフレーム分割数以下の自然数)で変更されずに連続して選択されている階調区間で、かつ、第mサブフレーム(mは1以上でn−1以下の整数)が選択、又は非選択が適度に連続している区間の中間付近に、コーディングbの最上位フレームが桁上がりする階調が挟み込まれるようなコーディングにしてもよい。
このような関係にある2つのサブフレームのコーディングをフレーム毎に交互に繰り返すことにより、動画擬似輪郭の発生し易い画像の位置を、フレーム毎に表示装置への出力画像の異なる場所に分散でき、結果として動画擬似輪郭を大幅に減少できる。しかも、この方法では、コーディングb3は、コーディングaを線形変換して得るようにしているので、入力画像信号に対して表示される画像の関係が一定に保たれ、第1及び第2の例と同様に、表示装置に出力される画像に妨害が発生し難い。
次に、上記の第3の例を基に、サブフレーム数が11の場合で、各サブフレームの重み付けの比率が小さい方から順番に1、2、3、5、8、13、18、26、39、57、83に並んだ場合を例にとって、図1及び図8〜図13と共に説明する(ただし、本実施の形態の原理は、サブフレーム数の大小には依存しないので、このサブフレーム数やサブフレームの重み付けに限定されるものではない。)。
図8(A)、図9(A)、図10(A)、図11(A)、図12(A)及び図13(A)は、入力階調数及び出力階調数がそれぞれ256である、図3にaで示すコーディングを実現する第1のテーブルを示す。この図8(A)、図9(A)、図10(A)、図11(A)、図12(A)及び図13(A)に示す第1のテーブルは、図1のコーディングテーブル4と重み付けテーブル3との組により得られる。
一方、図8(B)、図9(B)、図10(B)、図11(B)、図12(B)及び図13(B)は、入力階調数が256で出力階調数が230である、図3にbで示すコーディングを実現する第2のテーブルを示す。この図8(B)、図9(B)、図10(B)、図11(B)、図12(B)及び図13(B)に示す第2のテーブルは、図1のコーディングテーブル12と重み付けテーブル11との組により得られる。この第2のテーブルは第1のテーブルを線形変換して得られるものである。
また、図8〜図13に示す第1のテーブルと第2のテーブルにおいて、左端の列は入力画像信号の階調(入力階調)を示し、第2列〜第12列はコーディングテーブル4、12で示されるサブフレームSF1〜SF11の発光の可否を示し、丸印のあるサブフレームが選択され発光する。また、第2列〜第12列のサブフレームSF1〜SF11の直下の数値は、重み付けテーブル3、11が示す重み付け値を示す。更に、右端の列(第13列)は表示装置で表示される画像信号の階調(出力階調)を示す。
例えば、コーディングaを実現する第1のテーブルでは、入力階調が18のときには図8(A)に示すように、第2、第3、第6のサブフレームSF2、SF3、SF6が選択される。これらのサブフレームSF2、SF3、SF6の各重み付けは、図8(A)に示すように、2、3、13であるため、これらの合計の18階調が出力階調となる。
一方、コーディングbを実現する第2のテーブルでは、入力階調が上記と同じ18のときには図8(B)に示すように、第1、第3、第6のサブフレームSF1、SF3、SF6が選択される。これらのサブフレームSF1、SF3、SF6の各重み付けは、図8(B)に示すように、1、3、13であるため、これらの合計の17階調が出力階調となる。
更に、コーディングaを実現する第1のテーブルと、コーディングbを実現する第2のテーブルとの間では、表示階調の最上位サブフレームの桁上がり階調が一致しないように(1出力階調以上異なるように)選択している。例えば、図9(A)の第1のテーブル(コーディングテーブル4、重み付けテーブル3)では、入力画像信号の階調が65から66になるところで、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF8からSF9へ桁上がりしている。
一方、図9(B)の第2のテーブル(コーディングテーブル12、重み付けテーブル11)では、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF8からSF9へ桁上がりする場所は入力階調が73から74の場所であり、第1のテーブルとは異なる。この入力階調が73から74の階調区間は、第1のテーブルではSF9が最上位サブフレームとして連続して選択されている階調区間であり、かつ、次に大きな重み付けのサブフレームであるSF8が非選択である階調区間である、入力階調66から入力階調78までの階調区間のおよそ中間位置である。
また、図10(A)の第1のテーブル(コーディングテーブル4、重み付けテーブル3)では、入力画像信号の階調が94から95になるところで、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF9からSF10へ桁上がりしている。一方、図10(B)の第2のテーブル(コーディングテーブル12、重み付けテーブル11)では、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF9からSF10へ桁上がりする場所は、入力階調が105から106の場所であり、第1のテーブルとは異なる。
この入力階調が105から106の階調区間は、第1のテーブルではSF10が最上位サブフレームとして連続して選択されている階調区間であり、かつ、次に大きな重み付けのサブフレームであるSF9が非選択である階調区間である、入力階調95から入力階調116までの階調区間のおよそ中間位置である。
更に、図11(A)の第1のテーブル(コーディングテーブル4、重み付けテーブル3)では、入力画像信号の階調が142から143になるところで、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF10からSF11へ桁上がりしている。一方、図11(B)の第2のテーブル(コーディングテーブル12、重み付けテーブル11)では、丸印の付された選択される最上位のサブフレームがSF10からSF11へ桁上がりする場所は、入力階調が160から161の場所であり、第1のテーブルとは異なる。
この入力階調が161から162の階調区間は、第1のテーブルではSF11が最上位サブフレームとして連続して選択されている階調区間であり、かつ、次に大きな重み付けのサブフレームであるSF10が非選択である階調区間である、入力階調143から入力階調169までの階調区間のおよそ中間位置である。
本実施の形態では、図1のサブフレーム対応付け回路13は、画像処理回路1により画像処理された画像信号に対して、ある1フレーム期間は重み付けテーブル3とそれに対応するコーディングテーブル4との組み合わせからなる第1のテーブルを用いて、256階調のサブフレームの対応付けを行い、次の1フレーム期間は重み付けテーブル11とそれに対応するコーディングテーブル12との組み合わせからなる第2のテーブルを用いて、230階調のサブフレームの対応付けを行うことを、フレーム毎に交互に繰り返す。
ここで、上記のサブフレーム対応付け回路13は、入力画像信号の1フレーム期間を所定の輝度重み付けをした11個のサブフレームSF1〜SF11に分割し、入力画像信号の各画素の階調に応じて、上記の第1のテーブルの使用時は、図8(A)〜図13(A)に示したテーブルの中から最適な表示階調を選択し、上記の第2のテーブルの使用時は、図8(B)〜図13(B)に示したテーブルの中から最適な表示階調を選択する。
これにより、サブフレーム対応付け回路13からは、コーディングaで示す上記の第1のテーブルを使用したときの256階調のサブフレームに対応付けされた画像信号と、コーディングbで示す上記の第2のテーブルを使用したときの230階調のサブフレームに対応付けされた画像信号とが、フレーム毎に交互に切り替え出力される。なお、上記のコーディングa及びbは、図3に示したコーディングa及びbでもある。
なお、図8(A)〜図13(A)に示した第1のテーブルの重み付けと、図8(B)〜図13(B)に示した第2のテーブルの重み付けとは同じに設定されており、コーディングテーブル3、12のみを変更することによって、コーディングaの256階調とコーディングbの230階調とを実現している。
このように、本実施の形態によれば、フレーム間でコーディングを切り替えるようにしているため、サブフレーム桁上がりの疑似輪郭が発生し易い場所が、次のフレームで別の場所に移動し、そのため視線の移動に伴って疑似輪郭の発生し易い場所が、一緒に移動しない。そして、時間的に周りの画素に疑似輪郭の位置が分散される。このため、動画疑似輪郭の発生を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について図面と共に説明する。図14は本発明の第2の実施の形態における表示パネル内の画素構成とフレーム毎の経過を示す。本実施の形態においては、図14に示すように、画素をそれぞれAとBの2つのグループに分け、千鳥格子状に配列する。例えば、画素Aの上下左右には画素Bが配置され、画素Bの上下左右には画素Aが配置される。
図15はこのときのフレーム毎の時間経過を示している。画素グループAは、フレーム毎にコーディングaとコーディングbとを交互に繰り返す。一方、画素グループBは、フレーム毎にコーディングbとコーディングaとを交互に繰り返す。ここでのコーディングaは図1のコーディングテーブル4と重み付けテーブル3との組み合わせの第1のテーブルによるものであり、コーディングbは図1のコーディングテーブル12と重み付けテーブル11との組み合わせの第2のテーブルによるものである。更に、コーディングaとコーディングbとは、第1の実施の形態で説明した第1の例、第2の例又は第3の例の関係にあるサブフレームのコーディングである。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、動画疑似輪郭の発生し易い場所をフレーム毎に時間方向に拡散させることができると共に、更に隣接画素方向にも拡散することができる。このため、本実施の形態によれば、動画疑似輪郭を大幅に低減する効果が得られる。
なお、上記のコーディングは2組に限定されるものではなく、コーディングテーブルとそれに対応する重み付けテーブルとは3組以上設けてもよい。この場合、上記画素グループAと画素グループBとを巡回的、又はランダムに複数のコーディングテーブルと重み付けテーブルの組み合わせの中から選択し、切替表示することにより、より一層優れた所期の効果を得ることができる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えばコーディングテーブル4及び12と、重み付けテーブル3及び11はそれぞれ外部記憶装置に記憶するのではなく、内部的な計算式によりテーブルの値を算出するようにしてもよい。また、以上の実施の形態では図3に示したコーディングaを基にそれを線形変換したコーディングbを使用したが、選択される最上位サブフレームの桁上がり位置が各コーディング間で異なっているものであれば、これに限定されるものではない。
また、第1の実施の形態で説明した第1の例、第2の例及び第3の例では、コーディングテーブルと重み付けテーブルの組が2組の場合を例に説明したが、選択される最上位サブフレームの桁上がり位置が互いに重ならなければ、コーディングテーブルと重み付けテーブルの組は3組以上あってもよく、これをフレーム毎に巡回的に、又はランダムに切り替えて使用してもよい。
更に、以上の実施の形態ではPDPによる表示装置について説明したが、本発明は、液晶、あるいは有機エレクトロルミネセンス(EL)を駆動する表示装置に適用することも可能である。また、更に、複数組の重み付けテーブルとそれに対応するコーディングテーブルは、画素単位に切替使用してもよい。
本発明の第1及び第2の実施の形態のブロック図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態のフレーム構成である。 入力信号の階調と出力信号の階調との特性の各例を示す図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態で用いる基本サブフレームコーディングのテーブルと、表示階調の最上位サブフレームを結んだ包絡線を示す図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態で用いる2重コーディングの選び方の第1の例の説明図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態で用いる2重コーディングの選び方の第2の例の説明図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態で用いる2重コーディングの選び方の第3の例の説明図である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その1)である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その2)である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その3)である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その4)である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その5)である。 本発明の第1及び第2の実施の形態でコーディングに用いる2つのテーブルの一例(その6)である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための表示パネル上の画素配列を示す図である。 本発明の第2の実施の形態を説明するための各画素のフレーム構成を示す図である。 従来の表示装置の一例のブロック図である。 従来の表示装置のサブフレーム構成の一例を示す図である。 従来の表示装置によるサブフレーム駆動法で発生する疑似輪郭の原理を示す図である。
符号の説明
1 画像処理回路
2、13 サブフレーム対応付け回路
3、11 重み付けテーブル
4、12 コーディングテーブル
5 サブフレーム処理回路
6 駆動パルス発生回路
7 アドレス電極駆動回路
8 X電極駆動回路
9 Y電極駆動回路
10 プラズマディスプレイパネル(PDP)



Claims (4)

  1. 入力画像信号の1フレーム期間を輝度重み付けが順次増加するよう輝度重み付けが最小の第1のサブフレームから輝度重み付けが最大の第2のサブフレームまでの複数のサブフレームに分割し、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームへのサブフレームの移行に伴って、前記入力画像信号の入力階調に応じて、前記複数のサブフレームの中から必要な輝度重み付けの一又は二以上のサブフレームを選択するサブフレームコーディングを行うサブフレーム対応付け回路と、
    入力階調が0から所定の第1の階調までの第1の階調領域では入力階調に対する出力階調が同じであり、入力階調が前記第1の階調より大きく前記第1の階調に隣接する第2の階調から最大の階調である第3の階調までの第2の階調領域では入力階調に対する出力階調が互いに異なる第1及び第2の2組のサブフレームコーディング用テーブルを発生するテーブル発生手段と、
    前記テーブル発生手段により発生された前記2組のサブフレームコーディング用テーブルを、前記入力画像信号の1フレーム及び画素の両方を単位として順次巡回的に切り替え使用して、前記入力画像信号の入力階調に応じた出力階調の画像信号を出力する画像処理手段とを備え、
    前記テーブル発生手段が発生する前記サブフレームコーディング用テーブルは、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間の点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっており、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっている複数の入力階調を一つのグループとしたとき、前記第2の階調領域は複数のグループを有し、
    更に、前記複数のグループにおける任意の一のグループである第1のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームをn(nは前記第2の階調において点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間のいずれかのサブフレームを示す整数)としたとき、前記第1のグループに隣接する前記第2の階調側の一のグループである第2のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームはn−1と設定されており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置と、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置とが全て同一位置になくずれており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である前記第3のグループにおける最小入力階調は、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnであるグループ、又は点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1であるグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする表示装置。
  2. 入力画像信号の1フレーム期間を輝度重み付けが順次増加するよう輝度重み付けが最小の第1のサブフレームから輝度重み付けが最大の第2のサブフレームまでの複数のサブフレームに分割し、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームへのサブフレームの移行に伴って、前記入力画像信号の入力階調に応じて、前記複数のサブフレームの中から必要な輝度重み付けの一又は二以上のサブフレームを選択するサブフレームコーディングを行うサブフレーム対応付け回路と、
    入力階調が0から所定の第1の階調までの第1の階調領域では入力階調に対する出力階調が同じであり、入力階調が前記第1の階調より大きく前記第1の階調に隣接する第2の階調から最大の階調である第3の階調までの第2の階調領域では入力階調に対する出力階調が互いに異なる第1及び第2の2組のサブフレームコーディング用テーブルを発生するテーブル発生手段と、
    前記テーブル発生手段により発生された前記2組のサブフレームコーディング用テーブルを、前記入力画像信号の1フレーム及び画素の両方を単位として順次巡回的に切り替え使用して、前記入力画像信号の入力階調に応じた出力階調の画像信号を出力する画像処理手段とを備え、
    前記テーブル発生手段が発生する前記サブフレームコーディング用テーブルは、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間の点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっており、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっている複数の入力階調を一つのグループとしたとき、前記第2の階調領域は複数のグループを有し、
    更に、前記複数のグループにおける任意の一のグループである第1のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームをn(nは前記第2の階調において点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間のいずれかのサブフレームを示す整数)としたとき、前記第1のグループに隣接する前記第2の階調側の一のグループである第2のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームはn−1と設定されており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置と、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置とが全て同一位置になくずれており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である前記第3のグループにおける最小入力階調は、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがm(mは前記n又はn−1)であり、更に前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおけるサブフレームk(kは1以上m−1以下の整数)が非点灯となっているグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする表示装置。
  3. 入力画像信号の1フレーム期間を輝度重み付けが順次増加するよう輝度重み付けが最小の第1のサブフレームから輝度重み付けが最大の第2のサブフレームまでの複数のサブフレームに分割し、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームへのサブフレームの移行に伴って、前記入力画像信号の入力階調に応じて、前記複数のサブフレームの中から必要な輝度重み付けの一又は二以上のサブフレームを選択するサブフレームコーディングを行うサブフレーム対応付け回路と、
    入力階調が0から所定の第1の階調までの第1の階調領域では入力階調に対する出力階調が同じであり、入力階調が前記第1の階調より大きく前記第1の階調に隣接する第2の階調から最大の階調である第3の階調までの第2の階調領域では入力階調に対する出力階調が互いに異なる第1及び第2の2組のサブフレームコーディング用テーブルを発生するテーブル発生手段と、
    前記テーブル発生手段により発生された前記2組のサブフレームコーディング用テーブルを、前記入力画像信号の1フレーム及び画素の両方を単位として順次巡回的に切り替え使用して、前記入力画像信号の入力階調に応じた出力階調の画像信号を出力する画像処理手段とを備え、
    前記テーブル発生手段が発生する前記サブフレームコーディング用テーブルは、前記第1のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間の点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっており、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームが同一となっている複数の入力階調を一つのグループとしたとき、前記第2の階調領域は複数のグループを有し、
    更に、前記複数のグループにおける任意の一のグループである第1のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームをn(nは前記第2の階調において点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームから前記第2のサブフレームまでの間のいずれかのサブフレームを示す整数)としたとき、前記第1のグループに隣接する前記第2の階調側の一のグループである第2のグループにおいて点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームはn−1と設定されており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置と、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける隣接するグループの境界位置とが全て同一位置になくずれており、
    前記第1のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがnである複数の入力階調を含む第3のグループと、点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがn−1である複数の入力階調を含む第4のグループとが隣接する境界位置である前記第3のグループにおける最小入力階調は、前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおける点灯させる輝度重み付けが最大のサブフレームがm(mは前記n又はn−1)であり、更に前記第2のサブフレームコーディング用テーブルにおけるサブフレームk(kは1以上m−1以下の整数)が点灯となっているグループの中間付近の入力階調であることを特徴とする表示装置。
  4. 前記テーブル発生手段は、前記2組のサブフレームコーディング用テーブルの一方を線形変換して他方のサブフレームコーディング用テーブルを作成することを特徴とする請求項1乃至のうち、いずれか一項記載の表示装置。
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