JP4369777B2 - 高熱伝導キャスタブル耐火物 - Google Patents

高熱伝導キャスタブル耐火物 Download PDF

Info

Publication number
JP4369777B2
JP4369777B2 JP2004067051A JP2004067051A JP4369777B2 JP 4369777 B2 JP4369777 B2 JP 4369777B2 JP 2004067051 A JP2004067051 A JP 2004067051A JP 2004067051 A JP2004067051 A JP 2004067051A JP 4369777 B2 JP4369777 B2 JP 4369777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refractory
alumina
thermal conductivity
metal
aggregate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004067051A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004315348A (ja
Inventor
法生 新田
泰次郎 松井
俊之 中馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2004067051A priority Critical patent/JP4369777B2/ja
Publication of JP2004315348A publication Critical patent/JP2004315348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4369777B2 publication Critical patent/JP4369777B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)

Description

本発明は高熱伝導キャスタブル耐火物に関する。
不定形耐火物(キャスタブル耐火物)は施工が容易で、耐食性も向上してきたため、近年使用量が増加している。
しかし、従来のキャスタブル耐火物の熱伝導率は主原料に比較的高い熱伝導率のSiCを使用しても20[W/m・K]程度であり、高熱伝導性のキャスタブル耐火物を供給できなかった。このため、高炉炉壁部など、高熱伝導性つまり冷却性能が求められる箇所への不定形耐火物の採用は困難であった。また、このSiCを多量に含有する耐火物は常温での曲げ強度が6[MPa]程度と低いため、耐用性が低い点も問題であった。
前記のSiCを含有するキャスタブル耐火物にSiCの酸化防止剤として金属Si又はフェロシリコン粉末を1〜7%添加したものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、高熱伝導性を得るために、例えば金属を10%以上添加したキャスタブル耐火物の発明は見当たらない。
一方、金属を多量に含有するコンクリートに関する発明はいくつか開示されている(例えば、特許文献2参照。)。例えば、圧縮強度と耐久性を向上させるためにスチールショット等の金属製骨材を多量に含有し、セメント、減水剤、シリカ粉末、天然砂からなる高強度コンクリートが開示されており、実施例中の金属製骨材の含有量を計算すると、45%(=金属製骨材150重量部/全体333重量部、実施例1)、58%(=金属製骨材250重量部/全体433重量部、実施例7)となる。
また、放射線、X線防護に用いるコンクリートとして、金属鉛、酸化鉛、金属ビスマス、酸化ビスマスの1種類以上からなる混合物にセメント、不分離材を配合したものが開示されている(例えば、特許文献3参照。)。例えば、実施例から計算するとこれら金属成分の含有量は73.7%(=1000/1356.5)となる。
また、圧縮強さ、曲げ強さ及び延性を改善するために、長さ1〜45mm、厚み15〜30ミクロンの金属ストリップで強化されたコンクリート組成物が開示されており(例えば、特許文献4参照。)、金属ストリップの含有量は4〜40%と記載されている。
特開昭58−2270号公報 特開平7−237956号公報(段落0021、表1) 特開平6−64953号公報(段落0022、表1) 特開平11−71158号公報
特許文献1に開示された発明はSiCの酸化防止剤として金属Si又はフェロシリコン粉末を1〜7%添加したものであり、金属Si又はフェロシリコン粉末の含有量が低いため、常温での曲げ強さ8[MPa]以上かつ常温での熱伝導率20[W/m・K]を満足することはできない。
一方、特許文献2〜4には圧縮強さを高めたり、放射線の防護のために40〜70%程度の金属を含有するコンクリートが開示されているが、コンクリートはアルミナ−シリカ系のポルトランドセメントにしろ、アルミナセメントにしろ、スラグセメントにしろ、水分を約6〜15%程度含有するものであり、熱間強度、耐食性等が要求される耐火物とは性質も組成も異なることは当業者の技術常識であり、これらの文献にも熱伝導性を高めるために金属を多量に含有する耐火物を示唆する記載はない。
本発明は、高強度かつ熱伝導性の高い耐火物、例えば冷却が必要で且つ耐火性能が要求される高炉炉底底盤下やステーブ前面の耐火物、特に常温での曲げ強さ8[MPa]以上かつ常温での熱伝導率20[W/m・K]以上を満足するキャスタブル耐火物を提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の要旨は下記のとおりである。
高炉ステーブ用の耐火物または高炉炉体底部の冷却構造体中の冷却パイプ廻り耐火物として用いられる、質量%で金属骨材を30〜80%、水分を3%以下含有し、残部耐火性骨材からなる高熱伝導キャスタブル耐火物であって、前記金属骨材の形状が金属母材を削ることによって作製される形状であり、前記金属骨材の材質が銅であり、前記耐火性骨材が、アルミナ、マグネシア、珪酸質、シリカ−アルミナ質、アルミナ−マグネシア質、アルミナ−スピネル質、アルミナ−スピネル−マグネシア質、粘土質、クロム質、ろう石質、ジルコン質、ジルコニア質、炭素質、炭化珪素質、炭化珪素−アルミナ質、クロム質、マグネシア質、マグネシア−カーボン質、アルミナ−カーボン質、アルミナ−炭化珪素−カーボン質、アルミナ−マグネシア−カーボン質、ジルコニア−カーボン質の1種又は2種以上であり、常温での曲げ強さ8[MPa]以上かつ常温での熱伝導率20[W/m・K]以上を満足することを特徴とする高熱伝導キャスタブル耐火物。
また、上記高熱伝導キャスタブル耐火物に、更に、結合剤を添加してなることを特徴とする高熱伝導キャスタブル耐火物。
本発明により、熱伝導性の高い耐火物を得ることができ、例えば冷却が必要で且つ耐火性能が要求される高炉炉底底盤下やステーブ前面の耐火物として数10〜数100[W/m・K]程度の熱伝導率を有するキャスタブル耐火物を得ることが可能である。
本発明では、質量%で金属骨材を30〜80%、水分を3%以下含有し、残部耐火性骨材からなることを特徴とする。
本発明のキャスタブル耐火物は金属骨材を多量に含有することを特徴とするものであるが、後述の製造方法にあるように、養生硬化中に金属骨材が沈殿分離しない量の添加を行うためには、もともとの施工空間を充填できる量の金属骨材が必要である。本発明においては、高熱伝導性を得るために、耐火物の全容積に金属骨材を充填することが必要であり、そのためには金属骨材の含有量を30%以上とし、更に40%以上とすることが好適である。一方、不定形耐火物が金属骨材に充分充填され、耐火性を発現するためには、質量%で金属骨材の含有量は80%以下とすることが好適である
本発明に係るキャスタブル耐火物はコンクリートと違い、高温環境で使用する際の爆裂防止のために、水分量は3%以下と規定する。好ましくは2%以下とし、更に1%以下であることが好適である。水分量を3%以下に制御するためには、後述する公知の手段である養生、乾燥により適宜実施することができる。尚、水分の下限値は0%を含む。
耐火性骨材の種類は特に限定することなく本発明の効果を得ることができるが、施工上最大粒径1mm以上とすることにより、簡易にスラリー状の混練物が得られるので好適である。一方、最大粒径が10mmを超えると金属骨材の空間に耐火性骨材が充填されにくくなり、施工後空間として残り、高強度高熱伝導性が得られにくくなるので、最大粒径は1〜10mmとすることが好ましい。
本発明は常温での曲げ強さ8[MPa]以上かつ常温での熱伝導率20[W/m・K]を満足することを特徴とする。
本発明にかかるキャスタブル耐火物は金属骨材を耐火物の施工空間の全容積に含有するために、常温での曲げ強さが8[MPa]以上という高強度を有し、さらに金属の有する高熱伝導性のため、耐火物全体としても熱伝導度が20[W/m・K]以上を満足することを特徴とする。曲げ強さは8[MPa]以上、好ましくは10[MPa]以上、さらに好ましくは15[MPa]以上が望ましい。
上限は高いほど好ましいので特に規定しないが、材料の制約上30[MPa]超を実現することは困難であると考えられる。また、熱伝導度は20[W/m・K]以上、好ましくは50[W/m・K]以上、さらに好ましくは100[W/m・K]以上が望ましい。上限は高い程好ましいので特に規定しないが、金属骨材である銅の熱伝導率300[W/m・K]を越えることは困難である。
金属骨材は熱伝導性を高めるために添加するものであり、本発明では、金属骨材を、銅とする。これは熱伝導性が40[W/m・K]以上と高く、更に、比較的安価であるので好適である。
本発明では、耐火性骨材をアルミナ、マグネシア、珪酸質、シリカ−アルミナ質、アルミナ−マグネシア質、アルミナ−スピネル質、アルミナ−スピネル−マグネシア質、粘土質、クロム質、ろう石質、ジルコン質、ジルコニア質、炭素質、炭化珪素質、炭化珪素−アルミナ質、クロム質、マグネシア質、マグネシア−カーボン質、アルミナ−カーボン質、アルミナ−炭化珪素−カーボン質、アルミナ−マグネシア−カーボン質、ジルコニア−カーボン質の1種又は2種以上とする。
使用環境に応じ、これらの何れかの耐火性骨材を使用することにより、熱伝導性の高い耐火物を得ることができる。
フレーク状の場合、最大長が1mmより大きくなると均一に密充填することが困難になるので、最大長は1mm以下とすることが好ましい。
発明では、金属骨材の形状が金属母材を削ることによって作製される形状であることを特徴とする。
ここで、金属骨材の形状が金属母材を削ることによって作製される形状とは、一概にその形状を規定しにくいため、この様な表現で表している。金属母材を削る方法としては、例えば、金属母材に穴を開ける場合、金属母材を切断する場合、金属母材の一部を掻き削る場合等が挙げられる。ここでの金属骨材の形状は、上記の様な場合に作製される形状(切り粉状と記載することがある)をすべて含む。
例えば、図3の写真に示す切り粉は、銅を切削加工することによって得られたものであり、図4の写真に示す切り粉は、銅を孔開け切削して得られたものである。
また、切り粉状の金属骨材の大きさは、例えば、断面積0.5mm〜10mm以下で長さ0.5mm〜30mmとすることが施工上好ましい。断面積又は長さが上記の範囲を超えると金属骨材の均一な密充填が困難になり、高強度高熱伝導性が得られにくくなるので、上記の範囲とすることが好ましい。
金属骨材の体積充填量としては、その形状に起因するところが大きく、金属骨材を均一に密充填するためには、最大長が1mm以下のフレーク状では60〜70vol.%、断面積10mm2以下で長さ30mm以下の切り粉状では10〜50vol.%とすることが好ましい。
次に、本発明のキャスタブル耐火物の製造方法について説明する。
本発明は、金属骨材、耐火性骨材及び水を混練した後、型枠に流し込み、養生乾燥することを特徴とする。特に、金属骨材が上記フレーク状又は球状のときには、事前に金属骨材と耐火性骨材等を混ぜたスラリーとして型枠に流し込むことによって、空隙のない金属骨材が空間に均一に密充填されたキャスタブル耐火物を容易に施工することができるので、好ましい。
流し込み成形時に型枠に振動を加えながら行うと充填が効率的に進むので好ましく、特に金属骨材が切り粉状のときは好適である。
養生乾燥は公知の方法で実施すればよく、使用時の爆裂防止のため水分を3質量%以下に調整する。
また、本発明では施工空間を充填する量の前記金属骨材と、耐火性骨材及び水を混練した後、型枠に流し込み、養生乾燥することを特徴とする。施工空間を金属骨材で充填することにより、良好な熱伝導度を有する耐火物を得ることができる。施工空間を充填する金属骨材の量は予め試験を行い、適切な添加量を決定することができる。流し込み成形時に型枠に振動を加えながら、又は圧入を行うと好ましいのは、上記と同様である。
また、本発明は、金属骨材を予め型枠に投入し、施工空間を前記金属骨材で充填した後、耐火性骨材及び水を混練したスラリーを前記型枠に流し込み、養生乾燥することを特徴とする。特に金属骨材が上記フレーク状のときには、予め金属骨材を型枠に投入することにより、金属骨材の充填密度を容易に高めることができるので好ましく、またこの後に不定形耐火物を流し込むことが施工の面で容易であり、且つ耐火物を金属骨材の周囲に効率的に充填できるので好ましい。流し込み成形時に型枠に振動を加えながら、又は圧入を行うと好ましいのは、上記と同様である。
本発明に係るキャスタブル耐火物は必要に応じ結合剤を添加することができる。結合剤は焼結剤、分散剤、界面活性剤、硬化剤、硬化調整剤等の何れか1種以上を添加すればよい。養生収縮による崩壊防止のため、結合剤の含有量は合計で65質量%以下とすることが好ましい。
焼結剤として、超微粉アルミナ、超微粉SiC、超微粉SiOなどを使用できる。
分散剤としては、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、テトラポリリ酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、フミン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、有機リン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、タンニン酸ナトリウム、β−ナフタレンスルホン酸ナトリウム、アルキルアリルスルホン酸ナトリウムなどがある。
界面活性剤として、例えばトリポリリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ウルトラポリリン酸ナトリウム、酸性ヘキサメタリン酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、カルボキシル基含有ポリエーテル系分散剤、酒石酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、スルホン酸ナトリウム等から選ばれる1種または2種以上が使用できる。
硬化剤はアルミナセメントが最も好ましいが、これに限らず、例えばケイ酸ナトリウム、シリカゾル、アルミナゾル、リン酸アルミニウム、乳酸アルミニウムなどから選ばれる1種または2種以上が使用できる。
適当な可使時間を得るために、必要に応じて硬化調整剤を添加することができるが、これには例えばホウ酸、シュウ酸、クエン酸、グルコン酸、ホウ酸アンモニウム、ウルトラポリリン酸ナトリウム、炭酸リチウム、消石灰、リチウム塩、オキルカルボン酸、ジカルボン酸、第一リン酸カルシウム、レゾルシンなどから選ばれる1種または2種以上を使用することができる。
これらの結合剤を添加する場合は、上記の何れの製造方法においても、結合剤を耐火性骨材及び水と共に混練すればよい。
本発明のキャスタブル耐火物は高熱伝導性が求められかつ不定形材料のみでしか施工できないような箇所へ適用可能である。例えば、逆テーパー形状の高炉ステーブや高炉炉体底部の冷却構造体中の冷却パイプ廻りへの適用である。
(実施例1)
本発明例1として、最大長さ1mm以下、厚さ0.2mmのフレーク状である銅の切削屑35質量%(15体積%)、SiC60質量%−アルミナ40質量%の超微粉(最大粒径0.5mm以下)58質量%からなる原料に水7質量%を添加、混練してスラリーとしたものを、図1に示す逆テーパー形状の高炉ステーブ耐火物(長さ100mm×深さ50mm×幅1000mm)の代替として、銅製ステーブの空間に流し込み、3日間室温で養生した後110℃で24時間乾燥し、キャスタブル耐火物を得た。乾燥後の組成は、銅製金属骨材36質量%、SiC60質量%−アルミナ40質量%質耐火性骨材62質量%、水分2質量%であった。
また、比較例1として、金属骨材を添加せずに本発明例1と同じ条件で製造し、SiC60質量%−アルミナ40質量%の超微粉(最大粒径0.5mm以下)98質量%、水分2質量%からなるキャスタブル耐火物を用いた。
これらの耐火物の室温での熱伝導率及び室温での曲げ強さを測定したところ、本発明例1は60[W/m・K]、10[MPa]であったのに対し、比較例1は14[W/m・K]、6[MPa]であり、本発明例1のキャスタブル耐火物は、比較例1に比べ、炉内前面に配置される耐火物の冷却性能は4倍以上向上させることができ、曲げ強さも良好な値を示した。
(実施例2)
本発明例2として、最大長さ1mm以下、厚さ0.2mmのフレーク状である銅の切削屑60質量%(32体積%)、SiC60質量%−アルミナ40質量%の超微粉(最大粒径0.5mm以下)32質量%からなる原料に水8質量%を添加、混練してスラリーとしたものを、図2に示す高炉炉体底部の冷却構造体中の冷却パイプ廻り耐火物の代替として、冷却構造体の空間に流し込み、3日間室温で養生した後110℃で24時間乾燥し、キャスタブル耐火物を得た。乾燥後の組成は、銅製金属骨材62質量%、SiC60質量%−アルミナ40質量%質耐火性骨材35質量%、水分3質量%であった。
比較例2として、本発明例2と同じ寸法のフェノール系樹脂30質量%−人造C(カーボン)67質量%−水分3質量%からなるCスタンプ材を用いた。
これらの耐火物を高炉底盤下冷却パイプ部位に施工・適用した。
これらの耐火物の室温での熱伝導率及び室温での曲げ強さを測定したところ、本発明例2は120[W/m・K]、10[MPa]であったのに対し、比較例2は15[W/m・K]、0.4[MPa]であり、本発明例2のキャスタブル耐火物は、比較例2に比べ、炉内前面に配置される耐火物の冷却性能は8倍向上させることができ、曲げ強さも良好な値を示した。
逆テーパー形状の高炉ステーブ耐火物の一例の外観図である(単位はmm)。 高炉炉体底部の冷却構造体中の冷却パイプ廻り耐火物の一例の外観図である(単位はmm)。 銅を切削加工することによって得られた切り粉の一例を示す写真である。 銅を孔開け切削して得られ切り粉の一例を示す写真である
符号の説明
1…銅製ステーブ、
2…本発明のキャスタブル耐火物、
3…冷却パイプ、
4…H形鋼。

Claims (2)

  1. 高炉ステーブ用の耐火物または高炉炉体底部の冷却構造体中の冷却パイプ廻り耐火物として用いられる、質量%で金属骨材を30〜80%、水分を3%以下含有し、残部耐火性骨材からなる高熱伝導キャスタブル耐火物であって、
    前記金属骨材の形状が金属母材を削ることによって作製される形状であり、
    前記金属骨材の材質が銅であり、
    前記耐火性骨材が、アルミナ、マグネシア、珪酸質、シリカ−アルミナ質、アルミナ−マグネシア質、アルミナ−スピネル質、アルミナ−スピネル−マグネシア質、粘土質、クロム質、ろう石質、ジルコン質、ジルコニア質、炭素質、炭化珪素質、炭化珪素−アルミナ質、クロム質、マグネシア質、マグネシア−カーボン質、アルミナ−カーボン質、アルミナ−炭化珪素−カーボン質、アルミナ−マグネシア−カーボン質、ジルコニア−カーボン質の1種又は2種以上であり、
    常温での曲げ強さ8[MPa]以上かつ常温での熱伝導率20[W/m・K]以上を満足することを特徴とする高熱伝導キャスタブル耐火物。
  2. 請求項1記載の高熱伝導キャスタブル耐火物に、更に、結合剤を添加してなることを特徴とする高熱伝導キャスタブル耐火物。
JP2004067051A 2003-04-02 2004-03-10 高熱伝導キャスタブル耐火物 Expired - Fee Related JP4369777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004067051A JP4369777B2 (ja) 2003-04-02 2004-03-10 高熱伝導キャスタブル耐火物

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003099600 2003-04-02
JP2004067051A JP4369777B2 (ja) 2003-04-02 2004-03-10 高熱伝導キャスタブル耐火物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004315348A JP2004315348A (ja) 2004-11-11
JP4369777B2 true JP4369777B2 (ja) 2009-11-25

Family

ID=33478836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004067051A Expired - Fee Related JP4369777B2 (ja) 2003-04-02 2004-03-10 高熱伝導キャスタブル耐火物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4369777B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4723893B2 (ja) * 2005-04-15 2011-07-13 新日鉄エンジニアリング株式会社 廃棄物溶融炉の炭化珪素質キャスタブル耐火物の炉内稼働面の酸化防止方法
JP4814544B2 (ja) * 2005-04-26 2011-11-16 黒崎播磨株式会社 水砕スラグ製造装置
JP4823626B2 (ja) * 2005-09-26 2011-11-24 新日本製鐵株式会社 高炉炉底極小空隙への骨材圧入方法
JP4551306B2 (ja) * 2005-10-13 2010-09-29 黒崎播磨株式会社 耐火性吹付材およびそれを使用した吹付け施工方法
JP4527706B2 (ja) * 2006-11-13 2010-08-18 品川リフラクトリーズ株式会社 熱間吹付け補修材
JP4855339B2 (ja) * 2007-05-31 2012-01-18 新日本製鐵株式会社 不定形耐火物、及び耐火物の製造方法
JP5027861B2 (ja) * 2009-11-19 2012-09-19 新日鉄エンジニアリング株式会社 廃棄物溶融炉の耐火物構造
CN103553644B (zh) * 2013-09-30 2014-12-24 河北联合大学 一种无水泥浇注料的制备方法
CN104311068A (zh) * 2014-10-09 2015-01-28 宁夏天纵泓光余热发电技术有限公司 镁铝尖晶石轻质耐火浇注料
JP6096251B2 (ja) * 2014-12-23 2017-03-15 ポスコPosco 溶鉄製造炉の補助冷却装置
CN114292096A (zh) * 2022-01-13 2022-04-08 河南竹林庆州耐火材料有限公司 利用聚乳酸、氧化铝及含镁砂结合的刚玉-镁铝尖晶石耐火浇注料制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004315348A (ja) 2004-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4470207B2 (ja) 耐火れんが
CN108046784A (zh) 一种高铝质耐火浇注料及其制备方法
JP4369777B2 (ja) 高熱伝導キャスタブル耐火物
CN112679201B (zh) 一种以铝铬渣为主要原料的无水泥铝镁铬浇注料及其制备方法与应用
JP5943032B2 (ja) 軽量断熱アルミナ・マグネシア質耐火物の製造方法
US4343989A (en) Magnesium oxide based heat storage device
CA2039467A1 (en) Concrete composition for the manufacture of moulds, mould and process for the manufacture of a mould
JP4796170B2 (ja) クロミア質キャスタブル耐火物及びそれを用いたプレキャストブロック
JP2920726B2 (ja) 流し込み耐火物
JP4855339B2 (ja) 不定形耐火物、及び耐火物の製造方法
JP2008247720A (ja) 不定形耐火物成形材料および不定形耐火物成形体
KR101100269B1 (ko) 폐내화물을 이용한 턴디쉬용 일반 캐스타블
JP2010275120A (ja) SiC含有キャスタブル耐火物およびSiC含有キャスタブル耐火物を用いたプレキャストブロックの製造方法およびSiC含有キャスタブル耐火物の施工方法
JP2617086B2 (ja) 炭化珪素質流し込み材
JP4408552B2 (ja) 炭酸マグネシウムをマグネシア源とするアルミナ−マグネシア質キャスタブル耐火物
JPS59469B2 (ja) 黒鉛含有耐火物の製造方法
JPH07330450A (ja) 流し込み耐火物
CN115872729B (zh) 一种鱼雷罐工作层用修补料
JP4450423B2 (ja) 流し込み施工用不定形耐火物
JPH11240773A (ja) キャスタブル耐火物
Pivinskii New refractory concretes and binding systems: Basic trends of development, production, and use of refractories in the 21st century. Part IV. Low-cement concretes and cement-free unshaped refractories
JPH11199330A (ja) キャスタブル耐火物の施工法
JP4414496B2 (ja) 不定形耐火物の施工方法
JPH11100280A (ja) タンディシュ内張り用不定形耐火物
Börger et al. Granulated RTP magnesia stabilised zirconia for refractories

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090828

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4369777

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees