JP2009070357A - 移動体の誘導システム - Google Patents

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哲郎 泉
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Abstract

【課題】安価な構成で処理負荷が少なく経路変更が容易で、なおかつ移動体を正確に前記経路に沿って誘導制御できる移動体の誘導システムを提供する。
【解決手段】環境中に敷設した電子タグに対し、該電子タグの敷設地点周辺で実行すべき環境情報処理に必要な処理パラメターを対応付けて保持する。環境情報処理部にて前記処理パラメターを取得し、各々の環境に応じた環境情報処理を適宜選択して実行する。環境情報処理結果を利用して誘導制御部で移動体を誘導制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の環境において移動体を自動的に目的地まで誘導制御する移動体の誘導システムに関する。
移動体を目的地まで自動的に誘導制御する技術は、人や物品の自動搬送、環境監視および点検、などの作業への利用が期待できる。特に工場内の自動搬送用途には、環境中に敷設した磁気テープを検出してこれに追従する方式が広く用いられている。
しかし、移動経路を変更するには前記磁気テープを敷設し直す必要があり、手間がかかる。そこで、移動体の誘導制御にあたり、移動体に備えた環境認識センサによって環境中に自然に存在あるいは故意に敷設したランドマークを検出して利用する方式(方式1という。例えば、特許文献1)や、移動体に備えた電子タグ検出装置によって環境中に設置した固有の識別番号を有する複数の電子タグを検出して利用する方式(方式2という。例えば、特許文献2)、などが多数考案されている。
特許文献1記載の発明は、互いに異なる色相を有する複数の多角形を含む人工マークを環境中に設置しておき、移動体が移動中に前記人工マークを検出した結果と、予めデータベース化しておいた人工マーク設置位置とから、前記移動体の位置を求めるものである。環境中の正確な位置が得られるため、移動経路は予め適当な座標平面上で定義しておけばよく、経路変更時に磁気テープや人工マークを全て敷設し直す必要はない。
したがって、人工マークを既に敷設済みの環境であれば移動経路の変更は容易であり、経路設計の自由度は極めて高い。前記人工マークは互いに異なる色相を有する複数の多角形で構成されており、これを移動体に備えた撮像手段で取得する撮影画像から検出し移動体に対する位置を推定する。特許文献1の特徴は、人工マーク検出・位置推定時に周辺の環境やノイズに影響を受けない射影不変比情報を使用する点であり、取得された映像に歪曲が発生しても移動体に対する前記人工マークの正確な位置推定を行うことができ、結果として移動体位置を正確に得られるため、前記移動経路に対する誘導制御の精度が高まる。
特許文献2記載の発明は、設備の保守点検を自動的に遂行させるための保守点検システムにおいて、環境中に離散配置された複数の電子タグを利用して保守点検ロボットの自動走行を支援するものである。電子タグには保守点検ロボットの作業指示および次に読むべき電子タグの設置位置の方位が読み取りデータとして記録されており、保守点検ロボットはそのロボットに備えた電子タグ検出装置で読み取った作業指示に従って行動するとともに、保守点検ロボットに別途備えた絶対方位検出手段で検出する保守点検ロボット自身の方向を、電子タグから読んだ前記方位に合わせるように自動的に向きを変える構成となっている。電子タグのデータは専用の装置によって書き換えることができる。
特許文献2記載の発明の特徴は、電子タグに作業指示および次に読むべき電子タグの設置位置の方位を保存しておき、保守点検ロボットの誘導に利用する点である。この方法によれば、電子タグの読み取りデータ書き換えのみで柔軟に保守点検作業経路を変更できる、というものである。
特許文献3記載の発明は、移動ロボットにおいて、電子タグから動作情報を、環境認識センサから障害物などの対象物情報を、それぞれ取得して利用することにより、前記移動ロボットの自律移動を実現するものである。得られた双方の情報を適宜組合わせ、対象物との距離及び角度を修正しながら、電子タグから得た動作情報に基づく動作を自律的に実行せしめるのである。電子タグから動作情報を取得する点は特許文献2記載の発明と同様である。
ただし、特許文献2記載の発明とは異なり、対象物情報認識手段の処理を並列実行することによって電子タグのみから得られる情報を補完でき、更に、電子タグに対応する動作情報に対象物情報認識手段の処理結果を利用した位置の補正動作指令をも含めることによって、対象物情報を利用した効果的な移動ロボットの誘導制御を遂行できることになる。
特開2005−070043号公報(第20頁、図6) 特開2004−108782号公報(図1) 特開2006−178578号公報(第16頁、図3)
所定の環境において移動体を自動的に目的地まで誘導制御するにあたり、上記方式1では、ランドマークの誤検出が問題となる。ランドマークの誤検出を避けるためにランドマーク検出に複雑な処理アルゴリズムが必要となり、処理実行の負荷が大きくなってしまう。
特に該環境が広域にわたる場合は環境全体における位置を特定するためにランドマークの数や種類を増やさざるを得ないが、各種ランドマークをそれぞれ判別し位置を求めるための処理は膨大なものとなる。
上記方式2は、電子タグ単体では移動体の方位角度は取得できず、並進位置の特定精度が低いという問題がある。特許文献2記載の発明では絶対方位検出手段を別途設けて方位角度を取得するとしているが、正確な方位角を安定的に取得するには一般に高価な高精度ジャイロセンサを使用せねばならず、システム構築のためのコストが高くなってしまう。
特許文献3記載の発明では、環境認識センサによる対象物検出処理と電子タグによる動作情報取得処理とを並列する構成としているが、対象物検出処理を常時実行し続ける処理負荷は大きい。対象物には位置や方位角取得のためのランドマークも含まれるが、ここでは方式1における問題(すなわち、ランドマーク検出処理に要する負荷)が同様に存在する。
以上で述べたような問題に対し、本発明は、安価な構成で処理負荷が少なく経路変更が容易で、なおかつ、移動体を正確に前記経路に沿って誘導制御できる移動体の誘導システムを提供するものでである。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の移動体の誘導システムの発明は、移動体を所定の環境中で目的地まで誘導する移動体の誘導システムにおいて、前記環境中に個々に固有の識別番号を付与した電子タグを複数設置し、前記移動体には、前記移動体周囲の環境を計測するための環境計測部と、前記環境計測部の計測結果に対して複数の処理を実行して結果を出力する環境情報処理部と、前記電子タグを検出して前記識別番号を含む電子タグ情報を取得・出力する電子タグ検出部と、前記環境情報処理結果から前記移動体の誘導制御信号を生成する誘導制御部と、を備え、更に、前記電子タグは、前記識別番号に加えて、前記環境情報処理部で必要とする処理パラメターを電子タグ情報として保持していることを特徴とするものである。
請求項2記載の移動体の誘導システムの発明は、移動体を所定の環境中で目的地まで誘導する移動体の誘導システムにおいて、前記環境中に個々に固有の識別番号を付与した電子タグを複数設置し、前記移動体には、前記移動体周囲の環境を計測するための環境計測部と、前記環境計測部の計測結果に対して複数の処理を実行して結果を出力する環境情報処理部と、前記電子タグを検出して前記識別番号を含む電子タグ情報を取得する電子タグ検出部と、前記環境情報処理結果から前記移動体の誘導制御信号を生成する誘導制御部と、を備え、更に、前記識別番号と前記環境情報処理部で必要とする処理パラメターとを対応付けたデータベースを有していることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の移動体の誘導システムにおいて、前記処理パラメターが該電子タグ周辺に存在するランドマークの種類を含むことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記処理パラメターが該電子タグ周辺に存在するランドマークの存在領域を含むことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記処理パラメターが、該電子タグ周辺に存在するランドマークの絶対位置および絶対姿勢角度を含むことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記電子タグ検出部が複数の電子タグリーダーを並列してなる電子タグリーダーアレイであることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の幅、奥行き、高さの少なくとも1つ以上を前記処理パラメターが情報として含むことを特徴とするものである。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の曲線開始位置、曲線終了位置、曲率および曲率半径の少なくとも1つ以上を前記処理パラメターが情報として含むことを特徴とするものである。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する床面の傾斜、段差、材質、摩擦係数の少なくとも1つ以上を前記処理パラメターが情報として含むことを特徴とするものである。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項記載の移動体の誘導システムにおいて、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の明るさ、温度、屋根の有無の少なくとも1つ以上を前記処理パラメターが情報として含むことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明により、電子タグが識別番号に加えて、環境情報処理部で必要とする処理パラメターを電子タグ情報として保持しているので、安価な構成および少ない処理負荷で移動体を正確に前記経路に沿って誘導制御でき、電子タグデータの書き換えによって環境変化に柔軟に対応可能な移動体の誘導システムを提供できるようになる。
請求項2記載の発明により、移動体に識別番号と環境情報処理部で必要とする処理パラメターとを対応付けたデータベースを有しているので、安価な構成および少ない処理負荷で移動体を正確に前記経路に沿って誘導制御でき、データベースの書き換えによって環境変化に柔軟に可能な移動体の誘導システムを提供できるようになる。
請求項3記載の発明により、処理パラメターが電子タグ周辺に存在するランドマークの種類を含むので、環境情報処理部でランドマーク検出処理を実行するにあたり、検出すべきランドマークの種類を限定できるため、処理負荷を軽減するとともに検出精度を向上させることができる。
請求項4記載の発明により、処理パラメターが電子タグ周辺に存在するランドマークの存在領域を含むので、環境情報処理部でランドマーク検出処理を実行するにあたり、ランドマークを探索する領域を限定できるため、処理負荷を軽減するともに検出精度を向上させることができる。
請求項5記載の発明により、処理パラメターが電子タグ周辺に存在するランドマークの絶対位置および絶対姿勢角度を含むので、環境情報処理部でランドマーク検出処理を実行するにあたり、ランドマークを探索する領域を限定することで処理負荷を軽減し検出精度を向上するとともに、単純な演算によって前記移動体の経路補正を実行することができる。
請求項6記載の発明により、電子タグ検出部が複数の電子タグリーダーを並列してなる電子タグリーダーアレイであるので、環境中に敷設した電子タグ検出の確実性を向上できる。
請求項7記載の発明により、移動体が電子タグを検出した後に通過する経路の幅、奥行き、高さの少なくとも1つ以上を処理パラメターが情報として含むので、通行不可能な道幅の経路の回避や狭い経路への進入時の速度の変更などを予め行うことができる。
請求項8記載の発明により、移動体が電子タグを検出した後に通過する経路の曲線開始位置、曲線終了位置、曲率および曲率半径の少なくとも1つ以上を処理パラメターが情報として含む屈曲路への進入角度や曲率を考慮して適切な移動経路や移動速度で屈曲路へ進入し、通過することができる。
請求項9記載の発明により、移動体が電子タグを検出した後に通過する床面の傾斜、段差、材質、摩擦係数の少なくとも1つ以上を処理パラメターが情報として含むので、床面の傾斜に応じた移動経路や移動速度で傾斜面に進入し、通過することができる。
請求項10記載の発明により、移動体が電子タグを検出した後に通過する経路の明るさ、温度、屋根の有無の少なくとも1つ以上を処理パラメターが情報として含むので、予め計測した明るさに応じてカメラの教示画像を変更したり、温度、屋根の有無といった周辺環境に応じて走行可能か否かを事前に判断することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明における移動体の誘導システムの機能構成を示したブロック図である。図において、101が本発明の移動体の誘導システムであり、この移動体の誘導システム101の中には、102の環境計測部、103の環境情報処理部、104の電子タグ、105の電子タグ検出部、そして106の誘導制御部が含まれている。111は環境計測部102の出力で環境情報処理部103に入力される環境計測情報、112は電子タグ検出部105の出力で環境情報処理部103に入力される電子タグ情報、113は環境情報処理部103の出力で誘導制御部106に入力される環境情報処理結果、114は誘導制御部106から出力される誘導制御信号、115は誘導制御部106に入力される移動経路指令である。
〈電子タグデータ領域利用の場合〉
図2は本発明の第1実施例における移動体の誘導システムのハードウェア構成を示した図である。
図において、201が移動体、202が図示しないモータによって駆動される駆動輪、203が移動体201の周囲環境を計測するCCDカメラ、204が駆動輪202の回転状態を計測する回転エンコーダ−、205が図示しない前記モータによって駆動輪202を駆動する車輪駆動回路、206a、206b、206cは移動体走行経路面に敷設した電子タグ、207は電子タグ206を検出して電子タグ情報を取得する電子タグリーダー、208は後述する複数の処理を並列に実行する計算機、209aおよびbは環境中に敷設した互いに異なる属性を有する人工ランドマークである。
環境計測部102(図1)はCCDカメラ203と回転エンコーダ−204に、環境情報処理部103(図1)は計算機208で実行される一処理(第1処理)に、電子タグ検出部105(図1)は電子タグリーダー207に、誘導制御部106(図1)は計算機208で実行される第1処理とは異なる一処理(第2処理)に、それぞれ対応する。
なお、計算機208内にあるメモリ208mには、環境中に設置した全種類の人工ランドマークのモデルがデータベースとして登録してある。
電子タグ206a、206bおよび206cには、図3に示したようなデータ項目を保持させる。すなわち、各電子タグには、該電子タグ固有の識別番号、該電子タグ周辺領域の属性、該電子タグの絶対位置、該電子タグ周辺に設置してある人工ランドマークの種類、該電子タグから前記人工ランドマークまでの距離、前記人工ランドマークの絶対位置と姿勢角、を保持させる。
ここで周辺領域の属性とは、通行可能/通行禁止、制限移動速度、周辺ランドマーク有無などの情報を指す。これらのデータは、該電子タグが電子タグリーダー207の通信可能領域に入っていれば、電子タグ情報として取得できる。電子タグリーダー207の通信可能領域は、一般に電子タグリーダー207内蔵のアンテナ位置周辺に限定されている。
〈第1処理〉
図2の計算機208で実行される第1処理の具体的内容を説明する。
第1処理は、(a)回転エンコーダ-から得られる情報により移動体201の推定絶対位置と推定姿勢角とを求める処理と、(b)CCDカメラの画像情報から得られる人工ランドマークの移動体201に対する相対位置と姿勢角および電子タグ情報から得られる人工ランドマークの絶対位置情報を利用して前記推定絶対位置と推定姿勢角とを補正する処理と、に分割される。
前者の処理(a)はオドメトリとして広く知られている手法であるから、ここでは詳細な説明を省略するが、車輪の滑りや段差の影響で推定値の真値に対する偏差が次第に増大していくという問題を抱えている。
後者の処理(b)は、このオドメトリの問題を解決するために実行するものである。以下では第1処理のうち、後者の処理(b)について説明する。
まず、電子タグ検出部から得られる電子タグ情報から、実行すべき処理内容を判断する。図2の例では、電子タグ206aが電子タグリーダー207の通信可能領域内に入っているため電子タグ206aからの電子タグ情報が得られる。この電子タグ情報により、(1)電子タグ206aの周辺には人工ランドマーク209aが設置してあること、(2)これをCCDカメラ203から得られる画像情報から抽出して推定位置および推定姿勢角の補正に利用する処理が必要であること、が、判断される。
その結果、第1処理では、環境中に設置した多種類の人工ランドマークのモデルの内、人工ランドマーク209aに対応するモデルのみを選択し、画像情報からモデルに適合する像を抽出する処理を実行する。複数のモデルに対し適合処理を実行する必要がないため、処理負荷は極めて少なくできる。
次いで、抽出した像の大きさと形状とから、人工ランドマーク209aの移動体201に対する相対位置と姿勢角とを計算する。計算結果に基づき移動体201から人工ランドマーク209aまでの距離を計算し、該距離を電子タグから得た電子タグ206aから人工ランドマーク209aまでの距離と比較し、両者の乖離が所定の閾値未満であれば、計算された相対位置と姿勢角とは妥当なものであると判断する。
計算結果が妥当でないと判断された場合は、結果を破棄し、新しい画像情報を用いて最初から処理をやり直す。
計算結果が妥当なものだと判断された場合は、計算された相対位置と姿勢角および電子タグから得た該人工ランドマークの絶対位置と姿勢角とから、移動体201の絶対位置と姿勢角とを計算し、移動体201の前記推定絶対位置および推定姿勢角と置換する。
CCDカメラ203の計測結果にもとづいて算出した移動体201の絶対位置と姿勢角は以前に発生した車輪の滑りや段差乗り越えの影響を受けないため、オドメトリによって算出した推定値に含まれる誤差を除去することができるのである。
第1処理は、得られた移動体201の絶対位置と姿勢角および周辺領域の属性を環境情報処理結果113として出力する。以上が第1処理の説明である。
図2において移動体201が移動し、電子タグリーダー207が電子タグ206bを検出した場合、人工ランドマーク209aは既にCCDカメラ203の視野から外れているため、これに対応するモデルとの適合処理を実行しても処理負荷が高まるだけである。一方で人工ランドマーク209bが視野に入っているため、電子タグ206bから得られる情報に基づき、これに対応するモデルとの適合処理を実行、移動体201の絶対位置と姿勢角を算出して推定値の誤差を除去する。電子タグ206cを検出した場合は、周辺に人工ランドマークが存在しないため、人工ランドマークを画像情報から抽出する処理は実行しない。不要な処理を実行しないため、計算機208の処理負荷は軽減される。
このように、本発明によれば電子タグから取得するパラメターによって必要な処理のみを実行でき、更に、ランドマークの種類などの処理パラメターを利用することで処理負荷を軽減するとともに、処理結果の妥当性を検証し信頼性を高めることができるのである。
〈第2処理〉
続いて、計算機208(図2)で実行される第2処理の具体的内容を説明する。
第2処理は、環境情報処理結果113(図1)と移動経路指令115(図1)とを用いて誘導制御信号114(図1)を生成する。ここで誘導制御信号とは、車輪駆動回路205(図2)への駆動指令である。
まず、環境情報処理結果113に含まれる領域属性から、移動続行可否を判断する。電子タグ206a、206b、206cは、何れも通行可能の属性を有しているため、移動は続行される。通行不可能の属性を有する電子タグを検出した場合は速やかに減速停止するように誘導制御信号114を出力する。
移動続行の場合は、移動経路指令115(図1)と環境情報処理結果113(図1)に含まれる移動体201(図2)の絶対位置および姿勢角とから、移動体201の進行方向を決定する。そして前記領域属性に含まれる制限移動速度で決定した進行方向に向かうように、なおかつ急な加減速が発生しないように、目標移動速度を計算する。
計算された目標移動速度は、移動体201の速度に関する運動学関係式によって車輪回転目標速度に変換され、車輪駆動回路205への駆動指令として出力する。少ない処理負荷によって算出した誤差の少ない移動体201の絶対位置および姿勢角にもとづいた誘導制御を実行するので、移動体201を与えられた移動経路指令115に正確に沿って移動させることができる。
以上の実施例1では環境計測部102にCCDカメラ203を用いたが、レーザーレンジファインダーや超音波センサアレイなど、環境の特徴をとらえることができるセンサであれば何でも良い。この場合、人工ランドマークは図2の206として示したような図柄に限定されず、平板や円筒など、特徴的な表面形状を有する物体を用いることができる。レーザーレンジファインダーのような物体形状を子細に取得できるセンサであれば、電子タグ情報として人工ランドマークの種類の他に、人工ランドマークの寸法を含めることで、環境計測情報からの人工ランドマーク検出処理をより正確に実行できる。
更には、人工ランドマークに代えて、環境中に自然に存在する特徴点あるいは特徴領域を利用しても良い。例えば、建物内部のように壁面が進行方向の基準となるような環境では、壁そのものを姿勢角の基準ランドマークとして利用できる。
実施例1では、電子タグ情報は全て電子タグに電子タグ保持データとして保持させたが、電子タグには識別番号のみを保持させ、対応する電子タグ情報は、例えば計算機208の記憶領域など、外部記憶装置に前記識別番号で検索可能なデータベースとして保持してもよい。
この場合、環境情報処理部103では電子タグ情報112として検出電子タグの識別番号のみを受け取り、対応する電子タグ情報を前記データベースから取得する。
実施例1では、電子タグ情報として該電子タグから周辺の人工ランドマークまでの距離を保持するものとしたが、代わりに該電子タグに対する人工ランドマーク設置相対位置や設置領域を保持するようにしても良い。人工ランドマークを探索する領域を限定できるので、更なる処理負荷の軽減が可能である。
実施例1では、電子タグリーダー1台のみを電子タグ検出部として使用したが、電子タグの検出精度を高めるために複数の電子タグリーダーを並べた電子タグリーダーアレイを成して使用しても良い。
人工ランドマークと電子タグは、設置したときにその絶対位置や対応関係を求めて情報化しておけばよく、経路変更とは無関係である。
したがって、本発明による移動体の誘導システムでは、経路変更の自由度は非常に大きい。仮に人工ランドマークの追加や移動または除去などがあった場合は、該人工ランドマークに対応する電子タグ情報のみを書き換えることで対応可能である。
電子タグ情報は、対応電子タグの保持データを修正現場で書き換えるか、外部記憶装置にあるデータベースを書き換えることで容易に変更できる。
ところで、実際には領域の通行可能/通行禁止、制限移動速度などは、移動体の全幅、全高、駆動方法などの移動体固有の情報と、移動経路の道幅、天井までの高さ、さらに、曲線路の場合は曲率半径などの経路情報によって決定される。
実施例1では電子タグに保持する電子タグ周辺領域の属性として通行可能/通行禁止、制限移動速度、周辺ランドマーク有無などの該電子タグ周辺の情報を保持するとしたが、この方法では大きさや移動方法の異なる移動体に同一の電子タグ情報で対応するのは困難なため、移動体毎に異なる電子タグ情報を読む必要があり、結果的に電子タグの情報の肥大化と管理の複雑化を招く。
このため、電子タグに保持する電子タグ周辺領域の属性として、移動体が該電子タグを検出後に進むと予想される経路の幅、奥行き、高さの少なくとも1つ以上を情報として保持させ、移動体が自身の通行可能/通行禁止、制限移動速度を算出する。
即ち移動体は、移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路に関する情報を含む電子タグ情報112を環境情報処理部103に入力する。環境情報処理部103は前述した経路に関する情報と、自らが算出した移動体201の絶対位置および姿勢角とから、領域の通行可能/通行禁止、制限移動速度を、予め与えられた移動体の全幅、全高、駆動方法などの移動体固有の情報と前記電子タグ情報に基づいて検討し、出力する環境情報処理結果113に反映する。
これにより、種々の大きさや駆動方法の移動体に対して最小限の電子タグ情報で対応可能となり、電子タグ情報をより容易に管理できる。
また、電子タグに保持する電子タグ周辺領域の属性として、移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の曲線開始位置、曲線終了位置、曲率および曲率半径の少なくとも1つ以上を情報として保持させ、移動体自身が適切な移動経路や移動速度を計算するようにすれば、例えば予めコーナーの外側をできるだけ大回りして通過するようにするなど、屈曲路への進入角度や曲率を考慮して適切な移動経路や移動速度で屈曲路へ進入し、通過することができる。
また、電子タグに保持する電子タグ周辺領域の属性として、移動体が該電子タグを検出した後に通過する床面の傾斜、段差、材質、摩擦係数の少なくとも1つ以上を情報として保持させ、移動体自身がそれらの情報を基に適切な移動経路や移動速度を算出するようにすれば、例えば下り斜面の手前で減速したり、滑りやすい路面を避ける経路を走行するなど、床面の傾斜に応じた移動経路や移動速度で傾斜面に進入し、通過することができる。
また、電子タグに保持する電子タグ周辺領域の属性として、移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の明るさ、温度、屋根の有無の少なくとも1つ以上を情報として保持させ、移動体自身がそれらの情報を基にCCDカメラの教示画像を環境に応じて選択したり、走行可否を判断するようにすれば、予め計測した明るさに応じてカメラの教示画像を変更したり、温度、屋根の有無といった周辺環境に応じて走行可能か否かを判断したりすることができる。
本発明が上記方式1、2および特許文献3記載の発明と異なる点は、電子タグ情報として保持した処理パラメターを利用して環境情報処理の内容を限定することで、恒常的な処理負荷を激減させた点である。
例えば、多種多様な人工ランドマークを設置した環境であっても、検出すべき人工ランドマークの種類を事前に取得できる。
あるいは、環境計測情報中の人工ランドマーク探索領域を限定できるため、少ない処理負荷で確実に検出処理を遂行することができるのである。
更には、処理パラメターを利用して処理結果の妥当性を検証できるため、検出結果の信頼性が向上する。少ない処理負荷によって算出した誤差の少ない移動体の絶対位置および姿勢角にもとづいた誘導制御を実行するので、移動体を与えられた移動経路に正確に沿って移動させることができる。
また、処理負荷が少なくなった分、経路変更の処理を充実させることにより、環境の変化に対して柔軟なシステムを提供できる。
少ない処理負荷で移動体を与えられた移動経路に正確に沿って移動させることができ、経路変更の自由度も高いため、工場内搬送台車や家屋内サービスロボットなど、移動を伴う作業を遂行する多くの移動体に適用可能である。
本発明の移動体の誘導システム機能構成図である。 本発明の第1実施例における移動体の誘導システムのハードウェア構成図である。 本発明の第1実施例における電子タグ保持データ項目である。
符号の説明
101 本発明の移動体の誘導システム
102 環境計測部
103 環境情報処理部
104 電子タグ
105 電子タグ検出部
106 誘導制御部
111 環境計測情報
112 電子タグ情報
113 環境情報処理結果
114 誘導制御信号
201 移動体
202 駆動輪
203 CCDカメラ
204 回転エンコーダ−
205 車輪駆動回路
206a、206b、206c 電子タグ
207 電子タグリーダー
208 計算機
208m メモリ
209a、209b 人工ランドマーク

Claims (10)

  1. 移動体を所定の環境中で目的地まで誘導する移動体の誘導システムにおいて、
    前記環境中に個々に固有の識別番号を付与した電子タグを複数設置し、
    前記移動体には
    前記移動体周囲の環境を計測するための環境計測部と、
    前記環境計測部の計測結果に対して複数の処理を実行して結果を出力する環境情報処理部と、
    前記電子タグを検出して前記識別番号を含む電子タグ情報を取得・出力する電子タグ検出部と、
    前記環境情報処理結果から前記移動体の誘導制御信号を生成する誘導制御部と、
    を備え、更に、
    前記電子タグは、前記識別番号に加えて、前記環境情報処理部で必要とする処理パラメターを電子タグ情報として保持していること
    を特徴とする移動体の誘導システム。
  2. 移動体を所定の環境中で目的地まで誘導する移動体の誘導システムにおいて、
    前記環境中に個々に固有の識別番号を付与した電子タグを複数設置し、
    前記移動体には
    前記移動体周囲の環境を計測するための環境計測部と、
    前記環境計測部の計測結果に対して複数の処理を実行して結果を出力する環境情報処理部と、
    前記電子タグを検出して前記識別番号を含む電子タグ情報を取得する電子タグ検出部と、
    前記環境情報処理結果から前記移動体の誘導制御信号を生成する誘導制御部と、
    を備え、更に、
    前記識別番号と前記環境情報処理部で必要とする処理パラメターとを対応付けたデータベースを有していること、
    を特徴とする移動体の誘導システム。
  3. 前記処理パラメターは、該電子タグ周辺に存在するランドマークの種類を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の移動体の誘導システム。
  4. 前記処理パラメターは、該電子タグ周辺に存在するランドマークの存在領域を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  5. 前記処理パラメターは、該電子タグ周辺に存在するランドマークの絶対位置および絶対姿勢角度を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  6. 前記電子タグ検出部は、複数の電子タグリーダーを並列してなる電子タグリーダーアレイであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  7. 前記処理パラメターは、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の幅、奥行き、高さの少なくとも1つ以上を情報として含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  8. 前記処理パラメターは、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の曲線開始位置、曲線終了位置、曲率および曲率半径の少なくとも1つ以上を情報として含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  9. 前記処理パラメターは、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する床面の傾斜、段差、材質、摩擦係数の少なくとも1つ以上を情報として含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
  10. 前記処理パラメターは、前記移動体が該電子タグを検出した後に通過する経路の明るさ、温度、屋根の有無の少なくとも1つ以上を情報として含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の移動体の誘導システム。
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