JP4368715B2 - ねじ打込装置 - Google Patents

ねじ打込装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4368715B2
JP4368715B2 JP2004088652A JP2004088652A JP4368715B2 JP 4368715 B2 JP4368715 B2 JP 4368715B2 JP 2004088652 A JP2004088652 A JP 2004088652A JP 2004088652 A JP2004088652 A JP 2004088652A JP 4368715 B2 JP4368715 B2 JP 4368715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
driver bit
shaft member
piston
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004088652A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005271144A (ja
Inventor
憲 荒田
和恵 對馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2004088652A priority Critical patent/JP4368715B2/ja
Publication of JP2005271144A publication Critical patent/JP2005271144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4368715B2 publication Critical patent/JP4368715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)

Description

本発明は、ドライバビットの先端をねじ頭部に係合させ、係合したねじをドライバビットの前進により被打込材に浅く打込み、その後、ドライバビットを回転させながらねじを被打込材にねじ込む、ねじ打込装置に関する。
ドライバビットの先端をねじ頭部の溝に嵌合させ、嵌合したねじをドライバビットの前進によりねじ連結帯から外し、ドライバビットを回転させつつねじを被打込材に打込むねじ打込装置は、特開平9−216170号公報(特許文献1)に記載されている。特開平9−216170号公報に記載されたねじ打込装置は、シリンダ内面に接しつつシリンダの軸方向に往復動可能な中空のメインピストンと、メインピストンの中空部をサブシリンダとしてメインピストン内をシリンダの軸方向に往復動可能なサブピストンと、メインピストンの中空部であるサブシリンダ内の、サブピストンとドライバビットとの間に設けられたエアモータとを有し、ノーズに連結帯で送られてきたねじをドライバビットがノーズから打ち出してねじ先端を被打込材に浅く打込むまでの間、メインピストンによる強い押付け力でドライバビットを前進させ、ねじが被打込材に浅く打込まれた後、サブピストンの前進による弱い押付け力でドライバビットを更に前進させつつ、エアモータでドライバビットを回転させて被打込材にねじ込む構成にされている。このねじ打込装置は、ねじ先端を被打込材に所定の深さまで打込むまでは高速で打込むのが可能になり、その後のねじ込みは2〜3Kg程度の弱い押付け力で行って、ねじを確実にねじ込むとともに、装置への反動を減少している。このねじ打込装置は、ねじ打ちの高速化と反動の少なさで好評を得ている。
特許文献1に記載のねじ打込装置を改良する特開平11−170180号公報(特許文献2)に開示されたねじ打込装置は、メインピストンとサブピストンとエアモータとを包含し、ドライバビットの先端に係合したねじをドライバビットの前進により被打込材に浅く打込み、その後、ドライバビットを回転させながらねじを被打込材に打込む。このねじ打込装置では、メインピストンのストローク長さが、ドライバビットの先端がねじ頭部溝に係合してねじをねじ連結帯から外すまでの長さに設定され、メインピストン及びサブピストンの全ストローク長さが、両ピストンが最前進位置にあるとき、ドライバビットがねじをねじ打込装置の先端から足先を突出させる長さに設定されて、トリガの引き操作によってねじの足先をねじ打込装置から突出させる構成にされている。トリガの引き操作によってねじの足先をねじ打込装置先端から突出させるので、ねじ先端を被打込材の所定の位置に正確にあてがうのが簡単になり、また、ねじをチャック先端に装填する作業も不要になる。
特開昭63−2675号公報(特許文献3)、及び特開2002−254343号公報(特許文献4)には、電動モータを用いて、ドライバビットの前進と回転とを行えるようにした構造のねじ打込装置が開示されている。
特開平9−216170号公報 特開平11−170180号公報 特開昭63−2675号公報 特開2002−254343号公報
特許文献1及び特許文献2に示されたねじ打込装置は、ドライバビットの回転のために圧縮空気によって動作するエアモータを用いているので、圧縮空気を多く消費している。また、エアモータがメインピストンの内部に設けられる構造で複雑になっている。特許文献3及び特許文献4に開示されたねじ打込装置にはねじの打込みのために電動モータが設けられているので電源設備を必要とするが、例えば、ねじ打込装置が多く用いられる建築現場等においては電源設備が完備されていることは少なく、電源設備の設置を強いられる不利がある。また、かかるねじ打込装置は、特許文献1や特許文献2のねじ打込装置のような、ねじを強いドライバビットの前進により被打込材に浅く打込み、その後ドライバビットを回転させながらねじを被打込材にねじ込むという、2段階打込みを行わないのでねじ込み作業に時間がかかっている。
従って、本発明の目的は、ねじを強いドライバビットの前進により被打込材に浅く打込んだ後ドライバビットを回転させながらねじを被打込材にねじ込む、2段階打込みを行うねじ打込装置であって、圧縮空気を多量に消費するのを防止するねじ打込装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため、本発明によれば、メインシリンダと、メインシリンダ内に往復動可能に収容されたメインピストンと、メインピストンに連結されて、メインピストンによって軸線方向に前進及び後退させられるドライバビットと、メインピストンの中に設けられてドライバビットを回転させるモータとを包含し、ねじの先端を被打込材に浅く打込むまでの間、メインピストンによる強い押付け力でドライバビットを前進させてノーズにあるねじを被打込材に打込み、ねじが被打込材に浅く打込まれた後モータによってドライバビットを回転させてねじを被打込材に所定深さまでねじ込む、ねじ打込装置であって、前記モータは、多数のボールがその中を転動できる第1螺旋溝が周面に形成されたシャフト部材と、シャフト部材をその軸回りに回転可能に受入れて保持する貫通穴が形成され、該貫通穴の内面にはシャフト部材の第1螺旋溝を補足してボールを転動可能に収容する螺旋通路を形成する第2螺旋溝が形成されたナット部材と、第1螺旋溝と第2螺旋溝とから形成された螺旋通路に収容される多数のボールとを包含する、ボールねじ機構ユニットで構成され、ナット部材がメインピストンの内側部分に回転せずに且つ軸方向に移動しないように固定され、シャフト部材は、メインピストンの内側に軸回りに回転可能に且つ軸方向に移動可能に収容されるとともに、ドライバビットに連結されており、シャフト部材に軸方向に前進させる押圧力が加わると、該シャフト部材がボールねじ機構によってドライバビットを軸回りに回転させつつ前進させるものであり、前記押圧力は、圧縮空気または燃焼ガス等の加圧気体によって得られ、前記ねじが被打込材に浅く打込まれた後、前記メインピストンの内側には前記加圧気体が流入されて前記シャフト部材に前記押圧力が加えられる、ことを特徴とするねじ打込装置が提供される。
上記のように、モータが、ボールねじ機構ユニットで形成されるため、例えば、圧縮空気をシャフト部材への押圧力に利用するだけで、ドライバビットを回転させることができ、これによって、エアモータのように多量の圧縮空気を連続的に消費することを防止することができ、また、メインピストンの内側の中空部分に設けられる、ボールねじ機構ユニットで成るモータはその構成が簡単であり、また小型化にも適しており、ねじ打込装置全体の重量を大きく軽減し、作業者への負担を軽減する。
上記ねじ打込装置において、シャフト部材の一端がドライバビットに連結され、該シャフト部材の他端にはメインピストンの内側をサブシリンダとして軸方向に移動可能なサブピストンが連結されており、サブピストンに前記押圧力が加わると、シャフト部材が押圧されてドライバビットとともに軸回りに回転しつつ軸方向に前進するように構成できる。
上記ねじ打込装置において、シャフト部材ナット部材との間には、シャフト部材に連結されたドライバビットを軸方向後方の引込み位置に維持するコイルばねが設けられるのが好ましく、前記の押圧力がない静止状態のときにはドライバビットを軸方向後方に引込んだ静止位置に維持することができる。また、ドライバビットの先端は、ねじ頭部の形状に合わせて、プラスドライバやマイナスドライバの先端や、六角ボックス形状に形成されているのが好ましい。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1には本発明に係るねじ打込装置1の全体の外観が示されている。ねじ打込装置1は、作業者が保持するハンドル2と、ドライバビットを駆動するための駆動部分を収容するハウジング3とを包含する。ハンドル2には、打込み動作を行うためのトリガ装置5が設けられ、トリガレバー6を引くことによってねじ打込装置が動作する。ハンドル2の端部7には、圧縮空気が供給されており、ハンドル2の空洞部分及びそれに続くハウジング3の空洞部分には圧縮空気が満たされて、圧縮空気のリザーバとなっている。ハンドル2には、ねじの連結帯をコイル状に巻回して収容するマガジン9が取付けられている。多数のねじを一定間隔で保持した連結帯は、マガジン9からフィーダ10に送られ、フィーダ10によってハウジング3の先端に延びるノーズ11に送られノーズの打込室にねじが1本ずつ配置される。
図2には、ハウジング3の内部及びハンドル2の一部の内部に設けられた、ねじ打込装置のドライバビットを駆動する駆動部分が示されている。ハウジング3には、図2の上下方向にほぼ全長に渡って延びるメインシリンダ13が設けられ、メインシリンダ13の内側には、ドライバビット14を上下動させるメインピストン15とドライバビット14を回転させるモータ17とが設けられている。メインピストン15及びモータ17の詳細な構成については、後に詳しく述べる。ハウジング3の下方には、マガジン9から供給される連結帯18に取り外し可能に保持された多数のねじ19がフィーダ10から送られるノーズ11が設けられている。フィーダ10には、コイルばね21によってノーズ11に向けて最前方位置に付勢されたフィードピストン22が設けられている。フィードピストン22には、メインシリンダ13のノーズ側の外周に形成されたリターンチャンバ23から圧縮空気が通路25を通して送られる。ノーズ11に配置されたねじを打込むためにメインピストン15が下降してリターンチャンバ23に圧縮空気が溜められ、その圧縮空気は通路25を通して送られ、フィードピストン22を押圧する。押圧されたフィードピストン22はコイルばね21のばね力に抗してノーズ11から遠ざかる後方位置に付勢され、後方位置に移動したフィードピストン22の先端に設けられた爪が連結帯18の次のねじのための送り穴に係合する。ねじ打込みが終ってメインピストン15が静止位置に戻り、リターンチャンバ23に圧縮空気がなくなると、フィードピストン22がコイルばね21によって最前方位置に復帰して爪が連結帯を前進させて、次のねじをノーズ11の打込室に配置する。
ハウジング3の内側において、メインシリンダ13の上部の外周にはメインバルブ26が設けられ、メインシリンダ13への圧縮空気の供給及びその停止を制御している。メインバルブ26は、ハンドル2及びハウジングの空洞部分である圧縮空気のリザーバ27からメインシリンダ13へ圧縮空気を供給するのを阻止する上方の静止位置(図2の位置)と、メインシリンダ13の上部へ圧縮空気を供給する下方の打込位置(図3〜図5)との間で移動する。なお、図6及び図7の復帰動作のときには、メインバルブ26は上方の静止位置に戻っている。メインバルブ26はトリガ装置5によって制御される。トリガ装置5において、トリガレバー6を引いていない通常時すなわち静止時においては、ハンドル2のリザーバ27の圧縮空気が、トリガバルブ29を通って、メインバルブ26の下方に設けられたメインバルブチャンバ30に供給され、メインバルブ26は上方に押されて静止位置をとる。静止位置にあるメインバルブ26は、その上方部分がハウジング3に固定されたシリンダステー31に密嵌してメインシリンダ13の上方への圧縮空気の供給を遮断する。打込みのためにトリガレバー6が引かれてトリガバルブピン33が押上げられる時(打込時)、トリガバルブ29は、メインバルブチャンバ30の圧縮空気をトリガバルブ29を通してトリガレバー6の付近から大気に排気する。この排気によって、メインバルブチャンバ30内の圧力が低下し、メインバルブ26を押上げる力がなくなり、リザーバ27の圧縮空気がメインバルブ26の上方部分に作用して、静止位置にあったメインバルブ26を下方の打込位置に移動させる(図3)。この移動によって、メインバルブ26がシリンダステー31から離れてメインシリンダ13の上部を開放し、リザーバ27から圧縮空気がメインシリンダ13の上部に供給される。メインバルブ26とトリガ装置5との関係は公知のねじ打込装置でよく知られているのでこれ以上の説明は省略する。
以下、ドライバビット14を上下動(往復動)させるメインピストン15と、ドライバビット14を回転させるモータ17とを含めて、本発明に係るねじ打込装置1のドライバビット14を駆動する構成の詳細について述べる。本発明に係るドライバビット14を往復動させるメインピストン15は、上端の円板形状のピストン本体15aと、内側にモータ17を収容する中空の円筒形状のハウジング部15bとから成り、メインシリンダ13内に、その内壁面に接しつつメインシリンダ13の軸方向に往復動可能に収容される。メインピストン15は、ねじ打込みを行わない場合、図2の静止位置(上死点)にあり、トリガ装置5の動作によってメインシリンダ13の上方にリザーバ27から圧縮空気が供給されると、図3の位置を経由して図4の打込位置に急激に移動する。この移動によってメインシリンダ13の下部外周に形成されたリターンチャンバ23に、メインピストン15の復帰のために圧縮空気が蓄えられる。打込みを終えて、トリガレバー6を釈放すると、メインバルブ26が静止位置に戻り、メインピストン15の上方へリザーバ27から圧縮空気が供給されなくなり、リターンチャンバ23から圧縮空気がメインピストン15の下面に作用して、メインピストン15を上方へ復帰させる。
メインピストン15のハウジング部15bの内側には、モータ17の構成部品である、シャフト部材34とナット部材35とボール37とが収容されている。モータ17は、多数のボール37が転動できる第1螺旋溝38が周面に形成されたシャフト部材34と、シャフト部材34をその軸回りに回転可能に受入れて保持する貫通穴39が形成され、貫通穴39の内面にはシャフト部材34の第1螺旋溝38を補足してボール37を転動可能に収容する螺旋通路を形成する第2螺旋溝41が形成されたナット部材35と、第1螺旋溝38と第2螺旋溝41とから形成された螺旋通路に収容される多数のボール37とを包含する、ボールねじ機構ユニットで構成される。ナット部材35には、第1螺旋溝38と第2螺旋溝41とから形成された螺旋通路を閉ループに形成してボール37を螺旋通路に閉じ込める復帰通路42が形成されている。図示の実施形態では、ナット部材35は、円筒形状のメインピストン15の内側に、軸回りに回転不能に且つ軸方向に移動しないように固定されている。他方、シャフト部材34は、ボール37を第1螺旋溝38及び第2螺旋溝41とから成る螺旋通路に収容した状態で、ナット部材35の貫通穴39に、軸回りに回転可能に且つ軸方向移動可能に収容される。シャフト部材34には、その先端(図の下端)にドライバビット14が連結され、ドライバビット14は、シャフト部材34の軸方向移動及び軸回りの回転に伴って軸方向移動及び軸回りの回転を行う。シャフト部材34の他端(図の上端)には、空洞に形成されたメインピストン15のハウジング部15bの内側をサブシリンダとして軸方向に移動するサブピストン43が連結されている。このサブピストン43に圧縮空気等による強力な押圧力がシャフト部材34をナット部材35に向けて押すように加えられると、シャフト部材34がナット部材35の中を下方に押されて、第1螺旋溝38及び第2螺旋溝41とから成る螺旋通路を多数のボール37が転動してシャフト部材34を軸回りに回転させつつ軸方向に移動させる。このため、シャフト部材34の先端に連結されたドライバビット14が軸回りに回転しつつ軸方向に移動し、ドライバビット14の先端に係合したねじが軸回りに回転しつつ軸方向に移動して、被打込材にねじ込まれる。
サブピストン43の上方にリザーバ27から圧縮空気を供給するため、メインピストン15の円筒ハウジング部15bの外周面には、圧縮空気の空気通路とメインシリンダ13の内面とのシールのためのO−リングとが設けられ、また、メインシリンダ13にもリターンチャンバ23に通じる穴にチェックバルブのためのシールリングが設けられている。先ず、メインピストン15のハウジング部15bの上方部分には、メインシリンダ13に面する側面部分に上端から軸方向に一定長さ延びる空気通路45が形成されている。空気通路45の下端側にはメインシリンダ13との間をシールするO−リング46が設けられ、メインピストン15の上端に加わる圧縮空気は、メインピストン15が打込み位置まで下降するまでは漏れないようにしてある。空気通路45に対応する外周位置のメインシリンダ13には、リターンチャンバ23の上方部分へ通じる穴47が形成されており、その穴47の外周には、リターンチャンバ23の圧縮空気が穴47へ逆流しないようにシールリング49がチェックバルブとして設けられている。更に、メインピストン15のハウジング部15bの内側には、リターンチャンバ23に溜まった圧縮空気を下方部分の穴50を経由してメインシリンダ13の下方からサブピストン43の上方に送る第2空気通路51が形成されている。
メインピストン15が図2の位置から図3の位置を経て図4の位置に至るまでは、メインピストン15の上面に供給された圧縮空気は、O−リング46によって空気通路45が遮断されて圧縮空気の漏れはないので、メインピストン15は確実に下方へ押圧される。メインピストン15が図4の位置に至ると、図5にも示すように、O−リング46がメインシリンダ13の穴47より下方に移動するので、メインピストン15の上面に加わっている圧縮空気が、矢印52に図示のように、空気通路45を通ってメインシリンダ13の穴47に至り、チェックバルブであるシールリング49を外方に押して、リザーバ27の圧縮空気がリターンチャンバ23に供給される。この圧縮空気はメインシリンダ13の下部穴50を通ってメインシリンダ13の内側に送られ、更に、メインピストン15の第2空気通路51を通ってサブピストン43の上面に供給される。これによって、サブピストン43の上面にはリザーバ27からリターンチャンバ23を通って送られた圧縮空気が供給されて、サブピストン43が、メインピストン15のハウジング部15bの内側をサブシリンダとして下方に強力に押圧される。サブピストン43に圧縮空気の押圧力がシャフト部材34をナット部材35に向けて押すように加えられると、シャフト部材34がナット部材35の方向に押されてシャフト部材34は、第1螺旋溝38及び第2螺旋溝41とその中のボール37によって軸回りに回転しつつ軸方向に移動して、モータ17として動作する。モータ17のシャフト部材34に連結されたドライバビット14が軸回りに回転しつつ軸方向に移動して、ドライバビット14がねじを被打込材にねじ込む。
シャフト部材34に連結されたサブピストン43とナット部材35との間には、サブピストン43がナット部材35から離れるように付勢するコイルばね53が、シャフト部材34の外周を囲むように設けられている。このコイルばね53は、サブピストン43に圧縮空気等の押圧力がない静止状態のときに、シャフト部材34に連結されたドライバビット14を静止位置である、軸方向後方の引込み位置に維持する。コイルばね53のばね付勢力は、押圧力がない静止状態のときにドライバビット14を軸方向後方に引込んだ静止位置に維持することができるものであればよい。
上記の実施形態では、ナット部材35がメインピストン15に不動に固定され、シャフト部材34が軸方向に移動可能で且つ軸回りに回転可能に配置されている。しかし、シャフト部材がメインピストン15に不動に固定され、ナット部材が軸方向に移動可能で且つ軸回りに回転可能に配置されてもよい。その場合には、ドライバビット14は可動のナット部材に連結される。また、ナット部材の端面に直接圧縮空気が作用するようにできるので、サブピストンを省略することもできる。
なお、上記の実施形態では、圧縮空気がモータ17の動力源として用いられている。しかし、他の動力源として、例えば、燃焼ガスを用いることもできる。また、図示のドライバビット14の先端54は、十字溝を有するねじに係合する形状に形成されている。しかし、先端54の形状は、打込むねじの頭部の形状に合わせて、例えば、マイナスドライバの先端や、六角ボックス形状等の任意の所望の形状に形成することができる。
以下、ねじ打込装置1の動作について図2〜図6を参照して説明する。ハンドル2の端部7のノズルにコンプレッサ等から圧縮空気を供給してハンドル2及びハウジング3の内部のリザーバ27に圧縮空気を満たす。図2の静止状態において、トリガレバー6は引かれていないので、圧縮空気がトリガバルブ29を通ってメインバルブチャンバ30に供給され、メインバルブ26が上方の静止位置にあって上方部分がシリンダステー31に密嵌して、メインシリンダ13の上端を密閉している。メインシリンダ13には圧縮空気が供給されないので、メインピストン15は上方の静止位置にあり、モータ17は動作せず、ドライバビット14も上方の静止位置にある。
図3において、作業者は、ねじ打込装置1のハンドル2を持って建材等の被打込材55の所定の位置にノーズ11の先端を押付けて、トリガレバー6を引いている。ノーズ先端が被打込材55の所定位置に押付けられてトリガレバー6が引かれているので、トリガバルブ29のバルブピン33が上がり、リザーバ27から圧縮空気が矢印57のように流れ込み、バルブステム58を下げる。その結果、メインバルブチャンバ30に溜められた圧縮空気がトリガバルブ29を通して大気中に排出される。この排気によって、メインバルブチャンバ30内の圧力が低下し、メインバルブ26を押上げる力がなくなるとともに、リザーバ27の圧縮空気がメインバルブ26の上方部分に作用して、静止位置にあったメインバルブ26を下方の打込位置に移動させる。メインバルブ26がシリンダステー31から離れてメインシリンダ13の上部を開放し、リザーバ27から圧縮空気が矢印59のようにメインシリンダ13の上部に供給される。メインシリンダ13に流入した圧縮空気は、メインピストン15を急速に且つ強力に押下げる。
メインピストン15の移動は、図3の位置を経由して図4の下死点位置まで続く。これによって、メインピストン15に収容されたモータ17が一緒に押下げられ、モータ17のシャフト部材34に連結されたドライバビット14が急速に且つ強力に押下げられ、ノーズ11の打込室にあったねじ19を連結帯18から外して被打込材55に打込む。この打込み深さはねじの先端を被打込材に浅く打込んで位置決めする程度に定められている。メインピストン15の下降によってその下方のメインシリンダ13内の圧縮空気は下部穴50を通ってリターンチャンバ23に溜められて、メインピストン15の復帰に用いられる。また、リターンチャンバ23の圧縮空気は、通路25を通してフィーダ10へ送られて、フィードピストン22を図5のように後退させ、次のねじをノーズ11の打込室に配置する準備をする。
図4の位置にメインピストン15が移動してねじ19が被打込材55に浅く打込まれた後も作業者はトリガレバー6を引いたままに維持している。メインピストン15が図4の位置に至ると、O−リング46がメインシリンダ13の穴47より下方に移動する。メインピストン15の外周面に設けられた空気通路45に送り込まれていたリザーバ27の圧縮空気は、O−リング46のシールが外れるので、穴47からリターンチャンバ23に入ろうとする。この様子が図5に示されている。図5において、メインピストン15の上面に加わっている圧縮空気が、矢印52に図示のように、空気通路45を通ってメインシリンダ13の穴47に至り、チェックバルブであるシールリング49を外方に押して、リザーバ27の圧縮空気がリターンチャンバ23に供給される。圧縮空気はメインシリンダ13の下部穴50を通ってメインシリンダ13の内側に送られ、更に、メインピストン15の第2空気通路51を通ってサブピストン43の上面に供給される(矢印61)。これによって、サブピストン43の上面にはリザーバ27からリターンチャンバ23を通って送られた圧縮空気が供給され、サブピストン43が、メインピストン15のハウジング部15bの内側をサブシリンダとして下方に強力にコイルばね53の付勢力を越えた力で押圧される。サブピストン43に圧縮空気の押圧力がシャフト部材34をナット部材35に向けて押すように加えられると、シャフト部材34がナット部材35の方向に押され、シャフト部材34は、第1螺旋溝38及び第2螺旋溝41とその中のボール37によって軸回りに回転しつつ軸方向に移動し、連結されたドライバビット14が軸回りに回転しつつ軸方向に移動して、モータ17として動作する。そのモータ17の作動によって、ドライバビット14の先端に頭部が係合したねじ19が、メインピストン15の打込みによって所定位置に位置決めされた場所で、被打込材55にねじ込まれる。この時、メインピストン15の下端面はメインシリンダ13の下方位置に設けたバンパー8に強く圧接されているため、両者の摩擦力によってメインピストン15及びナット部材35が回転することはない。
ねじ19の打込み後、作業者はノーズ11の先端を被打込材55から離し、トリガレバー6を釈放する。これによって、トリガ装置5のバルブピン33が下降し、トリガバルブ29を通してメインバルブチャンバ30にリザーバ27から圧縮空気が供給されてメインバルブ26を上方に押上げ、その上方部分がシリンダステー31に密嵌して、メインシリンダ13の上方への圧縮空気の供給を遮断する。他方、メインシリンダ13の下方のリターンチャンバ23に圧縮空気が溜められているので、メインピストン15の下面にその圧縮空気が押上げ力となって作用し、メインピストン15を上方の静止位置へ復帰させる。図6は、その復帰の途中の様子を示している。メインシリンダ13の上方部分には、リザーバ27から遮断されているので圧縮空気は供給されない。メインシリンダ13の上方部分の外周面には、シリンダシール63が設けられ、メインバルブ26が静止位置へ移動すると、メインシリンダ13の上方部分がハンドル2に設けられた排気通路62に通じるように開放する。これにより、メインピストン15の上側の空気はシリンダシール63の隙間から排気通路62を通り、ハンドル2の所定位置から大気へ排出される。このように、メインピストン15の上方の空気圧が減圧され、リターンチャンバ23に蓄えられている圧縮空気がメインピストン15の下面に作用するので、メインピストン15が上方の静止位置へ復帰することができる。
図6において、メインピストン15が押上げられ、メインシリンダ13の下部部分の容積が増すので、リターンチャンバ23の容積が増すことになり、リターンチャンバ23の容積が増えることに加えて、ノーズ11にドライバビット14との間はシールされていないのでその隙間からも空気は流出することができる。これらにより、サブピストン43に加えられていた圧縮空気は、第2空気通路51を通ってメインシリンダ13の下部部分及びリターンチャンバ23に排出されて、サブピストン43を押圧する力が無くなる。それにより、サブピストン43は、コイルばね53のばね付勢力によって上方の静止位置に復帰する。同時に、フィードピストン22に加えられていた圧縮空気もリターンチャンバ23に流出し、フィードピストン22はコイルばね21の力で前進させられ、次のねじをノーズ11の打込室に送る。これらによって、メインバルブ26、メインピストン15、サブピストン43が、それぞれ、図2の静止位置に復帰させられて、次のねじの打込みに備える。これにより、ねじ打込装置1の1つのねじの打込み動作を終了する。
本発明に係るねじ打込装置の全体概観図である。 図1のねじ打込装置の静止時における主要部の断面図である。 図1のねじ打込装置のねじの打込時における主要部の断面図である。 図1のねじ打込装置のねじの打込みを終えてねじ込みを開始する時における主要部の断面図である。 図1のねじ打込装置のねじ込みの完了時における主要部の断面図である。 図1のねじ打込装置の復帰の途中における主要部の断面図である。
符号の説明
1 ねじ打込装置
2 ハンドル
3 ハウジング
5 トリガ装置
6 トリガレバー
9 マガジン
10 フィーダ
11 ノーズ
13 メインシリンダ
14 ドライバビット
15 メインピストン
17 モータ
18 連結帯
19 ねじ
21 コイルばね
22 フィードピストン
23 リターンチャンバ
25 通路
26 メインバルブ
27 リザーバ
29 トリガバルブ
30 メインバルブチャンバ
31 シリンダステー
33 トリガバルブピン
34 シャフト部材
35 ナット部材
37 ボール
38 第1螺旋溝
39 貫通穴
41 第2螺旋溝
43 サブピストン
45 空気通路
46 O−リング
47 穴
49 シールリング
50 下部穴
51 第2空気通路
53 コイルばね
54 ドライバビット先端
55 被打込材
62 排気通路
63 シリンダシール

Claims (4)

  1. メインシリンダと、該メインシリンダ内に往復動可能に収容されたメインピストンと、該メインピストンに連結されて、該メインピストンによって軸線方向に前進及び後退させられるドライバビットと、該メインピストンの中に設けられて前記ドライバビットを回転させるモータとを包含し、ねじの先端を被打込材に浅く打込むまでの間、前記メインピストンによる強い押付け力でドライバビットを前進させてノーズにあるねじを被打込材に打込み、ねじが被打込材に浅く打込まれた後前記モータによって前記ドライバビットを回転させて前記ねじを被打込材に所定深さまでねじ込む、ねじ打込装置において、
    前記モータは、多数のボールがその中を転動できる第1螺旋溝が周面に形成されたシャフト部材と、前記シャフト部材をその軸回りに回転可能に受入れて保持する貫通穴が形成され、該貫通穴の内面には前記シャフト部材の第1螺旋溝を補足して前記ボールを転動可能に収容する螺旋通路を形成する第2螺旋溝が形成されたナット部材と、前記第1螺旋溝と第2螺旋溝とから形成された螺旋通路に収容される多数のボールとを包含する、ボールねじ機構ユニットで構成され、
    前記ナット部材が前記メインピストンの内側部分に回転せずに且つ軸方向に移動しないように固定され、前記シャフト部材は、前記メインピストンの内側に軸回りに回転可能に且つ軸方向に移動可能に収容されるとともに、前記ドライバビットに連結されており、前記シャフト部材に軸方向に前進させる押圧力が加わると、該シャフト部材がボールねじ機構によってドライバビットを軸回りに回転させつつ前進させるものであり、
    前記押圧力は、圧縮空気または燃焼ガス等の加圧気体によって得られ、前記ねじが被打込材に浅く打込まれた後、前記メインピストンの内側には前記加圧気体が流入されて前記他方の部材に前記押圧力が加えられる、
    ことを特徴とするねじ打込装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記シャフト部材の一端が前記ドライバビットに連結され、該シャフト部材の他端には前記メインピストンの内側をサブシリンダとして軸方向に移動可能なサブピストンが連結されており、該サブピストンに前記押圧力が加わると、前記シャフト部材が押圧されてドライバビットとともに軸回りに回転しつつ軸方向に前進する、ことを特徴とする装置。
  3. 請求項1又は2に記載の装置において、前記シャフト部材前記ナット部材との間に、前記シャフト部材に連結された前記ドライバビットを軸方向後方の引込み位置に維持するコイルばねが設けられ、前記押圧力がないときドライバビットを前記軸方向後方に引込んだ静止位置に維持する、ことを特徴とする装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の装置において、前記ドライバビットの先端は、ねじ頭部の形状に合わせて形成されている、ことを特徴とする装置。
JP2004088652A 2004-03-25 2004-03-25 ねじ打込装置 Expired - Fee Related JP4368715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088652A JP4368715B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ねじ打込装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004088652A JP4368715B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ねじ打込装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005271144A JP2005271144A (ja) 2005-10-06
JP4368715B2 true JP4368715B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=35171328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004088652A Expired - Fee Related JP4368715B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 ねじ打込装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4368715B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100937957B1 (ko) 2007-01-11 2010-01-22 임성규 공압을 이용한 펀칭 드라이버
JP5090018B2 (ja) * 2007-03-06 2012-12-05 株式会社マキタ ねじ打ち込み機
JP5382442B2 (ja) * 2009-09-30 2014-01-08 日立工機株式会社 燃焼式ネジ打ち機
JP5344246B2 (ja) * 2009-09-30 2013-11-20 日立工機株式会社 打込機
JP5660366B2 (ja) * 2010-06-14 2015-01-28 日立工機株式会社 燃焼式ねじ締め機
CN102355984B (zh) 2009-09-30 2014-11-05 日立工机株式会社 紧固件驱动工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005271144A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3793272B2 (ja) ねじ打込方法及び装置
EP2483037B1 (en) Fastener driving tool
JP4368715B2 (ja) ねじ打込装置
JP4481229B2 (ja) 固着具打込装置
JP4434848B2 (ja) 打込力切換え可能な固着具打込装置
JP3295925B2 (ja) 打ち込みネジの打ち回し機におけるモータのストップ機構
JP2007168035A (ja) 空気圧式ネジ打込み機におけるエアモータの停止制御機構
JPH11170180A (ja) ねじ打ち機
JP2004074315A (ja) 圧縮空気駆動ネジ締め機のエアモータ停止機構
JP2006305706A (ja) 空気圧工具における圧縮空気の流入調整機構
US6655472B1 (en) Device for producing an abrupt feed motion
JPH06246649A (ja) 打込み機の反動吸収装置
JP3988036B2 (ja) 圧縮空気駆動ネジ締め機
KR100558495B1 (ko) 나사박는 기계 자동정지장치
JP2503507Y2 (ja) 手動油圧工具
JP2603768Y2 (ja) 打込みネジ用施工工具
JP4099619B2 (ja) 空気圧式ネジ打ち機
JP2594079Y2 (ja) ネジの打ち込みねじ込み装置
JP2002127027A (ja) エアインパクトドライバ
JPS5941021Y2 (ja) フィ−ドピストン・シリンダ装置
JP2004122358A (ja) ねじ込み方法及びねじ込み装置
JP5985383B2 (ja) 打ち込み工具
JP5408458B2 (ja) 圧縮空気工具のスロットルバルブ機構
JP5660366B2 (ja) 燃焼式ねじ締め機
JP2006247809A (ja) 圧縮空気工具のスロットル操作機構

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060206

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060206

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060116

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060914

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090525

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees