JP5660366B2 - 燃焼式ねじ締め機 - Google Patents

燃焼式ねじ締め機 Download PDF

Info

Publication number
JP5660366B2
JP5660366B2 JP2010134840A JP2010134840A JP5660366B2 JP 5660366 B2 JP5660366 B2 JP 5660366B2 JP 2010134840 A JP2010134840 A JP 2010134840A JP 2010134840 A JP2010134840 A JP 2010134840A JP 5660366 B2 JP5660366 B2 JP 5660366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
combustion
cylinder chamber
chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010134840A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012000683A (ja
Inventor
大森 康希
康希 大森
昇一 平井
昇一 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP2010134840A priority Critical patent/JP5660366B2/ja
Priority to US13/390,399 priority patent/US8960516B2/en
Priority to EP10763881.9A priority patent/EP2483037B1/en
Priority to PCT/JP2010/066462 priority patent/WO2011040315A1/en
Priority to CN201080011991.3A priority patent/CN102355984B/zh
Publication of JP2012000683A publication Critical patent/JP2012000683A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5660366B2 publication Critical patent/JP5660366B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/002Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose for special purposes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

本発明は燃焼式ねじ締め機に関する。
可燃性ガスの燃焼圧を動力源としてねじを締め付けるねじ締め機が特許文献1に開示されている。特許文献1では、ねじが工作物に接触するまで下降させるための動力源として、燃焼圧によるピストン推力を使用し、ねじの回転側の動力源として電気モータを使用している。この特許文献1に示されるねじ締め機では、ピストンが下死点に到達した後に電気モータでビットを回転させてねじ締付けを行っている。
WO2008/085465号公報
特許文献1に示された構造では、可燃性ガスによる燃焼圧の動力源の他に、ねじの回転側の動力源を電気として電気モータを別途用いている。可燃性ガスを用いるネジ打ち機においては点火プラグ、ガス撹拌ファン用モータの電源を備えるが、上述のようにネジ打ち用のモータを更に備えると消費電力量が大きくなり、容量の小さい電池では頻繁に充電をしなければならなくなり、作業性が悪くなるという欠点があった。容量の大きい電池とすれば充電頻度を減らせるが、電池が大きくなり工具本体の重量が重くなって操作性が悪くなっていた。この種のねじが締め付けられる電気モータ自体が重量物となって工具本体の重量が重くなり、操作性が悪化していた。また、前記に示すドライバビットが下死点に到達してから回転させてねじ締めを行う場合、ねじ締め中のねじ締め込み深さ分だけ、工具本体を移動させる(押し付ける)必要があり、この移動に係る労力は作業者の負担となって疲労を伴う作業となり使い勝手が悪かった。よって本発明は、可燃性ガスのみを使用してねじを締め付けることができる小形軽量の使い勝手の良い燃焼式ねじ締め機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、一端に開口すると共に該開口から他端に向けて穿設され該一端から該他端へと向かう方向を軸方向とする第一シリンダ室と、該第一シリンダ室に平行な第二シリンダ室とが形成されたシリンダと、該シリンダに設けられ、該シリンダの一端側と共に燃料が噴射される燃焼室を画成可能な燃焼室枠と、該第一シリンダ室に設けられ該燃料の燃焼に応じて該一端側から該他端側へと移動する第一ピストンと、該第二シリンダ室に設けられ該燃料の燃焼に応じて該一端側から該他端側へと移動する第二ピストンと、該第一ピストンに該軸方向と平行かつ該軸周りに回転可能に設けられ該第一ピストンから該他端側に向けて延出され、ネジを被打込材に締付けるためのドライバビットと、該ドライバビットに係合し該ドライバビットに回転力を付加する回転付加機構と、該第二ピストンに設けられると共に該回転付加機構と係合し該回転付加機構を動作させるロッドと、該第二ピストンの該一端側から該他端側への移動開始を、該第一ピストンの該一端側から該他端側への移動開始より遅延させる遅延手段と、を備え、該遅延手段は、該第一ピストンの該一端側から該他端側への移動中において該ネジが該被打込材に当接すると、該第二ピストンの該一端側から該他端側への移動を開始させることを特徴とする燃焼式ねじ締め機を提供する。
このような構成によると、ねじ締めの動力もガス等の燃料を用いることができ、新たな動力源を備えることが無く重量化を抑制することができる。また第一ピストンより第二ピストンの動作開始が遅いため、第一ピストンによるネジの工作物への押し付けが行われた後に初めてネジが回転し始めるようにすることができる。これにより、確実にネジが工作物にねじ込まれて作業性がよくなり、工作物の表面からネジ山が浮く等のねじの締め付け不足の発生が抑制される。ネジの締め付け不足が抑制されることにより、ネジ打ち機本体を工作物に更に押し付ける作業が抑制され、作業者に負担が掛かることが無く、作業性をよくすることができる。
上記構成の燃焼式ねじ締め機において、該燃焼室は一室構造であり、該第一シリンダ室と該第二シリンダ室とは該一室に連通していることが好ましい。
このような構成によると、燃焼室をそれぞれのシリンダに応じて備える必要がないため、ネジ打ち機の構成要素を減じることができ、小型化を図ることができる。
また該遅延手段は、該軸方向と交差する方向を突出・待避方向とするアクチュエータであり、該アクチュエータは、該ロッドが該一端側から該他端側へと移動する軌跡上に突出可能に構成されると共に、該第一ピストンの該移動開始より遅延して該軌跡上から待避することが好ましい。
また該遅延手段は、該第一シリンダ室内に突出可能な第一アーム及び該ロッドの軌跡上に突出可能な第二アームを備えて該シリンダに該軸方向と直交する軸で回動可能に装着されたストッパと、該ストッパと該シリンダとの間に介在する弾性体とであり、該ストッパは、該第一アームが該第一シリンダ室に突出した状態で該第二アームが該ロッドの軌跡上に突出する突出位置と、該第一アームが該第一シリンダ室から待避した状態で該第二アームが該ロッドの軌跡上から待避する待避位置との間で回動可能であると共に、該第一ピストンが該一端側から該他端側へと所定距離移動した状態で該第一アームが該第一ピストンと当接し該第一シリンダ室から待避する位置に配置され、該弾性体は、該シリンダに対して該ストッパを該待避位置から該突出位置に向けて付勢してもよい。
また該遅延手段は、該シリンダには、該第一シリンダ室と該第二シリンダ室とを連通する流路であり、該流路は、該第一シリンダ室に開口する第一開口と該第二シリンダ室に開口する第二開口とを有し、該第一開口は該第一ピストンが所定距離移動した後に該第一ピストンより軸方向一端側に位置するように配置され、該第二開口は該第二ピストンより軸方向一端側に位置するように配置され、該第二シリンダ室は、該流路を介してのみ該燃焼室と連通可能に構成されていてもよい。
本発明の燃焼式ねじ締め機によれば、小形軽量であり、かつ使い勝手がよくなる。
本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機の側面断面図。 図1のII-II線に沿った断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機のねじを打ち込んだ状態でのソレノイド周辺を示す部分断面図。 本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機のタイムチャート。 本発明の第二の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機の側面断面図。 本発明の第二の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機のねじを打ち込んだ状態でのストッパ周辺を示す側面断面図。 本発明の第三の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機の側面断面図。
以下、本発明の第一の実施の形態に係る燃焼式ねじ締め機について図1乃至図4に基づき説明する。燃焼式ねじ締め機であるねじ締め機1は、ハウジング2と、ハンドル3と、射出部に相当するノーズ部4と、マガジン5とを備えており、ネジ1Aにより下地上に石膏ボードを施工している。なお、ノーズ部4からハウジング2に向かう一端側方向を上方向と定義して上下方向を定義する。
ハウジング2は、主ハウジング21と、ボンべ収容部22と、ヘッドカバー23とから構成されている。主ハウジング21内には、シリンダ7と、燃焼室枠8と、シリンダヘッド9と、運動変換機構6とが設けられている。
シリンダ7は、略筒状に構成されており、それぞれ上端に開口すると共に上下方向と直交する断面が円形を成す第一シリンダ室7a、第二シリンダ室7bが上下方向と平行に穿設されて画成されている。第一シリンダ室7aの体積は、第二シリンダ室7bの体積よりも大きい。シリンダ7において第一シリンダ室7aを画成する部分の下端部には孔7cが形成され、第二シリンダ室7bを画成する部分の下端部には孔7dが形成されている。第一シリンダ室7aは孔7cを介して外部と連通しており、後述のドライバビット72が孔7cに挿通されている。第二シリンダ室7bは孔7dを介して外部と連通しており、後述のロッド76が孔7dに挿通されている。シリンダ7の上部(一端側)には燃焼室枠8の内周面8Aと接触するシール部7Aが設けられている。またシリンダ7の下部には燃焼室枠8を下死点側に付勢する図示せぬバネが設けられている。
第一シリンダ室7aには、第一ピストン71と、ドライバビット72と、支持部材73と、第一バンパ74とが配置されている。第一ピストン71が上死点に位置するときに、第一ピストン71はその上端がシリンダ7の上端面近傍に位置するように配置されている。第一ピストン71は略円板状に形成されており、複数のシール材を介して第一シリンダ室7aを画成するシリンダ7の内周面に当接して第一シリンダ室7a内を上室と下室とに区切っている。
ドライバビット72は、断面が多角形状(本実施の形態では正六角形)に形成され、上下方向に延びる棒状に形成されている。ドライバビット72の下端部はネジ1Aと係合可能に形状化されている。ドライバビット72は、その上端部が第一ピストン71下面に接続されると共に支持部材73によってドライバビット72の軸心周りに回転可能に支承され、その下端部が孔7cを貫通して第一シリンダ室7aの外部に延出している。またドライバビット72は、ピストン71が下死点近傍位置に移動した状態で、ネジ1Aと当接してネジ1Aを被打込材Pに打ち込める程度の長さになるように構成されている。
第一バンパ74は、第一シリンダ室7aの底部に位置している。第一バンパ74は、ゴム等の弾性材料によって構成され、第一ピストン71が下方に移動した場合に、第一ピストン71と孔7c周辺の壁部とが直接接触することを抑制し、後述のネジ1Aを打ち込んだ際に第一ピストン71の衝撃を吸収している。第一バンパ74に第一ピストン71が当接する位置を第一ピストン71の下死点と規定する。
第二シリンダ室7bには、第二ピストン75と、ロッド76と、第二バンパ77とが配置されている。第二ピストン75はその上端がシリンダ7の上端面近傍に位置するように配置されている。この位置が第二ピストン75の上死点となる。第二ピストン75の上面の面積は第一ピストン71の上面の面積に比べて小さい。この面積に比によって、ネジ1Aを下方に打込む力とネジ1Aを回転させる力の比を適切に設定することができる。本実施の形態においては、第一ピストン71の上面の面積を大きくすることで、ネジを下方に打込む力を大きくしている。第二ピストン75は略円板状に形成されており、複数のシール材を介して第二シリンダ室7bを画成するシリンダ7の内周面に当接して第二シリンダ室7b内空間を上室と下室とに区切っている。
ロッド76は、その下端部から上方に向けてラック76Aが所定長さ形成され、上端部が第二ピストン75の下面に接続されている。ロッド76の下部は、孔7dを貫通して第二シリンダ室7bの外部に延出している。ラック76Aは、第二ピストン75が上死点に位置している状態で、その下端が運動変換機構6と噛合するように構成されている。またロッド76において、第二ピストン75が上死点に位置している状態で、孔7dから第二シリンダ室7b外に出ている部分には、図2及び図3に示されるように、切欠き76aが形成されている。
第二バンパ77は、第二シリンダ室7bの底部に配置されている。第二バンパ77はゴム等の弾性材により構成され、第二ピストン75が下方に移動した場合に、第二ピストン75と孔7d周辺の壁部とが直接接触することを抑制し、ネジ1Aを打ち込んだ際の第二ピストン75の衝撃を吸収している。第二バンパ77に第二ピストン75が当接する第二ピストン75の位置を第二ピストン75の下死点と規定する。
シリンダ7には、第一シリンダ室7aの下部において、第一シリンダ室7aと外部とを連通させる排気穴7eが形成されている。排気穴7eは、主ハウジング21に形成される図示せぬ排気口と連通する。また排気穴7eには、第一シリンダ室7aから外部へ向かう方向にのみ排気を流通させる図示せぬ排気逆止弁が設けられている。さらに、排気穴7eを覆うように図示せぬ排気カバーが設けられている。
またシリンダ7において、第二シリンダ室7bの下側位置には、アクチュエータであるソレノイド78が設けられている。ソレノイド78は、突出・退避するプランジャ78Aを有している。プランジャ78Aは、図2及び図3に示されるように、突出した状態でロッド76の上下動の軌跡上に位置して切欠き76aに掛止され、ロッド76の下死点側への移動を妨げている。退避した状態においてプランジャ78Aは、ロッド76の上下動の軌跡から離間した状態を保つことができる。
燃焼室枠8は、両端が開口した円筒状に構成されており、その円筒内にシリンダ7が配置された状態でシリンダ7に対して上下動可能にシリンダ7の上端側に配置されている。燃焼室枠8の下部には後述のプッシュレバー41と接続される図示せぬ連結部材が一体に接続されている。燃焼室枠8及び図示せぬ連結部材は、図示せぬバネによりシリンダ7に対して下側へ付勢されている。燃焼室枠8の内周面8Aは、燃焼室枠8が図示せぬバネの付勢力に抗して上昇した場合に、その内周面8A全体に亘ってシール部7Aと当接するように構成されている。燃焼室枠8が上昇した場合は、燃焼室枠8の内周面8Aとシール部7Aとの当接部分において気密性が保たれる。
シリンダヘッド9は、燃焼室枠8の上方に配置されて主ハウジング21に固定されている。シリンダヘッド9の下面部分には、燃焼室枠8の上端部と当接するシール部9Aが設けられており、シール部9Aと燃焼室枠8の上端部内周面とが密着することにより燃焼室1aが形成される。具体的には、燃焼室枠8が上方へ移動して燃焼室枠8の上端部内周面とシール部9Aとが密着する時、第一ピストン71の上面と、第二ピストン75の上面と、シリンダ7の上面(一端側)と、燃焼室枠8と、シリンダヘッド9の下面とで燃焼室1aが画成される。燃焼室1aは、シール部9Aと燃焼室枠8の上端部内周面との密着及びシール部7Aと燃焼室枠8との密着により気密性が保たれている。
またシリンダヘッド9には、ファンモータ91と、点火プラグ92とが設けられており、後述のガスボンベ1Bから供給される可燃性ガスを燃焼室1a内に導入する燃料流路9aが形成されている。ファンモータ91は、回転軸が上下方向と平行となるようにかつその先端が燃焼室1a内に突出するように配置されており、シリンダヘッド9に保持されている。ファンモータ91は、図示せぬヘッドスイッチがオンになったとき、回転駆動を開始する。図示せぬヘッドスイッチは、主ハウジング21内に設けられており、後述のプッシュレバー41が被打込材Pに押し付けられ所定位置まで上昇したとき、即ち燃焼室枠8がシール部9Aと当接して燃焼室1aを画成した時にオンとなり、燃焼室枠8がストローク上端にあることを検出する。
ファンモータ91の回転軸の下方にはファン93が設けられており、ファン93は燃焼室内に配置されている。燃焼室枠8がシリンダヘッド9と当接する位置にあるときに、ファン93が回転することにより、空気と可燃性ガスとを攪拌混合させ、点火後に乱流燃焼を生じさせて燃焼を促進させるとともに、可燃性ガスが燃焼した排ガスを燃焼室内から好適に排出する。
点火プラグ92は、燃焼室1aの上部に位置するように配置されている。よって燃焼室1a内に供給された可燃性ガスに点火することが可能となっている。
運動変換機構6は、シリンダ7の下方に設けられており、第一傘歯車部61と第二傘歯車部62とから構成されている。第一傘歯車部61は上下方向と直交する方向を軸方向とする軸周りで回転可能に主ハウジング21に回転可能に支承され、軸方向一端側に第一傘歯車61Aを有し、軸方向他端側にピニオン61Bを有している。第一傘歯車61Aは第二傘歯車部62と噛合し、ピニオン61Bはラック76Aと噛合している。ピニオン61Bとラック76Aが噛合することにより、ロッド76の直線運動を第一傘歯車部61の回転運動に変換することができる。
第二傘歯車部62は、第一傘歯車部61に沿うと共に、ドライバビット72の上下動の軌跡上に配置され、上下方向を回転軸として回転可能にノーズ部4に支承されている。第二傘歯車部62は、第一傘歯車部61に噛合する第二傘歯車62Aを有している。第二傘歯車部62の回転中心には、その断面がドライバビット72の外形と略等しい多角形状(本実施の形態では正六角形)の孔62aが形成されており、ドライバビット72は第二傘歯車部62に対して上下動のみ可能に孔62aに挿通されている。このような構成により、ドライバビット72と第二傘歯車部62とは同軸的に回転する。
上述のようにロッド76が上下方向に移動することにより、ピニオン61Bがラック76Aと噛合して第一傘歯車部61が回転するので、第一傘歯車部61に噛合している第二傘歯車部62にもその回転が伝達される。これにより、第二傘歯車部62の中心に同軸一体回転するように挿通されているドライバビット72にも回転が伝達される。
ヘッドカバー23は、シリンダヘッド9の上方であって主ハウジング21の上端に設けられている。ヘッドカバー23には、複数の吸気孔23aが形成されており、この吸気孔23aによって新鮮な空気を燃焼室1a内に取り込むことができる。
ボンべ収容部22は、主ハウジング21の側部に上下方向に沿って併設されており、その内部にガスボンベ1Bを有している。ガスボンベ1Bは内部に可燃性ガスを貯留しており、プッシュレバー41の移動に伴ってシリンダヘッド9方向に傾斜可能であるように構成されている。またガスボンベ1Bは、その先端が燃料流路9aに接続されており、ガスボンベ1Bが主ハウジング21側に付勢された時に可燃性ガスを燃料流路9a内に一定量噴出している。
ハンドル3は、ボンベ収容部22から反主ハウジング21側に向かって延びており、トリガスイッチ31と、電池33が着脱自在に収容される電池収容部32とを備えている。トリガスイッチ31は、引かれることにより、シリンダヘッド9に設けられた点火プラグ92に通電し、燃焼室1a内の混合ガスに点火するスイッチである。
ハンドル3の下方には、マガジン5が設けられている。マガジン5は上下方向と直交すると共にハンドル3と同じ方向に延び、その内部には複数のネジ1Aが装填されている。マガジン5の内部は後述のノーズ部4の射出通路4aと連通している。マガジン5内には、複数のネジ1Aを射出通路4aに向けて付勢するフィーダ51が設けられている。マガジン5の背面側には、制御部35が設けられている。制御部35はタイマ等を内蔵しており、ソレノイド78と、トリガスイッチ31及び図示せぬヘッドスイッチとに接続され、これらのスイッチのON動作に応じて、所定時間経過後にソレノイド78を動作されている。
主ハウジング21の下方であってシリンダ7の下側には、被打込材Pに対向するノーズ部4が設けられている。ノーズ部4にはプッシュレバー41が上下動可能に装着されている。またノーズ部4には上下方向に貫通する射出通路4aが形成されており、この射出通路4a内にネジ1Aが配置されると共に下死点側に移動したドライバビット72が挿入される。
プッシュレバー41は、被打込材Pに当接する当接部41Aを有しており、図示せぬバネによってシリンダ7に対して下向きに付勢され、図示せぬ連結部材によって燃焼室枠8に接続されている。
次に、ねじ締め機1の動作について図4に示されるタイムチャートに基づき説明する。図1に示される非動作状態において、燃焼室枠8は図示せぬ連結部材を介してプッシュレバー41に接続されているので、燃焼室枠8の上端はシリンダヘッド9から離間している。このときに、燃焼室枠8の上端部とシリンダヘッド9との間に通気孔が形成される。また、第一ピストン71及び第二ピストン75は上死点に位置している。プッシュレバー41は、図示せぬスプリングによって下方に付勢されノーズ部4から下方に突出している。またプランジャ78Aが切欠き76aに掛止されており、これにより第二ピストン75が下死点側へ移動不能になっている。
この状態でハンドル3を把持し、プッシュレバー41を被打込材Pに押付けると、図示せぬ連結部材を介してプッシュレバー41と連接した燃焼室枠8が上昇し、T=T0において図示せぬヘッドスイッチがオン動作する。また燃焼室枠8の上端がシリンダヘッド9に当接することにより、燃焼室1aが密封された状態で画成される。プッシュレバー41の移動に伴ってガスボンベ1Bがシリンダヘッド9の方向に傾斜することにより、燃焼室1a内に可燃性液化ガスが燃料流路9aを通して一回だけ噴射される。
図示せぬヘッドスイッチがオンとなってファンモータ91に電力が供給され、ファン93の回転が開始する。これにより、噴射された可燃性ガスが燃焼室1a内の空気と攪拌混合される。
T=T1においてトリガスイッチ31をオンにすると、燃焼室1a内にある点火プラグ92がスパークし、混合ガスに着火して燃焼・膨張する。この燃焼・膨張した混合ガスはT=T2から第一ピストン71をドライバビット72と共に下死点に向けて移動させる。第二ピストン75については、T=T2の時点ではソレノイド78により下死点側への移動が抑制されている。
ソレノイド78には、制御部35により、図示せぬヘッドスイッチがオン動作しかつトリガスイッチ31がオン動作した時から所定時間(t31)経過後に通電され、プランジャ78Aがロッド76の軌跡上から退避する。この所定時間(t31)は、点火プラグ92がオン動作した後に第一ピストン71が動き始める時間(T2−T1)と、第一ピストン71が動き始めてからドライバビット72が射出通路41a内にあるネジ1Aの頭に当接し更にネジ1Aを押し下げて被打込材Pにネジ1Aのネジ先が当接するまでの時間(第一ピストン71が上死点から下死点近傍位置まで移動するのに掛かる時間:t32)とを足した時間を実験的に求めた時間である。
プランジャ78Aがロッド76の軌跡上から退避することにより、第二ピストン75及びロッド76が下死点に向けて移動し始める。ラック76Aと運動変換機構6のピニオン61Bとは、ロッド76が上死点にある状態で噛合しているため、第二ピストン75及びロッド76の下死点への移動開始と共に運動変換機構6を動作させることができる。
このようなタイミングで第二ピストン75を動作させることにより、被打込材Pにネジ1Aのネジ先が当接すると同時に運動変換機構6を動作させ、ドライバビット72を回転させることができる。即ちネジ1Aが被打込材Pと当接するまでは、ドライバビット72が回転することはなく、ネジ1Aが被打込材Pと当接して初めてドライバビット72に回転力が付加される。
運動変換機構6の回転量(回転数)は、ピニオン61Bに対するラック76Aの移動量(第二ピストン75の上死点から下死点までの移動量)に基づいているが、この移動量には限りがあるため、運動変換機構6の回転数にも限りがある。よって運動変換機構6の回転開始時期(第二ピストン75の移動開始時期)を、回転が必要になるネジ1Aの被打込材Pと当接する時期と一致させることにより、第二ピストン75の移動量を洩れなくネジ1Aの締め付けに係る回転量に変換することができ、ネジ1Aの頭まで被打込材Pに好適にねじ込むことができる。
シリンダ7内部及び燃焼室1a内部に残った燃焼ガスは、燃焼後であるため高温であり、その燃焼熱がシリンダ7の内壁、燃焼室枠8の内壁から吸収され、シリンダ7は高温になる。この吸収された熱は、シリンダ7及び燃焼室枠8の外壁表面から大気中に放散される。
第一シリンダ室7aでは、シリンダ7に燃焼ガスの燃焼熱が吸収されることにより燃焼ガスが急冷され、燃焼ガスの体積が減少して第一シリンダ室7aの上室の圧力が低下し、大気圧以下になる熱真空の状態となり、第一ピストン71が初期の上死点位置に引き戻される。第二シリンダ室7b内においても同様に第二ピストン75が初期の上死点位置に引き戻される。
そしてソレノイド78が退避する動作を行ってからT=t53経過後に、更にソレノイド78に通電し、プランジャ78Aを突出するように移動させる。このソレノイド78においてプランジャ78Aを突出させる動作に係る時間(t53)は、第一ピストン71及び第二ピストン75がそれぞれ初期位置に戻るのに必要な時間を予め実験等により算出しておき、ソレノイド78が退避動作を行ってから、第二ピストン75等が初期位置に戻るまでの時間より長くなるよう設定された時間である。このようにソレノイド78を動作させることにより、上死点に戻ったロッド76にプランジャ78Aが再び掛止され、第二ピストン75が下死点側へと移動することを再度抑制することができる。
その後、トリガスイッチ31をオフし、ねじ締め機1全体を持ち上げ、プッシュレバー41を被打込材Pから離すと、プッシュレバー41と燃焼室枠8が図示せぬスプリングの付勢により図1に示す位置へ戻る。
なお、トリガスイッチ31をオフした後、所定時間経過後にヘッドスイッチが切れるが、ファン93は一定時間回転し続けている。このとき燃焼室枠8の上方の図示せぬ通気孔を通じて、ファン93により空気の流れを発生させることで吸気孔23aから新鮮な空気を取り込み、主ハウジング21の図示せぬ排気口から燃焼後の空気を吐き出すことで、燃焼室1a内の空気を掃気する。その後ファン93が停止し初期の非作動状態となる。また射出通路4a内には、ドライバビット72が上死点側へと移動することにより、自動的にフィーダ51により新たなネジ1Aが供給されている。非作動状態になった後、上記過程を再度繰り返すことにより、順次ネジ1Aを打ち込むことができる。
このような構成のねじ締め機1によると、ねじ締めの動力もガスを用いているため、ネジ締め用の新たな動力源を備えることが無く、ねじ締め機1の重量増加を抑制することができる。また第一ピストン71より第二ピストン75の動作開始が遅いため、第一ピストン71によるネジ1Aの被打込材Pへの押し付けが行われた後に初めてネジ1Aが回転し始めている。これにより、確実にネジ1Aが被打込材Pにねじ込まれるので、作業性がよくなり、被打込材Pの表面からネジ1Aの頭が浮く等のネジ1Aの締め付け不足の発生が抑制される。ネジ1Aの締め付け不足が抑制されることにより、ねじ締め機1本体を被打込材Pに更に押し付ける作業を行う必要が無くなり、作業者に負担が掛かることが無く、作業性をよくすることができる。また一の燃焼室1aで第一ピストン71及び第二ピストン75を駆動しているため、第一シリンダ室7a、第二シリンダ室7bのそれぞれに専用の燃焼室を宛がう必要がない。これによりねじ締め機1の構成要素が増加することを抑制することができ、重量増加を抑制することができる。
次に本発明の第二の実施の形態に係るねじ締め機について図5及び図6に基づき説明する。図5に示されるねじ締め機101は、シリンダ7に形成された孔107a、ストッパ178及びバネ179に係る構成以外は、概ね第一の実施の形態に係るねじ締め機1と同じである。よって差異点のみ説明する。
シリンダ7において、第一シリンダ室7aを画成する壁には、孔107aが形成されている。この孔107aの位置は、図5及び図6に示されるように第二シリンダ室7b側であり、かつ図6に示されるように第一ピストン71が下死点近傍位置まで下がった状態で初めて第一ピストン71に重なると共に第一ピストン71が下死点に移動した状態で少なくとも第一ピストン71と第一シリンダ室7a内周面との間に位置するシール材よりも下側(下室側)になる位置に形成されている。
ストッパ178は、第一アーム178Aと第二アーム178Bとから略くの字型に形成されており、第一アーム178Aと第二アーム178Bとの接合部分を通り第一アーム178Aと第二アーム178Bとが延出される方向と直交する中心軸部178Cでシリンダ7に回動可能に固定されている。この中心軸部178Cは、その軸方向が上下方向と直交する方向に延出されている。図5に示されるように、第一アーム178Aは、その先端が孔107a内に挿入可能であり、孔107a内に挿入された状態で第一シリンダ室7aの内周面から突出可能である。第二アーム178Bは、第一アーム178Aが孔107a内に挿入された状態で、その先端がロッド76の上下動の軌跡上に位置して切欠き76aに掛止可能である。この第一アーム178Aが第一シリンダ室7aから突出する共に第二アーム178Bが切欠き76aと掛止する位置(図5におけるストッパ178の位置)を、ストッパ178の突出位置と規定する。またストッパ178が回動(図5の紙面上で反時計回りに回動)し、第一アーム178Aが第一シリンダ室7aから退避する共に第二アーム178Bがロッド76の上下動の軌跡上から退避する位置を退避位置と規定する。
バネ179は、ストッパ178とシリンダ7との間に介在する弾性体であり、退避位置から突出位置へと回動する付勢力をストッパ178に付加している。
次にねじ締め機101の動作について説明する。図5に示される被動作状態においてストッパ178は突出位置にある。この状態でプッシュレバー41を被打込材Pに押し付け、トリガスイッチ31を引くことにより、燃焼室1a内で燃焼が行われる。第一ピストン71は、上下動が規制されていないため、この燃焼と同時に下死点側へと移動する。第二ピストン75については切欠き76aに第二アーム178Bが掛止されているため、下死点側への移動が抑制され、被動作状態を保っている。図6に示されるように、第一ピストン71が下死点近傍位置まで移動すると、第一ピストン71が第一アーム178Aに接触して、第一アーム178Aを第一シリンダ室7aから押し出し、ストッパ178を退避位置へと移動させる。これにより、第二アーム178Bの切欠き76aへの掛止が外れ、第二ピストン75が下死点側へと移動する。
第二の実施の形態においても第一ピストン71が下死点近傍位置まで降りた状態(ドライバビット72がネジ1A頭に当接しネジ1Aを押し下げて被打込材Pにネジ1Aのネジ先が当接する状態)になって初めて第二ピストン75が動作しラック76Aが動き始めるため、ラック76Aの動作と同時にネジ1Aを締めることができ、第二ピストン75の運動量を好適にネジ1Aの回転動作に変更することができる。
第二の実施の形態のねじ締め機101によると、第一ピストン71の移動に基づき、第二ピストン75の動作を制御しているため、確実に第二ピストンの動作を第一ピストン71の動作に追従させることができる。また第二ピストン75の動作に電気的な構造を必要としないため、電池の容量を小さくすることができ、ねじ締め機101をより軽量化することができる。
次に本発明の第三の実施の形態に係るねじ締め機について図7に基づき説明する。図7に示されるねじ締め機201は、シリンダ7の形状以外は、概ね第一の実施の形態に係るねじ締め機1と同じである。よって差異点のみ説明する。
シリンダ7において、第二シリンダ室7bの上端側(燃焼室1aに臨む側)には、隔壁275Aが装着されており、第二シリンダ室7bと燃焼室1aとが直接連通することを防いでいる。またシリンダ7において第一シリンダ室7aと第二シリンダ室7bとの間には、流路207aが形成されており、流路207aを介して第一シリンダ室7aと第二シリンダ室7bとが連通している。
流路207aには、第一シリンダ室7aに開口する第一開口と第二シリンダ室7bに開口する第二開口とが規定されている。流路207aにおいて第一開口は、第一ピストン71が上死点から所定距離下死点側に移動した状態で、初めて上室(第一シリンダ室7a内空間における第一ピストン71より燃焼室1a側)と連通する位置、具体的には上死点と下死点との中間位置より上死点側の位置に配置されている。第一の実施の形態で説明したように、第一ピストン71が下死点近傍位置まで下がった状態で、ドライバビット72がネジ1Aを被打込材Pに押し付けるため、第一ピストン71がこの第一開口位置を通過した時から、ドライバビット72がネジ1Aを被打込材Pに押し付ける時まで一定の時間が掛かっている。また流路207aにおいて第二開口は常に第二シリンダ室7bの上室(第二ピストン75と隔壁275Aとの間の空間)と連通する位置に配置されている。
次にねじ締め機201の動作について説明する。図7に示される被動作状態から、プッシュレバー41を被打込材Pに押し付けトリガスイッチ31を引くことにより、燃焼室1a内で燃焼が行われる。第一ピストン71は、上下動が規制されていないため、この燃焼と同時に下死点側へと移動する。第二ピストン75については隔壁275Aによって燃焼室1aとの直接の連通は無いため、上死点に留まったままである。
第一ピストン71が流路207aの第一開口位置まで移動し、流路207aと第一シリンダ室7aの上室とが連通すると、第一シリンダ室7aの上室及び流路207aを介して第二シリンダ室7bの上室が燃焼室1aと連通し、第二シリンダ室7bの上室の圧力が第二シリンダ室7bの下室の圧力より高まって、第二ピストン75が下死点側へと移動し始める。
第二シリンダ室7bは、流路207aのみを介して第一シリンダ室7aの上室及び燃焼室1aに連通するが流路207aは、構造上の問題から大径にすることはできない。よって流路207aは小径であり流路207a内を流れる流体量も少なくなる。流路207a内を流れる流体量が少なくなることにより、流路207a内を流れる流体量に起因する第二シリンダ室7bの上室の圧力上昇も小さくなり、これに応じて第二ピストン75の下死点への移動開始時の速度も遅くなる。
しかし、流路207aが燃焼室1aと連通した時(第一ピストン71が第一開口位置を通過した時)からドライバビット72がネジ1Aを被打込材Pに押し付ける時(第一ピストン71が下死点近傍位置まで移動した時)まで一定の時間が掛かっているため、この一定の時間内に第二シリンダ室7bの上室の圧力を上昇させることができる。よって、第一ピストン71が第一ピストン71が下死点近傍位置まで移動した時には第二ピストン75が好適に下死点側へと移動することができ、ラック76及び運動変換機構6を動作させて好適にネジ1Aのねじ締めを行うことができる。
第三の実施の形態のねじ締め機201によると、第一ピストン71の移動に基づき、第二ピストン75の動作を制御しているため、確実に第二ピストンの動作を第一ピストン71の動作に追従させることができる。また第二ピストン75の動作の制御をシリンダ室の圧力制御のみによって行うことができる。よって第二ピストン75の動作制御に係る構成部品を必要とせず、より軽量化を図ることができる。
尚、上述の第一乃至第三の実施の形態では、ピストンを駆動するのに燃焼ガスの圧力上昇を用いる燃焼式ねじ締め機について説明したが、これに限らず、圧縮空気を用いて圧縮空気の圧力によりピストンを駆動する空気式のねじ締め機においても適用可能である。
1・・ねじ締め機 1A・・ネジ 1B・・ガスボンベ 1a・・燃焼室
2・・ハウジング 3・・ハンドル 4・・ノーズ部 4a・・射出通路
5・・マガジン 6・・運動変換機構 7・・シリンダ 7A・・シール部
7a・・第一シリンダ室 7b・・第二シリンダ室 7c・・孔 7d・・孔
7e・・排気穴 8・・燃焼室枠 8A・・内周面 9・・シリンダヘッド
9A・・シール部 9a・・燃料流路 21・・主ハウジング 22・・ボンベ収容部
23・・ヘッドカバー 23a・・吸気孔 31・・トリガスイッチ
32・・電池収容部 33・・電池 35・・制御部 41・・プッシュレバー
41A・・当接部
41a・・射出通路 51・・フィーダ 61・・第一傘歯車部 61A・・第一傘歯車
61B・・ピニオン 62・・第二傘歯車部 62A・・第二傘歯車 62a・・孔
71・・第一ピストン 72・・ドライバビット 73・・支持部材
74・・第一バンパ 75・・第二ピストン 76・・ロッド 76A・・ラック
77・・第二バンパ 78・・ソレノイド 78A・・プランジャ
91・・ファンモータ 92・・点火プラグ 93・・ファン

Claims (5)

  1. 一端に開口すると共に該開口から他端に向けて穿設され該一端から該他端へと向かう方向を軸方向とする第一シリンダ室と、該第一シリンダ室に平行な第二シリンダ室とが形成されたシリンダと、
    該シリンダに設けられ、該シリンダの一端側と共に燃料が噴射される燃焼室を画成可能な燃焼室枠と、
    該第一シリンダ室に設けられ該燃料の燃焼に応じて該一端側から該他端側へと移動する第一ピストンと、
    該第二シリンダ室に設けられ該燃料の燃焼に応じて該一端側から該他端側へと移動する第二ピストンと、
    該第一ピストンに該軸方向と平行かつ該軸周りに回転可能に設けられ該第一ピストンから該他端側に向けて延出され、ネジを被打込材に締付けるためのドライバビットと、
    該ドライバビットに係合し該ドライバビットに回転力を付加する回転付加機構と、
    該第二ピストンに設けられると共に該回転付加機構と係合し該回転付加機構を動作させるロッドと、
    該第二ピストンの該一端側から該他端側への移動開始を、該第一ピストンの該一端側から該他端側への移動開始より遅延させる遅延手段と、を備え、
    該遅延手段は、該第一ピストンの該一端側から該他端側への移動中において該ネジが該被打込材に当接すると、該第二ピストンの該一端側から該他端側への移動を開始させることを特徴とする燃焼式ねじ締め機。
  2. 該燃焼室は一室構造であり、
    該第一シリンダ室と該第二シリンダ室とは該一室に連通していることを特徴とする請求項1に記載の燃焼式ねじ締め機。
  3. 該遅延手段は、該軸方向と交差する方向を突出・待避方向とするアクチュエータであり、
    該アクチュエータは、該ロッドが該一端側から該他端側へと移動する軌跡上に突出可能に構成されると共に、該第一ピストンの該移動開始より遅延して該軌跡上から待避することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃焼式ねじ締め機。
  4. 該遅延手段は、該第一シリンダ室内に突出可能な第一アーム及び該ロッドの軌跡上に突出可能な第二アームを備えて該シリンダに該軸方向と直交する軸で回動可能に装着されたストッパと、該ストッパと該シリンダとの間に介在する弾性体とであり、
    該ストッパは、該第一アームが該第一シリンダ室に突出した状態で該第二アームが該ロッドの軌跡上に突出する突出位置と、該第一アームが該第一シリンダ室から待避した状態で該第二アームが該ロッドの軌跡上から待避する待避位置との間で回動可能であると共に、該第一ピストンが該一端側から該他端側へと所定距離移動した状態で該第一アームが該第一ピストンと当接し該第一シリンダ室から待避する位置に配置され、
    該弾性体は、該シリンダに対して該ストッパを該待避位置から該突出位置に向けて付勢することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃焼式ねじ締め機。
  5. 該遅延手段は、該シリンダには、該第一シリンダ室と該第二シリンダ室とを連通する流路であり、
    該流路は、該第一シリンダ室に開口する第一開口と該第二シリンダ室に開口する第二開口とを有し、該第一開口は該第一ピストンが所定距離移動した後に該第一ピストンより軸方向一端側に位置するように配置され、該第二開口は該第二ピストンより軸方向一端側に位置するように配置され、
    該第二シリンダ室は、該流路を介してのみ該燃焼室と連通可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の燃焼式ねじ締め機。
JP2010134840A 2009-09-30 2010-06-14 燃焼式ねじ締め機 Expired - Fee Related JP5660366B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010134840A JP5660366B2 (ja) 2010-06-14 2010-06-14 燃焼式ねじ締め機
US13/390,399 US8960516B2 (en) 2009-09-30 2010-09-15 Fastener driving tool
EP10763881.9A EP2483037B1 (en) 2009-09-30 2010-09-15 Fastener driving tool
PCT/JP2010/066462 WO2011040315A1 (en) 2009-09-30 2010-09-15 Fastener driving tool
CN201080011991.3A CN102355984B (zh) 2009-09-30 2010-09-15 紧固件驱动工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010134840A JP5660366B2 (ja) 2010-06-14 2010-06-14 燃焼式ねじ締め機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012000683A JP2012000683A (ja) 2012-01-05
JP5660366B2 true JP5660366B2 (ja) 2015-01-28

Family

ID=45533284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010134840A Expired - Fee Related JP5660366B2 (ja) 2009-09-30 2010-06-14 燃焼式ねじ締め機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5660366B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4368715B2 (ja) * 2004-03-25 2009-11-18 株式会社マキタ ねじ打込装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012000683A (ja) 2012-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8960516B2 (en) Fastener driving tool
JP5360692B2 (ja) 燃焼式打込機
JP4877457B2 (ja) ガス燃焼式打込み工具における釘送り作動遅延機構
JP4984779B2 (ja) ガス燃焼式打込み工具
JP2006315102A (ja) ガス燃焼式打込み工具
JP4788228B2 (ja) ガス燃焼式打込み工具における燃焼室保持機構
JP2007245303A (ja) 打込機
WO2006040911A1 (ja) 動力駆動釘打機
JP4780282B2 (ja) ガス燃焼式打込み工具におけるファスナー送り作動遅延機構
US8490516B2 (en) Screw driving machine having combustion-type power mechanism and electric power mechanism
JP5590505B2 (ja) 打込機
JP5660366B2 (ja) 燃焼式ねじ締め機
JP5403351B2 (ja) 打込機
JP5011900B2 (ja) ガス燃焼式打込み工具の燃焼室の開閉機構
JP5344246B2 (ja) 打込機
JP2011073110A5 (ja)
JP5382442B2 (ja) 燃焼式ネジ打ち機
JP5549867B2 (ja) 燃焼式ねじ締め機
JP2011073095A (ja) 打込機
JP2011073109A (ja) 打込機
JP2009012114A (ja) ガス燃焼式打込み工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140911

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5660366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees