JP4369439B2 - ロボット位置制御装置およびロボット自己位置回復方法 - Google Patents

ロボット位置制御装置およびロボット自己位置回復方法 Download PDF

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本発明は,経路または地図情報に従って自律移動することができる移動ロボットの自己位置同定方法に係り,特に,ロボットがエラー状態から,グローバルなセンサー情報とロボットの視覚計測結果に基づいて初期位置または作業継続位置に回復することを可能としたロボット位置制御装置およびロボット自己位置回復方法に関する。
自律的に移動することができるロボットは,深刻なエラー状態になったとき,地図または経路上の自己位置および向き情報を失い,目的位置または初期位置に移動することができなくなることがある。そのため,エラー状態になったときでも,自己位置および向きを正しく認識し,回復することができるようにする必要がある。
移動ロボットが位置および方向を認識する従来技術としては,例えば下記の特許文献1,特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1に記載された環境同定装置は,ランドマークが複数配置され,一意に特定可能な環境内を移動するロボット装置が複数の登録済みの環境から現在の環境を同定するものであり,現在の環境内のランドマークを認識し,ロボット装置自体の移動状態量を算出し,このランドマークおよび移動状態量に基づいて現在の環境におけるランドマークの位置情報を有する現在の環境地図を構築する環境地図構築部と,ランドマークの位置情報および環境IDからなる登録済み環境地図のデータベースを有する環境地図記憶部と,登録済み環境地図と現在の環境地図との類似度から現在の環境を同定する環境同定部と,新しい環境を探索する環境探索部とから構成される。
また,特許文献2に記載された移動ロボットの位置および方向認識方法では,速いサンプリング速度と制限的誤差範囲を有する安定した位置及び方向の認識を可能にするため,移動ロボットの現在位置に対する絶対座標と移動変位に対する相対座標を獲得し,絶対座標に相対座標を反映して現在の位置および方向を認識する。絶対座標を検出する方法としてはRFIDを利用し,相対座標を検出する方法としては,ロボットの移動速度を検出する速度センサーとロボットの進行方向を検出する方向センサーとを用いた推測航法装置を利用している。
特開2004−110802号公報 特開2004−21978号公報
上記特許文献1に記載された技術では,複数のランドマークの認識結果から環境地図を構築し,登録済みの環境地図との類似度から現在の環境を同定する。このような観測モデルを使用する方法では,位置同定の精度はモデルのパラメータに依存し,ランドマークの配置状況によっては,ロボットの位置および向きを精度よく認識できないことがある。また,ロボットがエラー状態になったときの回復方法については詳しい記載はない。
また,上記特許文献2に記載された技術では,オドメトリ法(推測航法)を使用しており,ロボットの走行距離が増加する場合には測定誤差が累積することになる。また,ロボットがエラー状態になったときの回復方法については考慮されていない。
本発明は上記問題点の解決を図り,ロボットがエラー状態になり,自己位置および向きを失った場合でも,それらを精度よく認識し,回復することができるようにすることを目的とする。
本発明は,上記課題を解決するため,ロボットがエラー状態になったときに,RFIDシステムを利用したグローバルな位置の検出と,ステレオカメラを用いたランドマークのステレオ計測による位置および向きの同定を行う。
具体的には,本発明は,ステレオカメラと,左右・上下に回転する頭部を持つ移動ロボットにおいて,以下の手段を用いる。
(1)ロボットの外部環境に,RFIDシステムを配置する。ロボットにはRFIDリーダを持たせる。
(2)外部環境の中で,床や壁に平面ランドマークを配置する。ランドマークは,あらかじめ登録した番号と向きを表示できるシンボルまたはパターンを使用し,カメラで撮像した画像中のランドマークを認識することにより,絶対位置と方向の両方を把握できるようにする。
(3)ロボットが自己位置を失ったとき,次のように自己位置および向きを同定する。
(3-1) RFIDシステムを使い,現在位置を取得する。
(3-2) 頭部を回転し,ステレオカメラによってランドマークを探索する。
(3-3) 探索成功のとき,登録したランドマークの位置とRFIDリーダによって読み取ったRFIDの結果を再確認する。結果が妥当であれば,ランドマークの向きと相対位置情報を使い,ランドマークの位置に移動し,自己位置を同定する。
(3-4) 同定した位置から作業を再開する。または,初期位置に戻る。
(4)探索失敗のとき,管理者をランプの点灯,警告音の発出などにより呼び出す。管理者は,近くにあるランドマークの番号を利用し,位置と向き情報をロボットに指示する。ロボットは,これにより自動的にランドマークの位置に移動し,自己位置を同定する。
具体的には,本発明は,自律的に移動を行うための移動手段と,RFIDタグの情報を読み取るRFIDリーダと,ステレオ画像を撮像するステレオカメラとを備えたロボットが自己位置を喪失したときに自己位置を回復する機能を有するロボット位置制御装置であって,ロボットの移動範囲に配置された複数のRFIDタグの情報とRFIDタグの位置との対応情報を記憶するRFIDタグ情報記憶手段と,ランドマークを一意に識別する識別情報とランドマークの位置との対応情報を記憶するランドマーク情報記憶手段と,RFIDリーダによって検出されたRFIDタグの情報をもとに,検出されたRFIDタグの位置をRFIDタグ情報記憶手段から取得し,取得されたRFIDタグの位置をもとに,ロボットの自己位置の範囲である位置範囲を特定する位置範囲特定手段と,ステレオカメラが撮像したステレオ画像から,ランドマークを検出するランドマーク検出手段と,検出されたランドマークが写ったステレオ画像から,ロボットと検出されたランドマークとの間の距離を計測する距離計測手段と,検出されたランドマークの識別情報をもとに,検出されたランドマークの位置をランドマーク情報記憶手段から取得し,検出されたランドマークに記載された方位を示す情報をもとに方位を求め,取得されたランドマークの位置と,求められた方位と,計測されたランドマークとの間の距離とをもとに,ロボットの自己位置を特定する自己位置特定手段と,特定された位置範囲と特定された自己位置とを照合し,特定された自己位置が特定された位置範囲内であると判断された場合に,特定された自己位置を同定する位置照合手段とを備えることを特徴とする。
これにより,管理者の介入がなくても,精度と信頼性の高い自己位置の回復を行うことが可能となる。
また,本発明は,上記のロボット位置制御装置において,位置照合手段により自己位置を同定できない場合に,自己位置を同定できない旨の警報を出力する警報出力手段と,管理者によって位置が入力された場合に,入力された位置を自己位置として同定する位置入力手段とを備えることを特徴とする。
また,本発明は,上記のロボット位置制御装置において,同定された自己位置をもとに,移動手段を制御することにより,ロボットをあらかじめ定められた初期位置または次にロボットが行うべき作業位置に移動させる位置回復手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば,ロボットがエラー状態になったときに,外部グローバルなセンサー情報とロボットの視覚計測結果に基づいて,自己位置を同定し,初期位置(または作業継続位置)に回復する。したがって,管理者である人間が介入しなくても,ロボットは初期位置に戻ることができる。また,複数のセンサーを併用し,ロボットの視覚を利用したステレオ計測により自己位置を同定するので,精度と信頼性が高い。自己位置を回復することにより,連続的な自律走行制御が可能になる。または与えられた作業を継続することができる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明の実施の形態によるロボットの機能構成例を示す図である。ロボット1は,ロボット位置制御部10,RFIDリーダ20,ステレオカメラ30,操作パネル40,モータ50,移動制御部51を備える。
図2は,本実施の形態によるロボットのハードウェア構成例を示す図である。ロボット1は,CPU11,メモリ12,RFIDリーダ20,ステレオカメラ30,操作パネル40,モータ50,各種のセンサ60を備える。
ロボット位置制御部10は,CPU11およびメモリ12からなるコンピュータであり,ロボット1の位置制御を行う。ロボット位置制御部10は,ロボット位置制御用のプログラム等によって実現されるRFIDタグ検出部101,位置特定部102,RFIDタグ情報記憶部103,ランドマーク検出部104,ステレオ計測処理部105,位置・方位特定部106,ランドマーク情報記憶部107,位置照合部108,警報出力部109,位置入力部110,位置回復部111を備える。
RFIDタグ検出部101は,RFIDリーダ20によってRFIDタグから読み取られたタグIDを取得することにより,RFIDタグの検出を行う。
位置特定部102は,RFIDタグ検出部101によって検出されたRFIDタグのタグIDでRFIDタグ情報記憶部103を参照し,そのRFIDタグの位置を取得する。取得されたRFIDタグの位置をもとに,ロボット1の自己位置の範囲である位置範囲を特定する。
図3は,RFIDタグ情報記憶部のデータ構造の例を示す図である。RFIDタグ情報記憶部103には,RFIDタグが持つタグIDとRFIDタグが設置された位置との対応情報が記憶されている。
ランドマーク検出部104は,ステレオカメラ30によって撮像されたステレオ画像から,ランドマークを検出する。
ステレオ計測処理部105は,ランドマークが写ったステレオ画像をもとに,三角測量の原理に基づきロボット1からランドマークまでの距離を計測する。
位置・方位特定部106は,ランドマーク検出部104によって検出されたランドマークの識別マークでランドマーク情報記憶部107を参照し,そのランドマークの位置を取得する。また,ランドマーク検出部104によって検出されたランドマークの方位マークから,方位を求める。取得されたランドマークの位置や方位と,ステレオ計測処理部105によって計測されたロボット1からランドマークまでの距離とをもとに,ロボット1の自己位置を特定する。
図4は,ランドマークの例を示す図である。本実施の形態によるランドマークは,そのランドマークを一意に識別する識別マーク(図中丸付き数字)と,方位を示す方位マーク(図中三角形の方位指示)とから構成される。ここでは,三角形が上を向いたときに北方向を示しているものとし,そのランドマークを捉えたロボット1は,方位を示す三角形の向いた方向で,自らが向いている方位を求めるものとする。例えば,ロボット1が正面から図4のランドマークを捉えた場合,方位を示す三角形のマークが右を向いていることから,ロボット1が現在向いている方位が東であると判断できる。
図5は,ランドマーク情報記憶部のデータ構造の例を示す図である。ランドマーク情報記憶部107には,ランドマークを一意に識別する識別マークとランドマークが設置された位置との対応情報が記憶されている。なお,図5では,識別マークとしてランドマークの番号を示すパターンが示されているが,実際にはランドマーク情報記憶部107には,パターン認識結果の識別番号が記憶される。
位置照合部108は,位置特定部102によって特定されたロボット1の位置範囲と,位置・方位特定部106によって特定されたロボット1の自己位置とを照合し,位置・方位特定部106によって特定されたロボット1の自己位置が,位置特定部102によって特定されたロボット1の位置範囲内であるかを判定する。位置・方位特定部106によって特定されたロボット1の自己位置が,位置特定部102によって特定されたロボット1の位置範囲内である場合には,位置・方位特定部106によって特定されたロボット1の自己位置を同定する。
警報出力部109は,ロボット1の自己位置が同定できない場合に,その旨を管理者に対して告知する。管理者に対して告知する方法としては,例えば,管理者のサーバに自己位置が検出されない旨を通知する,警告ランプを点灯させる,警報音を鳴らすなど,様々な方法が考えられる。
位置入力部110は,管理者によって指示された位置や方位の情報を入力する。管理者がロボットに位置や方位を指示する方法としては,例えば,無線LANを利用して管理者のサーバから遠隔操作で指示する方法や,操作パネルによって直接指示する方法などが考えられる。
ここで,無線LANを利用する場合の手順として,例えば,
1)ロボット1は,自己位置を同定できない場合に,周囲の画像を取得し,
2)取得された周囲の画像と現在実行中のシナリオ特定するシナリオIDとを,無線LANを利用して送信することにより,管理者のサーバに自己位置が同定できない旨を通知し,
3)管理者は,サーバに送られてきたロボット1の周囲の画像に移っている特徴点と,サーバに送られてきたシナリオIDに該当する地図データとを照合してロボット1の位置を特定し,サーバから無線LANを利用してその位置や方位の情報をロボット1に指示する, というような手順が用いられる。
また,操作パネル40を利用する場合の手順として,例えば,
1)ロボット1は,自己位置を同定できない場合に,警報を鳴らすことにより管理者を呼び出し,
2)管理者は,ロボット1の操作パネル40に現在実行中のシナリオの地図を表示し,
3)管理者は,あらかじめ登録されたランドマークを参考として,操作パネル40から位置や方位の情報をロボット1に指示する,
というような手順が用いられる。
位置回復部111は,得られたロボット1の自己位置や方位の情報をもとに,モータ50を制御する移動制御部51に対して移動指示を出し,ロボット1を初期位置に戻す。なお,ロボット1を初期位置に戻さずに,作業継続位置に移動させ,作業を再開させるようにしてもよい。
図6は,本実施の形態によるロボットの自己位置回復の概要を説明する図である。ロボット1は,深刻なエラー状態になり,自分の位置や方位などの情報を失うと,作業の目的位置や初期位置に移動することができなくなる。このとき,ロボット1は,自動的に自己位置の回復を図る。
ロボット1は,まず,RFIDリーダ20によって,周囲のRFIDタグ70からタグIDを検出する。RFIDタグ情報記憶部103を参照し,検出されたタグIDを持つRFIDタグ70の位置を取得する。RFIDリーダ20の読み取り範囲には限界があるため,RFIDタグ70からタグIDを検出するためには,RFIDタグ70から一定距離の範囲内にロボット1がいなければならない。すなわち,タグIDが検出できれば,そのタグIDを持つRFIDタグ70から一定距離の範囲内にロボット1が存在することになる。よって,検出されたタグIDを持つRFIDタグ70の位置から,ロボット1のおおよその位置範囲(図中,破線の半円の範囲)を特定することができる。
また,ロボット1は,ステレオカメラ30によって周囲を撮像し,撮像された画像からランドマーク71を検出する。ランドマーク情報記憶部107を参照し,検出されたランドマーク71の位置を取得する。撮像された画像はステレオ画像であるので,ロボット1からランドマーク71までの距離を計測することができる。また,ランドマーク71の方位を示すマークから,ロボット1から見てそのランドマーク71がどの方位にあるかを求めることができる。よって,撮像された画像に写ったランドマーク71の位置,距離,方位の情報から,ロボット1の自己位置を特定することができる。
ロボット1は,RFIDタグ70の位置から特定された位置範囲とランドマーク71の位置から特定された自己位置とを照合し,ランドマーク71の位置から特定された自己位置が,RFIDタグ70の位置から特定された位置範囲内であれば,確度の高い自己位置が特定されたものと判断する。
RFIDタグ70が検出されなかった場合,ランドマーク71が検出されなかった場合,特定された自己位置の確度が低い場合などには,ロボット1を移動させ,RFIDタグ70の検出,ランドマーク71の検出,自己位置の特定を再度試みる。規定の条件が満たされるまでにロボット1の自己位置を特定できない場合には,その旨を管理者に告知する。なお,規定の条件とは,例えば,“自己位置の回復を始めてから5分”,“リトライ回数は5回まで”などといった条件である。管理者は,ロボット1からの告知を受けると,上述の無線LANや操作パネル40を用いた方法などにより,ロボット1に位置や方向の情報を入力する。
ロボット1は,自己位置と方位が特定されると,初期位置に移動する。あるいは,初期位置に移動せずに,作業継続位置に移動して作業を再開するようにしてもよい。
図7は,ロボット自己位置回復処理フローチャートである。図7のフローチャートは,ロボット1が,自己位置を回復し,その後,初期位置に移動する場合のフローチャートである。
ロボット1は,エラーなどにより自己位置の情報を失うと,まず,RFIDリーダ20によるRFIDタグの検出を行う(ステップS10)。
RFIDタグが検出されれば(ステップS11),検出されたRFIDタグのタグIDをもとに,検出されたRFIDタグの位置をRFIDタグ情報記憶部103から取得する(ステップS12)。取得されたRFIDタグの位置から,位置範囲を特定する(ステップS13)。
次に,ロボット1は,ランドマーク検出処理(後述の図8参照)を行う(ステップS14)。ランドマークが検出されれば(ステップS15),検出されたランドマークが写っている画像から,ランドマークまでの距離を計測する(ステップS16)。検出されたランドマークまでの距離と,検出されたランドマークの位置,方位とから,自己位置を特定する(ステップS17)。
RFIDタグから特定された位置範囲と,ランドマークから特定された自己位置とを照合し(ステップS18),特定された自己位置が特定された位置範囲内であれば(ステップS19),特定された自己位置を同定し(ステップS20),ロボット1は,同定された自己位置から初期位置に移動し(ステップS21),処理を終了する。
ステップS11において,RFIDタグが検出できなければ,ランドマーク検出処理を行う(ステップS22)。ランドマークが検出されれば(ステップS23),検出されたランドマークが写っている画像から,ランドマークまでの距離を計測する(ステップS24)。検出されたランドマークまでの距離と,検出されたランドマークの位置,方位とから,自己位置を特定する(ステップS25)。
自己位置の探索が失敗したかを判定し(ステップS26),自己位置の探索が失敗であれば,警報を鳴らすなどにより管理者に対して自己位置の探索ができなかった旨を告知し(ステップS27),管理者からの位置や方位の指示を受け(ステップS28),指示された位置を自己位置として同定し(ステップS20),同定された自己位置から初期位置に移動し(ステップS21),処理を終了する。自己位置の探索が失敗でなければ,ロボット1は,位置を修正し(ステップS29),ステップS10に戻って再度自己位置の回復にトライする。このとき,ステップS25で自己位置が特定できていれば,それをもとに位置を修正する。
ステップS15において,ランドマークが検出できなければ,自己位置の探索が失敗したかを判定し(ステップS26),自己位置の探索が失敗であれば,警報を鳴らすなどにより管理者に対して自己位置の探索ができなかった旨を告知し(ステップS27),管理者からの位置や方位の指示を受け(ステップS28),指示された位置を自己位置として同定し(ステップS20),同定された自己位置から初期位置に移動し(ステップS21),処理を終了する。自己位置の探索が失敗でなければ,ロボット1は,位置を修正し(ステップS29),ステップS10に戻って再度自己位置の回復にトライする。
ステップS19において,特定された自己位置が特定された位置範囲内でなければ,自己位置の探索が失敗したかを判定し(ステップS26),自己位置の探索が失敗であれば,警報を鳴らすなどにより管理者に対して自己位置の探索ができなかった旨を告知し(ステップS27),管理者からの位置や方位の指示を受け(ステップS28),指示された位置を自己位置として同定し(ステップS20),同定された自己位置から初期位置に移動し(ステップS21),処理を終了する。自己位置の探索が失敗でなければ,ロボット1は,位置を修正し(ステップS29),ステップS10に戻って再度自己位置の回復にトライする。このとき,ステップS17で特定された自己位置をもとに,位置を修正する。
なお,自己位置の探索失敗の判定は,例えば“リトライ回数は5回まで”などの規定の条件が満たされたかを判定することにより行う。
図8は,ランドマーク検出処理フローチャートである。ロボット1は,ステレオカメラ30によって撮像された画像からのランドマークの検出を行う(ステップS30)。
ランドマークが検出されれば(ステップS31),検出されたランドマークの識別マークをもとに,ランドマーク情報記憶部107から検出されたランドマークの位置情報を取得し(ステップS32),検出されたランドマークの方位マークから方位を求め(ステップS33),処理を終了する。
ランドマークが検出できなければ(ステップS31),ステレオカメラ30をパン・チルト回転し(ステップS34),ランドマークの検出が失敗でなければ(ステップS35),ステップS30に戻って,再度ランドマークの検出にトライする。ランドマークの検出が失敗であれば(ステップS35),ランドマークの検出ができなかったものとして,処理を終了する。
なお,ランドマークの検出失敗の判定は,例えば“リトライ回数は5回まで”などの規定の条件が満たされたかを判定することにより行う。
以上のようなロボット自己位置回復処理は,ロボットが内蔵するコンピュータと,そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムとによって実現することができる。
本発明の実施の形態によるロボットの機能構成例を示す図である。 本実施の形態によるロボットのハードウェア構成例を示す図である。 RFIDタグ情報記憶部のデータ構造の例を示す図である。 ランドマークの例を示す図である。 ランドマーク情報記憶部のデータ構造の例を示す図である。 本実施の形態によるロボットの自己位置回復の概要を説明する図である。 ロボット自己位置回復処理フローチャートである。 ランドマーク検出処理フローチャートである。
符号の説明
1 ロボット
10 ロボット位置制御部
11 CPU
12 メモリ
20 RFIDリーダ
30 ステレオカメラ
40 操作パネル
50 モータ
51 移動制御部
101 RFIDタグ検出部
102 位置特定部
103 RFIDタグ情報記憶部
104 ランドマーク検出部
105 ステレオ計測処理部
106 位置・方位特定部
107 ランドマーク情報記憶部
108 位置照合部
109 警報出力部
110 位置入力部
111 位置回復部

Claims (5)

  1. 自律的に移動を行うための移動手段と,RFIDタグの情報を読み取るRFIDリーダと,ステレオ画像を撮像するステレオカメラとを備えたロボットが自己位置を喪失したときに自己位置を回復する機能を有するロボット位置制御装置であって,
    ロボットの移動範囲に配置された複数のRFIDタグの情報と各RFIDタグの位置との対応情報を記憶するRFIDタグ情報記憶手段と,
    ランドマークを一意に識別する識別情報とランドマークの位置との対応情報を記憶するランドマーク情報記憶手段と,
    前記RFIDリーダによって検出されたRFIDタグの情報をもとに,検出されたRFIDタグの位置を前記RFIDタグ情報記憶手段から取得し,取得されたRFIDタグの位置をもとに,前記ロボットの自己位置の範囲である位置範囲を特定する位置範囲特定手段と,
    前記ステレオカメラが撮像したステレオ画像から,ランドマークを検出するランドマーク検出手段と,
    前記検出されたランドマークが写ったステレオ画像から,前記ロボットと前記検出されたランドマークとの間の距離を計測する距離計測手段と,
    前記検出されたランドマークの識別情報をもとに,前記検出されたランドマークの位置を前記ランドマーク情報記憶手段から取得し,前記検出されたランドマークに記載された方位を示す情報をもとに方位を求め,取得されたランドマークの位置と,求められた方位と,前記計測されたランドマークとの間の距離とをもとに,前記ロボットの自己位置を特定する自己位置特定手段と,
    前記特定された位置範囲と前記特定された自己位置とを照合し,前記特定された自己位置が前記特定された位置範囲内であると判断された場合に,前記特定された自己位置を同定する位置照合手段とを備える
    ことを特徴とするロボット位置制御装置。
  2. 請求項1に記載されたロボット位置制御装置において,
    前記位置照合手段により自己位置を同定できない場合に,自己位置を同定できない旨の警報を出力する警報出力手段と,
    管理者によって位置が入力された場合に,入力された位置を自己位置として同定する位置入力手段とを備える
    ことを特徴とするロボット位置制御装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載されたロボット位置制御装置において,
    前記同定された自己位置をもとに,前記移動手段を制御することにより,前記ロボットをあらかじめ定められた初期位置または次にロボットが行うべき作業位置に移動させる位置回復手段を備える
    ことを特徴とするロボット位置制御装置。
  4. 自律的に移動を行うための移動手段と,RFIDタグの情報を読み取るRFIDリーダと,ステレオ画像を撮像するステレオカメラと,ロボットの移動範囲に配置された複数のRFIDタグの情報と各RFIDタグの位置との対応情報を記憶するRFIDタグ情報記憶手段と,ランドマークを一意に識別する識別情報とランドマークの位置との対応情報を記憶するランドマーク情報記憶手段とを備えたロボットが,自己位置を喪失したときに行うロボット自己位置回復方法であって,
    前記ロボットが,
    前記RFIDリーダによってRFIDタグの情報を検出する過程と,
    前記検出されたRFIDタグの情報をもとに,前記RFIDタグ情報記憶手段から前記検出されたRFIDタグの位置を取得する過程と,
    前記取得されたRFIDタグの位置をもとに,前記ロボットの自己位置の範囲である位置範囲を特定する過程と,
    前記ステレオカメラが撮像したステレオ画像から,ランドマークを検出する過程と,
    前記検出されたランドマークの識別情報をもとに,前記ランドマーク情報記憶手段から前記検出されたランドマークの位置を取得する過程と,
    前記検出されたランドマークに記載された方位を示す情報をもとに,方位を求める過程と,
    前記検出されたランドマークが写ったステレオ画像から,前記ロボットと前記検出されたランドマークとの間の距離を計測する過程と,
    前記取得されたランドマークの位置と,前記求められた方位と,前記計測されたランドマークとの間の距離とをもとに,前記ロボットの自己位置を特定する過程と,
    前記特定された位置範囲と前記特定された自己位置とを照合し,前記特定された自己位置が前記特定された位置範囲内であると判断された場合に,前記特定された自己位置を同定する過程を有する
    ことを特徴とするロボット自己位置回復方法。
  5. 請求項4記載のロボット自己位置回復方法において,
    前記同定された自己位置をもとに,前記移動手段を制御することにより,前記ロボットをあらかじめ定められた初期位置または次にロボットが行うべき作業位置に移動させる位置回復過程を有する
    ことを特徴とするロボット自己位置回復方法。
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