JP4369072B2 - 金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造及びジョイント構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば立体トラス構造などに用いられる金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造及びジョイント構造に関する。
【0002】
【関連する技術】
例えば立体トラス構造における鋼管などの金属製パイプ材からなる上下の弦材や斜材のジョイント部の構造として、従来より、ボールジョイント形のものが提供されているが、このボールジョイント形は、ボールやパイプ材の端部の金物が特殊なものからなり、コストが高くついてしまう。そのため、これに代わるジョイント構造として、パイプ材の端部を偏平に加工し、この偏平端部をジョイント部材のプレート部分にボルト等で接合してジョイントするようにしたものが提供されている。
【0003】
このプレートジョイント形において、金属製パイプ材の端部を偏平に加工しただけでは、支持耐力を必ずしも充分には確保しえないことがあるので、これを解決するための手段として、図7に示すように、パイプ材本体52の端部に金属製の端部補強用内パイプ材53を嵌め込んでパイプ材本体52の端部を内パイプ材53も含めて偏平化したうえ、これらパイプ材52,53を溶接W,Wで接合一体化し、そして、パイプ材本体52の偏平端部52aの面内に形成したジョイント用の孔54にボルトなどを通し、ジョイント部材のプレート部分にジョイントする構造とすることが考えられる。
【0004】
この内パイプ材53を使用する偏平端部形の構造において、これまでに考えられている具体的構造は、同図に示すように、補強用の内パイプ材53がその外端位置をパイプ材本体52の外端位置よりも外方に突出させるようにパイプ材本体52に嵌め込まれて偏平に加工され、そして、この偏平端部52aの先端部において、パイプ材本体52の外端よりも外方に突出する内パイプ材53の突出偏平部53aを挟む両側をそれぞれ溶接W,Wすることで、パイプ材本体52と内パイプ材53とを接合一体化するものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の構造は、パイプ材本体52の外端から突出する内パイプ材53の突出部53aを挟んだ両側を溶接W,Wするものであるため、側方から見た場合に溶接ビード部W,Wが露出して見えてしまい、部品としてのパイプ材51の外観体裁を悪くすることがあるという問題があった。特に、例えば、立体トラス構造において、偏平端部の一方の面が外に露出していまうようなジョイント構造を採用する場合には、立体トラス構造の外観体裁を悪くしてしまいやすい。
【0006】
しかも、パイプ材本体52と内パイプ材53とを接合一体化するのに、内パイプ材53の突出偏平部53aを挟む両側を溶接W,Wしなければならず、溶接に手間を要するという問題があった。
【0007】
また、内パイプ材53の外端は、偏平に加工されて周壁が重なり状態になっているだけであり、重なり部分の隙間を通じて外の空気が中に入り込み、内パイプ材53からパイプ材本体52の内部にわたって錆びなどの腐蝕を生じさせるおそれがあるという問題もあった。特に、上記の偏平端部52aでは、内パイプ材53の突出偏平部53aを挟む両側をそれぞれ溶接W,Wしたものであり、溶接ビートW,Wが周方向に連続しておらず、そのため、パイプ材本体52と内パイプ材53との間の隙間を通じて外の空気が中に入り込み、この隙間が腐蝕をより一層促進させることもありうる。特に、図示しないが、実際には、内パイプ材53の外径は、パイプ材本体52の内径よりも小さく、そのため、内パイプ材53をパイプ材本体52の端部に挿入して偏平に加工すると、偏平部分の左右にトンネル状の隙間を生じ、そこから外の空気が内部に入り込み易く、これが腐蝕を促進させてしまいやすい。
【0008】
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑み、補強用パイプ材とパイプ材本体とを接合する溶接部が側方に露出しないようにして側方からの外観体裁を良好なものにすることができ、しかも、補強用パイプ材とパイプ材本体との溶接を手間を要さず行うことができ、また、内部での腐蝕を防ぐことができる金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造等を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、金属製パイプ材本体の端部に金属製の端部補強用内パイプ材がその外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも内方に後退させるように嵌め込まれていると共に、パイプ材本体の端部が補強用内パイプ材も含めて偏平化されており、
補強用内パイプ材の外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも内方に後退させたことにより形成されるパイプ材本体の偏平端部の外端の凹所内が溶接され、この溶接によってパイプ材本体と補強用内パイプ材とが接合一体化され、
偏平端部の面内にジョイント用の孔が貫通して設けられてジョイント部が形成されていることを特徴とする金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造によって解決される。
【0010】
この構造では、補強用内パイプ材の外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも内方に後退させ、パイプ材本体の偏平端部の外端の凹所内を溶接することで、パイプ材本体と補強用内パイプ材とが接合一体化されたものであるから、溶接金属は、この凹所内に隠され、そのため、この溶接部が側方に露出せず、部品としての側方からの外観体裁を良好なものにすることができ、また、このパイプ材を構造物に使用して偏平端部の一方の面が外に露出してしまうような場合であっても、構造物の外観体裁を良好なものにすることができる。
【0011】
しかも、パイプ材本体の偏平端部の外端の凹所内を溶接することでパイプ材本体と補強用内パイプ材とが接合一体化されているものであるから、溶接はこの凹所内に対して行えばよく、突出部を挟む両側を溶接しなければならないのとは異なり、溶接を手間をかけずに行うことができる。
【0012】
上記の溶接によって、パイプ材本体の偏平端部の外端が凹所内の溶接金属で密閉状態に塞がれている場合は、内パイプ材の外端周壁の重ね合わせ部分も同時にこの溶接金属で塞がれ、内パイプ材の内部に外の空気が入り込むことはないし、また、パイプ材本体の外端が凹所内の溶接金属で塞がれることで、パイプ材本体と内パイプ材との間に外の空気が入り込むこともなく、従って、パイプ材本体であるか内パイプ材であるかを問わず、内部での腐蝕を防ぐことができる。特に、内パイプ材の外径がパイプ材本体の内径よりも小さく、そのため、偏平化されることで左右にトンネル状の隙間を生じるような場合であっても、これら隙間を溶接金属が塞いで内部腐蝕を防ぐことができる。溶接も凹所内に対して行えばよいから、溶接に手間を要することもない。
【0013】
この場合に、パイプ材の偏平端部が、取付け側のプレート部にボルトで摩擦接合されていると、ジョイント用孔に起因する内部腐蝕も防ぐことができ、内部腐蝕をより一層確実に防ぐことができる。
【0014】
また、金属製パイプ材本体の端部に金属製の端部補強用外パイプ材がその外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも外方に突出させるように嵌合されていると共に、パイプ材本体の端部が補強用外パイプ材も含めて偏平化されており、
補強用外パイプ材の外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも外方に突出させたことにより形成される外パイプ材の偏平端部の外端の凹所内が溶接され、この溶接によってパイプ材本体と補強用外パイプ材とが接合一体化され、
偏平端部の面内にジョイント用の孔が貫通して設けられてジョイント部が形成されていることを特徴とする金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造であってもよい。この構造によっても、同様に、補強用パイプ材とパイプ材本体とを接合する溶接部が側方に露出しないようにして側方からの外観体裁を良好なものにすることができ、しかも、補強用パイプ材とパイプ材本体との溶接を手間を要さずに行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
本実施形態における金属製パイプ材は、例えば、立体トラスにおける上下の弦材及び斜材に用いられるもので、図1に示す第1実施形態の金属製パイプ材1において、2はパイプ材本体、3は補強用の内パイプ材である。
【0017】
パイプ材本体2と内パイプ材3とはいずれも鋼管材からなっており、パイプ材本体2の端部に、内パイプ材3がその外端位置をパイプ材本体2の外端位置よりも内方に後退させるようにして嵌め込まれており、パイプ材本体2の端部が内パイプ材3とともに偏平化されている。
【0018】
そして、内パイプ材3の外端位置をパイプ材本体2の外端位置よりも内方に後退させたことでパイプ材本体2の偏平端部2aの外端に線状の凹所4内が形成され、この凹所4内で溶接Wされ、この溶接Wによってパイプ材本体2と補強用内パイプ材3とが接合一体化されると共に、凹所4内の溶接金属Wでパイプ材本体2の偏平端部2aの外端が密閉状態に塞がれている。
【0019】
更に、パイプ材1の偏平端部1aの面内にジョイント用の孔5が1つ貫通して設けられ、この偏平端部1aが立体トラスにおけるジョイント部材へのジョイント部に形成されている。
【0020】
なお、内パイプ材3の内端位置は、最低限、ジョイント用の孔5を越えるような長さ寸法のものであればよいが、本実施形態では、パイプ材本体2の偏平端部2aを越えて円形管部内に入り込むように設計されていて、パイプ材本体2の偏平端部2a内から漸次形状変化部2b内を介して円形管部2c内に至る範囲に内パイプ材3が存在するようになされて内パイプ材3によるパイプ材本体2の端部補強効果が高められるようになされている。
【0021】
上記のパイプ材1では、パイプ材本体2と内パイプ材3との溶接は、内パイプ材3の外端位置をパイプ材本体2の外端位置よりも内方に後退させたことにより形成されるパイプ材本体2の偏平端部2aの外端の凹所4内で行われているから、溶接金属Wは、この凹所4内に隠され、そのため、この溶接部Wが側方に露出することはなく、側方からの外観体裁を、部品としてのパイプ材1として良好なものにすることができる。この場合、パイプ材1の端面をグラインダーで仕上げるようにすれば、体裁をより良好なものにすることができ、その場合に、端面に対する仕上げでよいから、仕上げに手間を要することもない。
【0022】
しかも、このように凹所4内を溶接Wするものであるから、溶接Wを手間をかけずに行うことができる。
【0023】
そして、上記の溶接Wによって、パイプ材本体2の偏平端部2aの外端が凹所4内の溶接金属Wで密閉状態に塞がれているので、内パイプ材3の外端周壁の重ね合わせ部分も同時にこの溶接金属Wで塞がれ、内パイプ材3の内部に外の空気が入り込むことはないし、また、パイプ材本体2の外端が凹所4内の溶接金属Wで塞がれることで、パイプ材本体2と内パイプ材3との間に外の空気が入り込むこともなく、従って、パイプ材本体2であるか内パイプ材3であるかを問わず、パイプ材1において内部での腐蝕を防ぐことができる。そのための溶接Wも凹所4内に対して行えばよいから、溶接Wに手間を要することもない。
【0024】
このパイプ材1は、上に述べたように、例えば立体トラス構造における弦材及び斜材として用いられ、図2(イ)に示すように、その偏平端部1aが、ジョイント部材6の2つのプレート部6a,6a間に挟み込まれ、1本のボルト7で偏平端部1aの両側二面においてプレート部6a,6aと摩擦接合されることによりジョイントされ、立体トラスを形成する。
【0025】
このボルト連結状態において、パイプ材1に引張り力や圧縮力が作用すると、パイプ材本体2の端部を内パイプ材3が補強しそれに強固に耐える。即ち、ジョイント部材6のプレート部6a,6aとパイプ材1の偏平端部2aとの間に万一滑りを生じたような場合であっても、引張りの場合であるか、圧縮の場合であるかを問わず、パイプ材1の偏平端部1aは、パイプ材本体2と内パイプ材3とが溶接Wにより一体化されていることで増肉効果を発揮するので、図2(ロ−1)(ロ−2)に示すように、パイプ材1に作用する軸力に強固に耐えることができる。
【0026】
更に、パイプ材1の偏平端部1aは、ジョイント部材6のプレート部6aにボルト7で摩擦接合されているので、パイプ材1の偏平端部1aの孔5を通じて内部に外の空気が入ってしまうのも防ぐことができ、内部腐蝕をより一層確実に防ぐことができる。
【0027】
なお、パイプ材本体2と内パイプ材3との一体性をより一層高いものにする必要がある場合には、図3(ハ)に示すように、パイプ材1の偏平端部1aをその面内においてスポット溶接Ws…するようにしてもよい。スポット溶接Wsは、偏平端部の面内の複数箇所において行われていてもよいし、一箇所において行われていてもよい。スポット溶接なら、偏平端部1aの面内であっても、外観体裁を悪くすることはないし、ジョイント部材6のプレート部6aとのジョイントに支障を生じさせないような溶接も可能である。
【0028】
図3(イ)は、上記のパイプ材1の偏平端部1aが、ジョイント部材6の1つのプレート部6aの片面に重ねられ、1本のボルト7でプレート部6aと摩擦接合されることでジョイントされ、例えば立体トラスを形成するようになされたものである。この場合も、パイプ材1の偏平端部1aは、パイプ材本体2と内パイプ材3とが溶接Wにより一体化されていることで増肉効果を発揮し、摩擦接合面に滑りを生じたような場合であっても、図3(ロ−1)(ロ−2)に示すように、パイプ材1に作用する軸力に強固に耐えることができる。のみならず、パイプ材1の偏平端部1aにおいて、ジョイント部材6のプレート部6aが接合されている側の面と反対側の面は、ジョイント部材6のプレート部に隠されることなく外部に露出することになるが、パイプ材本体2と内パイプ材3との溶接部Wは、パイプ材本体2の外端の凹所内で行われているから、露出する側の面に溶接部Wがみだりに露出することはなく、トラス構造としての外観体裁を良好なものにすることができる。
【0029】
図4乃至図6に示す第2実施形態のパイプ材1は、パイプ材本体2の端部に、補強用の外パイプ材9がその外端位置をパイプ材本体2の外端位置よりも外方に突出させるように嵌合され、パイプ材本体2の端部が外パイプ材9も含めて偏平化されている。
【0030】
そして、外パイプ材9の外端位置をパイプ材本体2の外端位置よりも外方に突出させたことによって外パイプ材9の偏平端部9aの外端に凹所4内が形成され、この凹所4内で溶接Wされ、この溶接Wによってパイプ材本体2と補強用外パイプ材9とが接合一体化されると共に、凹所4内の溶接金属Wで、外パイプ材9の偏平端部9aの外端が密閉状態に塞がれている。5は、偏平端部1aにあけられたジョイント用の孔である。
【0031】
このパイプ材1では、パイプ材本体2と外パイプ材9との溶接Wは、外パイプ材9の偏平端部9aの外端の凹所4内で行われるから、同様に、溶接金属Wは、この凹所4内に隠され、そのため、この溶接部Wが側方に露出せず、パイプ材1の側方からの外観体裁を、部品としても、構造物の構成部材としても良好なものにすることができ、しかも、溶接Wを手間を要さず行うことができる。
【0032】
更に、パイプ材本体2の端部は、凹所4内の溶接金属Wで塞がれているから、外の空気がパイプ材本体2の内部に入ってしまうことはなく、パイプ材本体2内部での腐蝕を防ぐことができる。この場合、必要に応じて、外パイプ材9の基端部とパイプ材1の外周部とを全周溶接するようにすることで、外パイプ材9とパイプ材1との間の隙間に外の空気が入り込むのも防ぐことができる。
【0033】
その他、図5及び図6に示すように、立体トラス構造の弦材や斜材などとして用いるため、ジョイント部材6のプレート部6aにボルト7で両面摩擦接合されたり、あるいは、片面摩擦接合さたり、また、図示しないが、偏平端部1aに必要に応じてスポット溶接が施されたりするのは、第1実施形態の場合と同様である。
【0034】
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で、各種の変更が可能である。例えば、パイプ材1とジョイント部材6のプレート部6a,6aとは、ボルト7による摩擦接合に替えて、ピンでジョイントされていてもよい。また、本発明のパイプ材は、立体トラス構造における弦材や斜材としてのほか、例えば、鉄骨などの骨組み構造におけるブレース材などして用いられてもよく、その用途に特段の制限はない。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおりのものであるから、補強用パイプ材とパイプ材本体とを接合する溶接部が側方に露出しないようにして側方からの外観体裁を良好なものにすることができ、しかも、補強用パイプ材とパイプ材本体との溶接を手間を要さず行うことができる。また、内部での腐蝕を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパイプ材の端部構造を示すもので、図(イ)は側面図、図(ロ)は平面断面図、図(ハ)は図(ロ)の要部拡大図、図(ニ)は端面図、図(ホ)は斜視図である。
【図2】図(イ)は立体トラス構造においてこのパイプ材の偏平端部をジョイント部材と両面摩擦接合してジョイントした状態の平面断面図、図(ロ−1)はパイプ材に引張りの軸力が作用した場合の平面断面図、図(ロ−2)はパイプ材に圧縮の軸力が作用した場合の平面断面図である。
【図3】図(イ)は立体トラス構造においてこのパイプ材の偏平端部をジョイント部材と片面摩擦接合してジョイントした状態の平面断面図、図(ロ−1)はこのパイプ材に引張りの軸力が作用した場合の平面断面図、図(ロ−2)はこのパイプ材に圧縮の軸力が作用した場合の平面断面図、図(ハ)はパイプ材の端部構造の変更例を示す側面図である。
【図4】第2実施形態のパイプ材の端部構造を示すもので、図(イ)は側面図、図(ロ)は平面断面図、図(ハ)は図(ロ)の要部拡大図、図(ニ)は端面図、図(ホ)は斜視図である。
【図5】図(イ)は立体トラス構造においてこのパイプ材の偏平端部をジョイント部材と両面摩擦接合してジョイントした状態の平面断面図、図(ロ−1)はパイプ材に引張りの軸力が作用した場合の平面断面図、図(ロ−2)はパイプ材に圧縮の軸力が作用した場合の平面断面図である。
【図6】図(イ)は立体トラス構造においてこのパイプ材の偏平端部をジョイント部材と片面摩擦接合してジョイントした状態の平面断面図、図(ロ−1)はこのパイプ材に引張りの軸力が作用した場合の平面断面図、図(ロ−2)はこのパイプ材に圧縮の軸力が作用した場合の平面断面図である。
【図7】関連する技術を示すもので、図(イ)はパイプ材の端部構造の側面図、図(ロ)は同平面断面図、図(ハ)は図(ロ)の要部拡大図、図(ニ)は同端面図である。
【符号の説明】
1…金属製パイプ材
1a…偏平端部
2…パイプ材本体
2a…偏平端部
3…内パイプ材
4…凹所
W…溶接部
5…ジョイント用の孔
6…ジョイント部材(取付け側)
6a…プレート部
7…ボルト
9…外パイプ材
9a…偏平端部
Claims (4)
- 金属製パイプ材本体の端部に金属製の端部補強用内パイプ材がその外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも内方に後退させるように嵌め込まれていると共に、パイプ材本体の端部が補強用内パイプ材も含めて偏平化されており、
補強用内パイプ材の外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも内方に後退させたことにより形成されるパイプ材本体の偏平端部の外端の凹所内が溶接され、この溶接によってパイプ材本体と補強用内パイプ材とが接合一体化され、
偏平端部の面内にジョイント用の孔が貫通して設けられてジョイント部が形成されていることを特徴とする金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造。 - 前記溶接によって、パイプ材本体の偏平端部の外端が凹所内の溶接金属で密閉状態に塞がれている請求項1に記載の金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造。
- 請求項2に記載のパイプ材の偏平端部が、取付け側のプレート部にボルトで摩擦接合されていることを特徴とするジョイント構造。
- 金属製パイプ材本体の端部に金属製の端部補強用外パイプ材がその外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも外方に突出させるように嵌合されていると共に、パイプ材本体の端部が補強用外パイプ材も含めて偏平化されており、
補強用外パイプ材の外端位置をパイプ材本体の外端位置よりも外方に突出させたことにより形成される外パイプ材の偏平端部の外端の凹所内が溶接され、この溶接によってパイプ材本体と補強用外パイプ材とが接合一体化され、
偏平端部の面内にジョイント用の孔が貫通して設けられてジョイント部が形成されていることを特徴とする金属製パイプ材の端部ジョイント部の構造。
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