JP5985383B2 - 打ち込み工具 - Google Patents

打ち込み工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5985383B2
JP5985383B2 JP2012282855A JP2012282855A JP5985383B2 JP 5985383 B2 JP5985383 B2 JP 5985383B2 JP 2012282855 A JP2012282855 A JP 2012282855A JP 2012282855 A JP2012282855 A JP 2012282855A JP 5985383 B2 JP5985383 B2 JP 5985383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
air
screw
driving tool
driver bit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012282855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014124713A (ja
Inventor
井上 一也
一也 井上
荒田 憲
憲 荒田
顕 芝原
顕 芝原
弘幸 福井
弘幸 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2012282855A priority Critical patent/JP5985383B2/ja
Publication of JP2014124713A publication Critical patent/JP2014124713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5985383B2 publication Critical patent/JP5985383B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

この発明は、圧縮エアを動力源として動作するビス打ち機等の打ち込み工具に関する。
例えば、上記の圧縮エア式のビス打ち機は、打ち込み案内部に供給した1本のビス(ねじ)の頭部をドライバビットで打撃しつつ締め込み方向に回転させてビットの締め込みを行うもので、圧縮エアを動力源として往復動するピストンと回転するエアモータを内装した工具本体部を備えている。工具本体部の打ち込み方向先端に上記打ち込み案内部が設けられている。エアモータはピストンと一体で往復動し、その出力軸にドライバビットが取り付けられている。ドライバビットの先端部は、打ち込み案内部内に至っている。打ち込み案内部には、工具本体部の打ち込み動作に連動して作動するビス供給部と多数のビスを収容したマガジンが併設されている。
工具本体部の側部には使用者が把持するハンドル部が設けられており、このハンドル部の基部付近には使用者が指先で操作するトリガ形式のスイッチレバーが設けられている。スイッチレバーを引き操作すると工具本体部のピストン上室に圧縮エアが供給されてピストンが下動し、またエアモータが回転してビス打ちがなされる。スイッチレバーの引き操作を解除するとピストン上室側に供給された圧縮エアがピストン下室側に流入してピストン及びエアモータが一体で上死点に戻される。
従来、このビス打ち機に関する技術として下記の特許文献には、排気通路を大径化して排気効率を高めることにより当該ビス打ち機の高出力化を図るための技術が開示されている。
特開2012−71369号公報
しかしながら、上記従来のビス打ち機については次のような解決すべき問題があった。ピストンの下動によりビスを打撃し、そのまま締め込み方向に押圧しつつエアモータで回転させる締め込み途中の段階では、ピストン及びエアモータの下動に伴ってピストン下室の容積が縮小する結果エア圧が徐々に高まっていく。ピストン下室のエア圧はピストン及びエアモータの上死点側に押し戻す方向に作用し、ビス締め込みのための推力(ビスを締め込み方向に押し付ける力)を低下させる方向に作用する。このため、ピストン下室のエア圧がピストン上室のエア圧に比して必要以上に高くなると、ビス締め込み方向の推力が十分に確保されなくなって迅速な締め込みがなされず、またいわゆるカムアウトを発生しやすくなる。
本発明は、ピストン下室のエア圧が必要以上に高くなることを回避して、当該打ち込み工具の作業性を一層高めることを目的とする。
上記課題は、以下の発明によって解決される。
第1の発明は、圧縮エアを駆動源としてピストンを下動させつつエアモータを回転させてドライバビットの先端部にセットしたビスを打撃しつつ回転させて締め込む打ち込み工具であって、ドライバビットの軸線方向の一部についてエア逃がし部を設け、ビスの締め込み過程の一部についてピストン下室の圧縮エアをこのエア逃がし部を経てピストン下室の外部に逃がす構成とした打ち込み工具である。
第1の発明によれば、ドライバビットの軸線方向の一部について設けられたエア抜き部を経てピストン下室のエア抜きが適切なタイミングでなされることにより、当該ピストン下室のエア圧がビス締め込み過程の一部について必要以上に高くなることが回避され、これによりピストン及びドライバビットの下動抵抗(エア圧)の高まりが抑制されてビスの締め込みを迅速に行うことができる。
また、ピストン上室のエア抜きがなされることによりドライバビットの下動抵抗を小さくすることにより、ビスの頭部に対するドライバビット先端部の適切な押し付け力を確保することができ、これによりいわゆるカムアウトを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、エア抜き部は当該ドライバビットの先端部を除く範囲に設けた打ち込み工具である。
第2の発明によれば、ドライバビットの下動当初であってビスの締め込み初期段階ではエア抜き部を機能させず、ピストン下動に伴ってピストン下室のエア圧(ピストンの下動抵抗)を適切に高めることによりビス打撃時に当該打ち込み工具が受ける反締め込み方向の反動が低減される。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、エア抜き部は当該ドライバビットの基端部を除く範囲に設けた打ち込み工具である。
第3の発明によれば、ピストンが下動端に至る手前の段階におけるピストン下室のエア抜きが回避されることにより、当該ピストン下室に十分な量のリターンエアを確保することができる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、ピストンの受圧面積について、ピストン上室側よりもピストン下室側が大きく設定された打ち込み工具である。
第4の発明によれば、ビス打撃時に当該打ち込み工具が受ける反締め込み方向の反動を低減することができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、エア抜き部として、ドライバビットの軸線方向一部について径が小さい細径部を設けた打ち込み工具である。
第5の発明によれば、エア抜き部を低コストかつ簡易な構成で設けることができる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、ピストンは、時間差をおいて二段階で下動する二段ピストンであり、後から下動する下段ピストンの下動過程でエア抜き部を機能させる構成とした打ち込み工具である。
第6の発明によれば、先に下動する上段ピストンの下動によりドライバビットの先端部がビスの頭部に打撃されて、当該ビスがビス締め込み材に打ち込まれる。その後、下段ピストンが下動することにより、ビスに対して締め込み方向の押し付け力が加えられる。ビスは、下段ピストンの下動に伴う押し付け力を受けつつエアモータの回転によりねじ軸回りに回転することにより、当該ビスがねじのリードにより締め込まれていく。
ピストンが相互に時間差をおいて下動する上段ピストンと下段ピストンに2分された二段ピストンであることにより、ビスのビス締め込み材に対する確実な打ち込みと、その後のねじのリードによる当該ビスの迅速かつ確実な締め込みを実現することができる。
本発明の実施形態に係る打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図は、非作動状態(初期状態)を示している。 本実施形態の打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図は、スイッチレバーの引き操作によりトリガバルブがオンした瞬間の状態を示している。 本実施形態の打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図は、ヘッドバルブが開かれてピストン上室に圧縮エアが供給されてピストン及びエアモータが一体下動し、ピストンがその下死点に至った時点の状態を示している。エアモータは下動途中である。 本実施形態に係る打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図では、工具本体部の下部及び打ち込み案内部が示されている。本図は、ドライバビットのエア抜き部が案内スリーブの内周孔内に進入した段階を示している。 本実施形態の打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図は、エアモータが回転しつつ下死点に至って、ビスの締め込みが完了した時点の状態を示している。 本実施形態の打ち込み工具の内部構造の側面図である。本図は、ピストン及びエアモータが上死点に戻される途中の状態を示している。
次に、本発明の実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る打ち込み工具1の全体の内部構造(初期状態)を示している。例示した打ち込み工具1は、いわゆるビス打ち機であって、1本のビスBを打撃しながら締め込み方向に回転させて締め込み材Wに締め込む機能を備えたエアツールである。締め込み材Wは、例えば木材地W2に石膏ボードW1を貼り付ける2層構造の壁面で、ビスB〜Bを石膏ボードW1を貫通して木材地W2に締め込むことにより、石膏ボードW1が木材地W2に貼り付け状態に固定される。
この打ち込み工具1は、工具本体部2とハンドル部3と打ち込み案内部4と打ち込み具供給装置5を備えている。工具本体部2は、概ね円筒体形状の本体ケース2aに、以下説明する打撃機構部10とエアモータ30等の各機構を内装した構成を備えている。工具本体部2の側部から使用者が把持するためのハンドル部3が側方へ突き出す状態で設けられている。このハンドル部3の先端側の図示が省略されている。このハンドル部3の先端にカプラを介して接続されたエアホースを経て当該ハンドル部3の内部に圧縮エアが貯留される。以下、このハンドル部3の内部であって、動力源としての圧縮エアが貯留される区画をリザーバ3aと言う。リザーバ3aは、本体ケース2aの内側であって打撃機構部10及びエアモータ30の周囲に区画された蓄圧室2bに常時連通されている。
このハンドル部3の基部付近に使用者が把持した手の指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー6と、その操作により作動するトリガバルブ40が設けられている。スイッチレバー6の操作に伴うトリガバルブ40のオンオフによって工具本体部2側に圧縮エアが給排気される。
打ち込み案内部4は、打ち込み通路4a内に供給された1本のビスBがドライバビット7で打撃されて締め込み材Wまで案内する機能を有するもので、工具本体部2の下部から下方(締め込み材W側)へ突き出す状態に設けられている。打ち込み案内部4の先端には、コンタクトアーム8が設けられている。ビス打ち込み部位にこのコンタクトアーム8を押し付けた状態でのみスイッチレバー6の引き操作が有効になって工具本体部2での打ち込み動作がなされ、これにより不用意な打ち込み動作が防止されるようになっている。この誤操作防止機構については従来公知であるの詳細な説明は省略する。
以下、リザーバ3aに供給された圧縮エアの流れに沿って上流側から工具本体部2の打撃機構部10とエアモータ30等の各機構について説明する。先ず、トリガバルブ40は、ハンドル部3の基部に設けたバルブケース部3b内に収容されている。スイッチレバー6を引き操作していない非作動状態では、トリガバルブ40がオフになっている。トリガバルブ40のオフ状態では、作動エア通路2cを経てヘッドバルブ上室11aに圧縮エアが供給された状態となっている。
ヘッドバルブ11は、ピストン上室12a内を蓄圧室2bに対して開閉する機能を有するもので、圧縮ばね13によって閉じ側に付勢されている。このため、作動エア通路2cを経てヘッドバルブ上室11aに圧縮エアが供給された状態では、開き側に作用する蓄圧室2bの圧縮エアとの間でエア圧が相互に打ち消し合う結果、ヘッドバルブ11は圧縮ばね13によって閉じ側に保持される。ヘッドバルブ11が閉じ状態に保持される結果、ピストン上室12aに圧縮エアが供給されず、従って工具本体2が非作動状態(初期状態)に保持される。
図2に示すようにスイッチレバー6が上方へ引き操作されると、トリガバルブ40がオンして作動エア通路2cがリザーバ3aから遮断される一方、大気開放される。作動エア通路2cが大気開放されると、ヘッドバルブ上室11aが大気開放されるため、ヘッドバルブ11が蓄圧室2bのエア圧により圧縮ばね13に抗して上方へ開かれる。ヘッドバルブ11が開かれると、蓄圧室2bの圧縮エアがピストン上室12aに流入し、これがピストン12の内周側上面に作用して当該ピストン12に対して圧縮エアが下動方向に作用する。図3では、圧縮エアの流れ(給排気)が白抜きの矢印で示されている。
ピストン上室12a内に流入した圧縮エアによってピストン12が下動し始める。ピストン12が下動し始めると、これと一体でエアモータ30が下動し始める。エアモータ30の下部側(エンドプレート34a)は、本体ケース2aに取り付けたシリンダ18内に気密に収容されている。シリンダ18の下部にはフロントクッション19が取り付けられている。このフロントクッション19の内周側にドライバピット7が挿通されている。シリンダ18の内周側であってエアモータ30の下方がピストン下室25に相当する。
図示するようにピストン下室25の受圧面積(エアモータ30の下面側面積)は、ピストン上室12aの受圧面積(ヘッドバルブ11の内周側面積)よりも大きくなっている。
ピストン下室25側の受圧面積が大きく設定されていることにより、ビス打撃時に当該打ち込み工具1が受ける反締め込み方向の反動が低減されるようになっている。
ピストン下室25は、フロントクッション19の内周側及び排気通路26を経て大気側に連通されている。排気通路26は、本体ケース2aの上部に至っている。図示するように、排気通路26には、排気バルブ20が介装されている。この排気バルブ20はリターン時に排気通路26の有効通気面積を狭めることによりその排気効率を低下させる機能を有している。
ピストン12の内周側には、エアモータ30のストローク軸部31が上下に相対移動可能に挿通されている。このストローク軸部31の上端部には、ストッパフランジ部32が設けられている。このストッパフランジ部32の下側には、4つのモータエア流入口33〜33が設けられている。ヘッドバルブ11が開かれてピストン上室12a内に流入した圧縮エアは、このモータエア流入口33〜33を経てストローク軸部31の内周側にも流入する。
モータエア流入口33〜33を経てストローク軸部31の内周側に流入した圧縮エアによってエアモータ30が回転し始める。エアモータ30は、そのストローク軸部31に対して偏心したモータケース部34を備えており、このモータケース部34の内周側に出力ベース36と複数枚のフィン35〜35を放射方向に変位可能に収容した公知の構成を備えている。出力ベース36は、軸受け36a,36bを介してモータケース部34に対して回転可能に収容されている。ストローク軸部31の内周側を経てモータケース部34内に圧縮エアが流入すると、これを各フィン35が受けることにより出力ベース36が回転し、これにより各フィン35が放射方向に往復動して給排気がなされる。図3に示すようにモータエアの排気は、本体ケース2aの側部に設けた排気口2dを経てなされる。
エアモータ30の出力ベース36の下端部には、出力ギヤ36cが形成されている。この出力ギヤ36cは、減速用の遊星ギヤ列37に連結されている。この遊星ギヤ列37のキャリア37aにドライバビット7が装着されている。キャリア37aは軸受け38を介してモータケース部34のエンドプレート34aに対して回転可能に持されている。
ピストン上室12aに流入する圧縮エアによりピストン12及びエアモータ30が一体で下動しつつ、当該エアモータ30が回転することにより、ドライバビット7が打ち込み通路4a内をビス締め付け方向に回転しつつ下動し、これにより打ち込み通路4a内に供給された1本のビスBがドライバビット7で打撃されるとともに締め付け方向に回転して締め込み材Wに締め込まれる。
本体ケース2aの下面には、ドライバビット7を案内するための案内スリーブ50が取り付けられている。この案内スリーブ50の内周孔50a内をドライバビット7が上下に移動可能かつ軸回りに回転可能に支持されている。案内スリーブ50の内周孔50aは、ドライバビット7をガタツキなくスムーズに挿通させるに足る内径に設定されている。図1に示すように当該打ち込み工具1の初期状態では、この内周孔50a内にドライバビット7の先端部(ビット部)7aが位置している。
この案内スリーブ50を間に挟んだ状態で本体ケース2aの下面に打ち込み案内部4が結合されている。
ドライバビット7は、打ち込み通路4a内に供給されたビスBの頭部を打撃してそのままビスBを締め込み方向に押し付けるための長尺な棒部材で、その軸方向中途位置にエア抜き部7bを有している。本実施形態では、ドライバビット7の外径5.0mmに対して外径4.75mmの細径部をこのエア抜き部7bとして設けている。このエア抜き部7bは、ドライバビット7の軸線方向一定の範囲について外径を0.25mmだけ細径化することにより設けられている。
ドライバビット7が案内スリーブ50の内周孔50a内を回転しつつ上下動することにより、ビスBの締め込み過程の中途において、上記エア抜き部7bが案内スリーブ50の内周孔50a内を通過する。図4に示すようにエア抜き部7bが案内スリーブ50の内周孔50a内に進入した状態では、ドライバビット7と内周孔50aとの間の円環形状の隙間(クリアランス)が片側で0.125mmだけ大きくなる。このため、ビスBの締め込み過程中途において、ピストン下室25内の圧縮エアがこのエア抜き部7bを経て外部(打ち込み通路4a内)に流出する。
ビスBの締め込み過程の中途(エアモータ30の下動途中)において、ピストン下室25がエア抜き部7bを経てエア抜きされるため、ピストン下室25内のエア圧が必要以上に高まることがない。反締め込み方向の抵抗として作用するピストン下室25内のエア圧が必要以上に高まることがないので、エアモータ30は回転しつつスムーズに下動してビスBの締め込みが迅速かつ確実に進行する。
また、ピストン下室25内のエア圧が必要以上に高まることがないので、エアモータ30ひいてはドライバビット7に作用する反締め込み方向の抵抗が抑制され、これによりドライバビット7の先端部7aがビスBの頭部に対して適切な押圧力で押し付けられていわゆるカムアウトが防止される。
エア抜き部7bの軸線方向の位置及び長さは適切に設定されている。これにより、ドライバビット7の下動に伴うエア抜き部7bの内周孔50aに対する進入、退出のタイミングが適切に設定されている。以下、ビスBの締め込み過程に沿って、エア抜き部7bの内周孔50aに対する進入、退出のタイミングについて説明する。
先ず、図1に示すようにスイッチレバー6を引き操作していない初期状態では、ドライバビット7の先端部7aが案内スリーブ50の内周孔50a内に位置している。従って、エア抜き部7bは、ピストン下室25内に位置しており、未だ内周孔50a内に進入していない。
前記したようにスイッチレバー6の引き操作によりトリガバルブ40がオンされると、ヘッドバルブ11が開かれてピストン12が下動し始める。ピストン12が下動し始めると、これと一体でエアモータ30が下動し始め、従ってドライバビット7が下動し始める。ピストン12が下動し始めることにより、ピストン下室25のエア圧が徐々に高められる。
ヘッドバルブ11が開かれてピストン上室12a内に圧縮エアが流入すると、ストローク軸部31の内周側に流入した圧縮エアによってエアモータ30が回転し始める。
また、ヘッドバルブ11が開かれてピストン上室12a内に流入した圧縮エアが、ストローク軸部31の上面に作用することによっても当該ストローク軸部31及びエアモータ30が一体で下動する。
ピストン12の下動により一体で下動するドライバビット7の先端部7aが、打ち込み通路4a内に供給された1本のビスBの頭部に打撃され、これによりビスBが締め込み材W(主として石膏ボードW1)に打ち込まれる。この段階で、ドライバビット7のエア抜き部7bは、未だ案内スリーブ50の内周孔50a内に至っていない。このため、ピストン12の下動に伴うエアモータ30の下動によりピストン下室25内のエア圧が高められて、ビス打ち込み時の反動が低減される。
ピストン12とエアモータ30が一体で下動して、ピストン12がその下動端位置に至った後、エアーモータ30が引き続き回転しつつ単独でさらに下動する。ピストン12の上部外周に設けたピストンストッパ部12bが本体ケース2aの中間ベース部2eの上面に当接することにより、ピストン12の下動端位置が規制されている。
図3に示すように、ピストン12が下動端に至ると、その周囲に設けた複数の補助通気孔12c〜12cと、中間ベース部2eの周囲に設けた複数の補助通気孔2f〜2fとが一致するため、ヘッドバルブ11及びピストン12の内周側への圧縮エアの供給量が一気に増加し、これによりエアモータ30が単独で下動しつつより一層高トルクで回転し始める。
このことから、ピストン12とその内周側に位置するストローク軸部31が二段階で軸方向にストロークする二段ピストンを構成している。先にピストン12が下動し、その後ストローク軸部31が下動する。この二段ピストンの下動によりエアモータ30が一体で下動し、これに伴ってピストン下室25内のエア圧が徐々に高められる。
ピストン12が下動端に至った後、ストローク軸部31がピストン12に対して相対的に下動し始めた段階で、ビスBのリードによる締め込み材W(主として木材地W2)に対する締め込みがなされる。
一方、エアモータ30により回転するビスBのリードによる木材地W2に対する締め込みが開始されると、ドライバビット7のエア抜き部7bが案内スリーブ50の内周孔50a内に進入し始める。図4に示すように案内スリーブ50の内周孔50a内に、より細径のエア抜き部7bが進入することにより、当該ドライバビット7と案内スリーブ50の内周孔50aとの間の隙間(クリアランス)が片側で0.125mmだけ大きくなる。このため、この段階で徐々に高められてきたピストン下室25内の圧縮エアが、エア抜き部7bと内周孔50aとの間の隙間を経て外部へ流出し始め、これによりピストン下室25内のエア圧の上昇が抑制され、若しくは低減される。
回転するビスBのリードによる木材地W2に対する締め込みがなされる段階で、ピストン下室25内の圧縮エアがエア抜き部7bを経て外部へエア抜きされることにより、ピストン下室25内のエア圧が必要以上に高めることが回避され、これによりエアモータ30ひいてはドライバビット7に対する反締め込み方向の反力(締め込み抵抗)が低減されて、ドライバビット7のビスBに対する適切な押し付け力が発揮され、その結果ビスBがそのリードによって迅速かつスムーズに締め込まれていく。
ピストン下室25のエア抜きは、エア抜き部7bが案内スリーブ50の内周孔50a内を下方へ向けて通過する間なされる。
図3に示すようにピストン12の下動停止後、エアモータ30が単独で下動することにより、そのストローク軸部31の上端部に設けたストッパフランジ部32がピストン12の内周側上面に当接して当該エアモータ30もその下動端位置に至る。
エアモータ30ひいてはドライバビット7が下動端位置に至る前の下動途中において、ドライバビット7のエア抜き部7bが案内スリーブ50の内周孔50a内から退出され、その後外径が5.0mmの基端部7cが内周孔50a内に進入して当該内周孔50aがほぼ気密に塞がれた状態となってピストン下室25内のエア抜きが停止される。このため、エアモータ30が下動端に至ってビットBの締め込みが完了した段階では、その後にピストン下室25内に流入する圧縮エアのエア圧が高められる。エア圧が十分に高められたピストン下室25内の圧縮エアは、その後にピストン12及びエアモータ30を上死点(初期位置)に戻すためのリターンエアとして利用される。
ストッパフランジ部32がピストン12の内周側上面に当接することにより、ピストン上室12aからエアモータ30への圧縮エアの供給が停止されて、当該エアモータ30の回転が停止される。この時点で、ビスBの締め込み材Wに対する締め込みが完了する。
ビスBの締め込み完了後に、使用者がスイッチレバー6の引き操作を解除すると、トリガバルブ40がオフして作動エア通路2cがリザーバ3aに連通される。作動エア通路2cがリザーバ3aに連通されると、作動エア通路2cを経て圧縮エアがヘッドバルブ上室11aに流入して、ヘッドバルブ11が圧縮ばね13によって下動し、これによりピストン上室12aが蓄圧室2b側から遮断されて当該ピストン上室12aへの圧縮エアの供給が停止される。こうしてヘッドバルブ11が閉じられと、ピストン上室12a内に閉じこめられた圧縮エアは、ピストン12及びエアモータ30を上死点に戻すためのリターンエアとして利用される。このことから、本実施形態の打ち込み工具1は、排気リターンタイプの打ち込み工具となっている。
本体ケース2aの上部には円筒形状の上部ベース部2gが設けられている。この上部ベース部2gによってヘッドバルブ上室11aが区画されている。この上部ベース部2gの内周側に、ヘッドバルブ11の上部に設けたストローク軸部11bが上下にストローク可能かつ気密に保持されている。このストローク軸部11bの上方であって上部ベース部2gの上部にはバルブストッパ14が取り付けられている。バルブストッパ14の下側であって上部ベース部2gの側部には複数の排気孔15〜15が設けられている。この全ての排気孔15〜15の外周側にはリング形の逆止弁16が取り付けられている。また、上部ベース部2gの周囲にはリターンエア通路17が連通されている。逆止弁16は、上部ベース部2gの内周側から排気孔15〜15を経てリターンエア通路17への圧縮エアの流れを許容し、その逆方向の圧縮エアの流れを遮断する。
図2,3,5に示すように、ヘッドバルブ11が上動してピストン上室12aが蓄圧室2bに対して開かれた状態では、ヘッドバルブ11のストローク軸部11bがバルブストッパ14に突き当てられてピストン上室12aが排気孔15〜15に対して気密に遮断された状態となる。これに対して、図1に示すようにヘッドバルブ11が下動してピストン上室12aが蓄圧室2bから遮断された状態では、ヘッドバルブ11のストローク軸部11bがバルブストッパ14から離間してピストン上室12aが排気孔15〜15側に連通された状態となる。このため、ヘッドバルブ11が下動してピストン上室12aに閉じこめられた圧縮エアは排気孔15〜15及び逆止弁16を経てリターンエア通路17内に流入する。
リターンエア通路17は、シリンダ18の下部であってフロントクッション19の外周側に設けたリターン孔18aを経てピストン下室25に連通されている。このため、排気孔15〜15及び逆止弁16を経てピストン上室12aからリターンエア通路17内に流入した圧縮エアは、このリターンエア通路17及びリターン孔18aを経てシリンダ下室25内に流入する。リターンエア通路17を経てピストン上室12aからピストン下室25に流入した圧縮エア(リターンエア)がエアモータ30のエンドプレート34aに作用し、これによって最終的にピストン12及びエアモータ30が下死点から上死点に戻される。エアモータ30が上動し始めた直後から、リターンエアの一部がフロントクッション19の内周側を経て排気通路26内に流入して排気される。
ヘッドバルブ11が閉じられてピストン上室12aに閉じこめられた圧縮エアが排気孔15〜15及び逆止弁16を経てリターンエア通路17内に流入すると、そのエア圧が作動孔23を経て排気バルブ20が絞り側に作動して排気通路26が絞られることにより排気効率が抑制された状態となる。
このように、排気通路26を従来よりも大径に形成してその排気効率を高めることにより従来では得られなかった大きな打撃力を出力可能とする一方、打撃完了後には排気バルブ20によって排気通路26の排気効率が抑制された状態となるため、ピストン下室25に流入したリターンエアの大部分がピストン12及びエアモータ30を上死点に戻すために消費され、従ってピストン12及びエアモータ30は確実に上死点に戻される。
ピストン下室25にリターンエアが流入すると、これがエアモータ30のエンドプレート34aに作用する。エンドプレート34aとストローク軸部31の上面との面積差により、先ずエアモータ30がリターンエア室25側のエア圧により上動する。エアモータ30がピストン12に対して上動すると、ストッパフランジ部32がピストン12の内周側上面から離間するため、ピストン上室12aがモータエア流入口33〜33を介してストローク軸部31の内周側に連通され、これによりピストン上室12aがモータエア供給路及び排気口2dを経て大気に開放される。一方、リターンエア通路17を経てピストン下室25に流入したリターンエアは、逆止弁16によってピストン上室12aへの逆流が防止されている。こうしてピストン上室12aが大気開放される一方、ピストン下室25にリターンエアが流入することによりエアモータ30がさらに上動する。
また、ピストン上室12aからモータエア流入口33〜33を経てモータエア供給路に流入した圧縮エア(モータ排気)の一部がピストン12の下面に作用するため、この時点でピストン12も上動し始める。
エアモータ30のストローク軸部31の周囲に設けたストッパワッシャ39が中間ベース部2eの下面に当接して当該エアモータ30が上死点に至る。こうしてエアモータ30が上死点に戻されるとともに、ピストン12がモータ排気により上動し、最終的にエアモータ30のストッパワッシャ39が下面に当接した状態で上動するエアモータ30で押されることにより上死点に戻される。
打ち込み具供給装置5のエア通路5aは、リターンエア通路17に連通されている。このため、打ち込み完了後、ピストン上室12aからリターンエア通路17に流入した圧縮エアの一部がエア通路5aを経て打ち込み具供給装置5に供給される。エア通路5aを経て供給された圧縮エアによって送りピストン5bが圧縮ばね5cに抗して後退する。ピストン下室25内のリターンエアが排気されると、送りピストン5bが圧縮ばね5cによって前進する。送りピストン5bには送り爪5d,5dが設けられている。送りピストン5bが前進すると、1本のビスBが送り爪5d,5dによって打ち込み通路4a内に供給される。
以上のように構成した本実施形態の打ち込み工具1によれば、ドライバビット7の軸線方向の一部について設けられたエア逃がし部7bを経てピストン下室25のエア抜きが適切なタイミングでなされることにより、当該ピストン下室25のエア圧がビス締め込み過程の一部について必要以上に高くなることが回避され、これによりピストン12及びドライバビット7の下動抵抗(エア圧)の高まりが抑制されてビスBの締め込みを迅速に行うことができるとともに、ビスBの頭部に対するドライバビット先端部7aの適切な押し付け力を確保していわゆるカムアウトを防止することができる。
エア抜き部7bの内周孔50aに対する進入のタイミングは、第2段ピストンであるストローク軸部31が第1段ピストンであるピストン12に対して相対的に下動し始める段階に設定されている。また、エア抜き部7bの内周孔50aからの退出のタイミングは、エアモータ30がその下動端位置に至る前に設定されている。このため、ビスBが石膏ボードW1を貫通して木材地W2に締め込まれ始める時点から木材地W2に完全に締め込まれる前までの間、当該エア抜き部7bが内周孔50a内を通過してピストン下室25内のエア抜きがなされる。ピストン下室25のエア抜きが適度になされることにより、ピストン下室25内のエア圧が高くなり過ぎることが回避されて、エアモータ30ひいてはドライバビット7の下動抵抗が低減されることにより、ビスBがそのリードにより迅速かつ確実に締め込まれていく。
その後、ビスBの締め込みが完了する直前で案内スリーブ50の内周孔50a内に基端部7cが進入して当該内周孔50aがほぼ気密に塞がれることにより、十分なエア圧の圧縮エアがピストン下室25内に貯留されてピストン12及びエアモータ30が確実に上死点まで戻される。
また、例示した実施形態によれば、ドライバビット7の軸線方向の一定範囲について径を小さくなる細径部を設けてエア抜き部7bとする構成であるので、当該エア抜き部7bを簡易かつ低コストに設けることができる。
さらに、エア抜き部7bを先端部7aと基端部7cの間に設けて、ビットBの締め込み途中の段階でピストン下室25のエア抜きをする構成としたことから、締め込み当初は先端部7aで内周孔50aを塞いでピストン下室25内のエア圧を高めることにより打ち込み時の反動を低減することができ、締め込み完了間際では基端部7cで再び内周孔50aを塞いでピストン下室25内に十分な圧力の圧縮エアを貯留して、これをリターンエアとして利用することができる。
また、ピストン12のピストン上室12a側の受圧面積よりも、エアモータ30のピストン下室25側の受圧面積が大きくなっていることによってもビス打撃時に当該打ち込み工具1が受ける反締め込み方向の反動を低減することができる。
さらに、本実施形態では、二段ピストンを構成するピストン12とストローク軸部31によりエアモータ30を下動させる構成となっている。先に下動する上段側のピストン12の下動によりドライバビット7の先端部7aがビスBの頭部に打撃されて、当該ビスBが締め込み材W(主として石膏ボードW1)に打ち込まれる。その後、下段側のストローク軸部31がピストン12に対して相対的に下動することにより、ビスBに対して締め込み方向の押し付け力が加えられる。
ストローク軸部31の相対的下動によりドライバビット7の先端部7aを介してビスBが締め込み方向に押し付けられる。この押し付け状態でビスBがエアモータ30により締め込み方向に回転することにより、当該ビスBがねじのリードにより確実かつ迅速に締め込まれていく。
このようにピストンが相互に時間差をおいて下動する上段ピストン(ピストン12)と下段ピストン(ストローク軸部31)に2分された二段ピストンであることにより、ビスBの締め込み材Wに対する確実な打ち込みと、その後のねじのリードによる当該ビスBの迅速かつ確実な締め込みを実現することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、ドライバビット7のエア抜き部7bとしてその軸回り全周にわたって径を小さくした細径部を設けた構成を例示したが、これに代えて例えばドライバビット7の外面に軸線方向に沿った溝部を設けてエア抜き部としてもよく、また平坦面を設けてエア抜き部としてもよい。これら溝部や平坦面によっても案内スリーブ50の内周孔50aとの間の隙間が大きくなってピストン下室25内の圧縮エアを逃がすことができる。
また、ドライバビット7の軸線方向におけるエア抜き部7aの位置、あるいはエア抜き部を設ける軸線方向の範囲(長さ)については、締め込み可能なビスBの長さ等の要因によって適宜変更することができる。
さらに、エア抜き部7bをドライバビット7の軸線方向中途位置であって、より大径の先端部7aと基端部7cとの間に設けた構成を例示したが、いずれか一方を省略することもできる。要は、ビスBの締め込み過程において、内周孔50aがほぼ気密に塞がれてピストン下室25内のエア圧が適度に上昇する状態と、エア抜き部を経てピストン下室25内の圧縮エアが外部に逃がされる状態とに切り換わる構成とすればよい。前者の状態は、ピストン下室25内のエア圧を高めてビス打ち込み時の反動を低減させたい段階で好ましく、後者の状態はドライバビット7の下動抵抗を小さくしてビットの締め込みを迅速かつ確実に進行させたい段階で好ましい。
また、打ち込み工具1としてエアモータ30を内装するビス打ち機を例示したが、この種のエアモータを備えない打撃作用のみの打ち込み工具であって、釘打ち機についても同様に適用することができる。
B…ビス
W…締め込み材
1…打ち込み工具
2…工具本体部
2a…本体ケース、2b…蓄圧室、2c…作動エア通路、2d…排気口
2e…中間ベース部、2f…補助通気孔、2g…上部ベース部
3…ハンドル部
3a…リザーバ、3b…バルブケース部、3c…バルブケース孔
4…打ち込み案内部、4a…打ち込み通路
5…打ち込み具供給装置
5a…エア通路、5b…送りピストン、5c…圧縮ばね、5d…送り爪
6…スイッチレバー
7…ドライバビット、7a…先端部、7b…エア抜き部、7c…基端部
8…コンタクトアーム
10…打撃機構部
11…ヘッドバルブ、11a…ヘッドバルブ上室
12…ピストン
12a…ピストン上室、12b…ピストンストッパ部、12c…補助通気孔
13…圧縮ばね
14…バルブストッパ
15…排気孔
16…逆止弁
17…リターンエア通路
18…シリンダ、18a…リターン孔
19…フロントクッション
20…排気バルブ
21…排気ピストン
22…圧縮ばね
23…作動孔
25…ピストン下室
26…排気通路
30…エアモータ
31…ストローク軸部
32…ストッパフランジ部
33…モータエア流入口
34…モータケース部、34a…エンドプレート
35…フィン
36…出力ベース、36a,36b…軸受け、36c…出力ギヤ
37…遊星ギヤ、37a…キャリア
38…軸受け
39…ストッパワッシャ
40…トリガバルブ
50…案内スリーブ、50a…内周孔

Claims (6)

  1. 圧縮エアを駆動源としてエアモータを下動させつつ回転させて、該エアモータに設けたドライバビットの先端部にセットしたビスを打撃しつつ回転させて締め込む打ち込み工具であって、前記ドライバビットの軸線方向の一部についてエア抜き部を設け、
    前記エアモータの下動途中において、ピストン下室の圧縮エアを前記エア抜き部を経て該ピストン下室の外部に逃がし、
    前記エアモータが下動端位置に至る前の段階で、前記エア抜き部による圧縮エアの外部への逃がしが停止される構成とした打ち込み工具。
  2. 請求項1記載の打ち込み工具であって、前記エア抜き部は当該ドライバビットの先端部を除く範囲に設けた打ち込み工具。
  3. 請求項1又は2記載の打ち込み工具であって、前記エア抜き部は当該ドライバビットの基端部を除く範囲に設けた打ち込み工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記ピストンの受圧面積について、ピストン上室側よりもピストン下室側が大きく設定された打ち込み工具。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記エア抜き部として、前記ドライバビットの軸線方向一部について径が小さい細径部を設けた打ち込み工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した打ち込み工具であって、前記ピストンは、時間差をおいて二段階で下動する二段ピストンであり、後から下動する下段ピストンの下動過程で前記エア抜き部を機能させる構成とした打ち込み工具。
JP2012282855A 2012-12-26 2012-12-26 打ち込み工具 Active JP5985383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282855A JP5985383B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 打ち込み工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282855A JP5985383B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 打ち込み工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014124713A JP2014124713A (ja) 2014-07-07
JP5985383B2 true JP5985383B2 (ja) 2016-09-06

Family

ID=51404664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012282855A Active JP5985383B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 打ち込み工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5985383B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11170180A (ja) * 1997-12-11 1999-06-29 Kanematsu Nissan Norin Kk ねじ打ち機
JP3744197B2 (ja) * 1998-04-22 2006-02-08 日立工機株式会社 圧縮空気ねじ締め機
JP4434848B2 (ja) * 2004-06-18 2010-03-17 株式会社マキタ 打込力切換え可能な固着具打込装置
JP4970154B2 (ja) * 2007-06-08 2012-07-04 株式会社マキタ ねじ打ち込み機
JP5047737B2 (ja) * 2007-08-31 2012-10-10 株式会社マキタ ねじ打ち込み機
US7802500B2 (en) * 2007-12-26 2010-09-28 Illinois Tool Works, Inc. Pneumatic fastener driving tool

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014124713A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5509770B2 (ja) 空気打込機
US20200156227A1 (en) Gas spring fastener driver
US7398647B2 (en) Pneumatically operated fastener driving tool
US6843400B1 (en) Pneumatic motor driving valve of screw nail gun
JP4752751B2 (ja) 打込機
JP4089569B2 (ja) 圧縮空気ねじ締め機
JP5620772B2 (ja) 打ち込み工具
JP2008068329A (ja) 留め具打込機
JP4964624B2 (ja) 打ち込み機
JP5985383B2 (ja) 打ち込み工具
JP5748104B2 (ja) 打込機
JP2007167986A (ja) 打込機
JP2014046424A (ja) 打込機
JP4320947B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP2008213107A (ja) ねじ打ち込み機
JP2005335064A (ja) エアシリンダ式空圧工具
JP4320944B2 (ja) エアインパクトドライバ
JP2006305706A (ja) 空気圧工具における圧縮空気の流入調整機構
JP4964623B2 (ja) ねじ打ち込み機
JP2013166198A (ja) 打込機
JP2006026786A (ja) 打込機
JP2008173767A (ja) エアダスタ
JP2603768Y2 (ja) 打込みネジ用施工工具
TW529981B (en) Air impact driver
JP4329255B2 (ja) エアインパクトドライバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160719

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160803

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5985383

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250